JPS62269045A - メタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法 - Google Patents

メタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法

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JPS62269045A
JPS62269045A JP61112682A JP11268286A JPS62269045A JP S62269045 A JPS62269045 A JP S62269045A JP 61112682 A JP61112682 A JP 61112682A JP 11268286 A JP11268286 A JP 11268286A JP S62269045 A JPS62269045 A JP S62269045A
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liquid
methane
measuring
extraction
separation
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JP61112682A
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English (en)
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Tomotsugu Kamiyama
智嗣 上山
Satoru Isoda
悟 磯田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、メタン菌を有する被検体におけるメタン菌
の菌数またはメタン生成活性を測定する方法に関し、特
に下水処理システムのメタン醗酵槽内等における、多数
の微生物群および消化:・η泥等の異物の中に存在する
メタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定にも適用で
きる方法に関する。
〔従来の技術〕
第14図は例えば柳田友道編「微生物学実験法」、講談
社、1975年、P、206に示された微生物濃度を測
定する装置を改変したものの概念図であり、同図におい
て、101は微生物を有する被検体、102は光源、1
03はこの光源102に電圧を印加する電源、104は
被検体101を介して光源102に対向配置された光電
子増倍管、105はこの光電子増倍管104に電圧を印
加する電源、106は光電子増倍管104の光電流を測
定する検出部である。
次に、従来の測定方法について説明する。光源102か
ら発する光は微生物を有する被検体101を透過して、
この透過光が光電子増倍管104により受光され、その
強度が光電子増倍管104の光電流値として検出部10
6により測定される。
このようにして得られる、可視光を光源として用いた場
合の吸光度と被検体101に存在する微生物濃度との間
には一定の関係が成り立つため、吸光度を測定すること
により微生物濃度が評価でき、その結果あるいはそれに
関連して菌数または微生物の′活性が評価できる。
また、微生物の活性を測定する他の方法として、微生物
に含まれるATP (アデノシン トリフォスフエイト
)  (Adenosine Triphosphat
e)あるいはNAD(P)Hにコチンアミド アデニン
 ジヌクレオチド(フォスフエイト)  (Nicot
inamideadenine Dinucleoti
de (phosphate))  というエネルギー
代謝に係わる生体物質の量を光学的に測定する方法があ
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の微生物の菌数または活性の測定方法は以上のよう
に、被検体の吸光度を測定する方法であるため、被検体
が一種類の微生物により構成され、かつ汚泥等の異物が
含まれていない場合には有効であるが、例えばメタン醗
酵槽内の被検体等のような被検体が多種類の微生物によ
り構成され、かつ異物が含まれている場合で、それらの
物質により光が吸収され、光が散乱され、螢光が放射さ
れる場合、その中から測定したい特定種類の微生物の菌
数または活性を選択的に計測することは不可能であり、
またATPやNAD(P)Hはすべての微生物に存在す
る生体物質であるため、メタン菌のみの菌数またはメタ
ン生成活性の測定には不適当であり、しかも微生物の細
胞外に溶存しているATPやNAD(P)Hさらには他
の溶存物質とその微生物の細胞内のATPやNAD(P
)Hの区別を連続的に行なうことは困難であるなどの問
題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、多種類の微生物や異物およびメタン菌を含ん
でいる被検体を用いてもメタン菌の菌数またはメタン生
成活性を高精度で且つ高感度で計測可能にならしめるメ
タン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法を得るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
この発明に係るメタン菌の菌数またはメタン生成活性の
測定方法は、メタン菌を有する被検体から採取した第1
の被検体にメタン菌体内にあるメタン菌固有の特定螢光
物質を菌体外に抽出する添加液を加え混合して抽出処理
液とし、この抽出処理液からメタン菌を含む所定粒径以
上の固体粒子を取除く固液分離操作をして特定螢光物質
を含む抽出・分離処理液とし、この抽出・分離処理液に
第1の特定波長領域の励起光を照射することにより抽出
・分離処理液から放射される第2の特定波長領域の螢光
の強度を測定して第1の測定値を得、同じ被検体から採
取した第2の被検体に固液分離操作をして固液分離処理
液を得、この固液分離処理液に添加液を加え混合して分
離・抽出処理液を得、この分離・抽出処理液に第1の特
定波長領域の励起光を照射することにより分離・抽出処
理液から放射される第2の特定波長領域の螢光の強度を
測定して第2の測定値を得、第1および第2の測定値に
基づき所定のデータ処理を行って被検体内のメタン菌の
菌数またはメタン生成活性の計測値を得るようにデータ
処理を行うようにしたちのである。
この発明の他の発明に係るメタン菌の菌数またはメタン
生成活性の測定方法は、メタン菌を有する被検体から採
取した第1の被検体に熱を加えてメタン国体内にあるメ
タン菌固有の特定螢光物質を菌体外に抽出して抽出処理
液を得、次にこの抽出処理液からメタン菌を含む所定粒
径以上の固体粒子を取除く固液分離操作をして特定螢光
