JPS6230186A - コ−クス製造用原料の調製方法 - Google Patents

コ−クス製造用原料の調製方法

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JPS6230186A
JPS6230186A JP17042185A JP17042185A JPS6230186A JP S6230186 A JPS6230186 A JP S6230186A JP 17042185 A JP17042185 A JP 17042185A JP 17042185 A JP17042185 A JP 17042185A JP S6230186 A JPS6230186 A JP S6230186A
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JP
Japan
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coal
briquette
coke
binder
organic polymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP17042185A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Nishioka
西岡 邦彦
Shuhei Yoshida
周平 吉田
Kiyoshi Miura
三浦 潔
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コークス炉に装入するコークス製造用原料の
調製方法に関するものである。
(従来の技術) 近年のコークス製造技術の進歩の中で、1970年代に
我国で工業化された成型炭配合法は、既設のコークス製
造設備に成型炭製造設備を付設するだけで容易に実施で
きるプロセスであることから急速に普及し、コークス品
質の向上と製造コストの低減に大きな役割を果した特筆
すべき技術といえる。
このように成型炭配合法が普及した背景には、装入炭嵩
密度の低い粉炭(約0.7g/cd)に見掛は密度の高
い成型炭(約1. 15 g/ad)を混合することに
よって、両者の混合物の嵩密度が粉炭のみの嵩密度より
高くなり、コークス強度の改善につながり、低品位の原
料炭をコークス製造用に利用可能となったことがあげら
れる。
ところで、通常の室炉式コークス炉に装入する成型炭と
しては、■バインダーを使用せずに全量成型して成る装
入炭と、■バインダーを使用して成型した装入炭と、未
成型の装入炭を混合して成るもの、02種類に大別され
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら先に述べた成型炭には夫々以下に説明する
ように一長一短がある。
すなわち、■のバインダーを使用しない成型炭は、水の
表面張力を利用して塊成化するために強度が低(、従っ
て搬送途中に大部分が崩壊して実際にコークス炉に装入
する時点では2〜3割程度しか成型炭が残存していない
と言われており、操業主の安定性に欠けるため、工業化
プロセスとして普及していないのが実情である。
なお、■の成型炭は高価なバインダーを使用しないため
に成型炭の製造コストが低い他、後述するバインダーに
係わる操業上の問題がない点では有利である。
他方■のバインダーを使用する成型炭は、強度が高いた
めに搬送途中における崩壊も10〜20%と少なく、従
って操業上の安定性は確保されることから工業化プロセ
スとしては有利であり、我国のみならず諸外国での採用
も見受けられる。
しかしながら、高価なバインダーを成型原料に対して6
〜10%も配合するために成型炭の製造コストが高くな
るばかりか、バインダーとして一般に用いられる瀝青物
、例えば石灰系のタールやピッチ類、石油系のアスファ
ルトやピッチ類を取り扱う際に発生する悪臭や特定化学
物質の放散に伴なう職場環境問題、更にはコークス炉で
の乾留時における炉壁付着カーボン量の増大や炉蓋から
のタール漏れ増大等の操業上の問題が生じるという欠点
がある。
従って、以上の説明より、操業上の安定性を確保できる
ものであればバインダーを使用しない成型炭を採用する
ほうが望ましいことは明らかである。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、バ
インダーを使用せず、しかも、操業上の安定性を確保で
きるコークス製造用原料の調質方法を提供せんとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、成型炭配合法における成型炭の役割りと
