JPS622749B2 - - Google Patents
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- JPS622749B2 JPS622749B2 JP52159053A JP15905377A JPS622749B2 JP S622749 B2 JPS622749 B2 JP S622749B2 JP 52159053 A JP52159053 A JP 52159053A JP 15905377 A JP15905377 A JP 15905377A JP S622749 B2 JPS622749 B2 JP S622749B2
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Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、テレビジヨン受像機における雑音消
去回路に関し、雑音消去を行なうための雑音検出
回路をその前段と直流結合による振幅分離方式で
構成した場合にロツクアウト現象を生ずることな
く、雑音消去が確実に行なわれるようにすること
を目的とするものである。
去回路に関し、雑音消去を行なうための雑音検出
回路をその前段と直流結合による振幅分離方式で
構成した場合にロツクアウト現象を生ずることな
く、雑音消去が確実に行なわれるようにすること
を目的とするものである。
テレビジヨン信号は周知のように音声情報と画
像の再現に必要な同期情報、輝度情報及びカラー
テレビジヨンでは色度情報を含み、外来のパルス
性雑音は上述のすべての情報を乱すが、特に受像
機においては黒色方向の雑音によつて同期が乱さ
れることと、自動利得制御回路(以下AGC回路
と略称する)が乱されることにより再生画像のコ
ントラストが低下することが最大の問題である。
従つて今日の受像機では上述したようなパルス性
雑音が受信信号に混入している場合でも装置が正
常な動作を維持し得るようにAGC回路及び映像
信号処理回路に雑音消去回路が設けられている。
像の再現に必要な同期情報、輝度情報及びカラー
テレビジヨンでは色度情報を含み、外来のパルス
性雑音は上述のすべての情報を乱すが、特に受像
機においては黒色方向の雑音によつて同期が乱さ
れることと、自動利得制御回路(以下AGC回路
と略称する)が乱されることにより再生画像のコ
ントラストが低下することが最大の問題である。
従つて今日の受像機では上述したようなパルス性
雑音が受信信号に混入している場合でも装置が正
常な動作を維持し得るようにAGC回路及び映像
信号処理回路に雑音消去回路が設けられている。
第1図は従来の装置の一例を示し、特にAGC
回路に設けられた雑音消去回路である。この装置
においては映像信号が印加される端子T1とAGC
検波回路3との間に雑音検出回路1と加算回路2
とから成る雑音消去回路が配置され、端子T1に
第2図のaに示すような同期尖頭値Vsを越える
黒色方向の雑音VN1を含む映像信号が印加される
と、雑音検出回路1は基準電圧Vref1を越える雑
音成分を反転増幅し、bに示すようなパルスを発
生する。加算回路2は第2図aとbの信号を入力
として雑音消去を行ないその出力に同図cに示す
ような同期尖頭値を越える雑音が消去され灰色レ
ベルに変換された雑音VN2を含む映像信号が得ら
れる。従つて第2図cで示された映像信号を入力
とするAGC検波回路3はパルス性雑音が消去さ
れているので、AGCがパルス性雑音で乱される
ことがなく映像検波出力の振幅が低下することを
防止できる。しかしながら第1図の構成では雑音
検出回路は所定の直流レベルを越える雑音を検出
して雑音消去を行なうので、急激な受信信号レベ
ルの増大に対してAGC回路は瞬時に応答しない
ため端子T1の映像信号の振幅が急激に増大する
と、雑音検出回路は瞬時に動作を開始してAGC
検波回路3の入力映像信号の振幅を減少させる方
向に動作するためにAGC回路が信号増幅器の利
得を増加させるという正帰還状態となつて復帰し
得なくなるいわゆるロツクアウト現象を生じる欠
点がある。
回路に設けられた雑音消去回路である。この装置
においては映像信号が印加される端子T1とAGC
検波回路3との間に雑音検出回路1と加算回路2
とから成る雑音消去回路が配置され、端子T1に
第2図のaに示すような同期尖頭値Vsを越える
黒色方向の雑音VN1を含む映像信号が印加される
と、雑音検出回路1は基準電圧Vref1を越える雑
音成分を反転増幅し、bに示すようなパルスを発
