JPS62265005A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPS62265005A JPS62265005A JP61108618A JP10861886A JPS62265005A JP S62265005 A JPS62265005 A JP S62265005A JP 61108618 A JP61108618 A JP 61108618A JP 10861886 A JP10861886 A JP 10861886A JP S62265005 A JPS62265005 A JP S62265005A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/0041—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers
- B60C11/005—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts comprising different tread rubber layers with cap and base layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、航空機用ラジアルタイヤのような重荷重用空
気入りラジアルタイヤの高速耐久性及び耐オーバーロー
ド性を実現するための、1へレッド部の構成に関するも
のである。
気入りラジアルタイヤの高速耐久性及び耐オーバーロー
ド性を実現するための、1へレッド部の構成に関するも
のである。
(従来の技術)
一般に、ラジアルタイヤは、互いに交差するコード配列
の複数のベルト層によって1〜レッド部が強化されてい
る。このようなラジアルタイヤを航空機用タイヤとして
使用する場合には、ショルダ一部付近におけるトレッド
部の円周方向ベルト張力が不足することにより、高速走
行中にいわゆるスタンディングウェーブが発生しがちで
あり、このためタイヤの耐久性が著しく低下されるおそ
れがある。
の複数のベルト層によって1〜レッド部が強化されてい
る。このようなラジアルタイヤを航空機用タイヤとして
使用する場合には、ショルダ一部付近におけるトレッド
部の円周方向ベルト張力が不足することにより、高速走
行中にいわゆるスタンディングウェーブが発生しがちで
あり、このためタイヤの耐久性が著しく低下されるおそ
れがある。
従来、これらの懸念を解決するため、特開昭51− 5
5505号、特開昭53−104907号、特開昭55
−8966号、特開昭57−2017旧号および特開昭
57.−201702号等の公報に記載されているよう
に、周方向ベルト層をショルダ一部ないしはトレッド廿
ンタ一部にわたって配置し、高速走行時におけるベル1
〜耐久力を向上せしめている。しかし、航空機用タイヤ
のように重荷重条件下において使用される空気入りラジ
アルタイヤにおいては、周方向ベルトによって補強され
ている結果として、ショルダ一部における温度上昇を生
じ、二倍荷重による離陸及びタクシ−など、特に航空機
用タイヤに最近要求されるところの苛酷な条件下でのト
レッド部耐久力を満足させることが困難であるという問
題が生じている。
5505号、特開昭53−104907号、特開昭55
−8966号、特開昭57−2017旧号および特開昭
57.−201702号等の公報に記載されているよう
に、周方向ベルト層をショルダ一部ないしはトレッド廿
ンタ一部にわたって配置し、高速走行時におけるベル1
〜耐久力を向上せしめている。しかし、航空機用タイヤ
のように重荷重条件下において使用される空気入りラジ
アルタイヤにおいては、周方向ベルトによって補強され
ている結果として、ショルダ一部における温度上昇を生
じ、二倍荷重による離陸及びタクシ−など、特に航空機
用タイヤに最近要求されるところの苛酷な条件下でのト
レッド部耐久力を満足させることが困難であるという問
題が生じている。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、上述した問題に鑑み、周方向ベル1〜を有す
る重荷重用空気入りラジアルタイヤの高速走行時におけ
る耐久性とオーバーロード走行条件下におけるトレッド
耐久性とを向上させようとするものである。
る重荷重用空気入りラジアルタイヤの高速走行時におけ
る耐久性とオーバーロード走行条件下におけるトレッド
耐久性とを向上させようとするものである。
(問題を解決するための手段)
本発明によれば、第1図に示すように、一対のビードコ
ア1に巻きつけたトロイド状カーカスプライ2を具え、
このカーカスプライ2がビードコアに巻きつけられた少
なくとも1枚のカーカス層2a、2bを含み、各カーカ
ス層2a、2bにおりるコードが互いに平行で、かつ赤
道面に対し75°〜90°の角度で傾斜され、 トロイド頂上部でタイヤ周方向に延長して設けられ各ベ
ルト3a〜3fにおける]−ドが互いに平行で、かつ赤
道面に対し実質的に平行に配列された少なくとも2Nの
ベルト38〜3「を含むベルト層3を具え、 ベルト層3よりタイヤ半径方向外側に存在するトレッド
ゴムがベースゴム層4とキャップゴム層5とで設けられ
、 ベースゴム層4は少なくともトレッドセンターからの距
離が、規定内圧および規定荷重条件下で平坦路面との間
に生じる最大接地幅の0.35倍から最大ベルト幅を越
す地点までのベルト幅領域にわたってベルト層3を半径
方向外側より被覆し、キャップゴム層5はベースゴム層
4の半径方向外側にトレッド表面7に至るまで存在する
重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、 規定内圧および規定荷重条件下で平坦路面との間に生じ
る最大接地幅Wのトレッド中心から0.35倍ないし0
.525倍に対応するベルト層3の幅領域において、任
意の地点における最外層のベルトに立てた法線N2.N
3.N4に関してベースゴム層4の厚さが両ゴム層4.
