JPS62500699A - ヒトの癌腫瘍関連抗原に対する単クロ−ン性抗体 - Google Patents
ヒトの癌腫瘍関連抗原に対する単クロ−ン性抗体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ヒトの癌腫癌関連抗原に対する単クローン性抗体この発明は、単クローン性抗体
、及び特にヒトの癌細胞及び組織の表面上又は細胞質中にある特異の抗原に対し
て反応性を示すネズミの単クローン性抗体に関する。
ヒト系には、抗原決定基と反応しつるリンパ球系列による、抗体として知られる
血清タンパク質の産生が含まれ、該決定基がこれらの産生を誘起する。多くの抗
原決定基を有する抗原に対する免疫系の通常反応は、各決定基に対する抗体の産
生であるので、産生される抗血清は、性質が異種で多クローン性性であり、すな
わち特異の決定基に対する抗体を各産生する多くの異なる細胞により産生される
。
抗原決定基は、1個の分子上に1個より多い決定基が存在する場合、及び特に各
決定基が抗体を発生させる免疫反応を誘起する場合、エピトープ(epitoρ
e)と呼ぶことができる。単一抗体分子は、独特の抗原決定基又はエピトープに
対して特異的である。
単クローン性抗体は、分子の若干の部位で繰り返されうる、抗原分子上の単一の
決定基又はエピトープに指向される同形の抗体である。明らかに、このような単
クローン性抗体を試験管内で産生ずるには、所望の規格を有する均一な抗体を、
通常の多クローン性反応で誘起される多数の抗体から選択することが必要である
。均一な、特異性の高い単クローン性抗体の試験管内産生基本技術は、ケラ−・
ジー (Kohler、 G、 )及びミルシュタイン・シー(Milstei
n、 C,)により開発され(ネイチ? −(Nature>256:495〜
497ページ、1975年)、雑種細胞(ハイブリドーマ)技術として知られる
。この方法は、マウスを抗原で免疫処置し、次いでこれらの動物から抗体産生細
胞を取り出し、これらの抗体産生細胞を抗体を産生じないミエローマ細胞、例え
ば形質細胞腫瘍細胞、の株と融合させてハイブリドーマを産生ずることを包含す
る。これらのハイブリドーマは、ミエローマ細胞系の試験管内での生存及び増殖
力並びにそれが融合されたB−IJンパ球の抗体産生性のすべてを有する強健な
細胞である。したがって、ハイブリドーマは、単クローン性抗体を産生じ、試験
管内で培養するか、腫瘍として宿主動物中で増殖させるかのいずれかをすること
ができる。各抗体産生細胞が単一、独特の抗体を産生ずるので、ハイブリドーマ
の単一クローン性培養は、試験管内で生育させたハイブリドーマ培養の培地から
か、腹水液をつくる、マウスの腹腔中に注射した細胞、又はハイブリドーマ腫瘍
をもつ宿主動物の血清かのいずれかから得ることのできる均一抗体を各産生する
。
ハイブリドーマと単クローン性抗体の産生の一般体系は、この実行段階でよく知
られているけれども、培養中ハイブリドーマ細胞の分離と維持に大いに注意しな
ければならない。異種細胞により産生された抗体は同−分子上の異なる抗原決定
基と反応しつるので、単離されたクローン性は、クローン性によって異なる問題
の抗原に対する抗体を産生ずることが知られていた。得られる抗体又は抗体含有
培地、血清若しくは腹水液のじゅうぶんな試験が不可欠である。
診断及び治療の応用の両方に用いるべき単クローン性抗体産生の複雑さに寄与す
る各クローン性の抗体を確認することが必要である。
目的の単クローン性抗体を開発するさい、抗原決定基と結合する特異性抗体を誘
起する抗原決定基を同定しかつ位置決定をしなければならない。そうでなくて、
逆に行った融合から数百柱のハイブリドーマクローン性を生育すれば、目的の結
合特異性を備える抗体を産生ずるクローン性を同定し決めるのに、正常及び正常
でない組織及び異なる抗原に対してそれらを選別するために力が尽きてしまう。
この発明に従えば、産生じた抗体は、癌の初期型である、腺癌及び鱗状細胞癌の
