JPS62503017A - 皿洗い補助装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皿洗い補助装置 発明の背景 過去数十年にわたり小さなアパートその他の家屋を建造する傾向が見られ、その 建設費を節減するために皿洗い専用のシンクを省略し、単一のシンクのみを有す る流し台を設置するのが一般的とされるに至っている。

そして従来は、単一のシンクのみを有する流し台において皿の洗浄と洗浄ずみの 皿のすすぎとを同時に行うことは事実上不可能とされていた。すなわち、皿等の 物品は先ず洗浄してからカウンタートップまたはサイドテーブル上に載せ、シン クから石けん水を排出し、各物品を空のシンクに移して重ねた後に順次にずずぐ ことが必要とされていた。

カウンタートップまたはサイドテーブルからは石けん水を拭きとり、すすぎの完 了した物品をその上に再び載せてから各物品をタオルでぬぐって乾燥させるのが 通常の手順である。

本発明は、上述の手順に従う必要なしに皿を洗浄し、すすぎ及びぬぐい乾燥可能 とするものである。

従来技術の説明 従来既知の装置の大部分は、銀器を皿と分離するラックを具え、そのラックから 直接排水口に至る流路と、シンクから排水口に至る別の流路とを有している。こ れらの装置は、すすぎの簡便性に着目したものであり、本発明の概念とは無関係 である。かかる装置は、例えば米国特許第３゜３３３，２８３号、同第３，３７ ７．６３４号および同第２．６７１，０９０号各明細書に開示されている。シン ク内の水を保持し、シンクの排水を必要とぜずに水を流しうる構成としたユニッ トを開示する特許もある。しかし、その使い勝手は制約されており、これに対し て本発明はかかる制約を受けないものである。なお上記ユニットを開示するもの は米国特許第４．１２８，９０５号明細書であり、その既知の装置は排水口のス トッパーをも有している。

発明の開示 本発明は皿等の洗浄に供する装置に関し、特に洗浄に際して洗浄水をシンク内に 保持した状態ですすぎ水を装置を通して排水口まで直接流出させる構成とするも のである。

本発明の特記すべき目的は、可動部材を側方偏倚位置まで移動させてシンク内の 皿に対して容易に接近することができ、８皿を洗浄した後に可動部材を吐水口の 下方位置に容易に位置決めし、吐水口からのすすぎ水を洗浄ずみの朋に受けてす すぎを行うと共にすすぎに供した水を排出し、皿をタオル等で拭いてから可動部 材を所定位置まで移動させて次の皿または別の物品を洗浄用の石けん水から取出 しうる構成とした新規な装置を提案することにある。

本発明は底部部分と上側部分とを具える皿洗い洗浄装置を提案し、各部分にネッ ク部により限定される流路を設け、ネック部を垂直方向に同軸的に整列配置し、 かつ、テレスコープ状に協働させることにより、装置を底部部分が排水口を包囲 するようにシンクの底壁に取付けたときに両部分を、シンクの深さに応じて垂直 方向に調整可能とするものである。

また、本発明は漏斗形状を呈する頂部および底部部分を有する装置を提案し、各 部分にネック部を偏心的に配置すると共に両部分を相対移動可能に同軸結合し、 装置をシンク内に取付けたときに底部部分がシンクの底壁をシールし、かつ、頂 部部分はすすぎ水を導入しうるように吐水口の下方位置まで枢動可能とし、さら に側方偏倚位置まで枢動させてシンク内の石けん水から皿を容易に取出し可能と するものである。

本発明の他の目的は、可撓性材料よりなる新規なすすぎ装置を提案し、その装置 に上下を入替えて使用することのできる漏斗状部分を設けてその一方を底部部分 とすると共に他方をすすぎ水の受け部材とし、上記各部分に外周原状リムを設け 、下側部分のリムをシンクの排水口を包囲するごとくシンクの底壁に着座させう るものとし、シンクに下側部分を着座させたときに下側部分のＬ面に作用するシ ンク内の洗浄水の静水圧によって下側部分のリムを撓み変形させてシンク底壁の 勾配を有する表面形状に適合させようとするものである。

さらに本発明は、同一の漏斗形状を呈する部材を提案し、各部材に可撓性リムと 中空ネック部とを有する浅い漏斗状本体を設け、その本体をネック部から半径方 向に延在するように形成された複数のリブならびにリブの間で本体に形成した複 数の水はね防止素子によって補強しようとするものである。

また本発明は、はぼ同一形状の頂部および底部部材を有する装置を提案し、両部 材に排水ネック部を設けると共にこれらネック部を同軸的に整列させ、かつ、ス リーブによって結合可能として両部材を相互に枢動および軸線方向に調整変位可 能とするものである。

