JPS6249696B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6249696B2 JPS6249696B2 JP53018451A JP1845178A JPS6249696B2 JP S6249696 B2 JPS6249696 B2 JP S6249696B2 JP 53018451 A JP53018451 A JP 53018451A JP 1845178 A JP1845178 A JP 1845178A JP S6249696 B2 JPS6249696 B2 JP S6249696B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- valve assembly
- ray tube
- cathode ray
- temperature
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L Carbonate Chemical compound [O-]C([O-])=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 8
- PRPINYUDVPFIRX-UHFFFAOYSA-N 1-naphthaleneacetic acid Chemical compound C1=CC=C2C(CC(=O)O)=CC=CC2=C1 PRPINYUDVPFIRX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
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- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は陰極線管の製造方法、特にエミツシヨ
ン特性を向上させた陰極線管の製造方法に関する
ものである。
ン特性を向上させた陰極線管の製造方法に関する
ものである。
一般に、カラー陰極線管（以下単にCPTと略
称する）は、第１図に示したようにバルブ組立体
１のネツク部１ａ内に電子銃組立体２を封入し、
その後、このバルブ組立体１内部を真空および電
子銃組立体２の炭酸塩カソードを活性化させるた
めに排気が行なわれている。そして、この排気工
程は、まず、バルブ組立体１を加熱し、バルブ組
立体１内の脱ガスを行ない、前記カソードの活性
化を行なうとともに、バルブ組立体１内のガスを
排気管を介して図示しない真空ポンプによりバル
ブ組立体１外に放出させる。しかる後、このバル
ブ組立体１内を真空状態に保持させるため、第２
図に示したように排気管３の付け根３ａ部分を電
気的に加熱して溶着し、（以下単にチツプオフと
略称する）排気後、出口にて不要部分３ｂを切り
捨てベーシングを行なう。この場合、チツプオフ
は約10分間位の時間をかけ、段階的に排気管３を
焼成しながらその付け根３ａ部分を溶着させる、
ところが、排気管３はガラスより形成されている
ため、加熱される際にガスを発生し、このガスが
電子銃組立体２のカソード４面に付着してCPT
のエミツシヨン特性を劣化させることになる。す
なわち、第２図で示したように排気管３の付け根
３ａ部とカソード４面は約30mmと近接しているた
め、排気管３より発生したガスは前段で活性化を
終了したカソード４面に付着し、カソード４の全
面を覆つてしまい、ベーシング後に行なわれるエ
ージングの効果を半減させてCRTのエミツシヨ
ン特性に悪影響を与えることになる。
称する）は、第１図に示したようにバルブ組立体
１のネツク部１ａ内に電子銃組立体２を封入し、
その後、このバルブ組立体１内部を真空および電
子銃組立体２の炭酸塩カソードを活性化させるた
めに排気が行なわれている。そして、この排気工
程は、まず、バルブ組立体１を加熱し、バルブ組
立体１内の脱ガスを行ない、前記カソードの活性
化を行なうとともに、バルブ組立体１内のガスを
排気管を介して図示しない真空ポンプによりバル
ブ組立体１外に放出させる。しかる後、このバル
ブ組立体１内を真空状態に保持させるため、第２
図に示したように排気管３の付け根３ａ部分を電
気的に加熱して溶着し、（以下単にチツプオフと
略称する）排気後、出口にて不要部分３ｂを切り
捨てベーシングを行なう。この場合、チツプオフ
は約10分間位の時間をかけ、段階的に排気管３を
焼成しながらその付け根３ａ部分を溶着させる、
ところが、排気管３はガラスより形成されている
ため、加熱される際にガスを発生し、このガスが
電子銃組立体２のカソード４面に付着してCPT
のエミツシヨン特性を劣化させることになる。す
なわち、第２図で示したように排気管３の付け根
３ａ部とカソード４面は約30mmと近接しているた
め、排気管３より発生したガスは前段で活性化を
終了したカソード４面に付着し、カソード４の全
面を覆つてしまい、ベーシング後に行なわれるエ
ージングの効果を半減させてCRTのエミツシヨ
ン特性に悪影響を与えることになる。
したがつて、本発明の目的は上記の欠点を除去
してエミツシヨン特性を向上させたた陰極線管の
製造方法を提供することにある。
してエミツシヨン特性を向上させたた陰極線管の
製造方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明による
陰極線管の製造方法は、チツプオフ時にカソード
面をガスが付着しない高温度に加熱させるように
したものである。つまり、チツプオフ時にカソー
