JPS62270281A - 管材の溶接方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 鋼１合金鋼、ヌテンレス、アルミニウム管すど溶接時の
アルゴン、ヘリウムガス等の流出防止と同ガス雰囲気保
持方法の改善に関する。

〔従来の技術〕

従来の各種管材の突合せ溶接方法では９例えばステンレ
ス鋼管の溶接はアルゴン又はヘリウムガスなど不活性ガ
ス等の雰囲啜中でアーク溶接を行い、クロム酸化物の生
成を防止していた。

この際、管内に吹込むガスは際限なく流出して不経済、
かつ溶接部の空気の置換性及び不活性ガス雰囲気の保持
性も悪かった。したがって。

溶接部両側管の内部に詰物をして管を閉塞して溶接を行
っていた。

従来の管を閉塞する詰物として、ポリビニルアルコール
を主成分とした水溶性シートを一定寸法に切り、これを
丸めて使用して溶接を行っていた。この状況を図によっ
て説明する。第１図において、ステンレス鋼管１の溶接
部２を溶接する作業において、充填材（水溶性ポリビニ
ルアルコールシート）３を溶接部２から１５０ｍｍ以上
離して詰込んでいた。それは溶接部２の熱影響で充填材
（水溶性ポリビニルシート）３が不溶性になる等を避け
るためである。このようにして溶接部２の隙間から第２
図のように例えばアルゴンガスがスプレィ缶４によって
管内部へ吹込み、内部の空気を置換してアルゴンガス雰
囲気に保持し、ティグトーチ５．溶←棒６によって溶接
が開始する。溶接が終了すれば充填材（水溶性ポリビニ
ルシート）３は管内に取り残されるが、水圧試験水が管
内に満たされた時この水に溶解していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

水溶性ポリビニルアルコールシートを管内に充填するこ
とは、水溶性ポリビニルアルコールシートを丸めて管内
に充填された状態で水に浸漬されると、溶解性が極端に
悪くなり、長時間ママコ状又は糊の固まり状となる。従
って管内からの排出が困難となる。特に発電ボイラの水
、蒸気系では固形分及び有機物が残存すると管の腐食、
スケール障害などを生じる危険性がある。

このため発電ボイラの場合はこれの排出に長時間の洗浄
作業と大量の純水を要していた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記問題点を解決するために、突合せ溶接され
る管材内部に、シールドガヌ雰囲気を保持できる発泡性
で、かつ水溶性の泡沫を充填してから管材の突合せ溶接
を行う方法である。

すなわち、シールドガスを供給し、その雰囲気中で各種
管材の突合せ溶接を行う管材において１溶接部の両側管
材内部に前記シールドガスの雰囲気保持と同ガスの流出
を防止す不承溶性の泡沫を満たして突合せ溶接すること
を特徴とする管材の溶接方法を提供するものである。

〔作用゛〕

本発明は上記のような管材の溶接方法となるので１溶接
部の両側管材内部に水溶性で、かつ・発泡性の泡沫を一
定距離に保ちつつ所要長さに充填し・で、前記管材内部
をシールドガス雰囲気に保持してから管材の突合せ溶接
を行い、溶接終了後に管材内部を水洗浄して前記泡沫を
除去することで管材内部の清浄度を高めることが可能と
なる溶接方法である。

〔実施例〕

以下１本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。第１図は本発明の一実施例に係る管材の溶接方
法でステンレス鋼管を突合せ溶接する場合の断面図、第
２図は本実施例に保る第１図のト」矢視側面の断面図を
示す。

