JPS62276267A - 内燃機関の点火装置 - Google Patents
内燃機関の点火装置Info
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- JPS62276267A JPS62276267A JP11614686A JP11614686A JPS62276267A JP S62276267 A JPS62276267 A JP S62276267A JP 11614686 A JP11614686 A JP 11614686A JP 11614686 A JP11614686 A JP 11614686A JP S62276267 A JPS62276267 A JP S62276267A
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は内燃機関の点火装置に関し、特に、過濃混合気
の燃焼で生じるカーボンの点火プラグの碍子への付着を
洗浄することができる別の点火装置が設けられた内燃機
関の点火装置に関する。
の燃焼で生じるカーボンの点火プラグの碍子への付着を
洗浄することができる別の点火装置が設けられた内燃機
関の点火装置に関する。
従来の内燃機関(エンジン)では、高負荷時等に燃焼室
温度が上昇し、熱が放敗しにくくなって点火プラグの電
極部の温度が高くなり過ぎると、この部分が熱源となっ
て正規の火花放電による点火より前に混合気が燃焼しは
じめ、プレイゲニンジョンを起こすことになる。逆に、
熱が放散しすぎて電極部の温度が低すぎると、燃焼時に
生じたカーボンが、点火プラグの碍子に付着して絶縁不
良となり、この部分で高電圧が漏洩して電極部で放電が
行われなくなり、失火を起こし易い。
温度が上昇し、熱が放敗しにくくなって点火プラグの電
極部の温度が高くなり過ぎると、この部分が熱源となっ
て正規の火花放電による点火より前に混合気が燃焼しは
じめ、プレイゲニンジョンを起こすことになる。逆に、
熱が放散しすぎて電極部の温度が低すぎると、燃焼時に
生じたカーボンが、点火プラグの碍子に付着して絶縁不
良となり、この部分で高電圧が漏洩して電極部で放電が
行われなくなり、失火を起こし易い。
このため、点火プラグの電極部は適切な温度の範囲で使
用されなければならず、従って、低速走行の多い車両で
は放熱しにくい熱特性を持った点火プラグ(低熱価型プ
ラグ)が用いられ、高速走行の多い車両では放熱し易い
熱特性を持った点火プラグ(高熱価型プラグ)が用いら
れるようになっている。
用されなければならず、従って、低速走行の多い車両で
は放熱しにくい熱特性を持った点火プラグ(低熱価型プ
ラグ)が用いられ、高速走行の多い車両では放熱し易い
熱特性を持った点火プラグ(高熱価型プラグ)が用いら
れるようになっている。
(発明が解決しようする問題点〕
一方、近年のエンジンは高出力化の傾向にあるので、プ
レイグニツシヨンによるエンジン破損を避けるために、
点火プラグの熱価は放熱特性の良い冒熱価型になりつつ
ある。ところが、このように点火プラグの熱価を高負荷
側(高温側)に重点をおいて決めると、冷間始動後のア
イドル時等のように、低温時の過濃混合気の燃焼により
生じたカーボンが点火プラグの碍子に付着することによ
り起こるくすぶり (失火)が問題となる。
レイグニツシヨンによるエンジン破損を避けるために、
点火プラグの熱価は放熱特性の良い冒熱価型になりつつ
ある。ところが、このように点火プラグの熱価を高負荷
側(高温側)に重点をおいて決めると、冷間始動後のア
イドル時等のように、低温時の過濃混合気の燃焼により
生じたカーボンが点火プラグの碍子に付着することによ
り起こるくすぶり (失火)が問題となる。
このくすぶりを対策するためには、混合気を薄くする方
法、点火プラグに付着したカーボンを吸入行程末期で焼
き切る方法等があるが、混合気を薄くするとドライバビ
リティが悪化するという問題点がある。
法、点火プラグに付着したカーボンを吸入行程末期で焼
き切る方法等があるが、混合気を薄くするとドライバビ
リティが悪化するという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は前記従来のエンジンの点火装置の有する
問題点を解消し、過濃混合気の燃焼で生じるカーボンの
点火プラグへの付着を、簡単な構成の装置により洗浄す
ることができ、点火プラグの寿命の向上、更には、点火
プラグの点検不要が実現できて点火プラグの配置を自由
に行うことが可能な、優れた内燃機関の点火装置を提供
することにある。
問題点を解消し、過濃混合気の燃焼で生じるカーボンの
点火プラグへの付着を、簡単な構成の装置により洗浄す
ることができ、点火プラグの寿命の向上、更には、点火
