JPS6244237Y2 - - Google Patents

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JPS6244237Y2
JPS6244237Y2 JP1983082256U JP8225683U JPS6244237Y2 JP S6244237 Y2 JPS6244237 Y2 JP S6244237Y2 JP 1983082256 U JP1983082256 U JP 1983082256U JP 8225683 U JP8225683 U JP 8225683U JP S6244237 Y2 JPS6244237 Y2 JP S6244237Y2
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pump
plunger
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viscous liquid
nozzle
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JP1983082256U
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は粘性液体の噴霧装置、詳しくは主とし
て潤滑油などの粘性液体を被潤滑部などの対象物
に霧状に噴射して供給する如くした粘性液体の噴
霧装置に関する。
従来、被潤滑部などの対象物に潤滑油などの粘
性液体を供給するに際し、粘性液体を霧化して噴
射する噴霧装置は、例えば特公昭35−12312号公
報や特公昭38−17515号公報に示されているよう
にすでに提案されている。
所が、従来知られている前記噴霧装置は、何れ
も圧搾空気を用い、該圧搾空気流中に潤滑油など
の粘性液体を導き、霧吹き原理により霧化してい
るもので、圧搾空気を用いるため装置全体の構造
が複雑となるばかりか、圧搾空気流の気圧や、こ
の空気流中に導入する粘性液体の導入量の調整が
難かしく、噴霧量や噴霧状態が変化して安定した
粘性液体の供給が行なえないことがあつた。
本考案の目的は、プランジヤをもつ噴射ポンプ
を用い、該ポンプで発生する高圧液体の液圧エネ
ルギーを利用し、圧搾空気の助けを借りることな
く噴射ノズルにおいて霧化し、前記圧搾空気の空
気圧や空気量に左右されることなく被潤滑部など
の対象物に対し常に確実に噴霧が行なえると共に
構造簡単な噴霧装置を提供する点にある。
しかして本考案は、ポンプ室15をもつポンプ
シリンダ13にプランジヤ14を往復動自由に設
けた粘性液体の噴射ポンプ1と、複数の噴射ノズ
ル2とから成り、前記ポンプ室15に、前記プラ
ンジヤ14の往動で閉じる吸込口11を設けると
共に、前記シリンダ13に、前記プランジヤ14
の往復動方向に沿つて複数の吐出口12を設け、
かつ、前記プランジヤ14に、前記ポンプ室15
に開口する流路14aとこの流路14aから延び
前記吐出口12と連通可能な液溝14bを設け、
さらに、前記流路14aのポンプ室15への開口
部に、往動時開き、往動時閉じる弁機構を設ける
一方、前記各噴射ノズル2のノズル径を、前記ポ
ンプ1の各吐出口12から吐出される粘性液体の
吐出圧力に対応し、該液体を前記ノズル2から噴
霧状に噴射する口径としたことを特徴とするもの
である。
次に本考案装置の実施例を図面に基づいて説明
する。
本考案装置の基本構造は、吸込口11と複数の
吐出口12…とを備え、ポンプ室15をもつポン
プシリンダ13に、プランジヤ14を往復動自由
に設け、該プランジヤ14の往動によりポンプ室
15を加圧して前記吐出口12から定量の主とし
て潤滑油から成る粘性液体を順次吐出する如くし
た噴射ポンプ1と、複数の噴射ノズル2…と、こ
れら噴射ノズル2…を前記吐出口12…に連結す
る複数の配管3…とから成るものである。
前記噴射ポンプ1は、定量分配機構をもつた高
圧噴射ポンプを用いるのであつて、図面に示した
ものは、前記ポンプシリンダ13の外形を6角柱
として、その4面にそれぞれ4個で、合計16個の
吐出口12…を設け、これら各吐出口12…から
例えば0.07ccの吐出量で、40Kg/cm2〜100Kg/cm2
の吐出圧が得られる構造としており、また、前記
プランジヤ14の駆動源としてはエアーシリンダ
4を用い、前記吐出量を瞬時(0.01〜0.03秒)で
吐出できる構造としている。
又、図面に示したものは、大形のタンク5(容
量3〜5)を用いて、該タンク5内に前記ポン
プシリンダ13を内装すると共に、前記タンク5
の上面に上蓋51を取付けて、該上蓋51に4本
