JPS6226809B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガス入飲料の製造装置に関する。

通常この形式の装置は加圧された液化炭酸ガス
の容器が中に密閉、あるいは装着されたケーシン
グから構成することができる。この容器に手動弁
によつて細長いノズルが接続されているが、この
ノズルは下方および前方に永続的に角度をつけら
れているか、あるいは前記の位置と垂直位置との
間で枢動可能にされているかいづれかである。部
分的に水を充てんしたびんがノズルに対して上方
に運動させられることによつてノズルはその傾斜
位置で水中に浸せきされる。一般にノズルを垂直
位置に枢動させた後、びんはノズルの頂部にある
スパにその首をあてて適所に保持される。本装置
は一般に、びんがノズルの周りの所定位置にある
とき、びんを囲む枢着した破砕防止のハウジング
を含む。

手動弁が数回作動することにより、炭酸ガスが
水中に導入される。びん中で発生するかもしれな
い余分の圧力を解放する安全弁が設けられてい
る。その後びんは本装置から取り外され、その中
味はこの形でソーダ水として使用されるか、濃縮
調味シロツプが添加されて、例えばレモネード、
トニツクウオータ、コーラ等のガス入り飲料がで
きる。

本発明によれば、ケーシングと、加圧された液
化炭酸ガスの容器を取り付けるために前記ケーシ
ングで支持された接続部と、水を入れたびん用の
破砕防止ハウジングと、該ハウジング中に位置す
るノズルと、びんの首部と係合するストツパと、
該ストツパをびんに係合させびんを前記ハウジン
グ中で支持する装置と、前記ストツパがびんの首
部と係合すると、びんの内部と連通する圧力安全
弁とを含み、前記破砕防止ハウジングがびんをハ
ウジングに導入したり、あるいはそこから取り外
すことの可能な第１の位置と、びんを支持する装
置がびんの取り外しと阻止するようびんと係合す
る第２の位置との間を枢動するよう前記ケーシン
グ枢動可能に装着されており、前記破砕防止ハウ
ジングが軸線方向に往復運動可能であることを特
徴とするガス入り飲料の製造装置を提供すること
が提案されている。

びんの支持装置が軸線方向に往復運動すること
は２つの利点を有する。まづ、びん支持装置に
は、安全弁と係合することによつてハウジングが
軸線方向に運動すると弁が開放するようにする要
素を設けることが可能なことである。こうするこ
とによつて、びん中の圧力が解放でき、かつ弁が
規則的に開放して、その付着を防止できるという
利点をもたらす。

別の利点は、上記に追加して、あるいは代替的
に得られることであるが、ハウジングの軸線方向
の往復運動を、閉鎖位置でハウジングを固定させ
るために利用できることである。

後者の利点は、接続部と、破砕防止ハウジング
と、ノズルと、ストツパとを支持する支持部材が
設けられると特に有用となり、ケーシングと支持
部材と間に枢動接続が得られることによつて、ス
トツパと加圧された炭酸ガスの容器とが全て枢動
組立体としてケーシングに相対して支持部材と共
に枢動する。前記支持部材と破砕防止ハウジング
との間に少なくとも１個の圧縮ばねを設けると有
利である。

破砕防止ハウジングは前記支持部材の上方に延
びたキヤツプをその上に有し、前記少なくとも１
個のばねが支持部材とキヤツプとの間で係合する
ことが好ましい。

前述のように、破砕防止ハウジングには、安全
弁と係合することによつて、ハウジングが軸線方
向に運動すると、安全弁が開放するようにする要
素を設けることができる。この要素はキヤツプ上
のカム面からなることが好ましい。

本発明をより容易に理解できるように、添付図
面を参照し単なる例示として以下詳細に説明す
る。

まづ第１図を参照すれば、図示装置は全体的に
10で示すケーシングを含み、このケーシングは後
壁１１、２個の側壁１２、基部１３、頂壁１４を
提供するよう全体的にチヤンネル状断面の一体成
形物として形成されている。

枢動部１５がハウジングの前部近傍の２個の側
壁の間で、頂部の近くに設けられている。この作
用は多数の他の部材を支持している一体成形の支
持部材１６を枢着することである。まづ支持部材
には弁１７がねじ込まれており、該弁の下端には
加圧された液化炭酸ガスの容器１８がねじ込まれ
ている。この容器１８は通常その上端を密封する
ダイヤフラム（図示せず）を含み、弁１７は容器
１８が弁１７の下端へねじ込まれると該ダイヤフ
ラムを刺裂させるナイフ（図示せず）を含んでい
る。

支持部材１６の前端には、その上面において、
２個の直立した十字形断面のボス１９が設けられ
ており、各ボスの各々の上方に別個の圧縮ばね２
０の下端が係合しており、かつキヤツプ部材２２
にある同様の十字形の突起２１が前記ばねの上端
と係合しキヤツプ部材を上方に弾圧している。２
３で１個のみしか示していないが、ねじが、例え
ばABS樹脂のような透明プラスチツク材から形
成した全体的に円筒状の破砕防止ハウジング２４
の上端との係合関係にキヤツプ部材２２を保持し
ている。

