JPS6235851A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPS6235851A
JPS6235851A JP60175464A JP17546485A JPS6235851A JP S6235851 A JPS6235851 A JP S6235851A JP 60175464 A JP60175464 A JP 60175464A JP 17546485 A JP17546485 A JP 17546485A JP S6235851 A JPS6235851 A JP S6235851A
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cap
gear
ink
cylinder
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Toshiharu Mamiya
敏晴 間宮
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17596Ink pumps, ink valves

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポンプ装置に関し、更に詳しくは、インクジェ
ット記録装置等の液体を扱う装置の正常動作の回復に用
いる回復手段に好適に用いられるポンプ装置に関する。
〈従来の技術〉 従来より例えばインクジェット記録装置はゴミ又は液状
インクの固化によるノズルの口づまりを生ずる、あるい
はノズル中に入った気泡によるインクの吐出不良を生ず
るという問題点を有していた。
L記したような吐出不良を回復する手段としてポンプに
よりインクを加圧してゴミ等をノズル先端から押し流す
方法と減圧してノズル先端から吸い出す方法が一般に知
られている。
これら回復手段としては減圧より加圧の方が大きな圧力
が得られてゴミ等の除去には有利であるが、気泡の残留
等による吐出不良の場合には加圧により気泡がインク中
に溶け、もとの圧力にもどしたとき再び気泡が発生して
しまい、実質的に吐出不良を解決できない場合もあるの
でポンプ装置によりノズル先端部を覆うキャップ内を減
圧しノズル先端からインクを吸引する方法が有利である
この様な場合の従来のポンプ装置の一例を第7図(a)
に示される模式的切断面図を用いて説明する。
図中1はシリンダーであり、ピストン2が下降すること
によりピストン2の上面とシリンダー1で形成される空
間内に負圧を発生する。
シリンダー1とピストン2の間の気密は2つのOリング
3.4により保たれている。5は弁でありピストンに設
けられた孔2−aを密閉するように板バネ6により軽く
付勢されている。
7はシリンダ一台で0リング8によりシリンター1の内
部のインクが外部に流れ出さないよう密閉されている。
9は圧縮バネでピストン2を初期位首の上点へもどすよ
うに付勢している。1−aはシリンダー1に設けられた
インクの流入孔でインクジェットヘッドのノズル先端か
ら吸引したインクを導くチューブ112とヘッド内のイ
ンク星を一定に保つように吸引したインクを導くチュー
ブ105が接続されている。これらのチューブはチュー
ブの壁を通って水分が基発すると不都合なのでシリコン
ゴム等の柔かい材質が使えないのでこれらのチューブの
接続部は接着により密閉する必要がある。
108はピストン2の下面とシリンダー1によって加圧
された空気と吸引したインクをシリンダー外へ導く排出
チューブである。(このチューブはシリコンゴムでも問
題なので排出孔の外筒をチューブ内に圧入して接続して
いる。)次にこのポンプ装置の動作を説明する。
ピストン2が押し下げられるとシリンダー1とピストン
2の間の体積が増加するので負圧が発生する。このとき
弁5は板バネ6と発生する負圧によりピストンの孔2−
aに密着して気密を保っている。ピストンがさらに押し
下げられOリング4がシリンダー1の流入孔1−aを通
過するとシリンダー内部に発生した負圧によりヘッドよ
りインク及び/又は空気が吸引される。その後さらにピ
ストンは押し下げられピストン2の移動範囲の下点に保
持される。この時形成された空間の負正に応じてインク
