JPS62277579A

JPS62277579A - 行方不明車両の追跡方法及びその装置

Info

Publication number: JPS62277579A
Application number: JP62073944A
Authority: JP
Inventors: シェルドン・ピー・アプセル; ノーヴァル・ディ・スタペルフェルド
Original assignee: ROJIYATSUKU CORP
Current assignee: ROJIYATSUKU CORP
Priority date: 1986-03-31
Filing date: 1987-03-27
Publication date: 1987-12-02
Also published as: BR8701433A; DE3685328D1; CA1286390C; US4818998A; ATE76201T1; HK42194A; EP0245555A1; ES2007038A6; EP0245555B1; JPH0562957B2; MX166803B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明〔産業上の利用分野〕本発明は、盗難車両又は行方不明車両等を追跡するため
の方法及びシステム並びに装置に関する。しかして本明
細書は、本発明の重要な、恐らくは基本的な適用例であ
る、盗難車又は行方不明車などを取り戻すための用途に
ついて例示的に示される。

〔従来の技術〕

本出願人の米国特許第４．１７７、４６６号において、
自動車盗難検出用のシステムが提案されている。

これは守るべき自動車又は他の乗物に無線受信機即ち搬
送される応答装置（トランスポンダー）を隠しておくこ
とを含んでいる。トランスポンダーは車両が行方不明に
なった場合に送信される無線信号に応答するものであり
、また当該行方不明車の識別子に対応するコードによっ
て調節される。行方不明車に搭載された特定のトランス
ポンダーの各々は、警察又は他の方向探知車による追跡
を行わせるために、識別コードを受信した場合には同一
のトランスポンダー位置表示信号を送信する。しかしな
がら、このような特徴を有するシステムを実際に実施に
移すためには、非常に多くの精巧な技術及び保護策が必
要とされる。そのようなものとして含まれるものには、
総ての送信に単一の周波数を使用すること、及びそれに
よって必要とされる時分割を、当該周波数において他の
送信が行われている場合にトランスポンダーの送信に対
する保護を伴って処理すること；失われた車を取り戻す
ために、より速い又は増大された周期的な応答信号を提
供するように、追跡用受信機のオペレータの要請に応じ
て開始されたトランスポンダーの送信率を変化させると
いう適合性能；追跡を行うために、相異なる車のトラン
スポンダーの応答送信を弁別すること；トランスポンダ
ーの誤作動がないことを確実にするためのチェック；及
び警察その他の識別情報を格納しておく必要性や、世界
的、全国的及び／又は少なくとも州的単位のシステム用
にネットワークを作成するという必要性の如き、他の実
際上の使用課題を解決することが挙げられる。

〔発明の目的〕

従って本発明の目的は、固有の信号コードに応答するト
ランスポンダーという従来技術の根底にある概念を採用
していながらも、商業的に利用可能な世界的なシステム
を可能ならしめるために本質的な、さらなる精巧さ、安
全性及び実際的な技術を提供することのできる、盗難車
又は行方不明車を捜索し追跡するための改良され且つ高
度に実用的な方法及び装置を提供することにある。

さらなる目的は、自動車の盗難の場合に当該自動車の所
有者が盗難に遭ったことを報告するだけでよく、その後
はシステム全体が行政官及び行政側の装置の直接的な制
御の下に作動され、且つその場合にシステムが偶然の付
勢に対しては実質的には不感であるような、改良された
システムを提供することにある。

他の目的は、関連している対象又は車両を識別するため
のトランスポンダー装置であって、そして所望とする場
合にはそのような対象又は車両の探索を可能ならしめる
ような、改良されたトランスポンダー装置を提供するこ
とである。

本発明のさらに他の目的は、トランスポンダーの識別性
を確立するために、当該トランスポンダーに固有且つ特
定的な応答コードを可変の割合で放送するようなトラン
スポンダーを提供することである。

本発明のさらに別の目的は、上記の如き放送の割合が外
部から制御可能であるようなトランスポンダーを提供す
ることである。

本発明のさらに別の目的は、同一の応答周波数で同時に
放送しているトランスポンダーを個別に突き止めること
が可能なトランスポンダーを提供することである。

本発明のさらなる目的は、付勢コードを受信し且つ同一
の周波数において応答コードを送信することのできるト
ランスポンダー装置を提供することである。

本発明の一部は、真に効果的な車両用のトランスポンダ
ーを実現したことの結果として生じたものである。その
トランスポンダーはエンコードされた情報を検出するこ
とができ、当該トランスポンダーに特有の応答コードを
もたらすことができ、エンコードされた情報中における
特定の識別コード及び放送の割合のコマンドを弁別する
ことができ、また放送の割合のコマンドに基づき応答コ
ードのために送信周期を定めることができるものである
。

本発明の他の及びさらに別の目的は以下に説明され、ま
たより完全には特許請求の範囲に示されている。

〔目的を解決するための手段〕

而して本発明はその全体的な面からすると、概略的に云
って、コンピュータに登録されトランスポンダーを搭載
した車両などが行方不明となった場合にこれを追跡する
方法を包含するものである。この方法は、車両がトラン
スポンダ−を搭載しているものとしてコンピュータにリ
ストされていることを確かめるために、上記の如き車両
の登録をチェックし；上記の如きトランスポンダーの搭
載についてのリストの確認が肯定された場合に、前記車
両及びそのトランスポンダーに固有のコード化された識
別子を搬送している無線付勢コマンド信号の適当な地域
における放送を開始し；前記車両のトランスポンダーに
おいて前記コマンド信号を受信し、識別子をデコードし
て該識別子が前記車両及びそのトランスポンダーに固有
のコードであることを検証し、もしそうならばトランス
ポンダーが付勢されて固有の識別子を含む周期的な車両
応答信号を送信せしめるようにし；前記周期的な車両応
答信号を追跡車両において受信し、且つ追跡車両にロッ
クするようにし；その後追跡車両からの請求により前記
地域での前記無線作動コマンド信号を修正して、車両の
トランスポンダーへと割合増加コマンド信号を提供し；
及び追跡車両による追跡を容易にするために、送信され
る車両のトランスポンダーの信号の周期を速めるよう、
車両のトランスポンダーにおいて割合増加コマンド信号
に応答することからなっている。

他の観点からすると本発明は、放送された無線付勢コマ
ンド信号によって探索されているある対象が存在するこ
とを識別するのに用いられる、新規なトランスポンダー
装置をも包含している。前記コマンド信号は、当該対象
及びそのトランスポンダーに固有のコード化された識別
子を搬送している、所定の無線周波搬送波上にある。こ
の装置は、前記コマンド信号を受信し、また識別子をデ
コードして該識別子が前記対象及びそのトランスポンダ
ーに固有のコードであることを検証するための手段と；
上記検証がなされた場合に作動され、同じ搬送周波数に
おいて、固有の識別子を含むようにして周期的な応答信
号を送信するようにトランスポンダーを付勢するための
手段と；及び前記の如き応答信号の割合の変化を要求す
るさらなるコマンド信号に応答し、上記変化した割合に
おいて応答信号を送信するための手段とを組み合わせて
有している。

なお別の側面からすれば本発明は、エンコードされた情
報を検出し、エンコードされた情報中における特定且つ
固有の識別コードの存在及び放送の割合のコマンドの存
在を弁別し、そして当該トランスポンダーに特をの応答
コードを送信すると同時に、そのような応答送信を周期
的に繰り返すために、応答コードの送信の次の時期を定
めることのできるトランスポンダー装置を提供するもの
である。ある一つの構成例においては、放送された信号
によって搬送された所定のエンコードされた可聴周波の
信号を対象として、トランスポンダーは無線周波数コマ
ンド信号を監視する。この可聴周波の信号は、情報、即
ち典型的にはトランスポンダーの応答用の放送の割合の
コマンド及び当該トランスポンダーに特有且つ固有の識
別コード（ある種の場合には、特有の識別コードに代わ
って、普遍テストコードの如き普遍的な識別コードが代
替されるが）を含む情報を規定するために、異なる可聴
周波数信号又はトーンを使用して、エンコードされたデ
ジタル情報を運んでいる。トランスポンダーはデジタル
情報をデジタル論理信号へと変換し、仮に特定の識別コ
ードが存在していたならば、当該トランスポンダーに特
有の応答コードを放送する。この放送は外部から制御さ
れる放送の割合のコードコマンドにより定められる割合
で繰り返されるものであり、このコードコマンドはトラ
ンスポンダーの応答率を変化させるように変えることの
できるものである。

