JPS6244271A - 消火薬剤原液 - Google Patents

消火薬剤原液

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JPS6244271A
JPS6244271A JP18450085A JP18450085A JPS6244271A JP S6244271 A JPS6244271 A JP S6244271A JP 18450085 A JP18450085 A JP 18450085A JP 18450085 A JP18450085 A JP 18450085A JP S6244271 A JPS6244271 A JP S6244271A
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JP
Japan
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water
extinguishing agent
stock solution
fire extinguishing
fire
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Pending
Application number
JP18450085A
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English (en)
Inventor
中川 清一
石田 貫道
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Morita Holdings Corp
Original Assignee
Morita Fire Pump Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水損被害を効果的に防止し、かつ消火力を大
幅に高めた消火薬剤、特に木材火災に有効な消火薬剤を
調製するための、高吸水性樹脂を用いた消火薬剤原液に
関する。
〔従来の技術〕
最近のマンションなどにおけるビル火災では、火災自体
による出火階及びその周辺の焼損被害だけでなく、多量
の放水による出火階の階下の水損被害も同時に発生し、
これが社会的にも大きな問題となっている。
従来、このような水損被害に対処する方法として、消防
局では、放水ノズルを調整して放水量を減少させたり、
また溜った水については防水シートを被せ、或いは残水
処理機を用いて事後的に処理していた。また、消火器メ
ーカーや消火剤メーカーでは、少量の水で優れた消火効
果があげられるような消火薬剤を模索し、例えば炭酸カ
リウム、尿素の水溶液中に77ソ系水溶性高分子界面活
性剤を溶解させてなる消火薬剤(特開昭57−1925
73号)も報告されている。
しかし、消火に際しての放水量の制限は、焼損被害を不
当に拡大させる恐れがあるので軽々に採用することはで
きない、また、少量の水でも消火効果を有するとされる
、炭酸カリウムなどを主成分とする従来の消火薬剤は、
放水量の若干の減少が可能であるとしても、水損被害を
発生させないような少量の放水量で足りる程に強力な消
火力は到底有していない。
一方、最近になって、土壌保水剤や衛生材料用吸収向上
剤などに用いられている、いわゆる高吸水性樹脂を消火
に際して放水と同時に噴射し、水をゲル化する方法など
が検討され、この高吸水性樹脂を含む水を用いる消火方
法(特開昭56−0789S6号)、高吸水性樹脂を水
に添加してなる消火剤やそれにさらにカルボキシメチル
セルローズその他の水溶性高分子化合物を併用して粘着
性を付与したり、硫酸塩その他の耐熱性無機有機化合物
を併用して再燃防止性を付与するようにした消火剤(特
開昭58−049187号)などが提案されるに至って
いる。また、さらに、高吸水性樹脂と有機溶媒からなる
スラリーを水と混合して放水する消火方法(特開昭58
−200758号)も報告されている。
このように高吸水性樹脂を消火に用いる技術では、高吸
水性樹脂がその自重の例えば200〜2000倍という