及び/又は空気の吸引がひき続き行なわれる。インク吸
引が終るとピストン2を押し下げていた力を除去しピス
トン2はバネ9により上点へ復帰される。この時シリン
ダー1とピストン2の上面の間には吸引されたインクが
溜っており負圧もほとんど残っていないのでピストン2
が上昇するとシリンダー1とピストン2の上面の間に正
圧が発生する。そしてその圧力が板バネ6に打ちかって
弁5を開きピストン2が上点へ復帰するまでの間にシリ
ンダーlとピストン2の上面の間にあるインクや空気を
孔2−aを通って流出する。この時流出したインクはシ
リンダ一台7に形成された空間に溜り次にピストン2が
押し下げられた時に排出孔7−aを通って強制的にシリ
ンダー外へ排出される。
しかしながらこのような構造のポンプでは0リング4が
流入孔1−aを通過する時に第7図(b)の模式的説明
図に示されるように流入孔1−aの角部にくいつき0リ
ングが傷みやすい。これは0リングの耐久性又は信頼性
を考えると非常に好ましくないことである。
また最近のインクジェット記録装置はカラー印刷のため
にイエロー、マゼンタ、シアンブラックの4色に夫々対
応するノズルを有している場合も多く、この場合にはポ
ンプへ接続されるチューブも例えば8木と多蚊になるの
で0リングがより損傷しやすくなっているのが現状であ
る。第7図(C)は流入孔1−aの高さにおけるシリン
ダー1の模式的断面図であるが、このような構造のシリ
ンダーを成形する際にはシリンダー軸方向へ抜く型の他
に左右に抜く型が必要になり型構造が複雑になってしま
う、さらにノズル数が増えてポンプに接続されるチュー
ブが倍の16木になるとすると第1図(C)で左右方向
に流入孔を増すのは難しく、シリンダー1の別の高さに
流入孔を設けるとそれぞれの流入孔からインクを吸引す
る時期がずれるので流入孔ごとにインクの吸引量が変っ
てしまい不都合である。同一の高さに流入孔を増やそう
とすると第1図(C)の上下方向に流入孔を追加するこ
とになるが、もの場合には成型のための型がこの方向に
も必要となりさらに型構造が複雑になる。
〔目 的〕 本発明の目的はピストンの動作によりOリングを傷める
ことがなく、また成型のための型構造が簡単なシリンダ
ー形状を持つポンプ装置を提供することである。
〔問題を解決するだめの手段〕
上記した様な従来の問題点は、シリンダーの内部をピス
トンが所定の範囲内を往復動することによって圧力を発
生するポンプ装置において、前記シリンダーの前記範囲
外に液体流入孔を設けるとともに前記液体流入孔を前記
ピストンが所定量移動するまで密閉するように付勢され
た密閉部材とを宥することを特徴とするポンプ装置によ
って解決される。
〔実施例〕
以下図面を用いて本発明を説明する。
第1図は本発明のポンプ装置を用いた好適なインクジェ
ット記録装置の回復手段を説明する為の模式的斜視図で
ある。尚、各部分の位置関係は説明の都合上ずらして描
かれている。
第1図において、lOOは4色の液体に対応した4木の
ノズルを有するインクジェットヘッドで、インクジェッ
トヘッド100内に液体を供給する為の供給チューブ1
04と該ヘッドlOO内に収容される液体の量を調整す
る為の調整チューブ105が接続されている。供給チュ
ーブ104は中空針106を通じてインクカートリッジ
107内に収容される4色の液体を夫々貯留する4つの
インクタンクからの液体をヘッド100内に輸送する。
調整チューブ105はポンプ装置300に接続されてい
る。
ポンプ装置300には吸引チューブ112も接続されて
いる。ポンプ装置にはこれら調整チューブ105及び吸
引チューブ112より吸引された液体を排出する為の排
出チューブ108が接続され、該排出チューブ108に
よって排出される液体は中空針109を介してインクカ
ートリッジ107内に収容される不図示のインク吸収体
に導かれる。中空針106と中空針109は夫々インク
カートリッジ107と脱着可能に接続され、前記インク
タンク内に貯留される液体が無くなった時等に生ずるカ
ートリッジ107の交換を容易にしている。
吸引チューブ112はキャップ111に設けられた吸引
孔111−aとポンプ装置300に夫々接続される。キ