受信と送信の両者が相互干渉してしまうことは、送信周
期を擬似ランダム的に変化させることにより、好ましい
単一の搬送周波数の採用下で回避される。また、付勢さ
れた多数の送信機が、同じ無線周波でもって同時に通信
できると同時に、さらなるコマンドを対象として当該周
波数を監視することもできる。

そして別の特徴によれば、本発明はさらに、車両の識別
コード情報を搬送している付勢された車両のトランスポ
ンダーの周期的な無線応答信号を受信するための方向探
知手段と；前記識別コード情報をデコードしてこれを英
数字で表示するための信号及びマイクロプロセッサ手段
と；該信号及びマイクロプロセッサ手段に応答し、トラ
ンスポンダーの応答信号が送信されて来た方位及びその
信号の強さの双方を同時に表示するための手段と；及び
選択された車両のトランスポンダーの無線応答信号のみ
をロックし且つ表示するための手段とを組み合わせて有
する、車両のトランスポンダーを追跡するための装置を
提供するものである。

トランスポンダーの状態を記憶しておくために、持久型
メモリを用いるという特徴についても、ここで言及すべ
きであろう。これにより、仮に付勢後に電力が除かれる
べきであるとすれば、トランスポンダーに電力が戻され
た場合においても、再度付勢を行う必要なしに、トラン
スポンダーは応答コードを送信し続ける。

好適及び最適モードの実施例、並びに装置の詳細は後述
する。

〔実　施　例〕

本発明を以下に添付の図面を参照して説明する。

まず最初に第１図のシステムのダイヤグラムを参照して
、好ましい形態の本発明のシステム全体の作動の根底に
ある全体的な原理及び方法論について順番に説明する。

本発明のトランスポンダーＴ（又はＴ’）を搭載した車
両Ｖ（又はＶ’）が行方不明となった場合、所有者はそ
の事実を地方警察へと届ける。地方警察は次に、州のコ
ンピュータステーションシステムＳへと報告する。後に
説明されるように、このシステムはマサチューセッツ州
におけるテストにおいて、ＬＥＡＰＳと呼ばれた。上記
の情報は電話回線又はリンクＬの如きによって、ステー
ションＳからマスターコンピュータファイルヘト当然に
送られる。このファイルは好マしくは、例えばワシント
ンＤＣにあるＦＢＩの一部である全国犯罪情報センター
ＤＪＣＩＣ）によって（又は他の適当なコンピュータ施
設において）保存されているものである。そして上記フ
ァイルには、本発明の盗難システムに対して登録した加
入者の車両の識別番号のリストが格納されていることが
企図されているのである（Ｓ　Ｖ　Ｌ　Ｓ・・・盗難車
両捜索システム）。入って来る盗難者の届は出の各々は
すべて、加入者のリスト　（ＳＶＬＳデータベース）に
照らしてチェックされ、もしも合致が見出された場合に
は、−セットの情報と共に、コンピニータメッセージが
当初のステーションＳへとリンクしにより返送される。

この−セットの情報は、当該の盗難車のトランスポンダ
ーのための固有の付勢コード及び固有の応答コードと、
並びに当該車両の描写を含むものである。さてこのよう
にしてステーションＳのＬＥＡＰＳコンピュータに来た
情報は、送信予定を立て、そしてマイクロ波Ｍのリンク
の如きによって、一連の無線放送送出アンテナＢ（Ｂ’
）からの付勢コードの送信を開始させるよう、５ＶＬＳ
コンピユータの制御を行うために用いられる。アンテナ
はＩＮ番に、或いはもし十分に離間しているのなら同時
に、又は従属的な仕方で作動され、それによってもしも
盗まれた車のトランスポンダーが当該領域又は地域にあ
るならば、ある確かな確率をもって付勢されるようにす
る。付勢コードは、車が戻ったという報告を受は取るま
で、又は予め定めた幾らかの時間間隔が超過するまで、
周期的に放送（概略的にＣで示されているンされる。

Ｃの如（にして放送されるこのような付勢コマンド信号
は、後で説明する如く、車両のトランスポンダーの付勢
コード、検査合計桁、及び付勢、消勢並びに速度増加を
生じさせるある種のコマンドビットを有している。

前に述べたように、放送を行う送信機の周波数は、総て
の車両のトランスポンダーの各々の周波数と同じである
。これは即ち、例えば全国的に割り当てられたＶＨＦ法
定周波数である。

だが各々のトランスポンダーＴ　（Ｔ”）は、約１０分
の１秒の長さのデジタルコード化応答を、周期的に、好
ましくは大体１０秒毎に１度という擬似ランダム的な間
隔において送出する。しかしながら本発明の特徴によれ
ば、仮にトランスポンダーがその周波数上で別の送信が
行われていることを検出した場合には、トランスポンダ
ーはその別の送信、メツセージが完了するまで待ち、そ
れからその応答の送信を開始するのである。

方向探知アンテナシステムＡ及び追跡受信機兼表示装置
りを適宜搭載した、警察又は池の追跡車両ＴＲは、行方
不明車が範囲内にある場合には、概略的な経路Ｒ（Ｒ’
　）を介して受信した車両のトランスポンダーのコード
化された応答を、当該車両のトランスポンダーＴ　（Ｔ
’　）により送信されているコードに対応する５桁の英
数字のコードを表示パネル上に表示する。そのような表
示をＤにおいて見た場合、警察官は彼の無線発信係を通
じて、ＲＤを介して州のＬＥＡＰＳコンピュータへとＰ
において質問を行い、当該コードの状態に関して調査を
する。それが盗難車であること、或いはそうではないが
追跡が望ましい車両であることが判明したとすると、当
該地域における放送の送信機であるアンテナＢ（Ｂ″）
が付勢されて、送信Ｃを送出する。この送信は、車両の
トランスポンダーＴ　（Ｔ’　）に対する最初の付勢信
号とは区別される異なったものである。

それはこの送信が、車両のトランスポンダーの応答の周
期又は割合を増加させるという要求を含んでいることに
よるものである。即ちこの二番目の、増加又は速度の上
昇した応答を要求するコマンド信号である送信Ｃは、最
初の付勢コマンド信号と同一の車両識別番号を有するが
、同一の検査合計桁はあってもなくても良い。しかしこ
の二番目の信号は、単に付勢を行わせるのとは異なり、
速度増加を生じさせるための異なるコードを、メツセー
ジのコマンド部分（ビット）中に有するのである。

車両のトランスポンダー受信機がこの割合の増加したコ
マンド信号を受信した場合、トランスポンダーの回路は
、トランスポンダーからのコード化された応答即ち応答
メツセージ信号の送信が経路Ｒ（Ｒ″）に沿って、例え
ば毎秒１回程度の速い割合の送信へと加速されるように
する。

これによって追跡車両ＴＲ内にいる者は、表示装置上に
コード化された英数字を１０秒毎に１回見るのではなく
、毎秒１回程度見ることになり、かくして車両の取り戻
しを助ける。トランスポンダーは例えば３０分程度の一
定の時間、このような速度の増加したモードに留まる。

そしてその後は自動的に、１０秒毎に１度という通常の
送信モート′へと戻るが、これは半時間の間に車両を回
収できるであろうという予想に基づくものである。

もしこの間に回収を行うことができなかった場合には、
追跡車両はいっでも、車両のトランスポンダーからの速
度の増加した応答コマンドに対する要求をＢ　（Ｂ’　
）から再度放送することを請求できる。

追跡車両ＴＲにおいては、車両のトランスポンダーの応
答コードが表示されるだけてはなく、ロック選択又は制
御用の例えばボタンがＤに設けられている。これによっ
て追跡装置内のコンビコータの処理装置が、特定の車両
のトランスポンダーからの特定の応答コードに関する（
言号のみを表示し、当該領域にある他の盗難車からの他
の車両トランスポンダー信号を排除するようにする。応
答コードの表示装置に加えて、追跡車両の装備の中には
、トランスポンダーからの信号の相対的な受信方角、方
向を知らせるだめの、発光ダイオードの環状列の如き方
向指示機が備えられる。追跡車両の方向探知システムは
、第６図の実施例に関して後で議論される如く、４つの
ルーフアンテナＡを採用するのが好ましい。これらは周
知の如くにしてドツプラーシフトを求めることにより人
力信号を判定して方角の指示を提供するように、電子的
に位相調節されている。

