JPS62266102A - 遠心式多段向流接触装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は遠心抽出機、遠心分離機などに利用され、かつ
比重差の少ない二液間の向流分配、連続大量処理に適し
たる遠心式多段向流接触装置に関するものである〇 従来の技術とその問題点 従来より周知の遠心式向流接触装置として例えば特公昭
５７−１６６４３号公報に示されるものが葭 ある。この方法における二液間の混合および分隣におい
て、重液は回転体の軸中心側から外周方向へ、軽液は回
転体の外周側から軸中心方向に移動し、この間に二液接
触による特定物質の授受が行なわれる。この方法によれ
ば二液間の物質移動に関する理論段数を増加させるため
には回転体の径を大きくするか、もしくは回転体内の充
填材の形状又は配設方法をくふうする以外に方法がなか
った。

問題点の解決手段 本発明は、特に理論段数を増加させ、抽出効率を高める
ことを目的として、回転体外周側で一旦分離された重液
が再び軸中心側に戻り、同様に軸伜 中心側で分離された軽液が再び回転体外周側圧移動して
、各々順次新たな軽液、重液と向流接触な構成として管
状又は円錐状の回転体を回転軸方向に少くとも二段以上
に多段分割した向流接触室を設けたことを特徴とする。

実施例 以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。

第１図は装置全体の側面図を示す。

１は回転軸、２紘回転軸に固着された回転体であり、回
転軸方向に少なくとも二段以上の多段に分割された向流
接触室３ａ、３１）・・・を有する。

４は重液導入路であり、ポンプで定量的に圧入された重
液は最初に向流接触室３ａに入り、最終的に重液導出路
５よりポンプで吸引され排出される。

６は軽液導入路であり、定量的に圧入された軽液は第１
図の場合まず向流接触室３Ｃに入り、重液と向流接触し
て最終的にれ軽液導出路７よりポンプで吸引され排出さ
れる。

８は軽液通過口であり、９は重液通過口である。

第２図は、各向流接触室の詳細構造を示したものである
。

この図について、圧力バランスを計算する。

Ｐｏ：＠転体外周部の圧力 （回転中心からｒ５の位置の圧力） Ｐｔ：Ａｎ接触室への＠液通過ロ出ロ部分の圧力（＠板
中心からｒ３の位置の圧力） Ｐ２ｉＡｎ室での軽液。重液の主界面の位置における遠
心力に起因する圧力 ＰｘｓＡｎ室への電液流入口部分の吐出圧力（回転中心
からγｌの位置の圧力） Ｐｈ：重液の比重、Ｐ＃：軽液の比重 ｒｎ　　ｉ回転体の中心部からの距離 ω　：回転角速度 ｔｃ：重力換算係数 Ａｎ接触室への軽液通過ロ出ロ部分の近傍の圧力は０式
で表わされる。

８（Ｐ＋＋ハ’　）　＝８（ＰＬ＋ｃｌ　ｒ　ｐ　ｈγ
４ＩＩしｆｃ）　　・・　■ｄｐ＝ｄｒ、／）／、　ｒ
ω２４．　　・・・・００式を基本とし′Ｃ以下の圧力
バランス式が成り立つ。

Ｐｔ−（ｒ３２−ｒ’すｐｈω２／２ｐｃ＋Ｃｒ”−ｒ
ｔ”）Ｐｇ＊２／２ｐ（＋Ｐ３　＋＋＋＋＋＋＋＋＋　
　■Ｐ３＝（ｒ４２・ｒＩ”）ｐｅ”３／、ｇｇ　　・
・・■ＰＯ＝Ｐ３＋Ｐ２＋Ｓｒρｈｒωメｃｄｒ■ｒ′ 回転体の接触室りの軽液０重液の主界面は、■式このよ
うに軽液１重液層が形成されることから、例えば第２図
のＡｎ室では、軸中心側からポンプ吸引してやることに
より、多段向流接触してきた軽液が引抜かれる。一方回
転体の外周側から重液が人ｎ−１室へおし出される。

また人ｎ室への重液吐出圧力は、０式のＰ３　以上の値
になるようにセットする。

回転体の形状としては、第１図、第２図に示したもの以
外に第３ｖ！Ｊのように円錐形にしてもよい〇また各向
流接触室での重液と軽液の接触による特定物質の二液間
での移動効率を高めることを目的として邪魔板あるいは
充填材をおくことが有効である。

更に接触効率を高め、理論段数を増加させるためには各
向流接触室の壁面の一部に超音波発生板を取り付け、キ
ャビラージ■ンによる混合攪拌が効果的である。

以上本発明の装置は軽液０重液間の接触効率を高め、理
論段数を多くすることにより、液々間の物質移動を効果
的に行なわしめるものである。

発明の効果 本発明による時は回転軸方向に少くとも二段以上に多段
分割し、自流接触領域を増加させ、かつ充填材の配設と
により理論段数を増加させることができるので、比重差
の少ない二液間の向流分配、連続大嵐処理が行える利点
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は装置全体の側面図、第２図は各向流接触室の詳
細構造図、第３図は他の実施例図である。 ｌは回転軸、２は回転体、３は向流接触室、４は重液導
入路、５は重液導出路、 ６は軽液導入路、７は軽液導出路、 ８は軽液通過口、９は重液通過口。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）比重の異なった２つの液体を混合し、かつ分離す
   るための連続的に作業する遠心式向流接触装置において
   回転軸方向に多段に分割した向流接触室を設け、該向流
   接触室に回転軸側から、導入される重液が回転体外周側
   から導入される軽液と向流接触して外周部に移ったのち
   、再び軸中心側に移動して順次、次の段の接触室で向流
   接触するようにしたことを特徴とする遠心式多段向流接
   触装置。
2. （２）多段分割した各向流接触室に充填材もしくは邪魔
   板を設けた特許請求の範囲第１項記載の遠心式多段向流
   接触装置。
3. （３）多段分割した各向流接触室の壁面の一部に超音波
   発生板を取付けた特許請求の範囲第１項記載の遠心式多
   段向流接触装置。