JPS624718B2 - - Google Patents

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JPS624718B2
JPS624718B2 JP4819078A JP4819078A JPS624718B2 JP S624718 B2 JPS624718 B2 JP S624718B2 JP 4819078 A JP4819078 A JP 4819078A JP 4819078 A JP4819078 A JP 4819078A JP S624718 B2 JPS624718 B2 JP S624718B2
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voltage
switching element
capacitor
circuit
transistor
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JP4819078A
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Masahiro Ise
Kenzo Inazaki
Katsuyuki Machino
Chuji Suzuki
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Description

【発明の詳細な説明】 <梗概> 本発明はメモリ付薄膜EL素子に対し、書込電
圧を変えることにより中間調書込を行なう回路方
式に関するものである。
メモリ付マトリツクス薄膜EL素子を駆動する
ため、その駆動系統はデータ電極の選択回路をN
型トランジスタで構成し、走査電極の選択回路を
P型トランジスタで構成している。N型トランジ
スタは本願出願人が以前出願したように高耐圧化
することが可能であるとともに、ゲート選択回路
も含めてドライバ回路を1つの半導体基板上に作
り、IC化することができる。しかし、P型トラ
ンジスタは原理的にも高耐圧のものは製造困難で
あり、1パツケージ当り4素子以上のものは製造
されていないという事実からも明らかなようにP
型トランジスタの高集積化は不可能に近く、ゲー
ト選択回路等のロジツク回路とともにIC化でき
る見込みも極めて薄く、またこのトランジスタは
製造コストが高い等、幾多の問題点を内包する。
本発明は走査電極を駆動するP型トランジスタ
の所要耐圧を下げる回路を用いて、駆動時の迅速
性を改善し、中間調書込を実行する技術を提唱す
るものである。
<先願発明> メモリ付薄膜ELマトリツクス素子の構成及び
特性は本願出願人が出願した特願昭50−83767号
「大容量性表示素子の駆動回路」その他に説明さ
れている。
即ち、薄膜EL表示装置はガラス基板の上に透
明電極を縞状に配置し、この上に例えばY2O3
Si3N4、TiO2、Al2O3等の誘電物質を、更にこの
上に例えばMoをドープしたZnS、ZnSe等の螢光
層を、その上に更にY2O3、Si3N4、TiO2、Al2O3
等の誘電物質を蒸着法、スパツタ法等の薄膜技術
により各々の層を500〜10000Åの厚さに被着する
とともに2重絶縁型3層構造にして、その上に上
記透明電極と直交する方向に縞状背面電極を配置
しマトリツクス形電極を構成する。かかる構造の
3層構造薄膜EL表示装置において、透明電極群
のうちの一つと背面電極群のうちの一つを選び適
当な光流電圧を印加すると、この両電極が交差し
て挾まれた微少面積部分が発光する。これが画面
の一絵素に相当する。これの組合せによつて、文
字、記号、模様等が表示される。
このような構造のEL素子は輝度や寿命、安定
性の点で従来の分散型EL素子に比して優れた特
性を有しているが、このEL素子は更に新たな特
性として印加電圧と発光輝度の間にヒステリシス
特性を示す。即ち電圧振幅V1のパルスを維持電
圧として印加すると、輝度は低レベルの輝度B1
