JPS6228954B2 - - Google Patents

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JPS6228954B2
JPS6228954B2 JP55181776A JP18177680A JPS6228954B2 JP S6228954 B2 JPS6228954 B2 JP S6228954B2 JP 55181776 A JP55181776 A JP 55181776A JP 18177680 A JP18177680 A JP 18177680A JP S6228954 B2 JPS6228954 B2 JP S6228954B2
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JP
Japan
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carboxyborane
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represent
methyl group
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JP55181776A
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JPS57145886A (en
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Efu Shupiirufuoogeru Baanaado
Teii Makufuairu Andoryuu
Eichi Hooru Irisu
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DEYUUKU UNIV Inc
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DEYUUKU UNIV Inc
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Publication of JPS6228954B2 publication Critical patent/JPS6228954B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • C07F5/027Organoboranes and organoborohydrides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/06Antihyperlipidemics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、顕著な抗腫瘍および抗高指血症作用
を有するアミン―カルボキシボラン(アミノ酸の
ボロン類似体)およびその製造方法に関するもの
である。 好ましい生物学的作用を有し、ならびに癌の治
療に有用な化合物を得るための近年の研究調査に
よれば、毒性を出来る限り低くし、生物学的作用
を高めた化合物が必要であることが明らかにされ
た。中性子捕獲療法において、ホウ素化合物を使
用することは早くも1936年にG.I.ロツヒヤー
(Locher)により、アメリカン・ジヤーナル
(American Journal)、第36巻、第1頁(1936
年)に報告された。この療法の原理は、今日では
ホウ素化学者によく知られているとおり、 10Bお
よび熱中性子が細胞破壊性の核反応を生ずること
に基づく。この方法を使用する上で唯一の非常に
重要な前提条件は、新生物(ネオプラズム)と正
常組織とで 10Bの取り込み濃度に大きな差があ
り、そのため、腫瘍のみが破壊されることであ
る。中性子捕獲療法に基づく制癌の試みには、
A.H.ソロウエイ(Soloway)により、プログレ
ス・イン・ボロンケミストリー(Rrogress
n Boron Chemistry)、第1巻、第4章〔マク
ミラン(MacMillan)社、ニユーヨーク、1964
年〕に提案された方法、すなわち、ボロンを含有
する代謝拮抗剤または制癌剤を調製すれば、ネオ
プラズムに二重の打撃を与えうるという方法も含
まれる。この方法によれば、該ボロン化合物自身
の有する腫瘍の成長に対する直接的抑制作用と該
化合物のネオプラズム中への選択的取り込みによ
る中性子捕獲療法の同時適用を組み合せることが
できる。 本発明は、顕著な抗高脂血症(コレステロール
低下)作用を有する新規アミン―カルボキシボラ
ン化合物を提供するものである。さらに詳しく