物質を含む抽出・分離処理液を得、この抽出・分離処理
液に第1の特定波長領域の励起光を照射することにより
抽出・分離処理液から放射される第2の特定波長領域の
螢光の強度を測定して第1の測定値を得、同じ被検体か
ら採取した第2の被検体に固液分離操作をして固液分離
処理液を得、この固液分離処理液に熱を加えて分離・抽
出処理液を得、この分離・抽出処理液に第1の特定波長
領域の励起光を照射することにより分離・抽出処理液か
ら放射される第2の特定波長領域の螢光の強度を測定し
て第2の測定値を得、第1および第2の測定値に基づき
所定のデータ処理を行って被検体内のメタン菌の菌数ま
たはメタン生成活性の計測値を得るデータ処理を行うよ
うにしたものである。
〔作用〕
この−発明におけるメタン菌の菌数またはメタン生成活
性の測定方法は、被検体内のメタン菌のエネルギー代謝
系に存在する電子伝達系の中で電子キャリアとして機能
する例えばF4□。等のようなメタン菌に固有の特定螢
光物質をメタン菌外に抽出するために用いられる添加液
を第1の被検体に加えたり又は第1の被検体を加熱した
りして得た抽出処理液では、第1の被検体中のメタン菌
体内にあった特定螢光物質がメタン菌体外に抽出されて
いるので螢光測定時における螢光強度を増加させ、この
抽出処理液からメタン菌を含む所定粒径以上の固体粒体
を取除く固液分離操作をして抽出・分離処理液を得、被
検体中の固体粒子を取除いたこの抽出・分離処理液には
、メタン菌体中からメタン菌体外に抽出された特定螢光
物質とメタン菌体外にすでにあった水溶性物質が含まれ
、第1の被検体と同じ成分を含み且つメタン菌を含む第
2の被検体を固液分離操作してメタン菌を含む所定粒径
以上の固体粒子を除去した菌体外の水溶性物質を含む固
液分離処理液を得、この固液分離処理液に添加液または
熱を加えて抽出処理することにより分離・抽出処理液を
得、この分離・抽出処理液には、先に固液分離してメタ
ン菌を取除いてあり、後に抽出処理しても実質上特定螢
光物質が抽出されていなく、これら抽出・分離処理液と
分離・抽出処理液の両液に特定波長領域の励起光を照射
することにより、それらの両液から特定波長領域の螢光
が各々放射されるので、これら各特定波長領域の螢光の
強度を測定し、これら螢光の強度測定値がメタン菌体内
にあった特定螢光物質の量と所定の関係を存するのでそ
れらの螢光の強度測定値に基づき所定のデータ処理を行
うことにより第1および第2の被検体をサンプルした被
検体中のメタン菌の菌数またはメタン生成活性を計測す
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
まず、この発明の実施例を理解し易くするためにこの発
明の原理的なことについて触れる。被検体内のメタン菌
のエネルギー代謝系に存在する電子伝達系の中で電子キ
ャリアとして機能する例えばF4Z。等のようなメタン
菌に固有の特定螢光物質をメタン菌体外に抽出するため
に用いられる添加液(および/または熱)が被検体から
採取したメタン菌を含む第1の被検体に加えられる。こ
の抽出処理によって得られた抽出処理液は上記第1の被
検体中のメタン菌体内にあった上記特定螢光物質がメタ
ン菌体外に抽出されているので螢光の測定時における螢
光強度を増加させる。この抽出処理液をろ過作用により
ろ過して(または、それに他の固液分離操作をして固液
分離が行なわれ、メタン菌を含む所定粒径以上の固体粒
子を取除いた抽出・分離処理液が得られる。第1の被検
体中の所定の粒径以上の固体粒子を取除いたこの抽出・
分離処理液は、メタン菌体中からメタン菌体外に抽出さ
れた上記特定螢光物質と被検体の状態でメタン菌体外に
すでにあった水溶性物質を含んでいる。上記被検体から
採取したメタン菌を含む第2の被検体はろ過作用でろ過
される(または、他の固液分離操作が行なわれる)。こ
れにより上記第2の被検体中のメタン菌を含む所定粒径
以上の固体粒子を除いた菌体外の水溶性物質を含む固液
分離処理液を得ることができる。この固液分離処理液に
上記添加液(および/または、熱)が加えられて、分離
・抽出処理液が得られる。抽出・分離処理液と分離・抽
出処理液の両液に特定波長領域の励起光が照射されるこ
とにより、それらの両液から特定波長領域の螢光が各々
放射される。これら各特定波長領域の螢光の強度が測定
され、これら螢光の強度測定値がメタン菌体内にあった
特定螢光物質の量と所定の関係(例えば比例関係)を有
し、特定螢光物質の量はメタン菌の菌数またはメタン生
成活性と所定の関係を有するので、それらの螢光の強度
測定値に基づき所定のデータ処理を行うことにより第1
および第2の被検体をサンプルした被検体中のメタン菌
の菌数またはメタン生成活性を計測することができる。
ところでメタン菌は通常の微生物と異なる生理的性質を
持ち、メタン菌のエネルギー代謝に関与している電子伝
達系に関してはまだその全容は不明であるが、メタン菌
′に固有なものであることが知られている。
このメタン菌のエネルギー代謝系に存在する電子伝達系
の中にはF42゜という物質が電子キャリアとして機能
していることが知られており、これはメタン菌に固有の
物質であり、他の生物系には存在していない。そこで、
このF4□。を中心とするメタン菌の電子伝達系に関与
する物質が、消化汚泥等の被検体中のメタン菌以外の微
生物群および異物と異なる特異的かつ計測可能な物理化
学的性質を持ち、またそれが被検体中の生菌(生きた状
態の菌)の状態で計測可能なものであるならば、メタン
菌の菌数またはパラメータ生成活性の測定における計測
パラメータとして使用できる。特に、F4□。を中心と
するメタン菌の電子伝達系に関与する特定螢光物質は、
その生理的機能において直接メタン生成機構と関連して
いるため、メタン生成活性測定においては有効な計測対
象となり得る。
次に、実施例に入る前に、この発明による一実施例を理
解し易くするために、一実施例の概念的なことを第1図
を用いて説明する。第1図において、1はメタン菌を有
する被検体を収容したメタン醗酵槽、2は例えばポンプ
等のようにメタン醗酵槽1から被検体を採取するための
サンプラ、3はサンプラ2により採取した被検体に対し
被検体中のメタン菌体内から特定螢光物質を菌体外に抽
出する抽出処理及びメタン菌を含む所定粒径以上の固体
粒子を液から取除く固液分離処理を行なうサンプラ調整
器、4はサンプラ調整器3で処理した被検体の螢光強度
を測定するための光学センサ、5はサンプラ2、サンプ
ラ調整器3および光学センサ4を制御するためおよび光
学センサ4により検出した信号を処理するためのマイク
ロコンピュータである。
次に動作について説明する。サンプラ2の作動によって
メタン醗酵槽lから採取された被検体は、マイクロコン
ピュータ5の指示に従って、まず、抽出処理がサンプラ
調整器3で施され、次に固液分離処理がサンプラ調整器