プラグの点検不要が実現できて点火プラグの配置を自由
に行うことが可能な、優れた内燃機関の点火装置を提供
することにある。
前記目的を達成する本発明の内燃機関の点火装置は、点
火コイルの1次側に所定期間通電し、通電終了により該
点火コイルの2次側に高電圧を発生させる第1の点火装
置と、各気筒の点火プラグに接続する第2の点火コイル
と、所定条件成立時に前記点火コイルの1次側に高周波
電圧を印加するイグナイタとを備えた第2の点火装置と
を備えていることを特徴としている。
火コイルの1次側に所定期間通電し、通電終了により該
点火コイルの2次側に高電圧を発生させる第1の点火装
置と、各気筒の点火プラグに接続する第2の点火コイル
と、所定条件成立時に前記点火コイルの1次側に高周波
電圧を印加するイグナイタとを備えた第2の点火装置と
を備えていることを特徴としている。
本発明の内燃機関の点火装置によれば、エンジン運転中
の所定条件成立時、例えばスロットル弁の全閉という条
件が成立した時に、エンジン制御ユニットから第2のイ
グナイタに信号が出力され、この信号により第2のイグ
ナイタから高周波電圧が出力され、この高周波電圧は圧
電素子により増幅されて点火プラグに印加され、点火プ
ラグに付着したカーボンが洗浄される。
の所定条件成立時、例えばスロットル弁の全閉という条
件が成立した時に、エンジン制御ユニットから第2のイ
グナイタに信号が出力され、この信号により第2のイグ
ナイタから高周波電圧が出力され、この高周波電圧は圧
電素子により増幅されて点火プラグに印加され、点火プ
ラグに付着したカーボンが洗浄される。
以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の内燃機関の点火装置の一実施例の構成
を示すものであり、この実施例の点火装置はフルトラン
ジスタ式の点火装置である。第1図において、lはEC
U (エンジンコントロールコンピュータ)であり、こ
のECU 1には吸気圧センサ2、回転角センサ3、水
温センサ4およびスロットル位置センサ7等が接続され
ており、これらセンサからエンジンの運転状態パラメー
タのデータが入力されている。また、ECU 1には第
1の点火装置であるイグナイタ5が接続されており、こ
のイグナイタ5は第1の点火コイル6の1次側に接続さ
れ、第1の点火コイル6の2次側は各気筒の点火プラグ
81に電気を分配するディストリビュータ8に接続され
ている。
を示すものであり、この実施例の点火装置はフルトラン
ジスタ式の点火装置である。第1図において、lはEC
U (エンジンコントロールコンピュータ)であり、こ
のECU 1には吸気圧センサ2、回転角センサ3、水
温センサ4およびスロットル位置センサ7等が接続され
ており、これらセンサからエンジンの運転状態パラメー
タのデータが入力されている。また、ECU 1には第
1の点火装置であるイグナイタ5が接続されており、こ
のイグナイタ5は第1の点火コイル6の1次側に接続さ
れ、第1の点火コイル6の2次側は各気筒の点火プラグ
81に電気を分配するディストリビュータ8に接続され
ている。
更に、前記ECU 1には発振器11、AND回路12
、トランジスタ13.14、インバータ15からなる第
2のイグナイタ10が接続しており、この第2のイグナ
イタ10は第2の点火コイル9の1次側に接続され、第
2の点火コイル9の2次側は圧電素子17および間圧ダ
イオード18を介して各気筒の点火プラグ81にそれぞ
れハイテンシコンコードで接続されている。なお、この
実施例では前記ダイオード18はそのカソードが圧電素
子17に、アノードが各気筒の点火プラグ81に接続さ
れている。また、16は前述の各部に電気を供給するバ
ッテリである。
、トランジスタ13.14、インバータ15からなる第
2のイグナイタ10が接続しており、この第2のイグナ
イタ10は第2の点火コイル9の1次側に接続され、第
2の点火コイル9の2次側は圧電素子17および間圧ダ
イオード18を介して各気筒の点火プラグ81にそれぞ
れハイテンシコンコードで接続されている。なお、この
実施例では前記ダイオード18はそのカソードが圧電素
子17に、アノードが各気筒の点火プラグ81に接続さ
れている。また、16は前述の各部に電気を供給するバ
ッテリである。
絶縁碍子84、接地電極85等で構成されている。ハウ
ジング82はkffi 8m碍子84の支持および点火
プラグ81をエンジンに取り付けるためのものであり、
ハウジング82の下部に接地電極85が溶接されていて
、ディストリビュータ8に接続する中心電極83との間
に火花ギャップ86が形成されている。
ジング82はkffi 8m碍子84の支持および点火
プラグ81をエンジンに取り付けるためのものであり、
