JPS623114B2 - - Google Patents

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JPS623114B2
JPS623114B2 JP8319777A JP8319777A JPS623114B2 JP S623114 B2 JPS623114 B2 JP S623114B2 JP 8319777 A JP8319777 A JP 8319777A JP 8319777 A JP8319777 A JP 8319777A JP S623114 B2 JPS623114 B2 JP S623114B2
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JP
Japan
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parts
calcium
silicate
water
metal
Prior art date
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Expired
Application number
JP8319777A
Other languages
Japanese (ja)
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JPS5418485A (en
Inventor
Tatsuo Fukushima
Shuichi Kutsuma
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
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Publication of JPS5418485A publication Critical patent/JPS5418485A/en
Publication of JPS623114B2 publication Critical patent/JPS623114B2/ja
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  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貯蔵安定性が優れ、可使時間(pot
life)が長く、しかも耐水性、耐候性などがすぐ
れた無機質被覆組成物に関するものである。 従来の無機質被覆組成物はバインダーとしてケ
イ酸塩水溶液を、硬化剤としてリン酸またはリン
酸塩などを用いて構成されたものが一般的であ
る。 しかしながら、これらの従来の無機質被覆組成
物において、ケイ酸塩水溶液と硬化剤との反応性
が強いためにこれらの両者を混合した場合可使時
間が著しく短かく実用的でない。また可使時間を
長くするために硬化剤の使用量を少なくすると硬
化させた被膜の性能が著しく劣化するので好まし
くない。さらに、これらの欠陥を改良するために
まずケイ酸塩水溶液を塗布しておき、そのうえに
硬化剤を塗布して硬化させる方法があるが、この
場合塗装工程が複雑になるので実用上不利であ
る。さらに、これらの従来の無機質被覆組成物の
硬化被膜は耐水性、耐候性が劣るという欠陥も有
している。 本発明者らは、上述した欠陥を除去し、高度の
耐水性を有し、表面硬度が大で、耐薬品性、耐候
性にすぐれ、無機物であるために不燃性で有毒ガ
スの発生がなく、加うるに組成物の貯蔵安定性が
優れ、かつ塗装作業性が容易である無機質被覆組
成物を得るために鋭意研究の結果、本発明に到達
したものである。 すなわち、本発明は、一般式M2O.XSiO2(式
中Mはアルカリ金属またはN(CH2OH)4、N
(C2H4OH)4、N(C2H4OH)3、C(NH22NHを表
わし、Xは0.5以上の正数)で表わされる水溶性
珪酸塩及び/又は該水溶性珪酸塩をカルシウム又
はマグネシウム金属の弗化物もしくはジルコニウ
ム又はバナジウム金属の酸化物で変性した変性物
100重量部に、周期律表第A族のアルカリ金属
又はカルシウム金属の水酸化物及び/又はカルシ
ウム金属の酸化物と縮合リン酸塩及び/又はリン
酸塩との反応生成物20〜100重量部を含有するこ
とを特徴とする無機質被覆組成物に関するもので
ある。 本発明において使用するM2O・XSiO2なる水溶
