JPS62502269A - 削岩機の打撃穿孔頂部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 削岩機の打撃穿孔頂部 本発明は、打撃穿孔頂部の端面が多数の硬質合金ピンを備え゛ており、それぞれ 複数のビンが１つの組にまとめられ、こうして形成された組が少なくとも周方向 に互いに間隔を置きかつ流れ媒体通路により互いに分離されており、さらに流れ 媒体出口として端面のほぼ中央範囲に少なくとも１つの、通路へ開口する軸線方 向通路が設けられている、削岩機の打撃穿孔頂部に関する。

この種の穿孔頂部は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第２７３３３００号 明細書から公知である。

２つの部分から成る、この公知の穿孔頂部において、例えば硬質合金ビンの形を した切断挿入片が組ごとに設けられており、これらの組は、半径方向に延びまた は場合によっては回転方向に少し曲げられた流れ媒体通路により互いに間隔を置 いて配置されている。

片がたまり、その結果推進の際の穿孔時間が比較的長くなる。

なぜならばこれらの破片がまず小さく粉砕されなければ、これらの破片を流れ媒 体によって流れ媒体通路を通って外部へ排出することができないからである。流 れ媒体通路は排気のために使われ、穿孔砕石の搬出を助長せず、この搬出はただ 排気ガスによって村なわれる。その上、こうして設けられたビンは比較的再研摩 しすらい。なぜならば隣擬するビンが再研摩を互いに妨げるからである。

この種の穿孔頂部を削岩機に取り付けるために、いわゆる沈頭ハンマにおいては 、溝を付けた軸部を収容部へ挿入することは普通行なわれており、この場合駆動 装置は左回りに構成されており、あるいはまた外大ハンマにおいても軸部は雌ね じを備えることができ、この軸部はねじ付き軸部とねじ結合され、この実施例は 右回りである。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第２６３３７７９号明細書から、穿孔頂部の基体 から突き出ている突起の上にビンを個別に配置することは公知であり、この配置 はビンの僅かな再研摩を可能にするが、しかし穿孔砕石の搬送が妨げられ、さら に穿孔砕石の大りい破片が個々のビンの間にたまることがある。

本発明の根底にある課題はこの従来技術から出発して、一方では比較的簡単に再 研摩ができ、他方ではビンの間に穿孔砕石の大きな破片がたまるのを十分に防止 しかつ穿孔砕石の搬出を促進する、冒頭に挙げた種類の打撃穿孔頂部を提供する ことである。

この課題を解決するために、組がそれぞれただ１列のピン牛＃から成り、これら のビンが一体形成の突片上に配置されていることが提案されている。

この構造的な手段により、一方では、各ピン列のビンを比較的簡単に再研摩する ことができ、その際岩石の粉砕に著しく関与するビンの面は良好に到達可能であ る。他方では、ビンの間に穿孔砕石の大きな破片が実際上もはやたまらず、これ らの破片を直ちに流れ媒体通路を通して半径方向外側へ導出することができる。

穿孔砕石は突片の間の自由空間へ運び込まれかつ削岩機、特にハンマドリルの排 気ガスにより搬出される。

特に有利なのは、突片が穿孔頂部の回転方向とは反対方向に、半径に対して傾斜 して延びていることである。

こうして穿孔砕石の搬出が穿孔頂部の回転運動により助長される。なぜならば穿 孔砕石は排気ガスなしでも穿孔頂部の回転によるだけで半径方向外側へ運ばれる からである。

この場合特に好ましいのは、突片が曲げられて延びていることである。

穿孔砕石の搬出をさらに容易にするために、端面に構成された流れ媒体通路が頂 部の中心から半径方向外側へ拡大するように構成されているのが好ましい。

さらに、端面を円錐台状に構成することが提案されている。

選択的にまたは付加的に、端面が湾曲しているようにすることができる。

好ましい別の構成において、端面と軸部との移行範囲に軸線方向に通路が構成さ れ、これらの通路へ端面の流れ媒体通路が開口していることが提案されている。

それに対して、端面と軸部との移行範囲に軸線上に延びる通路を配置することは 、例えばドイツ連邦共和国特許出閣公開第２６３３７７９号明細書から公知であ る。確かに通路の特別な配置は好ましい別の構成において、軸線方向通路が頂部 本体の奥深くへと移動せしめられ、こねらＱ通路が一部は一面の流れ媒体通路と 交差し、場合によっては一部は突片と交差することが提案されている。

