JPS6228219A - 射出成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明はセラミックス成形体よりなる金型構成部材を複
数個組み合せ入れ子として金型装着部材に装着する射出
成形金型に関する。

［発明の技術的背景とその問題点１ 従来、プラスチック用射出成形金型の寿命は一般成形材
１′斗で５０万ショット程度、ＦＲＰ等のエンジニアリ
ングプラスチックでは１０〜２０万ショット程度であり
、生産量の多い成形品の金型は５〜１０個を作製するこ
ととなり、多くの時間とコストを要した。また、プラス
チック用射出成形金型は金属プレー１〜の切削加工によ
って作製するため、多数個取り金型や左右対称形状の金
型においても各々切削加工を行なわなければならず、切
削加工の時間を要した。さらに切削加工精度の誤差によ
り、多数個取り金型では、同一形状を得ることが困難で
あり、寸法の異なる成形品となるトラブルも多い。

その他にも一部の切削加工のミスや成形における金型の
破損により新らたに金型を作製する場合もある。また、
金型形状は成形品の凸部が凹形となるため、金型設計は
熟練を要する。

［発明の目的］ 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、セラミッ
クス成形体よりなる金型構成部材を複数個組み合せて構
成することにより、金型の一部あるいは全体を取り変え
ることが可能となり、金型作製の時間とコストを大幅に
減少し得、しかも作製が容易で長寿命にしくｑる射出成
形金型を提供することを目的とする。

し発明の概要］ 本発明の射出成形金型は、射出あるいは圧縮成形状を用
いて作製したセラミックス成形体よりなる金型構成部材
を複数個組み合せ入れ子として金型装着部材に装着する
ものである。

［発明の効果コ 本発明は射出あるいは圧縮成形法により、同形状のセラ
ミックス成形体を得ることが容易であり、得られたセラ
ミックス成形体を組み合せ、入れ子として用いることで
、金型の一部あるいは全体を取り変えることが可能とな
る。これにより新らたに金型を作製することが不必要に
なり、また、切削加工を行なわないため、切削加工のミ
スや寸法の異なる成形品となるトラブルも減少する。さ
らに多数個取り金型は同形状のセラミックス成形体を複
数個組み合せることにより作製することができる。また
、成形による金型の破損も一部の入れ子を取りえること
で修正ができ、金型作製の時間とコストを大幅に減少す
る。

さらに、セラミックス成形体の成形に用いられる原型は
、必要とする成形品と同形状であるため、熟練を要する
金型設計とは異なり、製品図と金型に関する知識があれ
ば、容易に設計が可能である。

また、セラミックス特有の耐摩耗性、高硬度の特性によ
って金型の寿命も伸びる。

［発明の実施例］ つぎにこの発明の詳細な説明する。

実施入１ 第１図（Ｃ）は左右対称形状のプラスチック用射出成形
金型であるが、第１図（ａ）、（ｂ）に示すような圧縮
成形法により得られたセラミックス成形体よりなる金型
構成部材１を２個組み合せ入れ子として金型装着部材３
に装着して構成した。

金型構成部材１は凹部４中に油圧押出しビン穴２を具備
し、切削加工が不必要な形状である。このようにして得
られたプラスチック用射出成形金型は形状が単純である
ため製造コストは通常の金型に比べ多少高かったが、金
型修正の必要がなかった。

こうして得られたプラスチック用射出金型を用いてガラ
ス１１維強化Ａｓ樹脂、セビアンＮ−ＧＲ８Ｊ１（ダイ
セル化学工業株式会社製）のベレット粉末で射出成形を
行なった。この結果、左右と、もに同一の寸法が得られ
、金型は通常の１５万シヨツトから３０万ショット程度
と寿命が２倍に延びた。

実施例２ 第２図（Ｃ）は４枚羽のプロペラのプラスチック用射出
成形金型である。第２図（ａ）、（ｂ）に示すような圧
縮成形法により得られた羽１枚の形状のセラミックス成
形体よりなる金型構成部材１１を４個組み合せ入れ子と
して金型装着部材１３に装着した構造とした。金型構成
部材１１の凹部１４中に油圧押出しビン穴１２が設けら
れる。

従来、プロペラのような非線形の切削加工は難かしく全
ての羽を同一形状にすることは困難であった。しかし、
セラミックス成形体よりなる金型構成部材１１を組み合
せ得られた金型を用いて交流動性ＡＳＳ樹脂ヒビアン−
０５０（ダイセル化学工業株式会社製）のベレット粉末
で射出成形を行なった結果、同一形状であるプロペラを
得ることができた。

また、切削加工時間が短縮された。

実施例３ 第３図（ａ　）、　　（ｂ　）、　　＜Ｃ）はセラミッ
クス成形体よりなる金型構成部材２１を４個組み合せ入
れ子として金型装着部材２３に装着することにより、４
個取りプラスチック用射出成形金型を作製したものであ
る。セラミックス成形体よりなる金型構成部材２１は射
出成形法により成形を行なったため、スプール２５を切
断し用いた。

また、凹部２４．油圧押し出しビン穴２２とゲート２６
を具備している。

高流動性ＡＢＳ樹脂、セビアンＶ−６６０（ダイセル化
学工業株式会社製）のベレット粉末を用いて射出成形を
行なった結果通常の金型では得られない同一寸法の成形
品を得ることができた。

また金型作製の時間を短縮し、大幅なコストダウンが可
能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ　）は本発明に係る金型構成部材の一例を示
す平面図、第１図（ｂ）は同図（ａ　）の側面図、第１
図（Ｃ）は本発明の一実施例を示す平面図、第２図＜ａ
　＞は本発明に係る金型構成部材の他の例を示す平面図
、第２図（ｂ）は同図＜ａ　＞の側面図、第２図（Ｃ）
は本発明の他の実施例を示す平面図、第３図（ａ　）は
本発明に係る金型構成部材の他の例を示す平面図、第３
図（ｂ　）は同図（ａ）の側面図、第３図（Ｃ）は本発
明の他の実施例を示す平面図である。 １．１１．２１・・・金型構成部材、２，１２．２２・
・・油圧押出しビン穴、３，１３．２３・・・金型装着
部材、４，１４．２４・・・凹部。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦（ａ）　　　　
　　　　　　　　　（ｂ）（Ｃ） 第１図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）（ｃ） 第２図 （ａ）　　　　　　　　　　　　（ｂ）（Ｃ） 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. セラミックス成形体よりなる金型構成部材を複数個組み
   合せ入れ子として金型装着部材に装着することを特徴と
   する射出成形金型。