JPS6245512Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6245512Y2 JPS6245512Y2 JP10947780U JP10947780U JPS6245512Y2 JP S6245512 Y2 JPS6245512 Y2 JP S6245512Y2 JP 10947780 U JP10947780 U JP 10947780U JP 10947780 U JP10947780 U JP 10947780U JP S6245512 Y2 JPS6245512 Y2 JP S6245512Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- container
- gutter
- inductor
- electromagnetic
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は容器内に蓄積されている溶湯を必要
量ずつ切出すための電磁樋の構造に関するもので
ある。
量ずつ切出すための電磁樋の構造に関するもので
ある。
一般にアルミ等を溶解して得られる溶融金属
(以下溶湯と略称する)を必要量ずつ鋳型、取鍋
等に切出す装置として容器底部側方より斜上方に
延びて配置される電磁樋が採用されている。そし
て、この電磁樋の溶湯搬送力をもたらす誘導子は
原理的には準標的な誘導電動機の縦軸線に沿つて
分割された固定子と同一原理をなすものであつ
て、一平面内に展開された構成となつている。即
ち、誘導子は歯が刻まれている1つの積層鋼板
と、この積層鋼板に形成されている溝内に収納さ
れた移動磁界発生用巻線から構成されている。そ
して、多相巻線とするために、積層鋼板が極に合
せて分割されていて、樋の長手方向に多くの極節
を有している。
(以下溶湯と略称する)を必要量ずつ鋳型、取鍋
等に切出す装置として容器底部側方より斜上方に
延びて配置される電磁樋が採用されている。そし
て、この電磁樋の溶湯搬送力をもたらす誘導子は
原理的には準標的な誘導電動機の縦軸線に沿つて
分割された固定子と同一原理をなすものであつ
て、一平面内に展開された構成となつている。即
ち、誘導子は歯が刻まれている1つの積層鋼板
と、この積層鋼板に形成されている溝内に収納さ
れた移動磁界発生用巻線から構成されている。そ
して、多相巻線とするために、積層鋼板が極に合
せて分割されていて、樋の長手方向に多くの極節
を有している。
以上の構成をなす溶湯搬送用電磁樋は実際の運
転に際しては溶湯の可能な限りに一様な搬送のた
めに樋全長にわたつて一定な搬送力を生ぜしめる
ことが望ましい。ところが、電磁樋の端部は誘導
機固定子が円周をなしていることに対比して特異
な構成となつており、最初の極節の範囲内におい
ては搬送力が著しく弱いことが縦端効果として広
く知られている。
転に際しては溶湯の可能な限りに一様な搬送のた
めに樋全長にわたつて一定な搬送力を生ぜしめる
ことが望ましい。ところが、電磁樋の端部は誘導
機固定子が円周をなしていることに対比して特異
な構成となつており、最初の極節の範囲内におい
ては搬送力が著しく弱いことが縦端効果として広
く知られている。
このような縦端効果は約5゜〜25゜の上向きの
勾配を有している従来の電磁樋では容器内に蓄積
される溶湯量が、電磁樋中の誘導子の容器側の1
極節の範囲内に及んだときに問題がある。即ち、
この1極節においては殆んど推力が得られないこ
とから次の極節に溶湯を進行させえず、ひいては
容器内の残湯量が増すという弊害があつた。しか
も、この残湯量は電磁樋の勾配が大であるほど著
しい(上向きの角度θ一極節の長さxとすれば
xtanθの溶湯レベル)。よつて、溶湯の歩留りの
低下を来す欠点があつた。
勾配を有している従来の電磁樋では容器内に蓄積
される溶湯量が、電磁樋中の誘導子の容器側の1
極節の範囲内に及んだときに問題がある。即ち、
この1極節においては殆んど推力が得られないこ
とから次の極節に溶湯を進行させえず、ひいては
容器内の残湯量が増すという弊害があつた。しか
も、この残湯量は電磁樋の勾配が大であるほど著
しい(上向きの角度θ一極節の長さxとすれば
xtanθの溶湯レベル)。よつて、溶湯の歩留りの
低下を来す欠点があつた。
本考案の目的は溶湯蓄積容器の底部より斜上方