ド面にガスが付着するのは、カソードの温度が約
100℃以下と低いときに発生するため、チツプオ
フ時カソード面を高温度に保つことによつてガス
の付着を防止することを可能にしたものである。
以下図面を用いて本発明による陰極線管の製造方
法について詳細に説明する。
陰極線管の製造方法は、チツプオフ時にカソード
面をガスが付着しない高温度に加熱させるように
したものである。つまり、チツプオフ時にカソー
ド面にガスが付着するのは、カソードの温度が約
100℃以下と低いときに発生するため、チツプオ
フ時カソード面を高温度に保つことによつてガス
の付着を防止することを可能にしたものである。
以下図面を用いて本発明による陰極線管の製造方
法について詳細に説明する。
第３図ａは本発明による陰極線管の製造方法の
一例を説明するためのチツプオフ工程における加
熱炉内の温度特性、バルブ組立体内の真空度特性
を示した特性曲線であり、同図ｂはチツプオフ工
程におけるカソードの加熱温度特性を示す特性曲
線である。これらの図において、まず、電子銃を
固定したステムとバルブとを封止したバルブ組立
体１を特性に示す温度特性を有する加熱炉内に
挿入して最高度の炉温まで加熱し、バルブ組立体
１内の脱ガスを行ない、カソード４面の活性化を
行なうとともに、バルブ組立体１内のガスを排気
管３を介して真空ポンプにより外部に排出させ
る。このとき、バルブ組立体１内の真空度は特性
で示したように漸次低下する。そして、このタ
イミングのとき、同図ｂに特性で示したように
電子銃組立体２に高周波加熱を行なつて第１グリ
ツドおよび第２グリツド（いずれも図示せず）を
加熱させて、脱ガスを行ない、電子ビームの衝撃
によるガスの発生を防ぐとともにバルブ組立体１
内の真空度をさらに向上させる。次に、ヒータ５
に同図ｂに特性で示すような電流を流し、カソ
ード４面を約850〜900℃の範囲に段階的に加熱さ
せてカソード４面に被着された炭酸塩を分解させ
る｛（Ba、Ca、Sr）CO3→（Ba、Ca、Sr）Ｏ＋
CO2｝。この状態において、ヒータ５の加熱によ
りカソード４面からCO2が発生し、バルブ組立体
１内の真空度は特定で示したように極度に悪化
するが、引き続き真空ポンプによつて真空引きさ
れているため、その真空度は急激に低下する。そ
して、カソード４面の炭酸塩分解後、さらにヒー
タ５に電流を流して加熱させる。この場合、ヒー
タ電流は活性化時より温度が高くならず、かつガ
ス付着防止の効果が最大限に発揮できるように、
同図ｂに特性Ｖで示したようにカソード４面が約
800℃程度となるように定格の約1.1倍程度の電圧
又は電流を印加する。そして、バルブ組立体１内
の真空度が特性で示したようにほぼ最高値に達
したときに排気管３の付け根３ａ部分を加熱して
溶着させ、チツプオフを行なつてバルブ組立体１
を気密封止させて陰極線管を完成させる。
一例を説明するためのチツプオフ工程における加
熱炉内の温度特性、バルブ組立体内の真空度特性
を示した特性曲線であり、同図ｂはチツプオフ工
程におけるカソードの加熱温度特性を示す特性曲
線である。これらの図において、まず、電子銃を
固定したステムとバルブとを封止したバルブ組立
体１を特性に示す温度特性を有する加熱炉内に
挿入して最高度の炉温まで加熱し、バルブ組立体
１内の脱ガスを行ない、カソード４面の活性化を
行なうとともに、バルブ組立体１内のガスを排気
管３を介して真空ポンプにより外部に排出させ
る。このとき、バルブ組立体１内の真空度は特性
で示したように漸次低下する。そして、このタ
イミングのとき、同図ｂに特性で示したように
電子銃組立体２に高周波加熱を行なつて第１グリ
ツドおよび第２グリツド（いずれも図示せず）を
加熱させて、脱ガスを行ない、電子ビームの衝撃
によるガスの発生を防ぐとともにバルブ組立体１
内の真空度をさらに向上させる。次に、ヒータ５
に同図ｂに特性で示すような電流を流し、カソ
ード４面を約850〜900℃の範囲に段階的に加熱さ
せてカソード４面に被着された炭酸塩を分解させ
る｛（Ba、Ca、Sr）CO3→（Ba、Ca、Sr）Ｏ＋
CO2｝。この状態において、ヒータ５の加熱によ
りカソード４面からCO2が発生し、バルブ組立体
１内の真空度は特定で示したように極度に悪化
するが、引き続き真空ポンプによつて真空引きさ
れているため、その真空度は急激に低下する。そ
して、カソード４面の炭酸塩分解後、さらにヒー
タ５に電流を流して加熱させる。この場合、ヒー
タ電流は活性化時より温度が高くならず、かつガ
ス付着防止の効果が最大限に発揮できるように、
同図ｂに特性Ｖで示したようにカソード４面が約
800℃程度となるように定格の約1.1倍程度の電圧
又は電流を印加する。そして、バルブ組立体１内
の真空度が特性で示したようにほぼ最高値に達
したときに排気管３の付け根３ａ部分を加熱して
溶着させ、チツプオフを行なつてバルブ組立体１
を気密封止させて陰極線管を完成させる。
このような製造方法によれば、チツプオフ時に
は、カソード４面が加熱されて約800℃の高温度
に保持されるため、排気管３の付け根３ａ部分の
加熱により発生したガスはカソード４面に付着し
にくくなり、ベーシング後に行なわれるエージン
グ効果を向上させてエミツシヨン特性を向上させ
ることができる。
は、カソード４面が加熱されて約800℃の高温度
に保持されるため、排気管３の付け根３ａ部分の
加熱により発生したガスはカソード４面に付着し
にくくなり、ベーシング後に行なわれるエージン
グ効果を向上させてエミツシヨン特性を向上させ