性珪酸塩の水溶液は、周期律表第A族に属する
アルカリ金属と珪酸とからなるアルカリ金属珪酸
塩、第4級アミンもしくは第3級アミンと珪酸と
からなるアミン珪酸塩、およびグアニジンと珪酸
とからなるグアニジン珪酸塩などの水溶液があ
る。具体的には、アルカリ金属珪酸塩としては珪
酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸リチウムなど
があり、第4級アミン珪酸塩としては珪酸テトラ
メタノールアンモニウム、珪酸テトラエタノール
アンモニウム、第3級アンモニウム珪酸塩として
は珪酸トリエタノールアンモニウムなどがあげら
れる。この水溶性珪酸塩の水溶液にはコロイダル
シリカを混合してもよい。 本発明における変性水溶性珪酸塩は、上記水溶
性珪酸塩を、弗化カルシウム、珪弗化マグネシウ
ムなどのカルシウム又はマグネシウム金属の弗化
物もしくはジルコニウム又はバナジウム金属の酸
化物で変性してなるものである。 これらの変性水溶性珪酸塩は、上記水溶性珪酸
塩水溶液の1種または2種以上の混合物と、上記
の弗化物、酸化物から選ばれた1種または2種以
上の混合物(変性剤)とを、通常の合成反応釜で
常温または加熱撹拌させて反応させることにより
得られる。加熱撹拌の場合、常圧では約50〜100
℃で約1〜72時間程度の反応時間が望ましい。オ
ートクレーブのような耐圧反応装置を用い、反応
温度を100℃以上に上げるとさらに短時間で反応
を終了させることも可能である。水溶性珪酸塩と
上記変性剤の混合比(重量比)は水溶性珪酸塩の
固形分100重量部(以下、部とする)に対し、変
性剤0.1〜30部、望ましくは0.5〜20部の範囲が適
当である。 本発明では以下のようにして得られた変性水溶
性珪酸塩の水溶液は未変性水溶性珪酸塩の水溶液
に比べて、耐水性、耐候性などにおいてよりすぐ
れた性能を有する無機質組成物を提供する。すな
わち、未変性水溶性珪酸塩の水溶液をバインダー
として用いた無機質被覆組成物でも充分な耐久性
と有する被膜を形成するが、変性水溶性珪酸塩を
バインダーとした場合は、一層耐久性に富んだ塗
膜が得られる。 また本発明において用いる硬化剤成分は、周期
律表第A族およびカルシウム金属の水酸化物お
よび(または)酸化物と縮合リン酸塩および(ま
たは)リン酸塩との反応生成物からなるものであ
り、ここで用いられる周期律表第A族およびカ
ルシウム金属の水酸化物としては、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウムなどがあげられ、酸化物としては、酸
化カルシウムがあげられる。 また、リン酸塩としては、たとえば、アルミニ
ウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、珪素、
チタン、マンガン、ジルコニウムなどの各々のオ
ルトリン酸塩、ポリリン酸塩、メタリン酸塩、ウ
ルトラリン酸塩などが使用できる。また、縮合リ
ン酸塩としては、アルミニウム、カルシウム、マ
グネシウム、マンガン、亜鉛などの第1リン酸塩
および第2リン酸塩から選ばれた1種または2種
以上の混合物を、周期律表第〜族に属する金
属の水酸化物または塩類および/または金属複合
酸化物で中和させた後、乾燥または焼成して得ら
れる縮合リン酸塩などがあげられる。上記の中和
した縮合リン酸塩を得るために使用される周期律
表第〜族に属する金属の水酸化物としては、
たとえば水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水
酸化アルミニウム、水酸化チタンなどがあげら
れ、塩類としては塩化アルミニウム、弗化アルミ
ニウム、硫酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、硝酸アルミニウムなどの金属のハ
ロゲン化物、硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩などがあげ
られる。金属の複合酸化物としては、マグネシウ
ム、カルシウム、亜鉛などの周期律表第族の金
属酸化物、水酸化物、炭酸塩などの金属化合物と
ケイ素、チタン、ジルコニウム、ホウ素、アルミ
ニウムの酸化物、水酸化物、炭酸塩との混合物を
約500〜約1200℃で焼成したものを使用する。(本
