JPS6245031Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6245031Y2 JPS6245031Y2 JP9518279U JP9518279U JPS6245031Y2 JP S6245031 Y2 JPS6245031 Y2 JP S6245031Y2 JP 9518279 U JP9518279 U JP 9518279U JP 9518279 U JP9518279 U JP 9518279U JP S6245031 Y2 JPS6245031 Y2 JP S6245031Y2
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- JP
- Japan
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- template
- socks
- steam
- setting
- longitudinal direction
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- Expired
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 12
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
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- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
本考案は、靴下仕上機に用いる靴下の蒸熱セツ
ト用型板の形状に関するものである。 先ず本考案に示す蒸熱セツトとは、編成された
靴下を所定の形状を有する型板に挿着した後、圧
力容器内に収容すると共に該容器内に飽和蒸気を
供給し所定圧力(所定温度)にて加圧状態のまま
放置し、所定時間の加圧終了後容器内の蒸気を排
出して型板に挿着した靴下を容器外に取り出し、
更に乾燥室に収容して熱風を吹きつけ蒸熱処理に
より靴下に含まれた湿りを完全に乾燥させる。 次に型板に挿着した靴下を乾燥室より取り出し
自然冷却または強制冷却後に靴下を型板より抜き
取る。 以上の靴下の整型方法を蒸熱セツトと云う。 従来靴下の蒸熱セツトにおいて作業員は靴下の
型板への挿着及び抜き取り作業を容易にするため
型板を直立に固定し、その前面において型板に対
向して作業を行なうのが通例である。 ここで靴下の型板への挿着及び抜き取り作業に
おいて、型板に若干の加圧が加わり撓み状態とな
り連続使用すると型板にひずみや曲りを生じ使用
不可能となる。 そのため該型板の板厚を長靴下用で3〜4mmと
厚くして長手方向に対する曲げ強度を確保してい
るのが現状である。 然しながら蒸熱セツトにおいては、圧力容器に
供給された蒸気が靴下を通して該型板が所定温度
に達するまで型板上で凝縮(ドレン化)するが型
板が厚手であるほど所定温度に到達するに時間を
要し、挿着された靴下に多量の湿りを含むことに
なるため次工程における乾燥工程において靴下を
乾燥さすに多量のエネルギを消費し、必然的にセ
ツト能力を減退させる欠点を有していた。 本考案は型板を薄手とし且つ長手方向に凹凸エ
ンボス加工部を形成せしめることにより前述の欠
点を除去した靴下の蒸熱セツト用型板を提供する
ことを目的としたものである。 本考案である靴下の蒸熱セツト用型板は、例え
ば型板素材を高力アルミニーム合金使用の場合、
長靴下用で1.5mm以下、短靴下及びその他の靴下
用で1.2mm以下の薄板を使用することにより蒸気
加圧状態で型板上に発生するドレンの発生量を減
少させ、更に該型板の長手方向にエンボス加工を
施こし屈曲部を形成せしめて厚手型板と同等以上
の曲げ強度を付与せしめると共に、型板上凹部及
び凸部と型板に挿着した靴下との間に生ずる空隙
より型板上に発生したドレンの一部を型板外(下
方)へ排出し靴下にできるだけドレンを含ませぬ
ための補助を行なう様構成したものである。 以下本考案蒸熱セツト用型板の形状及び乾燥能
力、曲げ強度につき実施例に基ずき説明する。 第1図は長靴下(踵付)のセツト用型板の正面
図、第4図はそのA−A断面図を示す。 型板の板厚は、1.5mm以下と薄くし該型板1の
根部よりトウ部に至る長手方向にエンボス加工を
施こし屈曲部2を形成せしめ長手方向の強度を増
大さしている。 更に該型板に靴下を挿着すると第8図に示す様
に型板の屈曲部2と靴下3との間に空隙4を生じ
型板上に発生したドレンを型板外(下方)へ排出
できる様な形状としている。 次に乾燥能力は完全乾燥時間により表わすこと