始まりと関係がある細胞表面マーカー上の構造の相違点を検出する。この発明の
第一の目的は、前記特定の抗原決定基と結合してこの所望の機能的特異性を達成
する単クローン性抗体を産生ずるハイブリドーマを創造し、かつ維持することで
ある。
検出、診断検定又は治療上の応用でさえ所要に応じて選択的に利用するために選
択した種々の標識を単クローン性抗体に付しうることが知られている。各場合に
、標識を付けた単クローン性抗体の抗原決定基部位への結合は、正常でない細胞
上の抗原決定基の検出又はこれへの特定の治療剤の供給を示す。更に、この発明
の目的は、抗体をこのように所要に応じて選択的に利用できるように適当に標識
を付した特異の単クローン性抗体を提供することである。
この発明は、癌の初期形態である、腺癌及び鱗状細胞癌の特定の病気で存在する
癌細胞の同定を行う特定の応用を有する。
ヒトの腫瘍性の組織の表面上及び細胞質中の独特の抗原決定基に対し特異性のあ
るネズミの単クローン性抗体を産生ずる。独特の抗原決定基はrKC−4抗原」
と呼ばれ、これは、選択的に腫瘍性癌細胞にのみ結合し、正常なヒトの組織には
結合しない抗体を誘起することができる。独特の抗原は、癌細胞で二つの形で表
れ、その中小さい方だけが細胞膜中に表される。第一のものは、いっそう大きい
形であり、細胞質中のみに現れ、約490000ダルトン(480000〜51
0000の範囲)の分子量を有する。第2の形は、いっそう高い密度表現(de
nsity expression)で存在し、癌細胞の細胞質及び膜の両方で
見出され、約438000ダルトン(390000〜450000の範囲)の分
子量を有する。これらの測定は、KC−4抗原を電気泳動方法に付し、その運動
を既知分子量のマーカータンパク質分子と比較することにより行った(タウビン
(Towbin)ら、Pnoc、 Natl、^cad、 Sci、 76:4
350〜4354ページ、 1979年、及びレムリ化aemmli) 、U、
に、Nature。
227:680ページ、1970年)。この発明のrKC−4Jと呼ばれる単ク
ローン性抗体は、それに付した選択的標識により、大多数の癌の診断及び医学的
治療の領域で有用な応用を有する。
KC−4単クロ一ン性抗体は、起源のヒトの器官とは無関係に腺癌及び鱗状細胞
癌の特定の病気で起こる癌細胞上及び中の抗原決定基と結合させる応用に特に有
用である。
この発明は、腺癌及び鱗状細胞癌のようなヒトの癌組織の表面上又は細胞質中の
特定の抗原に対し特異性を有するネズミの単クローン性抗体を提供する。rK(
ニー 4抗原」と呼ばれる、この独特の抗原は、前立腺腺癌を含むヒトの癌組織
から生育された。定義したrKC−4抗原」に対するこの特異性を有するすべて
の単クローン性抗体は、rKC−4Jということができる。
最初に前立腺腺癌細胞を注射して2週間BAI、B/cマウスの腹腔内に接種し
た。引き続き、同一腫瘍からの粗腫瘍ホモジネートを免疫原として用いて更に2
回注射した。個々の細胞を単離するために追加の注射に続いてマウスの膵臓を4
日間泊流した。次いで、5p210−Ag]、4として知られるマウスの形質細
胞腫細胞系の細胞をケラ−及びミルシュタイン修飾法(ネイチャー256 :
495〜497ページ、1975年)を用いてマウスの牌細胞と融合させた。次
いで、融合細胞を11AT培地中10〜14日間培養して培地中で増殖すること
のできる細胞集団を生育させた。各集団から分泌された抗体を含有するならし培
地を取り出し特異活性に対し選別した。
正常及び前立腺腺癌組織を染色する手段を用いた。所望の反応性を示す融合細胞
集団を単一クローニングし、更に種々の正常及び癌を含む腫瘍性組織について試
験を行った。
’KC−4産生集団である選択された融合細胞集団のクローニング操作は、軟寒
天中で行われた。細胞を液化アガロースと混合し、混合物をくぼみ皿中に分布さ
せ(ρ1ate)放置して固化させた。次いで皿をインキュベー) (incu
bate) シ、監視し、個々のクローン性を10〜14日の間に得た。個々の
