JPS6231353A - 2出力式誘導子形ブラシレス発電機 - Google Patents
2出力式誘導子形ブラシレス発電機Info
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- JPS6231353A JPS6231353A JP16912085A JP16912085A JPS6231353A JP S6231353 A JPS6231353 A JP S6231353A JP 16912085 A JP16912085 A JP 16912085A JP 16912085 A JP16912085 A JP 16912085A JP S6231353 A JPS6231353 A JP S6231353A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は2種の異周波電力を同時に発生し冑る2出力式
誘導子形ブラシレス発電曙に関するものである。
誘導子形ブラシレス発電曙に関するものである。
野外の建設工事現場などにおいては、使用される電気機
器の種類に応じて、しばしば同時に異周波電力が必要と
される。たとえば、照明やグラインダー、水中ポンプ等
の電源としては商用周波電力が必要とされ、コンクリー
ト破砕機や溶接機等の電源としてはより高い周波数の電
力が要求される。このような異周波電力を別個の専用発
電様、たとえばエンジン発電機によって得ることはもち
ろん可能である。しかし、この専用発電線方式には全体
として大形で型組も重く、一般にそれぞれの利用率も低
いので、可搬性を要求される野外用としては適当でない
。
器の種類に応じて、しばしば同時に異周波電力が必要と
される。たとえば、照明やグラインダー、水中ポンプ等
の電源としては商用周波電力が必要とされ、コンクリー
ト破砕機や溶接機等の電源としてはより高い周波数の電
力が要求される。このような異周波電力を別個の専用発
電様、たとえばエンジン発電機によって得ることはもち
ろん可能である。しかし、この専用発電線方式には全体
として大形で型組も重く、一般にそれぞれの利用率も低
いので、可搬性を要求される野外用としては適当でない
。
そこでこのような不都合を回避するために2種の異周波
電力を発生し得る発電様が提案されている。特開昭58
−53373号公報および特開昭60−9354号公報
に記載されている発電機がそれである。
電力を発生し得る発電様が提案されている。特開昭58
−53373号公報および特開昭60−9354号公報
に記載されている発電機がそれである。
特開昭58−53373号公報の発電機においては、界
磁極を主磁極と制御極とに分け、制御極上の制御界磁巻
線を主磁極上の主界磁巻線に対して和動に結線するか差
動に結線するかに従って、2極発電機として商用周波電
力(たとえば50Hz)を発生ずるか6極発電機として
3倍周波(たとえば15011z)i力を発生すること
ができるように構成されている。この発電機は、主界磁
巻線に対でる制御界磁巻線の極性を切換えることにより
、いずれか一種の周波数の電力を選択的に出力するもの
であり、画周波電力を同時に取出寸ことはできない。
磁極を主磁極と制御極とに分け、制御極上の制御界磁巻
線を主磁極上の主界磁巻線に対して和動に結線するか差
動に結線するかに従って、2極発電機として商用周波電
力(たとえば50Hz)を発生ずるか6極発電機として
3倍周波(たとえば15011z)i力を発生すること
ができるように構成されている。この発電機は、主界磁
巻線に対でる制御界磁巻線の極性を切換えることにより
、いずれか一種の周波数の電力を選択的に出力するもの
であり、画周波電力を同時に取出寸ことはできない。
特開昭60−9354号公報の発電機は公知の単鉄心誘
導子形発電機の固定子側に配置されている界磁巻線を回
転子側の誘導子部に巻装し、固定子側に巻装されて低周
波電機子巻線と高周波電機子巻線とから2種の六層波(
たとえば50Hzと3501Izの)出力電圧を取出し
得るようにしたものである。しかし、この発電機の低周
波電圧は同公報の第5図に示されているように比較的大
きな高周波リップルを含んだ歪波形を呈しており、交流
発電機として好ましいものではない。
導子形発電機の固定子側に配置されている界磁巻線を回
転子側の誘導子部に巻装し、固定子側に巻装されて低周
波電機子巻線と高周波電機子巻線とから2種の六層波(
たとえば50Hzと3501Izの)出力電圧を取出し
得るようにしたものである。しかし、この発電機の低周
波電圧は同公報の第5図に示されているように比較的大
きな高周波リップルを含んだ歪波形を呈しており、交流