は、本発明者等は次式: R1R2NHBH2C(O)OH () (式中、R1およびR2は、水素原子、メチル
基、エチル基、プロピル基およびn―ブチル基よ
りなる群から選ばれる基を表わす。) で表わされるアミン―カルボキシボランが顕著な
抗高脂血症作用を有することを見出した。 本発明の新規アミン―カルボキシボランの製造
方法およびその有用性について、以下の実施例に
基づいてさらに詳しく説明する。実施例中、反応
体の相対量は重量部を表わし、室温とは20〜30℃
の温度を意味する。 実施例 1 アンモニア―カルボキシボラン〔H3N・H2BC
(O)OH〕 ―グリシンのボロン類似体であるアンモニア―
カルボキシボランの合成、X―線結晶構造および
生物学的作用について― 次式′: H3N・BH2CO2H (′) で表わされるアンモニア―カルボキシボラン(グ
リシンのボロン類似体)を次式: Me3N・BH2CO2H で表わされる化合物のアミン置換反応により製造
し、単結晶X―線分析で構造特性を決定した:こ
のアンモニア―カルボキシボランは生物検定によ
り生物学的活性、特に顕著な抗高脂血症作用を有
することが見出された。 グリシン(H2NCH2CO2Hまたは
H3N+CH2CO2 -)は最も簡単なアルフア―アミノ
酸であり最初に発見されたものである。本発明者
等は、グリシンの等電子的かつアイソステリツク
(プロトン化)ボロン類似体である式′で表わさ
れるアンモニア―カルボキシボランおよびその製
造法ならびに生物学的性質を見出した。式′で
表わされる化合物(以下、化合物1という)は、
〓〓〓〓〓
上記α―アミノ酸の新規クラスのボロン類似体の
親化合物とみなすことができる。本発明者等は既
に他のアミン―カルボキシボラン、例えば次式: Me3N・BH2CO2H で表わされるベタインのボロン類似体の合成につ
いて、「ジヤーナル・オブ・アメリカ・ケミカ
ル・ソサイエテイー(Journal of America
Chemical Society)」、第98巻、第5703頁(1976
年)に報告したが、この先行技術の化合物例に
は、窒素原子に水素原子が直接結合したものは含
まれていない。本発明において非常に重要な点
は、本発明の化合物は、そのグリシン系類似体と
同様にペプチド結合を形成する能力を有し、蛋白
質中に取り込まれることができることである。本
発明者等は、化合物1の構造を単結晶X―線分析
により明確に決定し、またその安定性を数種の溶
媒中で調査した。動物を用いたモデル実験による
予備試験により、化合物1は生物学的作用、特に
顕著な抗高脂血症作用を示した。 アンモニア―カルボキシボランの製造は、アミ
ン交換反応で行なつた。次式: Me3N・BH2CO2Hで表わされる化合物1部を液
体アンモニア10部と、真空にしたステンレス・ス
チールシリンダー内で、室温で3週間反応させ、
3週間後に過剰のアンモニアを蒸発除去し、最後
にポンプで除去した。残留物を乾燥クロロホルム
を使用してフラスコへ移し、3〜4時間還流し、
熱時過し、加熱したクロロホルムで洗浄し、式
′: H3N・BH2CO2H (′) で表わされる化合物を不溶性残留物として得た。
この方法により粗生成物の収率は50〜55%であつ
た。反応時間を3週間から6週間に増加してもこ
の収率は実質的に不変であつた。反応時間が2週
間の時は収率は30%であつた。 この粗生成物を冷水から新たに結晶化したもの
の融点は116℃であつた。しかしこの融点は、生
成物を通常の実験室条件でスクリユーキヤツプバ
イヤル中で一定時間保存すると、スペクトル特性
の検知しうる変化を伴なわずに低下した。 IR分析(KBr 単位cm-1) ν(NH):3330(s)、3250(s)、3200
(b,s)にピークを有する広い包絡線 ν(OH):3000(b) ν(NH...O):2780(b,s)、2650(s) ν(BH):2400(s)、2340(sh)、2250
(sh) (δ+τ)(NH):2050(w)、1840(b,
w)、1760(b,w) ν(CO):1640(s) δ(NH):1650(s) (但し、sは吸収、 bは巾の広い吸収 shはシヨルダー吸収、そしてwは弱い
吸収を表わす。) 単結晶X―線分析により、得られた生成物が式
′で表わされるアンモニア―カルボキシボラン
の構造を有することを確定した。アンモニア―カ
ルボキシボランの単斜晶系結晶は、 a=4.859(2)Å b=5.291(2)Å c=15.523(7)Å β=108.44(3)゜ U=378.6A3 Z=4 dc=1.313gcm-3 の値を有し、空間群P21/cに属した。この構造
はG.ゲルマイン(Germain)等により、「アク
タ・クリスタログラフイカ(Acta Crystallogr.
