JPS62298331A

JPS62298331A - ｐＨ指示薬を有する鼻−胃插管系

Info

Publication number: JPS62298331A
Application number: JP62138035A
Authority: JP
Inventors: ビンセント　エル．ベイランコート; アール　ジェイ．ティモシイ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-06-02
Filing date: 1987-06-01
Publication date: 1987-12-25
Also published as: EP0251471A1; AU7316287A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明本発明はｐＨ指示薬を有する鼻−背伸管系に関する。更
に詳しく言えば、本発明は挿管系に供するためのｐＨ感
受性被覆物に関する。

従来、患者の胃腸管から流体を取り出すか、または流体
を供給するための種々な型の系が知られている。一般に
、このような系は鼻−背伸入型あるいは経口挿入型のチ
ューブを使用している。最初の場合には、チューブを患
者の胃の中に、ある場合には十二指腸の中に書道および
食道を経て通す。多くの場合、液を取り出したりあるい
は液を供給する１ｃめに胃または十二指腸内の正しい場
所にチューブの末端を定める必要がある。患者の体内の
チューブの末端の位置を決定するため過去に種々な技術
が使用されて来た。

例えば、チューブの基部から遠い端に開口を設ける場合
、チューブの開口部を通る流体のグル音を検知しそれに
よってチューブの末端位置の指示を得るために聴診器が
使用された。またチューブを通して患者の胃の中に空気
を注入して聴診器で検知する方法も示唆された。別の方
法として、Ｘ−線検査または透視検査によりチューブの
末端の位置を決定することも提案されたが、ただしこの
方法はチューブに適当な材料を添加することによってチ
ューブを放射線不透過性にすることを条件とする。提示
された他の技術には、チューブの侵入の深さと液体試料
の抜き取りを示すためにチューブにマーカーを使用して
、例えばその液体が胃液であるということを外観から証
明する方法もある。しかし、このような技術は使用が面
倒であり、またＸ−線検査あるいは透視検査を必要とす
る場合には経費がかかり、ある場合には特に正確でしな
くあるいは信頼性もない。

米国特許第４．３８１，０１１号明細占は、食道、冑お
よび十二指腸内の液体の酸性度が責なることに注目して
、＋１１１測定手段としてチューブの基部から遠い端に
電極を使用する体内補給装置を記載している。この場合
、電橋は患者から遠い脇所に配置されたｐＨモニター装
置に電気導線を介して接続される。しかし、このような
構成はどちらかといえば経費がかかり、チューブを一回
限り使用し使い捨てにしようとする場合には特にそうで
ある。

従って、本発明の一つの目的は、患者の体内の鼻−背伸
入チューブの位置を決定する比較的簡単な技術を提供す
ることにある。

本発明のもう一つの目的は、比較的簡単な安価な＠造で
あるの一胃挿入チューブ用のｐＨ指示系を提供すること
にある。

本発明のもう一つの目的は、ｐＨ指示系をもつ使い捨て
弗−背伸入チューブを提供することにある。

本発明のもう一つの目的は、挿管系に供するための低コ
スト使い捨てｐＨ指示系を提供１゛ることにある。

本発明のもう一つの目的は、挿管系のチューブを通して
引き出された胃液の０１１の迅速な視覚による読出しに
対し手段を講じることにある。

１知かに言えば、本発明は挿管系と共に使用するための
ｐＨ感受性被覆物を提供することにあり、この被覆物は
その上を流れる胃液に応じて色を変えることができると
いう特徴をもつ。

−具体例において、本発明は流路内にｐＨ感受性被覆物
を有し、胃液流の流路を定める手段からなる挿管系を提
供する。この流路を定める手段はたわみ竹の細長い鼻−
管挿入チューブを包含する。

一つの場合をあげれば、チューブの基部に近い端に被覆
物を配置し、もう一つの場合では、チューブの活部から
遠い端からチューブを通して胃液を引き出す手段とチュ
ーブとの間にアダプターを含める。この場合、ｐＨ感受
性被覆物はアダプターに配置される。

本発明はまた挿管系に供するためのアダプターを提供す
るもので、このものは胃液流の流路を定める透明チュー
ブとチューブ内のｐＨ感受性被覆物から構成される。こ
の場合、チューブは挿管チューブの中に適合する末端部
と挿管チューブを吸引する手段を受は入れる基部に近い
端部を包含する。