発明では、これらのリン酸塩および縮合リン酸塩
をリン系化合物と称する。) 本発明において使用できる硬化剤成分は、上記
リン系化合物とリチウム、ナトリウム、カリウム
などの周期律表第A族に属する金属の水酸化物
および/またはカルシウム金属の水酸化物およ
び/もしくは酸化物とを反応させるのであるが、
この反応は両者を水性媒体中において常温で混合
するだけでよい。また、この反応はボールミル、
コロイドミル、サンドミル、アトライターなどの
混合分散器を用いて粉砕、混合しながら行なつて
もよい。反応を短時間で終了せしめる必要がある
場合は加熱してもさしつかえない。この反応にお
いてリン系化合物と金属水酸化物との構成比率
は、使用目的によつて異なるが、反応せしめた後
の生成物の水溶液のPHが5〜10.5の範囲、望まし
くは6〜9.5の範囲になるように配合せしめる必
要がある。PHが5より低いか、10.5より高いと、
リン系化合物の加水分解が著しくなり、貯蔵安定
性が低下するので好ましくない。また、これら両
者の構成比率を量的に示せば、リン系化合物100
重量部に対して、金属水酸化物0.01〜1.0グラム
当量の範囲になるよう配合する必要がある。これ
らの水分散体の濃度は10重量%以上で、取り扱い
上の便宜的な面を考慮すると30〜70重量%である
ことが特に望ましい。 本発明の無機質被覆組成物において、バインダ
ーと前述した金属水酸化物とリン系化合物との反
応生成物との配合割合は固型分で前者100重量部
に対して、後者20〜100重量部の割合で使用す
る。顔料、充填剤、添加剤は塗料工業分野におい
て、通常用いられている着色顔料、充填剤、添加
剤でよい。 従来、珪酸塩系無機質被覆組成物として、水溶
性珪酸塩と縮合リン酸塩との反応生成物を硬化剤
とする方法があるが、この方法では、硬化剤の水
分散液は、貯蔵中に径時変化し、100μ以上の粒
径をもつた粗粒子が生成する。これは、貯蔵中の
硬化剤分散液において、リン系化合物から溶解し
てくるリン酸および金属イオンによつて、水溶性
珪酸塩に含まれるシリカイオンの凝集がさらに進
む為と考えられる。従つて、いわゆる硬化剤分散
液の貯蔵安定性は十分とはいえなかつた。 本発明において適用する硬化剤成分は前述した
ごとくによつて得られるが、硬化剤成分を得るた
めの反応系においてリン系化合物が金属水酸化物
によつて中和されることにより、リン酸塩の緩衝
作用が働き、水素イオン濃度がほぼ一定に保たれ
るため、リン系化合物の加水分解が防止される。
また、若干のPH低下によつても凝集する成分がな
いため、本発明において得られる硬化剤成分の分
散液の安定性は著しく向上し、そのため、バイン
ダーと混合して得られる無機質組成物の可使時間
をきわめて長くなる。 本発明によつて得られた組成物は被覆材料とし
て有効であり、その塗装方法は通常の方法、たと
えば、スプレー塗装、刷毛塗り、ローラーコート
塗装などを利用できる。また、被膜形成は、加熱
によつて被膜を硬化させる場合は、150〜300℃の
範囲の温度で焼付けると硬化する。 本発明の組成物は、アスベストセメント、コン
クリート、モルタル、ケイ酸カルシウム板、石コ
ウボード、その他の無機質建材、金属、ガラスな
どへ適用することができる。 本発明の組成物は耐水性、耐候性が優れ、かつ
硬化剤分散液の貯蔵安定性が優れ、無機質組成物
の可使時間も長いため、従来の無機質組成物に比
べ、取り扱いが容易になるので、工業的に幅広い
利用性を持つものである。 次に本発明の内容をさらに具体化するために、
製造例、実施例をもつて説明する。 なお以下の説明において部、%とあるは重量部
重量%を示す。 バインダーの製造例 製造例 1 珪酸テトラエタノールアンモニウム20%水溶液
10部、珪酸リチウム(モル比4.8)の20%水溶液
10部、反応釜中に珪酸ナトリウム(モル比3.2)
の40%水溶液100部、五酸化バナジウム0.5部、フ
ツ化カルシウム1部および酸化ジルコニウム1部
を混合し、撹拌しながら100℃で10時間反応させ
て得たバインダー80部を配合し、バインダーを
得た。 製造例 2 反応釜中に珪酸ナトリウム(モル比2.5)の40
%水溶液70部と珪酸カリウム(モル比3.5)の40
%水溶液30部と珪弗化マグネシウム2部、酸化亜
鉛1部と水20部とを混合し、撹拌しながら、60℃
で24時間反応させてバインダーを得た。 実施例 1 酸化亜鉛30部、酸化チタン20部の割合で混合
