JPS6229129Y2 - - Google Patents

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JPS6229129Y2
JPS6229129Y2 JP14376583U JP14376583U JPS6229129Y2 JP S6229129 Y2 JPS6229129 Y2 JP S6229129Y2 JP 14376583 U JP14376583 U JP 14376583U JP 14376583 U JP14376583 U JP 14376583U JP S6229129 Y2 JPS6229129 Y2 JP S6229129Y2
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JP
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cooling
spray unit
cooling spray
steel plate
hot steel
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JPS6052011U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は熱鋼板、例えば熱間圧延された厚鋼板
等の強制冷却装置の冷却ユニツト組替装置に関す
る。
〔技術的背景〕
最近の厚板製造プロセスにおいては、合金元素
の低減、省熱処理、新鋼種の開発等を目的とし
て、仕上圧延機におけるコントロールド圧延の直
後に強制冷却を組み合せオンライン冷却を行な
う、いわゆる調質冷却プロセスがすでに実用化さ
れつつある。
このプロセスに適用される冷却設備は、厚板製
造プロセスの特徴である多品種製造に対応する適
応性とともに、圧延機直後又は熱間矯正機直後に
設置するオンライン冷却設備としての特性を備え
たものでなければならない。
従つてこの冷却設備は、 (1) 適用プロセスに適応した冷却性能と制御性を
持つこと。
(2) 被冷却材の上下及び板方向の冷却の均一性に
優れ、冷却による板間材質のバラツキ及び鋼板
形状の悪化が最小限に押えられること。
(3) ラインには冷却を適用しない熱鋼板の通板が
頻繁に行なわれるので、その場合は退避、バイ
パス又は他の方法によつて冷却装置が保護でき
ること。
(4) 工場の最重要ラインに設置されるので故障が
少なく、かつ、保守性の優れ、更に全体として
コンパクトな設備であること。
の条件を具備したものが望ましい。
熱間の厚鋼板を冷却する設備としては、例えば
特公昭47−46641号公報が知られている。ここに
開示されているものは、ローラプレツシヤクエン
チシステムに関するもので、熱間の厚鋼板を上下
に配したローラー間で拘束しながら搬送すると共
に、該厚鋼板の上下両面に液体冷媒を供給し、焼
入れするものである。しかし、この設備を前述し
たオンライン冷却設備にこれを適用するとすれ
ば、冷却条件を調整する設備等の改良の必要性が
あること、および上記条件の4項に難点があり、
これに適応させるためには、大巾な投資コストの
増加が伴う。
特に、実用的な熱鋼板の冷却装置とするには、
設備的に比較的困難な構造であつて、保守の容易
なことが必須の要件である。
従前の焼入装置では、第1図に示す如く別設さ
れたノズルヘツダー11より導管12を介して
個々の噴射ノズル13に通水されていた。この場
合、噴射ノズル13は個々に脱着が必要であり、
熱鋼板幅方向に多数配列された噴射ノズル群の脱
着に長時間を有する。しかもノズルヘツダー11
に連結する導管12、該導管の先端に設けたノズ
ル13、導管12の先端のノズル13部分を支持
するベースフレーム15と構成部が多数に配置さ
れ全体の構成を複雑にしていた。
そこで近年では、噴射ノズルの着脱作業を容易
にするとともに、ライン外で多数個のノズルの正
確な噴射角度調整を可能なように構成した冷却ス
プレーユニツトが出現した。
第2図は、同冷却スプレーユニツト10の詳細
を示す。同図において、ノズルヘツダー11、導
管12は第1図に示す従来のものと同様である
が、 ノズル13は冷却スプレーユニツトベース14
に取り付けられており、同冷却スプレーユニツト
ベース14はベースフレーム15にボルト16で
締結されている。即ち、ノズル13は、導管12
とは分離し、ベースフレーム15の導管12とス
プレーユニツトベース14のノズル13接合面近
傍には防水用シール17が装着されることによつ
て、シール性をより強固にしている。冷却スプレ
ーユニツトベース14とベースフレーム15が分
離される構造になつている。
第3図は冷却スプレーユニツト10を装着した
熱鋼板冷却装置の概略を示すもので、熱鋼板1が
上ロール2と下ロール3に挟圧されて搬送され、
上ロール2、下ロール3の各ロール群に配置され
た冷却スプレーユニツト10から冷却水を噴射す
ることによつて冷却を実施するものである。
従来かかる着脱作業を容易にした冷却スプレー
ユニツト10を熱鋼板冷却装置から、取り替える
に当つては、第2図で示すボルト16をはずし通
常の天井走行クレーンによつて各ユニツト毎吊り
下げて行つているため、人手も時間もかかり、作
業効率化の大きな阻害要因となつていた。
〔考案の目的〕 本考案は、かかる分離可能な冷却スプレーユニ
ツトを、正確かつ迅速に組替えることができ、メ
ンテナンス時間短縮が可能で、したがつて製造ラ
インの生産低下をまねくことがなく、常にプロセ
スに適応した冷却性能と制御性を維持できる冷却
スプレーユニツトの組替装置を提供することを目
的とする。
〔考案の構成〕
本考案の冷却スプレーユニツト組替装置は、第
3図に示す分離可能な冷却スプレーユニツトを上
下のロール群のそれぞれのロールの間に配置した
熱鋼板冷却装置において、分離した冷却スプレー
ユニツトを受け取り、下ロールと退避位置に通ず
る走行架台上に設けたレールを走行できるように
構成されており、走行装置と前記スプレーユニツ
トの昇降載架装置とを具備している。
〔実施例〕
以下、添付図に示す実施例に基づき本考案を説
明する。
第4図は、本考案にかかる冷却スプレーユニツ
トの組替装置の作動状態を示す正面図であり、第
5図は冷却スプレーユニツトを組替装置に載架し
た状態を示す側面図、第6図は第4図の−線
から見た組替装置の平面図である。
20は本考案のかかる組替装置の全体を示し、
熱鋼板冷却作業中は、冷却装置の系外に退避され
ている。
21は冷却スプレーユニツト組替装置20を退
避位置から装置内に案内する架台であり、冷却装