多量の水を吸収してゲル化された状態で消火に供される
ので、比較的長時間にわたってゲルの被覆作用に基づく
優れた冷却効果、空気遮断効果と共にゲルの保水作用に
基づく優れた水損防止効果を奏するものと期待される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、高吸水性樹脂を用いる消火に関する従来
の技術では、先ず第一に、消火に際して防炎性、再燃防
止性に富む消火力及び水損防止効果の両性能を同時に得
ることが極めて困難であった。即ち、高吸水性樹脂によ
りゲル化された水は確かに冷却効果、空気遮断効果と共
に優れた水損防止効果を有するものではあるが、火災対
象物に対する防炎効果に欠けるために再燃し易く、結果
的に多量の放水を必要とするという問題点があった。し
かして、このような多量の放水は消火時間や消火費用を
増大させるのみならず、場合によっては本来の上記水損
防止効果を相殺してしまう可能性が生じる。
もっとも、そのような再燃を防止するために硫酸塩その
他の耐熱性無機有機化合物を併用した公知の消火剤では
、ある程度の再燃防止効果が期待される反面、高吸水性
樹脂の吸水力の極端な低下を招いて吸水安定性が破壊さ
れ、ゲル化状態の消火薬剤が元の水と高吸水性樹脂に分
離してしまうという問題点があった。しかして、このよ
うな水と高吸水性樹脂との分離が生じると、高吸水性樹
脂の所期の作用効果、即ち持続する冷却効果及び空気遮
断効果と共に水損防止効果は喪失し、さらに分離した水
の流出のために上記硫酸塩その他の耐熱性添加剤は一部
しか防炎に寄与しないことになる。
上記のような高吸水性樹脂の吸水力の極端な低下現象は
、いわゆる高吸水性樹脂が低密度架橋により不溶化され
、かつイオン性基を有する電解質ポリマーからなり、フ
ローリイ(FLORY)の式によれば、上記のような水
溶性塩類の添加による外部溶液のイオン強度の増大に主
として起因しているものと考えられる。
一方、上記のような高吸水性樹脂を用いる消火に関する
従来の技術では、第二に、消火のための放水に際して高
吸水性樹脂を水に所要濃度となるように連続的に添加混
合する場合に、高吸水性樹脂の製品形態が概して粉体、
m雄体であるために、高吸水性樹脂の供給装置や消火放
水設備における高吸水性樹脂の水への混合装置などが複
雑化する、高吸水性樹脂が水との接触に際して局部的に
急激にゲル化し、混合装置の配管、或いは放水用ホース
やノズル内において詰まりや過大な圧損を生じ易い、高
吸水性樹脂を水に均一に混合して放水することが難しく
、高吸水性樹脂の所期の性能を十分に発揮させることが
できないなどの問題点があった。
もっとも、高吸水性樹脂を有機溶媒でスラリー化して水
と混合する公知の消火方法では、水と接触した際のゲル
化を幾分遅らせることを始め、上記の難点を若干改善す
るものと期待される。しかしながら、このような従来技
術では、既述のように防炎性や再燃防止性を付与する手
段のみならず、スラリーの分散状態を良好に保持し、さ
らにはその分散状態を経時的に安定に保持するための手
段が含まれていないので、スラリーの分散状態が不均一
になったり、高吸水性樹脂が経時的に沈降し易いという
問題点があった。しかして、このようなスラリーの不均
一分散や高吸水性樹脂の沈降は、そのスラリーのポンプ
や配管による液状輸送や調合後の液状貯蔵を困難にする
と共に火災の度毎に放水作業に先立ってスラリーの調合
作業をすることを余儀なくさせたり、さらに高吸水性樹
脂を水に均一に混合することを困難にすると共に放水後
の消火対象物上において局部的に高吸水性樹脂の濃度不
足を生起させて水損被害に繋がる漏水を招き易い。
本発明の第一の目的は上記前段の問題点を解決すること
にあり、従って、消火に際して防炎性、再燃防止性に富
む消火力及び水損防止効果の両性能を同時に奏する消火
薬剤を調製することのできる。高吸水性樹脂を用いた消
火薬剤原液を提供しようとするものである。
また、本発明の第二の目的は上記後段の問題点を解決す
ることにあり、従って、高吸水性樹脂の供給装置や消火
放水設備における高吸水性樹脂の水への混合装置を簡素