生する。加算回路2は第2図aとbの信号を入力
として雑音消去を行ないその出力に同図cに示す
ような同期尖頭値を越える雑音が消去され灰色レ
ベルに変換された雑音VN2を含む映像信号が得ら
れる。従つて第2図cで示された映像信号を入力
とするAGC検波回路3はパルス性雑音が消去さ
れているので、AGCがパルス性雑音で乱される
ことがなく映像検波出力の振幅が低下することを
防止できる。しかしながら第1図の構成では雑音
検出回路は所定の直流レベルを越える雑音を検出
して雑音消去を行なうので、急激な受信信号レベ
ルの増大に対してAGC回路は瞬時に応答しない
ため端子T1の映像信号の振幅が急激に増大する
と、雑音検出回路は瞬時に動作を開始してAGC
検波回路3の入力映像信号の振幅を減少させる方
向に動作するためにAGC回路が信号増幅器の利
得を増加させるという正帰還状態となつて復帰し
得なくなるいわゆるロツクアウト現象を生じる欠
点がある。
本発明は上述のようなロツクアウト現象を生じ
ることなく雑音消去が確実に行なえる新規な雑音
消去回路を提供するものである。以下図面を参照
して詳細に説明する。
ることなく雑音消去が確実に行なえる新規な雑音
消去回路を提供するものである。以下図面を参照
して詳細に説明する。
第3図は本発明の雑音消去回路の一実施例を示
すブロツク図で、映像中間周波増幅回路4(以下
ViF増幅回路と略す)と、映像検波回路5及び
雑音検出回路1とから成る利得制御ループと、映
像検波回路5の後段に配置されたAGC検波回路
3とを示す。雑音検出回路1の出力は、ViF増
幅回路4の利得を減少させるように相互の動作条
件を選定して結合すると共にその応答速度は何等
の時定数回路を有しないのでAGC回路の応答に
比べて極めて早い。従つてこの装置の初期状態に
おいて映像検波回路5の出力に第4図のaに示す
ように映像信号の同期尖頭値Vsを越える黒色方
向の雑音信号VN1が存在すれば、雑音検出回路1
は基準電圧Vref1を越える雑音を検出し、その出
力には第4図bで示すような△Tの幅を有するパ
ルスが得られる。ViF増幅回路4は△Tのパル
ス期間のみ利得を減少、或は増幅回路としての動
作を停止するのでその出力信号、即ち映像検波回
路5の入力信号には第4図cで示すように△Tの
期間は雑音を含むすべての信号が除去された状態
となる。従つて映像検波回路5の出力には第4図
のcの包絡線、即ちdに示すような映像信号が得
られる。
すブロツク図で、映像中間周波増幅回路4(以下
ViF増幅回路と略す)と、映像検波回路5及び
雑音検出回路1とから成る利得制御ループと、映
像検波回路5の後段に配置されたAGC検波回路
3とを示す。雑音検出回路1の出力は、ViF増
幅回路4の利得を減少させるように相互の動作条
件を選定して結合すると共にその応答速度は何等
の時定数回路を有しないのでAGC回路の応答に
比べて極めて早い。従つてこの装置の初期状態に
おいて映像検波回路5の出力に第4図のaに示す
ように映像信号の同期尖頭値Vsを越える黒色方
向の雑音信号VN1が存在すれば、雑音検出回路1
は基準電圧Vref1を越える雑音を検出し、その出
力には第4図bで示すような△Tの幅を有するパ
ルスが得られる。ViF増幅回路4は△Tのパル
ス期間のみ利得を減少、或は増幅回路としての動
作を停止するのでその出力信号、即ち映像検波回
路5の入力信号には第4図cで示すように△Tの
期間は雑音を含むすべての信号が除去された状態
となる。従つて映像検波回路5の出力には第4図
のcの包絡線、即ちdに示すような映像信号が得
られる。
このようにして本発明による雑音消去回路によ
れば、第4図のaに示すような映像信号の同期尖
頭値を越える黒色方向の雑音が同図dに示すよう
な白色方向の雑音VN2′に変換されるため、AGC
検波回路3は映像信号の同期尖頭値のみを検波す
ることが可能となり、常に正常な動作が維持され
る。又受信信号レベルの急激な増大に対しては、
雑音検出回路1がViF増幅回路4の動作を停
止、或は利得を減少させるのでその瞬間から
AGC回路はViF増幅回路4の利得を増大させる
方向に所定の応答速度で動作を始める。しかしな
がら本発明の雑音消去回路ではAGCループの中
に雑音を消去するためのループは含まず、雑音消
去ループは所定の直流レベルを基準として動作す
る応答速度の極めて早い負帰還ループである。従
つてこの雑音消去ループは前述したようなAGC
が通常の負帰還動作から正帰還動作へ移行するこ
とを確実に阻止することができる。即ち受信信号
レベルの急激な増大に対しては、本発明による雑
