JPS62268596A

JPS62268596A - 全自動洗濯機

Info

Publication number: JPS62268596A
Application number: JP61113379A
Authority: JP
Inventors: 赤羽　達夫
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1986-05-16
Filing date: 1986-05-16
Publication date: 1987-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、真空技術を利用して脱水を行う全自動洗濯機
に関する（従来の技術）従来、全自動洗濯機は洗濯槽内に脱水槽が収納配置され
ており、遠心力を利用して、脱水槽を高回転させること
によって脱水が行われていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記した全自動洗濯機は、洗濯槽内に脱
水槽が別個に必要であるとともに、脱水槽内に衣類を投
入した洗濯物のアンバランスに起因する回転振動を防止
するために防Ｍ機構を取付ける必要があった。このため
、全自動洗濯機の構造が複雑になるとともに、コスト高
になるという問題があった。

（問題点を解決するための手段）本発明の全自動洗濯機は、パルセータを備え上下に伸縮
可能に構成された内槽の内部を負圧化する負圧化手段が
設けられ、該負圧化手段の作動によって上昇した前記パ
ルセータとの間で内槽内の洗濯物を挟圧せしめる挟圧部
材が内蓋に設けられたものである。

（作用）洗濯物が入れられた内槽内を負圧化すると、大気圧との
気圧差によって内槽が縮退する。これにより、内槽が上
方へ移動し、パルセータと内槽の底面側に設けられた挟
圧部材とで挟圧することで、洗濯物を脱水する。

（実施例）以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。

図は、全自動洗濯機の概略を示す縦断側面図である。

洗濯機の外槽１内には洗濯兼脱水用の内槽２が収納され
ている。この内槽２は上部が開口され、周面部３が上下
伸縮自在な蛇腹体になされたもので、内槽２は開口周縁
部で外槽１上部に固定されている。さらに、内槽２の槽
底部５の中央部には下方に膨出した横断面円状の膨出部
６が形成されている。

前記内槽２内の槽底部５にはパルセータ７が設けられて
いる。このパルセータ７の上面は上下方向に波打った波
状に形成されている。パルセータフの下面の中央部には
円柱状の凸部８が形成され、槽底部５の膨出部６内にボ
ール９を介して収納配置されている。ボール９はパルセ
ータ７の回転運動を滑らかにするものである。さらに、
パルセータ７は槽底部５の下方に設けられた電動モータ
１１の回転力が後述する伝達手段によって伝達される。

前記伝達手段は、電動モータ１１にクラッチ１０を介し
て上面に横断面円状中の凹部１３が形成された回転部材
１２が連結され、回転部材１２の凹部１３は膨出部６に
嵌め入れられるとともに、回転部材１２の凹部１３の内
周面にリング状のメスマグネット１４ａが設けられ、パ
ルセータフの凸部８の外周面にリング状のオスマグネッ
ト１４ｂが設けられたものである。これらマグネット１
４ａ。

１４ｂが磁力結合することにより、電動モータ１１によ
る回転部材１２の回転に同期してパルセータ７も回転す
るようなされている。

また、槽底部５には、排水兼負圧吸引口１５が設けられ
、この負圧吸引口１５を形成する排水管１５ａは循環回
路１７に連通された連通管１６内に摺動自在に挿入され
ている。循環回路１７は排水弁１８を介して排出口１つ
へ連通されている。

ｎｈ水弁１８は、内槽２の近傍適所に取付けられたセン
サ（図示省略）により内槽２内の水の有無を感知して開
閉されるようになされている。そして、循環回路１７は
前記電動モータ１１のパルセータ駆動の反対側のモータ
シャフトに連結されたポンプＰにより水が矢符Ｑ方向に
循環されている。連通管１６の先端部と循環回路１７と
の連通部分は、この部分で循環回路１７の径が小径に絞
られるとともに、連通管１６の先端部の径が絞られたア
スピレータ３５になされている。

内槽２の上面開口部はピン２０で開閉自在に枢支された
内１２１が設けられ、内Ｍ２１の内側面には挟圧部材２
２が設けられている。この挟圧部材２２は弾性部材から
なるもので、脱水時において、洗濯物の絞り効果を増す
ようになされたものである。また、内ｉ２１の略中央に
は内槽２内が負圧化された時に、この内槽２内を大気圧
にする負圧ブレーカ２３が設けられている。

