JPS6232034Y2 - - Google Patents

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JPS6232034Y2
JPS6232034Y2 JP19918884U JP19918884U JPS6232034Y2 JP S6232034 Y2 JPS6232034 Y2 JP S6232034Y2 JP 19918884 U JP19918884 U JP 19918884U JP 19918884 U JP19918884 U JP 19918884U JP S6232034 Y2 JPS6232034 Y2 JP S6232034Y2
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Japan
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needle
container
boss
solution
heat pack
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JP19918884U
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、反復して再使用できるヒートパツク
(かいろ)、殊に過冷却溶液の発熱性結晶化を利用
したヒートパツクの改良に係る。
従来の技術 水性醋酸ナトリウムの過冷却溶液が急激な局部
的圧縮によつて結晶化を開始し、漸次発熱するこ
とを利用してヒートパツク(かいろ)として利用
する技術は、例えば米国特許第4077390号明細書
により公知である。
これは、前記結晶化を開始させるため、溶液に
急激な変形(たとえば急激な局所的押圧)を与え
るためのトリガーを備えている。このトリガーは
上記米国特許ではいくつかのテーパースリツトを
切つた鋼片又は舌片を打抜いた鋼片等であり、又
このトリガーの改良を試みた米国特許第4460546
号明細書では、非鉄金属条片製の皿状部材の中央
平板部を除いた環状部に、極く小さな開口をいく
つかあけたものであつて、上記条片又は皿状部材
を指などで変形させることにより、上記テーパー
スリツト又は開口内の溶液に急激な圧力変化を与
えて結晶化を開始させるものであつた。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記特許製品は時には結晶化するが、
殆ど結晶化しない場合が多い。
本考案者は、その原因につき種々実験研究を重
ねた結果、溶液内の塩が発熱性結晶化を開始する
のは局部的な圧力変化を付与することが要因では
なく、局部的な温度変化を付与することであるこ
とを突き止めた。
すなわち、溶液にその温度とは異なつた刺激を
与え或いは物体を接触させることにより、結晶化
を開始するものであることを発見した。
ところが、前記米国特許のものはいずれも、ト
リガーは前記溶液中に自由状態で封じ込められて
いるので、該トリガーは溶液と殆ど同じ温度にな
つている。したがつて、トリガーを変形させるこ
とにより摩擦熱が発生し、温度変化が生じて結晶
化を開始させる場合も有つたと考えられるが、前
記理由によりその作動が不確実であり、製品価値
が低いといつた欠点があつた。
問題を解決するための手段 本考案は上記に鑑み、実験研究の結果知り得た
資料にもとずき、確実に作動するヒートパツクを
提供せんとするもので、過冷却溶液を内蔵した軟
質材料製容器の一部にボス部を形成し、該ボス部
を介して針状体を上記容器内に挿通するように形
成したことをその要旨とする。
以下本考案を、図面に示す実施例によつて詳細
に説明すると、1はヒートパツク本体で、厚さが
0.1〜3ミリメートル程度の薄い軟質材料、例え
ばゴム,ビニール,ポリエチレンからなる容器2
内に水性醋酸ナトリウムなどの過冷却溶液が水密
的に封入されており、容器2が偏平状態を保持で
きるようその中央部において上下両壁2a,2b
が接着或いは熔着されている。
2c及び2dは、前記容器2の一部の同位置に
おいて、上壁2a及び下壁2bと夫々一体的に形
成したボス部で、上下のボス部2c,2d間には
適当なすきまSを設けられている。
ボス部2c,2dは、第3図に示すような針状
体Nを貫通させることができ、且つ抜取後は前記
貫通孔が塞がり水密性を保持できる材質、たとえ
ば軟質ゴム或いは合成樹脂等で形成されている。
該ボス部2c,2dは、片方2c又は2dだけ
でも本考案の初期の目的を達成できるが、図示の
ように二個対峙した位置に設けておけば、ヒート
パツク本体1の表裏いずれの方向からも操作でき
るし、又針状体Nを差し込んだとき、片方のボス
部が受けとなり、容器2を損傷させない効果があ
る。
作 用 このように構成した本案ヒートパツク1では、
通常は第2図の如く、容器2内に封入された過冷
却溶液3の液圧により、ボス部2c,2d間はす
きまSを以て離れている。
ここで、容器2の上壁2aより針状体Nをボス
部2cに差し込むとその先端がボス部2cを貫通
し、すきまS間にある溶液3に接触する。
