JPS6229289Y2 - - Google Patents

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JPS6229289Y2
JPS6229289Y2 JP7432481U JP7432481U JPS6229289Y2 JP S6229289 Y2 JPS6229289 Y2 JP S6229289Y2 JP 7432481 U JP7432481 U JP 7432481U JP 7432481 U JP7432481 U JP 7432481U JP S6229289 Y2 JPS6229289 Y2 JP S6229289Y2
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motor
temperature
resistor
actuator
air conditioner
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JP7432481U
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JPS57185617U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輛用空気調和装置用アクチユエータ
の制御回路、特にアクチユエータを構成するモー
タの表面又は近傍の温度を検出してモータを制御
するようにした制御回路に関するものである。
従来、車輛用空気調和装置用アクチユエータ
は、モータとこのモータの回路を減速する減速ギ
ヤと、減速ギヤによつて駆動される出力ギヤと、
出力ギヤと一体となつた出力軸を有しており、上
記出力軸を車輛用空気調和装置の空気制御ドアた
とえば内外気切換ドアー、エアミツクスドア、モ
ード設定ドアに連動せしめ、これらドアの開動角
度を調整するもので、上記制御ドアが異物がはさ
まることに基づきロツク状態となつた場合、上記
モータの負荷が大きくなることからモータが焼損
してしまうのを防止する目的で温度ヒユーズをモ
ータに近接して取付け、この温度ヒユーズによつ
てモータの入力を遮断するようにしているが、こ
れによれば、温度ヒユーズを取り換えなければ、
モータを再び駆動することができないために、修
理の作業者に大きな負担をあたえることとなり、
又従来モータの運転初期のモータ側温度が低い低
温域においてもあるいは平常運転時の中温域にお
いてもあるいはモータを長期間使用することによ
り生じる高温域においてもモータに一律に一定の
大きさの電圧が印加されるためにモータにおける
温度が低温域又は高温域のときに、そのトルクが
小さくなりモータがロツクしやすくなる欠点を有
していた。
本考案の目的は、モータの表面側の又はその近
傍の温度を検出するサーミスタなどの温度センサ
を設け、この温度センサの出力によつてモータの
異常時にその入力を遮断するとともに、モータの
温度に応じてモータに供給される入力を調整する
ようにしモータの低温時あるいは高温時における
ロツクを防止するものであり、以下実施例を用い
て詳細に説明する。
第1図は本考案による車輛用空気調和装置用ア
クチユエータの制御回路の一実施例を示す回路図
であり同図において1はモータであり、これは回
転位置設定器2を構成するコモン接点3に接続さ
れ、上記コモン接点3は出力ギヤ4と一体に回動
する接片5に常時当接するもので、この接片5を
介して電圧を各接点6側に供給することができ
る。上記接片5の外周側一部には切欠部7が形成
され、この切欠部7に各固定接点6が対応するこ
とに基づきモータ1への入力が遮断され、モータ
が停止される。なおモータ1によつて図示しない
減速ギヤが回動され、この減速ギヤによつて上記
出力ギヤ4が回動され、上記出力ギヤ4と一体と
なつた出力軸8に図示しない空気調和装置を構成
する空気制御ドアが連動する。9はコネクタであ
り、端子E1,E2,T1,T2,S1ないしS
4を有しており、端子E1はモータ1に接続され
るとともにダイオード10、トランジスタ11を
介してアースされ、又端子E2はトランジスタ1
2を介してモータ1側に接続されるとともにさら
に、トランジスタ12を介してアースされる。又
端子T1,T2間には温度センサ14が接続さ
れ、この温度センサ14はモータ1の表面又はそ
の近傍の温度を検出する。上記端子T1はアース
され、又端子T2は低温検出用の演算増幅器15
の非反転入力側に抵抗16を介して接続され、さ
らに高温検出用の演算増幅器17の反転入力側に
抵抗18を介して接続され、さらに異常温度検出
用演算増幅器19の非反転入力側に抵抗20を介
して接続され、さらに抵抗21を介して電源22
の正極側に接続されている。なお上記演算増幅器
15,17,19はコンパレータとして作用する
もので、演算増幅器15の反転入力側には抵抗2
3と抵抗24との接続点より得られる基準電圧V
1が抵抗25を介して供給され、又演算増幅器1
7の非反転入力側には抵抗24と抵抗26との接
続点電圧V2が抵抗27を介して供給され、さら
に演算増幅器19の反転入力側には抵抗28と2
9との接続点電圧V3が抵抗30を介して供給さ
れ、演算増幅器15の出力側はダイオード31、
抵抗32、抵抗33を介してアースされ上記抵抗
32と抵抗33との接続点はトランジスタ11の
ベース側接続され、又演算増幅器17の出力側は
抵抗34を介して抵抗32に接続され、又演算増
幅器19の出力側はダイオード35と36のカソ
ード側に接続されダイオード35のアノード側は
抵抗37と38との接続点に接続され又ダイオー
ド36のアノード側は抵抗32と33の接続点に
接続される。なお抵抗37と38の接続点はトラ
ンジスタ12のベース側に接続される。
ここで、演算増幅器15,17,19について
説明すると、モータ1側の上記温度センサー14
によつて検出される温度が低温域の場合すなわち
第1の設定温度に相当する基準電圧V1よりも出
力電圧V0が大きい場合には演算増幅器15がH
レベルとなり、又上記温度が中温域の場合すなわ
ち出力電圧V0が第2の基準温度に相当する電圧
V2とV1との間にある時は演算増幅器15,1
7がいずれもLレベルとなり又、モータ1が高温
域の場合すなわち基準電圧V2よりも出力電圧V
0が小さい場合演算増幅器17がHレベルとな
り、又上記温度が異常に高くなり基準電圧V3よ
りも出力電圧V0が小さい場合上記演算増幅器1
9がLレベルとなる。なお、電圧V1,V2,V
3の間にはつぎの関係がある。
V3<V2<V1 したがつて以上の構成によれば位置設定スイツ
チ部50のいずれかの接点50ないし50
制御することにより、回転位置設定器2の回転位
置及びこの設定器2に連動する空気制御ドアを所
望の位置に設定することができる。そして、モー
タ1が始動の初期においては低温となつているの
であるが、この時はモータにおける軸受部分のオ
イルの粘度が大きくなつてその摩擦力が大きいた
めにモータ1のトルクが小さくロツクし易くなつ
ているのであるが、本実施例においてはこのよう