化することができ、混合装置の配管や放水用ホース、ノ
ズル内における詰まりゃ過大な圧損の発生を防止するこ
とができ、また高吸水性樹脂の液状輸送や液状貯蔵が可
能であり、さらに高吸水性樹脂を水に均一に混合して放
水することのできる、高吸水性樹脂を用いた消火薬剤原
液を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための技術手段〕
水弟−の発明は、高吸水性樹脂を有機分散媒にスラリー
状に分散させてなる消火薬剤原液において、消火力向上
剤を含有すること及び高吸水性樹脂を除く全ての成分が
非吸水阻害性であることを特徴とする消火薬剤原液に係
るものであり、この発明の構成によって上記第一の目的
が達成される。
また、本第二の発明は、高吸水性樹脂を有機分散媒にス
ラリー状に分散させてなる消火薬剤原液において1分散
安定化剤を含有すること及び高吸水性樹脂を除く全ての
成分が非吸水阻害性であることを特徴とする消火薬剤原
液に係るものであり、この発明の構成によって上記第二
の目的が達成される。
さらに、本第三の発明は、高吸水性樹脂を有機分散媒に
スラリー状に分散させてなる消火薬剤原液において、分
散安定化剤及び消火力向上剤を含有すること及び高吸水
性樹脂を除く全ての成分が非吸水阻害性であることを特
徴とする消火薬剤原液に係るものであり、この発明の構
成によって上記第一の目的及び第二の目的が一挙に達成
される。
〔発明の作用〕
本発明(以下、本部−発明〜第三発明を総称する場合に
使用する)において高吸水性樹脂とは。
既述のように低密度架橋により不溶化され、かつイオン
性基を有する電解質ポリマーからなり、水を多量に吸収
してゲル化するものを意味する。そのような高吸水性樹
脂の例は、デンプン=7クリロニトリルグラフト共重合
体ケン化物、デンプン−アクリル酸塩グラフト共重合体
、架橋ポリアクリル酸塩、ビニルアルコール−アクリル
酸塩ブロック共重合体、架橋ポリビニルアルコール、架
橋カルボキシメチルセルローズ塩などである。
高吸水性樹脂の吸水倍率(吸水後の重量/吸水前の重量
)は良好な水損防止効果を得るために500以上のもの
を選択することが好ましく、それが500未満のもので
はゲル化状態の消火薬剤が火災対象物に付着しても水が
分離して漏水し易い、なお、高吸水性樹脂は、それが消
火薬剤原液の構成成分として水に混合されたときに、最
終使用濃度として水100重量部に対して0.1〜2重
量部、特に0.3〜1重量部の範囲にあることが好まし
く、その濃度が0.1重量部未満のときは消火薬剤が火
災対象物に付着しても水が分離して漏水し易く、またそ
の濃度が2重量部を越えるときは消火薬剤が流動性を失
い、消火に際しての放水作業その他の取扱いが困難にな
る。
本発明に係る消火薬剤原液は、消火に際して水に希釈、
混合して使用するという原液としての要請から、可能な
範囲で、高濃度の高吸水性樹脂を含み、しかも低粘度で
、さらに分散安定性に優れた分散液が得られるように、
それらのバランスを考慮しながら高吸水性樹脂と有機分
散媒との組合せ及びそれらの配合比を選択することが好
ましい、なお、従って1両者の配合比は一律には限定さ
れないが、多くの場合、高吸水性樹脂1重量部に対して
有機分散媒1〜lO重量部程度の範囲にある。
また、本発明においては、消火薬剤原液が使用に際して
水に混合されたときには高吸水性樹脂は予定通り多量の
水を吸収してゲル化される必要があるので、その消火薬
剤原液における高吸水性樹脂を除く全ての成分は高吸水
性樹脂の高い吸水力をその使用不能な状態にまで低下さ
せないものでなければならず、このような性質を本発明
においては高吸水性を阻害しない性質の意味で非吸水阻
害性と称している。従って、水溶性塩類のように外部溶
液のイオン強度を増大させる成分は、非吸水阻害性成分
に該当しないことになる。
本発明におり 有機分散媒は、消火薬剤原液中で高吸水
性樹Jゲル化して流動性を失わない程度にその吸液倍率
(吸液後の重量/吸液前の重量)が低い有機液体であり
、また高吸水性樹脂をその使用不能な状態にまで溶解又
は変性させず、しかも非吸水阻害性のものの中から、毒
