JPS6235232Y2 - - Google Patents
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- JPS6235232Y2 JPS6235232Y2 JP12911379U JP12911379U JPS6235232Y2 JP S6235232 Y2 JPS6235232 Y2 JP S6235232Y2 JP 12911379 U JP12911379 U JP 12911379U JP 12911379 U JP12911379 U JP 12911379U JP S6235232 Y2 JPS6235232 Y2 JP S6235232Y2
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- chamber
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Landscapes
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は例えば電力用しや断器の接点を開閉
操作するために用いる液圧を利用した液圧操作装
置の改良に関する。 近年送電系統の大容量化と超高圧等の実現によ
り、その回路に挿入されるしや断器の性能向上は
めざましいものがあり、またその性能向上への要
求は大である。このような送電系統に用いられる
しや断器として空気しや断器およびSF6ガスを収
納したガスしや断器が用いられるが、これらのい
ずれも接点の駆動源として空気が使用されてい
る。 しかし、送電系統の大容量化、超高圧化に伴い
接点の駆動力が著しく大きくなり、そのため空気
圧シリンダ、空気タンク等の設備が大きいものと
なる。またしや断操作時に発生する空気の給排気
による騒音が大きくなる。このため消音装置も必
要となる。これに対し液圧を利用した液圧駆動装
置は空気圧に比べ高圧化が容易で、シリンダ等の
駆動部を小さくすることができ、操作源の液体も
また小量でよく全体的にコンパクト化が容易であ
る。また同時にしや断操作時の騒音も著しく軽減
され、さらに液体は非圧縮性であり、空気に比べ
応答性がすぐれている利点がある。 従来、しや断器の油圧操作機構は接点のしや
断・投入を行なう油圧シリンダとこれを操作する
制御弁装置から構成され、油圧シリンダは高速駆
動されるため弁もまた大容量の圧油を供給する必
要がある。液圧シリンダは例えば2サイクルしや
断等の速い動作が要求される。従来の油圧操作機
構の弁は、主弁、増幅弁、パイロツト弁から成
り、これらははじめに電磁石によりパイロツト弁
を動作させて増幅弁を動かし、さらに増幅弁で主
弁を動かすというように3段操作でシリンダを駆
動している。この場合電磁石がパイロツト弁を操
作するのに数msですみ、増幅弁、主弁、シリン
ダが動作し、接点のしや断が行われるまでのすべ
ての時間が例えば30msといつた極めて短い時間
に動作する。主弁は一般に常時弁体の流入側と背
面に液体圧力がかかりバランスしており、バネに
よつて主弁は閉止されている。弁体背面のパイロ
ツト室の液圧を大気に開放すると主弁はバランス
を失い、いつきに開き、高液圧を貯えたアキユー
ムレータから、シリンダに供給され接点の開閉が
行われる。従つて、主弁のパイロツト室を大気に
瞬時に開放するパイロツト弁があればよいが、大
口径となり操作力を極めて大きくなるため不可能
である。このため増幅弁が必要となる。以上述べ
たように従来の油圧操作機構にあつては、油圧シ
リンダを操作するために、主弁、増幅弁、パイロ
ツト弁が必要であることから大きな場所をとると
同時にこれらの弁の出入口をつなぐ管路が必要で
複雑な弁機構となる欠点があつた。また排油管路
を長く引きまわすと抵抗が大きく速い動作が得ら
れなくなるという欠点があつた。 この考案はこのような事情にかんがみてなされ
たもので、主弁の内部に増幅弁およびパイロツト
弁を組込むことにより、高速大出力が可能で、排
液が容易で全体がコンパクトになるしや断器の液
圧操作装置を提供することを目的とする。 以下この考案について図面に示す実施例を参照
して説明するが、この考案装置は主として電力系
統における電路接点1、これをしや断、投入を行
わしむる液圧操作のシリンダ2、投入用主弁3、
しや断用主弁4、アキユームレータ5、投入用パ
イロツト弁6、しや断用パイロツト弁7、投入用
電磁石8、しや断用電磁石9とから構成されてい
る。 投入用主弁3およびしや断用主弁4は、弁ブロ