クローン性を各ヒトの組織及び細胞系のイミ二ノベルオキシダーゼ(immun
operox 1dase)及び免疫けい光染色法により選別した。目的抗体を
産生ずるクローン性を単離し、再びアガロース中でクローニングして更に安定性
と単一クローニング性を保証した。
単クローン性抗体rKC−4Jは、癌細胞の膜及び細胞質における強い抗原分布
を証明するが、正常なヒトの組織上には特異的又は正の染色パターンを示さない
。
KC〜4単クローり性抗体の正常及び腫瘍性のヒトの組織上での反応性は、ビオ
チン/アビジンイミュノベルオキシダーゼ及び免疫けい光染色法を含む二つの方
法を用いて測定された。固定及びパラフィン包埋組織の両方、凍結切片、新鮮な
腫瘍細胞並びに細胞系を用いて、同定する特異の抗原の組織分布を証明した。K
C−4で膜及び/又は細胞質腫瘍性標本が存在する大多数の腫瘍細胞の正の染色
を示すという正の結果が見られた。正常な組V&標本又は正常な細胞との特異的
反応性は選別分析中を通じて観察されなかった。
固形腫瘍又は肺、結腸、腎臓、乳、胃、前立腺、膵臓、リンパ腺管及びリンパ腫
の種々の腫瘍組織の異なる104例をKC−4抗体で試験した。すべてのこのよ
うな例は熱処理、パラフィン調製組織であった。これらの例の94%(98/1
04)は正であった。すべての正の染色は、腫瘍細胞にのみ現れ、一方すべての
正常な組織は影響されなかった。6%の誤った負の染色は、KC−4衰微を保つ
よりかえって破壊した、調製の悪かった組織に帰せられた。
を髄、乳、子宮、甲状腺、舌、前立腺、肝臓、副腎、肺、腎臓、胆のう、心臓、
リンパ腺、胃、結腸、肝臓、脳、宋丸、胸腺及び胎盤を含むパラフィン包埋正常
組織の92の異なる例をKC−4抗体で試験した。92例は、すべて熱処理し、
パラフィン調製した組織であった。15.2%(14/92)のみが若干の染色
を示した。これらの正のもののすべてにおいて、染色は、これらの組織に見出さ
れる、通常存在する人工物に帰せられた。正常な組織の非特異的染色の最大量は
、乳、腎臓及び腎組織であった。乳組織の染色は、腺の胞状細胞に見出された。
これは、共通的所見であり、抗体に特異なものでないと考えられる。腎臓で末端
曲細管に若干の染色が見られた。これは、はとんどすべての抗体で見られるので
起源的に非特異性である。粘膜でほとんどの抗体による染色が認められ、これは
正常な腎組織とKC−4の場合である。この染色は非特異性で人工物性のものと
考えられる。
前立腺、肺、腎臓、肝臓、リンパ腺、肝臓、結腸、胸腺、乳、胆のう及び胃から
の33の異なる正常な組織を新鮮な凍結切片により処理し、KC−4抗体で試験
した。これらの標本の処理では熱を用いなかった。3%(1/33)だけが何ら
かの正の染色を証明した。凍結組織切片は、熱処理、ホルマリン固定、及びパラ
フィン包埋組織より新鮮な組織に似ていることに注意すべきである。したがって
、正常な凍結組織く3%)対正常な固定/包埋組織(15%)におけるKC−4
の正染色百分率の差は、組織調製方法において人工的に引き起こされる。
更に結腸、m1立腺、肺及び乳の癌の凍結したヒトの腫瘍組織にKC−4抗体染
色による分析を行った。腫瘍性癌組織の100パーセントがKC−4により正で
あり、すなわち、深細胞質及び細胞表面の特異性染色が観察された。
KC−4抗原分子を単離し二つの形を有するものとして同定した。形の大きい方
のものは、490000ダルトンの近似分子量(480000〜5]0000の
範囲)を有し、癌細胞の細胞質中でのみ存在する。小さい方の形は、43800
0ダルトンの近似分子m(390000〜450000の範囲)を有し、癌細胞
の細胞質及び膜の両方に存在する。この単離は、ヒトの乳癌(breastca
rcinoma)から誘導したIIT−17細胞系の細胞をlX108細胞/m
lで蒸留水中、凍結(!:融解を繰り返して溶解することにより行った。溶解産
物を100OOOX gで遠心分離し膜ベレットと細胞質上澄みをつくった。細
胞質をI:1に5O3−I’AGIE試料緩衝液に希釈した。膜は5O3−PA