性、引火性、燃性、消火後の後処理性、経済性などをさ
らに考慮して選択される。
そのような有機分散媒としては、例えばメタノール、エ
タノール、エチレングリコール、グリセリン、プロピレ
ングリコールその他の一価又は多価アルコール及び種々
のグリコールエーテルなどから選ばれた1種又は2種以
上の有機溶剤や動植物油、ケロシンなどを使用すること
ができる。
なお、本発明における有機分散媒は、消火薬剤原液のス
ラリー状態を保持しうる範囲において若干の水分を含ん
でいてもよい、このような有機分散媒は、スラリー分散
媒としての本来の役割を有する外、さらに公知のように
消火薬剤原液が水に混合されたときにおいて水と高吸水
性樹脂との間に介在して高吸水性樹脂のゲル化時間を多
少遅らせる作用を有するので、従来のように急激なゲル
化による混合装置の配管や放水用ホース、ノズル内にお
ける詰まりゃ過大な圧損の発生を防止することにも寄与
する。なお、水不溶性の有機分散媒は水溶性のものに比
べてゲル化時間を遅らせる傾向が強いので、これらを使
用すると、消火薬剤原液の混合された水を暫くの間、非
ゲル化状態で取扱うことが可能となる。
本部−発明及び第三発明における消火力向上剤(防炎性
成分や難燃化成分などの概念も含む)は、消火に際して
再燃を防止すると共に放水量を減少させ、水損被害防止
の促進、消火時間の短縮、消火費用の低減などに寄与す
る。それらの消火力向上剤は非吸水阻害性でなければな
らず、従って消火力は発揮するが消火薬剤溶液のイオン
強度を大きく増大させるような成分、例えば通常の硫酸
塩、リン酸塩などは適当でない。
そのような消火力向上剤として、例えば、黄リンを除く
リンやポリリン酸アマイド及びポリリン酸アンモニウム
から選ばれた1種又は2種以上の水不溶性リン化合物を
採用することができる。上記において、黄リンを除くリ
ンは、赤リンを始め紫リン、黒リンなどの単独物又は混
合物を意味し、それらは変性又は改質され、或は他の物
質と混合され、また他の物質で被覆されたようなものを
も包含する。
上記のような黄リンを除くリンや水不溶性リン化合物な
どの消火力向上剤は、それらが消火薬剤原液の構成成分
として水に混合されたときに、最終使用濃度として水 
100重量部に対して0.1〜1重量部の範囲にあるこ
とが好ましい、これに対して、その濃度が0.1重量部
未満のときはそれらのリン成分の有する防炎性の効果が
十分に発揮されず、またその添加量が1重量部を越える
場合はその過剰添加に対応する防炎性向上の効果が殆ど
みられず、特にリンについてはそれが比較的高価である
ため単位消火面積当りの消火費用が高くなり、さらにリ
ンが発火する可能性が生じるので好ましくない。
なお、赤リンなど、黄リンを除くリンを粉末消火薬剤に
添加して、特に木材火災に対する消火能力を高めるよう
にした粉末消火剤が既に報告されている(特開昭58−
043987号)、シかしながら、本部−発明及び第三
発明では、消火薬剤原液に予め黄リンを除くリンその他
の消火力向上剤が添加されており、消火に際してその消
火薬剤原液が水に混合されたときは、それらの消火力向
上剤は多量の水を吸水したゲルの中に混入、保持される
従って、その吸水ゲルが火災対象物を被覆してその冷却
効果、空気i!断効果、ざらに水損防止効果を発揮する
一方で、同時に消火力向上剤がそのゲル中にあって広く
、かつ持続的に火災対象物表面に作用し、消火力や防炎
性、難燃性などの効果を有効に発揮するので、両者相ま
って消火は著しく促進される。
なお、その他の消火力向上剤として尿素を使用してもよ
く、特に上記の黄リンを除くリンその他の消火力向上剤
と併用すると高吸水性樹脂の吸水を阻害することなしに
高価なリンなどの使用量を低減させることができる。こ
こで尿素は、尿素、イソブチルアルデヒド加工尿素、ア
セトアルデヒド加工尿素、グアニル尿素、ホルムアルデ
ヒド尿素、オキザミドなどを含む、このような尿素は。
それらが消火薬剤原液の構成成分として水に混合された
ときに、最終使用濃度で水100重量部に対して0.1
〜1重量部の範囲にあることが好ましく、その濃度はリ
ンなど他の消火力向上剤の添加量との関連において加減
