JPS6230650Y2

JPS6230650Y2 -

Info

Publication number: JPS6230650Y2
Application number: JP18583082U
Authority: JP
Priority date: 1982-12-07
Filing date: 1982-12-07
Publication date: 1987-08-06
Also published as: JPS5988623U

Description

【考案の詳細な説明】産業上の利用分野本考案は空気調和機に使用するフアンコイルユ
ニツトに関するものである。

従来例の構成とその問題点従来、送風機と、冷水、温水を流して冷暖房を
行なう熱交換器を設けたフアンコイルユニツト
は、第１図に示すような構成となつている。第１
図１はフアンコイルユニツトの本体で、下方の基
台２の部分より吸込口３、エアーフイルター４を
設け、送風機５の運転によつて吸込口３からの空
気は熱交換器６で、冷水、或いは温水と熱交換さ
れ、吹出口７より室内に吹出される。８は前記熱
交換器６の上部に装着固定された当て板、９はこ
の当て板８に設けられ、ガイドレール１０と摺動
する突起片である。ガイドレール１０において
は、前記突起片９と摺動し、リードする為のリー
ド片１１が設けられ、上方端部は断熱材１２に喰
込むようにして当てられ、空気漏れを防止してい
る。

このように従来は熱交換器６の上方においてガ
イドレール１０と当て板８とで構成し、フアンコ
イルユニツトの配管が、左右どちらでも可能とす
るものにおいては、前記熱交換器６を横方向に引
き出して方向を逆にして、向きを変える為、当て
板８と、ガイドレール１０の２点部品を必要とし
ていた。又このように、当て板８とガイドレール
１０で構成される遮蔽効果は、下方の送風機５か
ら吹出される空気が上方において熱交換器６をバ
イパスしないようにしているのであるが、コーナ
ーとなる空間部１３が、形成している以上、無駄
な空気滞溜となり、通風ガイドとしての機能が果
せないなどの欠点を有していた。

考案の目的本考案は上記従来の欠点を解消するもので、一
枚の遮蔽板で、通風効果を高め、且、左右配管切
替時においても、容易に抜き替えが可能とし、コ
ストの安価な遮蔽板とすることを目的とする。

考案の構成本考案は、熱交換器の上端全面に当接する平面
部と、熱交換器の側端面の一部に当接し、摺動ガ
イドするガイド部と、一端が、天板の断熱材に当
てられた上端突部と、他端が背面パネルに当てら
れた下端突部とを有した遮蔽板を前記熱交換器上
部に設け熱交換器の出入を容易にしたものであ
る。

実施例の説明第２図において本考案による一実施例を説明す
る。１５はフアンコイルユニツトの本体、１６は
基台で、この基台１６に設けられた吸込口１７の
近傍に、エアーフイルタ１８が設けられている。
１９は送風機、２０は冷水、或いは、温水を通水
し、冷暖房を行なう熱交換器、２１はその側端面
である。２２は吹出口２３は天板であり、この天
板２３内には断熱材２４が貼付けられる。２５は
熱交換器２０の上端部２６に当てられた遮蔽板で
この遮蔽板２５は、前記上端部２６の全面に互る
平面部２７、側端面２１の一部が当接し横方向か
ら着脱する時、ガイドとなるガイド部２８、上端
突部２９、下端突部３０からなつている。更にこ
の遮蔽板２５には、結露防止用としての断熱材３
１，３２が貼付けられている。同じく結露防止用
としては、背面パネル３３断熱材３６を施してい
る。

上記構成において、熱交換器２０の上端部２６
を遮蔽板２５の平面部２７で覆う如く設けると共
に、横方向に左右配管の都合上着脱する時の為の
ガイド部２８を設けて、、熱交換器２０の側端面
２１の上端がこのガイド部２８にリードされなが
ら着脱するようにしている。更に遮蔽板２５の上
端突部２９は断熱材２４に喰込むように当接し、
下端突部３０は、背面パネル３３に当接して設
け、上下面に結露防止の為の断熱材３１，３２を
施したものである。しかして、吸込口１７から流
入した空気は、送風機１９によつて、熱交換器２
０を通り、吹出口２２より吹出されるのである
が、この時、遮蔽板２５の下端部３０によつて、
コーナーへの空気回りを防止しているのである。

考案の効果このように本考案は、熱交換器の上端全面に当
接する平面部と、熱交換器の側端面の一部が当接
し、これをガイドするガイド部と、一端が、天板
の断熱材に当てられた上端突部と、他端が背面パ
ネルに当てられた下端突部とを設けた遮蔽板を、
熱交換器の上方に設けられたものであるから、従
来のように、２点の部品で構成する必要はなく、
単品で製作し得るからコストが安価となり、更に
ガイド部において、熱交換器を横方向に着脱する
時、このガイド部においてリードするようにした
ものであるから従来同様に、容易に着脱が可能と
なる。更には、コーナーへの空気の溜り込みがな
いから、通風ガイドとしての機能も十分果し得る
などの実用的効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の熱交換器取付例を示す断面構成
図、第２図は本考案の一実施例の熱交換器取付例
を示すフアンコイルユニツトの断面構成図であ
る。２０……熱交換器、２１……側端面、２３……
天板、２４……断熱材、２５……遮蔽板、２７…
…平面部、２８……ガイド部、２９……上端突
部、３０……下端突部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

熱交換器の上端全面に当接する平面部と、熱交
換器側端面の一部が当接し、熱交換器着脱時に前
記側端面をガイドするガイド部と、一端が天板の
断熱材に当てられた上端突部と、他端が背面パネ
ルに当てられた下端突部とからなる遮蔽板を、前
記熱交換器の上端部に設けたフアンコイルユニツ
ト。