音消去回路はAGC動作によつて映像検波回路5
の出力映像信号の同期尖頭値が所定の直流レベル
になるようにViF増幅回路4の利得を制御する
まで負帰還動作を続けるため、前述のようなロツ
クアウト現象は確実に阻止される。
れば、第4図のaに示すような映像信号の同期尖
頭値を越える黒色方向の雑音が同図dに示すよう
な白色方向の雑音VN2′に変換されるため、AGC
検波回路3は映像信号の同期尖頭値のみを検波す
ることが可能となり、常に正常な動作が維持され
る。又受信信号レベルの急激な増大に対しては、
雑音検出回路1がViF増幅回路4の動作を停
止、或は利得を減少させるのでその瞬間から
AGC回路はViF増幅回路4の利得を増大させる
方向に所定の応答速度で動作を始める。しかしな
がら本発明の雑音消去回路ではAGCループの中
に雑音を消去するためのループは含まず、雑音消
去ループは所定の直流レベルを基準として動作す
る応答速度の極めて早い負帰還ループである。従
つてこの雑音消去ループは前述したようなAGC
が通常の負帰還動作から正帰還動作へ移行するこ
とを確実に阻止することができる。即ち受信信号
レベルの急激な増大に対しては、本発明による雑
音消去回路はAGC動作によつて映像検波回路5
の出力映像信号の同期尖頭値が所定の直流レベル
になるようにViF増幅回路4の利得を制御する
まで負帰還動作を続けるため、前述のようなロツ
クアウト現象は確実に阻止される。
第5図は、第3図の構成に加えて反転増幅回路
6、加算回路2が変換された白色方向の雑音を灰
色レベルに変えるために設けられた本発明の他の
実施例である。この反転増幅回路6は雑音検出回
路1の出力信号を入力として雑音の極性を反転
し、加算回路2は変換された白色方向の雑音を含
んでいる映像信号と反転増幅器6の出力雑音とを
合成して映像信号の雑音消去レベルを変えるもの
であり、第6図aで示すようなこの発明の雑音消
去回路によつて変換された白ピークの雑音成分V
N2′を同図bのような灰色レベルの雑音成分VN3
に変換することによつて画像に対する雑音のコン
トラストを下げることができる。
6、加算回路2が変換された白色方向の雑音を灰
色レベルに変えるために設けられた本発明の他の
実施例である。この反転増幅回路6は雑音検出回
路1の出力信号を入力として雑音の極性を反転
し、加算回路2は変換された白色方向の雑音を含
んでいる映像信号と反転増幅器6の出力雑音とを
合成して映像信号の雑音消去レベルを変えるもの
であり、第6図aで示すようなこの発明の雑音消
去回路によつて変換された白ピークの雑音成分V
N2′を同図bのような灰色レベルの雑音成分VN3
に変換することによつて画像に対する雑音のコン
トラストを下げることができる。
第7図は周知の位相制御ループを用いた映像同
期検波回路に好適な本発明による雑音消去回路の
他の実施例を示すものである。位相制御ループに
よつて構成される映像同期検波回路5′は、受信
信号内に存在する雑音に対して包絡検波回路とは
全く異なつた波形を再生することは周知の事実で
ある。この第7図の装置においても映像同期検波
回路5′の出力映像信号の中に同期尖頭値を越え
るような黒色方向の雑音が存在すれば、雑音検出
回路1による負帰還ループによつて黒雑音が白雑
音に変換されることは第3図の装置と同じであ
る。一方RFパルス雑音が受信信号の白色方向で
白ピーク以上のレベルで存在する場合には、受信
信号の搬送波はそのパルスによつてπラジアンの
位相反転が行なわれる。従つて映像同期検波回路
5′の出力には映像信号の白ピーク及び零搬送レ
ベルを越える白色方向のパルス雑音が生じる。第
7図では、映像信号の白ピークを越える雑音に対
する検出回路7を配置し、前述した黒色方向の雑
音検出回路1の出力とを加算回路2を介してVi
F増幅回路4へ帰還する構成となつている。
期検波回路に好適な本発明による雑音消去回路の
他の実施例を示すものである。位相制御ループに
よつて構成される映像同期検波回路5′は、受信
信号内に存在する雑音に対して包絡検波回路とは
全く異なつた波形を再生することは周知の事実で
ある。この第7図の装置においても映像同期検波
回路5′の出力映像信号の中に同期尖頭値を越え
るような黒色方向の雑音が存在すれば、雑音検出
回路1による負帰還ループによつて黒雑音が白雑
音に変換されることは第3図の装置と同じであ
る。一方RFパルス雑音が受信信号の白色方向で
白ピーク以上のレベルで存在する場合には、受信
信号の搬送波はそのパルスによつてπラジアンの
位相反転が行なわれる。従つて映像同期検波回路