榔−背伸入ヂューブは患者の腸内栄養補給に常用される
ポリウレタンのような適当な材料からつくられる。これ
に関して、チューブはたわみ性であり、基部から遠い端
に、胃液をチューブ内に取り入れるための、また適当な
流体を患者の体内に、例えば患者の胃の中に供給するた
めの一つ以上の間口をもつ。

Ｄ１１感受性被覆物は、例えば同時出願中の米国特許願
連続第７８１．２１８号明細書（１９８５年９月２５日
出ｇｌ　）に記載されているように、平均分子間約７５
００を有するしドロキシ末端親水性ポリウレタンをエヂ
ルアルコールに溶解したものからつくりうる。史にこの
被覆物はｐＨ感受性指示薬を含み、その吊は被覆物が３
．０から４．０の範囲内のｐＨをもつ胃液の流れに感じ
て色を変えることができるのに十分とする。このｐＨ感
受性指示薬は、例えばコンゴーレッド、プロモフコニノ
ールブルー、メチルイエロー、クロロフェノールブルー
、メチルオレンジ、およびブロモク［１０フエノールブ
ルーからなる群から選ばれる。被覆物中のＤｌｌｔＷ示
薬としてコンゴーレッドを用いた場合には、被覆物は胃
液と接触したとき赤から青に変るであろう。

もう一つの具体例では、挿管系が患者から胃液を選択的
に取り出しそして栄ｉ液を患者に供給できる鼻−管挿入
チューブならびにチューブに流体を供給するための投与
セットを包含する。この場合、投与セットは胃液を取り
出すための枝ラインをもつＹ一部を含み、そして該ライ
ンに被覆物が施されている。

胃の中に流体を供給するために鼻−管挿入チューブを使
用しようとする場合、チューブを最初患者の食道および
食道から胃の中に通す。この時点で、チューブの基部に
近い端に適用された被覆物あるいはチューブの基部近く
の端にあるアダプター内に施された１ｍ物は赤く見えて
いる。チューブの配置後、例えば注０４器を用いて吸引
すると、胃液はチューブの中を通り被覆物と接触すると
被覆物の色を、例えば青に変色さゼる。このにうにして
、チューブを挿入する６５人または検査技師はチューブ
が胃の中にあることを視覚によって確認できる。その後
彎への供給流体を＾−胃沖入チューブの中に導入すると
、被覆物の色は元の色、即ち赤に戻り、かなりのＩ）＋
１変化の結果として被覆物が変色したことが看護人にと
って確かめられる。

被覆物をもつの一背伸入ヂューブを提供するには、チュ
ーブの一端を１）ＩＩ感受性物質を含む被ｌ物溶液中に
、チューブ内部を溶液で被覆するのに一十分な時間入れ
て置く。次にチューブを溶液から取り出してチューブの
乾燥を行ない、その後溶液を硬化させでチューブ内に溶
液材料の接着した被覆物を形成させる。

本発明のこれらの目的および他の目的は図面と１１Ｉｌ
連さけて行なった下記の詳細な記３蚤から明らか　　・
どなろう。

図面中、第１図はｐＨ指示桑をもつ弗−背伸入ヂューブを患者の
体内に配置したところを示す透視図を示す。

第２図は本発明に従って被覆されたの一胃挿入チューブ
の基部に近い９んの部分横断面図である。

第３図はチューブ内を胃液が通過中の第２図と同様の横
断面図を示す。

第４図はｐＨ感受性被覆物を具えた枝ラインをもつＹ一
部を右する投与ピットの図を示す。

第５図は本発明に係るｐＨ被覆物を有するアダプターを
用いた挿管系の分解組立図を示寸。

第１図を参照すると、細長い轟−背伸入チューブ１０を
ポリウレタンのような適当な材料からつくり、胃液の流
れに対する流路を定めるよう一定の寸法につくる。図示
した通り、チューブ１０は基部に近い透明な端をムち、
他方基部から遠い端には患者１３の胃１２の中に流体を
導入するための一つ以上の開口１１が設けられている。

更に、第２図に示した通り、チューブ１０はチューブの
基部に近い透明な端の内部にｐＨ感受性被覆物１４を具
えている。この被覆物１４はその上を流れる胃液に応じ
て色を変えることができるという特徴がある。