方向の指示に加えて、相対的な信号の強さ及びそれ故に
大体の範囲の表示を示すために、１棒グラフ表示装置が
さらにＤにおいで設けられている。これは追跡を行うに
あたり、特に部会の環境下においては重要である。なぜ
なら部会では、信号が近くにあるビルや他の乗用車、ト
ラックなどによって反射されうるからである。盗難車の
方角から来る信号の方が通常は強いであろうから、仮に
追跡者が信号強度の表示が種々移り変わる態様で表示さ
れているのを見た場合には、最も大きな信号強度の方角
を追えばよいことになる。

かくして追跡車両の乗員は、取り戻しを行うに際して、
相対的な方角、相対的な信号の強さ、及び探索されてい
る車両の完璧な描写について知識を得る。そして勿論、
果して車両がｔ、装した強盗事件に巻き込まれているも
のか否かなど他の重要な面の如く、該当する他の情報も
知ることができる。探索されている車両を発見し保護し
た後、追跡車両の乗員は、車両が回収されたことを報告
する。それによりシステムは、ＮＣＩＣ及び他のコンピ
ュータファイルにある当該盗難車についての報告を取り
消してよいようになる。そして本発明の好ましい特徴に
よれば、それまで探索地域において放送されていたコマ
ンド信号を消勢するようにするコマンド信号の新たなセ
ットをＮＣＩＣのソフトウェアがチェックし発生するこ
とにより、このことも自動的に行われる。本発明のシス
テムの実施における最適モードの細かな構成の他の好ま
しい面には、次のものが含・まれる。放送用の送信機を
制御しているコンピュータに入って来るメツセージは、
送信される前に待ち行列とされる。なぜなら送信機が完
全な出力状態となるためにはある一定の時間がかかり、
その一定の時間が送出されるべきメソセージと同じ位の
長さだからである。

当該地域における放送用の送信機は、恐らくは１時間か
そこらに１度程度の周期的なｌで前に述べたようにして
、車両が回収されるか又は例えば１ケ月と設定された一
定期間が経通するまで、付勢信号及びコードを送出する
であろう。

実用上の観点からすると、トランスポンダーシステムが
車両に搭載された場合に、同らかの方法により該トラン
スポンダーを検査することが重要である。このことは、
後で第５図の機能的又は作動的ダイヤグラムに関して説
明される、搭載テストユニットによって行われる。この
搭載テストユニットは、トランスポンダーの受信セクン
ヨンＴ−ＲＸに信号を送信することができる。

この信号はトランスポンダーにより、テスト装置から来
ている信号であると認識され、またトランスポンダーＴ
の送信セクションＴ−ＴＸが低電力モードへと移行する
ようにするが、これはトランスポンダーが同時にその直
流電力ライン上で別の保護信号を拾い上げることにも応
するものである。

かくして第１図に示された全国的な規、模での好ましい
協働システム（なお本発明はより小さな区域、州、州の
一部あるいは他の区域の分割領域についても同様に有用
である）においては、上述したように、各車両のトラン
スポンダー（搬送される応答装置）即ちトランシーバ−
組立体は、全国的（又は少なくとも広域的）な盗難車両
探索システムの一部をなしている。このシステムは上記
の例では、好ましくは全国犯罪情報センター（’ＮＣＩ
Ｃ）と統合されるものとして示された。

乗用車の如き車両Ｖ　（Ｖ’　）が盗まれたと届は出が
あった場合、監視されている領域全体にわたって設置さ
れている多くの端末Ｐのいずれかにおいて、その人の免
許証の番号の如き情報が人力される。これらの端末は地
方の警察署或いは他の市の建物の中などに設置され、ま
た総ての端末は、製造者の車両識別番号、描写その他に
関する情報にアクセス可能な前記ＬＥＡＰＳコンピュー
タと協働するものである。これは、マサチューセソッ州
における本発明の最近のテストで守られた手順である。

Ｌ　Ｅ　Ａ　Ｐ　Ｓコンピュータは、車両が本発明によ
る車両トランスポンダーＴを搭載しているかどうかを確
かめるため、リンクＬを介して５ＶＬＳデータベースと
相互作用を行う。即ち車両の識別番号は、連邦通信電話
回線又は池の回線であるリンクＬを介して、ワシントン
ＤＣにあるＮＣＩＣのコンピュータへと送られる。そし
て本発明の好ましい態様によれば、Ｎ　ＣＩ　Ｃのコン
ピュータで当該車両が該当するトランスポンダーを搭載
した加入者のものと判別される（格納されたデータとの
比較により）と、５ＶＬＳのソフトウェアはＮＣＩＣの
５ＶＬＳテ゛−タベースをアクセスして、当該車両Ｖ　
（Ｖ’　）に固有の付勢コードと、付勢された場合にト
ランスポンダーが送信するであろう固有の応答コードと
を明らかにする。この付勢コード及び応答コードという
情報はリンクＬを通ってＬＥＡＰＳコンピュータへと自
動的に戻される。ＬＥＡＰＳコンピュータは５ＶＬＳコ
ンピユータと交信しており、マイクロ波Ｍによるリンク
を介して無線送信機であるアンテナＢへとコード化され
た情報を伝達する。これによりアンテナＢは、その搬送
周波数中に車両の付勢コードを含み、且つトランスポン
ダーが特定の割合で応答するようにするコマンド及び特
定の車両に固有の識別コードを含む、無線周波数で搬送
するコマンド信号を放送するのである。

車両Ｖ及びＶ″の各々の中に曙、されているトランスポ
ンダーＴ及びＴ″が、図示の如く両方とも、地域的な付
勢を行う送信機であるアンテナの送信範囲内にあると仮
定してみよう。しかし送信用のアンテナ已によってＣの
如くにして放送された固有の識別コードに対しては、ト
ランスポンダーＴのみしか応答しないのである。付勢さ
れたトランスポンダーＴは次いで、当該トランスポンダ
ーに固有の応答コードを放送し、この応答コードが次に
、警察の巡回車の如き追跡車両ＴＲにおいてＤの如き装
置によって受信される。

車両Ｖのコード名はかくして表示装置りへと表示される
。追跡を行う警察官はこのコード名を無線リンクＲＤを
介して警察の発信係へと連絡し、発信係はステーション
ＳにおいてＬＥＡＰＳ及び５ＶＬＳコンピユータをアク
セスして車両Ｖについての描写を人手する。これは追跡
車両ＴＲへと無線で戻されるので、警察官は車両Ｖを視
覚的に識別できるようになる。

前述したように、車両の回収は、追跡車両が盗難車Ｖの
付近に近づくにつれて、トランスポンダーの応答信号の
周期性を増大即ち高めることによって容易にすることが
できる。無線リンクＲＤを介してそのような速度の増加
を要求することにより、５ＶＬＳコンピユータはこの割
合の増大についての要請を制御し、Ｃの如く放送される
信号がトランスポンダーの応答の割合におけるそのよう
な増大を命令するようにさせる。

さてここで本発明のシステムの種々の構成要素の好まし
い実施例の詳細について見ると、有用なトランスポンダ
ーＴ即ちトランシーバ−の構成が、第２図に示されてい
る。そこにおいては、車両Ｖに隙された（シートの背も
たれやダツシュボード等の内側に）アンテナ１が、適昌
な時に当該アンテナをトランスポンダーの受信又は送信
回路へと切り換えるために、通常のｐｉｎダイオードな
どの如きスイッチ３へと接続されている。