5の合計の厚さの10〜35%の範囲にあり、 ベースゴム層4のゴムの100%伸長時モジュラスがキ
ャップゴム層5のゴムの60〜80%で、ベルト層3の
ベルトコードを被覆するゴムの40〜70%であり、 加iv&の常温状態における損失正接が、ベースゴム層
4では0.11以下、キャップゴム層5では0.22以
下、ベルト層3のベルトコードを被覆するゴムでは0.
15以下であることを特徴とする。
ア1に巻きつけたトロイド状カーカスプライ2を具え、
このカーカスプライ2がビードコアに巻きつけられた少
なくとも1枚のカーカス層2a、2bを含み、各カーカ
ス層2a、2bにおりるコードが互いに平行で、かつ赤
道面に対し75°〜90°の角度で傾斜され、 トロイド頂上部でタイヤ周方向に延長して設けられ各ベ
ルト3a〜3fにおける]−ドが互いに平行で、かつ赤
道面に対し実質的に平行に配列された少なくとも2Nの
ベルト38〜3「を含むベルト層3を具え、 ベルト層3よりタイヤ半径方向外側に存在するトレッド
ゴムがベースゴム層4とキャップゴム層5とで設けられ
、 ベースゴム層4は少なくともトレッドセンターからの距
離が、規定内圧および規定荷重条件下で平坦路面との間
に生じる最大接地幅の0.35倍から最大ベルト幅を越
す地点までのベルト幅領域にわたってベルト層3を半径
方向外側より被覆し、キャップゴム層5はベースゴム層
4の半径方向外側にトレッド表面7に至るまで存在する
重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、 規定内圧および規定荷重条件下で平坦路面との間に生じ
る最大接地幅Wのトレッド中心から0.35倍ないし0
.525倍に対応するベルト層3の幅領域において、任
意の地点における最外層のベルトに立てた法線N2.N
3.N4に関してベースゴム層4の厚さが両ゴム層4.
5の合計の厚さの10〜35%の範囲にあり、 ベースゴム層4のゴムの100%伸長時モジュラスがキ
ャップゴム層5のゴムの60〜80%で、ベルト層3の
ベルトコードを被覆するゴムの40〜70%であり、 加iv&の常温状態における損失正接が、ベースゴム層
4では0.11以下、キャップゴム層5では0.22以
下、ベルト層3のベルトコードを被覆するゴムでは0.
15以下であることを特徴とする。
本発明によれば、トロイド状カーカスプライのトロイド
頂上部に、タイヤ周方向に延長して設けられるベルト層
に、上述した少なく、とも2層の周方向ベルトに加えて
ベルト」−ドが赤道面に対して傾斜した交錯ベルI−を
も含ませることができる。
頂上部に、タイヤ周方向に延長して設けられるベルト層
に、上述した少なく、とも2層の周方向ベルトに加えて
ベルト」−ドが赤道面に対して傾斜した交錯ベルI−を
も含ませることができる。
(作 用)
既に知られているように、ベルト38〜3fを複数層以
上重ねた周方向ベルト層3を第1図にSで示す故障多発
ケ所であるショルダ一部ないしバットレス部8にまで延
長して配置し、ショルダ一部ないしバットレス部におけ
る高い周方向張力を充分得ることにより、高速走行時に
トレッド部の蹴り出し部付近において、荷重によるたわ
み変形の速やかな回復と振動の減衰を促し、これにより
スタンディングウェーブの発生を遅らせる作用をもたら
すとともにベルト部の耐久レベルを向上させることがで
きる。
上重ねた周方向ベルト層3を第1図にSで示す故障多発
ケ所であるショルダ一部ないしバットレス部8にまで延
長して配置し、ショルダ一部ないしバットレス部におけ
る高い周方向張力を充分得ることにより、高速走行時に
トレッド部の蹴り出し部付近において、荷重によるたわ
み変形の速やかな回復と振動の減衰を促し、これにより
スタンディングウェーブの発生を遅らせる作用をもたら
すとともにベルト部の耐久レベルを向上させることがで
きる。
これと同様の効宋は、ベルトコードを赤道面に対し実質
的に(±15°以上)傾斜させ、上下、すなわち半径方
向に隣接する各ベルトのベルトコードを互いに交錯させ
るで重ね合わせたベルト層構造(以下、交錯ベルト構造
と呼ぶ)において、そのショルダ一部のみ、あるいはベ
ルト幅全体にわたって交錯ベルト層の半径方向外側に周
方向ベルトを複数配置しても、ある程度達成し得るが、
航空機用タイヤの全寿命を考えた耐久力を見た場合、交
錯ベルト層の各ベルト端よりの亀裂の急速な進展が致命
的なベルトセパレーション故障を換起し、適切なベルト
構造とは言えないことが実証されている。
的に(±15°以上)傾斜させ、上下、すなわち半径方
向に隣接する各ベルトのベルトコードを互いに交錯させ
るで重ね合わせたベルト層構造(以下、交錯ベルト構造
と呼ぶ)において、そのショルダ一部のみ、あるいはベ