被覆物１４は、例えばエチルアルコールに溶かした約７
５００の平均分子量をもつヒドロキシ末端親水性ポリウ
レタンからつくられる。例えば、被覆用溶液は同時出願
中の米国特許願連続第７８１．２１８号明細書（１９８
５年９月２５日出願）に記載のようにしてつくることが
できる。更に、この被覆用溶液はｌｕｌ＋指示薬を含み
、後者は被覆物が３．０から４．０の範囲のＤｌｌに感
じて色を変化できるようにするしのである。このｐＨ感
受性指示薬はコンゴーレッド、ブロモフェノールブルー
、メチルイエロー、クロロフェノールブルー、メチルオ
レンジ、およびブロモクＯＤフェノールブルーからなる
群から選ばれる。

第１図を参照すると、鼻−背伸入チューブ１０は注０１
１５の形をした一つの手段を含む系の中に取り入れられ
、この注射器はチューブ１０のす部に近い端に連結され
ていて、患者１３の胃１２から開口１１を経てチューブ
１０の中に胃液を引き出すようにできる。この流体がチ
ューブ１００基部に近い端のところの被覆物１４の上を
通ると、被覆物１４は胃液の酸性のために色を変える。

これに関して胃液は約１．５のｐＨにあることが知られ
ている。被覆物が、例えばコンゴーレッドを含む場合、
コンゴーレッドによって被覆物は赤色を呈するが、胃液
により被覆物の色は青に変る。

抜き出された流体が被覆物１４の色を変化させなかった
ならば、これはチューブ１０が胃１２の適切な位置に達
しなかったことを示す。しかし、いったＩυチューブ１
０が胃の上方の場所に置かれたならば、被覆物１４の色
は胃液の流れにより変色するであろう。この時点で、チ
ューブを患者１３に流体を導入するための投与セットと
いった適当な手段に連結できる。

ｐＨ感受性鼻−背伸入ヂューブを作るには、細長いたわ
み性チューブ１０の一端を、ｐＨ感受性物質、　　を含
む被覆溶液中に、チューブ内部を溶液で被覆するのに十
分な時間入れて置く。例えば、チューブ１０を被覆用溶
液中に１５秒間浸すことができる。その後、チューブを
溶液から取り出し、チューブ１０の乾燥を行なうため、
１０分間風乾する。

次に、チューブ１０の−Ｆに被覆された溶液を硬化さＶ
る。これはチューブ１０内の溶液材料の接着した被覆物
１４を形成させるため１００℃の空気循環オーブン中で
１０分間行なう。

例えば、チューブ１０上に赤い被覆物を与えるためには
、１１４記被覆用溶液４０立方センチメ−］−ルに０．
００５グラムのコンゴーレッドを溶かす。

これによりチューブ１０の透明部分に赤い色が与えられ
る。胃液がこの被覆物上を通ると第２図に示したように
色が青に変化するであろう。

別法として被覆川沿Ｉｔよ、ｊｕｌｌ感受性物質として
２滴のブロモフェノールブルーを溶解した基本波頂溶液
２０立方センチメートルからつくることもできる。この
場合、被覆物は通常は青色または青緑色である。胃液に
ざらされるとこの色が黄に変わる。

ｐＨ指示薬はまた前もって被覆されたチューブに施すこ
ともできる。例えば、Ｄ１１指示薬溶液をつくりこの中
に前潤滑したチューブ１０を浸すことができる。例えば
、０．０５グラムのコンゴーレッドを１５立方センチメ
ートルの水に加え、溶液が形成されるまでかきまぜるこ
とによりＤｌｌ？８液をつくることができる。その後、
例えば同時出願中の米国特許願連続第７８１．２１８号
明細占記載のように、基礎被覆物で前もって被覆したチ
ューブを、例えば室温で約１１／２インチの深さまで指
水薬溶液中に浸し、１０分間浸けておく。その後、チュ
ーブを指示薬溶液から取り出し、吸収月利で軽く叩いて
閉塞を防止し、また過剰の指示薬溶液を除去する。次に
チューブを室温で約３０分間乾かす。

被覆物が胃液にさらされると、色の変化は比較的短時間
、例えば５秒未満で起こるであろう。従って、チューブ
１０を患者１３に挿入している看護人は、チューブ１０
を通して胃液を吸引した後に、チューブ１０が正しく配
置されたというしるしを、比較的迅速に視覚により得る
ことができる。

