JPS62286470A - 患者に肥満の治療をする装置およびその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、患者に肥満の治療をする装置および方法、特
にこの目的で患者の胃へ導入される膨張可能な気球に関
する。

′ここ数年来、極端な肥満は患者の胃へ気球を導入し、
気球を液、空気または他のガスにより膨張させることに
より治療できることが判明している。

気球は胃の容積を減少し、患者が少し食物を摂取した後
に満足感と満腹感が生じる。この肥満治療法は米国特許
４．４１６，２５７号、同４，４８５，８０５号、ヨー
ロッパ特許願０１３７８７８号、および英国特許願２４
３９゜９０２ａ号を含む多くの刊行物に記載されている
。

本発明の目的は、患者に肥満の治療をするために患者の
胃へ挿入される装置であって、後述のごとく多くの点で
周知技術に優る利点を有する装置を提供することである
。本発明の他の目的は、この装置に用いる気球を作る方
法を提供することである。

本発明の一観点によれば、患者に肥満の治療をするため
に患者の胃へ挿入する装置において、膨張液を導入する
ための自己閉鎖弁を一端に含む膨　。

張可能な気球を備え、気球の反対端に剛性鉗子と係合す
る突出耳を気球と一体的に形成して気球の端を押し、こ
れにより、食道を通じて気球全体を胃へ引き込むように
した装置が提供される。

後述される本発明の好適実施例における重要な特徴によ
れば、気球の耳は気球を患者の胃へ挿入するときに鉗子
のピンを受け入れる孔が設けられる。また、自己閉鎖弁
は管状であり、気球の内面へ接着剤により取り付けられ
、気球は自己閉鎖弁と整合した点で端において刺通され
る。

本発明の他の観点によれば、患者に肥満の治療をするた
めに患者の胃へ導入される気球を製造する方法であって
、壁の一端が閉じられ他端が開かれるように金型上のエ
ラストマ材料を浸漬被覆することにより気球の壁を形成
し、そのように形成された気球を裏返し、自己閉鎖弁を
気球壁の露出面へその閉鎖端において接着剤により取り
付け、気球を元の状態へ再び返し、弁と整合して気球に
孔を創設し、気球の開放端を捻って閉じて気球を患者の
胃へ導入するために用いる耳を形成することから成る方
法が提供される。

本発明は、既存の技術に優る多くの利点を提供する。而
して、気球を挿入する技術は、従来の技術に比べて極め
て簡単にかつ迅速に行うことができる。更に、胃への気
球の導入中およびこれを胃内に適正に配置する操作中に
、視覚観察のために胃内視鏡を使用できる。気球は継ぎ
目の無い滑ら１９−エン吐−Ｌ　＋＋＋−１臘♂鴫九　
扁１プ１ハｒｈ　叱Ａ保護する。またこの技術は柔軟感
が高く、患者に対して不便を殆ど及ぼさない。

本発明の他の特徴と利点は以下の記載から明らかになろ
う。

第１図は患者に肥満の治療をするために患者の胃へ挿入
される装置の主要構成要素を示す。これらの構成要素は
、一般的に２で示す気球、気球が患者の胃内に配置され
た後に気球を膨張させるのに用いる充填管３、気球の導
入中および胃内における気球の適正配置中に視覚観察す
るための胃内視鏡４、および気球を胃へ導入するために
胃内視鏡に通され気球の一端に形成された耳に係合可能
な鉗子５を含む。総ての前記構成要素は気球と共に胃へ
導入され、この際、鉗子を操作して気球の下端の気球耳
を把持し、次いで食道に気球耳を押し通し、一方、充填
管３を気球の反対端へ取り付け、胃内視鏡の外面に気球
を巻き付ける。患者の食道８を経て患者の胃７へ気球を
挿入する実際の技術は、以下に詳述される。