ツク10内に形成された空間に上下方向に摺動自
在に配設されている。又弁ブロツク10の両側部
は開口され、前記空間と連通され、弁ブロツク1
0の右側部開口にはアキユームレータ5と連通さ
れたシリンダ壁11が取着され、このシリンダ壁
11内にはピストン12aが水平方向に移動可能
に配設されている。前記ピストン12aと一体の
ピストンロツド12bの移動によつて電路接点1
が開閉されるようになつている。 一方投入用主弁3は弁ブロツク10内に摺動自
在であつて上端側にポペツト13aを有し下端側
にスプール13bを有しこれにアキユームレータ
5からの圧油が連通できるように連通路13cが
形成された投入弁体13と、この弁体13と弁ブ
ロツク10の下端との間に設けられている蓋14
との間にバネ15が設けられている。またしや断
用主弁4は、弁ブロツク10内に摺動自在であつ
て上端側にポペツト16aを有し下端側にスプー
ル16bを有しスプール16bに連通路16c,
16dが形成されたしや断弁体16と、このしや
断弁体16と蓋14との間にバネ17が設けられ
ている。しや断弁体16の上端中心部には栓18
が挿入固定され、この栓18の中心部には連通路
18aが形成されている。さらにしや断弁体16
の下端中心部には下端側がポペツト19aを有し
上端側にスプール19bを有したしや断増幅弁1
9が所定範囲だけ上下動可能に設けられており、
しや断増幅弁19と栓18との間にバネ20が設
けられ、しや断増幅弁19のポペツト19aの中
心部には連通路19cが形成されている。 また投入用パイロツト弁6は弁ブロツク10の
上部壁を貫通しこの上部壁にボルト等で固定した
蓋21により上下動可能に支承した操作ロツド2
2と、この操作ロツド22と一体のアマチユア2
3を吸引する前述の投入用電磁石8とからなり、
操作ロツド22の途中につば24を設け、このつ
ば24と前記蓋21との間にバネ25が設けられ
ている。さらに操作ロツド22の下端が当接する
弁ブロツク10には連通路10aが形成され、こ
の連通路10aと、弁ブロツク10と蓋14とし
や断弁体16とで形成されるパイロツト室26と
の間を連通する管路27a,27bが設けられて
いる。 さらにしや断用パイロツト弁7は弁ブロツク1
0の上部壁を貫通し、この上部壁にボルト等で固
定した蓋28により上下動可能に支承した操作ロ
ツド29と、これと一体のアマチユア30を吸引
する前述のしや断用電磁石9とからなり、操作ロ
ツド29の途中につば31を設け、このつば31
と蓋28との間にバネ32が設けられている。な
お図中33,34,35,36,37はシール部
材である。 次にこの考案の作用について説明するが、いま
電路接点1が閉じている状態を考える。この状態
では投入用主弁3は開いており、アキユームレー
タ5から供給された圧油はシリンダ2のピストン
12aの左室43と右室44に同時にかかつてい
る。従つてシリンダ2はピストンロツド12bの
断面積に相当する面圧を受け、ピストン12aは
右に移動し、電路接点1を閉じている。 この状態において、電力系統の例えば事故によ
りしや断指令が発せられ、しや断用電磁石9が励
磁されるとアマチユア30はしや断用電磁石9に
吸引され、アマチユア30と一体の操作ロツド2
9がバネ32に打勝つて引上げられ操作ロツド2
9の先端のポペツト29aが栓18より離れるの
で、パイロツト室(しや断弁体16と栓18とし
や断増幅弁19とで形成される室)39は栓18
の連通路18aを介して大気室(弁ブロツク10
に形成された開口)40に連通される。従つて、
しや断増幅弁19は開かれ、しや断用主弁4側の
パイロツト室(弁ブロツク10としや断弁体16
と蓋14としや断増幅弁19とにより形成される
室)41も連通路18aを介して大気室40に連
通開放される。一方、アキユームレータ5からの
圧力室(弁ブロツク10としや断弁体16とシリ
ンダ2とで形成される室)42とパイロツト室4
1はしや断弁体16に有する小穴の連通路16c
によつて連通しているが、しや断増幅弁19が開
くと、アキユームレータ5から流入される圧油量
より、大気室40に大量に排出されるので、パイ
ロツト室41の圧力は下がり、しや断用主弁4は
バネ17に打勝つて下方に下りシリンダ2の左室
(ピストン12aと弁ブロツク10で形成される
室)43と圧力室42は大気室40に開放され
る。一方高圧室38の高圧油がシリンダ2の右室
(シリンダ壁とピストン12aとで形成される
室)44においてピストン12aを押して激しく
左に移行し、電路接点1は開かれる。すなわちし
