JPS6235235A

JPS6235235A - 車両の圧力測定装置

Info

Publication number: JPS6235235A
Application number: JP60176062A
Authority: JP
Inventors: Takahide Nozawa; 隆秀農沢; Hiroyuki Tsunoda; 浩行角田
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1985-08-09
Filing date: 1985-08-09
Publication date: 1987-02-16
Anticipated expiration: 2009-08-03
Also published as: JPH0658274B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動車等の車両の空力試験において、車両外
面の圧力分布を求める車両の圧力測定装置に関する。

（従来の技術）従来は、自動車工学全書第３巻（発行所・・・株式％式
％）の第、２３♂頁ないし第、２３り頁に示されるように、
実車または模型の車体に、直接、圧力測定孔を設けると
ともに、該圧力測定孔に圧力取出用のパイプを接着して
、車両の圧力測定装置を構成していた。

したがって、圧力を測定したい場所毎に、多数の圧力測
定孔を、表面の固い車体に穿設しなければならず、しか
も、実験の精度を向上させるためには、正しい位置に、
正しい大きさの圧力測定孔を設けなければならないので
、圧力測定装置のセツティングに長時間を費さなければ
ならないという問題点かあ。た。

特に、実車の場合は、強化ガラスに圧力測定孔を穿設で
きないので、強化ガラスをアクリル製等の、孔を明けや
すいガラスにわざわざ取り替えなければならない煩わし
さがあった。

（発明の目的）本発明は、前記従来の問題点に鑑みなされたもので、車
体の外面に、板状の圧力取出部材を取り付けるだけで、
車体のどの部分でも簡単に圧力を測定できる車両の圧力
測定装置を提供することを目的とする。

（発明の構成）前記目的を達成するための手段として、本発明による車
両の圧力測定装置は、車体の外面に取り付けられた板状
部材に、一端が該板状部材の上面に開口し、他端が該板
状部材の周縁部に開口する貫通孔が設けられてなる圧力
取出部材と、一端が前記貫通孔に差し込まれるとともに
、他端が圧力測定器へ接続される圧力取出管とを具備す
ることを特徴としている。

このような手段を施したことにより、圧力を測定したい
箇所の車体外面に、圧力取出部材を取り付けるだけで、
貫通孔および圧力取出管を通じて、車体外面の圧力が圧
力測定器へ導かれる。

（実施例）以下、本発明による車両の圧力測定装置の一実施例を、
図面に基づいて説明する。

第１図および第２図に示すように、本実施例では、薄い
三枚の四角形のシート（例えばアルミ製）１．２．３を
接着させて、板状部材４を形成している。車体の曲面に
沿いやすくするとともに、車体に直接圧力測定孔を設け
た場合と変わらぬ測定値が得られるように、板状部材４
の厚さは、２〜３１１ｔＪｌ以下であることが好ましい
。

前記シート１には、複数個の縦孔５が規則正しい位置に
穿設されている。シート２には、縦孔５の真下の位置か
ら、該シート２の周縁に至る切欠６が設けられている。

したがって、三枚のシート１．２．３を重ねた状態で、
板状部材４には、一端が該板状部材４の上面に開口し、
他端が該板状部材４の周縁部に開口する貫通孔７が形成
される。

このように、板状部材４は貫通孔７を具備して、圧力取
出部材８を構成している。

前記貫通孔７には、圧力取出管９の一端が差し込まれる
とともに、該圧力取出管９の他端は、第３図に示すよう
に、エアスキャナバルブ１０．圧力変換器１１および演
算処理手段１２からなる圧力測定器に接続されている。

−例として、圧力取出管９は、貫通孔７側端部を銅製と
し、その他の部分をビニル製としてもよい。

ここで、エアスキャナバルブ１０は、円形に配列された
多数の圧力取出管９の末端に接続された固定部材１０ａ
（図面では略示する）と、圧力変換器１１に接続された
回動部材１０ｂよりなり、圧力取出管９の一つを圧力変
換器１１に連通させている。そして、回動部材１０ａに
対して回動部材１０ｂを所定角度ずつ回動させることに
より、圧力取出管９と圧力変換器１１の連通を、順次、
切り換えるようにしている。なお、回動部材１０ｂは、
コントローラ１３の出力する指令信号に基ツいて駆動さ
れるパルスモータを内蔵しており、該パルスモータによ
って、回動部材１０ｂは、前記所定角度ずつ回動される
。