プレート部材２５はねじ２５Ａによつて支持部
材１６の下面に保持されてダイヤフラム２６を支
持部材１６の下面に向つて押圧している。このダ
イヤフラム２６はストツパ２７を担持し、この停
止片２６とダイヤフラムの上面の内側部分との上
方に空間２８を残している。このようにして、ス
トツパ２７とダイヤフラムの内側との上向きに突
出した領域は空間２８の壁を形成し、この上向き
に突出した領域はストツパの下向きに突出した領
域がハウジング２４内で第１図に示すようにびん
２９の首の内側に係合したときに後者の領域より
も大となつている。

ストツパの開口３０を細長いノズル３１が貫通
しており、該ノズル３１は支持部材中に埋設され
ていて、ねじ付きの弁１７の孔３２と連通する。

ダイヤフラム２６の上方の空間２８は通路３３
と連通しており、該通路３３は第２図で詳細に示
す圧力安全弁組立体３４と連通している。圧力安
全弁３４は弁壁３５を含み、該弁壁３５に対して
ばね３７により球３６が押圧されているが、その
負荷は外側にねじを切つた弁ばね収容スリーブ３
８を回転させることにより特定の逃し圧を提供す
るよう調整できる。

ピン３９が弁壁と整合した孔４０内で軸線方向
に往復運動可能で、ピンにはＯリング４１が設け
られている。ピンの右端は支持部材から外へ延び
ており、キヤツプ部材２２に形成されたカム面４
２の近傍に位置している。このように、ばね２０
の作用に対してハウジング２４とキヤツプ２２と
が下方に押されると、カム面４２がピン３９と係
合して弁の球３６を離壁させる。

枢動点４３によつて、作動レバー４４が支持部
材１６に揺動可能に装着されており、該レバー４
４が軸心４３の周りを反時計方向に下方に運動す
ると、レバーは作動ピン４５を押下げ、弁１７を
作動させる。

ハウジング２４の下端には、前方へ延びたリツ
プ４６が設けられており、その後端には２個の後
方へ延びるラツチ部材４７が設けられている。図
中その中の１個のみが示されている。これらのラ
ツチ部材はケーシング１０に形成された下方に延
びる突起４９の下方と係合可能なくぼみ部分４８
を含む。

基部の下部にあるクリツプ５０，５１には予備
用の加圧された液化炭酸ガスの容器１８Ａが取り
付けられている。

支持部材１６が軸心１５の周りで時計方向に枢
動すると、破砕防止ハウジング２４、ノズル３
１、ストツパ２７、加圧された液化炭酸ガスの容
器１８が全て枢動組立体としてケーシングに相対
して枢動することが認められる。この組立体は通
常、ラツチ４７，４８，４９によつて図示位置に
保持される。

前述の装置を使用するには、びん２９にその約
４分の３まで水を充たし、次にリツプ４６を下方
に押してラツチを解放し、突起４９からくぼみ４
８を外す。この運動はばね２０によつて許客され
る。そうすれば、びんの首部がノズル３１を囲む
ようにしてびんをハウジング中に挿入することが
でき、びんは軽くストツパと係合する。

次いで、枢動組立体は図示位置に枢動して戻
り、ハウジングはリツプ４６によつて再度押し下
げられ、ラツチが再度係合して全体の組立体を図
示位置に保持する。レバー４４を押せば直ちに、
弁１７によつて炭酸ガスが解放され、ノズル３１
内の通路を通り、水中に導入される。炭酸ガスの
ある部分は表面まで上昇し、開口３０を通過し空
間２８の下壁を形成するダイヤフラムの上面に作
用する。この部分はストツパより面積が大きいの
で、圧力がストツパを下方に押圧しびんの首部を
係合させる。レバー４４を連続的に作動させるこ
とによつて水面上の圧力が通路３３を通つて弁３
４の予め設定した値に達するまでさらに多くの炭
酸ガスを水中に入れることができる。圧力が予め
説定した値に達すると、弁３４が開放し、通常音
を出すので圧力が希望値に到達したことが判る。

再びびんを取り出すにはリツプ４６を掴みばね
２０の作用に対し下方に押す。カム面４２がピン
３９を内方に押すので、ピンは弁球３６を離壁さ
せ、びん中の水の過剰圧力を大気中に解放する。
この状態が発生するや直ちに枢動組立体を前のよ
うに枢動させ、びん２９を取り出しソーダ水とし
て使用するか、調味料を添加してその他の何らか
の飲料をつくる。

リツプ４６を押し下げる毎に、カム面３９が弁
を離壁させることが認められる。このことは、前
述の作業を行う毎、弁は離壁、着壁と少なくとも
２回行うことになり、弁が付着しないことを保証
することを意味する。

