JPS6228276A - シリアル式感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、印字ヘッドに形成された複数の発熱素子を選
択的に発熱させながら所定情報の記録を行う感熱記録装
置に係り、特に印字ヘッドを紙送り方向と直交する方向
に移動させながら順次所定情報の記録を行うシリアル式
感熱記録装置に関する。

「従来の技術」 従来より、選択的に発熱可能な複数の発熱素子を形成し
た印字ヘッドをプラテン軸方向（プラテンを平板状部材
で形成した場合は長手方向）に移動させながら、感熱紙
を変色させて又は普通紙に、１熱溶融性インクを転写さ
せて所定情報の記録を行、１ ″うシリアル式感熱記録装置は周知であり、この種の装
置はいずれもプラテン軸と平行に配設された軸（回動支
点）に、ヘッド支持部材を介して印字ヘッドを回動自在
に装着し、該印字ヘッドをプラテン接離方向に揺動させ
ながら所定の印字動作を行っている。

かかる従来技術の概略構成を第３図及び第４図に示す転
写型感熱記録装置について説明すると、１０３はプラテ
ン１０１　と対面して配置された印字ヘッド１０２を装
着するヘッド支持部材で、プラテン軸１０１ａと平行に
配設されたガイド軸１０４に回動自在に支持すると共に
、該支持部材１０３の背面側に、キャリッジ１０５に固
定されたソレノイド１０６の作動軸１ｏｔａを取り付け
、該作動軸１０６ａの往復動を利用して、前記印字ヘッ
ド１０２をプラテン１０１接離方向に揺動する様構成し
ている。

「発明が解決しようとする問題点」 一般的に前述したシリアル式感熱記録装置においては、
印字ヘッド１０２表面に形成された発熱素ば、前記発熱
素子と記録紙との均一圧接を図る事が出来ず、印字品質
の低下につながる。

しかしながら前述した従来技術よりあきらかな如く、印
字ヘッド１０２を支持するヘッド支持部材１０３やプラ
テン１０１はいずれも摺動又は回転自在に構成されてい
る為に、成る程度のクリアランスが必要であり、又組立
誤差や加工誤差に加えて永年使用時における経時変化も
生じ易く、更に前記印字ヘッド１０２とプラテン１０１
間に介在させる記録紙は一般に使用者側で選択されるも
のである為に使用する記録紙厚によって前記接触角度が
変化してしまうという問題を有する。

従って、これらの誤差要因を考慮して前記接触角度を厳
しく規制するには前記ヘッドの回動半径を相当大、言い
換えればヘッド回動支点となるべきガイド軸１０４を前
記印字へラド１０２とプラテン１０１面との接触位置の
相当下方に設けることにより前記問題の解決は可能であ
るが、このように構成すると必然的に装置全体の高さを
厚肉にせざるを得す、小形化を図る上で問題が派生する
。

又前記ガイド軸１０４は一般にテープカセット１０７を
載置するギヤリッジ１０５をプラテン１０１軸方向に移
動させる走行ガイドとしても機能するが、前記ガイド軸
１０４を装置下方に配設した場合は、キャリッジ１０５
とガイド軸１０４間の離間間隔が相当大になる為に、両
者１０５−１０４間を接続する支持部材（図示せず）の
形状がこれに比例して大になり、而も該支持部材がキャ
リッジ移動方向に沿って走行する為に、該走行に必要な
余裕空間の占める割合が相当大になり、その分設計が制
約されると共に、やはり装置の小形化を妨げるという問
題も派生する。

更に前記従来技術においては、印字ヘッド１０２の回動
支点をプラテン軸と平行、言い換えればヘッド移動方向
に沿って形成されている為に、回動支点にキャリッジ１
０５を支持するガイド軸１０４その他の装置内に固設さ
れた軸を用いねばならず、この結果印字ヘッド１０２を
装着したヘッド支持部材１０３が、装置内に固設される
事となり、印字ヘッド１０２の交換が実質的に不可能に
なる。