さらに、内槽２の外側近傍にはガイドシャフト２５が鉛
直方向に設けられるとともに、槽底部５には複数の支持
部材２６・・・を介してガイドフレーム２７が設けられ
ている。このガイドフレーム２７に貫設された通孔２８
には前記ガイドシャフト２５が挿通され、ガイドフレー
ム２７のｉ［Ｌ　２８　バカイドシャフト２５を摺動す
るようになされている。

これによって、内槽２の槽底部５が上下方向に真直ぐ移
動するように案内される。さらに、ガイドシャフト２５
の下部にはクッションバネ３０が装着されており、内槽
２の槽底部５が降下した時のショックをやわらげる緩衝
部材となされている。

図中の符号３１は外蓋、３２は循環回路１７内の空気を
外部へ抜く抜気装置、３３は内１２１の内面と内槽２の
開口周縁をシールするシール部材、３４はガイドフレー
ム２７に固着され、クッションバネ３０と当接する当接
部材である。

次に、この全自動洗濯機の動作について説明する。

まず、洗濯時においは、排出弁１８を閉じるとともに、
内槽２内に水を溜める。そして、クラッチ１０をつなぐ
ことで電動モータ１１は伝達手段を介してパルセータ７
を回転させ、洗濯を行う。

次に排水時においては、クラッチ１０を切りパルセータ
フの回転を停止させ、水流ポンプＰだけを駆動させると
ともに排水弁１８を開くと、内槽２内の水はアスピレー
タ３５の効果により循環回路１７内に引かれ、排水口１
９より機外に排水される。また、電動モータ１１の駆動
を停止させ、排水弁１８を開くことによっても排水され
る。

次に、脱水動作について説明する。

内槽２内の水が排水されると、内槽２内の水が無くなっ
たことをセンサが怒知し、排水弁１８が閉じる。そして
、循環回路１７で水が循環することに伴い、アスピレー
タの効果により内槽２内が負圧化される。負圧化された
水槽２内は大気圧との気圧差により蛇腹になされた周面
部３が縮退し、これによって槽底部５が上方へガイドシ
ャフト２５に導かれて移動する。この槽底部５の上方へ
の移動は、例えばガイドフレーム２７に固定されたクラ
ッチ１０が電動モータ１１との連結を解（ことによって
行われる。また、槽底部５の排水管１５ａは槽底部５の
上方への移動に伴って連通管１６内を上方に摺動する。

そして、内槽２内の洗濯物をパルセータ７と内ｌＩ２１
の挟圧部材２２とで挟圧することによって洗濯物を脱水
する。また、脱水が終了すると、負圧ブレーカ２３によ
り内槽２内を大気圧に戻し、内槽２を伸長させてもとの
状態にもどし、脱水された洗濯物を取出す。

（発明の効果）以上述べたように、本発明の全自動洗濯機は、従来の全
自動洗濯機に必要であった脱水槽が不要になるとともに
、脱水時の回転振動を防止する防震機構を取付ける必要
がないため、構造が簡単になり、コストの低減化を図る
ことができる。また、脱水時に回転振動しないので騒音
がなくなる。

【図面の簡単な説明】

図は全自動洗濯機の概略を示す縦断側面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）パルセータを備え上下に伸縮可能に構成された内
槽の内部を負圧化する負圧化手段が設けられ、該負圧化
手段の作動によって上昇した前記パルセータとの間で内
槽内の洗濯物を挟圧せしめる挟圧部材が内蓋に設けられ
たことを特徴とする全自動洗濯機。２）前記内槽は、蛇腹形状である特許請求の範囲第１項
記載の全自動洗濯機。３）前記負圧化手段は、排水される水を水流ポンプの作
動によってアスピレータを介して循環させる循環回路で
ある特許請求の範囲第１項記載の全自動洗濯機。４）前記挟圧部材は、弾性部材である特許請求の範囲第
１項記載の全自動洗濯機。５）前記水流ポンプは、パルセータを回転させる電動モ
ータに接続され、該電動モータはクラッチを介してパル
セータに磁力結合によって接続される特許請求の範囲第
３項記載の全自動洗濯機。６）前記内槽の底面側に緩衝部材が取付けられ、該緩衝
部材を備えた内槽は上下に案内されて伸縮するものであ
る特許請求の範囲第１項記載の全自動洗濯機。