気球２の構造が第２図に示されている。気球は長方形で
、その両端２１．２２の直径が小さくなっている。端２
１は、バスケットボールまたはフットボールのごときボ
ールを膨張させるのに一般に用いられる型の自己閉鎖弁
２３を担持するが、ただし、この弁は膨張可能ボールに
おけるようにバッチ（ｐｉｔｃｈ）により担持されてお
らず、気球の内面へその閉鎖端２１において接着剤によ
り結合されている。なお、自己閉鎖弁２３は、気球が収
縮状態で食道を通じて濁音の胃へ挿入されるときに気球
の寸法を小さくするためにボールを膨張させるのに用い
られる従来の弁よりも直径が小さい。次いで気球は弁２
３の口に整合した点２６において刺通される。

気球２の反対閉鎖端は孔２５を有する耳２４が形成され
ている。耳２４は、気球を患者の胃へ導入するときに食
道４を通る鉗子５により把持される。用いられる鉗子は
、周知のフラット型の一つにできる。しかし、この場合
、鉗子は食道８を通って胃７へ押し込むときに耳をうま
く把持するために、耳２４の孔２５を通るピン（図示せ
ず）を把持端に含むのが好ましい。

耳２４は、第３図に示すごとく、幅および厚さが均一で
あり、孔２５が耳の中央を通っている。

他の構成が第４図に示され、この場合気球２°の端に形
成された耳２４°は不均一な幅のもので、一端が狭く、
これに孔２５が形成され、気球を食道を経て患者の胃へ
導入するときによりよく観察できるようにしている。更
に他の構成では、短い縫合材を耳へ取り付け、鉗子によ
り縫合材を把持し、よりよく観察できるようにしている
。

胃内視鏡４は、患者の胃の内部を観察し、ここから物体
を除去するために患者の口および食道を経て胃へ通すこ
とにより用いられる従来の型のものにできる。これは、
鉗子５を通すために中空である。

第５図に詳細に示された充填管３は、剛性の鈍い管状ノ
ズル３２を一端に取り付けた可撓性中空管３１から成る
。ノズル３２は患者の胃へ導入される前に気球２の孔２
６から自己閉鎖弁２３へ挿入される。充填管３２を通じ
て液または空気により気球を膨張させた後に、充填管を
外方へ引くことにより先ずノズルを弁２３から除去し、
次いでノズルを患者の口から除去する。ノズル３２は鈍
い（鋭くない）から、このように除去されるとき、患者
の食道を傷つける危険は殆どない。

気球は適当なエラストマ材料、例えばシリコーンゴム、
合成エラストマ等から単層または複層として形成できる
。気球を製造する一例を次ぎに述べる。

先ず、気球の壁は、結局は耳２４になる端２２が開放し
自己閉鎖弁２３を収容する端２１が閉じるように金型上
で浸漬被覆することにより形成される。そのように形成
された気球壁を次いで裏返し、また自己閉鎖弁２３を気
球壁の露出面へその端２１において接着剤により取り付
ける。

次いで気球を元の状態へ再び返し、弁２３と整合した点
２６において気球に孔を創設する。気球の開放端を捻っ
て接着剤により閉じて耳２４を形成する。

の場所を含む外面が完全に滑らかな気球が製造される。

この構造は、患者に刺激または不便を殆ど感じさせるこ
となく食道を経て胃へ気球を挿入することを容易にする
。

気球は患者の胃へ次の順序で挿入される。即ち、先ず、
充填管３のノズル３２を気球２の孔２６から弁２１へ挿
入する。次いで、鉗子５を食道４に通して気球の反対端
の耳２４を把持する。次いで気球２を胃内視鏡４に巻き
付け、鉗子５を僅かに押し下げることにより縦方向に張
力を付与する。

気球２を胃内視鏡４に巻き付け、食道４を通る鉗子５に
よりその耳２４を把持した状態で、胃内視鏡４を患者の
口へ挿入し食道４を通じて胃７へ押し込む。付添人は胃
内祝＃Ｉ２４によりこの操作を絶えず観察できる。気球
が一旦胃の中に収まると付添人は胃内視鏡により観察し
ながら気球を胃内に適正に配置するよう操作できる。