)」セクシヨンA.第27巻、第368頁に記載された
マルタン・プログラム・パツケージ(MULTAN
program package)を使用して、直接法で解析
した。エンラフーノニウス(Enraf―Nonius)
CAD―3自動回析計(Ni―フイルター通過Cu―
Kα照射、λ=1.5418Å、θ〜2θスキヤン)に
よる統計学的に有意な〔が2.0シグマ()よ
り大きい〕598回の測定により、原子の位置的お
よび熱学的(異方性B、C、N、O;等方性H)
パラメーターをフルマトリツクス・最小自乗
(Full―matrix Least―squares)法で整理
(refine)すると、R4値は0.052に集束した。固体
状態では、H3N・H2BC(O)OHの分子は、光学
的に不活性もしくはラセミカルボン酸に典型的な
形、すなわち、中心対称ダイマー
(centrosymmetric dimer)として存在するが、
O―H…O水素結合の距離は若干長く、したがつ
てやや弱い〔O…Oが単純酸では約2.64Åである
のに対し、H3N・H2BC(O)OHでは2.668(2)Å
〓〓〓〓〓
である。〕。H3N・H2BC(O)OHのダイマーは、
さらに、アミノ水素原子2つを含むダイマー間の
N―H…O水素結合〔N…O2.981および3.157
Å〕によつて、単純カルボン酸では生じない比較
的強いクラスの分子間相互作用を有し、この特性
はプロピオン酸(−20.8℃)に比べて融点が高い
原因の一つに違いないと考えられる。 H3N・H2BC(O)OHの加水分解は、非常にゆ
つくりと進行する:これは該化合物の0.118M水
溶液が3時間でほんの痕跡量の分解しか示さなか
つたことから証明された。H3N・H2BC(O)OH
の遅い分解速度は、アルカリ条件でも認められ、
例えば1N水酸化ナトリウム中の該化合物の
0.126M溶液は、3時間で0.33%しか起らず、そ
の後、分解速度は次第に遅くなり、3日後までに
痕跡量のガスが発生しただけであつた。これに対
して、酸性条件ではH3N・H2BC(O)OHは容易
に分解され、例えば、該化合物の1N塩酸中の
0.126M溶液から、該化合物1モルに対して2.23
モルのガスが発生し、この発生は20.5時間後には
2.27モルに増加し、その時点でガスの発生は完了
した。加水分解がB―H結合のみで生ずると仮定
すれば、1モルのH3N・H2BC(O)OHから2モ
ルの水素(H2)が発生する筈である。しかしなが
ら、発生したガスの赤外吸収スペクトル分析によ
れば、発生したガスにはCOが含まれており、こ
の事実は、分解過程で中間分解産物〔H3N・
BH2CO〕+が生じ、これがさらに加水分解されて
COおよびH2を生ずる分解反応も存在することを
示唆している。このアンモニア―カルボキシボラ
ン化合物(H3N・H2BC(O)OH)が、熱に対し
て可成安定であることは、該化合物0.778ミリモ
ルを真空フラスコ中で60℃8時間加熱したとき、
僅か0.55モル%しか分解しなかつたことから証明
された。 本発明の化合物1は、C.ピアンタドシ(Pianta
―dosi)等により、「ジヤーナル・オブ・フアー
マコロジカル・サイエンス(Journal Pharm.Sci.
)」、第58巻、第821頁(1969年)に記載された下
記の試験において顕著な抗腫瘍作用を示した。こ
のスクリーニング試験において、コントロールの
6―メルカプトプリンは99%の阻止率を示した。
さらに、本発明の化合物1は、リーバーマン―バ
ーチヤード(Lieberman―Burchard)反応で血
清コレステロールを測定する方法により、顕著な
抗高脂血症作用を有することが判明した。この試
験において、クロフイブレート(clofibrate)は
98%の阻止率を示した(クロフイブレートは顕著
な抗高脂血症作用を示すために300mg/Kgを要し
た。)。上記の抗腫瘍作用および抗高脂血症作用を
評価する各試験においては、H3N・H2BC(O)
OHを1日当り20mg/Kgの用量でCF1雄マウスに
投与した:LD50は、0.2g/Kgより大きかつた。
抗腫瘍作用試験(エーリツヒ腹水癌での試験)に
おいては、H3N・H2BC(O)OHの腫瘍抑制率は
76.5%であつた。抗高脂血症試験においては、血
清コレステロール値の低下率は、9日後に44%、
