JPS6232957B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般的にはナイフその他の鋭利な工具
（以下道具又はナイフとも記す）の構造に関し、
更に詳しくはそのような道具を損傷及び周囲を損
傷することから保護するための一体のカバーの構
造に関する。

従来の技術 ナイフ及びその他の切断工具は有用であるため
には必然的に鋭利にされる。その有用性のために
本質的ではあるが、このナイフの鋭利な縁はそれ
が保管又は運搬されるとき人及び財産に危険をお
よぼすことがある。これはしばしばポケツト又は
財布に入れて持運ばれ携帯者をひどいけがの危険
にさらす小さい万能ナイフについては特に真であ
る。更に、ナイフ刃それ自身がそのような状態で
保護されない方法で保管されると切れ味が鈍るか
破損することがある。

これらの問題を認識して、使用しないときナイ
フ刃を保護するために多数の手法が開発されてい
る。多分最も簡単な方法はこの刃を覆うために別
の刃さやを使うことである。このナイフは使うた
めにさやから簡単に引き出し、使わないときは簡
単にさやに戻せるかもしれない。さやの使用は、
多くの用途に適してはいるが、ある欠点に悩む。
第１に、さやは容易に置き間違えて使用中相手ナ
イフと別れてしまう。なくしたさやは何の保護も
しない。第２に、さやの除去に両手を要するが、
使用者はしばしばこのナイフを操作するのに片手
しか使えない。

これらの問題を解決するため、ナイフ刃を保護
するための他のアプローチが開発されている。最
も普通のものは多分折りたたみ刃をもつポケツト
ナイフだろう。そのようなナイフは端に１つ以上
の関節刃が取付けられた柄を含む。この刃は使用
するために延して露出され、そして保管のために
柄の中に折り戻すことができる。そのようなナイ
フは、人気を博しているが、全ての目的に適して
はいない。刃が柄にしつかりと取付けられた固定
刃ナイフを使うことが望ましいことが度々ある。
このポケツトナイフの関節刃は使用中につぶされ
て使用者に大けがをさせることがある。更に、折
りたたみポケツトナイフは片手で覆をとり操作す
ることは別のさやをもつ固定ナイフよりむづかし
くさえある。

この折りたたみポケツトナイフの変形である他
の型のナイフは単にボタンを押すだけで刃を延ば
すことができるばね押しポケツトナイフ、又は
“飛出しナイフ”である。そのようなナイフの唯
一の利点はそれらが片手だけで開けられることで
ある。逆に、これらのナイフは多くの欠点に悩
む。このナイフ刃は非常に早く開き、それで事故
作動が非常に危険になる。更に、延ばしたナイフ
刃は不意につぶされ、それは丁度折りたたみポケ
ツトナイフについて説明したように使用者を傷つ
けることがある。それで、ばね押しポケツトナイ
フは日常の使用には適さない。

他の安全ナイフや道具が特許文献に記載されて
いる。スチブンソン ジユニアへの米国特許第
4091537号はばね押し刃保護具をもつ安全万能ナ
イフを記述している。アンダーソンへの米国特許
第2644230号は引込式刃保護具を持つ厚紙カツタ
ーを記述している。ムラビクへの米国特許第
2512237号は手動で柄の中へ引込め、自動的に柄
から延ばせる引込式さやをもつ爪やすりを開示し
ている。

本発明は典型的にはナイフ刃である工具を一端
につけた中空柄を含む道具を提供する。保護さや
はこの工具の周に取付けられ且つこの工具を露出
したいとき柄の中に引込めることができる。この
工具は柄の開口部を横切つて延びる１つ以上の支
柱でこの柄の開放端に取付けられるのが便利であ
る。このさやはその対向する壁に一対の長穴を備
え、その長穴はこの支柱で受けられ且つさやを完
全繰出し位置と完全引込位置の間を滑動させる。
通常、このナイフはさやをその完全繰出し、保護
位置にして保管され、工具を露出するためさやを
自動的に引込めるための機構が設けられている。
典型的には、この機構は、さやが刃を覆うため手
動が繰出されたとき圧縮される弾性部材とこのさ
やをこの繰出し位置に保持する保持機構とを利用
する。この保持機構を解放することによつて、刃
又は工具は使用するために露出することができ
る。