ャップ111は例えばゴム等の弾性部材から成り、吸引
孔111−aはヘッド100のノズル(不図示)の夫々
に対応する位置に設けられている。吸引孔111−aの
周囲にはリング状の突起部を有しており、キャップ11
1がヘッド100に押しつけられることで該突起部が各
ノズルに結合され密着される。
キャップ支持体111はキャップ110を支持するとと
もに、ヘッド100の方向へ移動可能に設けられ、不図
示のバネによってヘッド100の方向へ付勢されている
。113はキャップ支持体111に結合されたキャップ
レバーで保持し/<−116と協調してキャップ支持体
110をヘッド100の方向へ付勢しているバネの力に
抗してキャップ支持体110をヘッド100から離れた
位はに保持している。
この保持状態において軸117により回動可俺に支持さ
れ、図示せぬバネにより反時計方向に付勢されている保
持レバー116は、その係止部116−aがキャップレ
バー113の曲げ部113−aと係合されている。11
5はエアダンパーで可動部115−aがキャップ支持体
110と係合され、ヘッド100がキャッピングされる
際の衝撃を柔らげ、ノズルの破損や液体の飛散を防止す
る為に設けられている。
200はクラッチ軸で図示せぬモーターの動力が伝達さ
れる。201はクラッチ軸200にスライド可能かつ回
転不可能に支持されたクラッチ板であり1図示せぬバネ
によりクラッチギア206から離れる方向に付勢されて
いる。
202は軸203のまわりに回転可能に支持されたクラ
ッチ作動レバーである。205はソレノイドでその可動
鉄心205−a・とクラッチ作動レバー202の一端2
02−bは連結軸204により連結されている。206
はクラツチギアでクラッチ軸200のまわりに回転可能
かつスライドせぬように支持されている。
207.209,211はクラッチギア206の出力を
減速して伝達するギアでそれぞれ軸208.210,2
12のまわりに回転可能に支持されている。213は軸
212のまわりに回転可能に支持された部材(図示せず
)に固定された軸214のまわりに回転可能に支持され
た遊星ギアである。また軸214とが星ギアの間には適
度のフリクションが与えられているのでギア211が時
計方向に回転すると遊星ギア213も時計方向に移動し
、ギア211が反時計方向に回転すると遊星ギア213
も反時計方向に移動する。215は遊星ギア213が時
計方向に移動した時にかみ合うギアであり軸216のま
わりに回転可能に支持されている。
217はギア215にかみ合う書状のピストン駆動ギア
で軸218のまわりに回転可能に支持されている。21
9は遊星ギア213が反時計方向に移動した時にかみ合
うギアであり軸220のまわりに回転可能に支持されて
いる。
221はギア219とかみ合うキャップギアで軸222
のまわりに回転可能に支持されている。223はピスト
ン駆動ギア217に固定され軸218のまわりに回転可
能に支持されたピストン駆動レバーである。
保持レバー116と駆動ギア217には夫々一連の回復
動作を行なわせるための接点が設けである。第4図(a
)及び(b)には夫々駆動ギア217及び保持レバー1
16に各々接片225.226を設けた例を示す模式的
斜視図が示されている。
保持レバー116に設けられた接片226は、保持し八
−116の回転位置を検出するための接片であり不図示
の基板上を摺動する。
又、駆動ギア217に設けられた接片225は駆動ギア
217の回転位置を検出するための接片であり不図示の
基板上を摺動する。
第5図(a)、(b)は各々上述の接片225゜226
が摺動する基板上のパターンの角度関係を示す模式的説
明図である。接片225゜226の2本の足がそれぞれ
パターン227−a、227−b間、228−a 、 
228−b間をそれぞれ導通するときオンとなる。m6
図はポンプに関連する一連の動作におけるモータ、クラ
ッチ、スイッチの状態を示したタイムチャートである。
ここでモーターの正転とはギア211が反時計方向に回
転する方向にモーターが回転することであり、逆転はそ
の逆である。クラッチのオンとはソレノイド205が通
電され可動鉄心205−aが吸着されることによりクラ