し、1200℃で1時間焼成して得たチタン酸亜鉛60
部を第1リン酸アルミニウムの50%水溶液110
部、第1リン酸マグネシウム粉末45部の混合物に
加え、よく撹拌し、さらに珪石粉20部を添加して
撹拌後、均熱乾燥機で250℃、3時間、焼成して
得られた縮合リン酸塩26.5部、オルソリン酸アル
ミニウム3.5部、水酸化リチウム1.8部、酸化カル
シウム1.2部、酸化クロム20部、クレー3部、ソ
ジウムオクチルスルホサクシネート0.2部、水80
部をペブルミルに仕込み、24時間を要して混合、
反応、分散(フアイネスゲージで30μ以下)させ
て緑色に着色された硬化剤成分の水分散液を得
た。このものを30℃で90日貯蔵したのち、このも
の100部をバインダー100部と混合させて、得ら
れた無機質組成物をスレート板にスプレーで膜厚
40μに塗装し、260℃で15分間加熱し硬化せしめ
た。得られた塗膜の性能試験結果は表1に示す。 実施例 2 酸化カルシウム60部、シリカ粉末40部の割合で
混合し、1200℃で4時間焼成して得られた珪酸カ
ルシウム50部、炭酸マグネシウム50部を第1リン
酸アルミニウムの50%水溶液150部とピロリン酸
カルシウム20部および第1リン酸亜鉛30部からな
るリン酸塩に加えて、よく混合撹拌を行なつた。
さらにシリカ微粉末10部および水100部を添加し
て充分に混練を行なつた。このものを400℃で5
時間焼成し、縮合リン酸塩を得た。つぎにこの縮
合リン酸塩35部、リン酸亜鉛5部、ケイ酸アルミ
ニウム2部、ピロリン酸ソーダ0.2部、水酸化ナ
トリウム8.5部、酸化チタン20部、水45部をペブ
ルミルに仕込み10時間を要して、混合、反応、分
散(フアイネスゲージで30μ以下)させて白色に
着色された硬化剤成分の水分散体を得た。ここの
ものを40℃で30日貯蔵したのち、このもの100部
をバインダー250部と混合させて、得られた無
機質組成物をスレート板にスプレー塗装し、200
℃で30分間加熱し硬化せしめた。得られた塗膜の
性能試験結果は表1に示す。 比較例 1 実施例1で得られた縮合リン酸塩26.5部、オル
ソリン酸アルミニウム3.5部、酸化クロム20部、
クレー3部、ソジウムオクチルスルホサクシネー
ト0.2部、水80部をペブルミルに仕込み、30μ以
下に分散させた。 このものを30℃で90日貯蔵したのち、このもの
100部をバインダー100部と混合させて、得られ
た無機質組成物をスレート板にスプレーで膜厚40
μになるよう塗装し、260℃で15分間加熱し硬化
せしめた。 比較例 2 実施例1で得られた縮合リン酸塩26.5部、オル
ソリン酸アルミニウム3.5部、ケイ酸カリウム
(モル比3.5)の40%水溶液10部、酸化クロム20
部、クレー3部、ソジウムオクチルスルホサクシ
ネート0.2部、水80部をペブルミルに仕込み、30
μ以下に分散させた。このものを30℃で90日間、
貯蔵したのちこのもの100部をバインダー100部
と混合させて得られた無機質組成物をスレート板
にスプレーで膜厚40μになるよう塗装し、260℃
で15分間加熱し硬化せしめた。 比較例 3 ケイ酸カリウム(モル比3.5)の30%水溶液50
部と酸化チタン20部とリン酸0.3部と水酸化アル
ミニウム5部、酸化亜鉛5部、水20部をペブルミ
ルで分散し、無機質組成物とした。このものをス
レート板にスプレーで膜厚40μになるよう塗装
し、260℃で15分間加熱し硬化せしめた。 なお試験方法は以下の方法によつて行なつた。 (1) 可使時間 無機質組成物を製造直後、250mlのポリエチ
レン製のポリビンに200mlにとり密閉して20℃
で貯蔵して、流動性がなくなるまでの時間を調
べた。 (2) 塗膜の外観 硬化した塗膜の平滑性、クラツチを肉眼で観
察した。 (3) 耐水性 20℃の上水中に500時間浸漬したのち、塗膜
の状態を観察した。 (4) 耐煮沸水性 100℃の沸とうした上水中に3時間浸漬した
のち塗膜の状態を観察した。 (5) 促進耐候性 ウエザオメーター(サンシヤインカーボン)
を使用した。試験条件はJIS法に従つた。(試験
時間は500時間) 【表】
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention has excellent storage stability and pot life.