な低温域においては、第2図の動作説明図より明
らかなように演算増幅器15の出力がHレベルと
なつているためにトランジスタ11がONとな
り、このために電源22、位置設定スイツチ部5
0、回転位置設定器2、モータ1、端子E1、ダ
イオード10、トランジスタ11を介する電流が
供給され、このためモータ1の入力が大きくなり
モータのトルクを大きく設定することができる。
又、モータが回転して中温域に達すると演算増幅
器15,17のいずれの出力もLレベルとなるた
めにトランジスタ11がOFFとなり、この時ト
ランジスタ12のベース側に抵抗51,37を介
する電圧が供給され、トランジスタ12がONと
なつているために、モータ1には抵抗13を介す
る電源入力が供給され、したがつてモータ入力は
この抵抗13の電圧降下分だけ小さくなり、これ
によりモータを低騒音で運転でき、さらにその停
止位置の精度を向上することが可能となる。また
モータ1の長時間の使用によりモータ1又はその
近傍の温度が高温域に達すると演算増幅器17の
出力がHレベルとなるためにトランジスタ11が
ONとなりモータ1には直接端子E1を介する電
源電圧が供給されるためにその入力が大きくなり
したがつてトルクを大きくすることができる。す
なわちモータは長時間運転されることにもとづき
高温域に達すると、その巻線の抵抗値が増大する
ことによりトルクが低下しロツクし易くなるので
これを抑える目的でモータ1への電源入力をわず
か大きくすることによつてモータ1のトルクの低
下を抑制することができ、したがつてモータが高
温域に達した時にロツクしてしまうという問題を
解消できる。次にモータが何等かの原因でロツク
してしまいその表面又はその近傍の温度が異常に
高温となつた場合には演算増幅器19の出力がL
レベルとなるためダイオード35,36がONと
なり、トランジスタ11,12のベース側電圧が
アースに引き下げられるために両トランジスタ1
1,12がOFFとなりモータ1の入力が遮断さ
れる。したがつてモータ1が焼損するのを防止で
き、火災などの発生を防止することができる。
以上説明したように本考案による車輛用空気調
和装置用アクチユエータの制御回路によればモー
タの表面又はその近傍の温度を検出する温度セン
サの出力信号にもとづいてモータ入力を調整し、
又モータ入力を遮断可能としたのでモータを有効
に保護できるとともにモータが運転初期又は長時
間の使用によりトルクが低下するような状態とな
つてもその時モータ入力を増加することができる
ので、モータのロツクを防止することができる。
なお、本考案において回転位置設定器2はその
停止位置が4ケ所であるとして説明したがそれ以
上、またはそれ以下の個所に停止し得るものであ
つてもよい。
又温度やセンサ14についてはモータ1の表面
側近傍に取付けることに限定されず、モータ1を
出力ギヤ4などとともに包囲するケースの表面側
に設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案による車輛用空気調和
装置用アクチユエータの制御回路の一実施例を示
す回路図、及び動作説明図である。 1……モータ、2……回転位置設定器、4……
出力ギヤ、6……接点、7……切欠部、9……コ
ネクタ、13……抵抗、14……温度センサ、1
5,17,19……演算増幅器、22……電源、
50……位置設定スイツチ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) モータと、このモータに連動する出力ギヤと
    を有し、車輛用空気調和装置における空気制御
    ドアを制御するアクチユエータにおいて、上記
    モータの入力側に抵抗を接続し、かつ上記モー
    タの表面又はその近傍の温度を検出する温度セ
    ンサを設け、この温度センサの出力に基づき、
    上記抵抗の抵抗値を変化する制御部を設けたこ
    とを特徴とする車輛用空気調和装置用アクチユ
    エータの制御回路。 (2) 上記制御部は、モータの回転に伴い発生する
    温度が第1設定温度より低い低温域又は上記第
    1設定温度より一定レベル高い第2設定温度よ
    り高い高温域に達した時に上記モータに接続さ
    れる抵抗の抵抗値を小さくするか、又は0とし
    てモータ入力を大きくするようにしたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    車輛用空気調和装置用アクチユエータの制御回
    路。 (3) 温度センサがモータのロツク時に発生する異
    常に高い上記第2設定温度より高い第3の設定
    温度を越えた温度を検出した時に上記モータの
    入力を遮断するようにした実用新案登録請求の
    範囲第2項記載の車輛用空気調和装置用アクチ
    ユエータの制御回路。
JP7432481U 1981-05-22 1981-05-22 Expired JPS6229289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7432481U JPS6229289Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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JP7432481U JPS6229289Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57185617U JPS57185617U (ja) 1982-11-25
JPS6229289Y2 true JPS6229289Y2 (ja) 1987-07-28

Family

ID=29870099

Family Applications (1)

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JP7432481U Expired JPS6229289Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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JP (1) JPS6229289Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111465807A (zh) * 2017-12-19 2020-07-28 三菱电机株式会社 空调机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111465807A (zh) * 2017-12-19 2020-07-28 三菱电机株式会社 空调机

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JPS57185617U (ja) 1982-11-25

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