にある。ここで維持電圧V1は発光閾値電圧Vth
するとV1>Vthに設定されている。維持電圧V1
連続印加期間中輝度はB1に維持される。次に書
込み電圧V2(V2>V1)を印加すると、輝度は高レ
ベルの輝度B3にまで一挙に上昇し、以後、電圧
が維持電圧V1に再び戻つても輝度は先の輝度B1
より大きい輝度B2に落着く。維持電圧V1の連続
印加では輝度はB2に維持される。この状態のと
き、次に消去電圧V3(V3<V1)を印加すると、輝
度レベルは急激に減少し、再び維持電圧V1まで
戻すと前の低レベルの輝度B1に落着く。この履
歴現象は書き込み電圧の振幅やパルス幅、パルス
周波数に応じて任意の小ループをとりうる。即ち
中間調の表示も可能である。
このように一度書込み電圧、又は消去電圧を与
えると、各絵素は維持パルスによつてそれぞれ与
えられた階調を失わずに発光し続けるのが、EL
表示装置の他の表示装置に無い大きな特徴であ
る。上記の各電圧は組成や膜厚の物理条件や製造
条件、印加波形により大分異なるが、因みにある
試作例ではVth=200V、V1=210V、V2=210〜
280V、V3=190Vなる値を得ている。
この薄膜ELパネルの駆動回路を本発明者等は
特願昭52−126948号「薄膜EL素子の駆動回路」
及び特願昭52−130529号「薄膜EL素子の駆動回
路」で特許出願したのでこれを先願発明として第
1図に示し以下説明する。
10は前記薄膜EL素子であり、ここでは透明
電極11よりなる列(X)電極X1〜Xnと、アル
ミニウム電極12よりなる行(Y)電極Y1〜Yo
のみを示す。
20はY電極へ正の維持電圧Vs1を電源ライン
Aより供給する回路で、維持信号T1によつて動
作するトランジスタ21,22よりなり、各電極
Y1〜Yoとは各電極に接続したダイオード23,
23,………を介して接続されている。
30は維持駆動時に全てのX電極をアースに導
く回路で、維持信号T4によつて動作するトラン
ジスタ31よりなり、各電極X1〜Xnとダイオー
ド32,32………を介して接続される。
40は全てのX電極へラインBより正の維持電
圧Vs1を供給する回路で、ラインCに加えられる
維持信号T3によつて動作するトランジスタ4
1,42よりなり、各電極X1〜Xnとはダイオー
ド43,43,………を介して接続される。
50は全てのY電極Y1〜Yoをアースに導く回
路で、各電極はダイオード51,51,………を
介して維持信号T1によつて動作するトランジス
タ52に接続される。
60はY電極Y1〜Yoを選択するスイツチング
回路で、各電極に電圧Vw、Ve、Vrを供給する
電源63のラインD間に高耐圧P型スイツチング
トランジスタ61,………とダイオード62,…
……が接続され、上記トランジスタ61は垂直バ
イナリアドレス信号によつて、動作するデコーダ
(図示しない)により選択動作される。デコーダ
は高電圧トランジスタにより直接トランジスタ6
1のベースを駆動するように、或いはオプトアイ
ソレータ等によりバイナリアドレス信号のレベル
シフトを行い、5ボルト程度の出力によりトラン
ジスタ61のベースを駆動するように構成され
る。上記電源ラインDには書込み電圧、消去電
圧、読出し電圧を薄膜EL素子の動作モードに合
わせて選択搭に出力し、上記トランジスタ61の
1個を通して選ばれたY電極の一つに上記各種電
圧を印加する。
70はX電極をアースに導びくスイツチング回
路で、各電極X1〜Xnに高耐圧N型トランジスタ
71,………が電極X1〜Xnとアース間に接続さ
れる。このトランジスタのベースには、書込み信
号WRITE、消去信号ERASEが水平バイナリア
ドレス信号によつて動作するアナログスイツチ
(図示しない)を介して加えられる。このトラン
ジスタ71,………は書込み、消去、読出しの時
の電極を選択するスイツチング素子として作用す
る。
この駆動回路の動作を第2図に示すタイムチヤ
ートとともに説明する。
Γ維持運動 第1のタイミングで信号T1が回路20に加え