ハウジング82の下部に接地電極85が溶接されていて
、ディストリビュータ8に接続する中心電極83との間
に火花ギャップ86が形成されている。
そして、過濃混合気の燃焼により生じるカーボンCは、
第2図に示すように中心電極83の先端側部から、絶縁
碍子84の表面に主として付着し、その付着領域は絶縁
碍子84のハウジング82への取付部にまでおよぶので
、導電性のカーボンCとハウジング82との間にリーク
放電が起こり、くすぶりが発生するのである。
第2図に示すように中心電極83の先端側部から、絶縁
碍子84の表面に主として付着し、その付着領域は絶縁
碍子84のハウジング82への取付部にまでおよぶので
、導電性のカーボンCとハウジング82との間にリーク
放電が起こり、くすぶりが発生するのである。
以上のような構成において、ECUlは各センサから人
力される運転状態パラメータの信号に基づき、運転状態
に適した点火時期を計算し、第1のイグナイタ5に制御
信号IGTIを出力し、第2のイグナイタ10に制御信
号PGTを出力する。そして、第1のイグナイタ5から
は、第1の点火コイル6の1次電流をスイッチングする
パワートランジスタ(図示せず)のコレクタ電圧より作
られる点火作動信号(フェイル信号) IGfがECU
lに入力される。
力される運転状態パラメータの信号に基づき、運転状態
に適した点火時期を計算し、第1のイグナイタ5に制御
信号IGTIを出力し、第2のイグナイタ10に制御信
号PGTを出力する。そして、第1のイグナイタ5から
は、第1の点火コイル6の1次電流をスイッチングする
パワートランジスタ(図示せず)のコレクタ電圧より作
られる点火作動信号(フェイル信号) IGfがECU
lに入力される。
前記制御信号IGTIおよびPGTのタイミング図は第
3図の(a)および(blに示す通りであり、制御信号
IGTIがイグナイタ5に印加されたときに点火プラグ
81に現れるブレイクダウン波形が同図(C)に表わさ
れている。制御信号IGTIのオフ時刻t2は、点火プ
ラグ81にブレイクダウンが発生する時刻に一致してい
る。
3図の(a)および(blに示す通りであり、制御信号
IGTIがイグナイタ5に印加されたときに点火プラグ
81に現れるブレイクダウン波形が同図(C)に表わさ
れている。制御信号IGTIのオフ時刻t2は、点火プ
ラグ81にブレイクダウンが発生する時刻に一致してい
る。
第2のイグナイタ10のAND回路12の一方の端子に
は、第3図(d)に示されるような波形で発振している
発振器11からの出力信号が入力されているので、EC
Ulからの制御信号PGTがAND回路12のもう一方
の端子に入力されると、AND回路12の出力波形は第
3図telのようになる。ここで、ECU 1から第2
のイグナイタ10に送られる制?′lIl信号PGTは
、この実施例ではスロットル弁がアイドル時または減速
時等に全閉状態になり、スロットル位置センサ7がこれ
を検出した時点tlでハイレベル(5v)になり、スロ
ットル位置センサ7がスロットル弁が開弁じたことを検
出した時点でローレベル(Ov)になる。なお、前記発
振器11からの信号は第1図に示す圧電素子17を共振
周波数で共振させるためであり、従って発振器11の発
振周期はおよそ8〜10μsとなっている。
は、第3図(d)に示されるような波形で発振している
発振器11からの出力信号が入力されているので、EC
Ulからの制御信号PGTがAND回路12のもう一方
の端子に入力されると、AND回路12の出力波形は第
3図telのようになる。ここで、ECU 1から第2
のイグナイタ10に送られる制?′lIl信号PGTは
、この実施例ではスロットル弁がアイドル時または減速
時等に全閉状態になり、スロットル位置センサ7がこれ
を検出した時点tlでハイレベル(5v)になり、スロ
ットル位置センサ7がスロットル弁が開弁じたことを検
出した時点でローレベル(Ov)になる。なお、前記発
振器11からの信号は第1図に示す圧電素子17を共振
周波数で共振させるためであり、従って発振器11の発
振周期はおよそ8〜10μsとなっている。
AND回路12を通った信号は、ハイレベルのときトラ
ンジスタ13をオンさせ、ローレベルのときはインバー
タ15によってローレベルの信号がハイレベルに変換さ
れるので、トランジスタ14をオンさせる。そして、点
火コイル9に所定の負荷が接続されている場合、トラン
ジスタ13がオンすると第2の点火コイル9の1次側に
IILVで示すバッテリ電圧12Vの1次電流が流れ、
また、トランジスタ14がオンしたときには点火コイル
9の1次側にLLVで示す電圧12Vの1次電流が流れ
る。その結果2次側には昇圧された高圧2次交番電圧が
発生する。この場合、点火コイル9の昇圧比を約40倍
