JPS6238223A - ガス分離モジユ−ル - Google Patents

ガス分離モジユ−ル

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JPS6238223A
JPS6238223A JP17803385A JP17803385A JPS6238223A JP S6238223 A JPS6238223 A JP S6238223A JP 17803385 A JP17803385 A JP 17803385A JP 17803385 A JP17803385 A JP 17803385A JP S6238223 A JPS6238223 A JP S6238223A
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gas
gas permeable
layer
separation module
permeable membrane
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JP17803385A
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Yoshihiko Shirakawa
白川 喜彦
Satoru Motoo
本尾 哲
Choichi Furuya
長一 古屋
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MOTOO HIROSHI
SHIRAKAWA SEISAKUSHO KK
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MOTOO HIROSHI
SHIRAKAWA SEISAKUSHO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J7/00Apparatus for generating gases
    • B01J7/02Apparatus for generating gases by wet methods

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、水溶液の電気分解およびガスの精製ルに関す
るものである。
「従来の技術」 水溶液の電気分解等に用いられる電解装置は、従来、溶
液が貯えられる容器と、この容器内に設けられた陰極お
よび陽極と、これら陽極、陰極間に設けられた隔膜とか
ら構成されていた。この電解装置では、隔壁によって各
欄に発生する電解生成物の混合が防止されている。この
種の電解装置にあっては、通常、陽極・陰極かニッケル
メッキの施された鋼板等で形成され、隔膜がアスベスト
などで形成されている。
このような電解装置でのアルカリ水溶液(苛性ソーダ2
0%溶液や苛性カリ25%溶液など)の電解は、極間に
電圧約1.9V〜2.2V、電流約5〜IOA/dy”
を印加することによって行なわれている。
「発明の解決しようとする問題点」 このような従来の電解装置にあっては、次のような問題
があった。
1 )県1和i   1金起6zこ をル 14− 雷
色l津 曲物 の 41イ■ が11解液中に滞留する
ため、大きな過電圧を生じる。
このため、電気分解を行うのに高電圧が必要になる。
2)また、電解生成物の混合防止のために設けられた隔
膜によって、陽極、陰極間の距離が大きく、電流効率が
低い。
3)さらに、このような隔膜で電解生成物の混合を防止
する電解装置にあっては、生成物である水素ガスや酸素
ガスを高圧で生産しようとして高圧下で電解を行うと、
陽極から発生ずるガスの量と陰極から発生するガスの量
の差により生じる圧力差の制御が困難となり、陽極と陰
極に発生したガスが隔膜を通して混合してしまう問題が
あった。このため、従来の隔膜を備えた電解装置で高圧
のガスを得るには、生成ガスを改めて圧縮しなければな
らなかった。
4)また、アスベストは発ガン性を有する等の間層か指
摘されており、このようなアスベストからなる隔膜を備
えた電解装置の設置には、様々な制限が伴う不満があっ
た。
「問題点を解決するための手段」 本発明のガス分離モジュールは、溶液を収容する溶液室
と、この溶液室に隔壁を介して連接された気室とを備え
、上記隔壁の少なくとも一部が、導電性を有す微粒子か
結合されてなり口径800A以下の孔を有する多孔性の
ガス浸透層と、このガス浸透層の表面に設けられかつ触
媒が担持せしめられた反応層とを具備するガス浸透膜に
よって形成されると共に、このガス浸透膜を電極として
用いることで、上記問題点の解消を図るものである。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明のガス分離モノニールを詳
しく説明する。
第1図は、本発明のガス分離モジュールの第一実施例を
