JPS62287087A - 容器内面防錆方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、容器の保管時内面防錆のために行う空気と不
活性ガスとの置換方法に関する。

〔従来の技術〕

容器保管時に、内面の発錆防止のために行われる空気と
不活性ガスとの置換法としては、従来下記の方法が採用
され、不活性ガスには主として窒素が使われる。

（１）真空置換法 容器内部の空気を真空ポンプで排出し、その後窒素を封
入する。

（２）加圧置換法 圧力をもった窒素を容器内に封入１〜だのち。

窒素と空気の混合ガスを大気中に放出する。

このプロセスを繰返すことによって、逐次容器内の窒素
濃度を高めてゆく。

（３）放流置換法 容器に設けられたフランジ部より容器内に窒素を放流し
、他のフランジ部より窒素と空気の混合ガスを大気中に
放出しながら容器内窒素の濃度を逐次高めてゆく。フラ
ンジには容器付属の配管、安全弁、ドレン弁等が容器の
形状に応じて、窒素が容器内を素通りして大気中に放出
されないように適宜選択される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これらの空気窒素置換法には、それぞれ下記のような問
題点がある。

（１）真空置換法 真空ポンプを始めとして設備費が高く、プロセスも２乃
至３回の繰返しを必要とする。

また容器に外圧が作用し、応力面から薄肉容器には適用
できない。

（２）加圧置換法 通常５乃至１２回の繰返しプロセスを必要とし、窒素消
費量１人工費ともに高い。また容器に内圧が作用し９強
度面から薄肉容器には適用できない。

（３）放流置換法 放流窒素量は容器の容量の１０倍以上を必要とし、また
放流に長時間を必要とする。従って、窒素材料費１人工
費ともに高い。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、これらの問題点を解決するために。

以下の技術を適用したものである。

すなわち本発明は、複数のマンホールを有する容器の保
管時にプラスチック、ゴム、またはゴム製品の皮膜２紙
、布、水溶紙等を単独又は組合せてなる可撓性材料で形
成された膜を該容器内面に沿うごとく一つの気体供給口
を有する袋状に成形し、成形した袋を気体供給口に連通
せる遮断弁付配管を接続した前記マンホールの１つよシ
容器内に封入し、残りのマンホールの１つに空気排出弁
を設け、該遮断弁付配管を介して窒素を該袋内に封入し
て容器内面に袋を密着させると同時に空気排出弁より容
器内の空気を排出する事を特徴とする容器内面防錆方法
を提供するものである。

〔作用〕

窒素を供給すると袋は風船状に脹らみ、小孔から窒素を
放出し、大気放出弁から空気を放出しながら１袋が容器
内壁に密着したとき、空気窒素の完全な置換が行われる
。

〔実施例〕

実施例１゜ 本発明の実施例を第１．２，８．４図によって説明する
。なお各図中向一部品、同一部分には同一の符号を付す
る。

第１図：容器ｌに、複数個の小孔Ａを設け。

送気することによって容器内面に密着するように成形さ
れたプラスチック、ゴムまたはゴム製品、水溶紙１通気
性の良い紙または布製の袋２を挿入する。袋２の端部Ｂ
は窒素ガス送気弁３をもった配管系に接続され、マンホ
ール４によって容器１に装着されている。大気放出弁５
はマンホーｌ　４を含むすべてのフランジに取付けられ
るマンホーＩＬ’　６に装着される。

なお袋の厚さｉｏ、ｏｔ〜０．２Ｍが望ましく、材料は
プラスチックにあってはポリエチレン、ポリ塩化ビニル
、ゴムまたはゴム製品にあってはシリコンゴムが望まし
い。水または水蒸気の容器にあっては水溶紙を使用した
場合、容器使用時に袋を取出す必要がない。なお小孔は
０．０１〜５価が状況に応じて適宜選択される。

第２Ｎ：大気放出弁５をすべて開放し、窒素送気弁８を
開くと袋２は穴Ａよ多窒素を放出しながら脹れ、大気放
出弁５からは始めに空気。

つぎに空気と窒素の混合ガスが流出し、逐次混合ガス中
の窒素濃度が増大してゆく。

第３図−袋２が容器１の内面に密着した状態で、容器中
の空気は完全に窒素に置換され、大気放出弁５からは少
量の窒素が流出し、窒素送気弁３からはこれに見合った
少量の窒素が流入する。

第４図：窒素送気弁３および大気放出弁５を全閉するこ
とによって置換作業は終る。

実施例２゜ 本考案のもう１つの実施例を第５．６，７゜８図によっ
て工程順に説明する。なお同一部品。

同一部分には同じ符号を付する。

第５図：容器１に送気することによって容器の全内面に
密着するように成形されたプラスチック、ゴムまだはゴ
ム製品、水溶紙１紙、布の単独もしくは組合せた袋２を
挿入する。袋２の端部Ａは空気捷だは窒素に代表される
不活性ガス送気弁３をもった配管系に接続され、マンホ
ール４によって容器１に装着されている。大気放出弁５
はマンホール４を含むすべてのフランジに取付けられる
マンホール６に装着されている。

なお袋の厚さは０．０１〜０．２　ｍｍが望捷しく、材
料はプラスチックにあってはポリエチンン、ポリ塩化ビ
ニル、ゴムまだはゴム製品にあってはシリコンゴムが望
ましい。また水溶紙の場合には。

水または水蒸気の容器では袋を取出す必要がなくなる。

第６図°大気放出弁５をすべて開放し、空気または窒素
送気弁３を開くと袋２は容器１内で脹れ、大気放出弁５
がら空気が流出してゆく。

第７図：袋２が容器１の内面に密着した状態で、容器中
の空気は全量が排出される。

第８図：この状態で空気または窒素送気弁３と複数個の
大気放出弁５のすべてを閉じると。

容器内面は袋を介して袋中の空気または窒素と接触し、
空気と直接接触しないために発錆を完全に防止すること
ができる。

〔発明の効果〕

本考案によって、つぎの効果かえられる。

（１）窒素消費量は容器の容量分のみですみ、最少に止
めることができる。

（２）　　プロセスは１回のみでよく１作業時間も短い
。

（３）　　低コストで完全に容器内面が空気と接触する
ことを防ぎ２発錆を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１．２，８．４図は１本発明の１実施例の工程説明図
、第５．６，７．８図は本発明のもう１つの実施例の工
程説明図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のマンホールを有する容器の保管時に可撓性材料で
   形成された膜を該容器内面に沿うごとく一つの気体供給
   口を有する袋状に成形し、成形した袋を気体供給口に連
   通せる遮断弁付配管を接続した前記マンホールの１つよ
   り容器内に封入し、残りのマンホールの１つに空気排出
   弁を設け、該遮断弁付配管を介して窒素を該袋内に封入
   して容器内面に袋を密着させると同時に空気排出弁より
   容器内の空気を排出する事を特徴とする容器内面防錆方
   法。