発電機として好ましいものではない。
ざらに上述の両売電機は回転子側の界磁巻線に固定子側
から界磁電流を供給するためにスリップリングおよびブ
ラシからなる集電部を設けなければならないという共通
の欠点を持っている。いうまでbなく、この種の集電部
は摩耗や故障を生ずるので、しばしば保守・点検の作業
を必要とするが、それは特に現場作業用機器においては
好ましくないことであり、ブラシレス化が強く要望され
るところである。
から界磁電流を供給するためにスリップリングおよびブ
ラシからなる集電部を設けなければならないという共通
の欠点を持っている。いうまでbなく、この種の集電部
は摩耗や故障を生ずるので、しばしば保守・点検の作業
を必要とするが、それは特に現場作業用機器においては
好ましくないことであり、ブラシレス化が強く要望され
るところである。
本発明は上述の事情を考慮してなされたちので、2種の
異周波電力を同時に取出し得る、小形でブラシレスの発
電機を提供することを目的とするものである。
異周波電力を同時に取出し得る、小形でブラシレスの発
電機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、固定子側に構成さ
れた電機子鉄心と、回転子側に構成された凸極界磁鉄心
とを備え、前記電機子鉄心には基本波出力を取出すため
の第1の電機子巻線と特定の高調波出力を取出寸ための
第2の電橢子巻線とが巻装されると共に鉄心内周の一部
に誘導子歯が形成され、前記凸極界磁鉄心には、主磁束
発生用界磁巻線が巻装されると共に、磁極頭面に特定の
高調波を強調するための軸方向に走る凹部と前記誘導子
歯に対応するスロットが形成され、このスロットには励
ta巻線が巻装され、前記励磁巻線から整流器を介して
前記界磁巻線に界11電流を供給するようにしたことを
特徴とする2出力式誘導子形ブラシレス発電磯を提供す
るものである。
れた電機子鉄心と、回転子側に構成された凸極界磁鉄心
とを備え、前記電機子鉄心には基本波出力を取出すため
の第1の電機子巻線と特定の高調波出力を取出寸ための
第2の電橢子巻線とが巻装されると共に鉄心内周の一部
に誘導子歯が形成され、前記凸極界磁鉄心には、主磁束
発生用界磁巻線が巻装されると共に、磁極頭面に特定の
高調波を強調するための軸方向に走る凹部と前記誘導子
歯に対応するスロットが形成され、このスロットには励
ta巻線が巻装され、前記励磁巻線から整流器を介して
前記界磁巻線に界11電流を供給するようにしたことを
特徴とする2出力式誘導子形ブラシレス発電磯を提供す
るものである。
第1図は本発明の一実施例を示すものである。
この実施例は基本周波電圧発生のための極数が2極であ
る場合のものであって、回転界磁形に構成され、固定子
側に電機子鉄心1を、また回転子側に凸極界磁鉄心2を
備えている。電機子鉄心1には基本周波電力発生用の第
1の電機子巻線3と、第3高調波電力発生用の第2の電
機子巻線4a。
る場合のものであって、回転界磁形に構成され、固定子
側に電機子鉄心1を、また回転子側に凸極界磁鉄心2を
備えている。電機子鉄心1には基本周波電力発生用の第
1の電機子巻線3と、第3高調波電力発生用の第2の電
機子巻線4a。
4b、4G(1相分のみ表示)とが巻装されている。第
1の電機子巻線3は巻線ピッチをフルピッチとし、第2
の電機子巻線4a、4b、4cは巻線ピッチを約1/3
ピツチにし、第3高調波に対する巻線係数をフルピッチ
とすれば、この実施例で意図する第3高調波電力のみを
効率的に取出すことができる。界磁鉄心2は軸9上に構
成されており、界磁巻線5を巻装している。また界磁鉄
心2の各磁極頭には周方向中央部に軸方向に走る磁極面
側に開口する凹部8a、 8bが形成されている。この
凹部8a、8bは後述するように第3高調波を積極的に
利用するために、より多くの第3高調波を生じさせるた
めの手段として設けられているものである。さらに電機
子1の内周遊び部分を利用して小ピツチの誘導子歯7を
形成すると共に、これに対応する対向スロットを界磁鉄
心2の磁極頭部に形成し、同スロットに励磁巻線6を巻
装している。凹部8a、8bには、励磁巻線6の交流出
力を整流して界磁巻線5に直流界磁電流を供給するため
の整流器15が非磁性体製、たとえば黄銅製の取付板1
7を介して配設されている。
1の電機子巻線3は巻線ピッチをフルピッチとし、第2
の電機子巻線4a、4b、4cは巻線ピッチを約1/3
ピツチにし、第3高調波に対する巻線係数をフルピッチ
とすれば、この実施例で意図する第3高調波電力のみを
効率的に取出すことができる。界磁鉄心2は軸9上に構
成されており、界磁巻線5を巻装している。また界磁鉄