16日後に60%であつた。 上記2種の試験の結果を、後記実施例2および
3の結果とともに第1表に示す。なお、第1表に
は、後記実施例3に記載する抗炎症作用試験の結
果も示す。
【表】 実施例 2 ジメチルアミン―カルボキシボラン 〔(CH32NH・H2 BC(O)OH〕 −,N,N―ジメチルグリシンのボロン類似体
であるジメチルアミン―カルボキシボランの合
成、X―線結晶構造および抗腫瘍作用について− N,N―ジメチルグリシンの、生物活性を有す
るボロン類似体:Me2NH・BH2COOH(化合物
〓〓〓〓〓
2)を、Me3N・BH2COOHのアミン転位反応に
より製造し、単結晶X―線分析により構造特性を
決定した。 ジメチルアミン10部を次式: (CH33N・BH2C(O)OH で表わされるトリメチルアミン―カルボキシボラ
ン1部とスチール製ボンベ中で、室温にて15日間
反応させて、ジメチルアミン―カルボキシボラン
を製造した。未反応のトリメチルアミン―カルボ
キシボランを室温でクロロホルムに溶解して除
き、ジメチルアミン―カルボキシボランを得、こ
れを熱クロロホルムから再結晶した。 反応時間を充分長くすることにより、ジメチル
アミン―カルボキシボランの収率は80%に達し
た。その分析結果は下記のとおり満足すべきもの
であつた: 融点:105℃(分解) IR分析(ヌジヨール 単位cm-1) ν(NH):3200(sh) ν(OH):3160 ν(BH):2370(s)、2290(m) ν(CO):1640(s) NMR分析 δ(NMe2):2.45ppm(D2O中でδ(HOD)
=4.70ppmをレフアレンスとして) さらに、生成物の構造を単結晶X―線分析によ
り確認した。 結晶データ:C3H10BNO M=102.93 単斜晶系結晶 空間群:P21/c a=10.548(5)Å b=6.600(3)Å c=9.395(5)Å β=90.98(5) U=654.0A3 Z=4 Dc=1.045gcm-3 θ97゜の強度は、エンラフ―ノニウス(Enraf
―Nonius)CAD―3自動回析計で記録した(Ni
―フイルター通過Cu―Kα照射、λ=1.5418
Å;θ―2θスキヤン)。構造は直接法で解析し
た。原子の位置的および熱学的(異方性B,C,
N,O;等方性H)パラメーターは、統計学的に
有意な885回の測定により、フルマトリツクス・
最小自乗法で計算して、R0.066に整理された。
結晶中で、ダイマーは、さらにN―H…O水素結
合(N…O2.867Å)を伴なつていた。 ジメチルアミン―カルボキシボランは空気中で
安定であるが、通常の実験室条件に長期間保存す
ると融点のシヤープさが失なわれる: しかしながら、他のスペクトル特性は不変であ
る。またジメチルアミン―カルボキシボランは、
真空フラスコ中で60℃8時間加熱した時、極めて
安定で、約0.7%の水素を発生して若干昇華した
のみであつた。ジメチルアミン―カルボキシボラ
ンの加水分解に対する相当の安定性は、該化合物
の約0.05M水溶液が、完全にH2に分解すると仮定
して、理論量の僅か約1.5%のH2を2日後に発生
し、1週間後に約2.0%、そして3週間後に44%
のH2を発生した事実から証明された。さらに、
ジメチルアミン―カルボキシボランは、1N水酸
化ナトリウム中の該化合物の約0.06M溶液が、7
日後にも検知しうる量のH2を発生しなかつたこ
とから、強塩基中でも安定であることが見出され
た。しかしながら、他方、ジメチルアミン―カル
ボキシボランは、1N塩酸中で容易に加水分解さ
れ、2日以内に理論量を越すガスを発生した:発
生したガスの赤外吸収スペクトル分析によれば、
水素とともに一酸化炭素(CO)も放出されたこ
とが判明した。この場合の一酸化炭素の発生は、
酸による分解反応には次式A: Me2NH・BH2COOH+H+ →〔Me2NH・BH2CO〕++H2O (A) で表わされる第2の反応経路が存在することを示
唆するものである。この中間分解物:
〔Me2NH・BH2CO〕+は、ひき続いて加水分解さ
れ、既に報告されているBH3COの加水分解同様
にして一酸化炭素および水素を発生する。 エーリツヒ腹水癌によるスクリーニング試験に
おいて、CF1雄マウスにジメチルアミン―カルボ
キシボランを1日当り33.3mg/Kg投与すると腫瘍