ッチ作動レバー202が反時計方向に回動してクラッチ
板201を図示せぬバネの力に抗してクラッチギア20
6係合部206−aに係合することである。スイッチA
とは接片225とパター7227−a、227−bとか
らなるスイッチ、スイッチBとは接片226とパターン
22B−a、22B−bかもなルスイッチである。
本発明のポンプ装置を第2図に示される樟古的切断面図
を用いて説明する。第2図において、第1図に示される
ものと同じものについては第1図において用いた番号と
同じ番号を付しであるのでその詳細な説明については省
略する。
第2図において、102はノズル、103は圧電素子で
ある。圧電素子103には不図示の配線が施されており
、不図示の駆動回路からの信号入力によってノズル10
2の先端に設けられたオリフィスより液体101を吐出
する。
150はポンプ装置300のシリンダーでありその上面
にはピストンの移動方向と平行にインク流入孔150−
aが設けられている即ち、ピストン154の移動範囲外
に流入孔150−aが設けられている。151はゴム等
の仲性体でできたチューブ受けである。このチューブ受
けの模式的平面図及び模式的斜視図を夫々第3図(a)
、第3図(b)に示す。151−bはシリンダーへの取
付部でシリンダー150の流入孔150−aと同軸に設
けられた穴15〇−bに圧入されている。151−aは
チューブ取付のための孔でその内径はチューブ外形より
も小さくなっておりチューブ105,112が圧入され
ている。これによりチューブ105 。
112とシリンダー150は接着剤を用いずに気密を保
つことができまた、チューブの着脱も可能になっている
。152はチューブ受がはずれないようにビス等の手段
で着脱可能に固定された押え部材である。153はピス
トン軸である。154はピストンでビス155によりピ
ストン軸153に固定されている。156゜157は0
リングでそれぞれピストン軸153、ピストン154に
取付けられシリンダー150との気密を保っている。1
58は流出弁でピストン154に設けられた流出孔15
4−aを密閉するように板バネ159により付勢されて
いる。160はシリンダー150の流入孔150−aを
閉ぐための密閉部材である流入弁でゴム等の弾性体でで
きており弁支持体161に取付されている。162はバ
ネでピストン154と弁支持体161の間にかけられ流
入弁゛160を流入孔150−aに押しつけている。ま
た流入孔150−aの周囲には座150−=cが設けら
れており流入弁160による流入孔150−aの密閉を
より確実なものにしている。165はバネでありピスト
ン154を0リング156゜157の摩擦とバネ162
の力に抗して上点まで復帰させる力を有している。16
3はシリンダ一台でOリング164によりシリンダー1
50との接続部が密閉されている。163−aはヘッド
より吸引されたインクの排出孔で前出の排出チューブ1
08が接続されている。
規制部材224はピストン駆動し/<−223の動作範
囲を規制しており絹状のピストン駆動ギア217とギア
215のかみ合がはずれないようにしている。
以下にキャップ装着、インク吸引、キャップ離脱までの
動作をより具体的に説明する。
初期状態は第1図及び第2に夫々示した状態である。最
初に図示せぬモーターが逆転側に通電される(第6図T
o)。少しおくれてソレノイド205が通電されクラッ
チが接続される。
この時間差はモーター起動時のラッシュ電流をさけるた
めのもので10〜30ミリ秒程度で充分である。クラッ
チがオンすることによりモーターの出力はクラッチギア
206以降のギアへ伝達されてギア211は時計方向に
回転し遊星ギア213をギア215にかみ合うまで時計
方向に移動する0M星ギア213がギア215にかみ合
うことによりモーターの出力はピストン駆動ギア217
に伝達されピストン駆動ギア217及びピストン駆動レ
バー223が反時計方向に回転する。ピストン駆動ギア
217ギアが反時計方向に回転して、ピストン駆動ギア
217に取付けられた接片225の2木の足が第5図(
a)のAOからA1まで回転するとスイッチAがオンと
なる(第6図T1)、このときピストン駆動レバー22
3が反時計方向に回転することによりピストン軸153