以下にその説明をする。

一般に有機物質の方が無機物質よりその水溶液の発泡性
、安定性とも大きい。アルコール類。

脂肪酸類１石鹸１合成界面活性剤２色素等の低分子物質
、蛋白質、サポニン、でん粉、ゴム等の天然合成高分子
物質など水溶液で発泡する物質は極めて多数あるが、一
般的には泡沫生成物質トＬ　ｆ　０Ｈ−Ｃｏ−ＣＯＯＨ
−ＣＯＯ−、ＣＯＮＨ２，ＣＯＣ，ＮＩ（２゜０８Ｏ３
−１ＳＯ３−などの親水基とアルキル基２　アリル基１
アルキルアリル基等の疎水基を同時に分子内に有するも
のを単独又は二種以上の混合で得ることができる。しか
し、これらは濃度と発泡方法によって泡沫の状態は実に
多様である。

六晃８０ｆ（市田−？−人相ンｔＩ汁　安箇信下値嘗１
ハとと、長時間安定であること３弾性と強度を有するこ
と等の性質が優れることが要求される。又。

作業性の上から１発泡装置が軽便でワンタッチで一定量
の泡沫が得られなければならない。種々行った実験の結
果では、この目的に合致する組成物として、０１２〜Ｃ
’１８の高級脂肪酸のアルカリ塩が適当であった。すな
わち、ラウリン酸。

ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸。

オレイン酸等の単独又は混合物をナトリウム。

カリウム、アンモニウムのほか、アミン塩として使用す
るが、系内に溶解固形分を残さないものとしてトリエタ
ノールアミン塩を採択した。

上記脂肪酸の単独もしくは二種以上の混合物の濃度２０
〜４０重量パーセントの水溶液にＬＰｏ。

５〜１５重量パーセントを、噴射ノズルをもつ缶いわゆ
るスプレィ缶として製作すればよい。

以上の見知からステアリン酸アミン３０％水溶液３００
ｍ７と８０ｍ１のＬＰＧを封入してスプレィ缶とする。

これをよく振とうして噴射すれば、直ちに水気のない硬
質９弾性のある泡沫が形成する。例えば内径４３ｍｍの
ステンレス鋼管の溶接作業にこれを使用したが、泡沫を
溶接部から２００印隔て約１５０　ｍｍの長さに充填し
て１時間後アルゴンガスを２１！　７１ｍ１ｎ流して溶
接を行った。第１層の溶接は数分で終了するので管内へ
のアルゴンガス注入も終了する。全溶接終了後管内に純
水を満たし、暫時放置して排出したが、充填した泡沫は
完全に溶解排出され残留物を認められなかった。また、
溶接部の放射線による検査で欠陥はなく１割管して溶接
部裏面の点検においてもクロム酸化物の生成は認めなか
った。このように発電プラント、化学プラントにあって
は、溶接作業後に管内、系内に残留物があることを忌避
するので、材料に対する腐食をはじめ系統に悪影響を与
える組成物であってはならず。

又、可能なかぎりその量も少量であることが望まれる。

本発明に適用した泡沫は従来のポリビニルアルコール製
シートの使用量の数十分の１〜百数十分の１に過ぎず、
しかも溶解性が極端に優れるものである。

〔発明の効果〕

以上、具体的に説明したように本発明においては管材内
部のガスシールド雰囲気が保持されて溶接品質は向上す
ることと、充填される泡沫が水溶性に優れることから残
留異物は排出されやすくなり、充填材料の節減が図れる
とともに洗浄に要する各種の無、駄が省かれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るステンレス鋼管の突合
せ溶接断面図、第２図は本実施例に係る第１図のｌ−１
ｆ矢視側面の断面図である。 又、上記各図は従来の溶接方法において、充填材３が本
発明で泡沫に、従来はポリビニルアルコールシートのみ
相進することで、他の構成は同一条件である。 １・・・管材、２・・・突合せ溶接部、３・・・充填材
、（本発明では泡沫、従来はポリビニルアルコールシー
））、４・・・スプレィ缶、５・・・ティグトーチ、６
・・・溶加棒。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シールドガスを供給し、その雰囲気中で各種管材の突合
   せ溶接を行う管材において、溶接部の両側管材内部に前
   記シールドガスの雰囲気保持と同ガスの流出を防止する
   水溶性の泡沫を満たして突合せ溶接することを特徴とす
   る管材の溶接方法。