GIE試料緩衝液に溶解した。両試料を90℃に5分間加熱した。次いで、23
X10’セル当滑(cells equivalent)の各試料を、レムリ
(U、に。
Nature227.680ページ、1980年)記載の方法の修飾に従って不
連続垂直スラブゲル上で実施するSOSポリアクリルアミド(3,5%〜10%
こう配)電気泳動に付した。内部分子量マーカーは、フィブリノゲン(3400
00)、フィブロネクチン(440000)、ミオシン(200000)、ベー
ターガラクトシダーゼ(116000)、加リン酸分解酵素B (92500)
、牛アルブミン(66000) 、卵アルブミン(43000) 、炭酸脱水酵
素(30000)、トリプシン抑制因子(20100)及びアルファーラクトア
ルブミン(14000)であった。電気泳動後、アクリルアミドスラブ中のタン
パク質を、タウビン(1979年)Proc、 Natl、八cad。
Sci、 76.4350ページ記載の方法の修飾に従ってニトロセルロースの
シー1−にエレクトロプロット (electroblot) した。
次いで、ニトロセルロースを牛アルブミンを含有する緩衝液中に閉じ込めた。次
いで、単クローン性抗体、KC−4をニトロセルロースと反応させ、ニトロセル
ロース上に位置する特異の抗原に結合させた。未結合KC−4抗体を洗い去った
後、抗−マウス免疫グロブリン、酵素複合をニトロセルロースに結合したにC−
4抗体と反応させた。未結合の複合を洗い去った後、酵素基質を添加すると着色
帯がKC−4抗原が移動したところに現れた。
にC−4抗原と特異的反応性のあるrKC−4J単クロ一ン性抗体を二つの形で
見出した。ヤギ抗−マウスI gG3及びIgM抗体とのその反応性並びに他の
ヤギ及び/又はウサギ抗−マウス免疫グロブリンイソタイプ特異性抗体との反応
性のその欠如により証明されるマウスの1gG3イソタイプ及びIgM 。
KC−4抗原に特異的な単クローン性抗体を産生じつる両方の雑種細胞系の試料
はアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(American Typ
e Cu1ture Co11ection)で寄託し番号flB8709(1
gG3>及びtlB8710(IgM)を指定される。
均一な、特異性の高い単クローン性抗体を利用できることは、ヒトの癌の検出と
治療における診断及び治療応用の特に貴重な手段である。
診断手段として、KC−4単クロ一ン性抗体は、ヒトの新形成から誘導したヒト
の癌細胞の生物試料と接触させることができる。単クローン性抗体と生物試料中
の癌細胞の間で誘導された免疫複合物は検出することができ、前記複合細胞は単
クローン性抗体とヒトの腫瘍性細胞である。
また、この方法は、ヒトの癌又は関連腫瘍を有する疑のあるヒトの患者から誘導
された血清又は他の液体生物試料中のKC−4抗原を検出し測定するのに応用す
ることもできる。
更に、前記複合物は、ヒトの癌の生物試料をKC−4単クロ一ン性抗体と結合し
うる第2の抗体と接触させることにより検出することができる。OfI記第2の
抗体は、前記第2の抗体がKC−4抗原に対し特異性を有する前記rl′tクロ
ーン性抗体二抗体した場合、前記複合体が前記検出可能な化合物で標識を付され
ることを可能にするように選んだ検出可能な化合物(検出体群(detecto
r group) )で標識を付される。かくして、?1)られた標識を付され
た複合体を検出することができる。診断応用に対し、前記検出体群は、けい元化
合物、特異の基質と反応した場合、吸収又はけい光検出体群をつくり出す酵素、
放射性元素又は電子高密度化合物から選ぶことができる。(ゴールドマン(Go
ldman)、モリス(Morris)けい光抗体方法(Pluorescen
t Antibody Methods)。
アカデ゛ミ’yり・ブレス (八cademic r’rcss) 、ニューヨ
ーク、1968年、ヨシタケ−xス (Yosh i take、 S、 )