される。
次に、本第二発明及び第三発明における分散安定化剤は
、消火薬剤原液中における高吸水性樹脂その他の各種分
散質の沈降を防止すると共に分散状態を良好にし、さら
に経時的にその分散状態を安定化させることに寄与し、
消火薬剤原液の液状輸送や液状貯蔵を可使にすると共に
その消火薬剤原液の水への均一混合作業を一一層容易に
する。なお、この分散安定化剤も、高吸水性樹脂の所期
の性能を十分に発揮させるために非吸水阻害性であるこ
とを要する。
そのような分散安定化剤としては、例えば、無水シリカ
や金属セッケンを採用することができる0分散安定化剤
の添加量は一律に限定されるものではないが、多くの場
合、消火薬剤原液全量基準で1〜10重量%重量の範囲
にある。
本発明に係る消火薬剤原液には、消火薬剤原液のスラリ
ー状態を保持することができ、しかも非吸水阻害性であ
る成分の範囲で、粘着性付与剤、界面活性剤その他の補
助成分を添加してもよい。
なお、本発明に係る消火薬剤原液は、消防自動車、建築
物、船舶その他に備えられた消火放水設備の薬剤混合装
置に投入して使用される外、例えば消火用水バケツや水
槽などに投入して使用されてもよい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、
本発明はそれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 サンウェット Iト1000 (三洋化成工業株式会社
製のデンプン−アクリル醜グラフト重合体系高吸水性樹
脂、吸水倍率約1000)  30 g、無水シリカ5
g、及び赤リン20gをグリセリン180g (140
cc)中に分散させて消火薬剤原液を調製したところ、
その原液は粘度4300cp  (20℃、B型粘度計
)で良好な分散状態のスラリー状を呈し、その調合30
日後も二層に分離せずに安定した分散状態を示した。
この消火薬剤原液180ccを水5.821 (混合率
3容量%)に混合したところ、その混合作業は粉末のサ
ンウェッh  lN−1000及び赤リンを直接水に混
合する場合に比べて遥かに容易であり、完全にゲル化し
た消火薬剤が得られた。そこで、このゲル化消火薬剤を
20メツシユの網の上に乗せたところ、その網目からの
水の落下はみられず、優れた吸水安定性を示した。
また、上記のゲル化消火薬剤に幅3cm、長さ20cm
の口紙を半分程浸漬し、60℃で1時間乾燥した後、非
浸漬部分の端から着火させたところ、浸漬部分は殆ど燃
えずに残り、優れた防炎性を示した。
また、上記のゲル化消火薬剤31を消火器に充填して、
「消火器の技術上の規格を定める省令」に基づ<  A
−1単位火災に対する消火試験に供したところ、全量放
射終了後2分経過しても「オキ」や「炎」はなく、完全
消火であった。
一方、実際のマンションに見たてて床高さ 1.5mの
上に縦6mX横f1mX高さ2.4mの天井付きの小屋
をコンクリートブロックで作り、 4力所周辺の壁に2
mX  15mの開口部を設け、床に直径10層履の円
形の穴を50c■ごとに点々と穿設し、床下にはそれら
の穴を通して漏れた水の量を測定する装置を取付け、さ
らにその小屋に材木500Kgを積んで着火し、 5分
間燃焼させて火災模型を調製した。続いて、その火災模
型に対して、混合装置を用いて、上記のスラリー状消火
薬剤原液を上記試験に供したゲル化消火薬剤と同様の混
合率となるように混合添加しながら、20017分の吐
水量を有する放水ノズルから放水して消火試験を行なっ
たところ、その混合作業や放水作業は粉末のサンウェッ
トlN−1000及び赤リンを直接水に混合する場合に
比べて遥かに容易かつ円滑であり、また均一なゲル膜で
覆われた火災模型は1分50秒で完全消火し、しかも床
の10mmの穴からの水の漏れは全くみられなかった。
比較のために、上記の火災模型に対して、水のみを同様
の放水ノズルから放水して消火試験を行なったところ、
消火に4分38秒を要し、さらに床穴から270立の水
の漏れがあった。
なお、本実施例1において、赤リン20gの代りにリン
酸アンモニウム30g、リン酸グアニジン30g、リン