心2の各磁極頭には周方向中央部に軸方向に走る磁極面
側に開口する凹部8a、 8bが形成されている。この
凹部8a、8bは後述するように第3高調波を積極的に
利用するために、より多くの第3高調波を生じさせるた
めの手段として設けられているものである。さらに電機
子1の内周遊び部分を利用して小ピツチの誘導子歯7を
形成すると共に、これに対応する対向スロットを界磁鉄
心2の磁極頭部に形成し、同スロットに励磁巻線6を巻
装している。凹部8a、8bには、励磁巻線6の交流出
力を整流して界磁巻線5に直流界磁電流を供給するため
の整流器15が非磁性体製、たとえば黄銅製の取付板1
7を介して配設されている。
取付板17には、第2図に示寸ように整流器15のほか
に、必要に応じて設けられるサージアブソーバ18など
も取付けて電気部品ユニット16として構成しておく。
に、必要に応じて設けられるサージアブソーバ18など
も取付けて電気部品ユニット16として構成しておく。
この電気部品ユニット16を凹部8a、8bに配置する
場合、電気部品ユニット16に軸方向の力が加わること
はほとんどなく、主として、回転に伴う遠心力を考慮し
て配設すればよく、図示のごとく整流器15を内周側に
し、取付板17を界磁鉄心2に形成した圧入部に圧入す
る程度で実用上十分である。このように、ユニット16
を凹部8a、abに配置することにより電機の軸方向寸
法を大ぎくしたりすることなく構成できる。
場合、電気部品ユニット16に軸方向の力が加わること
はほとんどなく、主として、回転に伴う遠心力を考慮し
て配設すればよく、図示のごとく整流器15を内周側に
し、取付板17を界磁鉄心2に形成した圧入部に圧入す
る程度で実用上十分である。このように、ユニット16
を凹部8a、abに配置することにより電機の軸方向寸
法を大ぎくしたりすることなく構成できる。
第3図は、第1図の発電機における各種巻線等の結線構
成を示すものである。固定子側においては、電機子鉄心
1に巻装された第1の電機子巻線3が第1の出力端子U
、■に接続され、第2の電機子巻線4(第1図における
電芸子巻線4a。
成を示すものである。固定子側においては、電機子鉄心
1に巻装された第1の電機子巻線3が第1の出力端子U
、■に接続され、第2の電機子巻線4(第1図における
電芸子巻線4a。
4b、4Gの総称)が整流器10および平滑リアクトル
11を介して第2の出力端子P、Nに接続されている。
11を介して第2の出力端子P、Nに接続されている。
回転子側においては、界磁鉄心2に巻装された励磁巻線
6が整流器15の交流入力端子に接続され、界磁巻線5
が同整流器15の直流出力端子に接続されている。第2
図に示したサージアブソーバ18は、電機子巻線3,4
に接続される0荷の鴻所時などに界1a巻線5に過渡的
に誘起する過電圧から整流器15を保護するために、界
磁巻線5に並列に接続される。なお、発電機始動に際し
て自励による初期電圧確立のための十分な残留磁束が得
られないときのために、出力端子U、V間に、直流電源
12、押しボタンスイッチ13、および限流抵抗14か
らなる初期励磁回路を接続しておけば、十分な残留磁束
が無いときでも電圧を確立させることができる。
6が整流器15の交流入力端子に接続され、界磁巻線5
が同整流器15の直流出力端子に接続されている。第2
図に示したサージアブソーバ18は、電機子巻線3,4
に接続される0荷の鴻所時などに界1a巻線5に過渡的
に誘起する過電圧から整流器15を保護するために、界
磁巻線5に並列に接続される。なお、発電機始動に際し
て自励による初期電圧確立のための十分な残留磁束が得
られないときのために、出力端子U、V間に、直流電源
12、押しボタンスイッチ13、および限流抵抗14か
らなる初期励磁回路を接続しておけば、十分な残留磁束
が無いときでも電圧を確立させることができる。
以上のように構成された発電機を定格速度で駆動すると
界磁鉄心2の磁極が電機子鉄心1の誘導子m7の部分を
通過するとき、界磁鉄心2の残留磁束に基づいて生ずる
励磁巻線6の鎖交磁束に変化を生じ、その磁束変化によ
り励磁巻線6にわずかな電圧が誘導される。この誘導電
圧は整流器15により直流に変換され、界磁巻線5に界
磁電流を供給させる。この界磁電流により界磁鉄心2の
界磁磁束が少し強められ、これが原因となって励磁巻線
6の誘起電圧が増大し、以下、周知の自動立上がり過程
を経て電機子巻線3.4の誘起電圧も漸増し、所定の電
圧が確立する。始動時に十分な残留磁束が得られない場
合は押しボタンスイッチ13を暫時間じることにより電
機子巻線3を直流励磁し、固定子側から初期磁束を供給
してやればよい。
