JPS6245111Y2 - - Google Patents

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JPS6245111Y2
JPS6245111Y2 JP1978083229U JP8322978U JPS6245111Y2 JP S6245111 Y2 JPS6245111 Y2 JP S6245111Y2 JP 1978083229 U JP1978083229 U JP 1978083229U JP 8322978 U JP8322978 U JP 8322978U JP S6245111 Y2 JPS6245111 Y2 JP S6245111Y2
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JP
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refrigerant
compressor
temperature
relay
refrigerant compressor
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、冷媒を圧縮するコンプレツサにお
いて、そのコンプレツサの温度上昇を検出して冷
媒不足やその他の異常を発見し、冷房装置を停止
するようにした安全装置に関するものである。
(従来の技術) 冷房装置において、冷媒量が不足すると、冷房
能力の減少以外に冷房サイクルを流れる潤滑油も
減少し、潤滑油不足になり、冷媒コンプレツサが
焼付くなどの不具合があつた。
このため、従来から冷媒量不足を検出する装置
は種々提案されてきており、例えば米国特許第
3809835号に示されるように、冷媒が不足する
と、蒸発器から吐出する冷媒ガスが過熱するよう
になるので、冷媒コンプレツサの吸入冷媒の温度
あるいは圧力を検出してコンプレツサ駆動回路の
ヒユーズを溶断する装置が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した装置は温度あるいは圧
力を検出する検出器を冷媒コンプレツサの冷媒流
路に装着するため冷媒コンプレツサの壁に取付孔
を形成しなければならず、加工の煩雑さに加えて
取付孔から冷媒が漏洩することを防止するために
特別の構成をとらなければならない。
そこで、この考案は、冷媒不足を検出する温度
スイツチの装着にあたり、吐出ガス流路に直接接
触しないようにして冷媒漏れの対策を講じること
のないようにすること、及び、温度スイツチが冷
媒不足時にヒユーズを溶断して再稼動できなくし
てコンプレツサの焼付等の事故を防ぐことを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 問題点を解決する手段は、冷媒コンプレツサの
吐出ガス流路24の外壁11に該吐出ガス通路2
4に至らないように取り付けられて、該外壁11
の温度が所定値以上に上昇した場合に閉じる温度
スイツチ12を設けると共に、前記冷媒コンプレ
ツサへ動力を伝える電磁クラツチ16へ通電する
コンプレツサ駆動回路18にリレー23を設け、
このリレー23の励磁コイル23aの電源側には
車両スイツチ19、エアコンスイツチ20を直列
に接続すると共に、該励磁コイル23aの反電源
側に電流制限素子21及び一端が前記コンプレツ
サ駆動回路18のリレー23よりも電磁クラツチ
側に接続された前記温度スイツチ21とが直列に
接続され、さらに前記電流制限素子21と前記リ
レー23の励磁コイル23aとの接続点に一端が
アースされたヒユーズ22を接続したことにあ
る。
(作 用) 冷房サイクル内の冷媒が不足すると、蒸発器か
ら吐出される冷媒ガスが過熱するようになり、こ
の過熱ガスがコンプレツサ内に吸入されると、普
通の状態より冷媒が加熱されて、冷媒コンプレツ
サの温度は規定以上に上昇するようになる。
すなわち、冷房サイクル内の冷媒量が充分であ
つても、熱負荷が大きくかつ冷媒流量が少ないと
き等は一時的に冷媒コンプレツサから吐出される
冷媒の温度は上昇するが、冷房サイクル内の冷媒
量が不足したときの吐出冷媒温度は前者の最高温
度より10℃程度高いので、この冷媒コンプレツサ
の吐出側の冷媒の温度を検出すれば、冷媒不足を
検出することができるものである。
しかして、冷媒コンプレツサの温度が前記冷媒
不足時を決定する所定値以上に上昇すると温度ス