本発明は従来の技術にはなかつた多くの望まし
い特徴をもつた改良された安全万能ナイフを構成
するのに特に適する。このナイフは非常にコンパ
クトで、柄の長さに対して最大に長い刃を含む。
引込式さやと刃保護具を含む従来技術の装置は、
このさやを柄に引込め又は繰出すために要する機
構がかさばるため、柄の大きさに比べて非常に小
さな刃しか含まない。本発明のナイフは又、作動
は容易であるが、しかし偶然の作動を食い止める
特に信頼性の高いさや解放機構をも含む。

実施例と作用 本発明の原理に従つて構成された道具が第１図
から第４図に示されている。特に第１図を参照す
ると、この道具１０は安全ナイフで、柄１２、こ
の柄１２の前（第１図で左）端に取付けられたナ
イフ刃１４、及びこのナイフ刃１４を露出するた
めに柄１２の中に引込められた保護さや１６を含
む。このさや１６は実線でその引込位置の状態を
示し、一方破線で完全に延ばした位置での状態を
示す。この柄１２、工具１４、及びさや１６の他
に、この道具１０は、以下に詳細に説明するよう
に、さやを完全に延した位置から完全に引込めた
位置まで自動的に引込めるための機構を含む。

この道具１０はナイフとして図示されている
が、一体の保護カバー又はさやを備えることが望
まれる工具ならどのような型式でもよいことは理
解されるべきである。ナイフ刃の外に、このよう
な工具には突きぎり、やすり、氷割り、ポンチ等
がある。

さて次に第２図を参照して、このナイフ１０の
構造を詳細に説明する。柄１２は両端が開いた中
空の、長い部材である。この柄１２はさや１６の
外周よりわずかに大きい矩形断面であるのが便利
である。このようにして、さや１６は、以下に詳
細に説明するように、この柄に自由に抜差しでき
る。

ナイフ刃１４は一対の段付きブツシユ１７で柄
１２の前端に取付けられ、そのブツシユの各々は
フランジ部１７ａ、円筒形突起１７ｂ、及び軸方
向孔１７ｃを含む。最終組立で、この突起１７ｂ
がナイフ刃１４の後（第１図及び２図で右）端に
作られた軸部２２の孔２０の中へ圧入される。こ
の軸部２２を柄１２に取付けるためにはリベツト
が使われる。おすリベツト１８ａとめすリベツト
１８ｂが、図示のように、孔１７ｃの中で互に結
合される。軸部２２も矩形断面であるが、この断
面寸法は柄１２の内部寸法より小さい。それで、
この軸部２２はナイフ刃１４が柄１２の中に取付
けられるときその内壁から離間している。この空
間が保護さや１６を柄１２から自由に出入りでき
るようにし、且つこの柄の前端への刃の取付を可
能にする。この刃１４の軸部を柄１２の前端にし
つかり取付けることによつて、特に丈夫な刃の取
付が得られる。

さや１６も矩形断面であり両端が開いている。
長穴２４がさやの対向する壁に設けられている。
この長穴２４は、さや１６をその完全に延びた位
置と完全に引込んだ位置の間をブツシユ１７に沿
つて滑るようにして、ナイフを組立たとき該ブツ
シユの円筒形突起１７ｂで受けられる。さや１６
は柄１２の中を自由に滑らせるように潤滑性プラ
スチツクで造られるのが便利である。前フランジ
２５がさや１６に設けられていて、このさやの柄
１２の中への移動はこのフランジによつて制限さ
れ、一方柄からの繰出しは長穴２４によつて制限
される。

これまで説明したように、ナイフ１０は柄１
２、この柄１２の前端に取付けられたナイフ刃１
４、及びこのナイフ刃を覆いかくすために柄から
繰出し叉はナイフ刃をむき出しにするため柄の中
に引込むことができるさや１６を含む。このナイ
フ１０は又このさやを刃１４を覆うためのその完
全に延びた位置に保持するため及び刃を使用する
ために露出するためさやを自動的に引込めるため
の機構も含む。