酸メラミン30g又はリン酸尿素30gを添加した場合
は、何れの場合も、消火薬剤原液の分散安定性や消火薬
剤の上記浸漬口紙燃焼試験における防炎性には殆ど問題
はなかったが、消火薬剤の上記網乗せ試験において水は
網目を通して落下し、サンウェットlN−1000の吸
水力が外部溶液のイオン強度増大のために急激に低下し
たことを示した。
実施例2 赤リン20gの添加を省略する以外は実施例1と同一の
組成、同一の条件で試験した。そのスラリー状消火薬剤
原液は実施例1の場合と同様に安定した分散状態を示し
、またそれを水に混合して得られたゲル化消火薬剤は上
記の網乗せ試験において優れた吸水安定性を示した。
しかし、上記のゲル化消火薬剤を上記の浸漬口紙燃焼試
験に供したところ、浸漬部分は残らず燃え尽き、防炎性
には問題があることを示した。
実施例3 無水シリカ5gの添加を省略する以外は実施例1と同一
の組成、同一の条件で試験した。その消火薬側原液は粘
度530cp (20℃、B型粘度計)のスラリー状を
呈したが、その調合5分後には二層に分離し、分散安定
性に問題があることを示した。
次に、そのスラリー状消火薬剤原液を水に混合して得ら
れたゲル化消火薬剤は、網乗せ試験において優れた吸水
安定性を示し、また浸漬口紙燃焼試験においては優れた
防炎性を示した。
比較例1 赤リン20g及び無水シリカ5gの添加を省略する以外
は実施例1と同一の組成、同一の条件で試験した。その
消火薬剤原液は粘度380cp (20℃。
B型粘度計)のスラリー状を呈したが、その調合直後に
二層に分離し、分散安定性に問題があることを示した。
次に、そのスラリー状消火薬剤原液を水に混合して得ら
れたゲル化消火薬剤は、網乗せ試験においては優れた吸
水安定性を示したが、浸漬口紙燃焼試験において浸漬部
分は残らず燃え尽き、防炎性に問題があることを示した
実施例4 スミカゲルN−100(住友化学工業株式会社製のポリ
アクリル酸ソーダ系高吸水性樹脂、吸水倍率的1000
)  30 g、無水シリカ3g、及び水不溶性のポリ
リン酸アマイド30gをエチレングリコール15B g
 (140cc)中に分散させて消火薬剤原液を調製し
たところ、その原液は粘度3800cp  (20℃。
B型粘度計)のスラリー状を呈し、その調合30日後も
二層に分離せずに安定した分散状態を示した。
この消火薬剤原液180ccを水5.82文(混合率3
容量%)に混合したところ、その混合作業は粉末のスミ
カゲルN−100及びポリリン酸アマイドを直接水に混
合する場合に比べて遥かに容易であり、完全にゲル化し
た消火薬剤が得られた。゛このゲル化消火薬剤は、網乗
せ試験において優れた吸水安定性を示し、また浸漬口紙
燃焼試験においては優れた防炎性を示した。
また、上記の薬剤3fLを消火器に充填して、A−1単
位火災に対する消火試験に供したところ、全量放射終了
後2分経過しても「オキ」や「炎」はなく、完全消火で
あった。
一方、実施例1の場合と同様に、所定の火災模型に対し
て、上記の消火薬剤原液を上記上記試験に供したゲル化
消火薬剤と同様の混合率となるように混合添加しながら
20017分の吐水量を有する放水ノズルから放水して
消火試験を行なったところ、その混合作業や放水作業は
粉末のスミカゲルN−100及びポリリン酸アマイドを
直接水に混合する場合に比べて遥かに容易かつ円滑であ
り、また火災模型は 1分38秒で完全消火し、しかも
床の1、 Om tsの穴からの水の漏れは全くみられ
なかった。
実施例5 ポリリン酸アマイド30gの添加を省略する以外は実施
例4と同一の組成、同一の条件で試験した。そのスラリ
ー状消火薬剤原液は実施例4の場合と同様に安定した分
散状態を示し、またそれを水に混合して得られたゲル化
消火薬剤は網乗せ試験において優れた吸水安定性を示し
た。
しかし、上記のゲル化消火薬剤を浸漬口紙燃焼試験に供
したところ、いずれも浸漬部分は残らず燃え尽き、防炎
性に問題があることを示した。
実施例6 無水シリカ3gの代りに金属セッケン(ステアリン酸マ
グネシウム)1.5gを使用する以外は実施例4と同一
の組成、同一の条件で試験した。その消火薬剤原液は粘