5′の出力には映像信号の白ピーク及び零搬送レ
ベルを越える白色方向のパルス雑音が生じる。第
7図では、映像信号の白ピークを越える雑音に対
する検出回路7を配置し、前述した黒色方向の雑
音検出回路1の出力とを加算回路2を介してVi
F増幅回路4へ帰還する構成となつている。
加算回路2の出力には第8図aに示すような基
準電圧Vref1とVref2の範囲を越えるそれぞれの雑
音に対してその期間ViF増幅回路4の利得を減
少し、或は増幅回路としての動作を停止するよう
な所定の極性で雑音パルスが出力される。従つて
この装置においては第8図aに示すような同期尖
頭値を越える黒色方向の雑音VN1が前述のような
負帰還ループによつて白色方向の雑音に変換され
ると同様にして、白ピークを越える白色方向の雑
音VN1′は黒色方向の雑音に変換される。第8図
bは第7図の装置によつて映像同期検波回路5′
の出力に得られる変換された雑音VN2′を含む映
像信号波形を示すものである。上述した位相制御
ループによる映像同期検波回路5′を有するViF
回路においても第5図で説明したのと同様にして
雑音の消去レベルを変更することが可能であるこ
とは言うまでもない。
準電圧Vref1とVref2の範囲を越えるそれぞれの雑
音に対してその期間ViF増幅回路4の利得を減
少し、或は増幅回路としての動作を停止するよう
な所定の極性で雑音パルスが出力される。従つて
この装置においては第8図aに示すような同期尖
頭値を越える黒色方向の雑音VN1が前述のような
負帰還ループによつて白色方向の雑音に変換され
ると同様にして、白ピークを越える白色方向の雑
音VN1′は黒色方向の雑音に変換される。第8図
bは第7図の装置によつて映像同期検波回路5′
の出力に得られる変換された雑音VN2′を含む映
像信号波形を示すものである。上述した位相制御
ループによる映像同期検波回路5′を有するViF
回路においても第5図で説明したのと同様にして
雑音の消去レベルを変更することが可能であるこ
とは言うまでもない。
第9図は集積回路に好適な雑音検出回路の具体
例である。図においてエミツタが共通接続された
トランジスタ対Q1,Q2はAGC検波回路を構成
し、Q2のベース即ち端子aに負極性の映像信号
が印加される。一方Q1のベースには抵抗R1,R2
によつて基準電圧が印加される。抵抗R3はトラ
ンジスタ対Q1,Q2のエミツタを接地する抵抗で
あり、AGC信号は負荷抵抗R4、AGC増幅トラン
ジスタQ3とその負荷抵抗R5によつて所望のレベ
ルまで直流増幅される。トランジスタQ3のコレ
クタから得られるAGCパルスは所定のフイルタ
によつて直流電圧に変換された後ViF増幅回路
へ負帰還され利得制御動作を行なう。AGCのル
ープ利得が大であれば、端子aに印加される映像
信号の同期尖頭値が抵抗R1,R2による分割電圧
に一致するようにAGCループが動作するのは周
知の事実である。雑音検出回路は端子aにエミツ
タが、又前述したトランジスタQ1のベースにベ
ースが接続されコレクタに負荷抵抗R6が接続さ
れたPNPトランジスタQ4によつて構成される。
又トランジスタQ4のベースはコンデンサC1によ
つて接地される。
例である。図においてエミツタが共通接続された
トランジスタ対Q1,Q2はAGC検波回路を構成
し、Q2のベース即ち端子aに負極性の映像信号
が印加される。一方Q1のベースには抵抗R1,R2
によつて基準電圧が印加される。抵抗R3はトラ
ンジスタ対Q1,Q2のエミツタを接地する抵抗で
あり、AGC信号は負荷抵抗R4、AGC増幅トラン
ジスタQ3とその負荷抵抗R5によつて所望のレベ
ルまで直流増幅される。トランジスタQ3のコレ
クタから得られるAGCパルスは所定のフイルタ
によつて直流電圧に変換された後ViF増幅回路
へ負帰還され利得制御動作を行なう。AGCのル
ープ利得が大であれば、端子aに印加される映像
信号の同期尖頭値が抵抗R1,R2による分割電圧
に一致するようにAGCループが動作するのは周
知の事実である。雑音検出回路は端子aにエミツ
タが、又前述したトランジスタQ1のベースにベ
ースが接続されコレクタに負荷抵抗R6が接続さ
れたPNPトランジスタQ4によつて構成される。
又トランジスタQ4のベースはコンデンサC1によ
つて接地される。
この第9図に示した雑音検出回路は雑音に対し
て高利得を有し、AGCの基準電源を構成する抵
抗分割回路R1,R2を高抵抗で形成することを可
能ならしめるものである。トランジスタQ4は映
像信号の同期尖頭値を越える雑音に対して、更に
そのベース・エミツタ接合電位(0.7V程度)を
