JPS6242372Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6242372Y2 JPS6242372Y2 JP1980123467U JP12346780U JPS6242372Y2 JP S6242372 Y2 JPS6242372 Y2 JP S6242372Y2 JP 1980123467 U JP1980123467 U JP 1980123467U JP 12346780 U JP12346780 U JP 12346780U JP S6242372 Y2 JPS6242372 Y2 JP S6242372Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection
- chamber
- ionization detection
- ionization
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 37
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 3
- 238000001824 photoionisation detection Methods 0.000 claims 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 2
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 150000002894 organic compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000011896 sensitive detection Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は光イオン化検出器
(photoionizationdetector、略称PID)の改良に関
する。
(photoionizationdetector、略称PID)の改良に関
する。
光イオン化検出器は、グロー放電室で放電させ
て紫外線を発生し、この紫外線をイオン化検出室
内の気体試料に照射してイオン化させ、その電離
電流を測定することにより試料の濃度分析を行う
検出器である。
て紫外線を発生し、この紫外線をイオン化検出室
内の気体試料に照射してイオン化させ、その電離
電流を測定することにより試料の濃度分析を行う
検出器である。
しかし、光イオン化検出器は有機化合物一般に
対して高感度であるため、ガスクロマトグラフの
検出器として使用すると、カラムからの液相ブリ
ーデイングにも大きな信号を出力してベースライ
ンの変動を生じ、とりわけ昇温分析のときにこの
変動は著しくなる。
対して高感度であるため、ガスクロマトグラフの
検出器として使用すると、カラムからの液相ブリ
ーデイングにも大きな信号を出力してベースライ
ンの変動を生じ、とりわけ昇温分析のときにこの
変動は著しくなる。
ベースラインの変動を防ぐにはデユアル流路方
式を用いるのが常套手段であるが、従来の光イオ
ン化検出器ではその際2ケの光イオン化検出器を
同特性にそろえる必要があり、部品点数が多くな
り、また調整作業に手間がかかる欠点があつた。
式を用いるのが常套手段であるが、従来の光イオ
ン化検出器ではその際2ケの光イオン化検出器を
同特性にそろえる必要があり、部品点数が多くな
り、また調整作業に手間がかかる欠点があつた。
この考案は、このような状況に鑑みてなされた
もので、上記従来の欠点を解消する光イオン化検
出器を提供する。
もので、上記従来の欠点を解消する光イオン化検
出器を提供する。
すなわち、この考案によれば、デユアル流路方
式に極めて好適に用いうる光イオン化検出器が提
供される。そしてその主たる構成上の特徴は、ひ
とつのグロー放電室の両側に光放射窓を設けると
ともにその外側にそれぞれ隣接してイオン化検出
室を設け、放電による紫外線がそれら光放射窓を
透して両イオン化検出室にほぼ均等に照射される
ようにし、一方のイオン化検出室にはデユアル流
路式ガスクロマトグラフの測定流路を、又、他方
のイオン化検出室には参照流路を接続可能とし、
さらに両イオン化検出室における検出電極からの
信号の差を算出して出力する電気回路をそれら検
出電極に接続したことにある。
式に極めて好適に用いうる光イオン化検出器が提
供される。そしてその主たる構成上の特徴は、ひ
とつのグロー放電室の両側に光放射窓を設けると
ともにその外側にそれぞれ隣接してイオン化検出
室を設け、放電による紫外線がそれら光放射窓を
透して両イオン化検出室にほぼ均等に照射される
ようにし、一方のイオン化検出室にはデユアル流
路式ガスクロマトグラフの測定流路を、又、他方
のイオン化検出室には参照流路を接続可能とし、
さらに両イオン化検出室における検出電極からの
信号の差を算出して出力する電気回路をそれら検
出電極に接続したことにある。
さらに、グロー放電室の放電陽極と放電陰極と
の間にキヤピラリーを介在させた特定構造のグロ
ー放電室を用いた点も構成上の大きな特徴とする
ものである。
の間にキヤピラリーを介在させた特定構造のグロ
ー放電室を用いた点も構成上の大きな特徴とする
ものである。