のデイスタンスピース40を介して前記エアシリ
ンダ4を取付け、該エアシリンダ4のロツド41
を、前記プランジヤ14に接続カツプリング6を
介して連結しており、そして、前記上蓋51に
は、8つの接続口71…をもつた二つの配管接続
ブロツク7,7を取付けて、これらブロツク7,
7の接続口71…と前記ポンプシリンダ13の吐
出口12…とを連絡管8…で連結している。
尚、前記ポンプ1の要部を第3図乃至第5図に
おいて概略的に示した通り、前記吐出口12…は
プランジヤ14の往動方向に順次変位させて設け
ると共に、前記吸込口11は前記プランジヤ14
の先端部の往動始端位置に設けるのであり、また
前記プランジヤ14には、中心部に流路14aを
設け、この流路14aの末端には、前記吐出口1
2…に連動可能な液溝14bを設けると共に、前
記流路14aの先端部にはチエツクバルブ16及
びスプリング17を内装したものであつて、前記
プランジヤ14の往動により先ず吸込口11が閉
じ、ポンプ室15の粘性液体を加圧するのであ
り、この加圧で第4図の如く前記チエツクバルブ
16が開くと共に、前記液溝14bが一つの吐出
口12に連通し、該吐出口12から定量の粘性液
体が吐出されるのであり、以後順次各吐出口12
から吐出されるのである。そして、最終吐出口1
2からの吐出が完了すると、前記ポンプ室15の
粘性液体が閉じ込められて前記チエツクバルブ1
6が閉じ、この状態で前記プランジヤ14は第5
図の如く復動するのであり、この復動により前記
ポンプ室15は負圧となり、吸込口11が開くと
同時にタンク5から粘性液体をポンプ室15内に
吸込むのである。
又、以上の如く構成する噴射ポンプ1に接続す
る前記噴射ノズル2…は、前記ポンプ1で発生す
る高圧液体の液圧エネルギーのみで、換言すると
圧搾空気の助けを借りることなく高速に噴射して
霧化させる如く成すのであつて、そのノズル口の
口径、即ち、第6図に示した如くノズル本体21
に設けるノズルチツプ22のノズル口22aの口
径を、前記ポンプ1の各吐出口12…から吐出さ
れる粘性液体の吐出圧力に対応した口径、つまり
前記液圧エネルギーで噴霧できる口径とするので
ある。
その一例を挙げると、前記した噴射ポンプ1の
吐出量、吐出圧力のもとで、かつ、粘性液体とし
て粘度がVG32程度のものを用いる条件下では、
0.38mmのものを用いるのである。
尚、前記ノズル2には、図示していないが噴射
後の垂れを防止するためにチエツク弁を内蔵させ
ると共に、前記ノズル口22aの目詰りを防止す
るためにフイルタを内蔵させるのである。
又、以上の如く構成する前記ポンプ1と噴射ノ
ズル2とを連結する配管3…は、主として鋼管を
用い、その一端は前記接続ブロツク7,7の接続
口71…に、また他端は前記各ノズル2の接続部
23にそれぞれ接続するのであつて、その配管長
さは、特に限定する必要はないが、前記した噴射
ポンプ1の吐出量、吐出圧力と、噴射ノズル2の
ノズル径との条件下で、かつ、粘性液体の粘度を
VG32程度とした場合、良好な噴射を得るために
は、3m以下に制約する必要がある。この範囲内
の配管長さにすれば前記噴射ノズル2…からの噴
射状態は変化なく良好にできる。
尚、前記配管3の長さは、例えば50cmとした場
合、粘度がVG220の粘性液体でも使用できる。即
ち、前記配管長さは、前記噴射ポンプ1及び噴射
ノズル2の性能と、前記粘性液体の粘度との関係
で設定するのである。
しかして前記噴射ポンプ1及び噴射ノズル2を
用いる場合であつて、前記配管3の長さを例えば
50cmの如く短かくした場合には、粘度VG220の粘
性液体でも噴霧が可能となるのである。即ち、
VG220の潤滑油を用いる場合13℃の温度における
粘度は1500cst程度の高粘度になるが、実験した
ところ噴霧給油が行なえたのである。
又、前記粘性液体としては主として潤滑油であ
るが、この潤滑油を用いる場合、その粘度は、被
潤滑部に対応して選択すればよいが、例えば歯車
用としては回転する歯車に対する附着性及び噴霧
状態を考慮するなら前記した粘度VG32程度、若
しくはそれ以上が好ましいが、前記した噴射ポン
プ1の仕様においては粘度VG22〜VG68程度の粘
度グレード或いは前記配管3の長さを考慮すれば
更に高い粘度例えば前記した、VG220程度でも充
分効果的な噴射結果が得られる。又、潤滑油以外
として、例えば食品に対し噴霧するサラダ油、リ
キユール油や、その他成形型に噴霧するシリコン
糸や弗素系の離型剤は、粘度が400cst程度である
から、これらの粘性液体にも適用できる。
尚、第1,2図において9は液面計であり、1
0はブリーザを兼ねた給入口である。
しかして、以上の如く構成する噴霧装置は、主