ルト幅全体にわたって交錯ベルト層の半径方向外側に周
方向ベルトを複数配置しても、ある程度達成し得るが、
航空機用タイヤの全寿命を考えた耐久力を見た場合、交
錯ベルト層の各ベルト端よりの亀裂の急速な進展が致命
的なベルトセパレーション故障を換起し、適切なベルト
構造とは言えないことが実証されている。
しかしながら、この周方向ベルト層は、規定荷重の2倍
荷重時など重荷重用タイヤに要求されるところのオーバ
ーロード条件下では、第2図に示すように矢Aで示す進
行方向のタイヤの踏面B内でショルダ一部Cの踏みこみ
部および蹴り出し部において踏面内の周方向ベルトに生
じる剪断変形りおよびEと、第3図に示すように充填圧
力Fおよび接地圧力Gでの負荷状態下での断面において
Hで示すように生じるバットレス部の曲げ倒れ変形に伴
なうトレッド中心に向かう幅方向圧縮変形■とを交錯ベ
ルト構造に対し、余計に被り、さらにショルダ一部Cに
おいて重荷重条件時に急上昇する接地面よりの垂直圧力
Gによりトレッド厚さ方向に生じる周方向ベルト3の圧
縮変形Jと相乗して、ショルダ一部分Cにおいてゴムの
粘弾性作用に基く急激な発熱あるいは温度上昇をもたら
し、続いて、ベルト層のコード界面におけるゴム材料の
熱劣化に因る接着力低下をきたし、ついにはショルダ一
部分の最外層ベルトコードとトレッドゴム間あるいはベ
ルト層間にセパレーションを発生するという同題を有す
る。
荷重時など重荷重用タイヤに要求されるところのオーバ
ーロード条件下では、第2図に示すように矢Aで示す進
行方向のタイヤの踏面B内でショルダ一部Cの踏みこみ
部および蹴り出し部において踏面内の周方向ベルトに生
じる剪断変形りおよびEと、第3図に示すように充填圧
力Fおよび接地圧力Gでの負荷状態下での断面において
Hで示すように生じるバットレス部の曲げ倒れ変形に伴
なうトレッド中心に向かう幅方向圧縮変形■とを交錯ベ
ルト構造に対し、余計に被り、さらにショルダ一部Cに
おいて重荷重条件時に急上昇する接地面よりの垂直圧力
Gによりトレッド厚さ方向に生じる周方向ベルト3の圧
縮変形Jと相乗して、ショルダ一部分Cにおいてゴムの
粘弾性作用に基く急激な発熱あるいは温度上昇をもたら
し、続いて、ベルト層のコード界面におけるゴム材料の
熱劣化に因る接着力低下をきたし、ついにはショルダ一
部分の最外層ベルトコードとトレッドゴム間あるいはベ
ルト層間にセパレーションを発生するという同題を有す
る。
多くの変形解析の結束、上述した踏面内における踏み込
み部および蹴り出し部の剪断変形りおよびEは、第4図
(a)に空気充填時のコードパスa1と荷重負荷時のコ
ードバスa2とで示すトレッドセンタ一部の偏心変形と
第4図(b )に空気充填時のコードパスblと荷重負
荷時のコードバスb2とで示すショルダ一部の偏心変形
の差に因るものであり、これは周方向ベルト構造の場合
主にクラウン部の形状に支配されることが明らかになっ
た。さらに、この偏心変形を交錯ベルト構造に比較して
より許容する理由は、第5図の(a )に示す周方向ベ
ルト層と(b )の交錯ベル1〜層から明らかなように
周方向の剪断に対する剛性が著しく低下するためであり
、更に交錯ベルト構造と比較して無視できる程に小さい
、周方向ベルト構造の幅方向剛性は荷重直下における甚
大な幅方向圧縮となって現われることが確認された。
み部および蹴り出し部の剪断変形りおよびEは、第4図
(a)に空気充填時のコードパスa1と荷重負荷時のコ
ードバスa2とで示すトレッドセンタ一部の偏心変形と
第4図(b )に空気充填時のコードパスblと荷重負
荷時のコードバスb2とで示すショルダ一部の偏心変形
の差に因るものであり、これは周方向ベルト構造の場合
主にクラウン部の形状に支配されることが明らかになっ
た。さらに、この偏心変形を交錯ベルト構造に比較して
より許容する理由は、第5図の(a )に示す周方向ベ
ルト層と(b )の交錯ベル1〜層から明らかなように
周方向の剪断に対する剛性が著しく低下するためであり
、更に交錯ベルト構造と比較して無視できる程に小さい
、周方向ベルト構造の幅方向剛性は荷重直下における甚
大な幅方向圧縮となって現われることが確認された。
周方向ベルト層に顕著に生じる上述の特徴の程度は、例
えば第5図(C)に示すように主ベルトとしての周方向
ベルト層とそれに交錯ベルトを単に組み合わせただけの
構造においても、空気充填時及び荷重負荷時に加わるベ
ルトコード張力が周方向ベルト層コードの方に重点的に
加わるために、張力剛性として見た場合、殆んど周方向
ベルト層のみが存在する場合と、類似の変形挙動を早し
ており、第4図に示すような偏心変形ひいては、第2図
に示すような踏面内の剪断変形を生じる。上述した傾向