気球が胃内に適正に配置されると、充填Ｗ３および弁２
３に収容されたそのノズル３２を介してｍ　Ｉｋ−ＩＱ
Ｉ　　−、ｒＪ　’Ｊｋ　　　　夕ｂｈａ　　七　札　
１ｊ　　７山Ｍ　　Ｊ／　　−ｙ　　？−−’１ｍ　−
Ｊ−−Ｌ　　ｈ− より気球を膨張させる。再び視覚観察のもとに気球が適
正に膨張すると、充填管３を引いてそのノズル３２を弁
２３から除去し次いで食道および患者の胃から引き出し
、この間鉗子５は気球の耳２４をなおも把持している。

このようにして充填管が除去されると、鉗子５が開いて
気球の耳２４から離脱し、鉗子と胃内視鏡は次いで患者
の食道を経て除去され、膨張した気球が患者の胃内に残
る。

先に述べたごとく、上記技術は気球を非常に簡単にかつ
患者に対する刺激と不便をできるだけ少なくして挿入す
るのを可能にする。またこの技術は胃内視鏡を覗くこと
により操作全体を視覚観察のもとに行うのを可能にする
。

【図面の簡単な説明】

第１図は患者に肥満の治療をするために患者の胃へ挿入
するときの本発明の装置を示す図、第２図は膨張状態に
おける気球の構造を示す図、第３図は第２図のＩＩＩ−
ＩＩＩ線に添う断片断面図、第４図は第３図と同様の図
であるが改変例を示す図、第５図は充填管および気球を
膨張させるための気球の自己閉鎖弁に収容された端にお
ける鈍い剛性の管状ノズルの構造を示す図である。 ２１１．気球、　３１０．充填管、　４６．。 胃内視鏡、　　５０１．鉗子、　２３．、、自己閉鎖弁
、　　２４．、、耳、　　３２．、、ノズル。 ＦＩＧ、４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　患者に肥満の治療をするために患者の胃へ挿入する
   装置において、膨張液を導入するための自己閉鎖弁を一
   端に含む膨張可能な気球を備え、気球の反対端に鉗子と
   係合する突出耳を気球と一体的に形成して気球の端を押
   し、これにより、食道を通じて気球全体を胃へ引き込む
   ようにした装置。 ２、前記耳は気球を患者の胃へ挿入するときに鉗子のピ
   ンを受け入れる孔が設けられた特許請求の範囲第１項記
   載の装置。 ３、見易くするために鉗子により把持される縫合材を前
   記耳へ取り付けた特許請求の範囲第１項または第２項記
   載の装置。 ４、前記自己閉鎖弁は管状であり、気球の内面へ前記一
   端において接着剤により取り付けられ、前記気球は前記
   自己閉鎖弁と整合した点で前記一端において刺通される
   特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の
   装置。 ５、前記気球は長方形であり、自己閉鎖弁および突出耳
   を含む両端に小さい湾曲部を有する特許請求の範囲第１
   項ないし第４項のいずれかに記載の装置。 ６、気球が胃へ導入されたときに気球の自己閉鎖弁に収
   容される剛性の鈍いステムを有する可撓性充填管を更に
   含み、前記ステムは気球が患者の胃内に在るときに前記
   充填管を引くことにより自己閉鎖弁から除去できるよう
   にした特許請求の範囲第１項記載の装置。 ７、患者の胃に挿入されこれを観察するための中空の胃
   内視鏡、および気球を胃へ押し込むために気球の前記耳
   を把持するための中空胃内視鏡を通じて収容される偏平
   な鉗子を更に含む特許請求の範囲第６項記載の装置。 ８、患者に肥満の治療をするために患者の胃へ導入され
   る特許請求の範囲第１項記載の気球を製造する方法であ
   って、壁の一端が閉じられ他端が開かれるように金型上
   のエラストマ材料を浸漬被覆することにより気球の壁を
   形成し、そのように形成された気球を裏返し、自己閉鎖
   弁を気球壁の露出面へ前記閉鎖端において接着剤により
   取り付け、気球を元の状態へ再び返し、弁と整合して気
   球に孔を刺設し、気球の開放端を捻って閉じて気球を患
   者の胃へ導入するために用いる前記耳を形成することか
   ら成る方法。 ９、前記耳に孔を形成してこの孔に収容されるピンを有
   する鉗子を用いて患者の胃への導入を容易にした特許請
   求の範囲第８項記載の方法。