本発明の一実施例では、ポリエチレン、ポリウレタン等のプラスチック樹脂材料 、または同等なエラストマ材料よりなる部材の外周リムに真空溝を形成し、材料 を変形させることによって装置をシンクにおける平滑な底壁に密着させる連続し た外周環状真空カップを形成するものである。

本発明による前記およびそれ以外の目的および利点を以下、より具体的に図面に つき説明する。図面において：第１図は本発明装置をシンクに取付け、上側部分 がすすぎ位置にあり、使用者が皿を吐水口からのすすぎ水ですすいでいる状態を 示す斜視図； 第２図は排水口および水面を破線で示す装置の斜視図；第３図は旋回操作を矢印 で示す装置の平面図；第４図は第３図の４−４線に沿う縦断面図；第５図は本発 明の第２実施例の要部を一部省略して示す縦断面図； 第６図は本発明の第３実施例の平面図であって、パターンが円周方向に反覆され ていることを想像線で表したもの；第７図は第６図の７−７線に沿う横断面図； 第８図は第６図の８−８線に沿う円周方向の横断面図である。

第１図〜第４図の実施例の説明 以下図面につき説明すると、本発明は、トップカウンタによって支持されたリム ２が矩形のシンク３を包囲する台所用流し台１に適用しうるものである。吐水口 ４はリム２の上方に取付けられ、シンク３上に延在する配置とされている。

シンクは垂直な側壁５と、一体の底壁６とを有しく第４図参照）、その底壁には 通常はシンクの側壁から等間隔だけ離間させて排水ロアが形成されている。底壁 ８は、排水口に向けて僅かな勾配を有し、平坦な頂面１０を形成するものである が、これはステンレス製のシ゛ンクにおいて慣用的な事項である。

洗浄装置（洗浄ユニット）１２は、同一の漏斗形状を呈する頂部および底部部材 １’４．１６を具え、これらを便宜的に上側排水部または導水部１４および下側 底部１６とする。

洗浄装置における上記各部材は、環状本体１８と、外周フランジまたはリム２０ とを具え、そのリムは一体のネック部２２の軸線Ｘ−Ｘに対して垂直に延在する ものである。

ネック部２２は環状本体の突出側２４より突出させ、かつ、本体の一側における よりもその直径対向側においてリムにより近接するように偏心配置する。ネック 部と、これより離間した側におけるリムとの間における大径スパンを補強するた め、３本のチャンネル状リブ２７を整列させて設け、これらのリブによりトラフ 状の排水チャンネル２９を形成する。これらの排水チャンネルは、頂部部材にお けるものを上側に、また底部部材におけるものを下側にそれぞれ向けて配置する 。リブ２９の内端３０をネック部２２内に開口させ、外端３２はリムより半径方 向に所定量だけ離間させて配置する。そして外端とＩＪ　Ａとの間隔は、本体お よびリムの周縁部材３４の可撓性が損なわれず、しかも本体を十分な長さにわた って補強しうるように定めて本体が所期の機能を発揮しえなくなる程度に変形す るのを阻止する。

すなわち、底部部材の本体がシンク内に装着されたときにシンク内を充満する水 ３５（第２図）の静水圧によってつぶされ、その結果として石けん水が流出する のを防止すべきだからである。シンク内の水の静水圧荷重は、底部部材をシンク の底壁頂面１０に対して緊密に適合着座させ、かつ石けん水が排水口に向けて漏 出しないようにシールするものである。

頂部および底部部材のネック部を同軸的に、すなわち垂直方向に整列させて配置 し、円筒状スリーブ４０の内孔３８の両端に嵌合させる。頂部および底部部材は 軸線Ｘ−Ｘを中心として相対枢動可能とし、かつ該軸線に沿い相互に接近または 離間する方向に変位可能としてシンクの異なる深さに適合させうる構成とする。

上述の実施例によれば、頂部および底部部材を相対枢動可能としたので、頂部部 材をシンク内で比較的容易に一側に偏倚させて汚れた皿に接近することができる 。そして皿を、シンク内の石けん水で洗浄してから頂部部材よりも上方に持上げ 、引続いて頂部部材を第１図に示されたすすぎ位置まで旋回させる。さらに、石 けん分の付着している洗浄ずみの皿上に吐水口からの水を流してずずぎを行い、 すすぎに供された水を石けん水に混入させることなく排水口に到達させるのであ る。シンク内の次の皿について処理を行うためには、頂部部材を再び旋回させ、 前述の要領で洗浄およびずずぎを反復すれば良い。