度2500cp  (20℃、B型粘度計)のスラリー
状を呈し、その調合30日後も二層に分離せずに安定し
た分散状態を示した。
また、それを水に混合して得られたゲル化消火薬剤は、
網乗せ試験において優れた吸水安定性を示し、また浸漬
口紙燃焼試験においては優れた防炎性を示した。
実施例7 ポリリン酸アマイド30gの代りに水不溶性のポリリン
酸アンモニウム30gを使用する以外は実施例6と同一
の組成、同一の条件で試験した。その消火薬剤原液は粘
度3580cp  (20℃、B型粘度計)のスラリー
状を呈し、実施例6と同様に安定した分散状態を示した
また、それを水に混合して得られたゲル化消火薬剤は、
網乗せ試験゛及び浸漬口紙燃焼試験において債れた吸水
安定性及び優れた防炎性を示した。
実施例8 アクアキープl0SH(製鉄化学工業株式会社製のポリ
アクリル酸塩系高吸水性樹脂、吸水倍率的1000) 
 30 g、金属セッケン(ステアリン酸カルシウム)
  1.5g、及び水不溶性のポリリン酸アンモニウム
30gをエチレングリコール158g (140cc)
中に分散させて消火薬剤原液を調製したところ、その原
液は粘度3800cp  (20℃、B型粘度計)のス
ラリー状を呈し、その調合30日後も二層に分離せずに
安定した分散状態を示した。
この消火薬剤原液180ccを水5.82文(混合率3
容量%)に混合したところ、その混合作業は粉末のアク
アキープl0SH及びポリリン酸アンモニウムを直接水
に混合する場合に比べて遥かに容易であり、完全にゲル
化した消火薬剤が得られた。
このゲル化消火薬剤は、網乗せ試験において優れた吸水
安定性を示し、また浸漬口紙燃焼試験においては優れた
防炎性を示した。
実施例9 ポリリン酸アンモニウム30gの代りにポリリン酸アマ
イド30gを使用し、エチレングリコール158 g 
(140cc)の代すにエチレングリコールモノメチル
エーテル138 g (140cc)を使用する以外は
実施例8と同一の組成、同一の条件で試験した。
その消火薬剤原液は粘度3700cp (20℃、B型
粘度計)のスラリー状を呈し、その調合30日後も二層
に分離せずに安定した分散状態を示した。
また、それを水に混合して得られたゲル化消火薬剤は、
網乗せ試験及び浸漬口紙燃焼試験において優れた吸水安
定性及び優れた防炎性を示した。
実施例10 ポリリン酸アマイド30g−の添加を省略する以外は実
施例9と同一の組成、同一の条件で試験した。その消火
薬剤原液は粘度31QOcp  (20℃、B型粘度計
)のスラリー状を呈し、実施例9の場合と同様に安定し
た分散状態を示した。また、それを水に混合して得られ
たゲル化消火薬剤は網乗せ試験において優れた吸水安定
性を示した。
しかし、上記のゲル化消火薬剤を浸漬口紙燃焼試験に供
したところ、浸漬部分は残らず燃え尽き、防炎性には問
題があることを示した。
比較例2 金属セッケン (ステアリン酸カルシウム)1.5g及
びポリリン酸アマイド30gの添加を省略する以外は実
施例9と同一の組成、同一の条件で試験した。その消火
薬剤原液は粘度285cp (20℃、B型粘度計)の
スラリー状を呈したが、その調合直後に二層に分離し、
分散安定性に問題があることを示した。
次に、そのスラリー状消火薬剤原液を水に混合して得ら
れたゲル化消火薬剤は、網乗せ試験においては優れた吸
水安定性を示したが、浸漬口紙燃焼試験において浸漬部
分は残らず燃え尽き、防炎性に問題があることを示した
実施例11 金属セッケン(ステアリン酸カルシウム)1.5gの添
加を省略する以外は実施例9と同一の組成、同一の条件
で試験した。その消火薬剤原液は粘度430cp (2
0℃、B型粘度計)のスラリー状を呈したが、その調合
5分後に二層に分離し、分散安定性に問題があることを
示した。
また、それを水に混合して得られたゲル化消火薬剤は、
網乗せ試験及び浸漬口紙燃焼試験において優れた吸水安
定性及び優れた防炎性を示した。
実施例12 金属セッケン (ステアリン酸カルシウム)1.5gの
代りに無水シリカ3gを使用し、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル138 g (140cc)の代りに