以下、図に示す実施例に基いて、さらに詳説す
る。
る。
1はこの考案の光イオン化検出器の一実施例で
ある。
ある。
グロー放電室2は、放電陽極3と放電陰極4と
を備え、アルゴンガスで満たされている。電極
3,4の間は、放電位置を一定にして集光効果を
あげるようキヤピラリー5に形成され、グロー放
電室2の両側には、それぞれ光放射窓6,7が設
けられている。8,9は窓ガラスである。
を備え、アルゴンガスで満たされている。電極
3,4の間は、放電位置を一定にして集光効果を
あげるようキヤピラリー5に形成され、グロー放
電室2の両側には、それぞれ光放射窓6,7が設
けられている。8,9は窓ガラスである。
光放射窓6,7の外側は各々イオン化検出室1
0,13となつている。これらイオン化検出室1
0,13には、それぞれガスクロマトグラフの分
析流路F1,F2が連結される。C1,C2はそ
れら分析流路F1,F2のカラムである。
0,13となつている。これらイオン化検出室1
0,13には、それぞれガスクロマトグラフの分
析流路F1,F2が連結される。C1,C2はそ
れら分析流路F1,F2のカラムである。
イオン化検出室10の検出電極11には正電圧
V1が印加され、また他方のイオン化検出室13
の検出電極14には負電圧V2が印加されてい
る。さらに、それら検出電極11,14と対向す
る検出電極12,15には、各々エレクトロメー
タ16,19が接続されている。
V1が印加され、また他方のイオン化検出室13
の検出電極14には負電圧V2が印加されてい
る。さらに、それら検出電極11,14と対向す
る検出電極12,15には、各々エレクトロメー
タ16,19が接続されている。
エレクトロメータ16,19は、各々ゼロ調節
用ポテンシオメータ18,21を有し、またそれ
らエレクトロメータ16,19の出力は加算アン
プ22にバランス調節用ポテンシオメータ23を
介して接続されている。バランス調節用ポテンシ
オメータ23は、エレクトロメータ16,19の
各出力に対する加算アンプ22のゲインを調節す
る。
用ポテンシオメータ18,21を有し、またそれ
らエレクトロメータ16,19の出力は加算アン
プ22にバランス調節用ポテンシオメータ23を
介して接続されている。バランス調節用ポテンシ
オメータ23は、エレクトロメータ16,19の
各出力に対する加算アンプ22のゲインを調節す
る。
このイオン化検出器1をデユアル流路方式のガ
スクロマトグラフの検出器として使用すれば、以
下にようになる。
スクロマトグラフの検出器として使用すれば、以
下にようになる。
分析流路F1からの試料はイオン化検出室10
で検出され、分析流路F2からの試料はイオン化
検出室13で検出される。
で検出され、分析流路F2からの試料はイオン化
検出室13で検出される。
ところが、一方の検出電極11には正電圧が印
加されており、他方の検出電極14には負電圧が
印加されているから、検出出力信号の極性は逆極
性になる。そこで、両イオン化検出室13,14
およびエレクトロメータ16,19のバランスが
とれているとすると同成分の試料に対しては出力
振幅が同じになるから、加算すれば互いに打ち消
し合つて、加算アンプ22の出力はゼロとなる。
加されており、他方の検出電極14には負電圧が
印加されているから、検出出力信号の極性は逆極
性になる。そこで、両イオン化検出室13,14
およびエレクトロメータ16,19のバランスが
とれているとすると同成分の試料に対しては出力
振幅が同じになるから、加算すれば互いに打ち消
し合つて、加算アンプ22の出力はゼロとなる。
ベースラインの変動は、カラムC1とカラムC
2の液相条件を合わせておけば、分析流路F1と
分析流路F2とで、ほとんど同一に生じると考え
られるから、上記理由によりその変動は打消され
てしまつて、加算アンプ22の出力には出てこな
い。
2の液相条件を合わせておけば、分析流路F1と
分析流路F2とで、ほとんど同一に生じると考え
られるから、上記理由によりその変動は打消され
てしまつて、加算アンプ22の出力には出てこな
い。
そこで、片側の分析流路を測定流路とし、その
流路にのみ被検試料を導入すれば、その試料によ
るデータは打消されないから、結局ベースライン
の変動のないデータが得られることになる。
流路にのみ被検試料を導入すれば、その試料によ
るデータは打消されないから、結局ベースライン
の変動のないデータが得られることになる。
以上のデユアル流路方式で重要なことは、検出
器のバランスをとることであるが、この光イオン
化検出器1では、ひとつのグロー放電室2の放出
光が両イオン化検出室10,13に照射される構
成なので、ほぼ均等に照射できるなど両イオン化
検出室10,13の特性がそろえやすく、また、
多少差異があつてもバランス調節用ポテンシオメ
ータ23で調節できる。そして一度調節すればグ
ロー放電室2の放出光が変化してもバランスは保
たれるのでメインテナンスも容易である。
器のバランスをとることであるが、この光イオン
化検出器1では、ひとつのグロー放電室2の放出
光が両イオン化検出室10,13に照射される構
成なので、ほぼ均等に照射できるなど両イオン化
検出室10,13の特性がそろえやすく、また、
多少差異があつてもバランス調節用ポテンシオメ
ータ23で調節できる。そして一度調節すればグ