の成長を94.6%阻止した。この化合物のLD50
200mg/Kgより大きかつた。 実施例 3 メチルアミン―カルボキシボラン(CH3NH2
H2BC(O)OH) −ザルコシンのボロン類似体であるメチルアミ
〓〓〓〓〓
ン―カルボキシボランの合成、X―線結晶構造お
よび生物学的作用について− ザルコシン(N―メチルグリシン)のボロン類
似体:MeNH3・BH2COOH(化合物3)を
Me3N・BH2COOHのアミン転位反応により製造
し、単結晶X―線分析で構造特性を決定した:生
物試験により、得られた化合物3が顕著な抗腫瘍
および抗高脂血症作用を有し、さらにおだやかな
抗炎症作用を有することが判明した。生物学的作
用を有する、α―アミノ酸の等電子的かつアイソ
ステリツクなボロン含有類似体に属する本発明化
合物の存在は、多くの科学的および医学的分野に
多大の影響を及ぼすものと期待される。一般的α
―アミノ酸のボロン類似体を合成する目的で研究
を重ねた結果、本発明者等は、ザルコシン(N―
メチルグリシン)のボロン類似体であるメチルア
ミン―カルボキシボラン:MeNH2・BH2COOH
の合成法、X―線結晶構造および生物学的作用を
見出した。 メチルアミン―カルボキシボランの製造は、メ
チルアミン10部をMe3N・BH2COOH1部とステン
レス・スチール製ボンベ中で、室温で15日間反応
させて行なつた。未反応のトリメチルアミン―カ
ルボキシボランを熱クロロホルムに溶解して除去
し、メチルアミン―カルボキシボランを得、冷水
から再結晶した。再結晶前の収率は95%以上であ
つた。この生成物につき、下記の満足すべき分析
結果を得た。 融点:108〜9℃(分解) IR分析(KBr 単位cm-1) ν(NH):3270(s)および3190(s) ν(OH):3040(s) ν(CO):1640(s) δ(NH):1600(s) 1H NMR分析(D2O) δ 2.3(CH3N) δ 4.7(s HCO) マススペクトル分析 m/e89(M+,C2H8 11BNO2) 単結晶X―線回析により、メチルアミン―カル
ボキシボランの構造を確定した。その結果によれ
ば、メチルアミン―カルボキシボランの単斜晶系
結晶に対し: 空間群:P21/c a=5.125(2)Å b=5.509(3)Å c=17.289(8)Å β=99.91(5) U=481Å Z=4 dc=1.228gcm-3 の値を得た。 この構造は、前記G.ゲルマイン等の報告に記
載されている直接法により解析した。原子の位置
的および熱学的(異方性B,C,N,O;等方性
H)パラメーターは、エンラフ―ノニウス
CAD―3自動回析計(Ni―フイルター通過Cu―
Kα照射、λ=1.5418Åθ〜2θスキヤン)によ
る統計学的に有意な〔Iが2.0シグマ()より
大きい〕690回の測定により、フルマトリツク
ス・最小自乗法で整理するとR値0.039に集束し
た。固体状態において、中心対称ダイマー構造お
よび分子寸法が認められた。 アンモニア―カルボキシボランの場合と同様
に、メチルアミン―カルボキシボランのダイマー
内で水素結合したO…O間の距離は2.688Åで、
単純カルボン酸についての相当する値約2.64Åよ
りやや長かつた。このダイマーは、結晶内におい
て、さらに弱いN―H…O水素結合を伴なつてい
た(N…O3.101および3.102Å)。 メチルアミン―カルボキシボランが、空気中で
可成安定であることは、通常の実験室条件で長期
間保存すると融点が若干低下するものの、赤外吸
収スペクトルが不変であることから確認された。
水中においては、メチルアミン―カルボキシボラ
ンはゆつくりと分解した;典型的には、該化合物
の0.0443M水溶液は完全に水素に分解すると仮定
した場合に対し、3時間後に0.25%、21時間後に
1.7%、7日で2.4%、そして14日で2.9%の水素を
発生した。速度の遅いメチルアミン―カルボキシ
ボランの分解は、1N水酸化ナトリウム中でも起
り、該化合物の1N水酸化ナトリウム中の0.0423M
溶液は、3時間でガスの発生は無く、18時間で
0.25%の水素を発生し、7日間で0.85%の水素を
発生した。メチルアミン―カルボキシボランは、
水および水酸化ナトリウム溶液中で比較的安定で
あるのに対し、酸には不安定であつた。1N塩酸
