JPS62273469A - 電気機器の耐電圧試験時の外部部分放電および沿面フラッシュオーバー検出予知方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３　発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電気機器の耐電圧試験時の外部部分放電お
よび沿面フラッシュオーバー検出予知方法および装置に
関するものであり、特に、タービン発電機、水車発電機
、訪導電動機などの高電圧回転機のＰ３縁の耐重圧試験
に利用される外部部分放電および沿面フラッシュオーバ
ー検出予知方法および装置に関するものである、 〔従来の技術〕 最近の高電圧回転機は、単機大容量化、高電圧化、コ／
パクト化のすう勢にある、このため、高電圧回転機にお
いて品ＪＪ！ｔｆ確認するために、各作業工程ごとに沿
面フラッシュオーバーさせないで絶縁のｈｌｔ社圧試験
を実施することは極めて重要なことである、 この場合の試験条件としては１作業途中であることから
、導体と絶縁部との沿面距離が十分でないことや、空気
中であるためＶＣ塵埃や多湿状態等の悪環境下で試験を
行なう場合が多く、特に沿面フラッシュオーバーする可
能性が多い状態にある、しかし、このような状況の下に
おける電気機器の耐電圧試験時の外部部分放電の検出や
沿面フラッシュオーバーの予知については、今でで特に
検討されていなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来は１以上のように特に電気機器の耐電圧試験時の外
部部分放電の検出や沿面フラッシュオーバーの予知につ
いては特に検討されていなかったので、耐電圧試験時に
沿面フラッシュオーバーして炉縁部に損傷を与えたり、
あろいは、その対策として高電圧部や接地部に絶縁を施
したり、導体を整形して導体と絶縁部との距離を保つ等
のいわゆる沿面距離の適正化や電界集中を緩和させろ作
業を施す必要があるなどの問題点がちった、この発明は
、上記のような問題点を解決するためになされたもので
、電気機器の耐電圧試験時において、外部部分放電を検
出するとともに沿面フラッシュオーバーを予知する方法
および装置を得ることを目的とする、 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る外部部分放電および沿面フラッシュオー
バー検出予知方法は、外部部分放電によって生ずる雑音
電波およびパルス性雑音電波を受信する工程と、この受
信電波の電界強度を検測する工程と、検測された電界強
度により外部部分放電の発生の検知又は沿面フラッシュ
オーバーの発生を予知する工程とを備えるものであり、
また、。

その装置としては、雑音電波を受信する銅線を流用した
簡単なアンテナと、受信した雑音電波の電界強度、を検
測する電界強度測定装置とを備え、これらによって、外
部部分放電の発生に伴う雑音電波を測定して外部部分放
電の発生を検知し、沿面フラッシュオーバーの発生を予
知するものである。

〔作　用〕

この発明における外部部分放電の検出と沿面フラッシュ
オーバーの予知は、高電圧印加により外部部分放電が発
生すると、それに伴い雑音電波が放出されるが、これを
アンテナによって受信し。

この受信電波を電波の電界強度測定装置によって電界強
度を検測して外部部分放電の発生を検知し。

更に沿面フラッシュオーバーの前駆として発生するパル
ス状の大きな雑音電波を検測して、沿面フラッシュオー
バーの発生を予知する。

〔実施例〕

以下、この発明をその実施例として高電圧回転機の固定
子コイル巻線の耐電圧試験に適用した場合を示す図面に
基づいて詳細に説明する。

第１図において、高電圧電源（ハから電圧を固定子コイ
ル巻線（２）に課電し、／ｋｖ／秒のラピッドライズ法
で固定子コイル巻線（コ）とコイル支えブラケット（帽
との間でコイル支え板［，７１を経由して沿面フラッシ
ュオーパーサせた結果、外部部分放電により発生した雑
音電波は、銅線を流用した聞易アンテナ（５）を経由し
、電波の電界強度測定装置（６）に、第２図に示すよう
な印加電圧と雑音電波の最大電界強度との関係にある電
界強度の電波を受信した。