The present invention relates to an inorganic coating composition with a long life and excellent water resistance and weather resistance. Conventional inorganic coating compositions are generally composed of an aqueous silicate solution as a binder and phosphoric acid or a phosphate salt as a hardening agent. However, in these conventional inorganic coating compositions, since the silicate aqueous solution and the curing agent have strong reactivity, when the two are mixed, the pot life is extremely short, making it impractical. Furthermore, if the amount of curing agent used is reduced in order to extend the pot life, the performance of the cured film will be significantly deteriorated, which is not preferable. Furthermore, in order to improve these defects, there is a method of first applying a silicate aqueous solution and then applying a hardening agent thereon and curing it, but this method complicates the painting process and is disadvantageous in practice. Furthermore, the cured films of these conventional inorganic coating compositions also have the defect of poor water resistance and weather resistance. The present inventors have removed the above-mentioned defects, and have achieved a high degree of water resistance, high surface hardness, excellent chemical resistance and weather resistance, and because it is an inorganic material, it is nonflammable and does not generate toxic gas. The present invention was arrived at as a result of intensive research to obtain an inorganic coating composition which, in addition, has excellent storage stability and is easy to work with. That is, the present invention provides a compound having the general formula M 2 O.XSiO 2 (where M is an alkali metal or N(CH 2 OH) 4 , N
(C 2 H 4 OH) 4 , N(C 2 H 4 OH) 3 , C(NH 2 ) 2 NH, where X is a positive number of 0.5 or more) and/or the water-soluble silicate A modified product obtained by modifying a silicate with a calcium or magnesium metal fluoride or a zirconium or vanadium metal oxide
To 100 parts by weight, 20 to 100 parts by weight of a reaction product of an alkali metal of Group A of the Periodic Table or a calcium metal hydroxide and/or a calcium metal oxide and a condensed phosphate and/or a phosphate. The present invention relates to an inorganic coating composition characterized by containing the following. The aqueous solution of water-soluble silicate M 2 O. There are aqueous solutions such as amine silicate consisting of silicic acid and guanidine silicate consisting of guanidine and silicic acid. Specifically, alkali metal silicates include sodium silicate, potassium silicate, lithium silicate, etc. Quaternary amine silicates include tetramethanolammonium silicate and tetraethanolammonium silicate, and tertiary ammonium silicates include silicic acid. Examples include triethanolammonium. Colloidal silica may be mixed with this aqueous solution of water-soluble silicate. The modified water-soluble silicate in the present invention is obtained by modifying the water-soluble silicate with a calcium or magnesium metal fluoride such as calcium fluoride or magnesium silicofluoride, or a zirconium or vanadium metal oxide. . These modified water-soluble silicates contain one or more mixtures of the above-mentioned water-soluble silicate aqueous solutions, and one or more mixtures (modifier) selected from the above-mentioned fluorides and oxides. can be obtained by reacting them in a conventional synthesis reaction vessel at room temperature or by heating and stirring. In the case of heating and stirring, about 50 to 100 at normal pressure
A reaction time of about 1 to 72 hours at <0>C is desirable. It is also possible to complete the reaction in a shorter time by using a pressure-resistant reactor such as an autoclave and raising the reaction temperature to 100°C or higher. The mixing ratio (weight ratio) of the water-soluble silicate and the above-mentioned modifier is 0.1 to 30 parts, preferably 0.5 to 20 parts, of the modifier per 100 parts by weight (hereinafter referred to as parts) of the solid content of the water-soluble silicate. The range is appropriate. In the present invention, an aqueous solution of a modified water-soluble silicate obtained as follows provides an inorganic composition having better performance in water resistance, weather resistance, etc. than an aqueous solution of an unmodified water-soluble silicate. . In other words, an inorganic coating composition using an aqueous solution of an unmodified water-soluble silicate as a binder can form a coating with sufficient durability, but when a modified water-soluble silicate is used as a binder, the coating composition is even more durable. A coating film is obtained. Further, the curing agent component used in the present invention is composed of a reaction product of a hydroxide and/or oxide of a calcium metal in Group A of the periodic table and a condensed phosphate and/or phosphate. The hydroxides of Group A and calcium metals of the periodic table used here include lithium hydroxide, sodium hydroxide, potassium hydroxide, calcium hydroxide, etc., and the oxides include calcium oxide. can give. In addition, examples of phosphates include aluminum, calcium, magnesium, zinc, silicon,
