JPS6239307A - 無端ベルト付き車輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （Ｍ挙上の利用分野）この発明は、無端ベルトを備えた
車輪に関する。

（従来の技術）車両が雪道を安全に走行するために、従
来は、トレッドに工夫をこらしたスノータイヤや、ビン
を植えたスパイクタイヤが用いられている。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、スノータイ
ヤではアイスバーンで充分な防滑効果が得られないし、
スパイクタイヤでは路面が削られてしまうという問題が
ある。

この発明は、このような問題を解決するために、タイヤ
に無端ベルトを巻いて防滑効果を高めた車輪を提供する
ことを目的とする。

（問題点を解決するための手段）この発明の無端ベルト
付き車輪は、タイヤ、フレーム、タイヤローラ、ベルト
ローラ、および無端ベルトからなっている。タイヤは従
来通り、車軸にホイールを介して取り付けられる。フレ
ームはタイヤの前後方向に延びており、これに、タイヤ
の下部を前後から抱持するタイヤローラが取り付けられ
ている。ベルトローラは、タイヤを間において、フレー
ムの前後に取り付けられている。無端ベルトは、タイヤ
および前後のベルトローラを包むように掛けられており
、タイヤおよびベルトローラは無端ベルトを介して路面
に接する。

（作用）タイヤにかかる荷重の一部は、タイヤを前後か
ら抱いているタイヤローラ、フレームを経てベルトロー
ラに伝わる。そして、フレームはタイヤのまわりに回動
できるので、前後のベルトローラに均等に荷重が伝えら
れる。したがって、ベルトはタイヤおよび前後のベルト
ローラによって常に路面に押し付けられる。

このため、ベルトは大きな接地面積を有することができ
、車軸が駆動されてベルトが循環すると、ベルトが路面
をしっかりけって、車両を前に押し進める。

この装置は、車両の全車輪に適用してもよいし、駆動輪
のみに適用してもよい。もちろん、四輪車だけでなく、
オートバイにも使える。

（実施例）７面において、符号１は車１１２に取り付け
られたホイールであり、これにゴムタイヤ３が嵌められ
ている。符号４は板状のフレームであり、タイヤ３の直
下を前後方向に延びている。タイヤ３は、このフレーム
４を跨ぐために円周に深い溝５を有している。

イヤローラによって前後から抱えられている。フレーム
４の前後には、さらに、ベルトローラ７、これと同形の
アイドラ８がそれぞれ回転自在に支持されている。

符号９は、スチールコード等で補強されたゴム製の無端
ベルトであり、タイヤ３、ベルトローラ７、およびアイ
ドラ８を包むようにこれらに掛けられている。

なお、ベルト９はタイヤ３を空気を抜いた状態で掛け、
掛けた後にタイヤに空気を入れて緊張させる。

ベルト９の外周面には、普通のタイヤに見られるような
、滑り止めのためのトレッド１ｏが形成されている。ま
た、ベルト９の内周面には２条にわたって突条１１があ
り、これらが、タイヤの溝１２、ベルトローラの溝１３
、およびアイドラの溝１４にそれぞれ嵌合して、ベルト
９が横ぶれしたり外れたりしないようになっている。

このように構成された無端ベルト付き車輪では、車軸２
からタイヤ３に伝えられる荷重の一部が、タイヤ３の下
部を前後から抱いているタイヤローラ６を介して、フレ
ーム４からベルトローラ７に伝わる。そして、フレーム
４はタイヤ３のまわりに回動できるので、前後のベルト
ローラ７にはほぼ等しい荷重が作用し、一方のタイヤロ
ーラが浮くことはない。このため、無端ベルト９はタイ
ヤ３だけでなく、前後のベルトローラ７によっても路面
に押し付けられ、大きな接地面積を有する。したがって
、車軸２が駆動され、タイヤ３が回ってベルト９が循環
すると、ベルトが路面をしっかりとけって、車両を進め
る。

なお、アイドラ８はこの発明に不可欠のものではないが
、実施例のようにアイドラ８を設けることで、ベルト９
に、路面上に張り出した部分１５を設ければ、凹凸の激
しい路面もスムースに走れる。

先の実施例では、フレーム４が１枚の板でできていたが
、第５、第６図はこれを２校の板で構成した例でひよう
にすれば、幅が大きくなるが、タイヤ３にフレームを跨
ぐための溝５が不要になり、また、ベルトローラ７、タ
イヤローラ６、およびアイドラ８の各軸を両端で支持す
ることができる。

（効果）以上説明したように、この発明によれば、無端
ベルトが大きな接地面積を有するので、路面をしっかり
ととらえることができ、車両が加速・制動するときに起
こりがちなスリップを少くすることができる。

また、この発明装置は、車両自体に何ら改造を加えるこ
となく取り付けられるので、広範囲の車両に利用できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであり、第１図は車
輪の側面図、第２〜第４図は第１図のそれぞれ■−■、
■−■、ＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図、第５、第６図は
他の実施例を示すもので、第５図は車輪の側面図第６図
は第５図の■−Ｉ４線に沿った話面図である。 １・・・・ホイール　２・・・・車１１ａｈ３・・・・
タイヤ　４・・・・フレーム　５・・・・溝　６・・・
・タイヤローラ　７・・・・ベルトローラ　９・・・・
無端ベルト 出門人代理人　弁理士　佐　竹　良　間第　４　図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車輪にホイールを介して取り付けられたタイヤと、
   該タイヤの前後方向に延びるフレームと、該フレームに
   取り付けられ、該タイヤの下部を前後から抱持するタイ
   ヤローラと、該タイヤを間において該フレームの前後に
   取り付けられたベルトローラと、これらベルトローラお
   よび該タイヤを包むようにこれらに掛けられた無端ベル
   トからなり、該タイヤおよび該ベルトローラは無端ベル
   トを介して路面に接するよう構成された無端ベルト付き
   車輪。 ２、該フレームが該タイヤの直下を前後に延びており、
   該タイヤは該フレームを跨ぐために円周に溝を有してい
   る特許請求の範囲第１項の無端ベルト付き車軸。 ３、該フレームが該タイヤを両側から挟むようにしてタ
   イヤの前後に延びている特許請求の範囲第１項の無端ベ
   ルト付き車輪。