JPS6227626A

JPS6227626A - 校正分銅内蔵型天秤

Info

Publication number: JPS6227626A
Application number: JP16582585A
Authority: JP
Inventors: Kiyoteru Kitamoto; 北本　舜輝; Eiichi Yoshida; 栄一吉田
Original assignee: Ee & D kk
Current assignee: Ee & D kk
Priority date: 1985-07-29
Filing date: 1985-07-29
Publication date: 1987-02-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は天秤の構造に係り、特に装置内部に校正分銅を
有する天秤の構造に関する。

〈従来の技術及びその問題点〉天秤、特に電子天秤と称される電磁平衡式の秤にあって
は、極めて高精度であるため秤の所在地に於ける重力の
相違が無視出来ない。即ち、物体に作用する重力は、地
球が本来持っている引力から、地球の自転により生じる
遠心力を減じたちのと考えることができる。このため、
地球上に於いて緯度の相違は回転軸からの距離の相違と
なり、低緯度となるに従って遠心力をは大となって物体
に及ぼす実際の重力は低下することになる。

日本においても行政区画（県）を単位として国内を１４
の区画に分類して重力加速度マツプを作成し、秤の校正
基準としている。このように、地域により秤を校正する
必要があるため、高精度の秤には校正用の分銅が内臓し
てあり、使用場所に応じてこの分銅を利用して秤の校正
を行っている。

第８図は電子天秤の構造を示す。３０は装置本体、３１
はこの本体の一部を構成するガラスケースである。２０
はアームでありその一端は取り付け部材２１を介して秤
量物蔵置用の皿３２が取り付けである。一方、皿取り付
け部と反対側の端部には浮枠４２が接続している。浮枠
４２は板バネ３３ａ、３３ｂ、３３Ｃ１３３ｄにより、
支持されロバ−パル機構を構成している。この浮枠４２
に対して板バネ３４を介して支点３６を有するビーム３
５が接続し、皿３２に加わった秤量物の荷重を計測部（
電磁部）に伝達する。計測部は、マグネット３７、ポー
ルピース３８、ヨーク３９、コイル４０等から構成して
あり、前記荷重を電気量に変換して重量表示信号を発し
、表示盤４１にその重量を表示する。

第４図及び第５図は従来の校正分銅内蔵型の秤に於ける
校正機構を示す。図中符号２０はアームであり、その先
端（図中左側）には秤量物を載置する皿を取り付ける接
続部材２１が配置しである。

２２はこのアーム２０の先端部を囲む様に配置した校正
分銅であり、平面略Ｕ字形に形成しである。

２３はこの校正分銅を支持する支持板である。この支持
板２３はさらにスライド台２４により支持されており、
スライド台２４を図のＸＹ方向に移動させることにより
、支持板２３の脚部はスライド台２４の斜面２４ａ上を
摺動し、これにより、支持板２３は支点２３ａを支点と
して回動する。

この回動により、校正分銅２２を昇降させる。この構成
により校正分銅の昇降を行い、アーム２０に加わる校正
分銅の荷重を調節し、秤の校正を行うようにしである。

しかし、この校正分銅は略Ｕ字形であるため分銅の重心
と、秤量物の重心（皿取り付け用接続部材２１の中心）
とが支持板２３の回動時に狂い易くかえって秤の精度を
低下させる虞れがある。

く本発明の目的〉本発明は上述の問題点に鑑み構成したものであり、校正
を正確かつ容易に行うことのできる天秤を提供すること
を目的とする。

く本発明の概要〉要するに、本発明は、校正分銅を千面略環状に形成して
校正分銅の重心と秤量物の重心とが一致し易くなるよう
にし、かつ昇降装置はカムを用いた構成とすることによ
り校正分銅の昇降を正確に行えるよう構成した天秤であ
る。

〈実施例〉以下本発明の実施例につき図面に基づいて具体的に説明
する。

第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示す。図
中符号１は平面が環状の校正分銅であり、その重心がア
ーム７の皿取りつ付け部材９の軸心と一致すよう、つま
り校正分銅の重心と秤量物の重心とが一致するよう配置
しである。２はこの校正分銅１の荷重を支える支持部材
であり平面路コの字形に形成し、アーム７の両側から校
正分銅１を支持するよう構成しである。符号３は回転軸
６によって回動するカム、４はやはりこの回転軸６に対
して取り付けた係止用カム、５は係止用カム４と係合し
て前記カム３を所定の位置に固定するストッパである。