この保持及び引込み機構は保持部材２６、解放
部材２８、及び一対の圧縮コイルばね３０を含
む、この保持部材２６は長い棒で、典型的にはプ
ラスチツク又はその他の弾性材料で作られ、一端
に作動ボタン３２を有し、他端が叉に分かれてい
る。この叉に分かれた端は第１叉３４ａと第２叉
３４ｂを含む、各叉は保持肩３６を含み且つ傾斜
面叉は楔３８に終る。

解放部材２８はナイフ刃１４の軸部２２にある
対応する孔４２で受けられる一対の取付スタツド
４０を含む。このようにして、この解放部材はナ
イフ１４とピン１８だけを介して柄に取付けら
れ、それでさや１６はこの解放部材２８によつて
自由に滑動する。この解放部材は又、以下に説明
するように、保持部材２６の楔３８と係合する一
対の傾斜面叉は楔４４（第３図及び４図に最もよ
く示されている）も含む。

各コイルばね３０は解放部材２８の取付スタツ
ド４６上に取付けられている。それで、このコイ
ルばね３０もナイフ１４と支柱１８を介して柄に
固着されている。さや１６はこのばね３０を通り
越して動くことができるが、このさやが柄１２か
ら繰出されるとき、このさや１６の後部に作られ
たフランジ４８が各ばね３０と係合し且つ圧縮す
る（第３Ａ図参照）。

クリツプ部材５０はこのナイフ１０の構成を完
成するために設けられている。このクリツプ部材
５０は柄１２の後開放端に受けられるキヤツプ５
２を含む。このナイフが組立られるときこのキヤ
ツプ５２がフランジ部材５４を保持することによ
つて保持部材２６が柄から脱落するのを防ぐ。次
にこのキヤツプ５２は柄１２の孔５８で受けられ
るスタツド５６によつて所定の位置に保持され
る。このキヤツプ５２はこのナイフを使用者のポ
ケツトに入れて便利に持運びできるようにするク
リツプ６０を含む。

さてナイフの構成を説明したので次に第３図及
び４図を参照してその作用を説明する。第３Ａ図
は保護さや１６をその完全繰出位置にしたナイフ
を示す。コイルばね３０はこのさや１６の後部の
フランジ４８で完全に圧縮され、そしてこのさや
は、第４Ａ図および４Ｂ図を参照して説明するよ
うに、保持部材２６の肩３６によつてその完全繰
出位置に保持される。

このさや１６が保持部材２６から解放される
と、コイルばね３０はこのさやを矢印６２の方向
に柄１２の中に押し込める。さや１６は、第３Ｂ
図に示すように、それが柄１２の中に完全に引込
むまでこの運動を続ける。

ばね３０はさや１６がその引込み位置にあると
きその全距離にわたつて延びるのではないことに
注意すべきである。短いばね３０を使うことによ
つて、さやが完全に延びたとき刃の前まで延びる
このさや１６の長さを締めることができる。これ
はナイフ刃１４の長さに対して柄１２の長さを短
くできるようにする。従来技術の装置での１つの
問題は保護カバーを作動させるために要する機構
がかさばり柄の長さが歯又は他の工具の長さより
はるかに大きくなければならないということであ
つた。これは本発明の構成では一部は短いばね３
０の使用によつて避けた。

さや１６は保持部材２６の歯止め６４でその完
全引込位置に保持される。

次に第４Ａ図及び４Ｂ図を参照して、この保持
機構の作用を詳細に説明する。第４Ａ図で、さや
１６はその後部が叉３４の肩３６で保持されてそ
の繰出位置にある。これらの叉３４はさや１６の
開いた後端の中へ突出し且つばね３０の力によつ
てその位置に保持される。各楔３８の傾斜面は解
放部材２８の対応する傾斜面と係合する。

さて第４Ｂ図を参照すると、叉３４は保持部材
２６の押しボタン３２によつて矢印６６の方向に
前に押しやることができる。叉３４が前に動く
と、楔３８と解放部材２８の対応する傾斜面４４
との相互作用が叉３４を矢印６７の方向に圧縮さ
せる。叉３４が圧縮すると、さや１６は保持肩３
６から解放され且つ、上に説明したように、コイ
ルばね３０によつて柄の中へ押し込まれる。この
さや１６はそこで、第１図に実線で示したよう
に、その完全引込位置をとる。

