JPS6245436Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は電子レンジに関する。

(ロ) 従来技術 従来、加熱室内の下部にマイクロ波撹拌羽根を
設けた電子レンジにおいては、その上にマイクロ
波透過性の食品載置台が配置されているために、
上記撹拌羽根の回転状態を確認できず、従つて何
らかの原因で上記撹拌羽根の回転が停止した状態
においてもマイクロ波加熱が実行されることとな
り、この場合食品の均一加熱が行なわれない。

(ハ) 考案の目的 本考案は加熱室内下部に配置されているマイク
ロ波撹拌手段の動作が不所望な状態となつた場
合、それが確認でき、これにより食品の不均一加
熱を未然に防止できる様にすることを目的とす
る。

(ニ) 考案の構成 本考案の構成として、撹拌手段上に配置された
食品載置台に覗き窓を形成すると共に、加熱室内
を照明する照明手段の光を上記撹拌手段へ導く光
導手段を設ける。

(ホ) 実施例 以下本考案実施例電子レンジを説明する。第１
図において、１は外装２内に配置された加熱室、
３は該加熱室内の上部及び下部へ導波管４，５を
介してマイクロ波を供給するマグネトロン、６は
上記加熱室１内を照明するランプ、７，８は夫々
加熱室１内の上部及び下部に回動自在に配置さ
れ、均一加熱すべくマイクロ波を撹拌する上部及
び下部撹拌羽根で、該羽根は共にマグネトロン３
を冷却するブロワ（図示しない）からの風にて回
動する。９は上記下部撹拌羽根上に配置されたマ
イクロ波透過性のセラミツク食品載置台、１０は
第２図にも示す如く上記載置台９の一角に形成さ
れた覗き窓、１１は上記ランプ６の光を上記下部
撹拌羽根８へ導くための光導手段、即ち反射板で
ある。

斯る構成にて下部撹拌羽根８の回転状態は覗き
窓１０を介して確認でき、しかも下部撹拌羽根８
にはランプ６からの光が当たり、よつて上記確認
は一層明らかに行なえる。

(ヘ) 考案の効果 本考案によれば、加熱室内下部に配置されてい
るマイクロ波撹拌羽根の動作を明らかに確認で
き、従つて斯る羽根の動作が不所望な状態となつ
た場合、加熱を行なうのを容易に取り止めること
ができ、不均一加熱を未然に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例電子レンジの断面図、第
２図は同要部斜視図である。 １……加熱室、６……ランプ、８……下部撹拌
羽根、９……食品載置台、１０……覗き窓、１１
……反射板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 加熱室、該加熱室内を照明する照明手段、上記
   加熱室内の下部に配置されてマイクロ波を撹拌す
   る撹拌手段、該撹拌手段上に配置されたマイクロ
   波透過性の食品載置台、上記撹拌手段の動作状態
   を確認すべく上記載置台に形成された覗き窓、上
   記照明手段の光を上記撹拌手段へ導く光導手段を
   備えたことを特徴とする電子レンジ。