スイフチ３が受信状態に切り換えられていると仮定する
と、そのときアンテナ１は無線増幅機ＲＦへ、次いでミ
キサーへと接続される。ミキサーは第一の局所発振器Ｌ
Ｄとの混合により、Ｂ（Ｂ′）によりＣの如く放送され
た付勢コマンド信号の搬送周波数を、例えば特定のＶＨ
Ｆ搬送波（帯域の狭いＦＭ可聴ＦＳＫ信号）から１０．
７！、ｌＨｚの中間周波数への如くにして、ある第一の
中間周波数へと下げる。この信号は濾波され、次いで復
調器へと印加される。復調器は基本的には、信号から可
聴周波を抽出する。この可聴周波は二つのトーンを含み
、その一つは論理値「０」に対応し、他方は論理値「１
」に対応する。これらの濾波されたトーンを受信するモ
デム５の目的は、これらのトーンを「０」及び「１」に
対応するデジタル電圧レベルへと変換することである。

この変換された論理レベルは、制御装置として働くマイ
クロプロセッサ５°へと印加される。

後で説明するようにして車両のコードが識別された場合
であって、前述の如く周期的に送浩される固有の車両コ
ード信号を伴って応答することが望ましい場合には、マ
イクロプロセッサ５′は論理レベルを発生し、次いでそ
れらをモデム５へと供給して該論理レベルを変換してト
ーンへと戻し、該トーンは第２図の送信回路側（下側）
にあるＦＭ変調器へと供給される。この変調器は、周波
数を人力コマンド信号の搬送波の周波数にするために、
発振器と周波数トリブラとからなるトランスポンダーの
送信セクションＴ−ＴＸの一部を変調する。送出装置は
ドライバ及びパワーアンプであり、スイッチ３がマイク
ロプロセッサ５′の制御（３′を介して）の下に該パワ
ーアンプに接続した場合に、Ｃの如くに放送された付勢
コマンド信号と同じ搬送波においてトランスポンダーの
アンテナが経路Ｒ＜東１図）に沿って応答信号を送信す
るように、トランスポンダーのアンテナへと供給するよ
うに構成されている。ハイパワースイッチがまたマイク
ロプロセッサ５′によって制御されるものとして示され
ており、今述べたパワーアンプの段をバイパスさせるよ
うになっている。テスト及び搭載送信テストのためのモ
ードが提供される。

放送されるコマンド付勢信号ＣにＦＭ変調されたものと
して最初に搬送され、且つ車両のトランスポンダーＴに
よって受信された、コード化された情報の例が第３図に
示されている。冒頭のＩＬｙ）１分は一連のデジタル論
理「１」及び「０」を含んでおり、これらは前述したモ
デム５が信号と同期することを可能ならしめる。次のブ
ロック■はフラグであり、論理「１」及び「０」を示す
二つの可聴トーン（例えば１２００Ｈｚと１８００Ｈｚ
の周波数）によって運ばれた情報を含んでいるデータフ
レームが続いて開始することを示す。信号Ｃが行方不明
の車両ＶのトランスポンダーＴのみについて送信された
ものである場合には、トランスポンダーのコードである
ブロック■は、当該トランスポンダーＴに固有のデジタ
ルアドレスを示す。割合についてのコマンド８分である
ブロック■は、−又はそれ以上の二進数の値で表示され
た、付勢コマンド、消勢コマンド、或いはトランスポン
ダーの応答周期を増加させるためのコマンドである。最
後にデータフレームはさらに、トランスポンダーのコー
ド■及び割合についてのコマンド■の誤差修正及び検出
を可能ならしめるために、巡回冗長検査、垂直冗長検査
、又は水平冗長検査の如き通常の冗長検査Ｖを含んでい
てよい。

第３図のコード情報を用いた場合の例を挙げると、対応
するエンコードされた情報は、第２図のトランスポンダ
ーの回路を介して次のようにトレースすることができる
。予め選定された搬送周波数を有するＦＭ無無線信号炉
受信されると、該信号は前に説明したようにして復調さ
れ、求めているデジタル情報を示している搬送されて来
た可聴信号が生成される。モデム５がこの可聴信号をデ
ジタル信号へと前に述べたように変換し、そして可聴信
号が例えば１１００〜１９００Ｈｚの範囲内にある場合
には、マイクロプロセッサ５′がこのデジタル信号を受
信する。モデム５は例えばノースカラロライナ州つィン
ストンーセーラムのＭＸ−ＣＯＭ社製の４０９型の如き
であり、上の例で云えば１２００Ｈｚの１サイクルにラ
イて論理「１」を出力し、１８００Ｈｚの１，５サイク
ルについて論理「０」を出力する。マイクロプロセッサ
５゛は例えばカリフォルニア州すンタクララのオキ・セ
ミコンダタタ社のＭＳＭ５８４０Ｒ３型の如きであり、
次のようにしてエンコードされたデジタル情報を処理す
る。ＥＥＰＲＯＭ（電気的書き換え可能ＲＯＭ）又は他
のＰＲＯＭである持久型メモリ７は、マイクロプロセン
サ５′と協働すると共に、第３図工のエンコードされた
デジタル情報と比較されるべき特定の車両のトランスポ
ンダーの識別コードと、及びマツチングの際のトランス
ポンダーの応答コードとを含んでいる。電力を保存する
ためにこのメモリ７には、その情報の取り出しが要求さ
れた場合にのみ電力が供給される。コマンドがあった場
合に限りトランスポンダーの応答信号が間欠的即ち周期
的に発生されるという前述の特徴と合わせて、本発明の
トランスポンダーは電力を効率的に保存する。車のバッ
テリー＋、−又は他のバッテリーが、電力調節器９へと
１２ボルトで電力を供給し、電力調節器はマイクロプロ
セッサ５”への５〜６ボルトの出力を維持する。

電圧レベル検出回路１１は、電圧が所定の電圧以下へと
降下した場合にマイクロプロセッサ５′をリセットし、
これによって、十分な電力が残っている間にマイクロプ
ロセッサがハウスキーピングルーチンを完了することを
可能ならしめる。

例えば、電力が完全に失われる前に、最も新しイ割合コ
マンドをこれによって持久型メモリ７に格納することが
できる。

普遍的な無線周波数テスト信号が、トランスポンダーの
直流電力供給ラインへの所定の特別な周波数の電気信号
（電力信号検出回路１３によって検出される）と共に同
時に受信された場合、マイクロプロセッサ５′はテスト
を行う目的で、テスト応答信号を放送する。この特別な
周波数の信号は、バッテリー＋、−のインピーダンスが
信号の検出を妨げることがない程十分に高く、またテス
ト信号が無線混信を生ずることがない程十分に低い周波
数のものである。この特別な電気信号が必要とされるの
は、テスト装置が権限のある者によって、本発明のトラ
ンスポンダーを搭載している車両を探索するために用い
られることのないようにするためである。

通常の作動に戻って考察すると、適正な識別コードが受
信された場合、マイクロプロセッサ５゛は該コードに特
有な応答コードを持久型メモリ７から呼び出してＲＡＭ
に格納し、そしてこの情報をモデム５に供給する。モデ
ム５はこのデジタル的にエンコードされた情報を可聴信
号へと変換する。前に説明したように、アンテナスイッ
チ３がトランスポンダーの受信セクション（Ｔ−ＲＸ）
への接続を断つようにした場合、マイクロプロセッサ５
”の制御の下に送信スイッチ１５が付勢されれば、送信
セクション（Ｔ−ＴＸ）は同じ搬送周波数において、可
聴コードの応答信号を搬送する応答ＦＭ信号を送信する
。しかしてマイクロプロセッサ５′は、アンテナスイッ
チ３及び送信スイッチ１５を制御している場合に限り、
受信セクションがまだ当該搬送波で送信を受けている、
という指摘をモデム５から受けないようになる。他の場
合には、制御信号はそのような（受信される）搬送波が
途切れるのを待つ。

前述したように、持久型メモリを使用することは、電力
の消失によって生じた応答の中断の後に、トランスポン
ダーが応答を続けることを可能ならしめる。

マイクロプロセッサ５゛は、特定の車両のトランスポン
ダーＴに特有の識別コードを受信した場合に、放送の率
（割合）のコマンドを解釈するための作用を含んでいる
。この作用を受は持つためのハードウェア的な概略の実
施形態は、第４図に示されている。これは第２図のマイ
クロプロセッサ５′に効果的に組み合わせられるものと
考えられている。勿論実際の実施に際しては、通常のソ
フトウェア制御が用いられるのであるが、ハードウェア
的な説明は、作動的な機能をより簡易に説明するであろ
う。特有の識別（ＩＤ）コードの比較器１７は、第２図
の持久型メモリ７からアクセスされた後に、ＲＡＭに格
納された識別コードを受信した識別コードと比較する。