や断動作が行われる。 次に、しや断後は圧力室42と大気室40の圧
力はバランスするので、しや断用主弁4はバネ1
7によつて上方に押し上げられ、ポペツト16a
が弁ブロツク10のシートに押し当てられて閉止
する。同様に、しや断用電磁石9は消磁されアマ
チユア30は離れ、バネ32の復帰力によつて操
作ロツド29は下り、栓18の連通路18aをふ
さぎしや断増幅弁19のパイロツト室39と大気
室40との圧油の流入は止まる。またしや断増幅
弁19もパイロツト室39と41との圧力がバラ
ンスするので、バネ20の復帰力によつてしや断
増幅弁19は下方に下り、連通路16dは閉じら
れ、パイロツト室41と大気室40との圧油の流
通が止り、これでしや断動作は完了する。 次に投入動作について説明すると、しや断動作
が完了した状態すなわち完全にしや断用主弁4が
閉止している状態から開始される。ここでは説明
しないが、投入指令中にしや断動作が、またしや
断動作中に投入動作が行われないように各種のイ
ンターロツク機構が設けてある。 いま投入用電磁石8が励磁されると、アマチユ
ア23は吸引され、これと一体に作られた投入操
作ロツド22はバネ25に打勝つて上部に引上げ
られる。従つて投入操作ロツド22の先端は弁ブ
ロツク10の連通路10aから離れ投入用主弁3
のパイロツト室26の圧油は管路27b,27a
を経て、大気室40に開放される。そこで投入用
主弁3はパイロツト室26側の圧力が大気圧でポ
ペツト13a端の圧力によつてバネ15に抗して
下方に押し下げられ、投入弁体13は開放され
る。するとアキユームレータ5に蓄圧されていた
圧油が高圧室38、投入弁体13、圧力室42を
経て、シリンダ室2左側に供給される。シリンダ
2の左室43、右室44に圧油を受けるので、ピ
ストン12aはピストンロツド12bの断面積に
圧油の圧力を乗じた力で右側に移行する。従つて
電路接点1は投入され、電路は閉成される。 なおこの考案は前述した実施例にかぎらず種々
変形して実施できる。例えば主弁の中に増幅弁や
パイロツト弁を組込む構成であればいかなる構成
にしてもよい。また前述の実施例では操作ロツド
29は主弁4が開くと、弁と弁シートが離れてし
まう。従つてすぐに閉めたいとき等は、操作ロツ
ド29を、主弁4のストロークだけ移動させる必
要があるが、電磁石9はあまり大きなストローク
がとれないので、この場合には栓18の端部に連
通路18aを延長したパイプ状のものを用いて弁
ブロツク10との摺動部にパツキングでシール
し、その上にパイロツト室を設け、このパイロツ
トにパイロツト弁を設けるように構成すれば、主
弁4の動きとは別にパイロツト弁の操作ができ
る。 以上述べたこの考案によれば以下に述べる効果
がある。すなわち(1)しや断用主弁4の中にしや断
増幅弁19およびしや断用パイロツト弁7を組込
んだので、全体がコンパクトになる。(2)排油用の
連通路が極めて少なく連通路の抵抗が少ないの
で、排油効率がよく、高速大出力が得られ、また
排油が即大気室に排出できる。(3)保守性がよい。
すなわちしや断用主弁4を外部にとり出せば、し
や断増幅弁19およびしや断用パイロツト弁7が
とり出せるので、従来のようにしや断用主弁、し
や断増幅弁、しや断用パイロツト弁を各々分解す
る必要がない。また弁シートが損傷しても弁ブロ
ツクを修理することなく、しや断用主弁4の補修
加工ですむ。
操作するために用いる液圧を利用した液圧操作装
置の改良に関する。 近年送電系統の大容量化と超高圧等の実現によ
り、その回路に挿入されるしや断器の性能向上は
めざましいものがあり、またその性能向上への要
求は大である。このような送電系統に用いられる
しや断器として空気しや断器およびSF6ガスを収
納したガスしや断器が用いられるが、これらのい
ずれも接点の駆動源として空気が使用されてい
る。 しかし、送電系統の大容量化、超高圧化に伴い
接点の駆動力が著しく大きくなり、そのため空気
圧シリンダ、空気タンク等の設備が大きいものと
なる。またしや断操作時に発生する空気の給排気
による騒音が大きくなる。このため消音装置も必
要となる。これに対し液圧を利用した液圧駆動装
置は空気圧に比べ高圧化が容易で、シリンダ等の
駆動部を小さくすることができ、操作源の液体も
また小量でよく全体的にコンパクト化が容易であ
る。また同時にしや断操作時の騒音も著しく軽減
され、さらに液体は非圧縮性であり、空気に比べ
応答性がすぐれている利点がある。 従来、しや断器の油圧操作機構は接点のしや
断・投入を行なう油圧シリンダとこれを操作する