示すもので、図中符号lは溶液室である。
溶液室1は、電解液が貯えられる部分で、幅の狭い空間
によって形成されている。この溶液室1の幅は、通常1
.5〜08■程度に形成されるが、この値に制限される
ことはなく、装置の組み立て精度や電解液の貯留に支障
なければさらに狭くすることも可能である。この例のガ
ス分離モジュールにあっては、溶液室1.の両端部にそ
れぞれ外部に通じる開口1a、lbが設けられており、
溶液室lを電解液が流通するように形成されている。こ
の溶液室1の狭い間隔で向き合う側壁1q、ldのうち
、一方の側壁ICには電極2が取り付けられている。こ
の電極2は金属製のもので、ニッケルメッキが施された
鋼板が好適に用いられる。また、他方の側壁1dには、
電極2に対向する位置に隔壁3を介して気室4が設けら
れている。この気室4は、分離、発生したガスを回収す
る室で、隔壁3と対向する側に外部に通じる流路4aが
形成されている。
この例のガス分離モジュールにあっては、隔壁3の全体
がガス浸透膜5によって形成されている。
このガス浸透膜5は導電性とガス透過性を有するしので
、第2図に示すように、ガス浸透層5aと反応層5bと
から形成されている。そして、このゼフLL鳶端C,l
−)はつ椹C,l+A(涜渡宏11−石十スようにガス
分離モジュールに取り付けられている。
ガス浸透膜5のガス浸透層5aは、導電性を有す微粒子
(以下、導電性微粒子と略称する)が結合されてなる多
孔性の層である。このガス浸透層5aに形成される孔は
、口径0.5μ次以下、好ましく800Å以下の連続し
た孔であることが望ましい。孔の口径が0.5μπを越
えるとガス浸透層5aは、気体状態の分子だけでなく液
体状態の分子をも透過し得るものとなり、気液分離機能
が低下する不都合を生じる。
また、ガス浸透層5aの空孔率は40%〜80%程度で
あることが望ましい。ガス浸透層5aの空孔率が80%
を越えると得られるガス浸透膜5の耐水圧強度が不十分
となり、また空孔率が40%未満になるとガス浸透層5
aのガス透過速度が低下して分解生成ガスを効率良く放
出できなくなるので、いずれの場合も好ましくない。
このガス浸透層5aをなす導電性微粒子の材料には、鉄
、ニッケル、銀、銅等の金属、無定形炭素、黒鉛等の炭
素、導電性酸化チタン、ホウ素化合物[ランタンポライ
ド(L aB 8)、チタンポライド(T iB 2)
 ]等の導電性セラミックスなど種々のものを用いるこ
とができる。その中でも、炭素は、優れた撥水性と耐食
性を有し、得られるガス浸透膜5が長寿命でかつ良好な
耐薬品性を有するものとなるので好ましく用いられる。
ここで用いられる導電性微粒子としては、粒径0.1μ
m以下ものが好適である。粒径が0.1μlを越えると
、ガス浸透層5aに口径の大きな孔が形成される不都合
を生じる。
ガス浸透層5aをなすこれら導電性微粒子は、バインダ
ーを介して、あるいは焼結等により結合されている。こ
の実施例のガス浸透膜5のガス浸透層5aにあっては、
バインダーとしての有機高分子化合物によって導電性微
粒子が結合されている。
このガス浸透層5aの導電性微粒子を結合する有機高分
子化合物には、フッ素樹脂、ケイ樹脂、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニ
ル、ボ、リカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
等種々の合成樹脂材料を利用することができる。中でも
、ポリテトラフルオロエチレン(P T F E )、
ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフル
オライド、四フッ化エチレンー六フッ化プロピレン共重
合体(FEP)等のフッ素樹脂、その中でも特にPTF
Eは、酸にもアルカリにも侵されない優れた耐食性を有
すると共に優れた撥水性を有し、得られるガス浸透膜5
が長寿命でかつ耐薬品性を有するものとなるので、好ま
しく用いられる。また、PTFEにFEP等の2種以上
の合成樹脂材料が混合されたものも好適に用いられる。
このように有機高分子化合物を用いて導電性微粒子を結
合する場合、有機高分子化合物の添加量は、有機高分子
化合物にPTFE、導電性微粒子にカーボンブラックを
用いた場合を例にとると、通常、それらの合計量に対す
る重量比でPTPEがIO%〜60%程度とされる。有
機高分子化合物の添加量が60%を越えると、形成され
るガス浸透層5aの電気抵抗が大きくなるうえ、ガス浸
透層5aのガス透過性が悪化する。また、添加量が10
%未満になると導電性微粒子の結合が不十分になり、ガ
ス浸透層5aの強度が低下する。
このガス浸透層5aは、厚さ2■程度以下に形成される
ことが望ましい。このガス浸透層5aの厚さが2■を越
えると、ガス浸透層5aのガス透過速度が低下する不都