られるとともに、信号T4が回路30に加えられ
る。従つて、維持電圧Vs1はトランジスタ22→
ダイオード23,………→Y電極→X電極→ダイ
オード32,………トランジスタ31を介して加
えられる。
第2のタイミングで信号T2が回路50に加え
られ、ダイオード44→ダイオード43,………
→X電極→Y電極→ダイオード51,………→ト
ランジスタ52の回路に残留している電荷を放電
させる。これは残留電荷による薄膜EL表示のブ
レークダウンを防止するためである。
第3のタイミングで信号T2が回路50に、ま
た信号T3が回路40に加えられる。従つて、維
持電圧Vs1はトランジスタ42→ダイオード4
3,………→X電極→Y電極→ダイオード51,
………→トランジスタ52を介して加えられる。
このときの難持電圧は薄膜EL素子に対して前記
と逆方向に加えられることとなる。
第4のタイミングで信号T4が回路30に加え
られ、ダイオード24→ダイオード23,………
→Y電極→X電極→ダイオード32,………トラ
ンジスタ31の回路で残留電荷を放電させる。
以上の4つのタイミングを順次繰返して、維持
駆動を行う。
Γ書込み、消去、読出し駆動 薄膜EL素子の駆動モード、例えば書込み、消
去、読出し駆動に合わせて電源63は書込み電圧
w、消去電圧Ve、読出し電圧VrをラインDに
出力する。
そして、書込み、消去、或いは読出しを希望す
る絵素に接続されたX電極及びY電極のトランジ
スタ61,71を電極選択信号により選択的にオ
ンする。電極選択信号は維持駆動の第4のタイミ
ング終了後で第1のタイミングの開始前に与えら
れる。このため書込み電圧Vw、消去電圧Ve或い
は読出し電圧Vrは、ラインD→トランジスタ6
1→ダイオード62→Y電極→X電極→トランジ
スタ71の回路で加えられる。このときの駆動は
点順次方式、又は線順次方式により行われる。
上記回路において、書込み電圧Vw、消去電圧
e及び読出し電圧Vrは維持電圧が加えられてい
ない時、即ちOVの時加えられるから、トランジ
スタ61,………,71,………の耐圧は書込み
電圧Vw以上例えば250ボルト以上を必要とす
る。これはダイオード23,32,43,51,
24,44に対しても同様にあてはまり、同じだ
けの耐圧を必要とする。トランジスタ61,7
1、ダイオード23,32,43,51は薄膜
EL素子の電極数と同数用意する必要があるの
で、これら各素子はIC化しなければ小型化する
ことはできない。ところで、N型トランジスタ7
1はロジツク回路も含めてIC化することが可能
であるがP型トランジスタ61は高耐圧のものを
作ることが困難であるばかりでなく、集積化する
ことは殆んど不可能である。
上記問題点に鑑み、特にP型トランジスタ61
の所要耐圧を低減した基本回路を第3図に示し、
その動作を第4図のタイムチヤートとともに説明
する。
第3図において、第1図と同一回路部分は同一
符号を付して説明を省略する。但し、トランジス
タ61,71は第1図ではバイポーラトランジス
タであるが、第3図ではMOSトランジスタであ
るのでシンボルを変え、符号を61′,71′とし
ている。また電源81は耐圧軽減電圧発生部であ
り、この実施例では維持電圧源である。第3図に
おいて電源63′は書込補助電圧Vweを発生し、
この電圧は書込み電圧Vwと維持電圧Vs1との間
に、Vwe=Vw−Vs1の関係がある。電源63′は
トランジスタ61′のソース共通ラインとダイオ
ード23のアノード共通ライン間に接続される。
第3図を簡略化した回路を第5図に示す。第5
図では薄膜EL素子を1絵素ELだけ表わしそのX
及びY電極を1本だけで表わしている。また選択
トランジスタ61′,71′、ダイオード23,3
2,43,51も1個だけ表わしている。
第3図、第5図の回路において、維持駆動は第
1図の回路と同様に行われるので説明を省略す
る。
書込み、消去、読出しなど電極を選択して駆動
するタイミングは第1図の場合とは異なり、第4
