JPS6246452Y2 - - Google Patents

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JPS6246452Y2
JPS6246452Y2 JP1979125531U JP12553179U JPS6246452Y2 JP S6246452 Y2 JPS6246452 Y2 JP S6246452Y2 JP 1979125531 U JP1979125531 U JP 1979125531U JP 12553179 U JP12553179 U JP 12553179U JP S6246452 Y2 JPS6246452 Y2 JP S6246452Y2
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JP
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drip
drip tube
irrigation pipe
irrigation
pipe
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JP1979125531U
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JPS5642351U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は植物栽培用の潅水装置において、各点
滴チユーブからの点滴量が潅水パイプの長手方向
に渡つて均一でバラツキなく、点滴できる潅水装
置を提供するものである。 植物の栽培用の潅水装置は種々の方式がある
が、その中の一つに第1図に示す如く給水パイプ
3に接続された比較的内径の太い潅水パイプ1
に、内径がごく細く、長さが数10cmの点滴チユー
ブ2を潅水パイプ1に適当な間隔をおいてあけら
れた点滴チユーブ差し込み用穴5を通して多数本
つけた潅水装置がある。 従来、この種の潅水装置においては、点滴位置
を任意の位置に配置するために、第2図の如く可
撓性の材料よりなる点滴チユーブ2を点滴チユー
ブ差し込み用穴5を通して潅水パイプ1の中に挿
入することにより、適当な長さだけ点滴チユーブ
差し込み用穴5より点滴チユーブ2を出し、培地
の所望の位置に配置していた。 これは、点滴チユーブ2の長さを適当に切つて
所望の位置に配置すると各点滴チユーブ2の長さ
が同一でないため点滴チユーブ2内の流水抵抗が
変わり、夫々の点滴チユーブ2から点滴される水
量がバラつくからである。 しかしながら、第2図の如き潅水装置において
も点滴チユーブ2の潅水パイプ側の端である給水
口2aの位置が挿入の仕方によつて潅水パイプ1
の内側の上部にある場合、中間にある場合、下部
にある場合が起こり、この結果、給水パイプ3か
らの給水が打切られても潅水パイプ1の中に残つ
た水がサイフオン現象で潅水パイプ1の内側の下
部に給水口2aのある点滴チユーブ2から多く出
るため、その附近の培地が過湿となり、植物の生
育が阻害された。また、潅水パイプ1の内側の上
部に給水口2aのある点滴チユーブ2において
は、給水パイプ3からの給水が打切られると同時
に点滴が止まるため他の点滴チユーブに比べ点滴
量が少なくなり、その附近の培地は過乾になり易
く、やはり植物の根の生育が阻害された。 例えば、内径25mm、長さ20mで10cm間隔に片側
に点滴チユーブ2が挿入された潅水装置におい
て、合計で200本ある点滴チユーブのうち潅水パ
イプ1内側の上部に給水口をもつものを100本、
下部にもつものを100本と仮定すれば給水パイプ
3からの給水を打切つても潅水パイプ1の中には
約10の水が残つているため、下部に給水口2a
のある点滴チユーブは、上部に給水口2aのある
点滴チユーブよりも点滴量は点滴チユーブ1本当
り100c.c.は多くなる。通常潅水量は1日1平方メ
ートル当り3程度であり、巾60cmの栽培ベツド
6においては点滴チユーブ1本当りでは200c.c.の
点滴量なので、点滴量が100c.c.も違うということ
は点滴量の誤差が50%もあることとなり、培地に
過湿な部分と過乾な部分とが生じ、特にメロンの
ような水分管理の厳しい栽培には不適である。 さらに、給水パイプ3から潅水パイプ1へと水
が給水されている際においても、潅水パイプ1の
長手方向に渡つて終端に行くに従つて点滴チユー
ブ2からの点滴スピードが遅くなることがわかつ
た。第1表は0.1気圧の水圧で潅水パイプ1中に
水を流した時の潅水パイプ1の長手方向に渡つて
5ケ所の測定点で測定した点滴チユーブ2からの
1分当りの点滴量の傾向を示す。
【表】 第1表に示す如く、潅水パイプの終端近くは、
給水パイプ側に比べ75%の点滴流量になつてい
る。かゝる点滴流量バラツキの原因は、第2図の
如く潅水パイプ1中の上部に空気溜り4が多数生
じ、潅水パイプ1中の水の流れを妨げているため
である。 本考案はかかる欠点を解消する目的にて実用新
案登録請求の範囲に記載した潅水装置を提供する
ものである。 以下、本考案を例示図面に基づいて詳細に説明
する。第3図に示す如く、潅水パイプ1を点滴チ
ユーブ差し込み用穴5が上部に向くよう栽培ベツ
ド6のとりわけ北側のわきに敷設し、点滴チユー
ブの給水口2aを、点滴チユーブ差し込み用穴5
にわずかに挿入し連通させ、点滴チユーブの点滴
口2bを、栽培ベツド6の上部表面において、点
滴口2bの位置が点滴チユーブ差し込み用穴5の
上部にあるように設置する。なお、点滴チユーブ
2の各長さはほぼ一定に揃えられており、流水抵
抗はほぼ一定になるので、点滴される水量のバラ
ツキはきわめて少ない。これにより、潅水パイプ
1が直接太陽光線に当たることは極めて少なく、
また点滴チユーブの給水口2aの位置は潅水パイ