識別コードが合致した場合には、スイッチＳｖＩにより
応答用の放送の割合を選択する割合インクプリタ回路１
９に対して、放送用の割合コマンドが供給される。仮に
例えば割合コマンドが第４図の「００」であるとすると
、擬似ランダム発生回路２１がライン２１′　　を介し
てアクセスされる。この回路はクロック２３からパルス
を周期的に受信しており、擬似ランダム的に発生された
数によって示される付加的な長さの時間だけ、信号送信
可能化回路２５を遅延させる。例えば、クロック２３が
８秒毎にパルスを発し、また回路２１が０〜４秒の付加
的な遅延時間を生じると、応答コマンドを送信するため
に可能化回路２５が信号を発するものとして、大体１０
秒に１回の割合の周期的な応答信号となる。

警察の巡回車が盗難車に接近した後などの如く、速度増
加即ち増加した割合の応答コマンドが要求「０１」され
た場合、スイッチｓ■が第４図に示された位置へと都合
良く移動することなどによりステップアップクロック２
７がアクセスされる。このクロック２７は例えば毎秒１
回といった、短い規則的な間隔においてパルスを発生し
、その割合でトランスポンダーの送信を続けるように可
能化回路２５をトリガすると共に、擬似ランダム発生回
路をも速度増加させる。

予め定められた時間の経過した後、クロック２７はライ
ン２７”　を通じて割合インクプリタ回路１９に対し、
通常の放送の割合（Ｓｉｌｌの位置がｒｏ　０Ｊ　）へ
と戻るように信号を送る。すると、消勢コマンド「０２
」が受は取られてスイッチＳＷが接地し送信が終了する
まで、通常の付勢割合での応答が継続される。

トランスポンダーＴのための一つの適当な作動論理が第
５図に示されている。作動段階２９によって示された受
信セクションＴ−ＲＸにおいて、人力して来る搬送信号
Ｃの周波数がモニターされる。Ｃが受信されない場合に
は、モニターは段階３１において継続される。受信され
た搬送周波数が有効であり、そこにおける可聴信号が予
め選定された周波数の範囲内にあることが段階３３で判
明すると、このエンコードされた情報はモデム５に入り
、且つ処理されるためにマイクロプロセッサ５゛に入る
。

段階３５として点線で示されたように、トランスポンダ
ーはテストを行う特徴を含んでおり、そこにおいては正
確な可聴範囲内にあるテストコードを搬送している無線
テスト信号がトランスポンダーの送信セクションＴ−Ｔ
Ｘをトリガして、段階３７においてテスト応答信号を放
送させる。

テスト段階３５が実行されるためには、先に説明した第
２図の電力信号検出回路１３が、直流電力線上において
適当な信号を検出しなくてはならない。

仮にこのテストのための特徴又はそのサブルーチンへと
入るための指示が存在していないとすれば、車両Ｖのた
めの特有のトランスポンダーＴ（１７）識別コードが段
階３９においてメモリから呼び出され、人力信号から変
換された可聴トーンのデジタル情報と比較される。トラ
ンスポンダーの特有のコードが存在しない場合には、段
階３１においてモニターが継続される。しかしもしも特
有のトランスポンダーのコードが識別された場合には、
割合コマンドがライン６１を介して伝達され、送信コマ
ンド処理のブロック４１内で弁別されて、トランスポン
ダーの送信セクションＴ−ＴＸによる応答コードの送信
をどうするかが定められる。放送された信号Ｃの中に消
勢コマンドが段階４３で存在した場合には、トランスポ
ンダーＴは段階４５で応答を送出することを止め、次い
でライン５９によって示されているように、段階３１の
モニターを再度行う。

放送された信号Ｃ中にトランスポンダー付勢コマンドが
存在することは段階５１で判明し、そして応答割合の増
大要求コマンドの存在は、段階４７において判明する。

トランスポンダーは、応答を行うように付勢されるか、
或いはより速い周期的な割合で応答を行うように、増加
割合コマンドを受は取る。増加コマンドは前に説明した
ように、消勢コマンドが受信されるまで、或いは予め定
められた時間が経過するまで有効に残存する。付勢コマ
ンドが受は取られた場合、段階４３において、放送可能
化濡号が擬似ランダム的に、増加した割合よりも遅い平
均的な割合で発生される。例えば前に説明したように、
段階４９においては可能化信号は毎秒１回という増加し
た割合で発生されるのに対し、通常の応答用の可能化信
号は段階５３において、１０秒毎に１回の程度で発生さ
れる。そしてこれはランダムな数の増減を含んでおり、
それによって他の付勢されたトランスポンダーからの応
答信号とオーバーランプする機会を最小限のものとして
いる。好ましくは、新しい割合コマンドの各々が受信さ
れた後に、これを点線で５５に示す如くにして持久型メ
モリに格納するが、これは第２図のメモリ７に相当する
ものである。入力データに対する通常の誤差修正及び検
出は段階３９及び４１において、前述の如く、周知の垂
直冗長検査、水平冗長検査及び巡回冗長検査によって行
われる。

さて順序として次には、第１図の追跡車両ＴＲに搭載さ
れた受信装置に必要な種類の回路の形式を検分すること
になる訳であるが、その好ましい形態は第６図に示され
ている。追跡用の受信装置は二つの主たる部分を有して
いる。即ち無線受信、電力及び処理部分と、表示部分り
とである。受信を行う部分は無線加算器２を含み、これ
は方向探知アンテナシステムＡ（第１図）のＪ４．　Ｊ
５．　Ｊ６及びＪ７という、追跡車両の方向を追う４つ
のアンテナからの入力を多重化する。

使用者は４つの人力の合計により発生される信号から、
追跡されている車両のトランスポンダーＴ又は車両／ト
ランスポンダーを妨害している何らかの物の方向を判定
することができる。

加算器２の出力は、応答信号を備えた車両のトランスポ
ンダーのコード化された応答の、非常に高い周波数の搬
送信号を含み、帯域幅の狭いＦＭ受信機４へと供給され
る。ＦＭ受信機４は可聴範囲にあり情報を搬送している
信号（１２００及び１８００）１ｚ並びに方向探知周波
数中かあの４２２Ｈｚの如きドツプラー変調周波数）を
裸にし、この復調された可聴信号を追跡車両のマイクロ
プロセッサ兼信号処理装置６へと供給する。マイクロプ
ロセッサの部分は追跡されている車両の応答コードをデ
コードし、信号処理装置の部分は後述の如くにして車両
の方角を判定する。

受信装置はまた、盗難車の追跡車両からの距離を示す信
号の強度のレベルをも教示するが、これについても以下
でより完全に説明することとする。

１１．５〜１４．５ボルトの範囲にある追跡車両の受信
装置の電圧は、該装置が搭載されている警察又は他の追
跡車両から供給される。電力供給及びＳＰクロック及び
フィルタ回路板１０は、追跡車両の装置の機能に必要な
総ての電力を供給し、また信号処理装置６のためのマス
ククロックを含んでいる。これはさらにまた、信号処理
装置のために幾らかの予備的な１言号のフィルタがけを
行うものである。

信号処理装置６のボードは、２つの機能的部分を有して
いる。即ち制御電圧波形発生部と可聴信号プロセッサで
ある。制御電圧波形発生部は、無線加算器２が４つのア
ンテナ信号の一つから次へと通常の仕方で多重化をスム
ースに行うために必要な信号（ＶＣＡ、　１．ｌｃＢ、
　ＶＣＣ，ＶＣＤ）を提供する。これらの４つの信号は
総て等しいものであるが、ボードに含まれているＦＲＯ
Ｍから計算された正確なカーブに従って、９０度ずつシ
フトされている。これに対し可聴信号プロセッサの部分
は、電力供給ボード１０からフィルタ信号を受けて付加
的なフィルタがけを営み、追跡されている車両の方向を
示す前述のドツプラーシフトを明確にする。