いうものが、装入炭の嵩密度向上を目的とするものであ
る為、次の2つの要件を満足するものであれば、必ずし
もバインダーを使用する必要がないことに着目したので
ある。
■、見掛密度が高い ■、コークス炉装入時点まで粉化しない。
そして、本発明者等は、前記2つの要件を満足する成型
炭として、有機高分子薄膜で被覆された成型炭が適用で
きるか否かを種々検討した結果、従来のバインダーを用
いて得られる成型炭よりもはるかに効果的であることを
確認し、本発明を成立せしめたのである。
なお、公知発明(特開昭58−142982号)に見ら
れるように、成型炭の粉化防止を目的として、バインダ
ーを用いて得られる従来法による成型炭の表面に、更に
常温で高分子材料の被膜を構成する方法もあるが、バイ
ンダーを使用している限りは問題の解決にはならない。
すなわち、先に説明した問題を解決するためには、本発
明方法のように全く成型用にバインダーを使用しないで
得られる成型炭を成型炭配合法用の成型炭とすることが
必要不可欠なのである。
更に詳細に本発明方法を説明すれば、コークス製造用に
調製された原料炭の一部を有機高分子薄膜で被覆した成
型炭と成し、これを前記原料炭の残部と混合することを
要旨とするコークス製造用原料の調製方法である。
本発明方法に用いられる有機高分子薄膜材としては、近
年包装用材料として汎用化されているポリエチレン、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ルやフェノール樹脂およびパラフィン類等種々のものが
適用できる。これらの薄膜は機械的強度に関しては一部
に極めて良好である為、粉状の石炭を内包するように有
機高分子薄膜で被覆した成型炭は、前述した公知発明(
特開昭58−142982号)のように成形用にバイン
ダーを使用しなくても通常のハンドリングで受ける衝撃
量では殆んど粉化しないことが確認された。
また、有機高分子薄膜で被覆された成型炭の見掛は密度
に関しては、従来のバインダーで結合する成型炭の密度
より若干低いものの、通常の粉炭密度よりも高く維持さ
れることを確認した。
一般に有機高分子材は耐熱性が低(,300℃未満で溶
融してしまうものの、成型炭配合法ではコークス炉装入
時点までほとんど高温に曝されることはない為特に問題
とはならない。また、成型炭を被覆する有機高分子材の
量も、従来の成型炭のバインダー量6〜10%に比べる
と、1%未満で十分であり、格段に少なくてすむ。更に
、有機高分子材のコークス化性への悪影響も、使用量が
少ないことと相俟ってほとんど無視できることも併せて
確認できた。
(作用) 本発明方法は、有機高分子薄膜で被覆した成型炭を、成
型炭配合法の成型炭として使用する為、バインダーを使
用することなく成型炭の粉化を防ス 止でき、コークスコストの低減とニーへ品質の改善に大
きく貢献するものである。更に、本発明方法は、バイン
ダーを使用しない為、職場環境の改善とコークス炉の安
定操業に効果的である。
(実施例1) 下記第1表に示すコークス製造用に調製された水分8.
2%含有の配合炭と、単独ではコークス用原料として不
適当な水分79.3%含有の非粘結炭を用いて、下記第
2表に示す組成割合で2種の成型炭を製造した。これら
2種の成型炭の性状は第1表に示す如くである。
ここで、成型炭Aは本発明方法に基づいて、配合炭と非
粘結炭との混合物を厚さ20μmのポリエチレン袋に圧
密しながら充填し、ヒートシール法により密閉して重量
が約50gの成型炭としたものである。また成型炭Bは
、バインダーとして軟化温度が34℃、揮発分が72.
6%の軟ピツチを、配合炭と非粘結炭の混合物に添加し
、水蒸気混練後にダブルロール成型により重量が約50
gの成型炭としたものであり、従来の成型炭配合法で用
いられる成型炭である。
第2表 上記第2表から明らかなように、本発明方法で得られる
成型炭は、成型原料の被覆に必要なポリエチレンフィル
ムの使用量が0.3%〃であり、従来法で得られる成型
炭に使用するバインダー軟ピツチの8%に比較し、極く
僅かな量である。
更に、下記第3表に示す成型炭の品質の比較においても
、本発明方法による成型炭Aは、見掛は密度が従来法に
よる成型炭Bに若干劣るものの、JISK2151に準
じ、試料量5 kgで繰り返し2回の落下強度試験を行
なった結果では、本発明方法による成型炭Aはほとんど
粉化せず、従来法による成型炭Bよりはるかに良好な品
質であることが確認できた。
第3表 また更に、これらの成型炭のコークス品質改善効果を明