は、周方向ベルト層のコードに低伸度、高弾性の材質を
用いるほど強調される。ちなみに、周方向ベルト層と交
錯ベルト層の単なる組み合せ構造(第5図(C))及び
交錯ベルト構造〈第5図(b)〉は、幅方向合成を増加
させ、幅方向の圧縮変形を周方向ベルト層のみの構造に
比し、低減させる作用を有するが、先にも述べたように
、荷重負荷時あるいは高速転勤時においてベルト層の層
間に発生する非常に大きい周方向剪断変形によって、ベ
ルト端におけるセパレーションをひき起し、致命的なベ
ルトセパレーション故障へと発展するため、重荷重、高
速条件用空気入りラジアルタイヤのベルト構造としては
採用することができない。
えば第5図(C)に示すように主ベルトとしての周方向
ベルト層とそれに交錯ベルトを単に組み合わせただけの
構造においても、空気充填時及び荷重負荷時に加わるベ
ルトコード張力が周方向ベルト層コードの方に重点的に
加わるために、張力剛性として見た場合、殆んど周方向
ベルト層のみが存在する場合と、類似の変形挙動を早し
ており、第4図に示すような偏心変形ひいては、第2図
に示すような踏面内の剪断変形を生じる。上述した傾向
は、周方向ベルト層のコードに低伸度、高弾性の材質を
用いるほど強調される。ちなみに、周方向ベルト層と交
錯ベルト層の単なる組み合せ構造(第5図(C))及び
交錯ベルト構造〈第5図(b)〉は、幅方向合成を増加
させ、幅方向の圧縮変形を周方向ベルト層のみの構造に
比し、低減させる作用を有するが、先にも述べたように
、荷重負荷時あるいは高速転勤時においてベルト層の層
間に発生する非常に大きい周方向剪断変形によって、ベ
ルト端におけるセパレーションをひき起し、致命的なベ
ルトセパレーション故障へと発展するため、重荷重、高
速条件用空気入りラジアルタイヤのベルト構造としては
採用することができない。
周方向ベルト層に特有の現象、即ち、路面内剪断変形及
び幅方向圧縮変形は殆んどタイヤトレッドのクラウン部
の形状に依存し、クラウンの放射断面内形状がトレッド
センタ一部とショルダ一部との間で平坦になる程改良さ
れることが実験により確認されている。ところが、クラ
ウンの平坦化のみでは、2倍荷重などのオーバーロード
条件下(こおいて、ショルダ一部での接地圧力の上昇、
即ちトレッド厚さ方向の圧縮変形の増加を招き、ゴムの
粘弾性作用に伴なう急激な温度上昇となってセパレージ
」ン故障に至る傾向が顕著となることが確認されている
。
び幅方向圧縮変形は殆んどタイヤトレッドのクラウン部
の形状に依存し、クラウンの放射断面内形状がトレッド
センタ一部とショルダ一部との間で平坦になる程改良さ
れることが実験により確認されている。ところが、クラ
ウンの平坦化のみでは、2倍荷重などのオーバーロード
条件下(こおいて、ショルダ一部での接地圧力の上昇、
即ちトレッド厚さ方向の圧縮変形の増加を招き、ゴムの
粘弾性作用に伴なう急激な温度上昇となってセパレージ
」ン故障に至る傾向が顕著となることが確認されている
。
以上の如く周方向ベルト構造が重荷重条件で使用される
場合(強制的あるいは一定入力的な)踏面内の踏み込み
部および蹴り出し部における剪断変形及び荷重直下の幅
方向圧縮変形ならびにクラウン平坦化に伴なうトレッド
厚さ方向圧縮変形などのショルダ一部付近の変形環境下
において、ゴムの粘弾性作用から生じる発熱、温度上昇
またそれに伴なうゴムの材料劣化とゴムとコードとの間
の接着破壊がセパレーションへと発展する故障のメカニ
ズムを本発明は解消するものである。
場合(強制的あるいは一定入力的な)踏面内の踏み込み
部および蹴り出し部における剪断変形及び荷重直下の幅
方向圧縮変形ならびにクラウン平坦化に伴なうトレッド
厚さ方向圧縮変形などのショルダ一部付近の変形環境下
において、ゴムの粘弾性作用から生じる発熱、温度上昇
またそれに伴なうゴムの材料劣化とゴムとコードとの間
の接着破壊がセパレーションへと発展する故障のメカニ
ズムを本発明は解消するものである。
これがため、前述したように、本発明によれば、ベルト
層3より半径方向外側に存在するトレッドゴムをベルト
層3をショルダ一部8において覆う軟質のベースゴム層
4とこのベースゴム層4より生形方向外側に存在してト
レッド表面7に至る比較的硬質のキャップゴム層5との
2層構造とすることにより、荷重負荷時にショルダ一部
8に発生する前述の一定入力的な路面内剪断変形および
幅方向圧縮変形に対し、ベルト層3とゴム層4の界面附
近におけるエネルギーを効果的に減少させるとともに分
散させ、発熱を抑制する作用を有する。
層3より半径方向外側に存在するトレッドゴムをベルト
層3をショルダ一部8において覆う軟質のベースゴム層