合が生じる。また、このガス浸透層5aの厚さが0.3
xx未満になると、ガス浸透層5aの強度が低下する不
都合が生じる場合がある。ただし、製造条件によっては
0 、1 xm以下でも十分な強度を有するガス浸透層
5aを得ることが可能である。
このガス浸透層5aの表面に形成された反応層5b鵠、
触媒が担持せしめられてなるものである。
反応層5bに用いる触媒としては、電気分解等の化学反
応を促進するニッケル(N D、コバルト(Co)、鉄
(Fe)等の鉄族元素あるい1よ、白金(Pt)、ルテ
ニウム(Ru)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)
、クロム(Cr)、マンガン(M n)、パラジウム(
Pd)れらの合金等からなる触媒など各種のものを利用
できる。中でも、水溶液等の電気分解には、Ni1Pt
、Ruなどからなる触媒が、電解効率を大幅に向上し得
る点で、好ましく用いられる。
反応層5bにおいて、これら触媒は、担体に担持せしめ
られて固定されている。担体には様々のものを利用でき
る。この反応層5bを形成する担体には、より多くの触
媒を担持し得る点で、多孔質のものが好ましく用いられ
る。その場合、孔の口径は、0.5μ度〜0.O1μ屑
程度とされ、反応層5bの空孔率は40%〜80%程度
とされる。
反応層5bの口径が0.5μ肩を越えると、反応層5b
の強度が低下する。また、口径が0.01μ屑未満にな
ると反応層5bに溶液が浸透し難くなり、反応層5bの
表面のみしか電気分解等の反応に寄与せず、反応効率が
低下する不都合が生じる。
また、反応層5bをなす担体の空孔率が80%を越える
と、得られる反応層5bは耐久性が不十分なもなとなり
好ましくない。空孔率が40%未に吉2こ な X、C
++ な 量の 齢り丈本粕 ト瞥什 1 め ス 7
 ル h(できず好ましくない。
この反応層5bをなす担体には、アルミナ(AlO2)
、ンリカ(StOt)等のセラミックスや導電性微粒子
などをバインダーや焼結処理により結合したものを各種
利用できる。中でも、導電性微粒子が結合されてなるも
のは、反応層5bの電気抵抗を小さくできる点で好まし
い。
反応層5bの導電性微粒子としては、銀、銅、ニッケル
、金等の金属や無定形炭素、黒鉛等の炭素など、ガス浸
透層5aをなす導電性微粒子と同様のものを用いること
ができる。
この導電性微粒子としては、粒径0.5μ肩以下ものが
好適に用いられる。粒径が0.5μmを越えると、ガス
浸透層5aに口径の大きな孔が形成される不都合を生じ
る。
そして、この実施例の膜の反応層5bは、上記ガス浸透
層5aと同様、バインダとしての有機高分子化合物によ
って導電性微粒子が結合されている。この有機高分子化
合物としては、上記ガス浸透層5aに用いた有機高分子
化合物と同様のものを利用できる。
また、この反応層5bは、水溶液と適度に接触し得るよ
うに、親水性の部分と撥水性の部分が網目状に微細に分
布した構造であることが望ましい。
このような構造の反応層5bは、担体を親水性の微粒子
と撥水性の微粒子との混合物で作成することにより形成
される。このような微粒子としては、例えば撥水性のも
のとして一般のアセチレンブラック、親水性の6のとし
てVulcanX C−72R(ta水性カーボン、商
品名;キャボット社製)などが挙げられる。
この反応層5bは、厚さが約1 、0 ma以下に形成
されることが望ましい。この反応層5bの厚さが1.0
mmを越えると、反応層5bで生成されたガスがガス浸
透層5aへ透過し難くなる不都合が生じる。
次に、本発明のガス分離モジュールに用いられるのガス
浸透膜5の製造方法の一例を説明する。
説明は、バインダとしての有機高分子化合物にPTFE
を用い、導電性微粒子にカーボンブラックを用いたガス
浸透膜を例にして行なう。
このガス浸透膜を製造するには、まず、平均粒径0.0
42μIのカーボンブラック70重量部と、平均粒径0
,25μmのPTFE30重量部とを十分混合して混合
物Aを作成する。また、親水性を有するVulcanX
 C−72R170重量部と平均粒径0.25μ肩のP
TFEとを十分混合して混合物Bを作成する。ついで、
これら混合物ASBをA:B=4:6の比で混合し、有
機溶媒(ナフサ)を加えて、均一に混練する。これを加
圧して厚さ0.4m肩のシートAを成形する。
これとは別に、平均粒径0.042μ肩のカーボンブラ
ック70重量部と平均粒径0.25μ肩のPTFE30
重量部を十分混合した混合物Cを作成し、これに有機溶
媒(ナフサ)を加えペースト状にし、均一になるように
十分混練する。このものを加圧して、厚さ2.5xxの
シートBを成形する。
このように成形された2種類のシートA、Bを重ね合わ
せてローラで圧接して一体に接合しつつて用いた溶媒を
揮散させ、ついで280°Cの加熱炉中で熱処理する。
次に、このものを380℃で所定時間ホットプレスして