ロー放電室2の放出光が変化してもバランスは保
たれるのでメインテナンスも容易である。
しかも、放電陽極と放電陰極との間のキヤピラ
リーを通じて放電がなされるため、放電位置も一
定化されて集先効果が向上され、この効果も相俟
つてバランス良く感度の高い検出が可能となる。
リーを通じて放電がなされるため、放電位置も一
定化されて集先効果が向上され、この効果も相俟
つてバランス良く感度の高い検出が可能となる。
さらにこの光イオン化検出器1は、構造的にシ
ンプルで、デユアル流路方式のガスクロマトグラ
フの検出器として安価であるという特長もある。
ンプルで、デユアル流路方式のガスクロマトグラ
フの検出器として安価であるという特長もある。
第1図はこの考案の光イオン化検出器の一実施
例の構成説明図である。 1……光イオン化検出器、2……グロー放電
室、5……キヤピラリー、6,7……光放射窓、
10,13……イオン化検出室、16,19……
エレクトロメータ、22……加算アンプ、F1,
F2……分析流路、C1,C2……カラム。
例の構成説明図である。 1……光イオン化検出器、2……グロー放電
室、5……キヤピラリー、6,7……光放射窓、
10,13……イオン化検出室、16,19……
エレクトロメータ、22……加算アンプ、F1,
F2……分析流路、C1,C2……カラム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 キヤピラリーを介して対向する放電陽極及び
放電陰極を内設してなるひとつのグロー放電室
の両側に、放電位置を挟むように一対の光放射
窓を設けるとともにその外側にそれぞれ隣接し
てイオン化検出室を設け、放電による紫外線が
それら光放射窓を透して両イオン化検出室にほ
ぼ均等に照射されるようにし、一方のイオン化
検出室にはデユアル流路式ガスクロマトグラフ
の測定流路を、又、他方のイオン化検出室には
参照流路を接続可能とし、さらに両イオン化検
出室における検出電極からの信号の差を算出し
て出力する電気回路をそれら検出電極に接続し
たことを特徴とする光イオン化検出器。 2 電気回路が、各イオン化検出室の検出電極に
逆極性の電圧を印加する回路と各イオン化検出
室の検出出力を加算する回路とからなる実用新
案登録請求の範囲第1項記載の光イオン化検出
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980123467U JPS6242372Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980123467U JPS6242372Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5746859U JPS5746859U (ja) | 1982-03-16 |
JPS6242372Y2 true JPS6242372Y2 (ja) | 1987-10-30 |
Family
ID=29484035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980123467U Expired JPS6242372Y2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6242372Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003098153A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Yokogawa Electric Corp | 光イオン化検出器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4219671Y1 (ja) * | 1964-02-15 | 1967-11-14 | ||
JPS54686A (en) * | 1977-06-03 | 1979-01-06 | Hitachi Ltd | Optical ionization detector |
-
1980
- 1980-08-29 JP JP1980123467U patent/JPS6242372Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4219671Y1 (ja) * | 1964-02-15 | 1967-11-14 | ||
JPS54686A (en) * | 1977-06-03 | 1979-01-06 | Hitachi Ltd | Optical ionization detector |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003098153A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Yokogawa Electric Corp | 光イオン化検出器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5746859U (ja) | 1982-03-16 |
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