論理／復調ボード８の基本的な機能は、受信機４から信
号の強度を取り、これをデジタル形式に変換することで
ある。ボード８はこの機能を、受信した信号をＯ及び１
ビツトの流れへと復調させることにより営む。この流れ
は、追跡されている車両の応答コード、及び誤差検出及
び修正ビットの両者を含むものである。この論理／復調
ボードはまた、システムの表示装置りを読み出し且つ制
御する。

この表示／制御部分りは例えば追跡用パトカーのダツシ
ュボード上に設けられるものであり、二つのボードを含
んでいる。一つは表示用のもの（Ｄ、）であり、他は表
示論理用のもの（Ｄ２）である。

表示装置Ｄ２は第７図により詳細に描写されている。こ
れは方位点を示すように円１２に配列されたＬＥＤ　（
発光ダイオード）の列と、この円の端部にあるＬＥＤの
ための基準点として働く（特に夜間）中央のＬＥＤ１２
’とから構成されている。また表示装置Ｄ２には、発光
表示の高さによって信号の相対的な強度を示すための、
ＬＥＤによる棒グラフＢＧがある。棒グラフＢＧの隣に
配置された別のＬＥＤ１２″゛は、棒グラフの表示が局
所的な或いは遠隔の表示範囲にあるのかを示す。

表示装置の上部中央には、追跡されている車両からの応
答コードを示す５桁の英数字ディスプレーＣＤがある。

また、使用者が特定の応答コードをロックすることを可
能ならしめるロック−非ロツクスイッチ１４が設けられ
ている。このスイッチがロック位置にない場合には、当
該追跡車両の追跡範囲内にある多数の車両のトランスポ
ンダーの総てから入って来るコードの各々は、１秒だ（
ナホされる。

ＣＤにおける好ましい英数字の表示は、マイクロプロセ
ッサ８（第７図のＧＯ）から一対の８ビツトのシフトレ
ジスタＳＲへとクロックされたデータから行われる。Ｃ
ＤのＬＥＤドツトマトリックス表示による英数字の表示
を制御する最初のビットが、所定の文字を表示する（左
に）ために用いられ、そして引き続いてこのビットは他
の所定の文字のためのコードを含んでいる。これにより
、追跡車両へと応答信号Ｒを送出してイル車両のトラン
スポンダーに固有のコード又は連続番号を含んでいる英
数字の表示が生成される。実際の実施にあたっては、３
５ビツトのシフトレジスタＳＲ”　がクロックＣ゛によ
って制御され、クロックＣ′にはマイクロプロセッサ８
から制御出力Ｇ１−６３が供給される。そしてシフトレ
ジスタＳＲ’　　は、方位点のＬＥＤ表示１２、（電力
）オン／オフ制御ＬＥＤ１２’、局所／遠隔ＬＥＤ１２
″”及び棒グラフＢ石のための情報を、総てシフトレジ
スタＳＲ’　　へと連続的にクロックされるものとして
受は取るのである。クロックＣ″からの３６番目のクロ
ックパルスにおいて、データはラッチされ、適当なＬＥ
Ｄへと出力される。

総括すると、追跡車両ＴＲに搭載した受信装置の電源が
投入された場合であって、まだ信号を受信していない場
合には、方向指示表示である円１２（第７図）は点灯せ
ず、信号強度を表示する棒グラフＢＧの読みはＯであり
、またコードの表示装置ＣＤも空白である。このモード
において受信された車両のトランスポンダーのどのよう
な信号Ｒも、適正な搬送周波数にあるならば、追跡車両
ＴＲの受信装置をトリガする。そのよう茂信号が受信さ
れた場合には、追跡用の方向指示表示を行う円１２は受
信信号の方向を示すよう点灯し、信号の強度を示す棒グ
ラフは相対的な信号強度値を表示する。

受信された信号が車両のトランスポンダーのコード化さ
れた信号である場合には、当該車両のトランスポンダー
のための５桁の識別子がデジタル表示装置ＣＤに表れる
。追跡車両が盗難車両に接近するにつれて、信号の強度
は増大する。

距離が遠くなっているのであれば、信号の強度は弱まる
。定在波及び反射が存在する都市部その他の領域におい
ては、信号の強度が常に信頼できる相対的な距離を示す
という訳ではなく、最終的に車両の取り戻しを行うため
の補助を与えるにすぎない。一つ以上の車両のトランス
ポンダーの信号が受信されている場合には、所望の車両
の識別コードがＣＤに表示された場合に、ロックスイッ
チ１４が作動され得る。これにより、追跡車両ＴＲの受
信装置はその特定の車両のみを追跡するようになる。ま
た、追跡車両ＴＲの受信装置が盗難車両のトランスポン
ダーからの通常のメツセージを表示している場合には、
方向表示の中央にあるＬＥＤ１２’が点灯される。

最後に、地域的に作動される第１図の送信装置たるアン
テナＢ　（Ｂ’及びその他）のデータフロー作動につい
て、第８図及び第１図の同様の参照符号を有する部分を
参照して説明する。この場合、作動は全国的なシステム
によるものでありＮＣＩ　Ｃの盗難車に関する報告がＮ
ＣＩＣの全国車両ファイルＤ９に入るものと仮定する。

盗難車に関する報告は、地域の警察及び発信端末Ｐ　（
８６，巳７）から州のＬＥＡＰＳコンピュータ（Ｐ７）
へと入力される。ＬＥＡＰＳコンピュータ（Ｐ７）は第
１図で説明したように、ラインＬを介してＮＣＩＣと連
絡している。本発明の実施においては、Ｎ　ＣＩ　Ｃも
また、データ人力Ｅ８及びマスクファイル最新化ＰＩＯ
から、第１図ではｒＳＶＬＳデータベース」と名称の付
された、本発明のトランスポンダーを搭載した車両のマ
スタフアイルＤ４を蓄積する。報告された盗難車が本発
明のトランスポンダーを搭載している場合には、ＮＣＩ
ＣはリンクＬを介して、通常の応答のみではなしに、報
告された車両のトランスポンダーの付勢及び応答コード
を与える特別のメツセージを送り返す。かくして当該車
両のトランスポンダーは、追跡のために付勢されるので
ある。州警察のコンピュータ（第１図のＬＥＡＰＳ）は
この特別のメツセージ（付勢に対する要求）を第１図及
び第８図の５ＶＬＳコンピユータへと伝達する。５ＶＬ
Ｓコンピユータは州の総ての警察の端末とリンクされて
おり、その付勢に対する要求（又は警察が盗難車を回収
して報告した場合には消勢）を処理するための、Ｐ５の
ために要求を（Ｐ７から２５へと）受は取る。Ｐ５でか
かる要求が受は取られた場合には、三つの事が起きる。

第一に、当該要求はＤ５において記録される。次に、即
時作動のためにキ二一０７へと人力がなされる。そのよ
うなキューは、作動コマンド信号Ｃを同時通信するため
又は要求を周期的作動キュー０３へと入れるために、例
えば１５秒毎に１回程度人力される。作動信号Ｃは、他
に待っているものがない限り、即時に放送されるが、他
に待っているものがある場合には、自分の順番を待たね
ばならない。第三に、要求は付勢ファイルＤ１で受信さ
れる。このファイルＤ１は現在進行中の付勢及び消勢に
関する総ての事項からなっている。付勢要求は例えば３
０日間はファイルＤ１へと入り、次の１ケ月間は付勢コ
マンド信号が放送されるようにする。消勢も同様に取り
扱われるものであるが、そのタイムリミツトは２４時間
だけであろう。

Ｐ２の機能は、付勢ファイルＤ１の中から、３０日以上
経過し付勢されていない記録を取り除くことである。そ
して付勢されていない場合には、２４時間のうち、その
作動を記録する。５ＶＬＳコンピ二−タによって生成さ
れた放送制御信号を示すＰ６は、前述の如＜１５秒毎に
１回、即時作動キュー０７の人力を受け、地域的な周期
的放送コマンド信号Ｃが、地域送信機Ｅ３及び／又は従
局送信機８４（第１図のＢ及びＢ”である）から放送さ
れるようにする。Ｐ４　（作動キューを生成する機能）
は、付勢ファイルＤ１及び後述の地域ファイルＤ２、並
びに１時間分の放送用材料を更新するように、１時間毎
に作動される。古い記録はＰ３において、地域ファイル
から除かれる。