、厚さ0.81のソート状に成形する。ついで、上記シ
ートAにより形成された部分に触媒を担持せしめる。
触媒を担持せしめる方法としては、触媒が溶かされた溶
液(触媒溶液)を、シート表面に塗布あるいはスプレー
してシート内に浸透せしめ、この後これを乾燥する方法
が簡便である。このようにすると、反応層5bの内部に
まで触媒を担持させることができる。
なお、このガス浸透膜5には必要により金属網を貼着す
る。金属網を貼着する場合、その位置は、ガス浸透層5
a側の表面、反応層5b側の表面、ガス浸透層5aと反
応層5bとの間のいずれであってもよい。金属網として
は、銅、ニッケル、金メッキされた銅、DSA型チクチ
タン電気伝導性の良い金属からなるものが好適に用いら
れる。また、金属網のメツシュは30〜IOθ程度であ
ることp p〜500μm程度のものが好適に用いられ
る。
また、ガス浸透層5aと反応層5bとの間あるいは反応
層5bの表面に金属網を設けた場合には、ガス浸透層5
bは導電性である必要がない。そのため、担体としてフ
ッ化カーボン、疎水性シリカ等の導電性のないものを使
用することができる。
このような金属網の貼着は、例えば上記シートA、Bを
重ね合わせる際に適宜な位置に金属網をセントし、これ
をホットプレスすることにより行なわれる。
このようなガス浸透膜5を備えた本発明のガス分離モジ
ュールは、第3図に示すような電解装置に組み込まれて
、実用に供される。第3図に示す電解装置は、ガス分離
モノニールの溶液室lの開口+a、Ibと電解液タンク
6が連結されて、閉じた電解液流路7が形成されたもの
である。ガス分離モジュールの開口1aと電解液タンク
6の間の電解液流路7には、電解液中の異物を除去する
フィルター8と、電解液を循環せしめるポンプ9が設け
られている。他方、ガス分離モジュールの開口 Ibと
電解液タンク6との間の電解液流路7には、ガス分離モ
ジュールの溶液室lの電極2で発生したガスを分離する
気液分離器IOと電解液を所定の温度に維持する冷却器
11が設けられている。
また、ガス分離モジュールの気室4の流路4aには得ら
れたガスを冷却する冷却器12が連設されている。
「作用」 次に、本発明のガス分離モジュールの作用を、第3図に
示した電解装置の動作に沿って説明する。
第3図の電解装置で水の電気分解を行う場合には、まず
、ポンプ9を駆動してガス分離モジュールの溶液室1に
電解溶液を循環させる。この状態で、溶液室lに設けら
れた電極2と隔壁3をなすガス浸透膜5に通電し電気分
解を行う。すると、ガス分離モジュールの電極2および
ガス浸透膜5の反応層5bには、極性に応じて酸素ガス
、水素ガスが発生する。この時、ガス浸透膜5の反応層
5bに発生したガスは、ガス浸透層5aに形成された口
径800Å以下の孔を通過して気室4に放出される。こ
の気室4に放出されるガスの圧力は、溶液室lの電解溶
液の圧力とほぼ等しい。他方、電極2に発生したガスは
電解溶液と共に溶液室lの開口1bから流出し、次段に
設けられた気液分離器10で電解溶液から分離されて取
り出される。
「実施例2 」 第4図は本発明のガス分離モジュールの第二実施例を示
すもので、上記第一実施例のものと同一構成部分には同
一符号を付して説明を簡略化する。
この例のガス分離モジュールにあっては、溶液室lにメ
ツシュ状の電極2が設けられており、このメツシュ状の
電極2と対向する位置に第3の開口1eが形成されてい
る。
この例のガス分離モジュールにあっては、電解溶液が開
口1a、lbから゛溶液室lに供給され、電極2を通過
して開口1eから排出される。そして、メツシュ状の電
極2で発生した電解生成物は、この電極2を通過して電
解溶液と共に開口1eから排出される。この結果、この
ガス分離モジュールにあっては、電極2に発生した電解
生成物の排出効率が良好となる。
「実施例3 」 第5図は本発明のガス分離モジュールの第三実施例を示
すもので、上記第一実施例のものと同一構成部分には同
一符号を付して説明を簡略化する。
この例のガス分離モジュールにあっては、溶液室lに二
つの気室4.4が、互いに対向するように設けられてお
り、それぞれガス浸透膜5.5のなず隔壁3.3によっ
て、溶液室1と仕切られている。
この例のガス分離モジュールにあっては、2箇所にガス
浸透膜5.5が設けられているので、これらをそれぞれ
陰極、陽極とすることにより電気分解を行うことができ
る。そして、電気分解により各ガス浸透膜5.5で発生
したガスは、それぞれガス浸透層5a、5aの口径80
0Å以下の孔を通過して気室4.4に放出される。この
例のガス分離モジュールにあっては、陰極、陽極の生成
ガスがいずれも溶液室1から気室4.4に放出されるの
で、上記第一実施例のモジュールのように気液分離器1
0を連接する必要がない。
「実施例4 」 第6図は本発明のガス分離モジュールの第四実施例を示