越える雑音で導通する。この場合パルス雑音に対
してベース接地増幅回路を構成するトランジスタ
Q4のベースはコンデンサC1で接地されているの
で通常の増幅回路理論に従つて高利得増幅回路が
形成されることは明らかである。一方コンデンサ
C1はトランジスタQ4の導通時にはそのベース電
流によつて充電される。しかしQ4のhfeが比較的
大であればベース電流は極めて小さいため実質的
に無視できる。即ちコンデンサC1の充電電荷の
放電ループを形成する抵抗R1,R2を高抵抗で形
成してもAGCの基準電圧がパルス雑音によつて
変化することは防止される。この雑音検出回路の
集積回路は極めて少ない素子数によつて高利得雑
音増幅回路が実現できるという利点がある。
て高利得を有し、AGCの基準電源を構成する抵
抗分割回路R1,R2を高抵抗で形成することを可
能ならしめるものである。トランジスタQ4は映
像信号の同期尖頭値を越える雑音に対して、更に
そのベース・エミツタ接合電位(0.7V程度)を
越える雑音で導通する。この場合パルス雑音に対
してベース接地増幅回路を構成するトランジスタ
Q4のベースはコンデンサC1で接地されているの
で通常の増幅回路理論に従つて高利得増幅回路が
形成されることは明らかである。一方コンデンサ
C1はトランジスタQ4の導通時にはそのベース電
流によつて充電される。しかしQ4のhfeが比較的
大であればベース電流は極めて小さいため実質的
に無視できる。即ちコンデンサC1の充電電荷の
放電ループを形成する抵抗R1,R2を高抵抗で形
成してもAGCの基準電圧がパルス雑音によつて
変化することは防止される。この雑音検出回路の
集積回路は極めて少ない素子数によつて高利得雑
音増幅回路が実現できるという利点がある。
第10図は集積化ViF回路に好適な雑音消去
回路の具体的実施例を示したものである。この実
施例では差動増幅段を構成するトランジスタ対
Q5,Q6のエミツタ回路に設けた定電流トランジ
スタQ7のベースにコレクタが接続され、エミツ
タが接地されたトランジスタQ8が設けられてい
る。このトランジスタQ8のベース、即ち端子b
には雑音検出回路より正のパルスが印加される。
従つて抵抗R7、ダイオードD1によるトランジス
タQ7のベースバイアスは雑音が検出されると瞬
時的にトランジスタQ8により接地電位となり、
Q7をオフする。トランジスタQ7のオフの状態で
はトランジスタ対Q5,Q6より構成される差動増
幅段は最早増幅機能を有しない。従つて負荷抵抗
R8,R9が接地されたトランジスタQ5,Q6のコレ
クタ間の出力Vpは零である。又ViF回路の集積
化に際しては、ViF増幅段、映像検波段、映像
増幅段等を全段直結構成とすることが望ましいの
は周知の事実であり、総合利得80dB程度を必要
とするため熱平衡の観点より平衡型差動増幅段に
よつて構成するのが普通である。上述したように
第10図に示した雑音消去回路では雑音消去動作
がViF増幅段等を構成する差動増幅段の定電流
回路の動作を停止することによつて行なわれるた
め、トランジスタQ5,Q6のコレクタ電位は接地
電位に対して幾分変動するが、次段を差動増幅段
で構成することによつて次段以降の増幅段或は検
波段等への直流電位の変動に伴なう悪影響は阻止
される。
回路の具体的実施例を示したものである。この実
施例では差動増幅段を構成するトランジスタ対
Q5,Q6のエミツタ回路に設けた定電流トランジ
スタQ7のベースにコレクタが接続され、エミツ
タが接地されたトランジスタQ8が設けられてい
る。このトランジスタQ8のベース、即ち端子b
には雑音検出回路より正のパルスが印加される。
従つて抵抗R7、ダイオードD1によるトランジス
タQ7のベースバイアスは雑音が検出されると瞬
時的にトランジスタQ8により接地電位となり、
Q7をオフする。トランジスタQ7のオフの状態で
はトランジスタ対Q5,Q6より構成される差動増
幅段は最早増幅機能を有しない。従つて負荷抵抗
R8,R9が接地されたトランジスタQ5,Q6のコレ
クタ間の出力Vpは零である。又ViF回路の集積
化に際しては、ViF増幅段、映像検波段、映像
増幅段等を全段直結構成とすることが望ましいの
は周知の事実であり、総合利得80dB程度を必要
とするため熱平衡の観点より平衡型差動増幅段に
よつて構成するのが普通である。上述したように
第10図に示した雑音消去回路では雑音消去動作
がViF増幅段等を構成する差動増幅段の定電流
回路の動作を停止することによつて行なわれるた
め、トランジスタQ5,Q6のコレクタ電位は接地