3で施される。こうして得られた抽出・分離処理液は励
起光を照射されてその螢光強度が光学センサ4によって
測定される。次に、マイクロコンピュータ5の指示に従
って被検体はサンプラ調整器3で固液分離処理が施され
、次に同様に抽出処理が施される。こうして得られた分
離・抽出処理液は励起光を照射されてその螢光強度が光
学センサ4によって測定される。
上記したように得られた2つの螢光信号の差がマイクロ
コンピュータ5によって演算され、この演算値により被
検体のメタン菌数またはメタン生成活性の計測が行われ
る。
第2図はこの発明の一実施例を適用したメタン菌の菌数
又はメタン生成活性の測定装置のブロック図である。同
図において、10はメタン菌を含む被検体を収容してい
るメタン醗酵槽、11はこのメタン醗酵槽10から被検
体を取出すための第1のパイプ、12は第1のパイプ1
1の経路途中に介在する送液用の第1のポンプ、13は
メタン菌体内の特定螢光物質(例えばF4□。)を菌体
外に抽出するための添加液例えばNaOH水溶液を収容
している液溜、14は液溜13の底部に接続され添加液
を送出する第2のバイブ、15は第2のバイブ14の流
路を開閉するためのt磁弁、16は第2のバイブ14の
経路途中に介在する送液用の第2のポンプ、17は抽出
処理を行うための抽出装置であり、第2のバイブ14を
通して液溜13内の添加液を流入し、第3のバイブ18
を通してメタン醗酵槽10内の被検体又はこの被検体を
後述のろ過装置21でろ過して固液分離処理した固液分
離処理液を流入し、第2および第3のバイブ14゜18
から流入した両液体を混合して抽出処理を施す。19は
抽出装置17により抽出処理した処理液を抽出処理17
から送出する第4のバイブ、20は第4のバイブ19の
経路途中に介在する送液用の第3のポンプ、21は処理
液からメタン菌を含む所定粒径以上の固体粒子を取除く
固液分離処理を行うろ過装置、22はろ過装置21内に
メタン醗酵槽10内の被検体又は抽出装置17でこの被
検体を抽出処理した抽出処理液を導入するために用いら
れる第5のバイブ、23はろ過装置21で固液分離処理
した処理液をろ過装置21から送出する第6のバイブで
ある。24はメタン醗酵槽10内の被検体を抽出装置1
7で抽出処理した後にろ過装置21で固液分離処理した
抽出・分離処理液を測定用に収容したり、メタン醗酵槽
10内の被検体をろ過装置21で固液分離処理した後に
抽出装置17で抽出処理した分離・抽出処理液を測定用
に収容したりする試料セル、25は第7のバイブであり
、試料セル24に連通し、試料セル24内に抽出・分離
処理液や分離・抽出処理液を導入する。26はバイブ中
継用の中継用バイブ、27Aは第1の電動四方コックで
あり、コックの切替わりにより、第1および第3のバイ
ブ11,18同士の流路を連結すると共に第5のバイブ
22と中継用パイプ26との流路を連結する第1のコン
ク状態となったり、第1および第5のバイブ11゜22
同士の流路を連結すると共に第3のバイブ18と中継用
パイプ26との流路を連結する第2のコック状態となる
。27Bは第1の電動四方コック27Aに連動して切替
わる第2の電動四方コックであり、コックの切替わりに
より、第4のバイブ19と中継用パイプ26との流路を
連結すると共に第6および第7のバイブ23,25同士
の流路を連結する第3のコック状態となったり、第4お
よび第7のバイ119.25同士の流路を連結すると共
に第6のバイブ23と中継用パイプ26との流路を連結
する第4のコック状態となる。28は光源用電源、29
は電a2Sに接続された光源、30は光源29からの光
の波長領域を限定して試料セル24内に励起光を入光さ
せる第1の分光器、31は光源29からの励起光の入光
により試料セル24内の測定用液から出る螢光の波長領
域を限定して螢光を通過させる第2の分光器である。3
2は第2の分光器31を通過した特定波長領域の螢光を
受光する光電子増倍管、33は光電子増倍管32用の電
源、34は光電子増倍管32の光電流を検出する検出部
、35は、検出部34で検出した螢光の強度測定値信号
をアナログからデジタルにして記憶するメモリ機能と演
算機能等を有し、第1ないし第3のポンプ12,1.6
.20の駆動。
電磁弁15の開閉、第1および第2の電動四方コック2
7A、27Bのコック切替えおよび第1の分光器30を
制御するマイクロコンピュータ、36はマイクロコンピ
ュータ35で処理した測定結果を出力する例えばプリン
タ又はCRT等の出力装置である。
第3図は第1および第2の電動四方コック27A、27
Bの各コック切替え状態を示した図である。第3図fa
tにおいて、第1の電動四方コック27Aは上記第1の
コック状態又第2の電動四方コンク27Bは上記第3の
コック状態となっている。
第3図(b)において、第1の電動四方コック27Aは
上記第2のコック状態又第2の電動四方コック27Bは
上記第4のコック状態となっている。
次に、か\る装置の動作について説明する。マイクロコ
ンピュータ35の制御により第3図(alに示したよう
に第1の電動四方コック27Aは上記第1のコック状態
に、また、第2の電動四方コック27Bは上記第3のコ
ック状態に設定される。
第1のポンプ12の作動によりメタン醗酵槽10内の被
検体は第1のポンプ12を介した第1のパイプ11−第
1の電動四方コック27A−第3のパイプ18の流路を
辿り抽出装置17内に所定量だけ導入される。また、電
磁弁15のある時間だけの開動作と第2のポンプ16の
作動により液溜13内の添加液は第2のパイプ14の流
路を辿って抽出装置17内に所定量分導入される。これ
により、抽出装置17では被検体と添加液との混合が行
なわれ、被検体中のメタン菌体内部の特定螢光物質を菌
体外に抽出した抽出処理液が得られる。
この抽出処理液は第3のポンプ20の作動により抽出装
置17から第3のポンプ20を介した第4のパイプ19
→第2の電動四方コック27B→中継用バイブ26−第
1の電動四方コック27 A −第5のパイプ22の流
路を辿ってろ過装置21内に導入される。ろ過装置21
内に導入された抽出処理液はろ過装置21内でメタン菌
を含む所定粒径以上の固体粒体を分離除去する固液分離
処理が施こされ、この固液分離処理により得られた抽出
・分離処理液はろ過装置21から第6のパイプ23→第
2の電動四方コック27B−第7のパイプ25の流路を
辿って試料セル24内に収容される。電a2&により駆
動された光源29の光はマイクロコンピュータ35によ
り特定波長領域のみの光を通過させるように制御された
第1の分光器30によって波長領域を限定されて試料セ
ル24内の抽出・分離処理液を励起光として照射する。
この励起光の照射により抽出・分離処理液内にある上記
抽出された特定螢光物質が励起されて螢光を発生する。
この螢光は分光器31を通過する際に特定波長領域に限