Orthophosphates, polyphosphates, metaphosphates, ultraphosphates, etc. of titanium, manganese, zirconium, etc. can be used. In addition, as the condensed phosphate, one or a mixture of two or more selected from primary phosphates and secondary phosphates such as aluminum, calcium, magnesium, manganese, zinc, etc. Examples include condensed phosphates obtained by neutralizing with hydroxides or salts of metals belonging to the group and/or metal composite oxides and then drying or baking. The hydroxides of metals belonging to groups of the periodic table used to obtain the above-mentioned neutralized condensed phosphates include:
Examples include calcium hydroxide, barium hydroxide, aluminum hydroxide, titanium hydroxide, etc. Salts include metal halides such as aluminum chloride, aluminum fluoride, calcium sulfate, magnesium carbonate, calcium carbonate, aluminum nitrate, and sulfuric acid. Examples include salts, carbonates, and nitrates. Composite oxides of metals include metal compounds such as oxides, hydroxides, and carbonates of metals in the periodic table group such as magnesium, calcium, and zinc, and oxides of silicon, titanium, zirconium, boron, and aluminum, and water. A mixture of oxide and carbonate is used which is calcined at about 500 to about 1200°C. (In the present invention, these phosphates and condensed phosphates are referred to as phosphorus-based compounds.) The curing agent components that can be used in the present invention include the above-mentioned phosphorus-based compounds, lithium, sodium, potassium, etc. The hydroxide of a metal belonging to the above group and/or the hydroxide and/or oxide of a calcium metal are reacted.
This reaction can be carried out simply by mixing the two in an aqueous medium at room temperature. In addition, this reaction can be performed using a ball mill,
The pulverization and mixing may be carried out using a mixing/dispersing device such as a colloid mill, sand mill, or attritor. If the reaction needs to be completed in a short time, heating may be used. In this reaction, the composition ratio of the phosphorus compound and the metal hydroxide varies depending on the purpose of use, but the pH of the aqueous solution of the product after reaction is in the range of 5 to 10.5, preferably in the range of 6 to 9.5. It is necessary to mix them so that If the pH is lower than 5 or higher than 10.5,
This is not preferable because the hydrolysis of the phosphorus compound becomes significant and the storage stability decreases. In addition, if the composition ratio of both of these is shown quantitatively, 100% of phosphorus compounds
It is necessary to mix the metal hydroxide in a range of 0.01 to 1.0 gram equivalent per part by weight. The concentration of these aqueous dispersions is 10% by weight or more, and in view of convenience in handling, it is particularly desirable that the concentration is 30 to 70% by weight. In the inorganic coating composition of the present invention, the blending ratio of the binder and the above-mentioned reaction product of the metal hydroxide and the phosphorus compound is 100 parts by weight of the former and 20 to 100 parts by weight of the latter. Use in proportions. The pigments, fillers, and additives may be color pigments, fillers, and additives commonly used in the paint industry. Conventionally, there is a method of using a reaction product of a water-soluble silicate and a condensed phosphate as a hardening agent for silicate-based inorganic coating compositions, but in this method, the aqueous dispersion of the hardening agent is Coarse particles with a particle size of 100μ or more are produced. This is thought to be because the silica ions contained in the water-soluble silicate further agglomerate due to phosphoric acid and metal ions dissolved from the phosphorus compound in the curing agent dispersion during storage. Therefore, the storage stability of the so-called curing agent dispersion was not sufficient. The curing agent component applied in the present invention can be obtained as described above, but by neutralizing the phosphorus compound with a metal hydroxide in the reaction system for obtaining the curing agent component, the phosphate Because the buffering effect of phosphorus compounds works and the hydrogen ion concentration is kept almost constant, hydrolysis of phosphorus compounds is prevented.