中でのメチルアミン―カルボキシボランの急速な
〓〓〓〓〓
分解は、24時間で理論量よりも多い水素の発生を
伴なつて起り、IRスペクトルで発生したガスを
分析すると、ガス中に水素の他に一酸化炭素が認
められたことにより確認された。一酸化炭素の発
生は、酸によつて中間分解物:〔MeNH2
BH2CO〕+が生じ、該中間分解物がひき続いて加
水分解されて、既に報告されたBH3COの加水分
解同様に一酸化炭素および水素を生ずる分解反応
経路の存在を示唆するものである。メチルアミン
―カルボキシボランは熱に可成安定であり、真空
フラスコ中で60℃8時間加熱したとき、僅か0.6
モル%の水素の発生しか認められなかつた。 メチルアミン―カルボキシボランをCF1雄マウ
スに1日当り20mg/Kgの用量で投与したとき顕著
な抗腫瘍および抗高脂血症作用が認められ、
LD50 10は1g/Kgより大きかつた。メチルアミン
―カルボキシボランのエーリツヒ腹水癌によるス
クリーニング試験では、腫瘍成長に対する抑制率
は94%であり、一方、血清コレステロール値低下
率は9日後に34%、16日後に33%であつた。さら
にメチルアミン―カルボキシボランを20mg/Kgの
用量で投与すると、おだやかな抗炎症作用(46
%)が認められた。 実施例4及び実施例5 1H NMR及び 11B NMRスペクトルは夫々室
温にてVarian―XL300NMRスペクトル測定機及
びJEOL FX 90QNMRスペクトル測定機により
得た。化学シフトは内部のテトラメチルシラン
(tetramethylsilane)及び外部のボロントリフル
オリドエーテレート(borontrifluoride
etherate)に関係し化学シフトの正値は非遮蔽を
表わす。エチルアミン及びジ―n―プロピルアミ
ンは市販品を入手し、さらに精製することなく使
用した。 1 エチルアミン―カルボキシボラン:トリメチ
ルアミン―カルボキシボラン(6.0g:
51.3mmol)を含み−78℃に保たれたステンレ
ス鋼圧力反応容器中で、凝縮によりエチルアミ
ン(約30ml)を得る。該容器を組み立て55ない
し57℃で15時間加熱する。次にこの容器を−78
℃に冷却し、その後容器を開けてアミンを放出
させる。残留物をジクロロメタン(3回×25
ml)で洗浄し、濾過しそしてメタノール/クロ
ロホルム/ジエチルエーテルで結晶化させる。 収量3.5g、収率66.3%、融点73ないし75℃ 11B NMR(D2O):δ=−17.9ppm,t,
1JB,H=90±2 Hz; 1H NMR(D2O):δ=1.0ppm,t,
CH3;2.6ppm,q,CH2. 2 ジ―n―プロピルアミン―カルボキシボラ
ン:ジ―n―プロピルアミン(約50ml)中のト
リメチルアミン―カルボキシボラン(5.0g;
42.8mmol)を60ないし65℃で9時間加熱す
る。過剰アミンを真空蒸留により除去する。残
留物を真空乾燥しその後ジエチルエーテルで結
晶化させる。 収量5.15g、収率75.7%、融点91ないし92.5
11B NMR(CDCl3):δ=−14.7ppm,幅広
ピーク; 1H NMR (CDCl3):δ=0.94ppm,t,CH3
1.69ppm,m,CH2;2.74ppm,m,CH2N;
4.25ppm,br.s.,NH;10.57ppm,v.br.,OH. 結 果 エチルアミン及びジ―n―プロピルアミンのカ
ルボキシボラン付加物は次式で表わされるアミン
交換反応により製造する。 化合物 1 化合物2は、R=CH2CH3,R′=Hであるも
の。 化合物3は、R=R′=CH2CH2CH3であるも
の。 トリメチルアミン―カルボキシボランは上記に
記載されたように製造する。エチルアミン―カル
ボキシボランは化合物1より、ステンレス鋼圧力
反応容器中で55ないし57℃で15時間かけて、トリ
メチルアミンをエチルアミンで交換することによ
り製造する。これを、ジクロメタンで洗浄し、そ
してメタノール/クロロホルム/ジエチルエーテ
ルで結晶化することにより製造する。 ジ―n―プロピルアミン―カルボキシボラン(3)
は、同様に、化合物1より、60ないし65℃にて大
気圧下9時間かけて、ジ―n―プロピルアミンで
〓〓〓〓〓
交換することにより製造する。減圧下での過剰ア