定されて光電子増倍管32に入射する。光電子増倍管3
2に入射した螢光の強度に応じた光電流が発生して検出
部34により検出される。この検出信号はマイクロコン
ピュータ35に入力されて記憶される。このようにして
、マイクロコンピュータ35は第1の分光器30を制御
して試料セル24内に入射する励起光の波長領域を順次
変化させて順次螢光の強度を測定することにより励起光
の波長に対する螢光の強度分布を得ることができる。こ
の測定後、試料セル24内の抽出・分離処理液は試料セ
ル24外に排出される。
次に、マイクロコンピュータ35の制御により第1およ
び第2の電動四方コック27A、27Bは第3図(a)
の状態から第3図(1))の状態に切替えられる。すな
わち、第1の電動コック27Aは上記第2のコック状態
に、第2の電動コック27Bは上記第4のコック状態に
設定される。第1のポンプ12の作動によりメタン醗酵
槽10内の被検体は第1のポンプ12を介した第1のパ
イプ11−第1の電動四方コック27A→第5のパイプ
22の流路を辿りろ過装置21内に導入される。ろ過装
置2工で被検体の固液分離処理が施こされることにより
得られる分離処理液はろ過装置21から第6のパイプ2
3→第2の電動四方コック27B→中継用パイプ26−
第1の電動四方コック27A=第3のバイ118の流路
を辿り抽出装置17内に導入される。この導入後、液溜
13内の添加液の所定量分が電磁弁15のある時間だけ
の開動作と第2のポンプ16の作動により抽出装置17
内に導入され、ろ過処理液である固液分離処理液との混
合が行なわれて抽出処理が行なわれる。この抽出処理に
より得られた分離・抽出処理液は第3のポンプ20の作
動により第3のポンプ20を介した第4のパイプ19−
第2の電動四方コック27B=第7のパイプ25の流路
を辿り試料セル24内に収容される。上記した抽出・分
離処理液を用いて螢光の強度測定を行なったと同様にし
て試料セル24内の分離・抽出処理液の螢光の強度測定
が励起光の波長領域を変化させながら順次に行なわれ、
その測定結果はマイクロコンピュータ35内に測定毎に
記憶される。次に、マイクロコンピュータ35は抽出・
分離処理液を用いた際に得た螢光の強度の測定結果から
分離・抽出処理液を用いた際に得た螢光の強度の測定結
果を減算した値に基づきメタン菌の菌数又はメタン生成
活性を演算等により得て出力装置30を介して出力する
なお、上記動作を行なうにあたってマイクロコンピュー
タ35は第1ないし第3のポンプ12,16゜20の作
動と停止、電磁弁15の開閉、第1および第2の電動四
方コック27A、27Bのコック切替えおよび第1の分
光器30の制御を行う。
(実験例(1)) この実験例は、メタン菌の一種であるメタノサルシナ・
パルケリ (以下、M、パルケリという)を回分培養し
、対数増殖期における培養懸濁液の螢光強度を第1図に
示した測定装置を用いて測定した例である。螢光強度の
測定としては、螢光を発生させるための励起光の波長は
400〜440(nm)の波長領域内で変化させられ、
その波長領域で波長470 (na+)の螢光の強度分
布が求められた。
また、ろ過装置21には0.22 (μm)の孔径を有
するアセチルセルロース製フィルタが用いられ、液溜1
3内の添加液はNaOH水溶液が用いられた。第4図T
a)は測定による励起光の波長に対する抽出・分離処理
液の螢光強度分布を示し、第4図中)は励起光の波長に
対する測定による分離・抽出処理液の螢光強度分布を示
している。第5図は第4図(a)および同図(blのデ
ータに基づきマイクロコンピュータ35で差を求めた励
起光の波長に対する螢光強度分布を示す。なお、第4図
の螢光強度値とは螢光の強度の測定値を意味し、第5図
の螢光強度値とは螢光の強度の測定値から得た螢光の強
度値を意味し、以下の実験例においても同じである。
この実験例では被検体においてメタン菌は増殖中であり
、はとんど全てのメタン菌体がメタン生成活性を有して
いるのでメタン菌体外に漏出しているF4□。はほとん
どなく、第4図に示した螢光強度値の差は大きく、第5
図に示されるようにメタン菌体内にあった、F4□。に
よる螢光強度値は大きいことがわかる。
次に、このようにして測定した螢光強度値とメタン菌数
及び螢光強度値とメタン生成速度の相関関係が第6図お
よび第7図に各々示されている。
第6図および第7図は励起光の波長が420 (nm)
の時における螢光の波長が470 (nm)の螢光強度
値を横軸に示し、縦軸にメタン菌数とメタン発生量を各
々示した図である。このマイクロコンピュータ35が第
6図又は第7図に示した直線の演算式を記憶しておけば
、この演算式と測定した螢光の強度の測定値(螢光強度
値)を用いて演算することによりこの測定装置によって
メタン菌の菌数及びメタン生成活性を正確に測定するこ
とができる。
(実験例(2)) この実験例は、M、パルケリを回分培養し、死滅期にお
ける培養懸濁液の螢光強度を第1図の測定装置を用いて
測定したものである。実験例(1)と同様な処理を施し
た結果が第8図および第9図に示されている。第8図T
a)は励起光の波長に対する抽出・分離処理液の螢光強
度分布であり、第8図(b)は励起光の波長に対する分
離・抽出液の螢光強度分布であり、第9図は第8図(a
)の曲線の値から第8図中)の曲線の値を差引いた曲線
である。被検体においてメタン菌がほとんど死滅してい
るので菌体外にF4!。が漏出していたため、第9図に
示すように第8図fatと同図(b)に示した螢光強度
の差は小さく、このことからメタン生成活性が低いこと
がわかる。
(実験例(3)) この例は、下水処理場のメタン醗酵槽内のスラッジの螢
光強度を第1図の測定装置で測定した例である。実験例
+11と同様な処理を施した結果が第10図および第1
1図に示されている。第1O図(alは抽出・分離処理
液の螢光強度分布であり、第10図(b)は分離・抽出
処理液の螢光強度分布であり、第11図は第10図(a
)の曲線から第io図(blの曲線を差引いた曲線であ
る。スラッジには黒色物質を含むため、ろ過しない場合
には螢光はほとんど検出されない(第12図参照)。と
ころが、この測定装置ではろ過によって黒色物質を除く
ことが可能なため、第11図に示すようにスラッジ中の
メタン菌のもつ主にF4□。の螢光強度を測定すること
ができる。この結果から、下水処理場のメタン醗酵スラ
ッジのメタン生成活性は高いことがわかる。
上記実験例では、M、パルケリ及びN重下水処理場スラ
ッジのみの測定について述べたが、他の種のメタン菌や
他のメタン醗酵槽スラッジ中に存在するメタン菌など、
被検体はこれらに限られるものではない。
なお、上記実施例において、抽出・分離処理液を用いた
場合における螢光の強度測定が行なわれた後に、分離・
抽出処理液を用いた場合における螢光の強度測定が行な