保護さやをその繰出位置に復帰させるために
は、使用者がこのさやを柄１２から手で引き出
す。さやを十分前に出すと、さやの後部は叉３４
の保持肩３６を通過し、その叉は自由にその開位
置へ戻り、そこでさやが柄１２の中へ戻るのを防
ぐ、さや１６は、長穴２４を適当な大きさにする
ことによつて行き過ぎを防ぐので、柄１２から出
すぎることはないだろう。

ボタン３２はキヤツプ５２のくぼみ７０の中に
受けられている。さやを柄の中に解放するために
は、ボタン３２を完全にくぼみ７０の中へ押込ま
なければならない。それで、このくぼみはさや１
６の偶然の解放を防ぐ安全特性として作用する。
このボタンを平面に対して偶然に押してもボタン
３２を完全に押込むことはない。ボタンを意図的
に押込むことによつてだけ使用者はさや１６を解
放できる。

上記は本発明の例示としてある程度の詳しさで
説明したが、本発明は特定の説明に限定されず添
付の特許請求の範囲によつて定義されることが理
解されるだろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によつて構成されたナイフの等
角投影図で完全に繰出したさやを破線で示す。第
２図はこのナイフの好ましい実施例の全部品を示
す分解図である。第３Ａ図及び３Ｂ図はこのナイ
フの一部破断した側面図で、それぞれさやをその
繰出位置及び引込位置で示す。第４Ａ図及び４Ｂ
図は保持機構の作用を示す詳細図である。 １２…柄、１４…刃、１６…さや、１８…支
柱、２４…長穴、２６…保持部材、２８…解放位
置、３０…コイルばね、３２…ボタン、３４…
叉、３８…傾斜面、４４…傾斜面、６４…歯止
め。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 一端に開口部を有し内部が中空の柄； この柄の開口部に固着された工具； この柄の中空内部に出入り可能に取付けられ、
   工具を覆う繰出し位置と工具を露出する引込位置
   の間を往復運動するさや； このさやが完全に引込められたとき弛緩し且つ
   さやが繰出されたとき圧縮されるようにこのさや
   と工具の間に配置された圧縮弾性部材；及び このさやをその完全繰出し位置に解放可能に保
   持するための装置を含み、それによつてさやが解
   放されたとき、この弾性部材が延び且つさやを柄
   の内部に押し込む、引込式さや付工具。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の工具に於いて、
   さやを解放可能に保持するための装置が； 柄の中に滑動可能に取付けられ且つ工具に近い
   端に二叉を有し、該二叉がさやとそれがその完全
   に繰出した位置にあるときそのさやと係合し且つ
   さやが弾性部材によつて引込められるのを防ぐこ
   とのできる一対の叉を含む、長い保持部材；及び 柄の空洞内に取付けられ、この保持部材が工具
   の方へ押されたときさやを解放するためこれらの
   叉を内側につぼめるための装置を含む引込式さや
   付工具。 ３ 特許請求の範囲第２項記載の工具に於いて、
   その保持部材が工具から遠い端にボタンを含み、
   該ボタンが柄から外に延びて、使用者がこの保持
   部材を工具の方に押してさやを解放するためにこ
   のボタンを押し込むことができる引込式さや付工
   具。 ４ 特許請求の範囲第３項記載の工具に於いて、
   ボタンが柄の中に引込んでいる引込式さや付工
   具。 ５ 特許請求の範囲第２項記載の工具に於いて、
   二叉の各叉が傾斜面で終り、この二叉の叉を内側
   につぼめるための装置が柄の中に固定された一対
   の傾斜面を含み、このつぼめ装置上の該傾斜面が
   叉上の傾斜面と係合して保持部材がつぼめ装置の
   方に押されるとこれらの叉を内側に押し込むよう
   にする引込式さや付工具。 ６ 特許請求の範囲第２項記載の工具であつて、