に配置される電磁樋の誘導子の少なくとも容器側
の一極節を水平にすることによつて電磁極の傾斜
の大小に拘らず容器内の溶湯の歩留りの向上をも
たらすことにある。
に配置される電磁樋の誘導子の少なくとも容器側
の一極節を水平にすることによつて電磁極の傾斜
の大小に拘らず容器内の溶湯の歩留りの向上をも
たらすことにある。
以下、図示する実施例について具体的に説明す
る。図は本考案の実施例を示すもので、同図にお
いて1は容器で内部に溶湯2を蓄積している。3
は電磁樋で、溶湯案内路3aと誘導子3b及び注
湯口3cより構成され、溶湯案内路3aの容器側
端部は容器1の底面に連らなつている。そして、
電磁樋3中の溶湯案内路3aの表面の誘導子3b
における容器1側の第1番目の極節3b1に対応す
る箇所は水平を保つている。一方、誘導子3bに
おける容器1側の2番目以後の各極節3b2〜3b
oは水平に対して5゜〜25゜の傾斜をなして溶湯
2の外部に対する自然流出は防止される。4は鋳
型で、上記電磁樋3の外方端の注湯口3cより流
下する溶湯2を受け鋳造成型品を形成する。
る。図は本考案の実施例を示すもので、同図にお
いて1は容器で内部に溶湯2を蓄積している。3
は電磁樋で、溶湯案内路3aと誘導子3b及び注
湯口3cより構成され、溶湯案内路3aの容器側
端部は容器1の底面に連らなつている。そして、
電磁樋3中の溶湯案内路3aの表面の誘導子3b
における容器1側の第1番目の極節3b1に対応す
る箇所は水平を保つている。一方、誘導子3bに
おける容器1側の2番目以後の各極節3b2〜3b
oは水平に対して5゜〜25゜の傾斜をなして溶湯
2の外部に対する自然流出は防止される。4は鋳
型で、上記電磁樋3の外方端の注湯口3cより流
下する溶湯2を受け鋳造成型品を形成する。
上記実施例の構成において、例えば図示のよう
に容器側より誘導子3bの第4極節3b4まで溶湯
が達している自然の状態(誘導子3bに電力供給
がなされていない状態)から誘導子3bに矢印A
方向の移動磁界を発生するように給電すると誘導
子3bよりもたらされる移動磁界が溶湯に作用す
る。すなわち、誘導子3b及び溶湯2がいわば誘
導電動機における1次コイル、2次導体にそれぞ
れ対応した作用をなし、溶湯2は推力を受けて電
磁樋3の溶湯案内路3aに沿つて上昇する。この
溶湯2の電磁樋3に沿つての上昇過程において、
溶湯2が注湯口3cに達し鋳型4に注湯される。
鋳型4への所定量の注湯が完了すれば誘導子3b
への電力供給がしや断され、直ちに溶湯2の慣性
による若干の注湯後鋳型への注湯は完了する。次
に新しい鋳型4に対し同様の操作に基づいて順次
注湯がなされ、容器1内の溶湯量は徐々に減少し
ていく。このようにして誘導子3bの第1極節3
b1に至り溶湯2が殆んど無くなるに至るまで溶湯
2は注湯に供される。これは誘導子3bの第2極
節3b2は縦端効果の影響なく全長にわたつて推力
は大きく維持されていることから明らかである。
に容器側より誘導子3bの第4極節3b4まで溶湯
が達している自然の状態(誘導子3bに電力供給
がなされていない状態)から誘導子3bに矢印A
方向の移動磁界を発生するように給電すると誘導
子3bよりもたらされる移動磁界が溶湯に作用す
る。すなわち、誘導子3b及び溶湯2がいわば誘
導電動機における1次コイル、2次導体にそれぞ
れ対応した作用をなし、溶湯2は推力を受けて電
磁樋3の溶湯案内路3aに沿つて上昇する。この
溶湯2の電磁樋3に沿つての上昇過程において、
溶湯2が注湯口3cに達し鋳型4に注湯される。
鋳型4への所定量の注湯が完了すれば誘導子3b
への電力供給がしや断され、直ちに溶湯2の慣性
による若干の注湯後鋳型への注湯は完了する。次
に新しい鋳型4に対し同様の操作に基づいて順次
注湯がなされ、容器1内の溶湯量は徐々に減少し
ていく。このようにして誘導子3bの第1極節3
b1に至り溶湯2が殆んど無くなるに至るまで溶湯
2は注湯に供される。これは誘導子3bの第2極
節3b2は縦端効果の影響なく全長にわたつて推力
は大きく維持されていることから明らかである。
なお、上記構成においては誘導子3bの容器側
の第1極節に対応する電磁樋3の溶湯案内路3a
を全て容器1の底面と均等レベルに設定した例を
示しているが第1極節3b1の第2極節3b2に接続
される端部はかなりの推力がもたらされるから、
第1極節の推力が強まる箇所より段階的又は連続