前記圧力変換器１１は、ダイアフラム１１ａによって隔
てられた第一気室１１ｂと第二気室１１Ｃとを有する歪
ゲージであり、第一気室１１ｂに圧力取出管９から来る
空気を導入するとともに、第二気室１１Ｃに基準圧とし
て、通常の大気を導入するようにしている。そして、第
一気室１１ｂと第二気室１１Ｃの圧力差によって生じる
ダイアフラム１１ａの歪を、電気的な信号に置き換えて
演算処理手段１２に出力するようにしている。このよう
にして、圧力取出管９を通じて取り出された圧力の測定
値の走査が行われる。

前記演算処理手段１２は周知のマイクロコンピュータよ
りなり、前記信号を入力してこれをｙｔｍ　Ａ　ｑ等の
単位で表わした測定値を計算して表示器等に出力する。

本実施例は、以上のように構成されているので、圧力取
出部材８を、圧力分布を測定したい箇所の車体外面に取
り付けるだけで、該箇所の圧力か、貫通孔７および圧力
取出管９を通じて、圧力変換器１１に導かれる。したが
って、従来のような、車体に圧力測定孔を穿設する手間
が省略される。

板状部材４の厚みによって生ずる段差の影響を無視し得
ない場合は、正確な圧力を測定したい箇所の上に、圧力
取出部材８の中央部が位置するように、該圧力取出部材
８を車体外面に取り付ければよい。

なお、前記実施例では、板状部材４を四角形にし、その
上面に複数個の貫通孔７の一端を規則正しく開口させて
圧力取出部材８を構成したが、本発明における圧力取出
部材は、前記構成以外にも、例えば、円板状の板状部材
の上面の中心に、ただ一つの貫通孔の一端を開口させた
ものであっても構わない。

また、前記実施例では、複数枚のシートを接着させて圧
力取出部材を構成したが、本発明における圧力取出部材
は、これ以外に、成形型を用いて一体的に成型する等の
他の手段で製作したものであってもよい。

また、本発明において、圧力取出部材を車体外面に取り
付ける手段は特に限定されないか、圧力取出部材か車体
外面に密着する面に、吸盤を設けておくと、取り外しが
便利である。

（発明の効果）本発明の車両の圧力測定装置によれば、圧力を測定した
い箇所の車体外面に、圧力取出部材を取り付けるだけで
、貫通孔および圧力取出管を通じて、車体外面の圧力が
圧力測定器へ導かれるので、従来のような、車体の正し
い位置に、正しい大きさの圧力測定孔を穿設する手間が
省略され、空力試験の能率が向上する。

特に、実車の場合は、強化ガラスの部分でも、その外面
に圧力取出部材を取り付けるだけでよいので、強化ガラ
スをわざわざアクリル製等のガラスに交換する煩わしさ
も解消される。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明の一実施例を示し、第１図は圧力取
出部材の分解斜視図、第２図は圧力取出部材の組立後を
示す斜視図、第３図は本実施例の全体を示す概略図であ
る。４・・・・・・板状部材、７・・・・・・貫通孔、８・
・・・・・圧力取出部材、９・・・・・・圧力取出管、
１０・・・・・・エアスキャナバルブ、１１・・・・・
・圧力変換器、１２・・・・・・演算処理手段晃１図も２図も３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車体の外面に取り付けられる板状部材に、一端が
該板状部材の上面に開口し、他端が該板状部材の周縁部
に開口する貫通孔が設けられてなる圧力取出部材と、一
端が前記貫通孔に差し込まれるとともに、他端が圧力測
定器へ接続される圧力取出管とを具備することを特徴と
する車両の圧力測定装置。