JPS6245065B2 - - Google Patents

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JPS6245065B2
JPS6245065B2 JP3683384A JP3683384A JPS6245065B2 JP S6245065 B2 JPS6245065 B2 JP S6245065B2 JP 3683384 A JP3683384 A JP 3683384A JP 3683384 A JP3683384 A JP 3683384A JP S6245065 B2 JPS6245065 B2 JP S6245065B2
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JP
Japan
Prior art keywords
intermediate member
composite structure
separate
rubber
saturated
Prior art date
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Expired
Application number
JP3683384A
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English (en)
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JPS60179251A (ja
Inventor
Koichi Oota
Tatsuya Murachi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP3683384A priority Critical patent/JPS60179251A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、エチレンプロピレン系ゴム加硫物
からなる別体又は一本の長尺物の端面間又は前記
ゴム加硫物からなる別体の板状部材間に中間部材
が介されて一体化されているエンドレス状又は積
層状の複合構造体に関する。ここで、エチレンプ
ロピレン系ゴム(「EPR」と略す)とは、エチレ
ンプロピレン二元共重合体からなるもの、及びジ
エンを第三成分として加え硫黄加硫可能としたエ
チレンプロピレンターポリマー(EPDM)からな
るものを含む。 EPR加硫物は、耐候性、耐オゾン性、耐熱性
において従来それらの特性に優れているとされて
いるブチルゴムやクロロプレンゴムよりも優れ、
さらには低温特性にも優れかつ純ゴムの比重はゴ
ム中一番小さい。このため、屋外雰囲気中にさら
されかつ軽量化の要望がある自動車用ゴム部品と
して多用されている。 自動車用ゴム部品中、ウエザストリツプ
(「W/S」と略す)、窓枠ゴム、グラスラン等
は、別体又は一本の長尺物の端面間を中間部材で
一体化してエンドレス状にする必要がある。W/
Sにおいては、その種類に応じてコーナ部、異形
断面又は同一断面間をつなぐ直線部等の部位を中
間部材で形成する。コーナ部の場合は、押出加硫
物を所定長に切断した別体の長尺物2,3を第1
図の如く金型4にセツトし形成されたキヤビテイ
に長尺物と同種の材料を注入硬化させて中間部材
1を形成する。また、W/Sが中実であつて同一
断面間をつなぐ直線部の場合は、所定長に切断さ
れた一本の長尺物5の両端面に長尺物と同種の材
料を厚肉に塗布して第2図の如く金型6にセツト
し硬化させて中間部材1Aを形成する。これらい
ずれの場合も、長尺物及び中間部材の材料として
EPRを用いた場合、それらの界面間の加硫接着
はそのままでは不可能である。このため、従来は
長尺物の各端面に予め塩化ゴム等のプライマーを
塗布して対処していたが、中間部材と長尺物の端
面との間の結合強度は必ずしも十分とは言えなか
つた。これらの問題点は、EPR加硫物からなる
板状の別体部材間に中間部材が介されて一体化さ
れているダイヤフラム等の積層状の複合構造体に
おいても同様に発生した。 この発明は、上記にかんがみて、別体又は一本
の長尺物の端面間又は前記ゴム加硫物からなる別
体の板状部材間に中間部材が介されて一体化され
ているエンドレス状又は積層状の複合構造体にお
いて、中間部材と他部材間に十分な結合強度を得
るとともに構造体の製造工数削減を可能とするこ
とを目的とする。 当該目的を達成するために、この発明は、主鎖
が飽和又は部分飽和された炭化水素系ポリマーポ
リオール(以下「飽和炭化水素系ポリオール」と
いう)に対してポリイソシアナートをイソシアナ
ート分若干過剰に配合したウレタン樹脂の硬化物
で前記中間部材が形成されていることに要旨を有
する。 以下、この発明の各構成を詳細に説明する。 この発明に使用するウレタン樹脂は、下記飽和
炭化水素系ポリオールAに対して下記ポリイソシ
アナートBを若干過剰(NCO/OH当量比=1.05
〜1.2)に配合してなるものである。 (A) 飽和炭化水素系ポリオール 平均分子量500〜10000(望ましくは1000〜
5000)の液状又は固状のもので、1分子当りの平
均水酸基数1.5〜5.0個(望ましくは1.8〜3.0個)、
主鎖の飽和度90%以上(望ましくは98%以上)と
したものを通常用いる。具体的には、三菱化成品
工業(株)から“ポリテールH”(固状)、“ポリテー
ルHA”(液状)の商品名で市販されているもの
を例示できる(「工業材料第29巻第12号」第58〜
64頁、「同第30巻第1号」第133〜136頁参照)。 上記飽和炭化水素系ポリオールの製造は、慣用
のテレキーリツクポリマーの重合方法に従つて得
た水酸基導入のジエン系ポリマー・コポリマーを
通常水素添加して行なう。このポリマーに使用す
るジエンとしては、1,3―ブタジエン、イソプ
レン、クロロプレン、1,3―ペンタジエン、
3,3―ジメチルブタジエン―1,3等の共役ジ
エンを、また、コポリマーにおいてジエンと共重
合させるコモノマーとしては、スチレン、ビニル
トルエン、メチアクリレート、メチルメタクリレ
ート、塩化ビニル等のビニルモノマーをそれぞれ
挙げることができる。 (B) ポリイソシアナート 通常、副資材を配合混練するためにブロツクド