ができるが、以下型板の厚さに対する乾燥能力の
比較について実施例にて説明する。 使用靴下 婦人長用パンテイストツキング 使用素材 ナイロン6 (東洋レーヨン) タイプ ウーリナイロン 上記靴下をセツト室圧力1.5Kg/cm2、セツト時
間20secなる条件にて蒸熱セツトし、次に示す乾
燥条件 乾燥室容積 0.65×1.3×0.4(m3) 熱風温度 130℃ 熱風風量 120m3/min 熱風風速 8m/sec 入室時型板温度 80℃ において型板の厚さに対する完成乾燥時間を測定
しその結果を第1表に示す。
ト用型板の形状に関するものである。 先ず本考案に示す蒸熱セツトとは、編成された
靴下を所定の形状を有する型板に挿着した後、圧
力容器内に収容すると共に該容器内に飽和蒸気を
供給し所定圧力(所定温度)にて加圧状態のまま
放置し、所定時間の加圧終了後容器内の蒸気を排
出して型板に挿着した靴下を容器外に取り出し、
更に乾燥室に収容して熱風を吹きつけ蒸熱処理に
より靴下に含まれた湿りを完全に乾燥させる。 次に型板に挿着した靴下を乾燥室より取り出し
自然冷却または強制冷却後に靴下を型板より抜き
取る。 以上の靴下の整型方法を蒸熱セツトと云う。 従来靴下の蒸熱セツトにおいて作業員は靴下の
型板への挿着及び抜き取り作業を容易にするため
型板を直立に固定し、その前面において型板に対
向して作業を行なうのが通例である。 ここで靴下の型板への挿着及び抜き取り作業に
おいて、型板に若干の加圧が加わり撓み状態とな
り連続使用すると型板にひずみや曲りを生じ使用
不可能となる。 そのため該型板の板厚を長靴下用で3〜4mmと
厚くして長手方向に対する曲げ強度を確保してい
るのが現状である。 然しながら蒸熱セツトにおいては、圧力容器に
供給された蒸気が靴下を通して該型板が所定温度
に達するまで型板上で凝縮(ドレン化)するが型
板が厚手であるほど所定温度に到達するに時間を
要し、挿着された靴下に多量の湿りを含むことに
なるため次工程における乾燥工程において靴下を
乾燥さすに多量のエネルギを消費し、必然的にセ
ツト能力を減退させる欠点を有していた。 本考案は型板を薄手とし且つ長手方向に凹凸エ
ンボス加工部を形成せしめることにより前述の欠
点を除去した靴下の蒸熱セツト用型板を提供する
ことを目的としたものである。 本考案である靴下の蒸熱セツト用型板は、例え
ば型板素材を高力アルミニーム合金使用の場合、
長靴下用で1.5mm以下、短靴下及びその他の靴下
用で1.2mm以下の薄板を使用することにより蒸気
加圧状態で型板上に発生するドレンの発生量を減
少させ、更に該型板の長手方向にエンボス加工を
施こし屈曲部を形成せしめて厚手型板と同等以上
の曲げ強度を付与せしめると共に、型板上凹部及
び凸部と型板に挿着した靴下との間に生ずる空隙
より型板上に発生したドレンの一部を型板外(下
方)へ排出し靴下にできるだけドレンを含ませぬ
ための補助を行なう様構成したものである。 以下本考案蒸熱セツト用型板の形状及び乾燥能
力、曲げ強度につき実施例に基ずき説明する。 第1図は長靴下(踵付)のセツト用型板の正面
図、第4図はそのA−A断面図を示す。 型板の板厚は、1.5mm以下と薄くし該型板1の
根部よりトウ部に至る長手方向にエンボス加工を
施こし屈曲部2を形成せしめ長手方向の強度を増
大さしている。 更に該型板に靴下を挿着すると第8図に示す様
に型板の屈曲部2と靴下3との間に空隙4を生じ
型板上に発生したドレンを型板外(下方)へ排出
できる様な形状としている。 次に乾燥能力は完全乾燥時間により表わすこと
ができるが、以下型板の厚さに対する乾燥能力の
比較について実施例にて説明する。 使用靴下 婦人長用パンテイストツキング 使用素材 ナイロン6 (東洋レーヨン) タイプ ウーリナイロン 上記靴下をセツト室圧力1.5Kg/cm2、セツト時
間20secなる条件にて蒸熱セツトし、次に示す乾
燥条件 乾燥室容積 0.65×1.3×0.4(m3) 熱風温度 130℃ 熱風風量 120m3/min 熱風風速 8m/sec 入室時型板温度 80℃ において型板の厚さに対する完成乾燥時間を測定
しその結果を第1表に示す。
【表】
第1表に示す様に使用型板の板厚を薄手にする
ことにより靴下の完全乾燥時間は大幅に短縮する
ことができ、実施例として型板の厚さ3mmに対し
1.5mmでは43%の能力向上ができる。 第2表は本考案である長手方向にエンボス加工
を施こし屈曲部を形成せしめた型板と従来使用の
型板の条件を示す。
ことにより靴下の完全乾燥時間は大幅に短縮する
ことができ、実施例として型板の厚さ3mmに対し
1.5mmでは43%の能力向上ができる。 第2表は本考案である長手方向にエンボス加工
を施こし屈曲部を形成せしめた型板と従来使用の
型板の条件を示す。