4とこのベースゴム層4より生形方向外側に存在してト
レッド表面7に至る比較的硬質のキャップゴム層5との
2層構造とすることにより、荷重負荷時にショルダ一部
8に発生する前述の一定入力的な路面内剪断変形および
幅方向圧縮変形に対し、ベルト層3とゴム層4の界面附
近におけるエネルギーを効果的に減少させるとともに分
散させ、発熱を抑制する作用を有する。
この作用は、ショルダ一部8におけるトレッド厚さ方向
の圧縮変形に対しても同様に生じる。
の圧縮変形に対しても同様に生じる。
本発明によれば、上述したベースゴム層4のモジュラス
および厚さをキャップゴム層5またはベルト層のコード
被覆ゴムに対して規定することと各ゴム層に用いられる
ゴムの損失正接の上限を規定することとによってその作
用をさらに顕著かつ確実なものとしている。
および厚さをキャップゴム層5またはベルト層のコード
被覆ゴムに対して規定することと各ゴム層に用いられる
ゴムの損失正接の上限を規定することとによってその作
用をさらに顕著かつ確実なものとしている。
ベースボーム層4のキャップゴム層5に対するモジ1ラ
ス比が上限値の80%を超えると、ショルダ一部接地圧
力によるトレッド厚さ方向圧縮変形のキャップゴム層5
内への集中か、もしくは、ショルダ一部踏面内の踏み込
み部および蹴り出し部における剪断変形及び荷重直下に
おける幅方向圧縮度形のショルダ一部最外層ベルト3e
とベースゴム層4間の界面あるいはベルト層内における
被覆ゴムとベルトコード間の界面への集中として現われ
、ともに温度上昇に依る故障に至る。 また、ベースゴ
ム層4のキャップゴム層5に対するモジ1ラス比が下限
値の60%未満では、温度上昇は伴なわないものの、上
記変形のベースゴム層4内への機械的入力の集中化によ
るセパレーション作用によりベースゴム層に関する界面
での故障が顕著となる。
ス比が上限値の80%を超えると、ショルダ一部接地圧
力によるトレッド厚さ方向圧縮変形のキャップゴム層5
内への集中か、もしくは、ショルダ一部踏面内の踏み込
み部および蹴り出し部における剪断変形及び荷重直下に
おける幅方向圧縮度形のショルダ一部最外層ベルト3e
とベースゴム層4間の界面あるいはベルト層内における
被覆ゴムとベルトコード間の界面への集中として現われ
、ともに温度上昇に依る故障に至る。 また、ベースゴ
ム層4のキャップゴム層5に対するモジ1ラス比が下限
値の60%未満では、温度上昇は伴なわないものの、上
記変形のベースゴム層4内への機械的入力の集中化によ
るセパレーション作用によりベースゴム層に関する界面
での故障が顕著となる。
ベースゴム層4のベルト層被覆ゴムに対するモジュラス
比に関しても同様に、上限値の10%を超えると、ベー
スゴム層4とキャップゴム層5間の界面か、ベルト層内
におけるベルトコード被覆ゴム間界面に、また、下限値
の40%未満ではベースゴム層4に関する界面で、即ち
、いずれにしても、各ゴム層に関してモジュラス段差の
生じる界面付近に、前述の変形が集中し、故障に発展す
る。
比に関しても同様に、上限値の10%を超えると、ベー
スゴム層4とキャップゴム層5間の界面か、ベルト層内
におけるベルトコード被覆ゴム間界面に、また、下限値
の40%未満ではベースゴム層4に関する界面で、即ち
、いずれにしても、各ゴム層に関してモジュラス段差の
生じる界面付近に、前述の変形が集中し、故障に発展す
る。
ベースゴム層4の厚さとトレッドゴム全体の厚さとの比
が下限値の10%未満では、上述の変形がベースゴム層
4に集中して急激な温度上昇に結びつき、また上限値の
35%を超えると、温度上昇は伴なわないものの、ベー
スゴムIfJ内への前記変形態様の機械的入力によるセ
パレーション作用が顧著となり、故障に至る。
が下限値の10%未満では、上述の変形がベースゴム層
4に集中して急激な温度上昇に結びつき、また上限値の
35%を超えると、温度上昇は伴なわないものの、ベー
スゴムIfJ内への前記変形態様の機械的入力によるセ
パレーション作用が顧著となり、故障に至る。
ベースゴム層4、キャップゴム層5、ベルト層3のコー
ド被覆ゴムの加硫後常温大気圧下における動歪1%、周
波数50市の粘弾性試験条件下における損失正接がそれ
ぞれ0.1? 、 0.22 、 0.15の上限値
をそれぞれ超える場合には、ゴムの粘弾性による発熱抑
制作用が低下して上記の温度上昇が急激に生じ、耐久性
が低下し、航空機用タイヤのように2倍荷重を含む重荷
重条件下での使用が不可能となる。
ド被覆ゴムの加硫後常温大気圧下における動歪1%、周
波数50市の粘弾性試験条件下における損失正接がそれ
ぞれ0.1? 、 0.22 、 0.15の上限値
をそれぞれ超える場合には、ゴムの粘弾性による発熱抑