すもので、上記第一実施例のものと同一構成部分には同
一符号を付して説明を簡略化する。
この例のガス分離モジュールは、ガスの分離や精製に好
適に用いられるもので、溶液室lに二つの気室4.4が
連設れている。これら気室4にはそれぞれ2箇所ずつ外
部に通じる流路4a、4aが設けられており、一方の流
路4aからガスを供給して他方の流路4aからガスを流
出せしめることで気室4内に精製・分離に供する原料ガ
スを循環させることができる。
このガス分離モジュールでガスの分離あるいは精製を行
う場合、一方の気室4には分離・精製される原料ガスが
供給される。そして溶液室lには適当な電解溶液が流通
あるいは貯えられる。このようにしてガス浸透膜5.5
間に所定の電圧を印加すると、原料ガスから分離あるい
は精製されたガスが他方の気室4に回収される。この際
、ガス浸透膜5.5間に印加する電圧は、溶液室lの電
解溶液を電気分解しない低い電圧に設定される。
「実験例IJ 第6図に示したガス分離モジュールを試作して、空気か
ら酸素を分離した。試作したガス分離モジュールの溶液
室1の幅は約1zzであった。
この実験に用いた2枚のガス浸透膜5.5の仕様は以下
の通りである。(以下、2枚のガス浸透膜5.5を区別
するために、一方のガス浸透膜をA、他方をBとする。
) ■)ガス浸透膜A 構造:厚さO,1mmの反応層5bと厚さQ、5mmの
ガス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる3層
構造。
面積:900cz2 a)反応層5b 組成:カーボン70重量部、平均粒径0038μmPT
FE30重量部、平均粒径025μ肩触媒:白金系、平
均粒径50人 b)ガス浸透層5a 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.042μ震P
TFE70重量部、平均粒径0.25μ置空孔率=65
% 孔の口径;平均450人 ■)ガス浸透膜B 構造:厚さ0.liRの反応層5bと厚さ0.5txx
のガス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる3
層構造。
面積+900cm” a)反応層5b 組成:カーボン30重量部、平均粒径0.048μ屑P
TFE30重量部、平均粒径0.25μ屑触媒二ニツケ
ル系、平均粒径300人 b)ガ、ス浸透層5a 組成:カーボン65重量部、平均粒径0.042μ虞P
TFE35重量部、平均粒径0.25μ肩空孔率:65
% 孔の口径:平均450人 このようなガス浸透膜ASBが取り付けられたゼ7ム舗
工6−− d、小癒瀘宏1ノー 十給lし南II r’
+ム(KOH)の20wt%溶液を0,12ρ/分、2
.2kg/cm”・G(ゲージ圧)で供給した。また、
ガス浸透膜A側の気室4に0 、 OI kg7cm”
・Gの空気を80e/分で供給した。そして、ガス浸透
膜Aを陰極、ガス浸透膜Bを陽極とし、ガス浸透膜A、
 B間に電圧0.96V(この値は水の電解に必要な電
圧1.25Vよりも低い)と、電流450Aを印加した
以上の条件で装置を運転したところ、ガス浸透膜B側の
気室4から純度99.99%(水分を除く)圧力2 k
ci/cm” −G (約3 atm)の酸素が毎分1
.5fi(標準状態)得られた。
この実験によって、本発明のガス分離モジュールでガス
の分離・精製および精製・分離ガスの昇圧を行えること
が判明した。
ついで、上記水酸化カリウム溶液の代わりに、20wt
%水酸化ナトリウム溶液を用いて同様の実験を行ったと
ころ、空気から標準状態で1.55a/分の酸素(純度
99.99%)を分離することができた。
「実験例2 」 実験例1と同様のガス分離モジュールを用いて、水素ガ
スの精製を行った。
この実験に用いられたガス浸透膜A、Hの仕様は以下の
通りである。
■)ガス浸透膜A 構造:厚さ0.1mmの反応層5bと厚さ0 、5mm
のガス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる3
層構造。
面積 900 cz” a)反応層5b 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.038μ肩P
TF’E25重量部、平均粒径0.25μ肩PEP  
5重量部、平均粒径0.2μyr触媒白金系、粒径50
人 b)ガス浸透層5a 組成;カーボン50重量部、平均粒径0.042μmフ
ッ化カーボン20重量部、 平均粒径0,01μ肩 PTFE30重量部、平均粒径0.25μ次空孔率二6
4% 孔の口径:平均440人 ■)ガス浸透膜B 構造:厚さ0.Im、mの反応層5bと厚さ0.5il
l!のガス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてな
る3層構造。