下記は、３．０から４．０のｐＨ範囲に対して明確な変
色を与えるｐＨｔＲ示薬の一覧である。

指示薬　　　　　　　色の変化　変色時のｐＨメチルイ
エロー　　　　　黄から赤　　３．２ブロモフエノール
ブルー　青から黄３．５クロＯフェノール　　　　紫か
ら黄　　３．７コンゴーレツド　　　　　赤から青　　
３．５メチルオレンジ　　　　黄からピンク　３．８プ
Ｏモクロロフエノールブルー　　　　　　　　青から黄　　３．８鼻−背伸入
ヂューブ１０の基部に近い透明な端にｐＨ感受性被覆物
を施すことによって患者の胃の中のチューブの位置を示
す比較的簡単な技術が生まれる。更に、チューブが患者
の胃の胃液領域に達した時を検知するために高価な検知
装置を必要としない。更に、その単純さのために、比較
的低価格で使い捨て品目としてチューブを製造できる。

怖−背伸入チューブ１０は、例えば同時出願中の特許願
連続第７８１．２１８号明細書記載のように探り針、ま
たは他の適当な挿入装置を具えることもできる。

被覆用溶液は二塩化メヂレン７５部とエヂルアルコール
溶液２５部からつくられた親水性ポリウレタン被覆物で
もよい。この溶液はまた迅速な流体吸収を達成するため
に親水性ポリウレタン重合体（本明細ｍ中の伯のところ
にＦｔ！　！　）　３１７２部およびＴＲＩＴＯＮ−Ｘ
−１０００（アルキル７１ノキシボリエトキシエタノー
ル）５部も含みうる。コンゴーレッドを使用する場合、
染料含量は８７％で、溶液４０立方センチメートル当り
０．００５グラムの割合で加える。

ブロモフェノールブルーの場合、ブロモフェノールブル
ーの０．０４％溶液２滴を被覆用溶液２０立方センチメ
ートルに加える。

第４図を参照すると、この挿管系は、従来の型と構造を
もつの一胃挿入チューブ１６および投与セット１７を含
み、この投与セットはチューブ１６の基部に近い端に選
択的につなぐことができる。

図示されている通り、チューブ１６は心数に応じチュー
ブ１６を封じるため桔部に近い端にｒｒ＋鎖手段１８を
含む。この手段は通常の構造をもち、これ以上述べる必
要はない。

投与セット１７は供給チューブ１９、チューブ１９の基
部から遠い端にＹ一部２０．チューブ１９を通る流体の
流れを遮断する従来ｖ４造のクランプ２１、およびチュ
ーブ１９を経て鼻−背伸入ヂューブ１６に、それから患
者へと送るための栄養溶液２３を入れた容器２２を包含
する。Ｙ一部２０はまた枝２４を含み、その内面に前述
したｐ１１被覆物が配置されている。

＾−胃背伸ヂューブ１６は患者から胃液を選択的に取り
出し、そして患者へ栄養液２３を送る役目をする。轟−
冑挿入ヂューブ１６および投与セット１７はそれ自体患
者からの胃液の流れの流路を形づくっている。

使用中、患者に導入されたの一背伸入ヂューブ１６によ
り、看護人はチューブ１６と投与セット１７のＹ一部の
枝ライン２４とを経て、例えば注（ト）器（図示してい
ない）を用いて胃液を引き出すことができる。この時、
ｐＨ感受感受覆被覆物弗−冑挿入チューブ１６が適切な
位置にあるかどうかを感じ取るのに利用できる。もしそ
のようになれば、注射器を取り除ぎ、クランプ２１を聞
いて患者に栄養液２３′を送り始めることができる。

第５図を参照すると（図中、同じ引用数字は、上記と同
じ部分を示す）、この挿管系は鼻−背伸入チ］−プ１６
およびチューブ１６の基部に近い端にアダプター２５を
使用できる。この具体例では、１）＋１感受性被覆物が
アダプター２５内に配置される。

」−と同様に、ｐＨ感受性被覆物１４により試験するた
めアダプター２５からチューブ１６を経て胃液を引き出
すために、注射器２６をチューブ１６の吸引に備えて用
意しである。