制御弁装置から構成され、油圧シリンダは高速駆
動されるため弁もまた大容量の圧油を供給する必
要がある。液圧シリンダは例えば2サイクルしや
断等の速い動作が要求される。従来の油圧操作機
構の弁は、主弁、増幅弁、パイロツト弁から成
り、これらははじめに電磁石によりパイロツト弁
を動作させて増幅弁を動かし、さらに増幅弁で主
弁を動かすというように3段操作でシリンダを駆
動している。この場合電磁石がパイロツト弁を操
作するのに数msですみ、増幅弁、主弁、シリン
ダが動作し、接点のしや断が行われるまでのすべ
ての時間が例えば30msといつた極めて短い時間
に動作する。主弁は一般に常時弁体の流入側と背
面に液体圧力がかかりバランスしており、バネに
よつて主弁は閉止されている。弁体背面のパイロ
ツト室の液圧を大気に開放すると主弁はバランス
を失い、いつきに開き、高液圧を貯えたアキユー
ムレータから、シリンダに供給され接点の開閉が
行われる。従つて、主弁のパイロツト室を大気に
瞬時に開放するパイロツト弁があればよいが、大
口径となり操作力を極めて大きくなるため不可能
である。このため増幅弁が必要となる。以上述べ
たように従来の油圧操作機構にあつては、油圧シ
リンダを操作するために、主弁、増幅弁、パイロ
ツト弁が必要であることから大きな場所をとると
同時にこれらの弁の出入口をつなぐ管路が必要で
複雑な弁機構となる欠点があつた。また排油管路
を長く引きまわすと抵抗が大きく速い動作が得ら
れなくなるという欠点があつた。 この考案はこのような事情にかんがみてなされ
たもので、主弁の内部に増幅弁およびパイロツト
弁を組込むことにより、高速大出力が可能で、排
液が容易で全体がコンパクトになるしや断器の液
圧操作装置を提供することを目的とする。 以下この考案について図面に示す実施例を参照
して説明するが、この考案装置は主として電力系
統における電路接点1、これをしや断、投入を行
わしむる液圧操作のシリンダ2、投入用主弁3、
しや断用主弁4、アキユームレータ5、投入用パ
イロツト弁6、しや断用パイロツト弁7、投入用
電磁石8、しや断用電磁石9とから構成されてい
る。 投入用主弁3およびしや断用主弁4は、弁ブロ
ツク10内に形成された空間に上下方向に摺動自
在に配設されている。又弁ブロツク10の両側部
は開口され、前記空間と連通され、弁ブロツク1
0の右側部開口にはアキユームレータ5と連通さ
れたシリンダ壁11が取着され、このシリンダ壁
11内にはピストン12aが水平方向に移動可能
に配設されている。前記ピストン12aと一体の
ピストンロツド12bの移動によつて電路接点1
が開閉されるようになつている。 一方投入用主弁3は弁ブロツク10内に摺動自
在であつて上端側にポペツト13aを有し下端側
にスプール13bを有しこれにアキユームレータ
5からの圧油が連通できるように連通路13cが
形成された投入弁体13と、この弁体13と弁ブ
ロツク10の下端との間に設けられている蓋14
との間にバネ15が設けられている。またしや断
用主弁4は、弁ブロツク10内に摺動自在であつ
て上端側にポペツト16aを有し下端側にスプー
ル16bを有しスプール16bに連通路16c,
16dが形成されたしや断弁体16と、このしや
断弁体16と蓋14との間にバネ17が設けられ
ている。しや断弁体16の上端中心部には栓18
が挿入固定され、この栓18の中心部には連通路
18aが形成されている。さらにしや断弁体16
の下端中心部には下端側がポペツト19aを有し
上端側にスプール19bを有したしや断増幅弁1
9が所定範囲だけ上下動可能に設けられており、
しや断増幅弁19と栓18との間にバネ20が設
けられ、しや断増幅弁19のポペツト19aの中
心部には連通路19cが形成されている。 また投入用パイロツト弁6は弁ブロツク10の
上部壁を貫通しこの上部壁にボルト等で固定した
蓋21により上下動可能に支承した操作ロツド2
2と、この操作ロツド22と一体のアマチユア2
3を吸引する前述の投入用電磁石8とからなり、
操作ロツド22の途中につば24を設け、このつ
ば24と前記蓋21との間にバネ25が設けられ
ている。さらに操作ロツド22の下端が当接する
弁ブロツク10には連通路10aが形成され、こ
の連通路10aと、弁ブロツク10と蓋14とし
や断弁体16とで形成されるパイロツト室26と
の間を連通する管路27a,27bが設けられて
いる。 さらにしや断用パイロツト弁7は弁ブロツク1
0の上部壁を貫通し、この上部壁にボルト等で固
定した蓋28により上下動可能に支承した操作ロ