ミンの除去の後、粗生成物をジエチルエーテルで
結晶化させる。 両化合物は 1H及び 11B NMRスペクトル計に
より特定された。 抗腫瘍活性 抗腫瘍活性は、キヤンサー、ケモテラピー、レ
ポート(Cancer Chemotherapy Reports)第3
(2)巻、第17頁(1972年版)に記載された手順に従
つて測定された。2つの別々の抗腫瘍スクリーニ
ング、即ちP388及びL1210の結果を次に示す。
【表】 ED50は50%の癌細胞を殺す投与量を表わす。
4.00μg/ml未満という投与量は著しい活性を示
すものである。標準V―P16は比較のためのもの
である。 抗高脂血症活性 抗高脂血症活性は、アイ.エイチ.ホール(I.
H.Hall)等の、ジヤーナル オブ フアーマス―
テイカル サイエンス(J.Pharm.Sci.)第70(3)
巻、第339頁(1981年)に記載された手順に従つ
て測定された。その結果を次に示す。
【表】 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式: R1R2NHBH2C(O)OH () (式中、R1およびR2は、水素原子、メチル
    基、エチル基、プロピル基およびn―ブチル基よ
    りなる群から選ばれる基を表わす。) で表わされるアミン―カルボキシボラン。 2 R1およびR2が水素原子を表わす特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 3 R1およびR2がメチル基を表わす特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 4 R1が水素原子を表わし、R2がメチル基を表
    わす特許請求の範囲第1項記載の化合物。 5 トリメチルアミン―カルボキシボラン1部
    を、次式: R1R2NH () (式中、R1およびR2は下記式で与えられる
    意味を表わす。) で表わされる化合物10部と、20ないし30℃の温度
    範囲で15日間反応させることよりなる式: R1R2NHBH2C(O)OH () (式中、R1およびR2は、水素原子、メチル
    基、エチル基、プロピル基およびn―ブチル基よ
    りなる群から選ばれる基を表わす。) で表わされる化合物の製造方法。 6 R1およびR2が水素原子を表わす特許請求の
    範囲第5項記載の方法。 7 R1およびR2がメチル基を表わす特許請求の
    範囲第5項記載の方法。 8 R1が水素原子を表わし、R2がメチル基を表
    わす特許請求の範囲第5項記載の方法。 9 式: R1R2NHBH2C(O)OH () (式中、R1およびR2は、水素原子、メチル
    基、エチル基、プロピル基およびn―ブチル基よ
    りなる群から選ばれる基を表わす。) で表わされる化合物よりなる制癌剤。 10 R1およびR2が水素原子を表わす特許請求
    の範囲第9項記載の制癌剤。 11 R1およびR2がメチル基を表わす特許請求
    〓〓〓〓〓
    の範囲第9項記載の制癌剤。 12 R1がメチル基を表わし、R2が水素原子を
    表わす特許請求の範囲第9項記載の制癌剤。 13 式: R1R2NHBH2C(O)OH () (式中、R1およびR2は、水素原子、メチル
    基、エチル基、プロピル基およびn―ブチル基よ
    りなる群から選ばれる基を表わす。) で表わされる化合物よりなる高脂血症治療剤。 14 R1およびR2が水素原子を表わす特許請求
    の範囲第13項記載の高脂血症治療剤。 15 R1およびR2がメチル基を表わす特許請求
    の範囲第13項記載の高脂血症治療剤。 16 R1がメチル基を表わし、R2が水素原子を
    表わす特許請求の範囲第13項記載の高脂血症治
    療剤。
JP55181776A 1979-12-21 1980-12-22 Novel amine-carboxyborane, manufacture and anticancer and antihyperlipemic comprising same Granted JPS57145886A (en)

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