以下に示す地域ファイル０２は、５ＶＬＳコンピ二−タ
のコンソールＥ１から人力され、且つＰｌ（地域のトラ
ンザクションを処理する）から入って来るデータを収容
している。このデータは、テストや他の特別の目的の下
に地域的に人力された、車のトランスポンダーのファイ
ルを含んでいる。コンソールビ１自体は、権限について
のパスワード（０１２）　、活性化についてのパスワー
ド（Ｄｌｌ）　、及び日付と時間の人力（［１１０）　
　というシステムによって保護されており、権限のない
者によりコマンドが入力されることはない。通常どおり
、プリントアウトが８５において入手可能とされる。

以上においては本発明の目的にとって必要且つ特定的に
設計されたものを説明したが、本発明のトランスポンダ
ー装置は、トランスポンダー又はトランシーバ−的な作
動が、該トランスポンダーに特有即ち固有の応答コード
と共に有用であり、且つトランスポンダーが可変で外部
から制御可能−又はコマンドされる一割合で放送するよ
うな場合についても、一般的に云って採用可能なもので
ある。車両、或いはより一般的にはトランスポンダーを
搭載した物体を識別することは、追跡を行うこととは別
にしてみても、何かの装置においては役に豆つものであ
る。

さらに、本発明はこれまで明らかに、全国的なシステム
として好ましい作動モードにおいて説明されて来た。し
かし車両の識別コードなどについて、ＮＣＩＣと協働す
ることなしに、州単位又は他の地域的な単位で格納し供
給してもよい。

上述した機能を営むために、図示したものとは異なる他
の周知の回路及び装置並びに通常誘導されるソフトウェ
アを用いることもてき、この場合に所望としないある種
の機能を省略することができる。また本発明の特定の特
徴は幾つかの図面には示されていて他のものには示され
ていないが、これは便宜上及び説明の明確のみのためで
ある。また本発明の各々の特徴は、他のいずれか及び全
部の特徴と組み合わせられうることが理解されるべきで
ある。同様に、周波数の応答の割合、エンコードの種類
、可聴トーンの範囲その他、追跡の型式、通信及び放送
用アンテナその他についての特定的な選択は、好ましい
と思われるものや実験的にテストされ成功したものの例
示であるが、しかし当業者にはさらなる修正が思い浮か
ぶであろう。だがそれらは特許請求の範囲に記載された
本発明の精神及び範囲内に包含されるものと考えられる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概念による好ましい車両探索システム
の適用のシステムダイヤグラムであり；第２図及び第４図は第１図のシステムにおいて追跡され
る車両に用いるように特に設計されたトランスポンダー
即ちトランシーバ−装置のブロック回路ダイヤグラムで
あり；第３図は本発明のシステムで有用なエンコード情報のシ
ーケンスを示し；第５図は第２図及び第４図のトランスポンダーの受信及
び送信機能の作動のフローチャートであり；第６図及び第７図は第１図、第２図及び第４図のトラン
スポンダーの応答信号が帰って来た場合に好ましい、車
両追跡受信及び表示システムのブロック回路ダイヤグラ
ムであり；及び第８図は本発明の車両トランスポンダー
を調べて付勢するための無線信号を供給する、コンピュ
ータ制御された同時通信コマンドシステムのデータフロ
ーダイヤグラムである。Ｔ、　Ｔ’・・・トランスポンダーｖ、　ｖ’・・・車両Ｓ・・・（コンピュータ）ステーション（システム）Ｌ・・・リンクＭ・・・マイクロ波日１日°・・・アンテナＣ・・・同時通信信号Ａ・・・方向探知アンテナシステムＤ・・・追跡受信機兼表示装置Ｒ，Ｒ’・・・経路ＴＲ・・・追跡車両Ｔ−ＲＸ・・・トランスポンダー受信セクションＴ−Ｔ
Ｘ・・・トランスポンダー送信セクションＲＤ・・・無
線リンク８Ｇ・・・棒グラフＣＤ・・・表示装置ＲＦ・・・無線増幅機し０・・・局所発振器１・・・アンテナ２・・・無線加算器３・・・スイッチ４・・・ＦＭ受信機５・・・モデム５′・・・マイクロプロセッサ６・・・マイクロプロセッサ兼信号処理装置７・・・持
久型メモリ８・・・論理／復調器９・・・電力調節器１０・・・電力供給１１・・・電圧レベル検出回路１３・・・電力信号検出回路１５・・・送信スイッチ１７・・・識別コード比較器１９・・・割合インクブリタ回路２１・・・擬似ランダム発生回路２１′　　・・・ライン２３・・・クロック２５・・・信号送信可能化回路２７・・・ステップアップクロック２７°　・・・ライン