なお各環状本体１８にお（プるリブ２７の外端の相互間に一連の水はね防止部材 ４４を配置して、水がリムを超えて外方に向ｌｊではねるのを阻止すると共に、 本体１８をさらに補強する構成とする。

第５図の実施例の説明 第５図は若干の変更を加えた底部部分５０を示しており、前述の実施例について 用いたと同一の参照数字は対応する要素を表わすものである。底部部分５０には Ｕ字形状の真空溝５２を周縁部に設け、この円周部は内外の環状フランジ５４． ５６を各上端で屈曲部５８によって結合することにより限定する。両フランジの 下縁６０．６２をシンクの底壁における平坦な湿潤頂面８に対して着座させ、か つ、気密に係合させつる構成とし、その気密係合に際しては真空溝が形成された 周縁部６５をシンクの表面８に押圧し°Ｃ真空密着を生じさせるものとする。フ ランジは静水圧によって底壁との気密係合状態に保たれて漏洩を防止する。すな わち、２つのフランジ５４．５６は可撓性を有する薄肉のものであるので真空密 着状態が損なわれたとしても排水口からの水をせき止める機能を発揮しつづける ものである。

第６図〜第８図の実施例の説明 本実施例において、前述の両実施例について用いたと同一の参照数字は対応する 要素を表わすものである。

本実施例では本体１００を半径方向に溝を形成したコルゲート状のものとし、多 溝１０１はほぼ平坦な底壁部分１０２と、その側縁において外向きに拡開する一 対のウェブ１０３とにより限定する。そして隣接するウェブ１０３を半径方向に 延在する頂辺１０４において接合して溝付きの本体の補強に供する。

各溝内には半径方向に段差をつけた一連の水はね防止部材１０５を配置し、その 各々に僅かな傾斜を有する外側のウェブ１０６を形成する。このウェブは本体の リムに向けて頂点１０７から傾斜してリム方向に存在する所定の一点１０８まで 幅を狭めつつ移行するものである。ウェブ１０６の内縁は下向きに急傾斜を有す る壁１０９に接合し、その壁は両縁において関連する溝のウェブ１０３と接合す る。

かかる構造により一連の段付き水はね防止部材が限定されるので、すすぎ水は上 端の水はね防止部材から筋状に連なる下流側の水はね防止部材を超えて流下する 。本実施例においてもネック部２２はスリーブ１１２に沿って嵌合変位可能とし 、そのスリーブはネック部２２に緊密に嵌合させると共に外周にリブ１１４を形 成して当該スリーブをネック部の対向端縁と当接させることにより位置決め可能 とする。