イツチが作動し、ヒユーズに電流が流れてこのヒ
ユーズが溶断し、励磁コイルへの通電が遮断され
て冷媒コンプレツサの駆動が停止し、冷媒コンプ
レツサを確実に保護する。
尚、冷媒不足ばかりではなく、これ以外に冷媒
流路が詰まつたとき等による冷媒コンプレツサの
過負荷時の過熱も検出して冷媒コンプレツサを停
止させるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図には冷媒を圧縮するベーン型の冷媒コン
プレツサが示され、第2図乃至第4図には、その
フロントヘツド9側に温度スイツチ12が装着さ
れた状態を示している。
第1図において、ベーン型のコンプレツサは、
平衡ベーン型で、ロータ1には複数の半径方向の
溝2があり、この溝2内にベーン3が嵌挿されて
おり、駆動軸4の回転により、ロータ1とベーン
3とが共に回転され、この回転により発生する遠
心力でベース3は半径方向に押し出され、カムリ
ング5の内面に押し付けられながら、カムリング
5に沿つて回転する。
各ベーン3がカムリング5に形成の流入口6を
通過するたびに冷媒は吸い込まれ、次のベーン3
との間に冷媒を閉じ込める。隣接するベーン3と
カムリング5とで形成される圧縮室7は、吸入行
程ではその容積は最小から最大に、吐出行程では
最大から最小に変化し、吐出口8から圧縮冷媒が
吐出され、この作用がくり返されて圧縮作用を行
うようになつている。
第2図乃至第4図において、下記する温度スイ
ツチ12の冷媒コンプレツサへの装着状態が示さ
れている。温度スイツチ12は、冷媒コンプレツ
サのフロントヘツド9の適所に形成の窪み10に
収納されている。この窪み10の位置は吐出ガス
流路24を構成する外壁11に形成し、該吐出ガ
ス流路24に至らないようになつている。窪み1
0内の収納状態は、温度スイツチ12を入れ、そ
の後ガスケツト13を介在して蓋14で押え、ね
じ15で蓋14を外壁11に固装している。
温度スイツチ12はバイメタルスイツチ等で外
壁11を介して吐出ガスの温度を検出し、規定の
温度で開閉作動するように構成され、この温度ス
イツチ12を含む回路が第5図に示されている。
第5図におて、冷房機制御回路が示され、冷媒
コンプレツサへの動力伝達を制御するための電磁
クラツチ16には、電源17からコンプレツサ駆
動回路18を介して電流が供給されるものであ
る。リレー23は、冷媒コンプレツサの駆動を制
御するもので、該リレー23を構成する接点23
bがコンプレツサ駆動回路18に設けられてい
る。また、このリレー23を構成する励磁コイル
23aは、その電源側に車両スイツチ19とエア
コンスイツチ20とが直列に接続され、該スイツ
チ19,20の開閉により励磁状態が制御され
る。リレー23の励磁コイル23aの反電源側
は、一端が前記コンプレツサ駆動回路18のリレ
ー23より電磁クラツチ側に接続された温度スイ
ツチ12に電流制限素子である抵抗21を介して
接続されている。そして、リレー23の励磁コイ
ル23aと抵抗21との接続点に一端がアースさ
れたヒユーズ22が接続されている。
以上の構成において、冷媒コンプレツサが規定
温度以上に過熱して温度スイツチ12が閉じられ
ると、抵抗21を介して電流がヒユーズ22に流
れて、該ヒユーズ22を溶断し、リレー23が無
励磁となり、コンプレツサ駆動回路18は開かれ
て電磁クラツチ16への通電は止められ、冷媒コ
ンプレツサが回転を停止するようになる。
これにより、冷房装置に冷媒不足等の異常が発
生したことがわかり、異常の原因(例えば冷媒量
不足)を調べ、これら原因を取り除いて(冷媒を
注入して)からヒユーズ22を入れ換える。この
ように、冷媒コンプレツサの回転の停止で、該冷
媒コンプレツサの焼付事故を未然に防ぐと共に、
使用者に早期に知らせることができるものであ
る。
尚、冷媒コンプレツサが規定温度以上に過熱し
て温度スイツチ12が閉じられると、該温度スイ
ツチ12及び電磁クラツチ16を含む回路が成立
するが、抵抗21により電磁クラツチ16に電流
が流れるのを制御する作用があり、コンプレツサ
を駆動するおそれがないが、これと均等のものな
どに代えてもよいものである。
また、この実施例の温度スイツチは、サーミス
タ等の半導体の感熱素子でも良く、この場合は公
知のスイツチング回路を設ける必要があるが、実
施例の温度スイツチとはこれらを含む意味で用い
られている。
(考案の効果) 以上のように、この考案によれば、冷房サイク