   更にさやをその引込位置に保持するための装置を
   含む引込式さや付工具。 ７ 特許請求の範囲第６項記載の工具に於いて、
   そのさやを引込位置に保持する装置が保持部材上
   に歯止めを含む引込式さや付工具。 ８ 特許請求の範囲第１項記載の工具に於いて、
   圧縮弾性部材がコイルばねである引込式さや付工
   具。 ９ 特許請求の範囲第８項記載の工具に於いて、
   そのコイルばねが一端で工具に対して固定され且
   つその他端が自由でさやとそれが繰出されたとき
   係合し、該ばねはさやが完全に引込められたとき
   そのさやと係合するに十分な距離には延びない引
   込式さや付工具。 １０ 各端に開口部を備えた内部が中空の長い柄
   １２； 少なくとも１つの支柱１８によつてこの柄の１
   つの開口部に固着され、外周がこの開口部の内壁
   から離間しているナイフ刃１４； ４つの側壁を有し且つ両端が開いている保護さ
   や１２であつて、該さやが一対の対向する側壁に
   長穴２４を有し、その長穴は支柱で受けられてこ
   のさやをナイフ刃が完全に覆われる繰出し位置と
   さやが完全に柄の中に収容される引込位置の間を
   滑動させるさや；及び このさやをその完全繰出位置からその完全引込
   位置まで引込めるための装置を含む安全ナイフ。 １１ 特許請求の範囲第１０項記載の安全ナイフ
   に於いて、さやを引込めるための装置が： さやが繰出されたとき圧縮されるように柄の内
   側に取付けられた圧縮弾性部材；及び このさやをその完全繰出位置に解放可能に保持
   するための装置を含み、それによつてさやが解放
   されたとき、この弾性部材が延び且つさやをその
   引込位置に押し込む安全ナイフ。 １２ 特許請求の範囲第１１項記載の安全ナイフ
   に於いて、さやを解放可能に保持するための装置
   が： 柄の中に滑動可能に取付けられ且つナイフ刃に
   近い一端に二叉を有し、該二叉がさやとそれがそ
   の完全繰出位置にあるとき係合し且つさやを圧縮
   弾性部材の力に抗して保持できる一対の叉３４
   ａ，３４ｂを含む、長い保持部材２６及び 柄の中に取付けられ、この保持部材が刃の方に
   押されたときさやを解放するためこれらの叉を内
   側につぼめるための装置２８を含む安全ナイフ。 １３ 特許請求の範囲第１２項記載の安全ナイフ
   に於いて、その保持部材がナイフ刃から遠い端に
   ボタン３２を含み、該ボタンが柄から外に延び
   て、使用者がこの保持部材をナイフ刃の方に押し
   てさやを解放するためにこのボタンを押し込むこ
   とができる安全ナイフ。 １４ 特許請求の範囲第１３項記載の安全ナイフ
   に於いて、ボタンが柄の中に引込んでいる安全ナ
   イフ。 １５ 特許請求の範囲第１２項記載の安全ナイフ
   に於いて、二叉の各叉が傾斜面３８で終り、この
   二叉の叉を内側につぼめるための装置が柄の中に
   固定された一対の傾斜面４４を含み、このつぼめ
   装置上の該傾斜面が叉上の傾斜面と係合して保持
   部材がつぼめ装置の方に押されるとこれらの叉を
   内側に押し込むようにする安全ナイフ。 １６ 特許請求の範囲第１０項記載の安全ナイフ
   であつて、更にさやをその引込位置に保持するた
   めの装置を含む安全ナイフ。 １７ 特許請求の範囲第１６項記載の安全ナイフ
   に於いて、そのさやを引込位置に保持する装置が
   保持部材上に歯止め６４を含む安全ナイフ。 １８ 特許請求の範囲第１１項記載の安全ナイフ
   に於いて、圧縮弾性部材がコイルばね３０である
   安全ナイフ。 １９ 特許請求の範囲第１８項記載の安全ナイフ
   に於いて、そのコイルばねが一端でナイフ刃に対
   して固定され且つその他端が自由でさやとそれが
   繰出されたとき係合し、該ばねはさやが完全に引
   込められたときそのさやと係合するに十分な距離
   には延びない安全ナイフ。