電位に対して幾分変動するが、次段を差動増幅段
で構成することによつて次段以降の増幅段或は検
波段等への直流電位の変動に伴なう悪影響は阻止
される。
上述のように本発明は、映像中間周波増幅回路
の出力に接続された映像検波回路の出力を、映像
信号の同期尖頭値を一定とするための制御信号を
発生するAGC検波回路に導く回路のほかに、映
像検波回路の出力から映像信号の同期尖頭値を越
える雑音信号を検出する雑音検出回路と、この雑
音検出回路の出力を前段の映像中間周波増幅回路
に帰環して雑音信号があつた時映像中間周波増幅
回路の利得を減少させる雑音消去ループを設ける
ことにより、AGC制御回路にロツクアウト現象
を生じることなく雑音消去を行なうことができる
もので、特に前記雑音検出回路を含む雑音消去ル
ープを映像検波回路の出力に直流結合することが
でき、その間に何等の時定数回路も交流結合も必
要としないため、回路を集積回路で構成する場
合、容量素子を外付けするための接続端子を設け
る必要がなく、そのため回路構成が簡単で安価に
作ることができる、等の効果が得られる。
の出力に接続された映像検波回路の出力を、映像
信号の同期尖頭値を一定とするための制御信号を
発生するAGC検波回路に導く回路のほかに、映
像検波回路の出力から映像信号の同期尖頭値を越
える雑音信号を検出する雑音検出回路と、この雑
音検出回路の出力を前段の映像中間周波増幅回路
に帰環して雑音信号があつた時映像中間周波増幅
回路の利得を減少させる雑音消去ループを設ける
ことにより、AGC制御回路にロツクアウト現象
を生じることなく雑音消去を行なうことができる
もので、特に前記雑音検出回路を含む雑音消去ル
ープを映像検波回路の出力に直流結合することが
でき、その間に何等の時定数回路も交流結合も必
要としないため、回路を集積回路で構成する場
合、容量素子を外付けするための接続端子を設け
る必要がなく、そのため回路構成が簡単で安価に
作ることができる、等の効果が得られる。
第1図は従来の雑音消去回路の一例のブロツク
図、第2図はその動作説明図、第3図は本発明の
一実施例のブロツク図、第4図はその動作説明
図、第5図は本発明の他の実施例のブロツク図、
第6図はその動作説明図、第7図は本発明の更に
他の実施例のブロツク図、第8図はその動作説明
図、第9図は本発明による雑音検出回路の具体的
回路の一例、第10図は本発明による雑音消去回
路の具体的回路例である。 1……雑音検出回路、2……加算回路、3……
AGC検波回路、4……映像中間周波増幅回路、
5……映像検波回路、6……反転増幅回路。
図、第2図はその動作説明図、第3図は本発明の
一実施例のブロツク図、第4図はその動作説明
図、第5図は本発明の他の実施例のブロツク図、
第6図はその動作説明図、第7図は本発明の更に
他の実施例のブロツク図、第8図はその動作説明
図、第9図は本発明による雑音検出回路の具体的
回路の一例、第10図は本発明による雑音消去回
路の具体的回路例である。 1……雑音検出回路、2……加算回路、3……
AGC検波回路、4……映像中間周波増幅回路、
5……映像検波回路、6……反転増幅回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 映像中間周波増幅回路と、前記映像中間周波
増幅回路の出力信号を検波する映像検波回路と、
前記映像検波回路の出力から映像信号の同期尖頭
値を一定とするための制御信号を発生するAGC
検波回路と、前記映像検波回路の出力に直流結合
されて映像信号の同期尖頭値を越える雑音信号を
検出する雑音検出回路と、前記雑音検出回路の出
力を前記AGC検波回路及び雑音検出回路より前
段にある少なくとも1つの映像中間周波増幅回路
に帰還する回路を具えて、前記雑音検出回路に映
像信号の同期尖頭値を越える雑音が検出された
時、前記映像中間周波増幅回路の利得を減少させ
ることにより雑音を消去することを特徴とするテ
レビジヨン受像機の雑音消去回路。 2 AGC検波回路は抵抗分割回路から成る基準
電圧源を有し、雑音検出回路は前記基準電圧源に
トランジスタのベースを接続し、且つ該トランジ
スタのベースを側路コンデンサにより等価的に接
地し、エミツタに映像信号を印加してコレクタよ
り雑音信号を得るように構成したことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のテレビジヨン受像
機の雑音消去回路。 3 雑音検出回路の出力によつて利得が減少され
る映像中間周波増幅回路は、定電流回路と少なく