的に傾斜を開始することを妨げない。要するに、
第1極節3b1に相当する電磁樋3の溶湯案内路3
aの表面は容器1の底面とほぼ水平を保つことが
必要事項とされる。
の第1極節に対応する電磁樋3の溶湯案内路3a
を全て容器1の底面と均等レベルに設定した例を
示しているが第1極節3b1の第2極節3b2に接続
される端部はかなりの推力がもたらされるから、
第1極節の推力が強まる箇所より段階的又は連続
的に傾斜を開始することを妨げない。要するに、
第1極節3b1に相当する電磁樋3の溶湯案内路3
aの表面は容器1の底面とほぼ水平を保つことが
必要事項とされる。
以上述べたようにこの考案に係る溶湯搬送用電
磁樋は溶湯容器の側底面と同一レベルより斜上方
に容器内の溶湯を搬送するに際して容器に接続さ
れる側の誘導子第1極節における溶湯通路表面を
容器の底面とほぼ同一レベルに定めるようにした
ものである。かかる構成に基づいて、鋳型,取鍋
等への注湯に際して容器内の溶湯はほぼ100%有
利に利用され、従来のように残湯が無駄となる弊
害を除去し、溶湯の歩留りの向上をはかることが
できひいては溶湯の搬送効率の向上をも期待でき
る特長を有する。
磁樋は溶湯容器の側底面と同一レベルより斜上方
に容器内の溶湯を搬送するに際して容器に接続さ
れる側の誘導子第1極節における溶湯通路表面を
容器の底面とほぼ同一レベルに定めるようにした
ものである。かかる構成に基づいて、鋳型,取鍋
等への注湯に際して容器内の溶湯はほぼ100%有
利に利用され、従来のように残湯が無駄となる弊
害を除去し、溶湯の歩留りの向上をはかることが
できひいては溶湯の搬送効率の向上をも期待でき
る特長を有する。
図は、この考案の実施例を示す断面図である。
1…溶湯容器、2…溶湯、3…電磁樋、3a…
溶湯通路、3b…誘導子、3b1〜3bo…誘導子
極節。
溶湯通路、3b…誘導子、3b1〜3bo…誘導子
極節。
Claims (1)
- 溶融金属を蓄積する容器の底部側方より斜上方
に配置され、誘導子の容器側の第1極節に対応す
る部分の溶融金属案内路の表面レベルを容器底部
の表面レベルとほぼ等しく定めたことを特徴とす
る溶融金属搬送用電磁樋。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10947780U JPS6245512Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | |
US06/212,882 US4375885A (en) | 1980-02-13 | 1980-12-04 | Reverberatory furnace |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10947780U JPS6245512Y2 (ja) | 1980-07-31 | 1980-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5734182U JPS5734182U (ja) | 1982-02-23 |
JPS6245512Y2 true JPS6245512Y2 (ja) | 1987-12-04 |
Family
ID=29470672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10947780U Expired JPS6245512Y2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6245512Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60113654A (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-20 | Shinko Electric Co Ltd | 電磁注湯機 |
-
1980
- 1980-07-31 JP JP10947780U patent/JPS6245512Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5734182U (ja) | 1982-02-23 |
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