にしておくと、バッテリ電圧の12Vにより2次側には
約±0.5KVの高圧2次交番電圧が発生する。
ンジスタ13をオンさせ、ローレベルのときはインバー
タ15によってローレベルの信号がハイレベルに変換さ
れるので、トランジスタ14をオンさせる。そして、点
火コイル9に所定の負荷が接続されている場合、トラン
ジスタ13がオンすると第2の点火コイル9の1次側に
IILVで示すバッテリ電圧12Vの1次電流が流れ、
また、トランジスタ14がオンしたときには点火コイル
9の1次側にLLVで示す電圧12Vの1次電流が流れ
る。その結果2次側には昇圧された高圧2次交番電圧が
発生する。この場合、点火コイル9の昇圧比を約40倍
にしておくと、バッテリ電圧の12Vにより2次側には
約±0.5KVの高圧2次交番電圧が発生する。
このようにして点火コイル9で作られた±0.5にVの
電圧は圧電素子17に入力され、圧電素子17の昇圧比
が約10倍あることから、第3図(f)に示すように最
終的に±5KVの交番電圧を得ることができる。
電圧は圧電素子17に入力され、圧電素子17の昇圧比
が約10倍あることから、第3図(f)に示すように最
終的に±5KVの交番電圧を得ることができる。
圧電素子17の出力が入力信号により直ちに最大出力に
ならず、徐々に大きくなっである電圧まで達するのに一
定の時間がかかるのは、圧電素子の共振現象を利用して
いるためであり、交番電圧を圧電素子17に印加しても
直ちには圧電素子17が最大振幅に振動しないためであ
る。なお、この場合、圧電素子17を通った交番電圧の
周波数は、100〜120KHz (周期8〜lOμS
であるから)となっている。
ならず、徐々に大きくなっである電圧まで達するのに一
定の時間がかかるのは、圧電素子の共振現象を利用して
いるためであり、交番電圧を圧電素子17に印加しても
直ちには圧電素子17が最大振幅に振動しないためであ
る。なお、この場合、圧電素子17を通った交番電圧の
周波数は、100〜120KHz (周期8〜lOμS
であるから)となっている。
このように、圧電素子17の出力側には±5KVの交番
電圧が発生するが、この実施例では圧電素子17の出力
側と各気筒の点火プラグとの間に、カソードが圧電素子
17側に接続された高圧ダイオード18がそれぞれ挿入
されているので、実際の圧電素子17の出力電圧は第゛
3図Fg+に示すように+側がカットされたO〜−5K
Vの交番電圧波形となる。このように点火プラグ81に
印加する清浄用の電圧を5KVとしたのは、圧縮行程に
て点火プラグに火花放電が発生しないようにするためで
ある。また、第3図(glに示す圧電素子17の出力波
形は、点火プラグ9において清浄放電が行われていない
時の波形である。
電圧が発生するが、この実施例では圧電素子17の出力
側と各気筒の点火プラグとの間に、カソードが圧電素子
17側に接続された高圧ダイオード18がそれぞれ挿入
されているので、実際の圧電素子17の出力電圧は第゛
3図Fg+に示すように+側がカットされたO〜−5K
Vの交番電圧波形となる。このように点火プラグ81に
印加する清浄用の電圧を5KVとしたのは、圧縮行程に
て点火プラグに火花放電が発生しないようにするためで
ある。また、第3図(glに示す圧電素子17の出力波
形は、点火プラグ9において清浄放電が行われていない
時の波形である。
第3図(hlはスロットル弁全閉後のくすぶり除去の清
浄放電が行われた時の波形を示すものである。
浄放電が行われた時の波形を示すものである。
点火プラグ81への高周波電圧の印加はスロットル弁全
閉後は連続して行われるが、印加電圧が一5KVと低い
ため、同図に示すように点火プラグにおける清浄放電は
排気行程末期と吸入行程および圧縮行程前記にしか行わ
れない。これは、前記以外の行程では燃焼室の筒内圧力
が大きいために、−5にVの印加電圧では低すぎて放電
が起こらないためである。
閉後は連続して行われるが、印加電圧が一5KVと低い
ため、同図に示すように点火プラグにおける清浄放電は
排気行程末期と吸入行程および圧縮行程前記にしか行わ
れない。これは、前記以外の行程では燃焼室の筒内圧力
が大きいために、−5にVの印加電圧では低すぎて放電
が起こらないためである。
このように点火プラグ81で清浄放電が行われて、点火
プラグ81に付着したカーボンが清浄されるのは、プラ
グポケット (第2図に87で示す)内にカーボンが付
着すると、中心電極83と接地電極85(あるいはハウ
ジング82)との間の絶縁が低下し、正常時(カーボン
無付着時)は正規のギャップ86で行われる放電がプラ
グポケット87で行われるようになるためであり、この
放電電流によりカーボンが焼き切られるからである。
プラグ81に付着したカーボンが清浄されるのは、プラ
