JPS6243160Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6243160Y2 JPS6243160Y2 JP1982022276U JP2227682U JPS6243160Y2 JP S6243160 Y2 JPS6243160 Y2 JP S6243160Y2 JP 1982022276 U JP1982022276 U JP 1982022276U JP 2227682 U JP2227682 U JP 2227682U JP S6243160 Y2 JPS6243160 Y2 JP S6243160Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- piston
- needle valve
- stopper
- oil chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 13
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 13
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 55
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 14
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は温度補償機能を有する油圧緩衝装置の
改良に関し、詳細にはピストンロツド内部油路の
オリフイスを開閉するニードルバルブの作動オイ
ル室にニードルバルブのストツパーを設けた油圧
緩衝装置に関する。
改良に関し、詳細にはピストンロツド内部油路の
オリフイスを開閉するニードルバルブの作動オイ
ル室にニードルバルブのストツパーを設けた油圧
緩衝装置に関する。
二輪車等の油圧緩衝装置は一般に摺動部の摩擦
熱等により作動油の温度が上昇すると油の動粘度
が低くなつて減衰力が低下し、操安性に重大な影
響を与える。この問題を解決するために例えば特
開昭55−86941号公報及び実開昭52−129896号公
報に提案されたようにピストンの前後油室に連通
するピストンロツドの内部油路に先細ニードルバ
ルブの摺動で開閉する固定オリフイスを設け、ニ
ードルバルブ後方のオイル室に充填した油の熱膨
張を利用してオリフイス−ニードルバルブ間の流
路面積を調整することにより温度変化による減衰
力の変動をなくすようにした油圧緩衝装置が知ら
れている。
熱等により作動油の温度が上昇すると油の動粘度
が低くなつて減衰力が低下し、操安性に重大な影
響を与える。この問題を解決するために例えば特
開昭55−86941号公報及び実開昭52−129896号公
報に提案されたようにピストンの前後油室に連通
するピストンロツドの内部油路に先細ニードルバ
ルブの摺動で開閉する固定オリフイスを設け、ニ
ードルバルブ後方のオイル室に充填した油の熱膨
張を利用してオリフイス−ニードルバルブ間の流
路面積を調整することにより温度変化による減衰
力の変動をなくすようにした油圧緩衝装置が知ら
れている。
しかしながら、従来、この種装置のオイル室は
充填した油の量によつて容積が種々変つてしまう
ため、微妙な油の熱膨張を効率良く利用するため
の油の容積管理がきわめて困難である。従つて組
付けが難しく、製品間のばらつきが大きくなる傾
向があつた。更に、オイル室を密閉するOリング
の損傷などでオイル室の油が洩れると、オイル室
の容積縮小によりニードルバルブが後方へ摺動
し、固定オリフイスが全開となるため、減衰力は
温度上昇による減衰力低下よりもはるかに小さく
なり、上記温度補償機構を設けたためにかえつて
危険性が増すという問題があつた。
充填した油の量によつて容積が種々変つてしまう
ため、微妙な油の熱膨張を効率良く利用するため
の油の容積管理がきわめて困難である。従つて組
付けが難しく、製品間のばらつきが大きくなる傾
向があつた。更に、オイル室を密閉するOリング
の損傷などでオイル室の油が洩れると、オイル室
の容積縮小によりニードルバルブが後方へ摺動
し、固定オリフイスが全開となるため、減衰力は
温度上昇による減衰力低下よりもはるかに小さく
なり、上記温度補償機構を設けたためにかえつて
危険性が増すという問題があつた。
本考案はこれらの問題を解決するためになされ
たもので、温度補償のためのオイル室の容積管理
が容易でしかもオイル室の油が洩れた最悪の事態
でも、減衰力を温度上昇に伴う減衰力低下以下に
は減少させないようにした、温度補償機能を有す
る油圧緩衝装置を提供するものである。
たもので、温度補償のためのオイル室の容積管理
が容易でしかもオイル室の油が洩れた最悪の事態
でも、減衰力を温度上昇に伴う減衰力低下以下に
は減少させないようにした、温度補償機能を有す
る油圧緩衝装置を提供するものである。
本考案に係る油圧緩衝器はピストンの前後油室
に連通するピストンロツドの内部油路にニードル
バルブを挿入し、該ニードルバルブの一端に有底
円筒状のストツパーの開口端を、また該ストツパ
ーの後端をニードルバルブに当接するとともに、
該ストツパーの内部に温度補償オイルを充填して
オイル室を形成したことを要旨とするものであ
る。
に連通するピストンロツドの内部油路にニードル