ツド29と、これと一体のアマチユア30を吸引
する前述のしや断用電磁石9とからなり、操作ロ
ツド29の途中につば31を設け、このつば31
と蓋28との間にバネ32が設けられている。な
お図中33,34,35,36,37はシール部
材である。 次にこの考案の作用について説明するが、いま
電路接点1が閉じている状態を考える。この状態
では投入用主弁3は開いており、アキユームレー
タ5から供給された圧油はシリンダ2のピストン
12aの左室43と右室44に同時にかかつてい
る。従つてシリンダ2はピストンロツド12bの
断面積に相当する面圧を受け、ピストン12aは
右に移動し、電路接点1を閉じている。 この状態において、電力系統の例えば事故によ
りしや断指令が発せられ、しや断用電磁石9が励
磁されるとアマチユア30はしや断用電磁石9に
吸引され、アマチユア30と一体の操作ロツド2
9がバネ32に打勝つて引上げられ操作ロツド2
9の先端のポペツト29aが栓18より離れるの
で、パイロツト室(しや断弁体16と栓18とし
や断増幅弁19とで形成される室)39は栓18
の連通路18aを介して大気室(弁ブロツク10
に形成された開口)40に連通される。従つて、
しや断増幅弁19は開かれ、しや断用主弁4側の
パイロツト室(弁ブロツク10としや断弁体16
と蓋14としや断増幅弁19とにより形成される
室)41も連通路18aを介して大気室40に連
通開放される。一方、アキユームレータ5からの
圧力室(弁ブロツク10としや断弁体16とシリ
ンダ2とで形成される室)42とパイロツト室4
1はしや断弁体16に有する小穴の連通路16c
によつて連通しているが、しや断増幅弁19が開
くと、アキユームレータ5から流入される圧油量
より、大気室40に大量に排出されるので、パイ
ロツト室41の圧力は下がり、しや断用主弁4は
バネ17に打勝つて下方に下りシリンダ2の左室
(ピストン12aと弁ブロツク10で形成される
室)43と圧力室42は大気室40に開放され
る。一方高圧室38の高圧油がシリンダ2の右室
(シリンダ壁とピストン12aとで形成される
室)44においてピストン12aを押して激しく
左に移行し、電路接点1は開かれる。すなわちし
や断動作が行われる。 次に、しや断後は圧力室42と大気室40の圧
力はバランスするので、しや断用主弁4はバネ1
7によつて上方に押し上げられ、ポペツト16a
が弁ブロツク10のシートに押し当てられて閉止
する。同様に、しや断用電磁石9は消磁されアマ
チユア30は離れ、バネ32の復帰力によつて操
作ロツド29は下り、栓18の連通路18aをふ
さぎしや断増幅弁19のパイロツト室39と大気
室40との圧油の流入は止まる。またしや断増幅
弁19もパイロツト室39と41との圧力がバラ
ンスするので、バネ20の復帰力によつてしや断
増幅弁19は下方に下り、連通路16dは閉じら
れ、パイロツト室41と大気室40との圧油の流
通が止り、これでしや断動作は完了する。 次に投入動作について説明すると、しや断動作
が完了した状態すなわち完全にしや断用主弁4が
閉止している状態から開始される。ここでは説明
しないが、投入指令中にしや断動作が、またしや
断動作中に投入動作が行われないように各種のイ
ンターロツク機構が設けてある。 いま投入用電磁石8が励磁されると、アマチユ
ア23は吸引され、これと一体に作られた投入操
作ロツド22はバネ25に打勝つて上部に引上げ
られる。従つて投入操作ロツド22の先端は弁ブ
ロツク10の連通路10aから離れ投入用主弁3
のパイロツト室26の圧油は管路27b,27a
を経て、大気室40に開放される。そこで投入用
主弁3はパイロツト室26側の圧力が大気圧でポ
ペツト13a端の圧力によつてバネ15に抗して
下方に押し下げられ、投入弁体13は開放され
る。するとアキユームレータ5に蓄圧されていた
圧油が高圧室38、投入弁体13、圧力室42を
経て、シリンダ室2左側に供給される。シリンダ
2の左室43、右室44に圧油を受けるので、ピ
ストン12aはピストンロツド12bの断面積に
圧油の圧力を乗じた力で右側に移行する。従つて
電路接点1は投入され、電路は閉成される。 なおこの考案は前述した実施例にかぎらず種々
変形して実施できる。例えば主弁の中に増幅弁や
パイロツト弁を組込む構成であればいかなる構成
にしてもよい。また前述の実施例では操作ロツド
29は主弁4が開くと、弁と弁シートが離れてし
まう。従つてすぐに閉めたいとき等は、操作ロツ
ド29を、主弁4のストロークだけ移動させる必
要があるが、電磁石9はあまり大きなストローク