【表】
第2表に示す条件にて型板1枚当り500回に及
ぶ靴下の挿着及び抜き取り作業を行なつた結果、
本考案の型板は従来の厚手3mmの型板と対比して
全く異常が認められなかつた。 尚、上記実施例としては型板素材の板厚を1.5
mmを説明したが、型板素材のJIS規格と異なるも
の、型板が1.5mm以下の薄手もの、型板の形状に
応じエンボス加工による屈曲の形状をS字状(第
6図)、幅広状(第7図)に変えるかまたは条数
を増やすことにより所要の強度を確保することが
できる。 以上説明した様に、本考案である薄板で長手方
向にエンボス加工を施こし屈曲部を形成せしめた
型板を使用すると、従来難点とされていた蒸熱セ
ツト時における型板上へのドレンの発生を大幅に
減少でき、更に長手方向にエンボス加工を施こし
た屈曲部と型板に挿着された靴下との空隙よりド
レンが排出されるため完全乾燥能力が大幅に向上
する利点を有すると共に型板を薄くしたことは資
隙の節約にもなり多様な効果が期待される。
ぶ靴下の挿着及び抜き取り作業を行なつた結果、
本考案の型板は従来の厚手3mmの型板と対比して
全く異常が認められなかつた。 尚、上記実施例としては型板素材の板厚を1.5
mmを説明したが、型板素材のJIS規格と異なるも
の、型板が1.5mm以下の薄手もの、型板の形状に
応じエンボス加工による屈曲の形状をS字状(第
6図)、幅広状(第7図)に変えるかまたは条数
を増やすことにより所要の強度を確保することが
できる。 以上説明した様に、本考案である薄板で長手方
向にエンボス加工を施こし屈曲部を形成せしめた
型板を使用すると、従来難点とされていた蒸熱セ
ツト時における型板上へのドレンの発生を大幅に
減少でき、更に長手方向にエンボス加工を施こし
た屈曲部と型板に挿着された靴下との空隙よりド
レンが排出されるため完全乾燥能力が大幅に向上
する利点を有すると共に型板を薄くしたことは資
隙の節約にもなり多様な効果が期待される。
第1図は長靴下(踵付)のセツト用型板の正面
図、第2図は長靴下(パンテイストツキング)の
セツト用型板の正面図、第3図は短靴下のセツト
用型板の正面図、第4図は第1図のA−A断面
図、第5図は第2図のB−B断面図、第6図はS
字状屈曲エンボス加工による断面図、第7図は幅
広状凹凸エンボス加工を施した型板の断面図、第
8図は屈曲エンボス加工による型板と挿着された
靴下との接触状態を示す拡大図。 1……型板、2……エンボス加工屈曲部、3…
…靴下、4……空隙。
図、第2図は長靴下(パンテイストツキング)の
セツト用型板の正面図、第3図は短靴下のセツト
用型板の正面図、第4図は第1図のA−A断面
図、第5図は第2図のB−B断面図、第6図はS
字状屈曲エンボス加工による断面図、第7図は幅
広状凹凸エンボス加工を施した型板の断面図、第
8図は屈曲エンボス加工による型板と挿着された
靴下との接触状態を示す拡大図。 1……型板、2……エンボス加工屈曲部、3…
…靴下、4……空隙。
Claims (1)
- 靴下の蒸熱セツト用型板において、型板素材の
板厚を1.5mm程度以下の薄手とするとともに、該
型板の根部よりトウ部に至る長手方向の屈曲エン
ボス加工を施してなる靴下の蒸熱セツト用型板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9518279U JPS6245031Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9518279U JPS6245031Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS575495U JPS575495U (ja) | 1982-01-12 |
JPS6245031Y2 true JPS6245031Y2 (ja) | 1987-11-30 |
Family
ID=29457091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9518279U Expired JPS6245031Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6245031Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-10 JP JP9518279U patent/JPS6245031Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS575495U (ja) | 1982-01-12 |
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