図の如く動作する。ここでは書込み駆動を例にし
て説明する。
書込み駆動は3段階よりなる。
信号T1とT4が回路20と30に加えられ、維
持電圧Vs1を薄膜EL素子の全絵素に印加し、薄
膜EL素子の両端電圧が維持電圧Vs1になるまで
加える。
次に、信号T1は加え続け、信号T4は0にす
る。そして書込みを希望する絵素を含むX電極及
びY電極を選択するため、電極選択信号TvとTh
をトランジスタ61′,71′に加える。従つて書
込み絵素には維持電圧Vs1と書込補助電圧Vwe
重畳されて印加され、書込み絵素は発光する。
最後にに信号T1,Tv,Thを0にして記号
T2,T4を加えて放電回路を形成し、薄膜EL素子
の両端電圧を0にする。
上記回路構成は第5図の回路より明らかなよう
にダイオード23の両端に書込用電源63′とト
ランジスタ61′とダイオード62の直列回路を
並列に接続し、且つ第4図より明らかなように維
持電圧Vs1を全絵素に印加した後、書込補助電圧
weを印加している点が特徴である。
このため上記回路構成によれば次の理由で耐圧
が軽減される。
(1) 維持電圧Vs1を薄膜EL素子の全絵素に印加
した後、書込補助電圧Vweを印加する場合に初
めトランジスタ22と31をオンにして全絵素
に維持電圧を加えると、薄膜EL素子は電極間
に螢光層を挾持する絶縁層を介在させているか
ら等価的にコンデンサと考えることができ、そ
のため維持電圧の印加後にトランジスタ31を
オフにしても薄膜EL素子の両端電圧は維持電
圧を保つている。従つて書込補助電圧Vweを印
加する場合のトランジスタ61′,71′のオン
耐圧は書込補助電圧Vweとなる。
(2) 書込み絵素に書込み電圧Vwが印加された
後、第5図に示すS点が0電位になつた場合、
書込用電源63′、トランジスタ61′、ダイオ
ード62の直列回路に書込み電圧Vwが印加さ
れることになるが、このときダイオード62は
この電圧に対して逆方向であるから、ダイオー
ド62がオフになり、トランジスタ61′に電
圧が印加されるのを阻止する。従つてこの場合
には、ダイオード62の耐圧が充分にあればト
ランジスタ61′の耐圧は高電圧を必要としな
い。
以上の理由によつてトランジスタ61′の絶対
耐圧は書込補助電圧Vwe以上、トランジスタ7
1′のオン耐圧は書込補助電圧Vwe以上、トラン
ジスタ71′のオフ耐圧は維持電圧Vs1以上とな
る。1例として維持電圧Vs1は210ボルト、書込
補助電圧Vwは35ボルト程度である。
上記回路構成は一度の書込動作で1点を書込む
点順次方式を基調としている。
<本発明の説明> 本発明は上記回路構成に於いてダイオード62
を不要とするとともに選択X電極を接地、選択Y
電極に書込用、消去用、読出用電圧を印加する場
合、非選択Y電極にも重畳して、上記各電圧の1/
2電圧値を印加することにより、Y電極選択スイ
ツチトランジスタの耐圧を略々半減すると同時に
廻り込み容量の影響を除き、線順次走査を可能と
するとともに中間調書込、消去を実行する駆動方
式を提供することを目的とするものである。ダイ
オード62が不要となるのは上記耐圧が軽減され
る理由として述べた(2)の場合が起こらないためで
ある。
以下、本発明の1実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
第6図は本発明の1実施例を示す基本回路図で
ある。第7図は第6図に示す実施例の動作説明に
供するタイムチヤート図である。
第6図に於いて同一符号はそれぞれ第3図、第
5図と同一内容を示す。ダイオード62は撤廃さ
れている。64は書込補助電圧保持用コンデン
サ、65はコンデンサ64を書込補助電圧まで充
電する前にダイオード24とともにコンデンサ6
4の両端電位を零にリセツトするためのトランジ
スター、66はコンデンサ64とダイオード2
3,24との共通接続部A点が維持電圧等の高電
圧まで上昇した時オフとなり、後述するエミツタ
フオロワ94等を保護するダイオードである。9