頂部および底部部材は同一形状のものとするのが在庫管理および生産技術面から は有利であることは勿論である。

しかし両部材を異なる形状とし、相互に嵌合変位させうる管状ネック部を形成し て別体のコネクタスリーブを省略しうる構成としても良い。

本発明は、上述の構成のみに限定されるものではなく、その範囲内で種々の態様 をもって実施しうろことは言うまでもない。

Ｃｏｎ５ｏｌｉｄａｔｅｄ　５ｅｓｘｃｈ　ＲｅｐｏｒｔＣｏｎｓｏｌｉｄａｔ ｅｄ　５ｅａｒｃｈ　ＲｅｐｏｒｔＣｏｎ５ｏｌｉｄａｔｅｄ　５ｅａｒｃｈ　 Ｒｅｐｏｒｔ

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．単一のシンクを有するキッチン用の流し台において皿等の物品の洗浄および すすぎに供する装置であって、前記シンクが側壁と、排水口を有する底壁とを具 え、かつ、洗浄水を貯めて汚れた皿等の物品を該洗浄水に浸漬して洗浄すること ができ、さらに、すすぎ用の水を選択的に吐出しうる吐水口がシンクの上方に配 置されている流し台を対象としており、しかも前記装置が、一対の相互に重ね合 わせて配置された部材と、排水流路を有し、かつ、前記両部材を調整可能に結合 する手段とを具え、前記両部材の少なくとも一方が前記排水口をシンク内の洗浄 水に対して封止するように構成配置され、前記両部材の他方が洗浄水の水面より も上方に延在させうる容器を具え、該容器は前記排水流路および前記一方の部材 を経て前記排水口まで排水可能であり、かつ、前記洗浄水より引上げた皿等の物 品上を流れる前記吐水口からの水を導入しうるように該吐水口の下方に選択的に 位置決め可能であることを特徴とする洗浄補助装置。
2. ２．請求の範囲第１項記載の補助装置において、前記両部材は、ほぼ同一の円錐 形状構体であることを特徴とする補助装置。
3. ３．請求の範囲第２項記載の補助装置において、前記各構体は、前記排水流路と 連通する排水開口を円錐の頂点領域に有する本体部分を具えることを特徴とする 補助装置。
4. ４．請求の範囲第３項記載の補助装置において、前記本体部分は、すすぎ水が本 体部分の周辺部を超えてシンク内に流入するのを阻止する水はね防止素子を具え ることを特徴とする補助装置。
5. ５．請求の範囲第１項記載の補助装置において、前記結合手段は、前記両部材に 対して偏心的に配置されていることを特徴とする補助装置。
6. ６．請求の範囲第１項記載の補助装置において、前記各部材は、比較的薄肉の可 撓性プラスチック材料よりなることを特徴とする補助装置。
7. ７．キッチン用の流し台におけるシンク内に配置されて洗浄液の溶液がシンク底 部の排水口から排出されるのを阻止する皿洗い補助装置であって、浅い円錐形状 を呈し、その円錐の頂点領域が偏心的に配置されて流体の排出流路を包囲する本 体と、可撓性のある外周環状リムと、前記頂点領域より延在する内周管状ネック 部とを有する部材を具えることを特徴とする補助装置。
8. ８．請求の範囲第７項記載の補助装置において、前記リムに関連して配置されて 、前記排出流路の周りにおけるシンクの底壁に密着しうる真空手段を具えること を特徴とする補助装置。
9. ９．請求の範囲第７項記載の補助装置において、前記本体には前記リムと前記頂 点領域との間に複数の補強手段が設けられていることを特徴とする補助装置。
10. １０．請求の範囲第７項記載の補助装置において、前記本体に形成した複数の水 はね防止手段を具え、前記補強手段は前記水はね防止手段の側面領域に隣接する 半径方向溝を具えることを特徴とする補助装置。
11. １１．請求の範囲第９項記載の補助装置において、前記補強手段が前記リムおよ びネック部の間で半径方向に延在するリブを具え、そのリブの端部がリムより半 径方向内方に離間配置されてリムを関連するシンクの底壁に対して適合変形可能 とすることを特徴とする補助装置。
12. １２．請求の範囲第７項記載の補助装置において、前記ネック部より半径方向に 延在する複数の溝を具え、これらの溝内における名水はね防止手段が上方に向け て一点に収束する一対の傾斜壁を有し、その傾斜壁の一方がリムに向けて比較的 僅かな傾斜角をもって延在し、傾斜壁の他方はネック部に向けて比較的大きな傾 斜魚度をもって延在することを特徴とする補助装置。
13. １３．請求の範囲第７項記載の補助装置において、前記部材は一対の同一部材の 一つであり、スリーブがこれら両部材の管状ネック部を同軸的に結合し、前記岡 部材の一つは所定の使用位置では補助装置の上端における排水部材として機能さ せることができ、上下を入替えたときにはシンクの底壁に着座させて前記同一部 材の他方の支持体として機能させることができ、かつ、シンク内の静水圧を作用 させる広い上向き面を面するものであることを特徴とする補助装置。
14. １４．請求の範囲第１３項記載の補助装置において、前記リムは前記シンクに密 着させた状態でほぼ水平に延在するものであることを特徴とする補助装置。
15. １５．請求の範囲第１３項記載の補助装置において、前記スリーブおよびネック 部が円周方向および軸線方向に調整しうるように相対摺動可能であることを特徴 とする補助装置。
16. １６．排水口を有するシンクと、すすぎ水を吐出するようにシンクの上方に配置 された吐水口とを有するキッチン用の流し台に取付ける皿洗い補助装置であって 、上側および下側部材を具え、下側部材が排水口のカバーとしてシンク内の洗浄 水が排水口内に流出するのを阻止し、上側部材は吐水口からのすすぎ水を導入す る手段を形成し、さらに、前記両部材を結合すると共にすすぎ水を下側部材を経 て排水口に至らしめる流路を形成する手段を具え、上側部材は垂直軸線を中心と して調整可能として吐水口の下方位置と、これより離間した位置との間で位置決 め変位させうる構成としたことを特徴とする補助装置。
17. １７．請求の範囲第１６項記載の補助装置において、少なくとも上側部材が、非 対称円錐形状を呈し、かつ、その円錐の頂点領域が前記結合手段と同軸的に配置 される本体を有することを特徴とする補助装置。
18. １８．請求の範囲第１７項記載の補助装置において、前記両部材が同一構造のも のであることを特徴とする補助装置。
19. １９．請求の範囲第１８項記載の補助装置において、前記各部材が本体にその頂 点領域より半径方向に延在する一連の溝を有することを特徴とする補助装置。
20. ２０．請求の範囲第１９項記載の補助装置において、前記各部材の本体が補数の 水はね防止手段を有することを特徴とする補助装置。