及びピストン154はバネ165に抗して押し下げられ
るがシリンダー150の液体流入孔150−aはバネ1
62の力により流入弁160が密閉しており、また、ピ
ストン154の流出孔154−aも板バネ159の力に
より流出弁158が密閉している。さらにシリンダー1
50とピストン軸153.ピストン154の間はOリン
グ156.157により気密を保たれているのでシリン
ダー150内に負圧が発生する。さらにピストン駆動レ
バー223が反時計方向に回転するとキャップ保持レバ
ー116の曲げ部116−bはピストン駆動し八−22
3の作動領域内にあるのでピストン駆動レバー223に
当ってキャップ保持レバー116は不図示のバネの力に
抗して時計方向に回転する。そしてキャップ保持レバー
116の係止部116−aとキャップレバー113の曲
げ部113−aの係合がはずれるとキャップ支持体11
0は図示せぬバネの力によってヘッドlOOのノズル1
02に向って移動しキャップ111のリング状の突起部
がヘッド100のノズル102の周囲に付きあたってと
まる。この時キャップ支持体110の移動速度はエアダ
ンパー115により減衰されているのでキャップ111
の突起部がノズル102の周囲に突きあたる際にノズル
102を破損したり、ノズル102の周囲に付着したイ
ンクが飛びちったりすることはない。
ピストン駆動し八−223がキャップ保持レバー116
とキャップレバー113の係止をはずすのとほぼ同時か
やや遅れるくらいのタイミングでピストン軸153の突
起部L53−aと弁支持体161の突起部161−aが
係合し弁支持体116が押し下げられ流入弁160がシ
リンダー150の座150−cから離れ流入孔150−
aが開く、このときキャップ111−aはノズル102
に向って移動中なのでキャップ111及びチューブ11
2を通して空気を吸引することになり、キャップ111
がノズル102に当たるときにもノズル先端から空気を
押しこんでインク面が後退してインクを吐出できなくな
るということもなかった。ポンプ駆動ギア217がさら
に反時計方向に回転して接片225が第5図(a)のA
2まで回転するとスイッチAはオフとなる(第6図T3
)。
ここがピストン154の下点となるのでモーターを停止
(端子間ショートによるロック状態)する、この時点で
はキャップ111はヘッドlOOに装着されているので
、万一ノズル102先端から空気が押し込まれていても
ピストン154を下点にしばらく(例えば1〜2秒程度
)保持することによってシリンダー150内に残ってい
る負圧によりインクをノズル102から少量吸引してノ
ズル102内のインク面を引きもどすことができた。ピ
ストン154の下点保持が終ると(第6図T4)ソレノ
イド205の通電が切られクラッチ板201が図示せぬ
バネの力によりクラッチギア206から離れてクラッチ
がオフ状態になる。するとピストン154及びピストン
軸はバネ165の力により初期位置の上点へ復帰しよう
とする。
このときピストン軸153はピストン駆動レバー223
及びピストン駆動ギア217を時計方向に回転させ遊星
ギア213もかみ合った状態で保持されるのでピストン
駆動ギア217からクラッチギア206までのギアを回
転させることになる。又このギア系はピストン駆動ギア
217からすると増側ギア列になるのでかなりの負荷に
なる。さらにOリング156.157の摩擦と弁支持体
161とピストン154の間のバネ162の力を考慮す
るとバネ165の力はかなり大きな必要がある。実施例
による測定では2つの0リングの摩擦による力が約10
00g、バネ162の最大の力が約400gであったの
でバネ165の上点における力を約2000gに設定す
ると下点での力は約3500gになり、ピストンを下点
まで押すのに必要な力は約4500gとなった。このよ
うにバネ165の力はかなり大きいのでピストンが北点
へもどる過程で各ギアに与えられるエネルギーもかなり
大きくピストンが上点にもどってとまっても各ギアは回
転を続けるがピストン駆動ギア217はピストン駆動レ
バー223がストッパー224に当ってとまるのでギア
215もとまる。しかしその他のギアは慣性エネルギー
によりモーターが正転しているかのように回転しつづけ