Claims

【特許請求の範囲】１　コンピュータに登録されトランスポンダーを搭載し
た車両などが行方不明となった場合にこれを追跡する方
法であって、車両がトランスポンダーを搭載しているも
のとしてコンピュータにリストされていることを確かめ
るために上記の車両の登録をチェックし；トランスポン
ダーの搭載のリストの確認が肯定された場合に、適当な
地域において、前記車両及びそのトランスポンダーに固
有のコード化された識別子を搬送している無線付勢コマ
ンド信号の放送を開始し；前記車両のトランスポンダー
において前記コマンド信号を受信し、識別子をデコード
して該識別子が前記車両及びそのトランスポンダーに固
有のコードであることを検証し、もしそうであるならト
ランスポンダーが付勢されて固有の識別子を含む周期的
な車両応答信号が送信されるようにし；前記周期的な車
両応答信号を追跡車両において受信し且つロックし；そ
の後追跡車両からの要求に応じて前記地域における前記
無線付勢コマンド信号を修正して、車両のトランスポン
ダーへと割合増加コマンド信号を提供し；及び追跡車両
による追跡を容易にするために、送信される車両のトラ
ンスポンダーの信号の周期を速めるよう、車両のトラン
スポンダーにおいて割合増加コマンド信号に応答するこ
とからなる方法。２　前記無線付勢コマンド信号及びトランスポンダーの
送信する信号は、順序的に分割された共通の搬送波上で
搬送される、特許請求の範囲第１項記載の方法。３　トランスポンダーの送信が付勢される前に、当該搬
送波における既存の送信の存在がモニターされ、既存の
送信がない場合に限り、トランスポンダーはその信号の
送信を開始する、特許請求の範囲第２項記載の方法。４　トランスポンダーの送信する応答信号は他のトラン
スポンダーの送信との混信を防ぐために、擬似ランダム
的な間隔をもって周期的に送出される、特許請求の範囲
第３項記載の方法。５　前記トランスポンダーの送信する応答信号の周期性
は１０秒毎に１回程度に調節され、前記増加した周期は
毎秒１回程度である、特許請求の範囲第４項記載の方法
。６　追跡車両において多数のトランスポンダーからの信
号が受信された場合、追跡車両においては追跡すべき特
定の車両からの信号のみを選択し且つ表示する、特許請
求の範囲第１項記載の方法。７　行方不明の車両が回収されたという報告に応じて、
回収された車両のトランスポンダーの応答信号の送信を
消勢し、回収された車両の固有のコード化された情報を
搬送している前記付勢コマンド信号の放送を終了させる
という段階をさらに営む、特許請求の範囲第１項記載の
方法。８　誤った及びスプリアス付勢コマンド信号は放送され
るコマンド信号から区別される、特許請求の範囲第２項
記載の方法。９　コンピュータに登録されトランスポンダーを搭載し
た車両などが行方不明と報告された場合にこれを追跡す
るシステムであって、前記車両及びそのトランスポンダ
ーに固有のコード化された識別子を搬送している無線付
勢コマンド信号の放送を適当な地域において開始するた
めの手段と；前記行方不明の車両のトランスポンダーの
中に収容されており、前記コマンド信号を受信し、前記
識別子をデコードして該識別子が前記行方不明の車両及
びそのトランスポンダーに固有のコードであることを検
証するための手段と；そのような検証に応じて作動され
、固有の識別子を含む周期的な車両の応答信号を送信す
るようトランスポンダーが付勢されるように該トランス
ポンダーに備えられた手段と；周期的な車両の応答信号
を受信しこれをロックするための、追跡車両の受信手段
と；車両のトランスポンダーへと割合増加コマンド信号
を提供するように、前記地域の無線付勢コマンド信号の
修正を要求するための、前記追跡車両において作動可能
な手段と；及び追跡車両による追跡を容易にするために
、送信される車両のトランスポンダーの信号の周期を速
めるよう割合増加コマンド信号に応答するための、前記
トランスポンダーにおける手段とを組み合わせて有する
システム。１０　前記無線付勢コマンド信号及びトランスポンダー
の送信する信号が順序的に分割された共通の搬送波上で
搬送されるための手段を備えた、特許請求の範囲第９項
記載のシステム。１１　電力の消失により妨害されたトランスポンダーの
応答を電力の回復に応じて再生できるように持久型メモ
リからなる手段を備えた、特許請求の範囲第９項記載の
システム。１２　予め定められた時間の後に割合増加コマンド信号
の送信を自動的に終了させると共に、最初の付勢コマン
ド信号の放送へと戻るための手段が設けられる、特許請
求の範囲第９項記載のシステム。１３　前記追跡車両の受信装置は、前記固有の識別子に
関するコード情報を搬送して送信された車両のトランス
ポンダーの応答信号を受信するための方向探知手段と；
前記識別コード情報を復調し且つこれを英数字で表示す
るための、信号処理及びマイクロプロセッサ手段と；信
号処理及びマイクロプロセッサ手段に応答し、トランス
ポンダーの応答信号が送信されて来た方角及びその信号
の強さの両方を同時に表示するための手段と；及び選択
された車両のトランスポンダーの無線応答信号のみをロ
ックし且つ表示するための手段とを含む、特許請求の範
囲第９項記載のシステム。１４　トランスポンダーを搭載した物体を探索する方法
であって、前記物体及びそのトランスポンダーに固有の
コード化された識別子を搬送している無線付勢コマンド
信号の放送を適当な地域において開始し；前記物体のト
ランスポンダーにおいて前記コマンド信号を受信し、識
別子をデコードして該識別子が前記物体及びそのトラン
スポンダーに固有のコードであることを検証し、もしそ
うであるならばトランスポンダーが付勢されて固有の識
別子を含む周期的な応答信号が送信されるようにし；前
記地域における前記無線付勢コマンド信号を修正して、
物体のトランスポンダーへと割合増加コマンド信号を提
供し；及び送信される物体のトランスポンダーの信号の
周期を速めるよう、物体のトランスポンダーにおいて割
合増加コマンド信号に応答することからなる方法。１５　ある物体及びそのトランスポンダーに固有のコー
ド化された識別子を搬送している所定の無線搬送波上で
放送された無線付勢コマンド信号によって探索された当
該物体の存在を識別するために用いるトランスポンダー
装置であって、前記コマンド信号を受信し、また識別子
をデコードして該識別子が前記物体及びそのトランスポ
ンダーに固有のコードであることを検証するための手段
と；上記検証に応じて作動され、同じ搬送周波数におい
て、固有の識別子を含むようにして周期的な応答信号を
送信するようにトランスポンダーを付勢するための手段
と；及び前記の如き応答信号の割合の変化を要求するさ
らなるコマンド信号に応答し、該変化した割合において
応答信号を送信するための手段とを組み合わせて有して
いる装置。１６　前記応答信号の送信を開始する前に、前記搬送周
波数において他の送信が存在しないことを確かめるため
に、前記周期的な応答信号の送信に先立って作動可能な
手段が設けられる、特許請求の範囲第１５項記載の装置
。１７　前記固有のコードは前記コマンド信号の搬送波上
へと変調された可聴信号として含まれており、前記トラ
ンスポンダーのコードを検証するための手段は前記可聴
信号をデジタル信号へと変換し且つこれを前記固有のコ
ードを示す格納されたデジタル信号と比較するための手
段を含んでいる、特許請求の範囲第１５項記載の装置。１８　前記トランスポンダーの付勢に際し、トランスポ
ンダーの周期的な応答信号において送信されるべき固有
の識別子を示すデジタルコード信号が可聴信号へと変換
され、応答信号の搬送波の周波数変調として送信される
、特許請求の範囲第１７項記載の装置。１９　ある物体を識別し且つその探索を助けるための可
変放送トランスポンダーであって、エンコードされた情
報を検出するための手段と；前記エンコードされた情報
中において独自の識別コードの存在を弁別するための手
段と；前記トランスポンダーに特有の応答コードを提供
するための格納手段と；前記エンコードされた情報中に
おける放送の割合コマンドを判別し且つ前記応答コード
の送信周期を決定するために、前記弁別手段に応答する
送信コマンド手段と；及び前記応答コードを周期的に送
信するために、前記格納手段及び送信コマンド手段に応
答する手段とを含むトランスポンダー。２０　前記送信される応答の周期性を擬似ランダム的に
変化させるための手段が備えられている、特許請求の範
囲第１９項記載のトランスポンダー。２１　前記送信コマンド手段は、前記放送割合コマンド
における速度増加コマンドを認識し、且つ該認識に応じ
て短い送信間隔を生ずるための、送信周期速度増加手段
を含んでいる、特許請求の範囲第１９項記載のトランス
ポンダー。２２　前記送信コマンド手段は、前記放送割合コマンド
における消勢コマンドを認識し、且つ該認識に応じてさ
らなる送信を終了させるための、消勢手段を含んでいる
、特許請求の範囲第１９項記載のトランスポンダー。２３　前記エンコードされた情報中におけるトランスポ
ンダーのテストコードを検出する手段と、該検出手段に
応答してテスト応答信号を放送するための手段とをさら
に含む、特許請求の範囲第１９項記載のトランスポンダ
ー。２４　前記検出手段は前記エンコードされた情報中にお
ける第一のテストコードと、トランスポンダーへの物理
的接続によって供給された第二のテストコードの両方を
検出する、特許請求の範囲第２３項記載のトランスポン
ダー。２５　ある物体を識別し且つその探索を助けるための可
変放送トランスポンダーであって、無線信号をモニター
し且つこれを復調して搬送された可聴信号を再生させる
ための受信手段と；前記可聴信号が第一の周波数で変調
された場合に前記可聴信号をデジタル論理「１」へと変
換し且つ前記可聴信号が第二の周波数で変調された場合
に前記可聴信号をデジタル論理「０」へと変換してデジ
タル的にエンコードされた情報を得るための手段と；前
記エンコードされた情報中において独自の識別コードの
存在を弁別するための手段と；前記トランスポンダーに
特有のデジタル応答コードを提供するための手段と；前
記エンコードされた情報中における放送の割合コマンド
を判別し且つ前記応答コードの送信周期を決定するため
の送信コマンド手段と；前記デジタル応答コードを応答
コード可聴信号へと変換するための変調手段と；及び前
記送信コマンド手段に応答し、前記応答可聴信号を無線
信号で周期的に放送するための送信手段とを含むトラン
スポンダー。２６　前記送信コマンド手段はランダムな送信周期を発
生するための手段を含み、さらに前記放送割合コマンド
における付勢コマンドを認識し、且つ該認識に応じて上
記発生手段を可能化するための付勢手段を含んでいる、
特許請求の範囲第２５項記載のトランスポンダー。２７　前記無線信号は両方とも同じ搬送周波数にある、
特許請求の範囲第２５項記載のトランスポンダー。２８　車両のトランスポンダーを追跡するための装置で
あって、車両の識別コード情報を搬送している付勢され
た車両のトランスポンダーからの周期的な無線応答信号
を受信すると共に、該識別コード情報を英数字で表示す
るための方向探知手段と；該方向探知手没に応答し、ト
ランスポンダーの応答信号が送信されて来た方角及びそ
の信号の強さの両方を同時に表示するための手段と；及
び選択された車両のトランスポンダーの無線応答信号の
みをロックし且つ表示するための手段とを組み合わせて
有する装置。２９　周期的なトランスポンダーの応答信号の増加した
割合での送信を命令するトランスポンダーのコマンド信
号の送信を要求するための手段と；及び車両の回収を助
けるために、前記増加した割合において前記コード情報
及び前記信号の強度の表示を行うための手段が設けられ
る、特許請求の範囲第２８項記載の装置。