界磁鉄心2の磁極が電機子鉄心1の誘導子m7の部分を
通過するとき、界磁鉄心2の残留磁束に基づいて生ずる
励磁巻線6の鎖交磁束に変化を生じ、その磁束変化によ
り励磁巻線6にわずかな電圧が誘導される。この誘導電
圧は整流器15により直流に変換され、界磁巻線5に界
磁電流を供給させる。この界磁電流により界磁鉄心2の
界磁磁束が少し強められ、これが原因となって励磁巻線
6の誘起電圧が増大し、以下、周知の自動立上がり過程
を経て電機子巻線3.4の誘起電圧も漸増し、所定の電
圧が確立する。始動時に十分な残留磁束が得られない場
合は押しボタンスイッチ13を暫時間じることにより電
機子巻線3を直流励磁し、固定子側から初期磁束を供給
してやればよい。
この発電機は、第4図に主磁束φ。とじて示すにうにへ
点で示す無負荷時に磁気回路が十分飽和するように設計
され、そのため励磁巻線6に鎖交する磁束φ5の変化分
(1なわち電圧発生に寄与する有効分)φ6は第5図に
φ1で示すように相対的に小さい値となっている。負荷
を増やして行くと、第6図に示すように電機子反作用磁
束φ8が主磁束φ。と差動に発生し、そのため励磁巻線
6の鎖交磁束φ5が第5図に変化0幅φ2で示ずように
磁気飽和の影響が軽減されるため極大rfi (飽和値
)が少ししか減少しないのに極小値が相対的に大きく低
下し、その結果φ2〉φ1となる。これにより励磁巻線
6の誘起電圧は第4図のB点の磁束変化分の値φ2に相
当する電圧値に上昇し、界磁巻線5に流す界磁電流を増
大さけ、電機子巻線3.4の端子電圧を負荷にかかわり
なく一定に保つように作用する。
点で示す無負荷時に磁気回路が十分飽和するように設計
され、そのため励磁巻線6に鎖交する磁束φ5の変化分
(1なわち電圧発生に寄与する有効分)φ6は第5図に
φ1で示すように相対的に小さい値となっている。負荷
を増やして行くと、第6図に示すように電機子反作用磁
束φ8が主磁束φ。と差動に発生し、そのため励磁巻線
6の鎖交磁束φ5が第5図に変化0幅φ2で示ずように
磁気飽和の影響が軽減されるため極大rfi (飽和値
)が少ししか減少しないのに極小値が相対的に大きく低
下し、その結果φ2〉φ1となる。これにより励磁巻線
6の誘起電圧は第4図のB点の磁束変化分の値φ2に相
当する電圧値に上昇し、界磁巻線5に流す界磁電流を増
大さけ、電機子巻線3.4の端子電圧を負荷にかかわり
なく一定に保つように作用する。
すでに述べたように第2の電機子巻線4は第3高調波電
力を積極的に取出すための巻線である。
力を積極的に取出すための巻線である。
界磁鉄心2に設けた凹部8a、8bは第3高調波成分を
積極的に大きくするための手段として設りられている。
積極的に大きくするための手段として設りられている。
凹部8a、8bを設けていない通當の発電機の場合の空
隙磁束の第3高調波成分を第7図に実線で示す基本波7
0に対して破線73のようであるとすると、本発明に従
って凹部8a。
隙磁束の第3高調波成分を第7図に実線で示す基本波7
0に対して破線73のようであるとすると、本発明に従
って凹部8a。
8bを設けることにより実線72で示すように第3高調
波酸分が増大する。一方、電機子巻線48〜4Cの巻線
ピッチを約1/3とし、第3高調波に対する巻線係数を
フルピッチとすることにより第3高調波電力を効果的に
取出すことができる訳である。なお、その場合、第3高
調波の影響により主磁束φ。が破線71で示すように多
少歪むことになるが、電機子巻線3の誘起電圧波形はそ
の巻線係数の選び方により相当程度まで改善することが
できる。
波酸分が増大する。一方、電機子巻線48〜4Cの巻線
ピッチを約1/3とし、第3高調波に対する巻線係数を
フルピッチとすることにより第3高調波電力を効果的に
取出すことができる訳である。なお、その場合、第3高
調波の影響により主磁束φ。が破線71で示すように多
少歪むことになるが、電機子巻線3の誘起電圧波形はそ
の巻線係数の選び方により相当程度まで改善することが
できる。
次に、発電機をエンジンで駆動するとして、その負荷特
性について言及する。エンジンの出力Pに対する速度N
の特性は第8図に破線曲線81で示すJ:うに若干の垂
下特性傾向をもちながらもほぼ定速特性であるが、強い
て言えば軽負荷時づ゛なわら低出力域で比較的大ぎく変
化する。そこで、無負荷時に最大出力(たとえば定格出
力の1.2倍)時の励磁電流を流すようにすれば、発電
機が無負荷時でもエンジンは軽負荷を負っている状態と
なって無負荷回転速度がN。からΔNだけ低下してNa
になり、実質的な速度特性を実線曲線82で示すように
し、速度変動幅をN1からN2(N2 <N1)へとよ