る。この結果ギア211は反時計方向に回転しているの
で遊星ギア213は反時計方向に移動してギア219と
かみ合う。
そしてキャップギア221が時計方向に回転し。
キャップギア221の突起221−aがキャラプレ/<
−113の足113−bと係合しキャップ支持体110
をヘッド100から引き離し。
しかしキャップ支持体110をヘッド100の方向へ付
勢しているバネにより各ギアのエネルギーが吸引されキ
ャップ111はヘッド100から少し離れるだけでまた
ハネの力によりヘッドに圧接される。しかしながらヘッ
ド100内には前述のキャップ装着過程で発生した負圧
がわずかに残っているためこの負正によりノズル102
内のインク面が後退してしまう、一連のポンプ動作によ
りこのあとインク吸引をすれば問題はないが保存等でノ
ズル102の乾燥防止あるいは輸送時のノズル102の
保護等でキャップ装着のみを行った時、次に使用する前
にインク吸引を行なわないとインクが吐出しなくなって
しなう、これだと使用前には必ずインク吸引をする必要
がありムダにインクを捨てることになり好ましくないの
でピストン154が上点にもどってピストン駆動レバー
223がストッパー224に当たる少し前にギアの回転
をとめてやる必要がある。バネ165によりピストン駆
動ギア217が時計方向に回転し接片225が第5図(
a)のA2からA1まで回転するとスイッチAはオンか
らオフへと切りかわる(第6図75)。この時シリンダ
ー150の流入孔150−aは流入弁160により閉じ
ているがピストン154は上点から少し下がった位置ま
でしか戻っていない、ここでソレノイド205に通電し
てわずかの時間クラッチ板201をクラッチギア206
と係合させてやるとモーターはロック状態なのでクラッ
チギア206からピストン駆動ギア217までの各ギア
はとまる。再度ソレノイド205の通電を断ちクラッチ
をオフ状IEにしても各ギアはバネ165によりわずか
に回転されるだけですぐにピストン駆動レバー223が
ストッパー224に当ってしまい、その間に各ギアが得
るエネルギーはわずかなものでピストン駆動ギア217
がとまった後に多少は回転しようとするが遊星ギア21
3に与えられているフリクションあるいはその他の摩擦
により吸収されてしまうので各ギアともほとんど回転せ
ずにとまる。ピストン154が初期位置の上点に戻るま
で少しまち、次にインク吸引動作に移る。動作はキャッ
プ装着のときとほぼ同じである。
まずモーターを逆転側に通電しく第6図T6)少しおく
れてクラッチをオンする。ピストン駆動ギア217が反
時計方向に回転して接片225も第5図−(a)におい
てAOからA1ざらにA2まで回転する。スイッチAは
初期位置AQからA1までの間でオフ、A1からA2ま
での間でオン、A2をすぎると再度オフとなる。モータ
ーはこのスイツ′チAがA2すぎてオフとなるところを
検出して停止(ロック状態)させている、これはスイッ
チが接触不良を起した場合の対策である。前述のように
ピストン154を上方に付勢しているバネ165はかな
り強く、2つの0リング156,157での摩擦を含ん
でピストン154を下点まで押すのに必要な力は約45
00gであり、モーターを減速していってピストン駆動
レバー223で発生させねばならない力は余裕を考える
と好ましくは例えば10000Kg以上必要であった。
ピストン154の下点の検出をスイッチがオフ(開放)
からオン(閉成)に切替わるところで行なっていてスイ
ッチが接触不良を起すと下点が検出できずにモーターは
回転しつづける。ピストン154はシリンダ一台163
に突き当るまで下降する。ピストンがとまってもモータ
ーは回転をつづけようとするのでピストン駆動レバー2
23にはモーターの発生しうる最大の力が加わりピスト
ン駆動レバー22iが変形あるいはモーターの出力を伝
達しているギアの中で一番強度のないギアの歯がかける
ことがあり危険である。また、レバーもギアも充分強い
場合にはモーターは通電状態で停止しモーター内のコイ
ルが燃えたり焼き切れたりして危険である。
この様な不都合が生じないように本実施例ではスイッチ
Aがオンからオフに切替わったことを検出してモーター