われたが、この過程が時系列的に逆であってもよい。ま
た、上記実施例において螢光の強度測定時における第1
および第2の分光器30.31による特定波長領域の限
定とは特定波長の限定をも意味し、以下の実施例におい
ても同じである。
また、上記実施例において螢光の強度分布を求めたが、
励起光の波長を1波長(例えば420nm)に特定して
変化させず抽出・分離処理液および分離・抽出処理液か
ら特定波長領域(例えば470nm)における各1つの
螢光の強度測定値を得て、これらの両測定値の差を出し
この値に基づき被検体内のメタン菌の菌数又はメタン生
成活性を出してもよい。この場合、上述したように例え
ば両測定値の差を第6図または第7図に示した関係を有
する演算式に代入することにより被検体内のメタン菌の
菌数またはメタン生成活性を得ることができる。
また、上記実施例において螢光の強度測定値同士の差を
出さなくても抽出・分離処理液から得た螢光の強度測定
値(第1の測定処理における第1の測定値)を第6図ま
たは第7図の関係の演算式に代入して抽出・分離処理液
における第1のメタン菌の菌数または第1のメタン生成
活性(第1の計測値)を出してから、分離・抽出処理液
から得た螢光の強度測定値(第1の測定処理における第
2の測定値)を同様にして上記演算式に代入して分離・
抽出処理液における第2のメタン菌の菌数または第2の
メタン生成活性(第2の計測値)を出し、第1および第
2のメタン菌の菌数同士または第1および第2のメタン
生成活性同士の差を出して被検体に含まれるメタン菌の
菌数またはメタン生成活性(計測値)を得ることができ
る。このことについては以下の実施例においても同様で
あり、また、この場合、抽出・分離処理液を得て上記第
1の計測値を出し、次に、分離・抽出処理液を得て上記
第2の計測値を出し、次に、第1の計測値から第2の計
測値を差引いて上記計測値を出すことができるが、この
場合も、上記第1および第2の測定処理後における上記
第1および第2の測定値に基づ(データ処理に含まれる
ものと解釈する。
さらに、上記実施例では被検体及び抽出処理等のための
流路を変更するために、電動四方コックを用いたが、電
磁弁及び三方管等を組み合せるなど、他の方法を用いて
もよく、これらに限定されるものではない。
第13図は抽出・分離処理液と分離・抽出処理液を並列
的に得て、これら両液の螢光の強度測定を並列的に行う
この発明の他の実施例を説明するためにメタン菌の菌数
又はメタン生成活性の測定装置の他の構成例を示してい
る。第13図において、第2図と同符号の部分は第2図
のものと同一であり、添字aおよび同すを取除いた第2
図と同符号の部分は第2図のものと同じものである。メ
タン醗酵槽10.第1のパイプ11.第1のパイプ11
から分岐したパイプllaとパイプllaの経路中に設
けられたポンプ12a、抽出装置17a、パイプ26a
とパイプ26aの経路中に設けられたポンプ20a、 
ろ過装置21a、パイプ25aおよび試料セル24aが
この順で連設されている。また、メタン醗酵槽10.第
1のパイプ11゜第1のパイプ11から分岐したパイプ
llbとパイプllbの経路中に設けられたポンプ12
b。
ろ過装置21b、パイプ26b、抽出装置17b。
パイプ25bとパイプ25bの経路中に設けられたポン
プ20bおよび試料セル24bがこの順で連設されてい
る。液溜13は、パイプ14.パイプ14の経路中に設
けられたポンプ16.パイプ14から分岐したパイプ1
4aおよびパイプ14aの流路を開閉する電磁弁15a
を介して抽出装置17aに連通ずる。また、液溜13は
、パイプ14、ポンプ16.パイプ14から分岐したパ
イプ14bおよびパイプ14bの流路を開閉する電磁弁
15bを介して抽出装置17bに連通する。
30Aは励起光用の分光器であり、光源29からの光を
入射して、その波長領域を限定して両試料セル24a、
24b内に同強度の励起光を投光する。試料セル24a
 〔同24b〕に対しては、分光器31a 〔同31b
〕、光源33に接続された光電子増倍管32a〔同32
b〕および検出器34a 〔同34b〕がこの順序で一
対にして連設されている。両検出器34a、34bの両
出力はマイクロコンピュータ35に入力される構成がと
られている。マイクロコンピュータ35は5つのポンプ
12a、12b、16.20a、20b、2つの電磁弁
15a、15b及び分光器30Aを制御可能な構成がと
られている。
メタン醗酵槽10内の被検体の一部と液溜13内の添加
液の一部は抽出装置17aで抽出処理液とされた後にろ
過装置21aで抽出・分離処理液とされて試料セル24
a内に収容される。他方、メタン醗酵槽10内の被検体
の一部はろ過装置21bで固液分離処理液とされた後に
抽出装置17bで液溜13内の添加液の一部が加えられ
て分離・抽出処理液とされて試料セル24b内に収容さ
れる。光源29からの励起光は分光器30Aを介して試
料セル24a内の抽出・分離処理液に照射されると同時
に同じく試料セル24b内の分離・抽出処理・液に照射
される。上記抽出・分離処理液の螢光と上記分離・抽出
処理液の螢光は各光電子増倍管32a、32b等が用い
られて強度測定される。これらの螢光の強度測定値はマ
イクロコンピュータ35に時分割的に取込まれ、マイク
ロコンピュータ35により被検体中のメタン菌の菌数又
はそのメタン生成活性を出す所定の演算が行なわれる。
この実施例においても第1の実施例と同じ結果が得られ
るが、同時並列的に処理が行なわれるので第1の実施例
に比較して測定速度が速くなる。
なお、コンピュータ35は時分割的に測定値を取込んだ
が、複数同時並列データ処理が可能な時にはそれらを並
列的に取込んで処理してもよい。
上記各実施例において、固液分離を行なう方法トシては
、0.22 (μm)の孔径を持つ例えばアセチルセル
ロース又はセルロース等の有機物質製フィルタを用いる
他、a、 0.1μl−1鶴の孔径を持つ有機物質製フ
ィルタを用いる。b7例えばセラミックス等のような無
機物質製フィルタを用いる。
C1遠心分離器を用いる。d、ゲルを用いてゲルろ過す
る+e、a折膜を用いて透析する等のいずれの方法も選
択的に用いることができる。
また、上記各実施例における抽出処理に用いる添加液と
しては、NaOH水溶液の他にも、有機溶媒単独、複数
種類の有機溶媒を適当な割合で混合した有機溶媒、上記
有機溶媒と水との混合液体、上記有機溶媒とNaOH水
溶液等のアルカリ性液体との混合液体および複数種類の
アルカリ性液体の混合液体の内のいずれかを選択的に用
いることができる。上記有機溶媒としては、例えば、2
−プロパノール、アセトン、エタノール、メタノール等
が挙げられる。
さらに、上記各実施例において、抽出装置17゜17a
、17bにヒータ等の加熱機能をもたせることにより上
記抽出処理時に例えば上記抽出処理液等のような抽出処