り小さな値に抑え、結果的に総合電圧変動率を小さくす
ることができる。
性について言及する。エンジンの出力Pに対する速度N
の特性は第8図に破線曲線81で示すJ:うに若干の垂
下特性傾向をもちながらもほぼ定速特性であるが、強い
て言えば軽負荷時づ゛なわら低出力域で比較的大ぎく変
化する。そこで、無負荷時に最大出力(たとえば定格出
力の1.2倍)時の励磁電流を流すようにすれば、発電
機が無負荷時でもエンジンは軽負荷を負っている状態と
なって無負荷回転速度がN。からΔNだけ低下してNa
になり、実質的な速度特性を実線曲線82で示すように
し、速度変動幅をN1からN2(N2 <N1)へとよ
り小さな値に抑え、結果的に総合電圧変動率を小さくす
ることができる。
電機子巻線3から導出された出力端子U、■には商用周
波負荷、たとえばランプやグラインダー、ポンプなどを
接続し、電機子巻線4から導出された出力端子P、Nに
は溶接ケーブルを接続して、両者を同時に用いることが
できる。なお、電機子巻線4の高周波出力はこれを整流
せずに直接、たとえばコンクリート破砕機を駆動するた
めの電源として用いることもできる。画周波電力は合み
1出力が所定値以内であればよく、その分担比が制限さ
れることはない。
波負荷、たとえばランプやグラインダー、ポンプなどを
接続し、電機子巻線4から導出された出力端子P、Nに
は溶接ケーブルを接続して、両者を同時に用いることが
できる。なお、電機子巻線4の高周波出力はこれを整流
せずに直接、たとえばコンクリート破砕機を駆動するた
めの電源として用いることもできる。画周波電力は合み
1出力が所定値以内であればよく、その分担比が制限さ
れることはない。
上述の実施例では2極機の場合について説明したが、本
発明はそれに限られることはなく、4極以上の極数を有
するものにも適用可能である。さらに高調波電圧も第3
高調波に限られることはなく、第2の電機子巻線の巻線
ピッチを115゜1/7・・・などとすることにより第
5.第7・・・高調波電力を取出すようにすることもで
きる。また、第1の電機子巻線を単相以外に構成し得る
ことはもちろんである。
発明はそれに限られることはなく、4極以上の極数を有
するものにも適用可能である。さらに高調波電圧も第3
高調波に限られることはなく、第2の電機子巻線の巻線
ピッチを115゜1/7・・・などとすることにより第
5.第7・・・高調波電力を取出すようにすることもで
きる。また、第1の電機子巻線を単相以外に構成し得る
ことはもちろんである。
以上述べたように本発明によれば、固定電機子側に基本
波出力を取出すための第1の電機子巻線と高調波出力を
取出すための第2の電機子巻線と誘導子歯とを設け、回
転界磁極類には界磁巻線のほかに高調波強調用の凹部を
設けると共に前記誘導子歯と協働して励磁出力を得るた
めの励磁巻線を設け、この励磁巻線から回転子に組込ん
だ整流器を介して集電機構なしに界磁巻線に界磁電流を
供給することにより、異周波電ノjを同時に、かつ小さ
な電圧変動率のbとで取出すことの可能な小形の2出力
式誘導子形ブラシレス発電機を提供することができる。
波出力を取出すための第1の電機子巻線と高調波出力を
取出すための第2の電機子巻線と誘導子歯とを設け、回
転界磁極類には界磁巻線のほかに高調波強調用の凹部を
設けると共に前記誘導子歯と協働して励磁出力を得るた
めの励磁巻線を設け、この励磁巻線から回転子に組込ん
だ整流器を介して集電機構なしに界磁巻線に界磁電流を
供給することにより、異周波電ノjを同時に、かつ小さ
な電圧変動率のbとで取出すことの可能な小形の2出力
式誘導子形ブラシレス発電機を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す横断面図、第2図は第
1図における電気部品ユニツ1〜の平面図、第3図は第
1図の発電機の開巻線の結線図、第4図は同発電機の界
磁巻線および励磁巻線の磁気特性図、第5図は励磁巻線
に作用する磁束の説明図、第6図は励磁巻線に対する電
機子反作用磁束の説明図、第7図は本発明の一実施例に
おける基本波と高調波の関係を示す説明図、第8図はエ
ンジン駆動の場合の出力対速度特性図である。 1・・・電機子鉄心、2・・・凸極界磁鉄心、3・・・
第1の電機子巻線、4 :4a、4b、4c・・・第2
の電機子巻線、5・・・界磁巻線、6・・・励磁巻線、
7・・・誘導子歯、8a、8b・・・凹部、15・・・
整流器。 出願人代理人 佐 藤 −雄 第1図 第6図 第8図
1図における電気部品ユニツ1〜の平面図、第3図は第
1図の発電機の開巻線の結線図、第4図は同発電機の界
磁巻線および励磁巻線の磁気特性図、第5図は励磁巻線