ら、5cand、 J、1m1mmunol、10: 1−6ページ、1979
年、ハンター・ダブリュー・エム (ttu口ter、 W、 M、 )及びグ
リーンウッド・エフ・シー(Greenwood、 F、 C,) ヨー素13
1で標識をした高特異活性の成長ホルモン(r’reparation or
1odine 1311abeled growthhormone of h
igh 5pecific activity)、ネイチ+−1,94,495
ペ一ジ1962年)。
この機能に適する検出体群には、フルメレセイン、ローダミン、藻紅素、シアニ
ン染料及びけい光エネルギーを放射する任意の他の化合物のようなけい元化合物
が含まれる。
検出体群の他の種類には、N−メチルウンベリフェロン−B−D−ガラクトシダ
ーゼのようなけい元化合物又はDAB(ジアミノベンジジン)のような吸収化合
物を形成する酵素基質生成物が含まれる。これらの種類の中には他に多くのもの
がある。検出体群として適当である放射性元素には、ヨウ素−125、ヨウ素−
13]、インジウノ・11、ビスマス−210その他があり、その中でこれらが
現在段もしばしば使用される。電子高密度検出体群には、金及び塩化第2鉄のよ
うな化合物が現在知られているものとして含まれる。この方法は、主として試験
管内での診断応用に用いられるけれども、同様に標識をしたKC−/I抗体の生
体内診断又は治療応用を除外するものでない。
KC−4単クロ一ン性抗体は、ヒトの患者の癌を検出するのに用いることができ
る。この応用で、KC−4単クロ一ン性抗体上に検出可能な信号をつくることが
できる標識を設け、前記単クローン性抗体を患者の中に注入し、これによって単
クローン性抗体が前記腫瘍の抗原決定基に結合する際前記腫瘍に標識を付すよう
にKCl−4単クロ一ン性抗体を処理する。このような検出可能な標識は、放射
性元素、けい元化合物又は他の適当な検出可能な標識又は化合物を含むことがで
きる。この方法は、凍結、固定、又はパラフィン包埋して固定及び熱処理した組
織上の癌細胞の試験管内診断検出に同様に適する。追加の試験管内応用には、血
清、血漿、又は脳髄液、尿及び痰のような他の液体基質生物試料中のKC−4抗
原の放射免疫学的検定法又は酵素免疫学的検定法又は比濁法が含まれる。
このような腫瘍を有する賢のある患茗のヒトの癌を抑制又は除去する目的で、治
療処理するために適当な毒性剤と対になって結合したKC−4単クロ一ン性抗体
を制御された投与プロトコールで患者に注射することができ、これにより前記単
クローン性抗体又は単りローン性抗体−−毒性剤一対結合体(con juga
Le)は腫瘍と結合し、腫瘍細胞を死滅させうる。このような毒性剤として化
学療法薬、光活性化毒性剤又は放射性襲を例示することができる。このような放
射外薬の例は、ヨウ累−125、又はビスマス−210である。
化学療法薬の例にはアルファ釦又はΔ鎖すチン、ジフテリア、又は全毒性分子、
細胞毒素アドリアマイシン、メチルトレキサート及びシスプラチン(cispl
atin)のような白金化合物が含まれる。光活性化毒性剤の例にはシアニン系
中のような赤外線染料が含まれる。
1)際 1 査 報 告
国際調査報告
Imarnml、。sh+ ho*brm+−am m、 pc′r/us 8
5/ 01511ANNEXToTHEINTERNATIONAr−9E、’
kRC)lREPORTON
Claims (38)
- 1.ヒトの癌KC−4組織抗原に対し特異の単クローン性抗体を産生する雑種細 胞系。
- 2.前記抗体産生細胞がネズミ属から誘導された請求の範囲第1項記載の細胞系 。
- 3.前記抗体産生細胞がマウス脾細胞である請求の範囲第1項記載の細胞系。
- 4.前記細胞がヒトの癌細胞で免疫処理されたマウスから誘導された請求の範囲 第3項記載の細胞系。
- 5.前記細胞がマウスのミエローマ細胞の融合から誘導された請求の範囲第1項 記載の細胞系。
- 6.抗体産生細胞がBALB/cマウスから誘導された請求の範囲第3項記載の 細胞系。