理する液体を加熱して温度を上げることによってより一
層効率のよい抽出処理を行なうことができる。
さらに、また、上記各実施例においては、抽出処理時に
上記添加液を加えたが、上記被検体や上記固液分離処理
液のような抽出処理すべき液体に上記添加液を加えずに
、その代りに加熱してその温度を上昇させることのみに
よっても抽出処理することが可能である。
また、上記各実施例において、被検体によっては、上記
抽出・分離処理液および上記分離・抽出処理液の両液か
ら得られる励起光の複数の波長に対する螢光の強度測定
値(それらをI All  I Al・・・・・・とT
11+  I H2,・・・・・・とする)を適当な演
算式f(1) (またはf(IA  1B))に一括的
に代入して演算して得られる値f(I All  I 
A2+ ・・・・・・IIlい1112+’・−−−−
>または、f(IA+  I All  I A2 1
 sz。
・・・・・・)を被検体中のメタン菌数またはメタン生
成活性とすることができる。
また、上記各実施例において、演算式を用いる他に第6
図又は第7図の関係をマイクロコンビュ−夕35内のメ
モリにテーブル化しておけば、上記抽出・分離処理液お
よび分離・抽出処理液から各々得た螢光の強度測定値に
基づきテーブルを参照して極く簡単にメタン菌の菌数ま
たはメタン生成活性の計測値を得ることができる。
また、被検体を一定期間に複数回測定する場合には、必
ずしも、全ての場合に固液分離処理を行なう必要はない
。例えば、まず上記実施例の方法によって抽出・分離処
理液および分離・抽出処理液の両液の螢光の強度を測定
した後、被検体に抽出処理を施して得た抽出処理液の螢
光の強度を測定した値が上記分離・抽出処理液の螢光の
強度測定値と一定の相関関係をもつ場合には、その抽出
処理液の螢光の強度測定値を用いて、メタン菌数または
メタン生成活性を得てもよい。
また、被検体によっては、抽出処理および固液分離処理
の両方の処理を行なうことなく、被検体をそのまままた
は水で希釈して螢光強度を測定し、この測定値を用いて
メタン菌の菌数またはメタン生成活性を計測することが
できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によればメタン菌を含む被検体
に添加液を加えるかおよび/または被検体の温度を上昇
させて抽出処理してメタン菌体内部の特定螢光物質を菌
体外に抽出した抽出処理液とし、この抽出処理液からメ
タン菌を含む所定粒径以上の固体粒子を分離除去する固
液分離操作をすることにより抽出・分離処理液を得、メ
タン菌含む被検体を固液分離操作して固液分離処理液と
し、この固液分離処理液に上記抽出処理と同じ抽出処理
をして分離・抽出処理液を得、上記抽出・分離処理液お
よび上記分離・抽出処理液に特定波長領域の励起光を照
射することにより上記抽出・分離処理液および上記分離
・抽出処理液から各々放射される特定波長領域の螢光の
強度を各々測定して得られた両側定値に基づき所定のデ
ータ処理を行なって上記メタン菌の菌数またはメタン生
成活性を測定するようにしたので、上記メタン菌の菌数
又はメタン生成活性を測定感度よ(計測することが可能
となり、特にメタン醗酵槽内のような消化汚泥などの異
物を含む微生物混合系の中からでも、上記メタン菌の菌
数またはメタン生成活性の測定が可能となる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を理解し易くするための測
定装置の概念図、第2図はこの発明の一実施例を説明す
るための測定装置のブロック図、第3図は第2図の電動
四方コックの各切替え状態を示す図、第4図はこの発明
の一実施例に従う第1の実験例における励起光の波長に
対する螢光強度値を示す線図、第5図は第4図fat及
び同図(b)のデータから得た励起光の波長に対する螢
光強度値を示す線図、第6図は螢光強度値に対するメタ
ン菌数の関係を示す線図、第7図は螢光強度値に対する
メタン発生量の関係を示す線図、第8図はこの発明の一
実施例に従う第2の実験例における励起光の波長に対す
る螢光強度値を示す線図、第9図は第8図(alおよび
同図(blのデータから得た励起光の波長に対する螢光
強度値を示す線図、第10図はこの発明の一実施例に従
う第3の実施例における励起光の波長に対する螢光強度
値を示す線図、第11図は第10図(alおよび同図(
′b)のデータから得た励起光の波長に対する螢光強度
値を示す線図、第12図は上記第3の実験例において被
検体をろ過しないで螢光の強度測定を行なった場合の励
起光の波長に対する螢光強度値を示す線図、第13図は
この発明の他の実施例を説明するための測定装置の他の
例を示すブロック図、第14図は従来の方法を説明する
ための測定装置を示すブロック図である。 図において、1,10はメタン醗酵槽、2はサンプラ、
3はサンプラ調整器、4は光学センサ、5.35はマイ
クロコンピュータ、13は液溜、17、 17 a、 
 17 bは抽出装置、21,212゜21bはろ過装
置、27A、27Bは電動四方コ32.32a、32b
は光電子増倍管、34.34a、34bは検出器。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 (外2名) 第2図 ≦脩井:ま上ば:4 (a)          (b) 1直t54X遣1(イ王も単<1> 第6図 ト 励kl’s連長:420nm 螢光〕庖+:470nm 第7図 励起か液長’420nm 望光覆長 :470nm ycgua(7i1ay、*a) 104 二−ラf、fil 3 ’r* @ ’fF手
続手続補正向発) 昭和  (1,7□178

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタン菌を有する被検体から採取した第1の被検
    体にメタン菌体内にあるメタン菌固有の特定螢光物質を
    菌体外に抽出する添加液を加え混合して抽出処理液を得
    る第1の抽出処理と、次に、上記抽出処理液からメタン
    菌を含む所定粒径以上の固体粒子を取除く固液分離操作
    をして上記特定螢光物質を含む抽出・分離処理液を得る
    第1の分離処理と、次に、上記抽出・分離処理液に第1
    の特定波長領域の励起光を照射することにより上記抽出
    ・分離処理液から放射される第2の特定波長領域の螢光
    の強度を測定して第1の測定値を得る第1の測定処理と
    、上記被検体から採取した第2の被検体に上記固液分離
    操作と同等な条件の固液分離操作をして固液分離処理液
    を得る第2の分離処理と、次に、上記固液分離処理液に
    上記添加液と同じ種類の添加液を加え混合して分離・抽
    出処理液を得る第2の抽出処理と、次に、上記分離・抽
    出処理液に上記第1の特定波長領域の励起光を照射する