グポケット (第2図に87で示す)内にカーボンが付
着すると、中心電極83と接地電極85(あるいはハウ
ジング82)との間の絶縁が低下し、正常時(カーボン
無付着時)は正規のギャップ86で行われる放電がプラ
グポケット87で行われるようになるためであり、この
放電電流によりカーボンが焼き切られるからである。
なお、清浄効果(点火プラグ81に付着したカーボンを
焼き切る効果)が生じる期間は、酸素が充分ある吸入行
程と圧縮行程前記というように長く、また圧電素子を使
用している関係上、交番電圧の周波数が高く、1秒間に
約10万回の放電が行われるため、清浄効果は非常に大
きいものとなる。
焼き切る効果)が生じる期間は、酸素が充分ある吸入行
程と圧縮行程前記というように長く、また圧電素子を使
用している関係上、交番電圧の周波数が高く、1秒間に
約10万回の放電が行われるため、清浄効果は非常に大
きいものとなる。
第4図は本発明の他の実施例の構成を示すものであり、
第1図の実施例例と同じ部品には同じ番号が付されてい
る。前述の実施例においてはスロットル弁の全閉状態を
スロットル位置センサ7により検出していたが、この実
施例ではスロットル位置センサ7の代わりにスロットル
弁の全閉を構造の簡単なアイドルスイッチにより検出し
ている。
第1図の実施例例と同じ部品には同じ番号が付されてい
る。前述の実施例においてはスロットル弁の全閉状態を
スロットル位置センサ7により検出していたが、この実
施例ではスロットル位置センサ7の代わりにスロットル
弁の全閉を構造の簡単なアイドルスイッチにより検出し
ている。
即ち、第4図の実施例ではスロットル弁全閉時にオフと
なるアイドルスイッチ20の一方の端子20aが接地さ
れており、他方の端子20bは第2のイグナイタ10の
AND回路12の一方の入力端子に接続されていると共
に、抵抗19を介して電1Vcc(5v)に接続されて
いる。AND回1W12の他の入力端子には発振器11
が接続されており、AND回路12以降の構成は前述の
実施例と同じである。
なるアイドルスイッチ20の一方の端子20aが接地さ
れており、他方の端子20bは第2のイグナイタ10の
AND回路12の一方の入力端子に接続されていると共
に、抵抗19を介して電1Vcc(5v)に接続されて
いる。AND回1W12の他の入力端子には発振器11
が接続されており、AND回路12以降の構成は前述の
実施例と同じである。
このように構成された実施例の点火装置では、スロット
ル弁が全閉状態になるとアイドルスイッチ20がオフし
、第2のイグナイタ10のAND回路12に電源Vcc
から5■の信号が入力される。これにより、AND回路
12からは発振器11からの高周波信号がそのまま出力
され、前述の実施例同様に点火プラグ81に高周波電圧
が印加される。
ル弁が全閉状態になるとアイドルスイッチ20がオフし
、第2のイグナイタ10のAND回路12に電源Vcc
から5■の信号が入力される。これにより、AND回路
12からは発振器11からの高周波信号がそのまま出力
され、前述の実施例同様に点火プラグ81に高周波電圧
が印加される。
この実施例においては、スロットル弁の全開状態の検出
にスロットル位置センサの代わりに安価なアイドルスイ
ッチを用いているため、コストが低くなると共に、EC
Ulを清浄電圧の発生用に使用しなくて良くなるので、
ECU内のワード数を減少でき、ECUのコストダウン
を図れると共に、余ったワード数を他の制御に使用する
ことができるようになる。
にスロットル位置センサの代わりに安価なアイドルスイ
ッチを用いているため、コストが低くなると共に、EC
Ulを清浄電圧の発生用に使用しなくて良くなるので、
ECU内のワード数を減少でき、ECUのコストダウン
を図れると共に、余ったワード数を他の制御に使用する
ことができるようになる。
以上説明したように本発明によれば、アイドル時や減速
時のスロットル弁全開時などのような所定条件の時に、
点火プラグに第2のイグナイタよりの高周波交番電圧が
印加され、点火プラグに付着したカーボンを焼き切るこ
とができるので、点火プラグにくすぶりが発生すること
がなくなり、点火プラグのメンテナンスフリー化を図る
ことができる。また、くすぶりの除去により点火プラグ
の長寿命化が図れるという効果がある。更に、点火プラ
グのメンテナンスフリー化により、エンジンへの点火プ
ラグの取付場所の制限(点火プラグ交換のための)がな
くなり、エンジン設計の自由度が増すという効果がある
。
時のスロットル弁全開時などのような所定条件の時に、
点火プラグに第2のイグナイタよりの高周波交番電圧が
印加され、点火プラグに付着したカーボンを焼き切るこ
とができるので、点火プラグにくすぶりが発生すること