プ1の内側で上下方向にバラつかず、また点滴チ
ユーブの点滴口2bの位置が、点滴チユーブの給
水口2aの位置より上部にあるため、サイフオン
現象が起こらず、給水パイプ3からの給水をやめ
た後もサイフオン現象で潅水パイプ中に溜つた水
が潅水パイプ1中の下部に給水口2aのある点滴
チユーブから多く流れ出るということがなくな
り、各点滴チユーブからの点滴量は均一となる。
さらに点滴チユーブ差し込み用穴5が潅水パイプ
1の上部に位置し、当該差し込み用穴5に点滴チ
ユーブの給水口2aがわずかにしか挿入されてな
いため、給水パイプ3から潅水パイプ1中に給水
された際、潅水パイプ1中の残つた空気は、水圧
で多数本ある点滴チユーブ2を通して、大気中に
排出され潅水パイプ1中には空気溜り4は生じな
い。従つて潅水パイプ1中の水の流れが妨げられ
ず、潅水パイプ1の長手方向に渡つて均一な点滴
スピードで、点滴チユーブ2より点滴される。 なお、ここでは栽培ベツド6が東西に長手にな
つている場合を述べているもので、日の出日の入
りは太陽が低いので太陽光線があつても実用上差
し支えないが、栽培ベツド6が南北に長手になつ
ている場合には太陽光線が潅水パイプに当たらな
いよう栽培ベツド6内に埋設しておくのが望まし
い。 本考案の実施例として、第4図の如く地表面8
上20cmの位置に、ベツド脚9により中空に設置さ
れた巾0.6m、長さ20m、深さ20cmの金網製の栽培
ベツド7の下部の地表面8上に、内径21mmの潅水
パイプ1を10cm間隔であけられた点滴チユーブ差
し込み用穴5が上部を向くよう敷設し、内径2mm
長さ80cmの点滴チユーブ2の給水口2aを点滴チ
ユーブ差し込み用穴5に5mm挿入して連通し、点
滴チユーブの点滴口2bを栽培ベツド7の培地表
面に置いた潅水装置において、潅水パイプ1中の
水圧を0.1気圧として、点滴チユーブ2からの点
滴流量を測定したところ第2表の如くであつた。
【表】 この結果、本考案の潅水装置を使用すれば、点
滴スピードが潅水パイプ1の長手方向に渡つて変
化するということがなくなり、均一な点滴量にな
ることがわかつた。 また別の実施例として、潅水パイプ1を培地中
に埋設し、点滴チユーブの点滴口2bを培地表面
に出しても良く、さらには潅水パイプ1と点滴チ
ユーブ2を両方とも培地中に埋設しても良い。 このようにベツドの下に潅水パイプ1を敷設し
たり、培地中に潅水パイプ1を埋設したりする
と、潅水パイプ1が太陽光線に当らないため、潅
水パイプ1中の水温の温度変化が少なく、潅水パ
イプ1が熱膨張で蛇行したり、高温となつた水が
点滴されて植物の根が傷つくということもなくな
つた。以上の如く、本考案の潅水装置を使用する
と、従来のこの種の潅水装置に比べ、各点滴チユ
ーブからの点滴量のバラツキがなくなり、また潅
水パイプの長手方向に渡つての点滴スピードの変
化もなくなるので、培地中の水分量の分布が均一
となり、植物の根が健全に育ち、収量の増加を計
ることが出来る効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の潅水装置の1例を示す斜視
図、第2図は、従来の潅水装置の1例を示す斜視
図、第3図は、本考案の潅水装置の実施例を示す
斜視図、第4図は、本考案の潅水装置の実施例を
示す斜視図である。 図中使用する番号は共通して使用するもので、
1……潅水パイプ、2……点滴チユーブ、2a…
…点滴チユーブの給水口、2b……点滴チユーブ
の点滴口、3……給水パイプ、4……潅水パイプ
中の空気溜り、5……点滴チユーブ差し込み用
穴、6……栽培ベツド、7……栽培ベツド、8…
…地表面、9……栽培ベツド脚である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 適当な間隔で長手方向に渡つて多数の点滴チ
    ユーブを差し込み用穴を持つ潅水パイプと、潅
    水パイプに比べ、ごく細い内径を持つ可とう性
    の材料よりなるほぼ一定長さの多数本の点滴チ
    ユーブよりなる潅水装置において、前記点滴チ
    ユーブ差し込み用穴が上部を向くよう潅水パイ
    プを太陽光線が当たらないよう施設し、点滴チ
    ユーブの一端を点滴チユーブ差し込み用穴にわ
    ずかに挿入し連通させ、点滴チユーブの点滴側
    の端を、点滴チユーブ差し込み用穴より上部に
    位置するよう設置してなることを特徴とする潅
    水装置。 (2) 地表面より隔離され、脚などで中空に設置さ
    れた栽培ベツドにおいて、潅水パイプを栽培ベ
    ツドの下に設置し、点滴チユーブの点滴側の端
    を栽培ベツド表面の栽地上に設置した実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の潅水装置。 (3) 潅水パイプを地中に埋設し、点滴チユーブの
    点滴側の端を地表面に設置した実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の潅水装置。 (4) 潅水パイプ及び点滴チユーブとも地中に埋設
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の潅水
    装置。
JP1979125531U 1979-09-10 1979-09-10 Expired JPS6246452Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS5642351U JPS5642351U (ja) 1981-04-18
JPS6246452Y2 true JPS6246452Y2 (ja) 1987-12-15

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