- 7.アメリカン・タイプ・コレクション番号IIB8709(IgG3)又はI IB8710(IgM)で寄託した試料の同定特性を有する請求の範囲第1〜6 項のいずれか一つの項に記載の雑種細胞系。
- 8.前記KC−4抗原がヒトの癌の表面上又は細胞質中に位置し、かつ更にこの 抗原がこの抗原に電気泳動方法を適用して抗原の運動を既知分子量を有する既知 マーカータンバク質の運動と比較することにより測定した438000ダルトン (390000〜450000の範囲)及び490000ダルトン(48000 0〜510000の範囲)の近似分子量を有する請求の範囲第1〜7項のいずれ か一つの項に記載の細胞系。
- 9.ヒトの癌細胞の表面上又は細胞質中にある特定の抗原であり、かつこの抗原 が (イ)電気泳動法を抗原に適用して抗原の運動を既知分子量マーカータンバク質 の運動と比較することにより測定した390000〜450000の近似分子量 を有し、(ロ)前記電気泳動方法により測定した490000ダルトン(480 000〜510000の範囲)の近似分子量を有し細胞質中にのみ見出される若 干大きい方の形で表すことかでき、(ハ)正常な組織上で特異的に表されず、か つ(ニ)ヒトの癌細胞系により変えられない特定の抗原に特異の単クローン性抗 体。
- 10.ATCC IIB8709(IgG3)及びIIB8710(IgM)の 同定特性を有する雑種細胞系により産生される請求の範囲第9項記載の単クロー ン性抗体。
- 11.化物試料中のヒトの癌から誘導されたヒトの癌細胞を検出又は測定するに あたり、 (イ)電気泳動法を抗原に適用し抗原の連動を既知分子量のマーカータンパク質 の運動と比較することにより測定した438000ダルトン(390000〜4 50000の範囲)の近似分子量を有し、前記電気泳動方法により測定した49 0000ダルトン(480000〜510000の範囲)の近似分子量を有し、 細胞質でのみ見出される若干大きい方の形で表すことができ、正常なヒト組織上 で特異的に表されなく、かつヒトの癌細胞系により変えられない、ヒトの癌組織 の表面上又は細胞質中の特定の抗原に特異の単クローン性抗体と前記生物試料を 接触させること (ロ)次いで前記単クローン性抗体と前記試料中の細胞の間で前記抗体とヒトの 癌細胞が複合して形成された免疫複合体を検出すること を特徴とする生物試料中のヒトの癌から誘導されたヒトの癌細胞を検出又は測定 する方法。
- 12.前記方法を癌腫傷を有する疑のあるヒトの患者から得た生物試料中のヒト の癌細胞を検出又は測定するのに用いる請求の範囲第11項記載の方法。
- 13.前記複合体の検出段階が(イ)前記生物試料を前記単クローン性抗体と結 合しうる標識を付した第2の抗体と接触させること及び前記第2の抗体が前記単 クローン性抗体に結合した場合、前記複合体が検出可能な化合物で標識を付され るように前記第2の抗体に検出可能な化合物で標識を付すこと、及び(ロ)前記 標識を付した複合体を検出することの段階を包含する請求の範囲第12項記載の 方法。
- 14.前記検出可能な化合物がけい光化合物である請求の範囲第13項記載の方 法。
- 15.前記検出可能な化合物が前記検出可能な化合物を産生する酵素である請求 の範囲第13項記載の方法。
- 16.前記検出可能な化合物が放射性元素である請求の範囲第13項記載の方法 。
- 17.前記検出可能な化合物が電子高密度元素である請求の範囲第13項記載の 方法。
- 18.放射性元素により誘導されたKC−4単クローン性抗体をヒトの癌腫瘍を 有する疑のある患者に注入し、これにより前記腫瘍に検出可能な放射性元素で標 識を付すことを特徴とするヒトの癌腫瘍を有する疑のある患者のヒトの癌を検出 する方法。
- 19.ヒトの癌腫瘍を有する疑のある患者のヒトの癌を抑制又は除去するにあた り、KC−4単クローン性抗体又はKC−4単クローン性抗体−毒性剤−対結合 体を前記患者に注入し、これにより前記腫瘍と接触させ腫瘍細胞を死滅させるヒ トの癌腫瘍を有する疑のある患者のヒトの癌の抑制又は除去方法。