びんの底を支えているプラツトフオーム５２の
下面はわづかに皿状とされ、プラツトフオームに
対するびんの枢動を許容していることが認められ
る。さらに、開口５３が設けられているが、これ
はハウジング２４内でびんを求心させるためリン
グ（図示せず）を確かめるために使用できる。

時々、ボンベ１８中のガスが排出されてしまう
ので、新しいボンベを挿入する必要がある。この
作業は単に前述のようにハウジングをわづかに多
く枢動させ、ボンベのねじを外し、新しいボンベ
に代え、ダイヤフラムを弁のナイフで刺裂させる
ことにより行う。これが行う必要のある作業の全
てである。この枢動中、レバー４４はハウジング
の頂壁１４の下方に入つてしまので、レバー４４
が偶発的に作動するのを阻止する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の一実施例の断面
図；第２図は第１図の線―よりみた拡大断面
図である。 図において、１０…ケーシング、１５…枢動
部、１６…支持部材、１７…弁、１８…容器、２
０…ばね、２２…キヤツプ部材、２４…ハウジン
グ、２６…ダイヤフラム、２７…ストツパ、２８
…空間、３０…開口、３３…通路、３４…圧力安
全弁、４２…カム面、４７…ラツチ部材、４８…
くぼみ部分、４９…突起。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ケーシングと、加圧された液化炭酸ガスの容
   器を取り付けるために前記ケーシングによつて支
   持された接続部と、水入りビン用の破砕防止ハウ
   ジングと、前記ハウジング内にあるノズルと、び
   んの首部と係合するストツパと、前記ハウジング
   中でびんを支持することによつて前記ストツパを
   びんと係合させる装置と、前記ストツパがびんの
   首部と係合すると、びんの内部と接続される圧力
   安全弁とを含み、前記破砕防止ハウジングはびん
   を該ハウジング中へ導入、あるいはそこから取り
   出すことができる第１の位置とびんを支持する装
   置がびんと係合してその取り出しを阻止する第２
   の位置との間で枢動するよう前記ケーシングに枢
   着されており、前記破砕防止ハウジング２２，２
   ４が前記ケーシングに関して軸線方向に往復運動
   可能であることを特徴とするガス入り飲料の製造
   装置。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい
   て、枢動組立体を前記第２の位置で固定するため
   に解放可能ラツチ４７，４８，４９が設けられて
   おり、前記破砕防止ハウジングが軸線方向に運動
   することによつて前記ラツチの係合および解放を
   可能にすることを特徴とるガス入り飲料の製造装
   置。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載の装置におい
   て、前記ハウジングがケーシング上の要素４９と
   係合可能なラツチ装置４８を有する少なくとも１
   個の後方に延びたラツチ部材４７を含むことを特
   徴とするガス入り飲料の製造装置。 ４ 特許請求の範囲第１項から第３項までのいづ
   れか１項に記載の装置において、前記破砕防止ハ
   ウジングが軸線方向上方に弾力的に押圧されるこ
   とを特徴とするガス入り飲料の製造装置。 ５ 特許請求の範囲第１項から第４項までのいづ
   れか１項に記載の装置において、接続部１７、破
   砕防止ハウジング２２，２４、ノズル３１、およ
   びストツパ２７を支持するために支持部材１６が
   設けられており、ケーシングと前記支持部材との
   間に枢動接続部１５が設けられていることによつ
   て破砕防止ハウジング、ノズル、ストツパおよび
   加圧された炭酸ガスの容器が全て枢動組立体とし
   てケーシングに相対して支持部材と共に枢動する
   ことを特徴とするガス入り飲料の製造装置。 ６ 特許請求の範囲第４項および第５項のいづれ
   か１項に記載の装置において、前記支持部材１６
   と前記破砕防止ハウジングとの間に少なくとも１
   個の圧縮ばね２０が設けられていることを特徴と
   するガス入り飲料の製造装置。 ７ 特許請求の範囲第６項に記載の装置におい
   て、前記破砕防止ハウジングは前記支持部材の上
   方に延びたキヤツプ２２を有し、前記の少なくと
   も１個のばね２０が前記支持部材とキヤツプとの
   間で係合していることを特徴とするガス入り飲料
   の製造装置。 ８ 特許請求の範囲第１項から第７項までのいづ
   れか１項に記載の装置において、前記破砕防止ハ
   ウジングには安全弁３４と係合することによつ
   て、ハウジングが軸線方向に運動すると安全弁が
   開放するようにする要素４２が設けられているこ
   とを特徴とするガス入り飲料の製造装置。 ９ 特許請求の範囲第７項および第８項のいづれ
   か１項に記載の装置において、前記要素４２は前
   記キヤツプ２２にあるカム面からなることを特徴
   とするガス入り飲料の製造装置。