を停止させた(第6図T8)。
この間にキャップ装着のところで述べたようにピストン
154が押し下げられシリンダー150内に負圧発生し
た後に密閉部材である流入弁160が開く、ここでキャ
ップ111はすでにヘッド100に装着されているので
ノズル102からインクが吸引されかつチューブ104
を介してインクカートリッジ107内のインクタンクか
ら新しいインクが補給される。
またチューブ105を介して空気及びインクが吸引され
るのでヘッド100内のインク量は一定に保たれる。こ
こでノズル102を介してインクを吸引する際の波体抵
抗とチューブ105を介してインクを吸引する際の流体
抵抗では後者の方が抵抗が大きく設定しであるので吸引
されるインクの大部分はノズル102を介して吸引され
る。ここで吸引されるインクの量はピストン154を下
点に保持しておく時間に関係するので一回のポンプ動作
で吸引すべき量に応じて時間を設定してやればよい、所
定時間(あるいは所定量吸引)の後クラッチをオフする
(第6図T9)、キャップ装着のところで述べたように
、ピストン154がバネ165により上点へ戻され、そ
の過程で各ギアが回転されるので、その回転によりキャ
ップ111が一時的にノズル102から離れてヘッド1
00内の残留負圧によりノズル102内のインク面が後
退するのを防ぐために上点付近でクラッチを一時オンさ
せる(第6図T1o)、その後ピストン154が初期位
置の上点に復帰した後にヘッド内の負圧がほぼ解消する
まで待つ。この負圧はチューブ104を介してインクタ
ンクからインクがヘッド内に流入することにより解消す
るのでインクの流れる速度に依存する。インクの流速は
インク粘度に依存するので温度に関係してくる0本実施
例による測定によると25℃で約20秒、5°Cで約4
0秒となったので温度によらず40秒待てばほとんど問
題は生じなかった、又、インクの温度を検出して待ち時
間を可変にしてもかまわない、ヘッド100内の負圧が
解消した後、キャップ離脱動作にうつる。ここではキャ
ップ保持レバー116の動作によりオン・オンするスイ
ッチBによりモーター停止の時点を検出するのでキャッ
プ装着、インク吸引の間のスイッチB及びキャップ保持
レバー116の動きを説明しておく。キャップ装着のと
ころで少し述べたようにピストン駆動レバー223が反
時計方向に回転してゆくとキャップ保持レバー116の
曲げ部116−bに当ってキャップ保持レバー116を
時計方向に回転させる。ピストン駆動レバー223がピ
ストン154を下点まで押し下げる間にキャップ保持レ
バー116に取付けられた接片226は第5図−(b)
においてBOからB3まで回転する。
その途中Blの位置でスイッチBはオフからオンへと切
替わる(第6図T2)、ピストン154がバネ165に
より上点へ押し戻されピストン駆動レバー223が反時
計方向へ戻ることにより、キャップ保持レバー116は
図示せぬバネよりピストン駆動レバー223に追従して
反時計方向に回転するがキャップ支持体110及びキャ
ップレバー113がヘッド100側に移動しておりキャ
ップレバー113の曲げ部113−aがキャップ保持レ
バー116の作動範囲内にとどまっているのでキャップ
保持レバー116の係止部11B−aの先端付近がキャ
ップレバー113の曲げ部113−aに当ったところで
とまる。このとき接片226は第5図−(b)でB3か
らB2まで回転するがスイッチBはオン状態を保ってい
る。インク吸引時にもピストン駆動レバー223により
キャップ保持レバー116は回転するが第5図−(b)
の82 、B3間を往復するだけでスイッチB′のオン
状5ffl、は保たれている。
キャップ離脱動作の説明にもどるが、図示せぬモーター
を正転側に通電しく第6図Tu)、少しおくれてクラッ
チをオンする。するとクラッチギア206以降のギアに
モーターの出力が伝達されギア211は反時計方向に回
転し遊星ギア213は反時計方向に移動した後ギア21
9とかみ合いモーターの出力を伝達する。ギア219は
キャップギア221は時計方向に回転し、キャップギア
221の突起221−aはキャップレバー113の足1
13−bと係合してキャップ支持体110をヘッド10