1はバイナリイ・データに対応した電流を出力す
るDAコンバータ、92はDAコンバータ91の出
力電流を低インピーダンスで受け、出力端での電
圧如何にかかわらず一定電流を流すためのトラン
ジスタ、93はトランジスタ92のコレクタ端子
とエミツタフオロワ94のベース端子とに共通接
続され、該共通接続部C点の電圧を書込み用電圧
源63の電圧からDAコンバータ91の出力電流
に応じて低下させ、バイナリイ・データに対応し
た電圧を発生させるための抵抗、94はC点での
高インピーダンスを充分低くするため附加したエ
ミツタフオロワである。
トランジスタ65のコレクター測にはエミツタ
フオロワ94のベース端子と接続される経路上及
びダイオード66と接続される経路上にダイオー
ド85が介設されている。従つてトランジスタ6
5がオンの時点でエミツタフオロワ94のベース
電位が零となりエミツタフオロワ94とダイオー
ド66の共通接地点D点の電位が零となる。
ダイオード101はダイオード24と、ダイオ
ード102はダイオード66と、トランジスター
103はトランジスター94と、トランジスター
104はトランジスター92と、電圧線105は
電圧源63と、抵抗106は抵抗93と、それぞ
れ書込動作時に同様の作用をする。抵抗106と
抵抗93は等しい書込補助電圧を発生させるた
め、抵抗値を相等しい値に設定する必要がある。
107は書込み時にオンとなり、F点の電位を
s+(コンデンサ110に充電された電圧)に上
昇させるためのスイツチングトランジスター、1
08はF点の電位が上昇し、Vs以上になつた時
オフになり、VsをF点から切離すためのダイオ
ード、109はコンデンサ110に書込み補償用
電圧を充電する時オンになり、コンデンサ110
の一端を接地してコンデンサ110を書込み補償
用電圧まで充電する一方の経路を形成するトラン
ジスタ、110は書込み補償用電圧保持用コンデ
ンサ、111は書込時のみオンとなり、その他の
時はコンデンサ110をF点から切離すためのダ
イオードである。
書込動作を行なう前には、前述した如く電込絵
素の両端電位は零に設定されている。
書込みに対する基本的動作は次のようにして行
なわれる。タイミング信号を第7図に示す。
(1) 書込動作に移る前にDIS信号によりトランジ
スタ15をオンにし、ダイオード24→コンデ
ンサ64→トランジスタ65の経路でコンデン
サ64を放電させ、両端電位を零にする(リセ
ツト)。同時に、この時点までにDAコンバータ
91に所要の値をセツトする。この結果D点の
電圧=(書込み用電圧源63の電圧)−抵抗93
の抵抗値R×(DAコンバータ91の出力電流)
となり適切な書込補助電圧になる。
(2) 次にT2によりトランジスタ52をオンにす
れば、D点の電圧がダイオード66→コンデン
サ64→ダイオード23→トランジスタ52の
経路でコンデンサ64に印加され、コンデンサ
64の両端電圧が適切な書込補助電圧にセツト
される。コンデンサ64の値はELに書込を行
なつてもほとんど電位低下のないように大きく
選定されているので(〜1μF)一度書込補助
電圧に充電すれば、リーク分等は無視でき、そ
のままの電圧を保持する。
(3) 続いて前述したと同様の方式により書込動作
を行なえば、書込電圧に対応してEL素子の選
択絵素は書込まれる。
第7図に於いてAはトランジスター109のベ
ース端子に現出するチヤージ(CHARGE)信号
で、これはトランジスタ103→ダイオード10
2→コンデンサ110→トランジスタ109の経
路で書込み補償用電圧充電部を構成するための信
号である。またBはコンデンサ64,110の両
端電圧波形である。
上記回路構成に於いて、トランジスタ92,1
04は同一電流源、即ちDAコンバータ91の出
力電流からトランジスタ92,104を通して電
流を2等分する必要があるため、極力VBE,hfe
の揃つたペアタイプのものを用いることが望まし
い。VBE,hfeが異なればその程度に応じて電流