面積:900cx” a)反応層5b 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.038μmP
 T F’ E 30重量部、平均粒径0.25μm触
媒:白金系、粒径50人 b)ガス浸透層5a 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.042μ次P
 T F E 30重量部、平均粒径0.25μス空孔
率:64% 孔の口径:平均440人 このようなガス浸透膜A、Bが極間隔0.5xy、で取
り付けられたガス分離モジュールの溶液11 ニ5重量
%の希硫酸溶液を0.2f2/分、2 、2 kg/c
ttr” −Gで供給した。まだ、ガス浸透膜A側の気
室4に酸素と窒素を含む純度99%の水素ガス8C/分
を0 、0 I kg/cm”・Gで供給した。そして
、ガス浸透膜Aを陽極、ガス浸透膜Bを陰極とし、ガス
浸透膜A、B間に電圧0.2 V(この値は水電解に最
低必要な電圧 1.25Vよりも低い)と、電流900Aを印加した。
以上の条件で装置を運転したところ、ガス浸透膜B側の
気室4から純度99.999%(水分を除く)、圧力2
 kg/crs2・Gの水素ガスが標準状態に換算して
毎分6.2612得られた。
この装置において、標準状態で1m”の水素ガスを精製
するのに要したエネルギーは0.48KW・hrであっ
た。これに対して、従来のパラジウム膜を利、用した水
素精製の場合は1 、0 Kll −hr/x3、深冷
水素精製の場合はI 、 2 KW −hr/j+3で
あり、本発明のガス分離モジュールによれば水素ガスの
精製を効率良(行えることが確認できた。
また、本発明のガス分離モジュールにおいては、膜A、
B間の距離をさらに狭めることにより、エネルギー効率
をより向上できるものと考えられる。
「実験例3 」 第5図に示したガス分離モジュールを試作して、水の電
気分解を行い水素ガスと酸素ガスを生産した。ガス浸透
膜A、B間の距離は1 mmに設定した。
この実験に用いられたガス浸透膜A、Hの仕様は以下の
通りである。
■)ガス浸透膜A 構造:厚さ0.1mmの反応層5bと厚さ0.5JI麓
のガス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる3
層構造。
面積+900cz” a)反応層5b 組成:カーボン65重量部、平均粒径0.042μ肩P
TFE35重量部、平均粒径0,25μ厘触媒:Ru0
t系、粒径10〇人 b)ガス浸透層5a 組成;カーボン70重量部、平均粒径0.042μmP
TFE30重量部、平均粒径0.25μ肩空孔率=65
% 孔の口径:平均460人 ■)ガス浸透膜B 構造:厚さ0.1uの反応層5bと厚さ0.51のガス
浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる3層構造
面積:900cm” a)反応層5b 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.038μ肩P
 T F E 30重量部、平均粒径0.25μ次触媒
:白金系、粒径5〇人 b)ガス浸透層5a 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.042μ肩P
 T F E 30重量部、平均粒径0.25μ次空孔
率:65% 孔の口径:平均450人 このようなガス浸透膜A、Bが取り付けられたガス分離
モジュールの溶液室lに20mo1%の希硫酸溶液を0
.1M/分で供給しつつ、ガス浸透膜A、B間に電圧1
.8 V、電流900Aを印加した。この際、ガス浸透
膜Aを陽極、ガス浸透膜Bを陽極とした。
以上の条件で装置を運転したところ、気室4.4からそ
れぞれ酸素ガス3.13C/分(標準状態下)と、水素
ガス6.25C/分(標準状態下)とを得ることができ
た。
ついで、上記硫酸溶液の代わりに、アルカリ溶液(25
wt%水酸化カリウム溶液)、中性溶液(20wt%硫
酸ナトリウム溶液)等を用いて同様の実験を行ったとこ
ろ、同様に酸素ガス、水素ガスを生産することができた
。これら酸素ガス、水素ガスの純度は99.999%で
あった。
この実験の間に、ガス分離モジュールの溶液室lの圧力
を2 、2 kg/cm” −Gに上げたところ、気室
4.4から回収されるガスの圧力はいずれら2 、0 
kg/cff” −Gとなった。ついでさらに溶液室l
の圧力を7 、2 kg/cytt” −Gとしたとこ
ろ、得られたガスの圧力はいずれも7 、0 kg/a
m”・Gとなり、本発明のガス分離モジュールは溶液室
1の圧力を高めることで気室4.4から得られるガスを
昇圧できることが判明した。そして、溶液室lの圧力を
徐々に上げたところ、圧力20 k!iI/cm2・G
までガス浸透膜5.5からの溶液の透過は見られず、本
発明のガス分離モジュールは溶液室lを高圧に維持でき