0から引き離す。キャップ支持体110が初期位置に復
帰するとキャップ保持レバー116の係止部116−a
の先端付近がキャップレバー113の曲げ部113−a
からはずれキャップ保持レバー116は図示せぬバネに
より反時計方向に回転し初期の位置へ戻る。この時キャ
ップ保持レバー116に取付られた接片226は第5図
−(b)においてB2からBQまで回転する。この間B
1をすぎた時点でスイッチBはオフからオフへ切替わる
(第6図T12)、その後キャップ保持レバーが初期位
置に復帰できただけの時間(接片2?6がB1からBQ
まで回転できるだけの時間)待ってからモーターを停止
させるとともにクラッチをオフ状態にする。
キャップ支持体110が初期位置よりもヘッド110か
ら少し離れた位置にあってもキャップ支持体110をヘ
ッド100の方へ付勢しているバネによりキャップ支持
体110はヘッド100側に移動してキャップレバー1
13c7)曲げ部113−aがキャップ保持レバー11
6の係止部116−aに係合した位置でとまり保持され
る。キャップ離脱の際にもスイッチBがオンからオフに
切替わるのを検出してモーターをとめているのはキャッ
プ装着、インク吸引のところで述べたのと同様の理由に
よるものである。
尚1本発明では、圧電素子を用いたインクジェット記録
装置の回復手段に用いるポンプ装置として説明を行なっ
たが、もちろん、圧電素子以外の電気機械変換体や発熱
抵°抗体等の電気熱変換体、あるいはその他の方式で液
体をノズル先端(又は液体を吐出する為に設けられたオ
リフィス)から吐出するインクジェット記録装置全般に
用いることができるのはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、液体流入孔をピストンの移動する
範囲外に設け、この流入孔を密閉している流入弁をピス
トンが所定量移動して所定の負圧を発生した後に開くこ
とにより、ピストンの往復動の間にピストンに取付けら
れた0リングが傷つくことを防止することができ、また
シリンダーを成形する際の金型も簡単なものになるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明する為の模式的斜視図、第2図は
本発明のポンプ装置を説明する為の模式的切断面図、第
3図(a)はチューブ受けの模式的平面図、第3図(b
)はチューブ受けの模式的斜視図、第4図(a)は駆動
ギアの第4図(b)は保持し八−の夫々模式的斜視図、
第5図(a)及び第5図(b)は本発明の詳細な説明す
るための模式的説明図、第6図は本発明の実施例の回復
手段を作動させる際のタイムチャート、第7図(a)は
従来のポンプ装置の模式的切断面図、第7図(b)及び
第7図(C)は夫々従来のポンプ装置を説明するための
模式的説明図及び模式的断面図である。 1−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
シリンダー、2 、154−−−−−−−−−−−−−
−−−ピストン、3.4,156,157−−−−0リ
ング300−一−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ポンプ装置。 第 7 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダーの内部をピストンが所定の範囲内を往
    復動することによって圧力を発生するポンプ装置におい
    て、前記シリンダーの前記範囲外に液体流入孔を設ける
    とともに、前記液体流入孔を前記ピストンが所定量移動
    するまで密閉するように付勢された密閉部材とを有する
    ことを特徴とするポンプ装置。
JP60175464A 1985-08-09 1985-08-09 インクジェット記録装置 Expired - Lifetime JPH085185B2 (ja)

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US4876558A (en) 1989-10-24

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