に作用する磁束の説明図、第6図は励磁巻線に対する電
機子反作用磁束の説明図、第7図は本発明の一実施例に
おける基本波と高調波の関係を示す説明図、第8図はエ
ンジン駆動の場合の出力対速度特性図である。 1・・・電機子鉄心、2・・・凸極界磁鉄心、3・・・
第1の電機子巻線、4 :4a、4b、4c・・・第2
の電機子巻線、5・・・界磁巻線、6・・・励磁巻線、
7・・・誘導子歯、8a、8b・・・凹部、15・・・
整流器。 出願人代理人 佐 藤 −雄 第1図 第6図 第8図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 固定子側に構成された電機子鉄心と、回転子側に構成さ
れた凸極界磁鉄心とを備え、 前記電機子鉄心には基本波出力を取出すための第1の電
機子巻線と特定の高調波出力を取出すための第2の電機
子巻線とが巻装されると共に鉄心内周の一部に誘導子歯
が形成され、 前記凸極界磁鉄心には、主磁束発生用界磁巻線が巻装さ
れると共に、磁極頭面に前記特定の高調波を強調するた
めの軸方向に走る凹部と前記誘導子歯に対応するスロッ
トが形成され、このスロットには励磁巻線が巻装され、 前記励磁巻線から整流器を介して前記界磁巻線に界磁電
流を供給するようにしたことを特徴とする2出力式誘導
子形ブラシレス発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16912085A JPH0815379B2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 2出力式誘導子形ブラシレス発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16912085A JPH0815379B2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 2出力式誘導子形ブラシレス発電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6231353A true JPS6231353A (ja) | 1987-02-10 |
JPH0815379B2 JPH0815379B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=15880661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16912085A Expired - Fee Related JPH0815379B2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 | 2出力式誘導子形ブラシレス発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815379B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2691304A1 (fr) * | 1992-05-13 | 1993-11-19 | Naito Kinshiro | Dispositif à moteur synchrone et machine synchrone. |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6982503B2 (ja) * | 2018-01-15 | 2021-12-17 | 株式会社やまびこ | エンジン駆動作業機 |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP16912085A patent/JPH0815379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2691304A1 (fr) * | 1992-05-13 | 1993-11-19 | Naito Kinshiro | Dispositif à moteur synchrone et machine synchrone. |
NL9300832A (nl) * | 1992-05-13 | 1993-12-01 | Kinshiro Naito | Synchrone machine. |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0815379B2 (ja) | 1996-02-14 |
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