ることが確認できた。溶液室lの圧力を20 kg7a
m”・Gとしたとき、得られたガスの圧力はl 9.O
kg/cx”−Gであった。
なお、浸透膜A、Hのうち一方をメツシュ状の白金メッ
キチタン製電極に取り替えてガス分離モジュールを運転
したところ、同様に酸素ガス、水素ガスを得ることがで
きた。このようにモジュールを運転したところ膜5の寿
命を延ばすことができた。
「実験例4 」 実験例3で試作したガス分離モジュールを用いて、炭酸
ガスと水素ガスを生産を行った。
この実験に用いられたガス浸透膜A、Bの仕様は以下の
通りである。
■)ガス浸透膜A 構造:厚す0.1x11(D反応層5bと厚さ0.5u
mのガス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる
3層構造。
面積:900cm” a)反応層5b 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.042μ肩P
TFE30重量部、平均粒径0.25μm触媒二粒径5
0への白金系触媒および粒径100へのRu Oを系触
媒 b)ガス浸透層5a 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.042μ肩P
 T F E 30重量部、平均粒径0.25μytt
空孔率:65% 孔の口径;平均450人 ■)ガス浸透膜B 構造:厚さ0.1■の反応層5bと厚さ0.5mmのガ
ス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる3層構
造。
面積:900cm″ a)反応層5b 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.038μ肩P
TFE30重量部、平均粒径0.25μ肩触媒:白金系
、粒径50人 b)ガス浸透層5a 組成:カーボン70重量部、平均粒径0.042μmP
TFE30重量部、平均粒径0.25μ屑空孔率、65
% 孔の口径:平均450人 実験に際してまず、0 、5 mol/(2希硫酸溶液
にメタノールを1ovo1%混合して原料溶液を作成し
た。そして、ガス分離モジュール溶液室lにこの原料溶
液を0 、1 (/分、2 、0 kg/cI” −G
で供給しつつ、ガス浸透膜A、B間に電圧0.6〜0.
7 V。
電流450Aを印加した。この際、ガス浸透@Aを陽極
、ガス浸透膜Bを陰極とした。また、原料溶液の温度は
65°Cであった。
以上の条件で装置を運転したところ、陽極であるガス浸
透膜A側の気室4から純度99.9%、圧力1 、5 
kg/ctx’−Gの炭酸ガスを標準状態に換算して毎
分1.03Q得られ、陰極であるガス浸透膜B側の気室
4から純度99.9%、圧力1 、5 kg/cff2
・Gの水素ガスを標準状態に換算して毎分6.24σ得
ることができた。
この装置にあっては、メタノールが減極作用を果し、電
力使用量を大幅に低減できた。
「実験例5 」 第4図に示したガス分離モジュールを試作して、水電解
を行なった。
ガス分離モジュールの電極2には、白金メッキされたチ
タン製メツシュ状電極を用いた。
また、ガス浸透膜5には、次の仕様のものを用いた。
構造:厚さO,1mmの反応層5bと厚さ0.5xRの
ガス浸透層5aと銅製の網とが順次積層されてなる3層
構造。
面積+900cm” a)反応層5b 組成:カーボン70重量部、平均粒径Q、038μmP
 T F E 25重量部、平均粒径0,25μ1FE
P 5重量部、平均粒径0.2μ厘触媒:ニッケル系、
平均粒径300人 b)ガス浸透層5a 組成;カーボンSrJM 置部、平均粒径0.042μ
渭フフ化力−ボン20重量部、 平均粒径0.01μX P T F E 30重量部、平均粒径0,25μス空
孔率:64% 孔の口径:平均440人 これら電極2とガス浸透膜5との間隔は1jIRであっ
た。
このようなガス分離モジュールにより、電極2を陽極、
ガス分離膜5を陰極とし、電流密度5゜A /dm’、
浴電圧2,3Vで5%硫酸溶液を電解したところ、気室
4から純度99.999%の水素ガスを得ることができ
た。
この状態でガス分離モジュールを30日間連続運転した
ところ、浴電圧は2.3Vで一定であった。この結果、
このガス分離モジュールは実用に十分耐え得るものであ
ることが判明した。
また、このメツシュ状の電極2を用いたガス分離モジュ
ールにあっては、電極2で発生したガスが硫酸溶液に流
れに乗って開口1eから速やかに月に出六第1ナー− さらに、この実験にあっては、電解溶液として硫酸溶液
を用いたので、気液分離を良好に行なうことができた。
この実験に際して、電流密度を20OAまで順次変化さ
けたところ、第7図に示すように、電流密度に比例して
浴電圧が上昇した。
また、この実験と逆に電極2を陰極、ガス浸透膜5を陽
極として電解を行ない、電流密度を変化させたところ、