らかにする為、下記第4表に示す配合割合で缶焼テスト
を行なった。缶焼テストは、JISM8801に準じ、
18Nの石油缶に所定配合割合の原料を各2缶ずつ調製
し、充填密度を測定後に30KVAの電気炉にて100
0℃乾留を行なった。得られたコークスはJISK21
51に準じてドラム強度を測定した。これらの結果を下
記第4表に示す。
第4表 上記第4表において、テスト階1〜階3は比較例として
従来法に基づいてコークスを作製した場合、テスト階4
は本発明方法に基づいてコークスを作製した場合である
まず、テスト患1は、配合炭単独を缶焼して得られたも
のであり、コークス強度も比較的高く高炉用コークスと
して特に問題のない品質である。
テスト患2は、前記テスト1lhlの配合炭に、20%
の非粘結炭を配合したもので、コークス強度ハ大きく低
下し、到底高炉用コークスとして使用できないものであ
る。しかし、テストN113にみられるように軟ピツチ
を用いた非粘結炭を主配合とす。
る成型炭Bを30%配合した場合には、コークス強度は
大幅に改善され、テスト患1のコークス強度をも上回っ
ている。この効果が成型炭配合法の効果であり、上記第
4表に示すように、見掛は密度の高い成型炭を、見掛は
密度の低い配合炭に混合することにより、全体の密度を
高めていることに起因している。
このような成型炭配合の効果は、本発明方法に基づく成
型戻入を配合したテスト患4の場合にも同様に認められ
、バインダーを使用しないでポリエチレンフィルムで被
覆された成型炭を用いても成型炭配合法の効果を全く損
うことがない。
(実施例2) 本発明方法に使用する成型炭の被覆用有機高分子薄膜と
して、更に厚さが20μmのポリ塩化ビニルとナイロン
(汎用のナイロン6)を使用し、前記実施例1の成型炭
Aと同じ方法で成型炭を作製し、かつ、実施例1のテス
ト隘4と同様の方法で缶焼コークスをつくり、それらの
コークス強度を測定した。その結果を下記第5表に示す
第5表 上記第5表より明らかなように、成型用被覆材としてポ
リ塩化ビニルを用いたテスト隘5、ナイロンを使用した
テスト隘6共に前記実施例1のテスト隘4と比較して全
く遜色のないコークス強度を示し、このような有機高分
子薄膜で被覆された成型炭が成型炭配合法用の成型炭と
して有効に使用可能なことが確認できた。
(発明の効果) 以上説明したように本発明方法は、ポリエチレンやポリ
塩化ビニル等の有機高分子薄膜で被覆した成型炭を、成
型炭配合法の成型炭として使用する為、バインダーを使
用することなく成型炭の粉化を防止でき、コークスコス
トの低減とコークス品質の改善が図れ、更にはバインダ
ーの使用に起因する職場環境の悪化や操業上の安定性の
問題が解消できる等益するところ大なる発明である。
なお、本発明方法に使用する有機高分子薄膜は極く僅か
な量ですむ為、実炉操業に適用した場合にも職場環境や
操業上の安定性には何等問題は生じない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、コークス製造用に調製された原料炭の一部を有
    機高分子薄膜で被覆した成型炭と成し、これを前記原料
    炭の残部と混合することを特徴とするコークス製造用原
    料の調製方法。
JP17042185A 1985-07-31 1985-07-31 コ−クス製造用原料の調製方法 Pending JPS6230186A (ja)

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JP17042185A JPS6230186A (ja) 1985-07-31 1985-07-31 コ−クス製造用原料の調製方法

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JP17042185A JPS6230186A (ja) 1985-07-31 1985-07-31 コ−クス製造用原料の調製方法

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JPS6230186A true JPS6230186A (ja) 1987-02-09

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JP17042185A Pending JPS6230186A (ja) 1985-07-31 1985-07-31 コ−クス製造用原料の調製方法

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