通路が半径方向内側へできるだけ奥深く移動せしめられることによって、穿孔砕 石の非常に迅速な搬出が促進される。本発明による構成は全体として大きな摩耗 なしに高い効率をもたらすので、摩耗を少なくして従来の技術の場合より短し１ 時間で同じ穿孔深さが得られる。さらにこの場合はビンへの荷重が小さい。特に 簡単な手段によるビンの良好な研摩可＠住も有利であり、この場合ピンの配置に より研摩面ができるだけビンの側面に設けられ、これらの側面は突片側縁に接触 している。研摩面が半径方向にではなく割線などとして配置されていることによ −って、再研摩されたビンに半径方向ピット縁が生じないので、こうして再研摩 された穿孔頂部はがたつく傾向が非常に小さくなり、したがって極く儂かしか振 動を発生させない。このことによってビンの破壊の恐れは著しく減少される。

さらに、軸線方向通路の間に、軸線方向外側に端面から厩れるように向いている 背面句断歯が一体に形成されていることが好ましい。

これらの背面切断歯は逆戻りする岩石を粉砕し、そのことは、とりわけ穿孔穴か ら穿孔頂部を引き出す際に必要かつ有益である。

この点でさらに、背面切断歯は、端面から離れるように側方および半径方向内側 へ先細になっている頂部自身の基台上に配置されていることが有利である。

この場合特に好ましいのは、各突片の半径方向において一番外側のビンが、背面 切断歯により形成された頂部部分上に配置されていることである。

このことによって穿孔頂部の推進の際に一層多くの支持材料がそれぞれの外側ビ ンの下に配置されるので、ビンはあまり破壊の危険がない。

なお、特に円錐状に拡大する軸線方向通路および背面切断歯を設けることによっ て、いわゆるプロペラ摩耗が減少される。

各突片上に最高３つ、特に２つのビンが配置されていることが有利である。、 本発明の実施例が図面に示されており、以下に詳細に説明される。

第１８！！Ｉは打撃穿孔頂部の非常に簡単な第１の実施例を非常に簡単化して示 した概略図、第２図は第１図の実施例の平面図、変形例の平面図、第５図は第１ 図による別の有利な変形例の概略図、第６図は第５図の変形例の平面図である。

すべての実施例に示されている打撃穿孔頂部は、（図示してない）溝を付けられ た軸部を備えており、それぞれ左回りの実施例である。回転方向は第２図、第４ 図および第６図においてそれぞれ矢印Ａで示されている。削岩機の打撃穿孔頂部 は端面に多数の硬質合金ピン１を持っており、それぞれ複数のビンｌがビンの組 にまとめられている。これらの組はそれぞれ互いに間隔を置いている。これらの 組は流れ媒体通路により互いに空間的に分域されている。穿孔機の排気ガスの流 れ媒体出口として、端面のほぼ中央範囲に通路２へ開口する軸線方向通路３が設 けられている。

上述の組はそれぞれただ１列のビンｌかう形成されており、これらのビンは一体 形成の突片４上に取り付けられている。これらの突片４はそれぞれ穿孔頂部の回 転方向Ａとは反対方向に半径に対して傾斜して配置されている。最も簡単な実施 例が第１図および第２図に示されている。

第３図ないし第６図によれば、突片４および流れ媒体通路２は曲げられて構成さ れており、この曲がりは穿孔頂部の回転方向Ａとは反対方向に延びている。すべ ての実施例において、端面に構成された流れ媒体通路２は頂部の中心から半径方 向外側へ著しく拡大している。

第１図および第２図による実施例において、打撃穿孔頂部の端面は円錐台状に構 成されており、他方、第３図ないし第６ｒ！ｇＪによる実施例においては端面が 外側へ出っ張っている。

第３図ないし第６図による実五例においては、端面と軸部５との移行範囲に軸線 方向に延びる通路６が設けられており、これらの通路へ流れ媒体通路２が開口し ている。この場合軸線方向６は穿孔頂部の本体の中へできるだけ移動せしめられ ており、これらの通路は一部が端面の流れ媒体通路２と交差し、あるいはまた一 部が（特に第５図およびＮ６（ｌ！！ｌによる実施例において）突片４と交差し ている。