とも1対のトランジスタを有する差動増幅回路で
構成され、且つ前記雑音検出回路の出力により前
記定電流回路の動作を停止することによつて雑音
消去を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のテレビジヨン受像機の雑音消去回路。 4 雑音検出回路の出力信号によつてAGC検波
回路と雑音検出回路の前段に位置する少なくとも
1つの映像中間周波増幅回路の利得を減少させて
雑音消去を行なうと共に、前記雑音検出回路の出
力信号によつて映像検波回路の出力映像信号中の
雑音レベルを所定のレベルに直流的に変換する手
段を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載のテレビジヨン受像機の雑音消去回路。 5 映像信号の同期尖頭値を一定とするための制
御信号を発生するAGC検波回路と、前期同期尖
頭値を越える雑音信号を検出する第1の雑音検出
回路と、映像信号の最大白レベルを越える雑音を
検出する第2の雑音検出回路とを具え、前記第1
及び第2の雑音検出回路のそれぞれの出力信号に
より前記AGC検波回路と第1及び第2の雑音検
出回路の前段に位置する少なくとも1つの映像中
間周波増幅回路の利得を減少させることによつて
雑音消去を行なうことを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のテレビジヨン受像機の雑音消去回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15905377A JPS5489522A (en) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | Noise eliminating circuit of television receiver |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15905377A JPS5489522A (en) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | Noise eliminating circuit of television receiver |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5489522A JPS5489522A (en) | 1979-07-16 |
JPS622749B2 true JPS622749B2 (ja) | 1987-01-21 |
Family
ID=15685186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15905377A Granted JPS5489522A (en) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | Noise eliminating circuit of television receiver |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5489522A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6150373U (ja) * | 1984-09-05 | 1986-04-04 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4940026A (ja) * | 1972-08-17 | 1974-04-15 | ||
JPS4969015A (ja) * | 1972-09-11 | 1974-07-04 |
-
1977
- 1977-12-27 JP JP15905377A patent/JPS5489522A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4940026A (ja) * | 1972-08-17 | 1974-04-15 | ||
JPS4969015A (ja) * | 1972-09-11 | 1974-07-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5489522A (en) | 1979-07-16 |
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