配分が不均等となり、このためコンデンサ64,
110の充電々圧のアンバランスを引き起こし、
非選択絵素に悪影響を及ぼす。
トランジスタ群61′の内オンにするトランジ
スタを決定する電極指定用ロジツク回路を構成す
る場合、CMOSを浮遊状態で用いるのがスペー
ス、消費電力の点で有利であるが、その場合コン
デンサ64と直列に固定電圧源(10V程度)を挿
入する必要がある。この場合には電圧源105の
電圧は電圧源63の電圧と固定電圧の合計値にし
なければVt=1/2Vwの関係が満足されず電圧の
アンバランスが生ずる。しかしトランジスタ9
2,104とも一定のベース電流印加時にはコレ
クタ電流はコレクタ電圧が変化してもほぼ一定で
あるので、何ら不都合を生じない。トランジスタ
61′の耐圧はEL素子への最大書込補助電圧の1/
2であり、18V程度で充分である。
中間調書込はパルス幅を変えることによつても
可能であるが、薄膜EL素子に対しては以下の理
由により本発明の方が優る。
即ち、中間調パルス幅の変化によりとると8レ
ベル程度でも最低輝度を与えるパルス幅は数μ秒
程度となり、大きな透明電極抵抗の存在のため、
電極引出し部ではほぼ完全に印加されるとしても
先端部では印加されない惧れがあり、輝度ムラが
大きくなる。これに対して本発明の如く電圧を変
えて書込んだ場合には、充分のパルス幅がとれ
る。また、パルス幅が狭いと電極選択トランジス
タのhfe(MOSではgm)のバラツキがパルス幅
に大きな影響を与え、出力パルス幅はかなりのバ
ラツキを生ずる。これを除くためにはトランジス
タの選別、抵抗等の調整が必要となり手間がかか
るのみならず、かなりのコストアツプにつながる
が、本発明はこのような問題から解放されてい
る。本発明は単にメモリ付薄膜EL素子のみでは
なく、リフレツシユ型薄膜EL素子のように基本
絵素構成要素にコンデンサを含む場合にも実施可
能である。
また本発明において、書込み駆動をするとき、
維持電圧を全絵素に印加し、書込みのためにコン
デンサの充電電圧を書込み絵素にのみ加えるの
で、書込み絵素に書込み電圧を印加して書込みが
行われると同時に、その他の絵素には維持電圧が
印加され維持駆動することができる。この書込み
駆動は維持電圧の印加タイミングに合わせて行な
われる。また上記駆動回路において、書込み絵素
に書込み電圧を印加して書込み駆動した後、書込
み電圧を解除すると書込み絵素には書込み電圧に
対応する充電電荷が残つておりこの残留電圧が第
5図の駆動回路へ逆印加される。残留電圧はほぼ
維持電圧とコンデンサ64の充電電圧及びコンデ
ンサ110の充電電圧を加えた書込み電圧と等し
い高電圧値となる。この場合、トランジスタ22
はダイオード23によつて残留電圧からフローテ
イング状態にされているが、トランジスタ61′
のドレインには残留電圧が印加されることにな
る。しかしながら、トランジスタ61′のソース
には書込補助電圧保持用コンデンサ64の充電電
圧が印加されているため、トランジスタ61′の
ソース・ゲート間の実質的要求耐圧は維持電圧+
コンデンサ110の最大充電電圧で良く、従つて
この程度の耐圧を有するMOSトランジスタ素子
を用いることにより、第3図で必要とされたフロ
ーテイング用のダイオード62,62………を廃
止することができる。即ち、トランジスタ61′
は残留電圧に対してフローテイングにする必要が
なくなりダイオードの数が大幅に減少する。
以上の如く本発明は先願発明よりダイオードア
レイが少なくなり、コスト縮減に寄与するととも
に実装容積も小さくなる。また選択されたY電極
上の同一書込レベルのX電極を一度に書込むこと
により、X電極数がどのように多くなつても(設
定した階調−1)回だけの書込で1ラインの中間
調画像の書込を完了できるので、静止画、あるい
は動きの遅い動画表示には本発明は非常に有効な
ものとなる。(最低レベルの書込は不必要であ
る。) 次に消去又は読出し駆動は維持パルスの第4の
タイミングと第1のタイミングの間で行われ、上