この構成の装置において、符号２ａは支点に、またカム
３の支持部材接触部は力点になるためカム３を回動させ
ると作用点たる校正分銅接触部は第２図の如く昇降を行
い、この昇降を調節することにより校正分銅がアームに
及ぼす荷重を調節して秤の校正をおこなう。この場合係
止用カム４とストッパ５とを係合させることによりカム
３を所定の位置に回動配置し、かつ固定させる。８は係
止用カム４とストッパ５とを係合させるピンである。

第６図は第２の実施例を示す。この実施例では、皿取り
付け部材９の軸心と、環状の校正分銅１の中心（校正分
銅の重心）とが一致した状態で校正分銅ｌが昇降し得る
ようにするため、校正分銅１の上部に、円盤状の位置決
め板４３を配置する。

この位置決め仮４３を挿通して皿取り付け部材９が位置
し、位置決め板４３の挿通孔の内径を皿取り付け部材９
の外径とほぼ同じにすることにより、校正分銅の中心と
皿取り付け部材９の軸心とが一致した状態で校正分銅が
昇降するように構成しである。また、アーム７に対して
溝４５を形成しておけばアーム７に校正分銅が位置した
際に、校正分銅の位置決めをより良好に行うことができ
る。

第７図は第３の実施例を示す。この実施例ではアーム７
の長手方向の中心線と直交するよう位置する校正分銅の
直径（第１図において符号りで示す）上に位置するよう
支持ピン１０を配置する。

この支持ピン１０はガイド１１により挟持され、校正分
銅１の昇降に関わりなく常時直径り上に位置するように
してしである。カム３の回動により支持部材２は支点２
ａを中心にして回動し、支持ピン１０を介して校正分銅
１を昇降させる。この際、支持ピン１０はガイド１１に
より挟持された状態で昇降するので校正分銅１における
支持部は常に確実に直径り上に位置する。このため校正
分子ｆ１１を確実に水平に保ちながら昇降させることが
できる。なお、符号１２はアーム７側に取り付けたスト
ッパであり、校正分銅ｌとアーム７が接触している場合
に支持ピン１０が配置される空間を確保するためのもの
である。

〈効果〉本発明は以上の構成となっているので、校正分銅により
秤の校正を行う場合に、この校正を極めて簡単な操作に
より正確に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す校正分銅取り付け
部を中心としたアームの平面図、第２図は第１図の側面
図、第３図はスト７パとカムとの保合状態を示す概略図
、第４図は従来の校正分銅を有するアームの平面図、第
５図は従来の校正方法を示すアームの側面図、第６図は
本発明の第２の実施例を示す校正分銅昇降部の側面図、
第７図は第３の実施例を示す校正分銅昇降部の側面図、
第８図は電子天秤の構成を示す装置側面図である。１・・・校正分銅　　　２・・・支持部材３・・・カム
　　　　　７・・・アーム９・・・皿取り付け部材１０・・・支持ピン　　１１・・・ガイド第１図第３図第４図第６図第７図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）秤量物の荷重を計測部に伝達するアームに対して
、校正分銅の荷重の少なくとも一部を加えることにより
秤の校正を行うものにおいて、校正分銅の形状を平面略
環状に形成し、この校正分銅の重心と秤量物による荷重
の重心とが一致するよう校正分銅を配置し、かつ昇降装
置によりこの校正分銅をアームに対して昇降し得るよう
構成したことを特徴とする校正分銅内蔵型天秤。
（２）校正分銅の昇降装置を、校正分銅を支持する支持
部材と、この支持部材を回動させるカム機構とから構成
したことを特徴とする特許請求の範囲第（２）項記載の
校正分銅内蔵型天秤。
（３）校正分銅に対して位置決め板を取り付け、位置決
め板の中心に形成した皿取り付け部材用の挿通孔の内径
を、皿取り付け部材の外径とほぼ等しく形成し、校正分
銅の中心と皿取り付け部材の軸心とが一致した状態で校
正分銅が昇降するよう構成したことを特徴とする特許請
求の範囲第（１または第（２）項記載の校正分銅内蔵型
天秤。
（４）校正分銅の昇降装置を、支持ピンと、この支持ピ
ンを常時校正分銅の所定の直径上に位置するようにした
ガイドと、支持ピンを介して校正分銅を支持し、かつ回
動することにより校正分銅を昇降させる支持部材とから
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項ま
たは第（２）項記載の校正分銅内蔵型天秤。