ることができる。
なお、上記実施例において、ヒータの点火電流
はバルブ組立体内の真空度と発生するガス量とか
ら適宜カソード温度を選択してヒータ電流値又は
電圧を設定することができるが、通常は上記の如
く定格値以上が望ましく、定格値の1.1〜1.2倍が
最適である。また、上記ヒータ電流値又は電圧に
対応してチツプオフ時のカソード面の最適温度は
使用する炭酸塩によつて異なるが700〜850℃の温
度範囲であれば前述とほぼ同等の効果が得られ
る。
はバルブ組立体内の真空度と発生するガス量とか
ら適宜カソード温度を選択してヒータ電流値又は
電圧を設定することができるが、通常は上記の如
く定格値以上が望ましく、定格値の1.1〜1.2倍が
最適である。また、上記ヒータ電流値又は電圧に
対応してチツプオフ時のカソード面の最適温度は
使用する炭酸塩によつて異なるが700〜850℃の温
度範囲であれば前述とほぼ同等の効果が得られ
る。
なお、本発明はカラー陰極線管に限定されるも
のではなく、他の陰極線管にも全く同様に適用さ
れることはもちろんである。
のではなく、他の陰極線管にも全く同様に適用さ
れることはもちろんである。
また、ヒータとカソードを一体とした直熱形の
カソードにも全く同様に適用されることはもちろ
んである。
カソードにも全く同様に適用されることはもちろ
んである。
以上説明したように本発明による陰極線管の製
造方法によれば、エミツシヨン特性を向上させ、
陰極線管の信頼性、品質等を大幅に向上させるこ
とができる極めて優れた効果が得られる。
造方法によれば、エミツシヨン特性を向上させ、
陰極線管の信頼性、品質等を大幅に向上させるこ
とができる極めて優れた効果が得られる。
第１図はカラー陰極線管の一例を示す要部断面
図、第２図はカラー陰極線管ネツク部の排気管部
の一例を示す要部拡大断面図、第３図ａは本発明
による陰極線管の製造方法の一例を説明するため
の加熱炉内の温度特性、バルブ組立体内の真空度
特性曲線、第３図ｂは本発明による陰極線管の製
造方法の一例を説明するためのカソードの加熱温
度特性曲線である。 １……バルブ組立体、１ａ……ネツク部、２…
…電子銃組立体、３……排気管、３ａ……付け
根、３ｂ……不要部分、４……カソード、５……
ヒータ。
図、第２図はカラー陰極線管ネツク部の排気管部
の一例を示す要部拡大断面図、第３図ａは本発明
による陰極線管の製造方法の一例を説明するため
の加熱炉内の温度特性、バルブ組立体内の真空度
特性曲線、第３図ｂは本発明による陰極線管の製
造方法の一例を説明するためのカソードの加熱温
度特性曲線である。 １……バルブ組立体、１ａ……ネツク部、２…
…電子銃組立体、３……排気管、３ａ……付け
根、３ｂ……不要部分、４……カソード、５……
ヒータ。
Claims (1)
- １ 炭酸塩オキサイドが被着されたカソードを有
する陰極線管のチツプオフ工程において、ヒータ
を点火して前記カソード面をガスが付着しない高
温度に加熱することを特徴とした陰極線管の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1845178A JPS54111750A (en) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | Manufacture for cathode ray tube |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1845178A JPS54111750A (en) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | Manufacture for cathode ray tube |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54111750A JPS54111750A (en) | 1979-09-01 |
| JPS6249696B2 true JPS6249696B2 (ja) | 1987-10-21 |
Family
ID=11971981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1845178A Granted JPS54111750A (en) | 1978-02-22 | 1978-02-22 | Manufacture for cathode ray tube |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54111750A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50131452A (ja) * | 1974-03-25 | 1975-10-17 |
-
1978
- 1978-02-22 JP JP1845178A patent/JPS54111750A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50131452A (ja) * | 1974-03-25 | 1975-10-17 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54111750A (en) | 1979-09-01 |
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