JPS6243321B2 - - Google Patents

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JPS6243321B2
JPS6243321B2 JP57224662A JP22466282A JPS6243321B2 JP S6243321 B2 JPS6243321 B2 JP S6243321B2 JP 57224662 A JP57224662 A JP 57224662A JP 22466282 A JP22466282 A JP 22466282A JP S6243321 B2 JPS6243321 B2 JP S6243321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
metal pipe
heat
fluid
alternating current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57224662A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59114802A (ja
Inventor
Toshihiro Shimura
Mitsuo Kobayashi
Hiroaki Oosumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kinzoku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kinzoku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kinzoku Co Ltd filed Critical Nippon Kinzoku Co Ltd
Priority to JP22466282A priority Critical patent/JPS59114802A/ja
Publication of JPS59114802A publication Critical patent/JPS59114802A/ja
Publication of JPS6243321B2 publication Critical patent/JPS6243321B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば半導体変換装置等の冷却効率
を向上して信頼性を高めるために使用される流体
冷却形抵抗器に関する。
近年電力用半導体変換装置などは、容量の増大
が著しく、これにともなつて損失が増加してい
る。この損失の増加に対処するため、水、油、フ
ロン等の冷媒を用いて冷却することにより冷却効
率を向上する方法がある。この場合、半導体素子
とともに抵抗器なども同じ冷媒を用いて冷却する
ことが望ましい。このような方式の従来の抵抗器
として第1図に示すものがある。
この抵抗器は、金属製箱体1の表面に抵抗体2
を接着したものである。金属製箱体1は、内部に
冷却水が通るもので、純水に対する耐腐食性の優
れた材質で形成されている。また金属製箱体1に
は、冷却水を導入、排出するための口金1a,1
bが取付けられている。更に金属製箱体1内には
数箇所に梁3が設けられ、水圧による変形を防ぐ
ようにしている。
箱体1の表面に接着した抵抗体2は、適当な絶
縁処理が施こされた板状をなし、口出し線4、電
気端子5を有している。この口出し線4は、発熱
しないよう抵抗率の低い銅などの金属線を用い、
抵抗線(ニクロム線等)とロー付けされている。
なお図中6は取付足である。
このように構成された抵抗器は、電気端子5か
ら通電することにより抵抗体2が発熱する。一
方、口金1aから冷却水が流入し、箱体1の中を
通過して口金1bから流出する。このとき箱体1
の壁面を通して抵抗体2と熱交換がなされ、抵抗
体2が冷却される。
しかしこの抵抗器は、抵抗体2を箱体1に単に
接着しているため、抵抗体2と線接触しており、
冷却効率が悪い。このため装置が大型化するとと
もに、抵抗器の冷却にばらつきが生じやすい。従
来は、箱体1内に水路を施こして、冷却効率を上
げ、抵抗体2を均一に冷却するようにしているが
十分冷却効率が高いとはいえず、しかも圧力損失
が大きくなる問題がある。
また抵抗体2は箱体1の平板状側面に貼り付け
るので、密着性が悪く、剥れやすい。更に口出し
線4はロー付けされているので、フラツクス等に
よる腐食のおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、冷却効率が高く、装置
を小型化できるとともに均一な冷却を図れ、更に
圧力損失が少なく、抵抗体の密着性が良く、口出
し線の腐食を防止できる流体冷却形抵抗器を得ん
とするものである。
以下本発明を図示する実施例を参照して説明す
る。
本発明に係る流体冷却形抵抗器は、第2図〜第
5図に示すように金属製パイプ11の外周に螺旋
状の溝12を形成し、この溝12に抵抗体13を
巻回している。金属製パイプ11は、冷却媒体
(水、油、フロン等)が流通するもので、銅、ア
ルミニウム、ステンレス鋼等、耐腐食性の優れた
材質で形成され、両端に口金11a,11bを形
成している。また両端下部に取付足14,14を
設けている。なお図示しないが金属製パイプ11
の外周に絶縁性の薄膜をコーテイングして、絶縁
性を高めるようにしてもよい。更に金属製パイプ
11の内面には第4図に示すように直線条溝15
が形成され、冷却効率を高めるようにしている。
この金属製パイプ11に巻回された抵抗体13
は、抵抗線16(ニクロム線等)に絶縁被膜17
を施して構成され、上記溝12に埋め込まれた状
態で巻回している。絶縁被膜17は、シリコン樹
脂、ポリアミド樹脂などの耐熱性樹脂類を単独あ