第8図に示すように、電流密度の上昇と共に浴電圧が低
下した。
なお、本発明のガス分離モジュールは上記実施例に限ら
れるものではない。例えば、本発明のガス分離モジュー
ルによれば、イオン化できる気体であれば、酸素ガスや
水素ガスだけですく、塩素ガスなどの各種のガスを生産
、精製できる。
また、本発明のガス分離モジュールを実用に供する場合
は、モジュールを複数個連設して用いても良いことは勿
論である。
さらに、本発明のガス分離モジュールは、水の電解やガ
スの分離・精製だけでなく、燃料電池等にも利用できる
利用範囲の広いものである。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明のガス分離モジュールは、
導電性を有す微粒子が結合されてなる多孔性のガス浸透
層とこのガス浸透層の表面に形成された触媒を担持する
反応層とを具備するガス浸透膜によって溶液室と気室を
仕切ると共に、このガス浸透膜を電極としたものなので
、溶液の電気分解やガスの精製・分離を効率良くなしう
るちのとなる。
そして、本発明のガス分離モジュールを電解装置に用い
た場合、電極としてのガス浸透膜の反応層で発生したガ
スは、そのガス浸透膜のガス浸透層を透過して系外に速
やかに放出される。この結果、電極としてのガス浸透膜
の表面が気泡で覆われたり、溶液室内に生成ガスが滞留
するといったことがなく、生成ガスによる減極や過電圧
を低減できる。従って、本発明のガス分離モジュールに
よれば、より低い電圧で電流効率良<(99,5%以上
の電流効率を実現できる)電気分解を行うことができる
。また、電流密度を100〜500A/di’と大幅に
向上できる(従来、一般の水電解装置に有っては最高l
O〜20 A/da’程度)。
また、本発明のガス分離モジュールにあっては、ガス浸
透膜から生成ガスを直ちに系外に放出できるので、陽極
・陰極間に隔膜を設ける必要がない。
従って、本発明のガス分離モジュールにあっては、陽極
・陰極間の距離を十分に小さくでき、これによっても装
置の電流効率の向上、極間電圧の低下を図ることができ
る。さらに、隔膜を設ける必要がないので、溶液室を縮
小でき、電解装置の小型化を実現できる。
さらに、本発明のガス分離モジュールにあっては、発生
したガスが直ちにガス浸透膜から系外に放出されるので
、陽極、陰極で得られる各生成ガスの差圧の管理が不要
であるうえ、溶液室の圧力とほぼ等しい圧力のガスを得
ることができる。従って、本発明のガス分離モジュール
は溶液室の圧力を昇圧して、高圧のガスを生産、精製す
ることができ、ガスの昇圧装置として利用することも可
能である。また、本発明のガス分離モジュールを構成す
るガス浸透膜は、強い耐圧強度を有するので、かなり高
圧のガスを容易に生産することができる。
さらに、本発明のガス分離モジュールを構成するガス浸
透膜は気液分離機能を有するので、本発明のガス分離モ
ジュールによればこのガス浸透膜でガスが精製され、純
度の高い(99,999%以上)ガスを得ることができ
る。
また、本発明のガス分離モジュールにあっては、隔膜が
不要なので、発ガン性を有するアスベストを用いる必要
がなく、電解装置の設置を任意に行うことができる。
加えて、本発明のガス分離モジュールは、ガス浸透膜に
触媒を薄く分散して担持せしめることができるので、高
価な白金等の触媒の使用量を低減でき、電解装置の製造
コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のガス分離モジュールの一実施例を示す
断面図、第2図は本発明のガス分離モジュールに用いら
れるガス浸透膜の一例を示す断面図、第3図は第一実施
例のガス分離モジュールを備えた電解装置の一例を示す
概略構成図、第4図ないし第6図はそれぞれ本発明のガ
ス分離モジュールの第二、第三、第四の実施例を示す断
面図、第7図および第8図は実験例5で調べた電流密度
と浴電圧の関係を示すグラフである。 l・・・溶液室、2・・・電極、3・・・隔壁、4・・
・気室、5・・・ガス浸透膜、5a・・・ガス浸透層、
5b・・・反応層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電極を備え溶液を収容する溶液室と、この溶液室に隔壁
    を介して連接された一室以上の気室とからなり、 上記隔壁の少なくとも一部が、導電性を有する微粒子が
    結合されてなり口径800Å以下の孔を有する多孔性の
    ガス浸透層とこのガス浸透層の表面に設けられ触媒を担
    持する反応層とを具備するガス浸透膜によって形成され
    ると共に、このガス浸透膜が上記溶液室の電極の陰極・
    陽極の少なくとも一方を構成していることを特徴とする
    ガス分離モジュール。
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