    ことにより上記分離・抽出処理液から放射される上記第
    2の特定波長領域の螢光の強度を測定して第2の測定値
    を得る第2の測定処理と、上記第1および第2の測定処
    理後、上記第1および第2の測定値に基づき所定のデー
    タ処理を行なって上記被検体内のメタン菌の菌数または
    メタン生成活性の計測値を得るデータ処理とを行うこと
    を特徴とするメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測
    定方法。
  2. (2)第1の抽出処理において抽出処理液を加熱し、第
    2の抽出処理において分離・抽出処理液を加熱して抽出
    処理を促進させることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方
    法。
  3. (3)第1の測定処理の次に第2の分離処理を行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    メタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法。
  4. (4)第2の測定処理の次に第1の抽出処理を行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    メタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法。
  5. (5)第1の抽出処理から第1の測定処理迄の第1の処
    理と第2の分離処理から第2の測定処理迄の第2の処理
    とを並列的に行うことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のメタン薗の菌数またはメタン生成
    活性の測定方法。
  6. (6)添加液として単独の有機溶媒を用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1
    項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定
    方法。
  7. (7)添加液として複数種類の有機溶媒の混合液を用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第5項
    のいずれか1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生
    成活性の測定方法。
  8. (8)添加液として単独の有機溶媒と水との混合液を用
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第5
    項のいずれか1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン
    生成活性の測定方法。
  9. (9)添加液として複数種類の有機溶媒と水との混合液
    を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第5項のいずれか1項に記載のメタン菌の菌数またはメ
    タン生成活性の測定方法。
  10. (10)添加液として有機溶媒とアルカリ性液体との混
    合液を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第5項のいずれか1項に記載のメタン菌の菌数また
    はメタン生成活性の測定方法。
  11. (11)アルカリ性液体としてNaOH水溶液を用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第10項記載のメタン
    菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法。
  12. (12)有機溶媒として、2−プロパノール、アセトン
    、エタノールおよびメタノールの内で任意の有機溶媒を
    選択して用いることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    ないし第11項のいずれか1項に記載のメタン菌の菌数
    またはメタン生成活性の測定方法。
  13. (13)添加液として単独のアルカリ性液体を用いるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第5項のい
    ずれか1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活
    性の測定方法。
  14. (14)アルカリ性液体としてNaOH水溶液を用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第13項記載のメタン
    菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法。
  15. (15)添加液として複数種類のアルカリ性液体の混合
    液を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
    し第5項のいずれか1項に記載のメタン菌の菌数または
    メタン生成活性の測定方法。
  16. (16)アルカリ性液体としてNaOH水溶液を含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第15項記載のメタン菌
    の菌数またはメタン生成活性の測定方法。
  17. (17)固液分離操作としてろ過を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第16項のいずれか1項
    に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方
    法。
  18. (18)固液分離操作として遠心分離を行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第16項のいずれか
    1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測
    定方法。
  19. (19)固液分離操作として透析を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項に
    記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法
  20. (20)第1および第2の測定処理において、第1の特
    定波長領域の励起光として単波長の励起光を用いて第1