るいはこれとガラス質、マグネシア等の無機質材
料とを複合したもので形成されている。また抵抗
体13は、溝12に外径又は厚みの1/2以上埋め
込まれている。更に抵抗体13は、図示する例で
は一本の溝12に巻回しているが、2本以上の溝
12を設けてそれぞれに抵抗体13を巻回し、並
列あるいは直列に接続するようにしてもよい。
抵抗体12の口出し線18は、第6図に示すよ
うに抵抗線16の端部を低抵抗率金属製パイプ1
9(銅、アルミニウム等)に貫通して、同パイプ
19と抵抗線16とを2箇所以上圧接して構成さ
れ、電気端子20に接続している。この電気端子
20は、圧着端子を用いて圧接して構成されてい
る。なお口出し線18は、絶縁性を高めるため、
耐熱性を有する熱収縮チユーブ21が施こされて
いる。
このように抵抗体13を巻回した金属製パイプ
11の外周面には、耐熱性を有する熱収縮チユー
ブ22が被覆され、金属製パイプ11への密着性
を高めるとともに抵抗器全体の均熱化を図り、絶
縁性を強化している。
なお図示する実施例では金属製パイプ11の内
面に直線条溝15を有しているが、スバイラル条
溝、冷却フイン等を設けてもよく、又これらを設
けないものでもよい。
この抵抗器は、電気端子20から通電されて、
抵抗体13が発熱する。一方冷却媒体は、口金1
1aから流入し、金属製パイプ11を流通する。
この際金属製パイプ11を通して伝導された抵抗
体13の熱を受け取り、口金11bから外部へ導
出される。
しかしてこの抵抗器は、抵抗体13を溝12に
埋め込んだ状態で巻回するため、抵抗体13が金
属製パイプ11に面接触することとなり、冷却効
率が高い。従つて装置を小型化できるとともに、
均熱化を図ることができる。また金属製パイプ1
1内を冷却媒体が流通するため、冷却通路が直線
状となり、圧力損失が少ない。更に金属製パイプ
11は、箱体に比べて耐圧力性が高く、梁等を設
ける必要がなくなる。また口出し線18は、圧接
法によるため、フラツクス等の腐食のおそれがな
い。
更に抵抗体13の1/2以上を溝12に埋め込ん
でいるので、抵抗体13に流れる電流の変化によ
つて生ずる磁束が金属製パイプ11に渦電流を生
ぜしめ、渦電流損として消費される。このため低
誘導性とすることができ、とくにこの効果は、周
波数が高くなればより著しい。
このことは、この抵抗器を用いて周波数とイン
ダクタンスとの関係を調べた実施例から確認され
た。その結果を第7図に示す。図中プロツト
(●)は金属製パイプとして20mmφの溝付銅パイ
プを用いたもの(本発明品)である。又プロツト
(○)は、金属製パイプとして20mmφの溝なし銅
パイプを用いたもの(比較例)である。プロツト
(△)は、20mmφのエポキシパイプ(比較例)を
用いたものである。
以上の如く本発明によれば、抵抗体を面接触さ
せることにより、冷却効率を高め、小形化、均熱
化を図れ、更に圧力損失が少なく、口出し線の腐
食を防止し、又低誘導性であるなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来の半導体変換装置用流体冷却形
抵抗器の正面図、同図ロは側面図、第2図〜第7
図は本発明の一実施例を示し、第2図は抵抗器の
正面図、第3図は同側面図、第4図は第2図の
―線に沿う断面図、第5図は第3図の―線
に沿う断面図、第6図は抵抗体の口出し線の断面
図、第7図はインダクタンスの周波数特性を比較
例とともに示す線図である。 11…金属製パイプ、11a,11b…口金、
12…溝、13…抵抗体、14…取付足、15…
直線条溝、16…抵抗線、17…絶縁被膜、18
…口出し線、19…低抵抗率金属製パイプ、20
…電気端子、21…熱収縮チユーブ、22…熱収
縮チユーブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 冷却用媒体が流通する金属製パイプの外周に
    螺旋状の溝を形成し、該溝に、抵抗線の表面に絶
    縁被膜を形成した抵抗体を埋め込まれた状態で面
    接触するように巻回してなる流体冷却形交流電流
    用抵抗器。 2 絶縁被膜は、耐熱性樹脂又は耐熱性樹脂と耐
    熱性無機質材料とを複合したもので形成してなる
    特許請求の範囲第1項記載の流体冷却形交流電流
    用抵抗器。 3 金属製パイプは、内面に条溝又は冷却フイン
    を有してなる特許請求の範囲第1項記載の流体冷
    却形交流電流用抵抗器。 4 抵抗体は、金属製パイプの外周に形成した溝
    に、抵抗体の直径又は厚さの1/2より深く埋め込
    んで巻回してなる特許請求の範囲第1項記載の流
    体冷却形交流電流用抵抗器。 5 抵抗体の口出し線は、抵抗線端部を低抵抗率
    金属製パイプに貫通して、同パイプと抵抗線とを
    2箇所以上圧接してなる特許請求の範囲第1項記
    載の流体冷却形交流電流用抵抗器。 6 抵抗体を巻回した金属製パイプの外周全面に
    耐熱性の熱収縮チユーブを被覆してなる特許請求
    の範囲第1項記載の流体冷却形交流電流用抵抗
    器。
JP22466282A 1982-12-21 1982-12-21 流体冷却形交流電流用抵抗器 Granted JPS59114802A (ja)

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JPS59114802A JPS59114802A (ja) 1984-07-03
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JPH0363131U (ja) * 1989-10-26 1991-06-20

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