がなくなり、点火プラグのメンテナンスフリー化を図る
ことができる。また、くすぶりの除去により点火プラグ
の長寿命化が図れるという効果がある。更に、点火プラ
グのメンテナンスフリー化により、エンジンへの点火プ
ラグの取付場所の制限(点火プラグ交換のための)がな
くなり、エンジン設計の自由度が増すという効果がある
。
第1図は本発明の内燃機関の点火装置の一実施例の構成
を示す概略図、第2図は第1図の点火プラグの先端部の
詳細を示す部分断面図、第3図は第1図の実施例の装置
の各部位に動作波形を示す波形図、第4図は本発明の内
燃機関の点火装置の別の実施例の構成を示す図である。 l・・・ECU、 5・・・第1のイグナイタ、6
・・・点火コイル、7・・・スロットル位置センサ、8
・・・ディストリビュータ、 9・・・第2の点火コイル、 10・・・第2のイグナイタ、 11・・・発振器、 17・・・圧電素子、18・・
・ア”イドルスイッチ、 81・・・点火プラグ、82・・・ハウジング、83・
・・中心電極、 84・・・絶縁碍子、85・・・接地
電極。
を示す概略図、第2図は第1図の点火プラグの先端部の
詳細を示す部分断面図、第3図は第1図の実施例の装置
の各部位に動作波形を示す波形図、第4図は本発明の内
燃機関の点火装置の別の実施例の構成を示す図である。 l・・・ECU、 5・・・第1のイグナイタ、6
・・・点火コイル、7・・・スロットル位置センサ、8
・・・ディストリビュータ、 9・・・第2の点火コイル、 10・・・第2のイグナイタ、 11・・・発振器、 17・・・圧電素子、18・・
・ア”イドルスイッチ、 81・・・点火プラグ、82・・・ハウジング、83・
・・中心電極、 84・・・絶縁碍子、85・・・接地
電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、点火コイルの1次側に所定期間通電し、通電終了に
より該点火コイルの2次側に高電圧を発生させる第1の
点火装置と、 各気筒の点火プラグに接続する第2の点火コイルと、該
点火コイルの1次側に所定条件成立時に高周波電圧を印
加するイグナイタとを備えた第2の点火装置と、 を備えることを特徴とする内燃機関の点火装置。 2、前記所定条件がスロットル弁の全閉状態である特許
請求の範囲第1項記載の内燃機関の点火装置。 3、前記第2の点火コイルが圧電素子およびダイオード
を介して点火プラグに接続されている特許請求の範囲第
1項記載の内燃機関の点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11614686A JPS62276267A (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 内燃機関の点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11614686A JPS62276267A (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 内燃機関の点火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62276267A true JPS62276267A (ja) | 1987-12-01 |
Family
ID=14679882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11614686A Pending JPS62276267A (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 | 内燃機関の点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62276267A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017145846A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 株式会社デンソー | 点火制御装置 |
-
1986
- 1986-05-22 JP JP11614686A patent/JPS62276267A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017145846A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 株式会社デンソー | 点火制御装置 |
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