として自動化機械など、その他一般機械に用いら
れている歯車機構の潤滑油噴霧に適用するもの
で、前記噴射ノズル2…を、それぞれ潤滑を必要
とする歯車に対向させて配設するのであり、前記
エアーシリンダ4の駆動により噴霧させるのであ
る。
前記エアーシリンダ4の駆動は、1日に数回又
は数日に1回の割で行なうのであつて、前記エア
ーシリンダ4の駆動により前記プランジヤ14が
往動し、前記した過程を経て各吐出口12から間
歇的に、かつ、定量の潤滑油を瞬時に噴射し、前
記ポンプ1で発生する高圧液の液圧エネルギー
で、前記ノズル2から高速に噴射して霧化させ、
常に確実な噴霧が可能となるのである。
以上の如く、本考案によれば圧搾空気の助けを
借りることなく、噴射ポンプ1の液圧エネルギー
のみを利用して前記ノズル2から噴霧できるの
で、構造簡単にできると共に、圧搾空気の空気圧
や空気流に左右されることがないので、必要最小
の液量を有効に利用でき、最小動力で確実な潤滑
等が行なえるのである。しかも、本考案によれ
ば、1本のプランジヤ14でポンプ室15を加圧
し、かつ、複数の噴射ノズル2のノズル径を、前
記ポンプ1の各吐出口12から吐出される粘性液
体の吐出圧力に対応し、該液体を前記ノズル2か
ら噴霧状に噴射する口径としたので、同一の吐出
圧力により、前記各噴射ノズル2からの均一な噴
霧状噴射が可能となるのである。
その上、本考案によれば、シリンダ13に、プ
ランジヤ14の往復動方向に沿つて複数の吐出口
12を設けているので、1つの吐出口12、例え
ばポンプ室15に近い吐出口12を閉鎖してもポ
ンプ作用を行なうことができ、噴霧不能が生ずる
ことはないし、しかも、1本のプランジヤ14で
1つのポンプ室15を加圧するので、仮に吐出口
12を減少させたとしても、プランジヤ14の受
圧面積に変化がなく、吐出圧力を同じにできるの
であつて、常に均一な噴霧状噴射ができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の実施例を示す1部切欠正
面図、第2図は平面図、第3図乃至第5図は噴射
ポンプの要部のみを示し、その作用を説明する断
面図、第6図は噴射ノズルのみの1部切欠拡大正
面図である。 1……噴射ポンプ、2……噴射ノズル、3……
配管、11……吸込口、12……吐出口、13…
…ポンプシリンダ、14……プランジヤ、14a
……流路、14b……液溝、15……ポンプ室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプ室15をもつポンプシリンダ13にプラ
    ンジヤ14を往復動自由に設けた粘性液体の噴射
    ポンプ1と、複数の噴射ノズル2とから成り、前
    記ポンプ室15に、前記プランジヤ14の往動で
    閉じる吸込口11を設けると共に、前記シリンダ
    13に、前記プランジヤ14の往復動方向に沿つ
    て複数の吐出口12を設け、かつ、前記プランジ
    ヤ14に、前記ポンプ室15に開口する流路14
    aとこの流路14aから延び前記吐出口12と連
    通可能な液溝14bを設け、さらに、前記流路1
    4aのポンプ室15への開口部に、往動時開き、
    復動時閉じる弁機構を設ける一方、前記各噴射ノ
    ズル2のノズル径を、前記ポンプ1の各吐出口1
    2から吐出される粘性液体の吐出圧力に対応し、
    該液体を前記ノズル2から噴霧状に噴射する口径
    としたことを特徴とする粘性液体の噴霧装置。
JP8225683U 1983-05-30 1983-05-30 粘性液体の噴霧装置 Granted JPS59186594U (ja)

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JP8225683U JPS59186594U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 粘性液体の噴霧装置

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JPS59186594U JPS59186594U (ja) 1984-12-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552887A (en) * 1978-05-25 1980-01-10 Madison Kipp Corp Motorrdriven lubricating device

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