記書込み駆動と同じ要領で実施される。但し、初
めに加える電圧は維持電圧Vs1ではなく、消去あ
るいは読出し電圧より書込用電圧Vwsだけ低い電
圧である。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願発明の一実施例の回路図、第2図
は第1図のタイムチヤート、第3図は先願発明の
改良実施例の回路図、第4図は第3図の回路の動
作を説明するタイムチヤート、第5図は第3図の
概略回路図を示す。第6図は本発明の1実施例を
示す基本回路図、第7図は第6図の動作説明に供
するタイムチヤート図である。 10:薄膜EL素子、20:維持電圧印加回
路、30:X電極のアース回路、40:維持電圧
印加回路、50:Y電極のアース回路、60:Y
電極選択回路、63:書込用電圧源、64:コン
デンサ、70:X電極選択回路、81:耐圧軽減
電圧源、91:DAコンバータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに直交するマトリツクス電極間に薄膜
    EL層を介在させてなり、印加電圧と発光輝度特
    性にヒステリシス現象を呈する薄膜EL素子の駆
    動回路において、 維持電圧源と、第1のスイツチング素子を含
    み、該第1のスイツチング素子のオン時、前記マ
    トリツクス電極間に、前記薄膜EL層に対する維
    持電圧を印加する回路と、 前記第1のスイツチング素子と前記維持電圧源
    の間にあつて、第1のコンデンサと第2のスイツ
    チング素子を含み、前記維持電圧の印加後、前記
    第1のスイツチング素子のオン状態を継続し、前
    記第2のスイツチング素子のオン動作により前記
    第1のコンデンサの充電電圧を前記維持電圧に重
    畳せしめる回路と、 前記第1のスイツチング素子と前記マトリツク
    ス電極の一方の電極間にあつて、第2のコンデン
    サと第3のスイツチング素子を含み、前記第2の
    スイツチング素子のオン動作に同期して前記第3
    のスイツチング素子を選択的にオン状態とし、前
    記第2のコンデンサの充電電圧を前記維持電圧と
    前記第1のコンデンサの充電電圧の重畳電圧に重
    畳せしめる回路と、 データ信号に呼応して前記第1のコンデンサと
    前記第2のコンデンサの各充電電圧値を変換せし
    めかつ各々の充電電圧を同電圧値とする回路と、 を具備して成り、 前記一方の電極より他方の電極へ、選択電極を
    通して前記維持電圧と前記第1及び第2のコンデ
    ンサの充電電圧が重畳された書込み電圧を、非選
    択電極を通して前記維持電圧と前記第1のコンデ
    ンサの充電電圧が重畳された電圧を、それぞれ印
    加して中間調書書込みを実行し、前記第3のスイ
    ツチング素子にはオフ時に、ドレイン側に書込み
    絵素に書込まれた充電電荷の残留電圧が印加され
    ることを特徴とする薄膜EL素子の駆動回路。
JP4819078A 1978-04-21 1978-04-21 Circuit system for thin film el element Granted JPS54140430A (en)

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JPS54140430A JPS54140430A (en) 1979-10-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01113718A (ja) * 1987-10-27 1989-05-02 Asahi Optical Co Ltd 走査式光学装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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