Furthermore, since there are no components that aggregate even when the pH is slightly lowered, the stability of the dispersion of the curing agent component obtained in the present invention is significantly improved, and therefore the inorganic composition obtained by mixing with the binder is The usage time becomes extremely long. The composition obtained according to the present invention is effective as a coating material, and conventional methods such as spray coating, brush coating, and roller coating can be used. Further, when the film is formed by hardening the film by heating, the film is hardened by baking at a temperature in the range of 150 to 300°C. The composition of the present invention can be applied to asbestos cement, concrete, mortar, calcium silicate board, gypsum board, other inorganic building materials, metal, glass, and the like. The composition of the present invention has excellent water resistance and weather resistance, the storage stability of the curing agent dispersion is excellent, and the inorganic composition has a long pot life, so it is easier to handle than conventional inorganic compositions. Therefore, it has a wide range of industrial applicability. Next, in order to further embody the content of the present invention,
This will be explained using manufacturing examples and examples. Note that in the following description, parts and % indicate parts by weight and % by weight. Production example of binder Production example 1 Tetraethanolammonium silicate 20% aqueous solution
10 parts, 20% aqueous solution of lithium silicate (molar ratio 4.8)
10 parts, sodium silicate (mole ratio 3.2) in the reaction kettle
100 parts of a 40% aqueous solution of , 0.5 parts of vanadium pentoxide, 1 part of calcium fluoride, and 1 part of zirconium oxide were mixed, and 80 parts of the binder obtained by reacting at 100°C for 10 hours with stirring were added to obtain the binder. Ta. Production example 2 40% of sodium silicate (molar ratio 2.5) in the reaction pot
70% aqueous solution and 40 parts of potassium silicate (molar ratio 3.5)
% aqueous solution, 2 parts of magnesium silifluoride, 1 part of zinc oxide, and 20 parts of water, and heated to 60°C while stirring.
A binder was obtained by reacting for 24 hours. Example 1 Zinc titanate 60 obtained by mixing 30 parts of zinc oxide and 20 parts of titanium oxide and baking at 1200°C for 1 hour.
110 parts of a 50% aqueous solution of monobasic aluminum phosphate
1 part, and 45 parts of monomagnesium phosphate powder, stir well, further add 20 parts of silica powder, stir, and then bake in a soaking dryer at 250°C for 3 hours to obtain condensed phosphorus. 26.5 parts of acid salt, 3.5 parts of aluminum orthophosphate, 1.8 parts of lithium hydroxide, 1.2 parts of calcium oxide, 20 parts of chromium oxide, 3 parts of clay, 0.2 parts of sodium octylsulfosuccinate, 80 parts of water
The parts were placed in a pebble mill and mixed for 24 hours.
The mixture was reacted and dispersed (30 μm or less as measured by a finesse gauge) to obtain a green aqueous dispersion of the curing agent component. After storing this product at 30℃ for 90 days, mix 100 parts of this product with 100 parts of binder and spray the obtained inorganic composition onto a slate board to form a thick film.
It was coated to a thickness of 40μ and heated at 260°C for 15 minutes to cure. The performance test results of the obtained coating film are shown in Table 1. Example 2 50 parts of calcium silicate and 50 parts of magnesium carbonate, which were obtained by mixing 60 parts of calcium oxide and 40 parts of silica powder and baking at 1200°C for 4 hours, were added to 150 parts of a 50% aqueous solution of monobasic aluminum phosphate. The mixture was added to a phosphate consisting of 20 parts of calcium pyrophosphate and 30 parts of dibasic zinc phosphate, and the mixture was thoroughly mixed and stirred.
Furthermore, 10 parts of fine silica powder and 100 parts of water were added and thoroughly kneaded. This stuff at 400℃ 5
The mixture was calcined for a period of time to obtain a condensed phosphate. Next, 35 parts of this condensed phosphate, 5 parts of zinc phosphate, 2 parts of aluminum silicate, 0.2 parts of sodium pyrophosphate, 8.5 parts of sodium hydroxide, 20 parts of titanium oxide, and 45 parts of water were charged into a pebble mill, which took 10 hours. The mixture was mixed, reacted, and dispersed (30μ or less as determined by a finesse gauge) to obtain a white colored aqueous dispersion of the curing agent component. After storing this material at 40℃ for 30 days, 100 parts of this material was mixed with 250 parts of a binder, and the obtained inorganic composition was spray-painted on a slate board.
