JPS622721Y2 - - Google Patents

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JPS622721Y2
JPS622721Y2 JP481782U JP481782U JPS622721Y2 JP S622721 Y2 JPS622721 Y2 JP S622721Y2 JP 481782 U JP481782 U JP 481782U JP 481782 U JP481782 U JP 481782U JP S622721 Y2 JPS622721 Y2 JP S622721Y2
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JP
Japan
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resistor
tank
grounding
cooling
temperature
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JP481782U
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JPS58106902U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、中性点接地抵抗器に関するもので
ある。
中性点接地抵抗器は、変圧器における地絡事故
発生時の接地装置の1つである。すなわち、変圧
器の容量が大きくなると地絡事故発生時の接地電
流も大きくなり、そのまま接地せしめると支障を
来すので、接地面との間に接地抵抗器を介在せし
めて接地電流の一部を熱に変換させ、接地電流を
小さくして接地せしめるためのものである。
上記機能を有する中性点接地抵抗器の抵抗器本
体は、接地電流の一部を熱に変換させる際の発熱
を冷却するために冷却媒体中に浸されるが、従
来、第1図a,bにて示すごとく構成されて冷却
されていた。すなわち、第1図aにて示すのは、
中性点接地抵抗器の抵抗器本体1を冷却空気によ
り冷却せしめるように構成した、いわゆる空気冷
却方式の場合を示したものである。この場合に
は、碍子等の絶縁架台2により支承された抵抗器
収納用タンク3内の抵抗器本体1は、タンク3下
部から導入された外気を介して冷却されるもので
あり、冷却媒体は外部から導入される外気(冷却
空気)である。また、第1図bにて示すのは、抵
抗器本体1をタンク3内に充填された絶縁油4に
より冷却せしめるように構成した。いわゆる油冷
却方式の場合を示すものであり、この場合の冷却
媒体は油(絶縁油)4である。
なお、第1図a,bにおいて5で示すのは、絶
縁油6を充填したタンク7内に絶縁配置された変
圧器及びリアクトル本体、8,9でそれぞれ示す
のは高圧ブツシング及び低圧ブツシン、10で示
すのは中性点ブツシング、11,12で示すのは
抵抗器ブツシング、13で示すのは接地リード、
14で示すのはN2ガス等を封入したガス室、1
5で示すのはパツキンである。
また、中性点接地抵抗器の抵抗器本体1は、タ
ンク3内に縦長に配置されており、抵抗器ブツシ
ング11,12はタンク3の上方位置に設けられ
て構成されている。
しかしながら、上記従来の構成においては次の
ごとき問題点があつた。すなわち、一般に、地絡
事故発生時には0.1秒以下の短時間内にしや断器
および保護継電装置により電源がしや断されるよ
うに構成されているので、地絡事故発生時には瞬
時の時間(0.1秒以下)しか抵抗器本体1には接
地電流が流れない。したがつて、抵抗器本体1自
体は高温になるが周囲の冷却媒体は全体が温度上
昇するものではなく、抵抗器上部位置周辺の冷却
媒体が温度上昇するのみである。このような点か
ら考えると、第1図aの構成においては、抵抗器
本体1の下方は冷却されるが上部位置は周囲の冷
却風がすでに加熱されているので、何ら冷却風の
働きをせずに高温状態となる。また、第1図bの
構成においても同様であり、縦長に配置された抵
抗器本体1の上部の油量がきわめて少ないので熱
容量が小さく、したがつて短時間で高温状態とな
り、抵抗器本体1が確実に冷却されていなかつ
た。また、第1図a,bいずれの構成において
も、抵抗器ブツシング11,12がその構成上高
温状態となる上部位置に配設される構成であつた
ので、これらブツシング11,12やパツキン1
5等を高温用のものを使用しなければならず高コ
ストになつていた。
この考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたものであつて、中性点接地抵抗器の抵抗器本
体を適宜な冷却媒体を有するタンクの下方位置に
配設し、接地抵抗器用ブツシングを抵抗器本体よ
り下方位置におけるタンクの適部に設けることに
より、上記従来技術の問題点を解決したものであ
る。
以下、第2図以降の図面を用いてこの考案の実
施例について詳細に説明する。なお、以下の説明
において、第1図a,bにて示した部材と同一の
部材については同一の符号を付して説明を省略す
る。
第2図において16で示すのは、絶縁油17を
充填した抵抗器収納用タンク18内に収納配置さ
れた抵抗器本体で、図に示すごとくタンク18の
下方位置に横長に配設されている。19,20で
示すのは、抵抗器本体16よりも下方位置におけ
る抵抗器収納用タンク18の側面適部に設けられ
た抵抗器用ブツシングで、一側のブツシング19
は中性点ブツシング10からの接続線を絶縁支持
するとともに、他側のブツシング20は接地リー
ド21を絶縁支持するように構成されている。2
2で示すのは、タンク18の底面部とタンク載置
床面23との間に介装されたパツキンである。
上記構成によれば、中性点接地抵抗器の抵抗器
本体16はタンク18の下方位置に横長に配設さ
れるので、この抵抗器本体16よりも上方位置に