この為他の従来技術においては前記印字へラド１０２を
ヘッド支持部材１０３と分離し、抜出可能にした技術が
提案されているが、このように構成すると部品点数及び
加工コストの増加につながりコスト高になるのみならず
、而も印字ヘッド１０２は極めて小さく且つ薄板状であ
る為に抜出の際印字ヘッド１０２の発熱素子形成面や周
辺の各種部材を傷付は易く、更に該印字へラド１０２を
取り出す為の余裕空間を印字ヘッド１０２周辺部に確保
しなければならず、やはり装置小形化を妨げる。

本発明が解決しようとする技術的課題は、前記ガイド軸
の配設位置とは無関係に印字ヘッドの回動半径を自由に
設定し得るよう構成し、この結実装置の小形化を容易に
達成し得る感熱記録装置を提供する事にある。

又本発明の他の目的とする所は、前記印字へツ乍をキャ
リッジと共に一体的にユニット化し、該、】 ・互ニットを簡単に装置本体から取外し可能に構成した
感熱記録装置を提供する事にある。

「問題点を解決する為の手段」 本発明はかかる技術手段を達成する為に、例えば第１図
及び第２図に示す如く、印字ヘッド２をプラテン１面と
接離する方向に回動可能に構成したシリアル式感熱記録
装置において、前記印字へラド２の回動支点１０が、ヘ
ッド移動方向Ｘとプラテン接離方向Ｙに夫々直交する方
向Ｃに形成された技術手段を提案する。

この場合前記ヘッド移動方向Ｘとはローラ状のプラテン
１を用いた場合はプラテン軸１ａ方向を指し、又平板状
のプラテンを用いた場合は、プラテン長手方向を指す。

例えば、ライン状の発熱素子を形成した印字ヘッド２を
用いた場合は、該発熱素子配列方向と平行な軸線上に前
記回動支点１０が形成される事となり、又転写型感熱記
録装置の場合にはキャリッジ５のテープカセット７載置
面と直交する軸線上ミ 番？７回動支点１０が形成される事となる。

ン 尚、本発明は転写型記録装置に限定されるものでなく、
プラテン１面と接離する方向に回動可能な印字ヘッド２
を有する装置であれば感熱紙を用いる記録装置にも適用
可能であることは自明である。

「作用」 本技術手段によれば、印字ヘッド２の回動支点１０をヘ
ッド移動方向Ｘと直交する方向Ｃに形成した為に、該回
動支点１０と印字ヘッド２間を結ぶヘッド支持部材３を
ヘッド移動方向Ｘに沿って延設する車が出来、一方、ヘ
ッド移動方向Ｘは少なく共記録紙最大幅以上の長さが確
保されている為、前記ヘッド支持部材３の長さをヘッド
移動方向Ｘに沿って十分長く、言い換えれば印字ヘッド
２の回動半径をガイド軸４配設位置とは全く無関係に相
当大に取る事が出来る。

この結果、前記記録装置全高を薄肉にし小形化を達成し
つつも、印字へラド２の回動半径を相当大に取る事が出
来る為に、加工及び組立精度等にそれ程注意を払う事が
なく、又記録紙厚さに制限を受ける事のない記録装置の
製作が可能となる。

又、特に転写型記録装置においては、前記印字ヘッド２
の回動支点１０はキャリッジ５と直交する方向Ｃにある
為に、印字ヘッド２回動方向がキャリッジ５と平行とな
り、この結果該キャリッジ５に突設させた軸１０゛を介
して前記印字へラド２をキャリッジ５のプラテン１と対
面する側に簡単に取り付ける事が出来、これにより前記
印字ヘッド２とキャリッジ５とを一体的にユニット化し
、該ユニット毎交換するよう構成する事が可能となり、
種類の異なる印字へラド２や色の異なるインクリボン１
１への交換等が速やかに行なえるのみならず、例えばこ
のようなユニー／　ト化したキャリッジを三層又は四層
に積層配置する事によりカラーイ１５対応する事も可能
となる。