- 20.前記単クローン性抗体を前記患者に1回の投与より多い一連の投与で投与 する請求の範囲第19項記載の方法。
- 21.前記毒性剤が化学療法薬である請求の範囲第19項記載の方法。
- 22.前記毒性剤が光活性化毒性剤である請求の範囲第19項記載の方法。
- 23.前記毒性剤が放射性薬である請求の範囲第19項記載の方法。
- 24.前記放射性薬がヨウ素125又はビスマス210である請求の範囲第23 項記載の方法。
- 25.前記毒性剤が抗体が結合する腫瘍細胞の溶解を行うように選択される請求 の範囲第19項記載の方法。
- 26.前記毒性剤が生体内か試験管内かで細胞を溶解するのに用いるいずれかの 動物成分から選択される請求の範囲第25項記載の方法。
- 27.KC−4抗原に対し特異であるマウスのIgG3又はIgMインタイプの ネズミの単クローン性抗体。
- 28.KC−4抗原がヒトの癌の表面上又は細胞質中から選択される請求の範囲 第27項記載の抗体。
- 29.抗体が検出可能に標識を付された形である請求の範囲第27項記載の抗体 。
- 30.前記標識がけい光化合物、前記標識を産生する酵素、放射性又は電子高密 度元素の一つである請求の範囲第29項記載の抗体。
- 31.前記標識が化学療法薬、光活性化毒性剤又は放射性薬である請求の範囲第 29項記載の抗体。
- 32.KC−4単クローン性抗体被覆微小球と癌細胞の疑集か癌細胞に伴われた 、KC−4彼覆けい光微小球かのいずれかをつくることによりヒトの癌細胞のK C−4抗原を検出する方法。
- 33.前記KC−4抗原が癌細胞の表面上にある請求の範囲第32項記載の方法 。
- 34.前記KC−4抗原が液体生物試料中にある請求の範囲第32項記載の方法 。
- 35.けい光化合物、放射性元素、又は基質反応検出可能生成物を産生すること のできる酵素から選ばれた検出体群と対結合されたKC−4単クローン性抗体の 使用を特徴とする液体生物試料中のKC−4抗原の検出及び測定方法。
- 36.請求の範囲第1〜8項のいずれか一つの項に記載の雑種細胞系の製造方法 。
- 37.請求の範囲第9項又は第10項記載の単クローン性抗体の製造方法。
- 38.KC−4抗原に特異的であるマウスIgG3又はIgMインタイブのネズ ミ単クローン性抗体の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
US67032884A | 1984-11-09 | 1984-11-09 | |
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US702059 | 1985-02-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPS62500699A true JPS62500699A (ja) | 1987-03-26 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60503739A Pending JPS62500699A (ja) | 1984-11-09 | 1985-08-08 | ヒトの癌腫瘍関連抗原に対する単クロ−ン性抗体 |
Country Status (2)
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-
1985
- 1985-08-08 JP JP60503739A patent/JPS62500699A/ja active Pending
- 1985-08-19 ZA ZA856281A patent/ZA856281B/xx unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ZA856281B (en) | 1987-03-25 |
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