イソシアナートを用いることが望ましいが、場合
によつてはブロツクドしていない通常のポリイソ
シアナートであつてもよい。 ここで、ブロツクドイソシアナートとは、通常
のポリイソシアナートであるトリレンジイソシア
ナート(TDI)、ジフエニルメタン―4,4′―ジ
イソシアナート(MDI)、メタキシリレンジイソ
シアナート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシア
ナート(HMDI)及びそれらの組成品において、
NCO基にフエノール、マロン酸ジエチル、アセ
チルアセトン等を付加反応させて常温でNCO基
が活性水素化物と反応しない―加熱して初めて反
応する―ようにしたものである。 上記ウレタン樹脂は、必要に応じて充填剤
(ex・カーボンブラツク)、触媒(ex.トリエチレ
ンジアミン)及び他の副材料(ex.着色剤)を配
合混練して、中間部品の成形材料として用いる。
当然、中間部材(硬化物)に所要の物性がでるよ
うに、飽和炭化水素系ポリオール及びポリイソシ
アナートの種類、分子量、官能基数、NCO/OH
当量比、副材料等を適宜配合設計しておく。 中間部材の成形方法は、従来と同様であるが、
従来の如く長尺物の端面にプライマーを塗布する
必要はなく、しかも後述の実施例の如く中間部材
と長尺物の端面との間の結合強度も十分大きな値
が得られる。 以下、実施例について説明し、この発明の理解
をさらに容易にする。 各実施例は、別記EPR配合物を160℃×30分の
条件で型加硫を行なつて成形した一対の板状部材
(2mmt)7の各面に第1表に示す未硬化の各ウ
レタン樹脂を塗布して、塗布面相互を重合させ、
160℃×30分×1Kgf/cm2の条件で加熱圧縮して
ウレタン樹脂を硬化させ略0.5mmtの中間部材1
Bとするサンドイツチ型の複合構造体を得た。各
実施例の複合構造体について、中間部材1Bと板
状部材7との結合強さを計るために、第3図に示
す如く各試験片(5×50mm矩形)をつかみ、毎分
200mmの早さで引つ張つてT形剥離強さを測定し
た(試験個数は各5)結果は第1表に示す。 なお、比較例の複合構造体は、実施例において
0.5mmtの中間部材の材料として別記EPR配合物
を用いるとともに、板状部材の各対向面に市販の
塩化ゴム製プライマーを塗布したものである。 上記実施例において、中間部材硬化前の板状部
材7は双方が加硫したものを用いたが、一方又は
双方が未加硫のものを用いてもよい。この場合は
中間部材の硬化と同時に、未加硫の板状部材が加
硫される。 この発明のEPRの複合構造体は、複合構造体
の中間部材として特定のウレタン樹脂硬化物で形
成することにより、上記のようにプライマー塗布
の工数削減が可能となるとともに、中間部材の他
部材との結合強度も十分大きな値となる。 <EPR配合物:単位(重量部)> EPDM…第三成分:エチリデンノルボルネン沃
素価:15、ムーニー粘度:ML1+4(100℃)65
100 カーボンブラツク 67.5 鉱物油 35 亜鉛華 5 ステアリン酸 1 加硫促進剤 2 硫黄 1.5
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は金型パーテイング面におけるW/Sの
コーナ部成形時の概略断面図、第2図は同じく他
のW/Sの直線部成形時の概略断面図、第3図は
複合構造体の結合強度を測定する方法を示す概略
図である。 1,1A,1B……中間部材、2,3,5……
長尺物、4,6……金型、7……板状部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチレンプロピレン系ゴム加硫物からなる別
    体又は一本の長尺物の端面間又は前記ゴム加硫物
    からなる別体の板状部材間に中間部材が介されて
    一体化されているエンドレス状又は積層状の複合
    構造体において、 主鎖が飽和又は部分飽和された炭化水素系ポリ
    マーポリオールに対してポリイソシアナートを
    NCO/OH当量比で若干過剰に配合したウレタン
    樹脂の硬化物で前記中間部材が形成されているこ
    とを特徴とする複合構造体。
JP3683384A 1984-02-28 1984-02-28 エチレンプロピレン系ゴムの複合構造体 Granted JPS60179251A (ja)

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JP3683384A JPS60179251A (ja) 1984-02-28 1984-02-28 エチレンプロピレン系ゴムの複合構造体

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JPS60179251A JPS60179251A (ja) 1985-09-13
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JP3683384A Granted JPS60179251A (ja) 1984-02-28 1984-02-28 エチレンプロピレン系ゴムの複合構造体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0717893B2 (ja) * 1987-10-20 1995-03-01 サンスター技研株式会社 ポリオレフィン用常温硬化性接着剤
US5221707A (en) * 1989-11-30 1993-06-22 Gencorp Inc. Coating blend compositions
JPH0717894B2 (ja) * 1990-07-09 1995-03-01 サンスター技研株式会社 二液型ゴム系常温硬化性接着剤の硬化剤
US5488092A (en) * 1994-04-26 1996-01-30 Gencorp Inc. Low VOC, primerless, polyurethane compostions

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JPS60179251A (ja) 1985-09-13

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