第５図および第６図による実施例においては、軸線方向通路６の間に、軸線方向 外側に端面から離れるように向いている背面切断歯７が一体に一形成されている 。背面切断歯７は、端面から離れるように側方および半径方向内側へ先細になっ ている頂部自身の基台８上に配置されている。各突片４の半径方向において一番 外側のビンが、背面切断歯７により形成された頂部部分上に配置されている。

各突片４上に２つのビンｌが配置されているのが好ましい。

しかし突片の経過および配置に応じて、３つのビン！または唯１つのビンｌを突 片４上に３置する場合も有利であり得る。

本発明による構成によって、比較的小さい摩耗で高い穿孔効率および少ないオネ ルギー消費で穿孔頂部の高い有効寿命が得られる。なぜならば穿孔砕石がはるか に粗大な破片として９開孔底を出るからである。

本発明は実施例だけに限られず開示の範囲内でさまざまに変えられる。

補正音の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の７第１項） 昭和６１年１１月１４日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 打撃穿孔頂部の端面が多数の硬質合金ピンを備えており、それぞれ複数のピ ンが１つの組にまとめられ、こうして形成された組が少なくとも周方向に互いに 間隔を置きかつ流れ媒体通路により互いに分離されており、さらに流れ媒体出口 として端面のほぼ中央範囲に少なぐとも１つの、通路へ開口する軸線方向通路が 設けられている、削岩機の打撃穿孔頂部において、これらの組がそれぞれただ１ 列のピン（１）から成り、これらのピンが一体形成の突片上に配置されているこ とを特徴とする、削岩機の打撃穿孔頂部。 ２　突片（４）が穿孔頂部の回転方向（Ａ）とは反対方向に、半径に対して傾斜 して延びていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の打撃穿孔頂部 。 ３　突片（４）が曲げられて延びていることを特徴とする、特許請求の範囲第２ 項に記載の打撃穿孔頂部。 ４　端面に構成された流れ媒体通路（２）が頂部の中心から半径方向外側へ拡大 するように構成されていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項ないし第３ 項のうち１つに記載の打撃穿孔頂部。 ５　端面が円錐台状に構成されている（第１図および第２図）ことを特徴とする 、特許請求の範囲第１項ないし第４項のうち１つに記載の打撃穿孔頂部。 ６　端面が湾曲している（第３図ないし第６図）ことを特徴とする、特許請求の 範囲第１項ないし第５項のうち１つに記載の打撃穿孔頂部。 ７　端面と軸部との移行範囲に軸線方向に通路（６）が構成され、これらの通路 へ端面の流れ媒体通路（２）が開口していることを特徴とする、特許請求の範囲 第１項ないし第６項のうち１つに記載の打撃穿孔頂部。 ８　軸線方向通路（６）が頂部本体の奥深くへと移動せしめられ、これらの通路 が一部は端面の流れ媒体通路（２）と交差し、場合によっては一部は突片（４） と交差することを特徴とする、特許請求の範囲第１項ないし第７項のうち１つに 記載の打撃穿孔頂部。 ９　軸線方向通路（６）の間に、軸線方向外側に端面から離れるように向いてい る背面切断歯（７）が一体に形成されていることを特徴とする、特許請求の範囲 第１項ないし第８項のうち１つに記載の打撃穿孔頂部。 １０　背面切断歯（７）が、端面から離れるように側方および半径方向内側へ先 細になっている頂部自身の基台（８）上に配置されていることを特徴とする、特 許請求の範囲第１項ないし第９項のうち１つに記載の打撃穿孔頂部。 １１　各突片（４）の半径方向において一番外側のピン（１）が、背面切断歯（ ７）により形成された頂部部分（例えば８）上に配置されていることを特徴とす る、特許請求の範囲第１項ないし第１０項のうち１つに記載の打撃穿孔頂部。 １２　各突片（４）上に最高３つ、特に２つのピン（１）が配置されていること を特徴とする、特許請求の範囲第１項ないし第１１項のうち１つに記載の打撃穿 孔頂部。