がとれないので、この場合には栓18の端部に連
通路18aを延長したパイプ状のものを用いて弁
ブロツク10との摺動部にパツキングでシール
し、その上にパイロツト室を設け、このパイロツ
トにパイロツト弁を設けるように構成すれば、主
弁4の動きとは別にパイロツト弁の操作ができ
る。 以上述べたこの考案によれば以下に述べる効果
がある。すなわち(1)しや断用主弁4の中にしや断
増幅弁19およびしや断用パイロツト弁7を組込
んだので、全体がコンパクトになる。(2)排油用の
連通路が極めて少なく連通路の抵抗が少ないの
で、排油効率がよく、高速大出力が得られ、また
排油が即大気室に排出できる。(3)保守性がよい。
すなわちしや断用主弁4を外部にとり出せば、し
や断増幅弁19およびしや断用パイロツト弁7が
とり出せるので、従来のようにしや断用主弁、し
や断増幅弁、しや断用パイロツト弁を各々分解す
る必要がない。また弁シートが損傷しても弁ブロ
ツクを修理することなく、しや断用主弁4の補修
加工ですむ。
図はこの考案のしや断器の液圧操作装置の一実
施例を示す断面図である。 1……電路接点、2……シリンダ、3……投入
用主弁、4……しや断用主弁、5……アキユーム
レータ、6……投入用パイロツト弁、7……しや
断用パイロツト弁、8……投入用電磁石、9……
しや断用電磁石、10……弁ブロツク、19……
しや断増幅弁、22……操作ロツド、23……ア
ーマチユア、27a,27b……管路、29……
操作ロツド。
施例を示す断面図である。 1……電路接点、2……シリンダ、3……投入
用主弁、4……しや断用主弁、5……アキユーム
レータ、6……投入用パイロツト弁、7……しや
断用パイロツト弁、8……投入用電磁石、9……
しや断用電磁石、10……弁ブロツク、19……
しや断増幅弁、22……操作ロツド、23……ア
ーマチユア、27a,27b……管路、29……
操作ロツド。
Claims (1)
- 内部に互いに連通されたシリンダ室、圧力室、
大気室を有する弁ブロツクと、前記シリンダ室内
に設けられ、このシリンダ室内部に供給される所
定圧の液体によつて往復動可能であつて電路接点
を開閉するピストンと、前記シリンダ室と前記圧
力室間を開閉する投入用主弁と、前記圧力室と前
記大気室間を開閉するしや断弁体と、前記投入用
主弁と前記ブロツクとにより形成された第1のパ
イロツト室と、前記しや断弁体に設けられ前記圧
力室と大気室間を連通する連通路を開閉するしや
断増幅弁と、前記しや断弁体、しや断増幅弁及び
ブロツクとにより形成された第2のパイロツト室
と、前記弁ブロツクに移動可能に設けられ前記第
2のパイロツト室と前記大気室間を開閉し、前記
電路接点のしや断操作時開路することにより前記
しや断弁体を開路させるしや断用パイロツト弁
と、前記弁ブロツクに移動可能に設けられ前記第
1のパイロツト室と前記大気室間を開閉し、前記
電路接点の投入操作時のみ開路することにより前
記投入用主弁を開路させる投入用パイロツト弁と
を備えてなるしや断器の液圧操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12911379U JPS6235232Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12911379U JPS6235232Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5646135U JPS5646135U (ja) | 1981-04-24 |
JPS6235232Y2 true JPS6235232Y2 (ja) | 1987-09-08 |
Family
ID=29360894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12911379U Expired JPS6235232Y2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6235232Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-18 JP JP12911379U patent/JPS6235232Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5646135U (ja) | 1981-04-24 |
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