ケロシン 112g  (140cc)を使用する以外
は実施例9と同一の組成、同一の条件で試験した。その
消火薬剤原液は粘度3800cp  (20℃、B型粘
度計)のスラリー状を呈し、その調合30日後も二層に
分離せずに安定した分散状態を示した。
また、それを水に混合して得れらたゲル化消火薬剤は、
網乗せ試験及び浸漬口紙燃焼試験において優れた吸水安
定性及び優れた防炎性を示した。
〔発明の効果〕
以上のように、水弟−発明に係る消火薬剤原液は非吸水
阻害性の消火力向上剤を含有しているので、その消火薬
剤原液を水に混合して調製されたゲル化消火薬剤が特有
の優れた冷却効果、空気遮断効果、水損防止効果を発揮
する一方で、同時に消火力向上剤がゲル中において消火
力、防炎性、難燃性を持続的に発揮し、火災に際して防
炎性、再燃防止性に富む消火力及び水損防止効果の両性
能を同時に奏する。
また1本第二発明に係る消火薬剤原液は非吸水阻害性の
分散安定化剤を含有しているので、スラリーの分散状態
が良好となり、さらに経時的に分散状態が安定化される
ので、高吸水性樹脂の供給装置や消火放水設備における
高吸水性樹脂の水への混合装置を簡素化することができ
る。混合装置の配管や放水用ホース内における詰まりゃ
過大な圧損の発生を防止することができる、また高吸水
性樹脂の液状輸送や液状貯蔵が可能である、さらに高吸
水性樹脂を水に均一に混合して放水することができるな
どの効果を奏する。
さらに、本第三発明に係る消火薬剤原液は非吸水阻害性
の消火力向上剤及び分散安定化剤を含有しているので、
上記の第−発明及び第二発明の効果を併せて奏するのみ
ならず、分散安定化剤によるスラリーの分散安定化のた
めに高吸水性樹脂及び消火力向上剤はそれらの性能をよ
り効果的に発揮することになる。
以上

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高吸水性樹脂を有機分散媒にスラリー状に分散さ
    せてなる消火薬剤原液において、消火力向上剤を含有す
    ること及び高吸水性樹脂を除く全ての成分が非吸水阻害
    性であることを特徴とする消火薬剤原液。
  2. (2)消火力向上剤が黄リンを除くリンである、特許請
    求の範囲第1項記載の消火薬剤原液。
  3. (3)消火力向上剤がポリリン酸アマイド及びポリリン
    酸アンモニウムからなる群より選ばれた1種又は2種以
    上の水不溶性リン化合物である、特許請求の範囲第1項
    記載の消火薬剤原液。
  4. (4)高吸水性樹脂を有機分散媒にスラリー状に分散さ
    せてなる消火薬剤原液において、分散安定化剤を含有す
    ること及び高吸水性樹脂を除く全ての成分が非吸水阻害
    性であることを特徴とする消火薬剤原液。
  5. (5)分散安定化剤が無水シリカである、特許請求の範
    囲第4項記載の消火薬剤原液。
  6. (6)分散安定化剤が金属セッケンである、特許請求の
    範囲第4項記載の消火薬剤原液。
  7. (7)高吸水性樹脂を有機分散媒にスラリー状に分散さ
    せてなる消火薬剤原液において、分散安定化剤及び消火
    力向上剤を含有すること及び高吸水性樹脂を除く全ての
    成分が非吸水阻害性であることを特徴とする消火薬剤原
    液。
  8. (8)消火力向上剤が黄リンを除くリンである、特許請
    求の範囲第7項記載の消火薬剤原液。
  9. (9)消火力向上剤がポリリン酸アマイド及びポリリン
    酸アンモニウムからなる群より選ばれた1種又は2種以
    上の水不溶性リン化合物である、特許請求の範囲第7項
    記載の消火薬剤原液。
  10. (10)分散安定化剤が無水シリカである、特許請求の
    範囲第7項記載の消火薬剤原液。
  11. (11)分散安定化剤が金属セッケンである、特許請求
    の範囲第7項記載の消火薬剤原液。
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