この後者の具体例では、碍−冑挿入チューブ１６を定位
置に置いた後、アダプター２５を取り除き適当な仕方で
処置する。アダプターは企図した目的に対して比較的小
さい寸法のものでよいので、ｐＨ感受性被覆物をもつア
ダプターをつくる全コストを最低に減ら寸ことができる
。アダプター２５は適当な材料からつくることができ、
Ｉ）１１感受性被覆物の色を容易に見ることができる透
明部分が設けられている。

このようにして本発明は、比較的簡単にまた胃からの胃
液の移仙を色の変化によって迅速に示すことかできる仕
方で挿管系に使用するためのＩ）Ｈ感受性指示薬を与え
る簡単な技術を提供する。この点に関して、食通内の流
体は胃液はど酸性ではないので、ｐＨ感受性材料は胃の
流体を予想ＪるＩ）Ｈ範囲に対して変色するように選ば
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はｒｉ１１指示薬をもつ鼻−背伸入チューブを患
者に処置した透視図であり、第２図は被覆された鼻−背
伸入チューブの基部に近い端の部分横断面図であり、第
３図は胃液が移動中の第２図と同様の断面図であり、第
４図は投与セットの図であり、第５図はアダプターを用
いた挿管系の分解組立図である。１０．１６・・・鼻−背伸入ヂューブ１４・・・ｌ）Ｈ感受性被覆物１７・・・投与セット２３・・・栄養液２５・・・アダプター

Claims

【特許請求の範囲】

（１）胃液流の流路を定めるたわみ性のチューブ（１０
、１６）からなる挿管系において、前記流路内に胃液の
流れに応じて色を変化できるｐＨ感受性被覆（１４）を
有することを特徴とする、上記挿管系。
（２）基部に近いチューブの端に、基部から遠いチュー
ブの端から前記チューブ（１０、１６）を通して胃液を
引き出すためのアダプター（２５）を有し、前記アダプ
ター（２５）に被覆（１４）を配置する、特許請求の範
囲第１項記載の挿管系。
（３）前記チューブ（１６）中に流体を供給するための
投与セット（１７）を有し、前記投与セット（１７）は
胃液を取出すための枝ライン（２４）をもつＹ−部（２
０）を含み、そして枝ライン（２４）に前記被覆（１４
）が施されている、特許請求の範囲第１項記載の挿管系
。
（４）被覆（１４）はエチルアルコール溶媒に溶解した
平均分子間約７５００のヒドロキシ末端親水性ポリウレ
タンからつくられる、特許請求の範囲第１項記載の挿管
系。
（５）被覆物は３．０から４．０の範囲内のｐＨに感じ
て色が変わる、特許請求の範囲第１項から第４項のいず
れか１項に記載の挿管系。
（６）被覆物は、コンゴーレッド、ブロモフェノールブ
ルー、メチルイエロー、クロロフェノールブルー、メチ
ルＡレンジおよびブロモクロロフェノールブルーからな
る群から選ばれるｐＨ感受性指示薬を含む、特許請求の
範囲第１項から第４項までのいずれか１項に記載の挿管
系。
（７）チューブ（１０）の一端をチューブの内部が溶液
で被覆されるまでの十分な時間被覆用溶液の中に置き、
チューブ（１０）を溶液から取り出してチューブの乾燥
を行ない、その後チューブ上に被覆された溶液を硬化さ
せてチューブ（１０）内に溶液材料の接着被覆物（１４
）を形成させるという諸工程からなるｐＨ感受性挿管系
の製造法において、被覆溶液が胃液の流れに応じて色を
変えることのできるｐＨ感受性材料を含むことを特徴と
する、上記方法。
（８）エチルアルコール溶媒に溶かした約７５００の平
均分子量を有するヒドロキシ末端親水性ポリウレタンか
ら被覆用溶液をつくる、特許請求の範囲第７項記載の方
法。
（９）挿管チューブ（１０）を患者の胃の中に導入し、
チューブを通して胃から胃液の流れを吸引する工程を含
む患者の胃内の挿管チューブの位置を決定する方法にお
いて、胃液の流れに応じて３．０から４．０のｐＨ範囲
内で色を変えることのできるｐＨ感受性被覆物（１４）
上に胃液流を通し、色を変える前記被覆物（１４）に応
じて患者の胃の中にチューブ（１０）を導入することを
止めることを特徴とする、上記方法。
（１０）ｐＨ感受性被覆物をチューブの基部に近い透明
な端部に配置する、特許請求の範囲第９項記載の方法。