制作用が低下して上記の温度上昇が急激に生じ、耐久性
が低下し、航空機用タイヤのように2倍荷重を含む重荷
重条件下での使用が不可能となる。
(実施例)
846x 18,0−20サイズの航空機用ラジアルタ
イヤに用いたトレッド部構造を第1図に示す。このタイ
ヤはカーカスプライ2が2枚の放射方向カーカス層2a
、2bで構成され、これらのカーカス層の両端は左右に
一対存在するピードコア1に内側より巻きつけられてい
る。タイヤのトレッド部は6枚の周方向ベルト38〜3
「よりなるベルト層3と、このベルト層を半径方向外側
より全幅にわたって覆うベースゴム層4と、さらにその
外側にトレッド表面7まで達するキャップゴム層5とで
構成されている。放射方向カーカスプライ2及びベルト
層3のコードには、3000d / 3の芳香族ポリア
ミドコードを使用している。N1〜N4は、トレッド中
央からの距離がトレッド接地幅Wのそれぞれ、0. 0
.35 W、 0.45 W、 0.525Wの位
置において半径方向最外側のベルトに立てた法線であり
、各法線位置におけるベースゴム層4の法線に関する厚
さがベースゴム層4とキャップゴム層5の合計厚さに対
する割合をそれぞれ、0.08 。
イヤに用いたトレッド部構造を第1図に示す。このタイ
ヤはカーカスプライ2が2枚の放射方向カーカス層2a
、2bで構成され、これらのカーカス層の両端は左右に
一対存在するピードコア1に内側より巻きつけられてい
る。タイヤのトレッド部は6枚の周方向ベルト38〜3
「よりなるベルト層3と、このベルト層を半径方向外側
より全幅にわたって覆うベースゴム層4と、さらにその
外側にトレッド表面7まで達するキャップゴム層5とで
構成されている。放射方向カーカスプライ2及びベルト
層3のコードには、3000d / 3の芳香族ポリア
ミドコードを使用している。N1〜N4は、トレッド中
央からの距離がトレッド接地幅Wのそれぞれ、0. 0
.35 W、 0.45 W、 0.525Wの位
置において半径方向最外側のベルトに立てた法線であり
、各法線位置におけるベースゴム層4の法線に関する厚
さがベースゴム層4とキャップゴム層5の合計厚さに対
する割合をそれぞれ、0.08 。
0.1? 、 0.17 、 0.23とした。また
、ベースゴム層4、キャップゴム層5、ベルト層3のベ
ルトコードを被覆するゴムの100%伸長時モジュラス
は、それぞれ、22kg / c! 、 30kg /
cぜ、50kg/cノであり、常温で大気圧下での動
歪1%、周波数50 Hzの粘弾性試験条件下における
岩本製作所製スベクトロメーターによる損失正接測定値
はそれぞれ0.13 、 0.20 、 0.12であ
る。
、ベースゴム層4、キャップゴム層5、ベルト層3のベ
ルトコードを被覆するゴムの100%伸長時モジュラス
は、それぞれ、22kg / c! 、 30kg /
cぜ、50kg/cノであり、常温で大気圧下での動
歪1%、周波数50 Hzの粘弾性試験条件下における
岩本製作所製スベクトロメーターによる損失正接測定値
はそれぞれ0.13 、 0.20 、 0.12であ
る。
第1表は各ゴム層のモジュラス比の数値限定の根拠とな
る実験結果を示す。供試タイヤは第1図に示すH46X
18.0−20サイズの航空機用タイヤを用い、温度
及びドラム走行距離の値は指数で同一サイズのバイアス
タイヤを100として示し、試験条件はFAA (米国
連邦航空局)規格TSOC62−0版に規定されている
120%荷重TAXi条件に基いた。また、この場合の
ゴムの損失正接はベースゴム層4を0.12 、キャッ
プゴム層5を0.18 、ベルト被覆ゴムを0.12と
し実施例、比較例ともほぼ同一とした。
る実験結果を示す。供試タイヤは第1図に示すH46X
18.0−20サイズの航空機用タイヤを用い、温度
及びドラム走行距離の値は指数で同一サイズのバイアス
タイヤを100として示し、試験条件はFAA (米国
連邦航空局)規格TSOC62−0版に規定されている
120%荷重TAXi条件に基いた。また、この場合の
ゴムの損失正接はベースゴム層4を0.12 、キャッ
プゴム層5を0.18 、ベルト被覆ゴムを0.12と
し実施例、比較例ともほぼ同一とした。
第2表はベースゴム層4の厚さ比の数値限定の根拠を示
す。ここで、厚さ比とは、各トレッド幅方向位置におけ
る半径方向最外側ベルトに立てた法線に関し、ベースゴ
ム層4の厚さのベースゴム層4とキャップゴム層5の合
計厚さに対する割合を指し、試験条件指数の基準及びモ
ジュラス比は第1表の実施例3に従った。
す。ここで、厚さ比とは、各トレッド幅方向位置におけ
る半径方向最外側ベルトに立てた法線に関し、ベースゴ
ム層4の厚さのベースゴム層4とキャップゴム層5の合