    および第2の測定値を得、データ処理において、上記第
    1および第2の測定値を予め設定された螢光の強度測定
    値を変数とする演算式に代入して計測値を得ることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第19項のいずれ
    か1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の
    測定方法。
  21. (21)第1および第2の測定処理において、第1の波
    長領域の励起光として複数の波長の励起光を各個別に用
    いて得た各複数の第1および第2の測定値を得、データ
    処理において、上記複数の第1および第2の測定値を、
    予め設定された上記励起光の各波長に対する各螢光の強
    度測定値を各変数とする演算式に代入して計測値を得る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第19項
    のいずれか1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生
    成活性の測定方法。
  22. (22)メタン菌を有する被検体から採取した第1の被
    検体に熱を加えてメタン菌体内にあるメタン菌固有の特
    定螢光物質を菌体外に抽出して抽出処理液を得る第1の
    抽出処理と、次に、上記抽出処理液からメタン菌を含む
    所定粒径以上の固体粒子を取除く固液分離操作をして上
    記特定螢光物質を含む抽出・分離処理液を得る第1の分
    離処理と、次に、上記抽出・分離処理液に第1の特定波
    長領域の励起光を照射することにより上記抽出・分離処
    理液から放射される第2の特定波長領域の螢光の強度を
    測定して第1の測定値を得る第1の測定処理と、上記被
    検体から採取した第2の被検体に上記固液分離操作と同
    等な条件の固液分離操作をして固液分離処理液を得る第
    2の分離処理と、次に、上記固液分離処理液に熱を加え
    て分離・抽出処理液を得る第2の抽出処理と、次に、上
    記分離・抽出処理液に上記第1の特定波長領域の励起光
    を照射することにより上記分離・抽出処理液から放射さ
    れる上記第2の特定波長領域の螢光の強度を測定して第
    2の測定値を得る第2の測定処理と、上記第1および第
    2の測定処理後、上記第1および第2の測定値に基づき
    所定のデータ処理を行うことにより上記被検体内のメタ
    ン菌の菌数またはメタン生成活性の計測値を得るデータ
    処理とを行うことを特徴とするメタン菌の菌数またはメ
    タン生成活性の測定方法。
  23. (23)第1の測定処理の次に第2の分離処理を行うこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第22項記載のメタン菌
    の菌数またはメタン生成活性の測定方法。
  24. (24)第2の測定処理の次に第1の抽出処理を行うこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第22項記載のメタン菌
    の菌数またはメタン生成活性の測定方法。
  25. (25)第1の抽出処理から第1の測定処理迄の第1の
    処理と第2の分離処理から第2の測定処理迄の第2の処
    理とを並列的に行うことを特徴とする特許請求の範囲第
    22項記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測
    定方法。
  26. (26)固液分離操作としてろ過を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第22項ないし第25項のいずれか1
    項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定
    方法。
  27. (27)固液分離操作として遠心分離を行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第22項ないし第25項のいずれ
    か1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の
    測定方法。
  28. (28)固液分離操作として透析を行うことを特徴とす
    る特許請求の範囲第22項ないし第25項のいずれか1
    項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定
    方法。
  29. (29)第1および第2の測定処理において、第1の特
    定波長領域の励起光として1つの波長の励起光を用いて
    第1および第2の測定値を得、データ処理において、上
    記第1および第2の測定値を予め設定された螢光の強度
    測定値を変数とする演算式に代入して計測値を得ること
    を特徴とする特許請求の範囲第22ないし第25項のい
    ずれか1項に記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活
    性の測定方法。
  30. (30)第1および第2の測定処理において、第1の波
    長領域の励起光として複数の波長の励起光を各個別に用
    いて得た各複数の第1および第2の測定値を得、データ
    処理において、上記複数の第1および第2の測定値を、
    上記励起光の各波長に対する螢光の強度測定値を変数と
    する演算式に代入して測定値を得ることを特徴とする特
    許請求の範囲第22項ないし第25項のいずれか1項に
    記載のメタン菌の菌数またはメタン生成活性の測定方法
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01250043A (ja) * 1988-03-30 1989-10-05 Akua Runesansu Gijutsu Kenkyu Kumiai メタン生成菌計測装置
WO2003008634A1 (fr) * 2001-07-18 2003-01-30 Asahi Breweries, Ltd. Dispositif et procede d'analyse de microbes
JP2008246359A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Kubota Corp 有機性廃棄物の処理方法および装置

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