しかして過冷却溶液3は、該溶液の温度とは異
なる(通常は低い)針状体Nで刺激され、過冷却
溶液は接触部から発熱性結晶化を開始する。
そしてこの結晶化は溶液全体に及び、この結晶
化による発熱により容器2が発熱体となる。
この結晶化が開始された時点において、針状体
Nを引き抜くが、この時にボス部2cに生じた針
状体Nの貫通孔は閉塞され、容器2内の気密性は
維持される。
発熱による表面温度は約55℃で、被服内に入れ
使用している場合は約3時間持続するが、放熱後
はこれを約3分間煮沸すれば前記結晶が溶解し、
反復して再使用することができる。
実施例 第4図及び第5図は、本考案の他の実施例であ
り、図中4はヒートパツク本体1に組み込まれた
針状体で、硬質プラスチツク或は金属など細く折
れにくい材料が用いられ、その基端に比較的直径
の大きな円板状の頭部4aが形成されている。
前記針状体4は、前記上のボス部2c内に先端
を下のボス部2dに向けて移動可能に、且つ頭部
4aを容器2の上壁2aより突出させて収容され
ており、その頭部4aは容器2と同質の軟質材料
製のカバー5により覆い、該カバー5は周囲を容
器2に水密的に接着又は溶着している。
ここで、第5図のように指Fで前記カバー5を
介して針状体4の頭部4aを強く押すと、上下の
ボス部2c,2dが接触し変形するとともに、針
状体4がボス部2c内を移動し、その先端がボス
部2cを貫通する。しかして、先端はボス部2
c,2d間に介在している前記溶液3と接触し、
前記結晶化を開始させる。
指Fを前記カバー5から離せば、針状体4は上
のボス部2c及びその付近の弾性によつてもとの
第4図の状態に戻り、針状体4は上のボス部2c
内に収容される。
第6図、第7図に示す例は、前記ボス部を前記
容器2の側部に設け、且つ針状体4の戻りをよく
したもので、ボス部2eの外周に雄ねじ2fを形
成しこれに雌ねじ6aを形成した軟質材料製キヤ
ツプ6を螺合するとともに、前記同様ボス部2e
内に収容した針状体4の頭部4aとボス部2eに
形成した凹部2gの間にばね7を配設したもので
ある。
従つて、指Fでキヤツプ6を第7図の如く強く
押すことにより、針状体4はばね7に抗して図で
左に移動してその先端を溶液3内に突出し、前記
結晶化を開始せしめることができる。また、指F
をはなせば針状体4はキヤツプ6とともにばね7
によつて迅速に第7図の位置に戻る。
効 果 本考案ヒートパツクは、過冷却溶液を内蔵した
軟質材料製容器の一部にボス部を形成し、該ボス
部を介して針状体を上記容器内に挿通するように
形成したものであるから、溶液と異る温度の針状
体により確実に強く刺激され、溶液の結晶化が確
実に開始しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ヒートパツクの平面図、第2図は
第1図A−A線断面相当図、第3図、第4図及び
第5図は同拡大図で、第3図及び第5図は作動
後、第4図は作動前を示す図、第6図及び第7図
は更に他の実施例の第4図及び第5図に相当する
断面図を各々示すものである。 1……ヒートパツク、2……容器、2a……上
壁、2b……下壁、2c,2d,2e……ボス
部、2f……雄ねじ、3……過冷却塩溶液、4,
N……針状体、4a……同頭部、5……カバー、
6……キヤツプ、7……ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 過冷却溶液を内蔵した軟質材料製容器の一部
    にボス部を形成し、該ボス部を介して針状体を
    上記容器内に挿通するように形成したことを特
    徴とする再使用できるヒートパツク。 (2) 前記ボス部が、その内部に前記容器内に向け
    移動可能に保持せしめて成る針状体を備えた実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の再使用でき
    るヒートパツク。 (3) 前記ボス部が、その外周にねじ部を備え、こ
    れに軟質材料製キヤツプを螺合せしめるととも
    にその内部に円盤状頭部をもつ針状体がバネに
    より常時は押上げられた状態で配設せしめて成
    る実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載の再使用できるヒートパツク。
JP19918884U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPS6232034Y2 (ja)

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JP19918884U JPS6232034Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JPS61115523U JPS61115523U (ja) 1986-07-21
JPS6232034Y2 true JPS6232034Y2 (ja) 1987-08-17

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