計厚さに対する割合を指し、試験条件指数の基準及びモ
ジュラス比は第1表の実施例3に従った。
第3表は、損失正接tanδの数値限定の根拠を示す。
第3表
(注) ショルダ一部最大温度指数およびドラム走行距
離指数は第1表に準する。
離指数は第1表に準する。
(発明の効果)
少なくとも2枚の周方向ベルト層のショルダ一部ないし
バットレス部における存在により、航空機の離陸時に相
当する高速耐久性が保証され、更に、トレッドゴムを2
層に分け、比較内軟モジュラスのベースゴム層でショル
ダ一部分のベルト層を覆い、その幅方向における配置関
係と厚さ、上下ゴム層とのモジュラスの関係及び各ゴム
層の損失正接を適切に規定することにより、安全信頼性
が至上の航空機用タイヤにおける2倍荷重走行などオー
バーロード使用条件下で、踏面内のショルダ一部に発生
する剪断動基、幅方向圧縮動き、厚さ方向圧縮動きなど
による歪エネルギーの集中を効果的に分散させ、かつ発
熱を抑制してセパレーション故障を防ぐことが可能とな
った。
バットレス部における存在により、航空機の離陸時に相
当する高速耐久性が保証され、更に、トレッドゴムを2
層に分け、比較内軟モジュラスのベースゴム層でショル
ダ一部分のベルト層を覆い、その幅方向における配置関
係と厚さ、上下ゴム層とのモジュラスの関係及び各ゴム
層の損失正接を適切に規定することにより、安全信頼性
が至上の航空機用タイヤにおける2倍荷重走行などオー
バーロード使用条件下で、踏面内のショルダ一部に発生
する剪断動基、幅方向圧縮動き、厚さ方向圧縮動きなど
による歪エネルギーの集中を効果的に分散させ、かつ発
熱を抑制してセパレーション故障を防ぐことが可能とな
った。
このように本発明によれば、重荷重、高速走行での使用
を特徴とする特に航空機用ラジアルタイヤにおいて、ト
レッド部における高速耐久性、耐オーバー0−ド性を充
分に補償することができる。さらに、ベルト層、カーカ
ス層に使用されるコード材質を有機繊維に限定すること
により、同一安全率で設計したスチールコードを用いた
補強体に比べて軽ωとなり、航空機運航時におけ経済性
に寄与することができる。
を特徴とする特に航空機用ラジアルタイヤにおいて、ト
レッド部における高速耐久性、耐オーバー0−ド性を充
分に補償することができる。さらに、ベルト層、カーカ
ス層に使用されるコード材質を有機繊維に限定すること
により、同一安全率で設計したスチールコードを用いた
補強体に比べて軽ωとなり、航空機運航時におけ経済性
に寄与することができる。
第1図は本発明による空気入りラジアルタイヤの線図的
縦断面図、 第2図は周方向ベルトによって補強されたタイヤトレッ
ドにおける変形発生原因の説明図、第3図はタイヤの待
重直下新山内での周方向ベルトの変形発生原因の説明図
、 第4図は周方向ベルトの偏心変形の発生原因の説明図、 第5図は種々のベルト層構造における一定入力の剪断力
および幅方向圧縮力の組合せ応力下における幅方向変形
量S1および剪断変形182を示す説明図である。
縦断面図、 第2図は周方向ベルトによって補強されたタイヤトレッ
ドにおける変形発生原因の説明図、第3図はタイヤの待
重直下新山内での周方向ベルトの変形発生原因の説明図
、 第4図は周方向ベルトの偏心変形の発生原因の説明図、 第5図は種々のベルト層構造における一定入力の剪断力
および幅方向圧縮力の組合せ応力下における幅方向変形
量S1および剪断変形182を示す説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一対のビードコアに巻きつけたトロイド状カーカス
プライを具え、このカーカスプライがビードコアに巻き
つけられた少なくとも1枚のカーカス層を含み、 各カーカス層におけるコードが互いに平行 で、かつ赤道面に対し75°〜90°の角度で傾斜され
、 トロイド頂上部でタイヤ周方向に延長して 設けられ各ベルトにおけるコードが互いに平行で、かつ
赤道面に対し実質的に平行に配列された少なくとも2枚
の周方向ベルトを含むベルト層を具え、 ベルト層よりタイヤ半径方向外側に存在す るトレッドゴムがベースゴム層とキャップゴム層とで設
けられ、 ベースゴム層は少なくともトレッドセンタ ーからの距離が、規定内圧および規定荷重条件下で平坦
路面との間に生じる最大接地幅の0.35倍から最大ベ
ルト幅を越す地点までのベルト幅領域にわたってベルト
層を半径方向外側より被覆し、 キャップゴム層はベースゴム層の半径方向 外側にトレッド表面に至るまで存在する重荷重用空気入
りラジアルタイヤにおいて、 規定内圧および規定荷重条件下で平坦路面 との間に生じる最大接地幅のトレッド中心から0.35