置の中においては、下ロール3が装置の案内架台
となる。23は組替装置の駆動モータであり、カ
ツプリング24、ギヤーボツクス25、チエーン
26とを介して、V形もしくは円弧形の車輪27
を駆動することによつて、組替装置20は前記の
架台21と下ロール3上を前後進するように構成
されている。
28は上冷却スプレーユニツト10は載置して
受けとる油圧ジヤツキであり、29は下冷却スプ
レーユニツト10′を吊下して受け取る治具31
を下部に具備してなる油圧ジヤツキである。これ
らのジヤツキ28,29は内部に組込まれた油圧
装置により作動する。
32は分離した冷却スプレーユニツト10を載
架するための受け架台である。
〔作用〕
つぎに、上記の構成を有する冷却スプレーユニ
ツトの組替装置20の操作を説明する。
組替作業に当つては、まず図示しない昇降装置
によつて冷却スプレーユニツト10とともに上ロ
ール2を上昇させて、組替装置20の挿入のため
の空間を用意する。
上方の冷却スプレーユニツト10は組替装置2
0を冷却装置に挿入後、油圧ジヤツキ28を上昇
させて、受け架台32に冷却スプレーユニツト1
0を載置した後、第2図に示す上ベースフレーム
15に冷却スプレーユニツト10を取り付けてい
るボルト16をとりはずし、油圧ジヤツキ28を
下降させて受架台32に載せる。一方、下冷却ス
プレーユニツト10′は油圧ジヤツキ29を下降
した後、第2図に示す下ベースフレーム15′に
下冷却スプレーユニツト10′を取りつけている
ボルト16′をとりはずし、治具31を連結して
上昇させ下ベースフレーム15′から分離させ
る。
その状態で駆動モータ23を駆動して、冷却装
置内では下ロール3を案内とし、冷却装置外にお
いては架台21を案内として移動され上下の冷却
スプレーユニツト10,10′を冷却装置外に搬
出する。
上記の実施例においては、当然、組替装置20
の駆動源としてはモータを用い、また冷却スプレ
ーユニツト10の受け昇降装置としてジヤツキを
使用した例を示したが、これに限定されるもので
はなく、手動でも自動の種々の代替手段を採り得
ることは当然である。
〔考案の効果〕
以上の構成を持つ本考案による冷却スプレーユ
ニツト組替装置によつて、 (1) 一度に上、下冷却スプレーユニツトの脱着に
よつて100〜200個のノズルの交換が可能とな
り、高能率になり、したがつて休止時間が短く
なりラインの生産性が大巾に向上する。
(2) 交換のための作業時間が短縮されるので、冷
却装置内に作業者が入る時間を短縮することが
でき、作業員安全上メリツトが大きい。
(3) ノズルの交換は、上、下冷却スプレーユニツ
トを冷却装置外に搬出した後行なえばよく、メ
ンテナンスが正確に行なわれるため鋼板の適正
な冷却が安定して確保することができ、冷却す
る鋼板の品質が均一に保たれる。
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の冷却スプレーユニツトの構造を
示し、第2図と第3図は本考案の対象となる冷却
スプレーユニツトと同冷却スプレーユニツトを装
着した熱鋼板冷却装置の概略を示す図である。第
4図〜第6図は本考案に係る冷却スプレーユニツ
ト組替装置を示し、第4図は正面図、第5図は側
面図、第6図は第4図の−線による平面図を
示す。 1…熱鋼板、2…上ロール、3…下ロール、1
0…冷却スプレーユニツト、11…ノズルヘツダ
ー、12…導管、13…噴射ノズル、14…冷却
スプレーユニツトベース、15…ベースフレー
ム、16…ボルト、17…防水用シール、20…
冷却スプレーユニツト組替装置、21…架台、2
3…駆動モータ、24…カツプリング、25…ギ
ヤーボツクス、26…チエーン、27…車輪、2
8,29…油圧ジヤツキ、31…治具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送される熱鋼板の上下両面に冷却水を噴射す
    る分離可能な冷却スプレーユニツトを相隣り合う
    上下搬送ロール間に配設してなる熱鋼板冷却装置
    において、下搬送ロール上を進退自在に移動する
    ための移動装置と前記の分離可能な冷却スプレー
    ユニツトを昇降載架する受け架台とを具備してな
    ることを特徴とする冷却スプレーユニツト組替装
    置。
JP14376583U 1983-09-17 1983-09-17 冷却スプレ−ユニツト組替装置 Granted JPS6052011U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14376583U JPS6052011U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 冷却スプレ−ユニツト組替装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14376583U JPS6052011U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 冷却スプレ−ユニツト組替装置

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Publication Number Publication Date
JPS6052011U JPS6052011U (ja) 1985-04-12
JPS6229129Y2 true JPS6229129Y2 (ja) 1987-07-27

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JP14376583U Granted JPS6052011U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 冷却スプレ−ユニツト組替装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5571415B2 (ja) * 2010-03-05 2014-08-13 山陽特殊製鋼株式会社 連続熱処理装置
JP5551504B2 (ja) * 2010-05-07 2014-07-16 Jfeスチール株式会社 鋼板の端面加熱装置

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JPS6052011U (ja) 1985-04-12

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