It was cured by heating at ℃ for 30 minutes. The performance test results of the obtained coating film are shown in Table 1. Comparative Example 1 26.5 parts of the condensed phosphate obtained in Example 1, 3.5 parts of aluminum orthophosphate, 20 parts of chromium oxide,
3 parts of clay, 0.2 parts of sodium octylsulfosuccinate, and 80 parts of water were placed in a pebble mill and dispersed to a particle size of 30μ or less. After storing this product at 30℃ for 90 days, this product
Mix 100 parts of the inorganic composition with 100 parts of the binder and spray the resulting inorganic composition onto a slate board to a film thickness of 40 mm.
It was painted so that it had a thickness of μ, and was cured by heating at 260°C for 15 minutes. Comparative Example 2 26.5 parts of the condensed phosphate obtained in Example 1, 3.5 parts of aluminum orthophosphate, 10 parts of a 40% aqueous solution of potassium silicate (molar ratio 3.5), 20 parts of chromium oxide
3 parts of clay, 0.2 parts of sodium octyl sulfosuccinate, and 80 parts of water were placed in a pebble mill.
Dispersed to less than μ. This product was stored at 30℃ for 90 days.
After storage, 100 parts of this material was mixed with 100 parts of binder, and an inorganic composition obtained was sprayed onto a slate board to a film thickness of 40μ, and heated at 260°C.
It was heated for 15 minutes to harden it. Comparative example 3 30% aqueous solution of potassium silicate (molar ratio 3.5) 50
20 parts of titanium oxide, 0.3 parts of phosphoric acid, 5 parts of aluminum hydroxide, 5 parts of zinc oxide, and 20 parts of water were dispersed in a pebble mill to obtain an inorganic composition. This material was spray-coated onto a slate board to a film thickness of 40 μm, and heated at 260°C for 15 minutes to harden it. The test method was as follows. (1) Pot life Immediately after producing the inorganic composition, put 200 ml in a 250 ml polyethylene bottle, seal and store at 20℃.
The time required for the liquid to become non-liquid was investigated. (2) Appearance of coating film The smoothness and clutching of the cured coating film were observed with the naked eye. (3) Water resistance After being immersed in clean water at 20°C for 500 hours, the condition of the coating film was observed. (4) Boiling water resistance The state of the coating film was observed after being immersed in boiling tap water at 100°C for 3 hours. (5) Accelerated weather resistance Weatherometer (Sunshine Carbon)
It was used. The test conditions were in accordance with the JIS method. (Examination time is 500 hours) [Table]

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 一般式M2O.XSiO2(式中Mはアルカリ金属
またはN(CH2OH)4、N(C2H4OH)4、N
(C2H4OH)3、C(NH22NHを表わし、Xは0.5以
上の正数)で表わされる水溶性珪酸塩及び/又は
該水溶性珪酸塩をカルシウム又はマグネシウム金
属の弗化物もしくはジルコニウム又はバナジウム
金属の酸化物で変性した変性物100重量部に、周
期律表第A族のアルカリ金属又はカルシウム金
属の水酸化物及び/又はカルシウム金属の酸化物
と縮合リン酸塩及び/又はリン酸塩との反応生成
物20〜100重量部を含有することを特徴とする無
機質被覆組成物。
1 General formula M 2 O.XSiO 2 (where M is an alkali metal or N(CH 2 OH) 4 , N(C 2 H 4 OH) 4 , N
(C 2 H 4 OH) 3 , C(NH 2 ) 2 NH, where X is a positive number of 0.5 or more) and/or the water-soluble silicate is a calcium or magnesium metal fluoride. Or, 100 parts by weight of a modified product modified with an oxide of zirconium or vanadium metal, a hydroxide of an alkali metal of Group A of the periodic table or a calcium metal and/or an oxide of a calcium metal and a condensed phosphate and/or An inorganic coating composition characterized in that it contains 20 to 100 parts by weight of a reaction product with a phosphate.
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