バルブを挿入し、該ニードルバルブの一端に有底
円筒状のストツパーの開口端を、また該ストツパ
ーの後端をニードルバルブに当接するとともに、
該ストツパーの内部に温度補償オイルを充填して
オイル室を形成したことを要旨とするものであ
る。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
図は本考案の一実施例を適用した油圧緩衝器の
要部断面を示すもので、油圧緩衝器は内部に作動
油を充填したシリンダ1内に中空ピストンロツド
2の先端に固着したピストン3を摺動自在に嵌挿
し、ピストン3に油孔4とバルブ5により構成さ
れた圧縮行程時の減衰力発生機構と油孔4′とバ
ルブ5′により構成された伸長行程時の減衰力発
生機構を設ける。
要部断面を示すもので、油圧緩衝器は内部に作動
油を充填したシリンダ1内に中空ピストンロツド
2の先端に固着したピストン3を摺動自在に嵌挿
し、ピストン3に油孔4とバルブ5により構成さ
れた圧縮行程時の減衰力発生機構と油孔4′とバ
ルブ5′により構成された伸長行程時の減衰力発
生機構を設ける。
ピストンロツド2の中空内部にはピストンの前
方油室Aと後方油室Bに連通する油路6を形成
し、この油路に固定オリフイス7を設けるととも
に、該オリフイス7の後方には先端を先細に形成
したニードルバルブ8を気密且つ摺動自在に嵌挿
し、ニードルバルブ8の摺動によりオリフイス7
との間隙を変化させて油路6の流路面積を調整す
るようにしてある。また、ピストンロツド2の中
空内部には後方から減衰力可変調整用のプツシユ
ロツド9を挿入し、該プツシユロツド9とニード
ルバルブ8間にオイル室10を設け、温度上昇に
伴うオイル室10のオイルの熱膨張でニードルバ
ルブ8をオリフイス7側に変位させるように構成
してある。
方油室Aと後方油室Bに連通する油路6を形成
し、この油路に固定オリフイス7を設けるととも
に、該オリフイス7の後方には先端を先細に形成
したニードルバルブ8を気密且つ摺動自在に嵌挿
し、ニードルバルブ8の摺動によりオリフイス7
との間隙を変化させて油路6の流路面積を調整す
るようにしてある。また、ピストンロツド2の中
空内部には後方から減衰力可変調整用のプツシユ
ロツド9を挿入し、該プツシユロツド9とニード
ルバルブ8間にオイル室10を設け、温度上昇に
伴うオイル室10のオイルの熱膨張でニードルバ
ルブ8をオリフイス7側に変位させるように構成
してある。
以上の構成になる温度補償型油圧緩衝器におい
て、本考案の特徴はニードルバルブ8の一端と当
接する円筒状のストツパー11を摺動自在に設
け、その内部に温度補償用のオイルを充填してオ
イル室10を形成したことにある。即ち図の実施
例のように該ストツパー11は外周にOリング1
2を嵌合し且つ有底円筒状ロツドからなり、その
内部をオイル室10とするとともに、後端をプツ
シユロツド9に当接させ、開口端でニードルバル
ブ8の一端と当接するように構成してある。尚1
3は油路6の油室B側に設けられたチエツクバル
ブで、圧縮行程時のみ開放するよう構成されてい
る。
て、本考案の特徴はニードルバルブ8の一端と当
接する円筒状のストツパー11を摺動自在に設
け、その内部に温度補償用のオイルを充填してオ
イル室10を形成したことにある。即ち図の実施
例のように該ストツパー11は外周にOリング1
2を嵌合し且つ有底円筒状ロツドからなり、その
内部をオイル室10とするとともに、後端をプツ
シユロツド9に当接させ、開口端でニードルバル
ブ8の一端と当接するように構成してある。尚1
3は油路6の油室B側に設けられたチエツクバル
ブで、圧縮行程時のみ開放するよう構成されてい
る。
本考案によれば圧縮行程において、作動油は、
図で点線で示したように流れる。即ちピストン3
が上昇すると油室Aの作動油が圧縮されて油孔4
を通りバルブ5を撓ませて減衰力を発生するとと
もに油路6を通りオリフイス7により流路を絞ら
れここでも減衰力を発生しチエツクバルブ13を
開いて油室Bへ流入する。この際オリフイス7の
流路面積を前述の通り調整することができる。
図で点線で示したように流れる。即ちピストン3
が上昇すると油室Aの作動油が圧縮されて油孔4
を通りバルブ5を撓ませて減衰力を発生するとと
もに油路6を通りオリフイス7により流路を絞ら
れここでも減衰力を発生しチエツクバルブ13を
開いて油室Bへ流入する。この際オリフイス7の
流路面積を前述の通り調整することができる。
一方伸長行程では作動油は実線の通り流れる。
即ち、ピストン3が下降すると油室Bの作動油が
圧縮され油孔4′を通りバルブ5′を撓ませて減衰
力を発生して油室Aに流入する。この際チエツク
バルブ13は閉じているため伸長行程においては
油路6には作動油は流れない。
即ち、ピストン3が下降すると油室Bの作動油が
圧縮され油孔4′を通りバルブ5′を撓ませて減衰
力を発生して油室Aに流入する。この際チエツク
バルブ13は閉じているため伸長行程においては
油路6には作動油は流れない。
以上のように、本考案の油圧緩衝器は温度上昇
に伴うオイル室の熱膨張によりニードルバルブを
オリフイス側に摺動させオリフイスの流路面積を
絞ることによつて生ずる減衰力増加で作動油の粘
度低下による減衰力減小を補い、もつて温度変化
による減衰力の変動を解消するものであるが、本
考案は更に前記ストツパーの内部にオイル室を設
けたことにより、オイル室の容積が予め一定に区