ルの冷媒量不足を冷媒コンプレツサの吐出冷媒温
度の上昇による冷媒コンプレツサ自体の温度変化
を温度スイツチにより検出し、ヒユーズを溶断し
て再稼働出来ないようにし、冷媒不足時において
確実に冷媒コンプレツサを停止させ、焼付等の事
故を防止することができるものである。本考案は
特に、冷媒コンプレツサの吐出ガス流路の外壁に
温度スイツチを設けているので、吐出ガス温度の
検出にあたつても冷媒コンプレツサの外壁に吐出
ガス流路に至る貫通孔を設ける必要が無く、この
ため温度スイツチの付設に際して冷房サイクル内
の冷媒の漏洩を防ぐための特別の構成は必要とせ
ず、冷媒コンプレツサの保守の容易化を図ること
ができる。また、温度スイツチの故障による交換
に際しても、冷房サイクル内の冷媒を再注入する
必要が無いので簡単に交換できる。さらに、冷媒
通路の詰まりが生ずると冷媒は流れないので吐出
ガス温度は上昇しないが、冷媒コンプレツサは冷
媒による冷却を得られないので高温となるが、本
願の構成では冷媒コンプレツサの壁温を検出して
いるので上記した詰まりによる事故も防止出来る
効果を有している。
また、ヒユーズはリレーの励磁コイル用である
から極めて小容量のもので良く、従つて、温度ス
イツチも小電流用で良いから温度スイツチも小型
化することができ、その重量を軽くして過酷なコ
ンプレツサの振動に耐えることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷媒コンプレツサの断面図、第2図は
同上冷媒コンプレツサのフロント側から見た正面
図、第3図は温度スイツチを冷媒コンプレツサに
取付けた状態の断面図、第4図は同上分解図、第
5図は温度スイツチを組み込んだ冷房機制御回路
の回路図である。 1……ロータ、3……ベーン、10……窪み、
11……外壁、12……温度スイツチ、16……
電磁クラツチ、22……ヒユーズ、23……リレ
ー、23a……励磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷媒コンプレツサの吐出ガス流路24の外壁1
    1に該吐出ガス通路24に至らないように取り付
    けられて、該外壁11の温度が所定値以上に上昇
    した場合に閉じる温度スイツチ12を設けると共
    に、前記冷媒コンプレツサへ動力を伝える電磁ク
    ラツチ16へ通電するコンプレツサ駆動回路18
    にリレー23を設け、このリレー23の励磁コイ
    ル23aの電源側には車両スイツチ19、エアコ
    ンスイツチ20を直列に接続すると共に、該励磁
    コイル23aの反電源側に電流制限素子21及び
    一端が前記コンプレツサ駆動回路18のリレー2
    3よりも電磁クラツチ側に接続された前記温度ス
    イツチ21とが直列に接続され、さらに前記電流
    制限素子21と前記リレー23の励磁コイル23
    aとの接続点に一端がアースされたヒユーズ22
    を接続したことを特徴とする冷房装置の安全装
    置。
JP1978083229U 1978-06-17 1978-06-17 Expired JPS6245111Y2 (ja)

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JPS54183706U JPS54183706U (ja) 1979-12-26
JPS6245111Y2 true JPS6245111Y2 (ja) 1987-12-01

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823414U (ja) * 1971-07-26 1973-03-17
JPS4942247U (ja) * 1972-07-28 1974-04-13

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823414U (ja) * 1971-07-26 1973-03-17
JPS4942247U (ja) * 1972-07-28 1974-04-13

Also Published As

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JPS54183706U (ja) 1979-12-26

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