スプール軸１２と印字ヘッド２の回動支点１０が平行関
係にある為に、インクリボン１１の巻取りと印字ヘッド
２の回動を同一の回転伝達系により、而も該回転伝達系
を同一平面状に配して行う事も可能であり、この結果、
これらの回転伝達系等の構造の単純化と部品点数の削減
、及び装置の薄肉化と軽量化が可能である。

更に後記実施例においては前記印字ヘッド２の回動をソ
レノイド６で行うよう構成したが、本発明はこれのみに
限定される事なく、又単−のモータと歯車その他の回転
伝達系との組合わせによりインクリボン１１の巻取りと
同期させて印字ヘッド２の回動を行うよう構成する本も
出来る。

「実施例」 以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に
詳しく説明する。ただしこの実施例に記載されている構
成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特
定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。

第１図及び第２図は、本発明の実施例に係る転　゛写型
感熱記録装置の概略構成を示す。

プラテン１は軸１ａを中心として回転可能にローラ状に
形成され、図示しないパルスモータにより一行分印字毎
にステップ回転させ、該プラテン１に巻装した記録紙を
矢印方向に行送りするよう構成されている。

キャリッジ５は前記プラテン１に対面して配置され、テ
ープカセット７を所定位置に装着するスプール軸１２と
、該テープカセット７より引き出されたインクリボン１
１を印字へラド２前面側に導くガイドローラ１３等は上
面側に設けられ、該キャリッジ５を図示しない支持部材
を介してガイド軸４に嵌合させ、プラテン軸１ａと平行
に移動可能に構成している。

前記キャリッジ５下面側の略中央位置にはソレノイド６
が配設され、その作動軸８ａをプラテン接離方向Ｙに往
復動可能に配設すると共に、該作動軸６ａの先端部にビ
ン１４を介してヘッド支持部材３が取り付けられている
。

ヘッド支持部材３は前記ソレノイド６動作時、その先側
腹面がプラテン１に均一に圧接可能に略「＜」の字状を
なし、該圧接面に多数の発熱素子をライン状に配列した
印字ヘッド２を装着すると共に、その基側をプラテン軸
１ａと平行にヘッド移動方向Ｘに沿って延設し、該基側
端部をキャリッジ５前端側に取り付けられた軸１０′に
軸支させる。　この結果、回動支点となるべき軸１０’
がキャリッジ５と直交して突設している為に、印字へラ
ド２をキャリッジ５と平行に回動させる事が出来る。

而も前記ヘッド支持部材３はキャリッジ５と一体的に組
み付けられている為に、該キャリッジ５と共にプラテン
軸１ａ方向に沿って移動可使に構成され、而も該キャリ
ッジ５とガイド軸４を連結する図示しない支持部材を取
外す事によりヘッド支持部材３をキャリッジ５と共に簡
単に取外しと交換を行う事が出来る。

「発明の効果」 以上記載の如く本発明によれば、印字ヘッドの回動支点
を、ヘッド移動方向と直交する方向に設定した為、該印
字ヘッドの回転半径を決定するヘッド支持部材をヘッド
移動方向に沿って自由に延設する事が出来、この結果印
字ヘッドの回転半径を大にしつつ装置の薄肉化と小形化
が容易に達成される。

又本発明によれば、前記印字ヘッドをキャリッジと共に
一体的にユニット化し、該ユニットを簡単に装置本体か
ら取外し可能に構成する事も出来、メインテナンスの容
易化が図られると共に、構造簡単にしてカラー化に対応
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明の実施例に係る転写型感熱
記録装置の概略構成を示し、第１図は正面図、第２図は
平面図である。 第３図及び第４図は、従来技術に係る転写型感熱記録装
置の概略構成を示し、第３図は正面図、第４図は平面図
である。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）印字ヘッドをプラテン面と接離する方向にを回動可
   能に構成したシリアル式感熱記録装置において、印字ヘ
   ッドの回動支点が、ヘッド移動方向とプラテン接離方向
   に夫々直交する方向に形成された事を特徴とする感熱記
   録装置 ２）転写型感熱記録装置において、前記印字ヘッドの回
   動支点が、テープカセットを所定位置に載置するキャリ
   ッジのプラテン対面側に形成された事を特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の感熱記録装置