画されるので組立が容易でしかも製品のばらつき
がなく、更に、オイル室の油が洩れても、ニード
ルバルブはストツパーに係止してオリフイスとの
間隙が一定以上には開かないから、従来のよう
に、減衰力が温度補償機能をもたない場合よりも
低下してしまうという問題も同時に解決すること
ができる。
に伴うオイル室の熱膨張によりニードルバルブを
オリフイス側に摺動させオリフイスの流路面積を
絞ることによつて生ずる減衰力増加で作動油の粘
度低下による減衰力減小を補い、もつて温度変化
による減衰力の変動を解消するものであるが、本
考案は更に前記ストツパーの内部にオイル室を設
けたことにより、オイル室の容積が予め一定に区
画されるので組立が容易でしかも製品のばらつき
がなく、更に、オイル室の油が洩れても、ニード
ルバルブはストツパーに係止してオリフイスとの
間隙が一定以上には開かないから、従来のよう
に、減衰力が温度補償機能をもたない場合よりも
低下してしまうという問題も同時に解決すること
ができる。
図は本考案実施例による油圧緩衝装置の要部縦
断面図である。 1……シリンダー、2……ピストンロツド、6
……油路、7……オリフイス、8……ニードルバ
ルブ、9……プツシユロツド、10……オイル
室、11……ストツパー、A……ピストン前方油
室、B……ピストン後方油室。
断面図である。 1……シリンダー、2……ピストンロツド、6
……油路、7……オリフイス、8……ニードルバ
ルブ、9……プツシユロツド、10……オイル
室、11……ストツパー、A……ピストン前方油
室、B……ピストン後方油室。
Claims (1)
- 中空ピストンロツドに固着したピストンをシリ
ンダ内に摺動自在に嵌挿し、ピストンの前後油室
に開口するピストンロツド内の油路に、固定オリ
フイスと摺動自在のニードルバルブを設け、ピス
トンロツド中空内部の後方から挿入したプツシユ
ロツドとニードルバルブの間に温度補償オイル室
を形成してなる油圧緩衝器において、前記中空ピ
ストンロツド2中空内部に有底円筒状ロツドから
なるストツパー11を摺動自在に設け、該ストツ
パーの開口端をニードルバルブ8の一端に当接
し、且つ前記ストツパーの後端をプツシユロツド
9に当接すると共に、前記ストツパーの内部に温
度補償オイルを充填してオイル室10を形成した
ことを特徴とする温度補償機能を有する油圧緩衝
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227682U JPS58125752U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 温度補償機能を有する油圧緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2227682U JPS58125752U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 温度補償機能を有する油圧緩衝装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58125752U JPS58125752U (ja) | 1983-08-26 |
JPS6243160Y2 true JPS6243160Y2 (ja) | 1987-11-09 |
Family
ID=30034366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2227682U Granted JPS58125752U (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 温度補償機能を有する油圧緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58125752U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0422114Y2 (ja) * | 1986-07-22 | 1992-05-20 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5586941A (en) * | 1978-12-26 | 1980-07-01 | Showa Mfg Co Ltd | Hydraulic buffer |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52129896U (ja) * | 1976-03-30 | 1977-10-03 |
-
1982
- 1982-02-19 JP JP2227682U patent/JPS58125752U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5586941A (en) * | 1978-12-26 | 1980-07-01 | Showa Mfg Co Ltd | Hydraulic buffer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58125752U (ja) | 1983-08-26 |
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