ある絶縁油(冷却媒体)の量はきわめて多く、し
たがつて、発熱体である抵抗器本体16を冷却す
るための熱容量は従来技術に比してきわめて大き
くなり、冷却効率を向上させることができる。ま
た、その結果、熱容量の増大により絶縁油やシリ
コン油等からなる冷却媒体の量を低減することが
できる。本案におけるタンク18内の冷却媒体の
各位置における温度と時間との関係を第3図a,
bにて示す。すなわち、第3図bにおいて示すグ
ラフは、横軸を時間(t)、縦軸を温度(℃)と
したもので、P点は冷却媒体としての絶縁油17
の沸点を示すものである。そして図中イ,ロ,
ハ,ニで示す各グラフは、第3図aにて示す各測
定点イ,ロ,ハ,ニにおける経過時間tと温度変
化との関係を示したものである。図に示すごと
く、発熱体たる抵抗器本体16の上方位置イ,ロ
においては絶縁油の温度がほぼ一定で変化するこ
とがわかり、したがつて、本案のように抵抗器本
体16上方の油量を多くするように構成すること
は、熱容量を大きくできて冷却効率上きわめて有
効であることがわかる。また、抵抗器本体16の
下方位置ハ,ニは、グラフからも明らかなごとく
低温状態が維持され高温とならない。本案は、抵
抗器用ブツシング19,20やパツキン22を抵
抗器本体16よりも下方位置に配置しているので
高温にはならずしたがつて高価な高温用ブツシン
グ等を用いる必要がなくコストダウンが図れると
ともに、高温による各部材の劣化も防止される等
の効果を有するものである。
なお、上記実施例は、変圧器およびリアクトル
本体収納用タンク7と中性点接地抵抗器収納用タ
ンク18とを各別のタンクに構成した例を示した
ものであるが、これに限定されるものではなく、
例えば第4図にて示すごとく、変圧器、リアクト
ル本体収納用室24aと抵抗器収納用室24bと
を隔壁24cを介して2室に分割構成し、タンク
24自体は単一構成にしたものであつても適用さ
れるのは勿論である。なお、図中25で示すのは
油中用ブツシング又はスペーサである。
また、その他の実施例としては、蒸発冷却を行
なうように構成された場合にも発熱体たる抵抗器
本体の温度は冷却媒体(絶縁油、シリコン油、フ
ロン、またはこれらの混合等)の沸点近傍温度
(一定値)になり、冷却媒体の選定により抵抗器
温度を決定することができる。また、蒸発冷却の
場合には、バーンアウト点(蒸発限界点)まで熱
量を増加させることができるため、空気冷却、油
冷却方式の放熱量に比べはるかに大きくとること
ができ、設備の縮小化が図れる利点がある。
その他、空気冷却方式の場合にも第2図にて示
した構成の効果と同様の効果が得られることは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは、この考案に係る抵抗器を装備
した従来技術の説明図、第2図はこの考案に係る
抵抗器を装備した実施例の説明図、第3図a,b
は、この考案に係る抵抗器の冷却効果を説明する
ためのグラフ図、第4図はこの考案の要部の他の
実施例を示す説明図である。 5……変圧器、リアクトル本体、6……絶縁
油、7……タンク、16……中性点接地抵抗器、
17……絶縁油(冷却媒体)、18,24……タ
ンク、19,20……抵抗器用ブツシング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変圧器における地絡事故発生時の接地電流を小
    さくするために変圧器、リアクトル本体と接地面
    との間に介装される中性点接地抵抗器にして、抵
    抗器本体を、適宜な冷却媒体を有するタンクの下
    方位置に配設し、接地抵抗器用ブツシングを前記
    抵抗器本体より下方位置における前記タンクの適
    部に設けたことを特徴とする中性点接地抵抗器。
JP481782U 1982-01-18 1982-01-18 中性点接地抵抗器 Granted JPS58106902U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP481782U JPS58106902U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 中性点接地抵抗器

Applications Claiming Priority (1)

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JP481782U JPS58106902U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 中性点接地抵抗器

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Publication Number Publication Date
JPS58106902U JPS58106902U (ja) 1983-07-21
JPS622721Y2 true JPS622721Y2 (ja) 1987-01-22

Family

ID=30017647

Family Applications (1)

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JP481782U Granted JPS58106902U (ja) 1982-01-18 1982-01-18 中性点接地抵抗器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7036775B2 (ja) * 2019-08-20 2022-03-15 株式会社ダイヘン 集約型変電設備

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JPS58106902U (ja) 1983-07-21

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