倍ないし0.525倍に対応するベルト層の幅領域にお
いて、任意の地点における最外層のベルトに立てた法線
に関してベースゴム層の厚さが両ゴム層の合計の厚さの
10〜35%の範囲にあり、 ベースゴム層のゴムの100%伸長時モジュラスがキャ
ップゴム層のゴムの60〜80%で、ベルト層のベルト
コードを被覆するゴムの40〜70%であり、 加硫後の常温状態における損失正接が、ベ ースゴム層では0.17以下、キャップゴム層では0.
22以下、ベルト層のベルトコードを被覆するゴムでは
0.15以下 であることを特徴とする重荷重用空気入りラジアルタイ
ヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61108618A JPS62265005A (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61108618A JPS62265005A (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62265005A true JPS62265005A (ja) | 1987-11-17 |
Family
ID=14489358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61108618A Pending JPS62265005A (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62265005A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009012531A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
WO2012026588A1 (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-01 | 株式会社ブリヂストン | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
JP5557945B1 (ja) * | 2013-05-01 | 2014-07-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ製造方法 |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP61108618A patent/JPS62265005A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009012531A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
WO2012026588A1 (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-01 | 株式会社ブリヂストン | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
US9333804B2 (en) | 2010-08-27 | 2016-05-10 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire for two-wheeled vehicle |
JP5557945B1 (ja) * | 2013-05-01 | 2014-07-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ製造方法 |
US20140326394A1 (en) * | 2013-05-01 | 2014-11-06 | Bridgestone Corporation | Tire manufacturing method and tire |
WO2014178338A1 (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-06 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ製造方法及びタイヤ |
EP2993033A4 (en) * | 2013-05-01 | 2016-04-20 | Bridgestone Corp | TIRE AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME |
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