このようにして得られる。電波の電界強度の最大値は、
第２図に示すように、印加電圧を上昇させろことにより
、徐々に増加し、パルス性の大きな最大電界強度を伴っ
た後、沿面フラッシュオー−く−に到ることがわかった
、 従って、耐電圧試験時、アンテナと電波の電界強度測定
装置とを並用すれば、沿面フラッシュオーバーを事前に
予知することができ、これらの検測結果に対応して処理
することによって、試験を円滑に実施でさるものである
、 従来から火花放電による雑音電波は測定されていたが、
電気機器の外部部分放電からの雑音化波は測定されてい
なかった。しかるにこの発明により、単に銅線を流用し
た簡易なアンテナと雑音電波の電界強度測定装置とを利
用して、雑音電波又はパルス性雑音電波を受信し、この
受信した電波の電界強度を検測し、この検測値に基づい
て、外部部分放電の発生を知り、あるいは、沿面フラツ
シュオーバーの発生を予知するようにしたので。

電気機器の耐電圧試験時の外部部分放電を容易に検出す
ることができ、更に沿面フラッシュオーバーを容易に予
知することができ、従って、事前に沿面フラッシュオー
バーを予知して、その時の電圧値に応じて効率的な対策
を実施し、更に沿面フラッシュオーバーさせない最適構
造開発も容易に行なうことができる。

なお、この発明の一実施例として、上記実施例では、高
電圧回転機固定子コイル巻線の例について説明したが、
この発明はこれに限定されるものではなく、高電圧電気
機器すべてに適用することが可能であることは勿論であ
る７ 〔発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、高電圧回転機の絶縁
の耐電圧試験を実施するのに際しては。

銅線を流用した簡易なアンテナを設けることによって、
外部部分放電による雑音電波又はパルス性の雑音電波を
受信し、この受信した雑音電波やパルス性雑音電波を電
界強度測定装置によってその電波の電界強度を検測し、
その電界強度に基づいて外部部分放電を検出することが
でき、また、パルス性の電波の最大電界強度の観測によ
って沿面フラッシュオーバーの発生を予知することがで
き。

その結果、耐電圧試験をＨ滑、効率良（行なうことがで
きるとともに１機器の絶縁部へのダメ　ジを回避するこ
ともできる電気機器の耐電圧試験時の外部部分放電およ
び沿面フラッシュオーバー検出予知方法および装置が得
られろ効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の要部断面説明図。 第一図は印加電圧と雑音電波の最大゛邂界強度との関係
を示す特性線図である、 （ハ・・高電圧電源、（コ）・・同定子コイル巻線、（
３１拳・コイル支え板、（１）φ・コイル支えプラタン
）　、　（ｒｌ・・アンテナ、（６）・・雑音電波の電
界強度測定装置、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電気機器に用いられている固体絶縁の耐電圧試験
   時において、外部部分放電によつて生ずる雑音電波およ
   びパルス性雑音電波を受信する工程と、上記受信電波の
   電界強度を検測する工程と、検測された電界強度により
   外部部分放電の発生の検知又は沿面フラッシュオーバー
   の発生の予知をする工程とを備えていることを特徴とす
   る電気機器の耐電圧試験時の外部部分放電および沿面フ
   ラッシュオーバー検出予知方法。
2. （２）電気機器に用いられている固体絶縁の耐電圧試験
   装置において、外部部分放電によつて生ずる雑音電波お
   よびパルス性雑音電波を受信する銅線流用の簡単なアン
   テナと、該アンテナに受信した雑音電波の電界強度を検
   測する電界強度測定装置とを備え、該電界強度測定装置
   によつて検測された最大電界強度によつて外部部分放電
   の発生を検知し、又は沿面フラッシュオーバーの発生を
   予知することを特徴とする電気機器の耐電圧試験時の外
   部部分放電および沿面フラッシュオーバー検出予知装置
   。