JPS6238686Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はトランプゲームのような遊び方で漢
字の偏と旁を結合して所定の漢字を作成する漢字
作成トランプに関するもので、その目的はトラン
プゲームをしながら多数の漢字を自然に覚えて行
くことができる教育的価値の高い漢字作成トラン
プを提供しようとするものである。

以下、この考案トランプの一実施例を図面に従
い説明すると、この漢字作成トランプはトランプ
表示Ａを上半部に印刷した所定枚数のトランプカ
ードＢを備え、この全部のトランプカードＢの下
半部右側と左側に偏位させて右側には漢字の左側
の方の字形を表わす偏表示Ｃを、左側には漢字の
右側の方の字形を表わす旁表示Ｄを図の如く印刷
してなるものであつて、次のような漢字作りゲー
ムを行なう。

(1) 漢字七並ベゲーム イ 人数……３人以上６人位まで ロ 使用カード……エースを含む53枚 ハ 配り方……親はカードを裏向けにして子供に
同じ数枚ずつくばる。

ニ 遊び方……トランプゲームにある「七並べ」
と同じ要領で行なう。

先ず、どのカードでもよいが、カードを表向
けにして４枚縦に並べ、ゲームを開始する。そ
のゲーム方法は並べられた４枚のカードに、左
右どちらの側からでもよいが、自分の持ちカー
ドを１枚ずつ出して偏表示Ｃと旁表示Ｄを組合
わせて、１つの漢字になれば、それを第２図の
如く順に並べて行く。もしも、自分の番にきて
も漢字ができない時は「パス」と言つて次の人
にゆずる。ただし、このパスのできるのは決め
られた回数（例えば５回）までで、そこまでパ
スしても漢字作りができない場合は、手持ちの
カードを全部出して失格となる。カードのエー
スはこの困つた時に１回だけ使えるようにす
る。パスの権利を有効に使つてわざとパスを
し、相手を困らせるのが勝つ秘訣となる。

(2) 神経衰弱ゲーム イ 人数……２人以上、５〜６人が適当 ロ 使用カード……エースを除き52枚 ハ 配り方……全部のカードを伏せて場にばらば
らに並べる。４〜５列に整列して並べてもよ
い。

ニ 遊び方……トランプの神経衰弱ゲームと同じ
やり方であるが、トランプ表示Ａの数字を合せ
るのでなく、２枚表向けに開いたカードを組合
せて偏表示Ｃと旁表示Ｄにより１つの漢字がで
きなければ自分のものにならない点が相違す
る。２枚のカード開いても漢字ができない時は
開いたカードを元の位置に伏せて次の人の番に
なる。うまく組合つて漢字ができたら自分の前
に並べて置く。そして次にカードを開いた時、
自分の前に並べてあるカードを使うことができ
る。組合せのできた時は何回も続けてカードを
開くことができる。

以上はこの考案の漢字作成トランプによる２つ
のゲーム方法について述べたが、これはあくまで
も一例であつてその他各種の漢字作りゲーム例え
ば漢字ポーカーゲーム等が行なえること当然であ
る。

この考案の漢字作成トランプは上記のようなも
のであるから、普通のトランプゲームと同じよう
な遊び方で、漢字の偏と旁の組合せによる漢字作
りを行なうことができるので、楽しく遊びながら
多数の漢字を自然に覚えて行くことができるとい
う教育的な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の漢字作成トランプの一実施
例を、スペードの１から13までのカードと、ダイ
ヤの１から７までのカード及びエースカードを例
にとつて示した説明図、第２図は偏と旁の組合せ
による漢字七並べゲームをスペードカードの漢字
作成例として示した説明図である。 Ａ……トランプ表示、Ｂ……トランプカード、
Ｃ……偏表示、Ｄ……旁表示。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. トランプ表示を施した所定枚数のトランプカー
   ド全部に、右側と左側に偏位させて右側には漢字
   の左側の方の字形を表わす偏表示を、左側には漢
   字の右側の方の字形を表わす旁表示を印刷してな
   る漢字作成トランプ。