JPS62259574A

JPS62259574A - 煙草フイルタ

Info

Publication number: JPS62259574A
Application number: JP10268586A
Authority: JP
Inventors: 近藤　昭子; 近藤　きよ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-05-04
Filing date: 1986-05-04
Publication date: 1987-11-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、煙草埋骨中の有害成分のタール、ニコチン、
発癌物質、−酸化炭素等を減少させるためのフィルタと
これを用いたパイプに関する。

〔従来の技術〕

従来、埋置の有害成分のタール、ニコチン、−酸化炭素
等を除去するために、活性炭、ゼオライト、各種繊維、
連続気泡体（発泡体）等の埋置を通過し得る物質をパイ
プまたは、煙草に内蔵せしめ、有害成分を吸着、除去せ
しめることが行われている。しかし、これらは、煙草の
有害成分を吸着、除去する点で十分でなく、単独でしＪ
−酸化炭素、気相の発癌物質等の除去は殆ど出来ない。

そこで、種々の触媒物質を添加することが考えられてい
る。これらの触媒物質としては、白金、パラジウム、ル
テニウム、ロジウム等の貴金属、鉄、銅、ニッケル、コ
バルト等の遷移金属、あるいはその化合物であり、また
有機触媒物質、たとえばフタロシアニン、アスコルビン
酸等も用いられる。

しかし、触媒物質は有害物質の除去には効果があっても
、煙草の香味を悪化することがさけられず、嗜好物であ
る煙草に適用する上での大きな問題になっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、従来の触媒物質を添加したフィルタの味が悪
くなるという欠点を改良しようとするものであり、また
、有害物質除去の効果を向上することをも図るものであ
る。

本発明のフィルタは煙草のフィルタ部に装填される他、
パイプに内蔵して用いるものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、菌電類とともに触媒物質が含まれてなること
を特徴とする煙草フィルタを提供する。

〔作用〕

上記構成において、触媒物質とともに、菌望類の菌体ま
たはその抽出エキスをフィルタに含有せしめると、煙草
の煙が、触媒物質に触れることによる味の悪化が防止で
きる。その原理１作用については、菌Ｈ類の持つ成分が
関与することは明らかである。また、特に、菌墓頻の菌
体の加工体を用いる場合は、菌体の特殊な性状が関与す
るものと考えられる。菌体は８倣鏡的な微細な構造と比
較的に粗大な構造が共存しており、フィルタ効果に係る
とともに、その薬理作用を増大せしめているものと考え
られる。また、閉頭類の有機的作用が触媒物質の金属等
の無機物質による埋骨の香味の悪化を改善していると考
えられ、従来埋骨の香味の悪化が顕著であった触媒物質
においても、味が大幅に改善される。一方、閉頭類をフ
ィルタ部に用いるときには、閉頭類の種類に特有な香味
の変化がある。この香味の変化は特に、煙草を吸った後
味に現れる傾向にあり、そのため実際に煙草フィルタと
して利用できる菌望類は特定のものに制限されていた。

ところが、菌讐類を触媒物質とともにフィルタに用いる
と、この菌票類による後香味の変化が防止できることも
明らかになった。

本発明の効果は、程度の差はあるが菌讐頻一般に広く認
められる。

〔実施例〕

本発明の実施例として、以下の触媒物質と閉頭類の菌体
の粉砕加工体を煙草フィルタに用いる実験を示す。

触媒物質酸化鉄、リン酸水素カルシウム、クエン酸カルシウム、
酸化銅、パラジウム、白金　アスコルビン酸、フタロシ
アニン、ヘモグロビン等菌苗類ツリガネタケ、カワラタケ、アラゲカワラタケ、マンネ
ンタケ、コフキタケ、ツガタケ等のサルノコシカケ類、
シイタケ、マシュルーム、ヒラタケ等の肉質菌類実験は次の４種類を行った。

■　水溶性物質を菌望頻に噴霧または浸漬する。

上記閉頭類の菌体の粉砕加工体に、アスコルビン酸の水
溶液、銅、鉄等のイオンを含む溶液を噴霧し、これを送
風乾燥してフィルタ材とした。

例としてアスコルビン酸を示すと、閑菫頻の菌体加工体−１００ｇ当たり、アスコルビン酸
−・・０．８ｇ使用した複合フィルタを作製した。

■　触媒物質粉体を閉頭類に混合して用いる。

酸化銅、酸化鉄、パラジウムの粉末を閉頭類の菌体粉体
にまぶしてフィルタ材とする。

例えば、菌墓頻の粉砕加工体にパランうム、白金、酸化
銅、酸化鉄微粉等を混ぜて、さらにミル加工と混練をし
、煙草埋骨の通過フィルタとして用いた。

■　触媒物質を菌望類の菌体の粉体間に層状に挟んで用
いる。

市販のフタロ（テラセキ−製）のフタロフィルタを菌墓
類の菌体フィルタと併用した。

その他、各種触媒物質も同様に併用した。

■　閉頭類の菌体を微粉化し、これと触媒物質の粉体を
バインダとともに混練し、造粒して適当な粒度としてフ
ィルタ部に充填して用いた。

上記において、触媒物質の使用量は通常煙草フィルタに
用いる程度の量で良く、菌Ｈ類の使用量は十数ｍｇ〜１
５０ｎ＋ｇとした。菌讐頻によるくせ味がでる場合には
酸化触媒物質、例えばパラジウム、白金、酸化銅、酸化
鉄、或いは鉄や銅のイオンを含む溶液を増量すると良い
。

以上のいずれにおいても、煙草の香味の改善効果が認め
られるが、特に、上記■の水溶化して閉頭類に含有せし
め、触媒物質、菌望類の菌体を改変しない範囲で加熱乾
燥した場合に効率的であった。

また、■、■においては、触媒物質微粉と菌蟹頓の菌体
とを十分攪拌混練したとき効果的である。また、組み合
わせる触媒物質としては、特に、−酸化炭素除去触媒等
のガス層の有害成分を除去するものが有効であった。

本実施例のフィルタによれば、菌Ｍ’Ｓの菌体がニコチ
ン、タールの大幅な除去とさらに発癌物質の３，４ベン
ツピレン等の除去力を持ち、さらに相乗的に触媒物質の
除去、浄化力が作用して極めて効果的であり、−酸化炭
素等の除去も効果的に行える。また、その際、菌望類フ
ィルタによる後香味の変化と触媒物質による香味の悪化
がともに防止される。

なお、上記実施例では、菌Ｈ類の菌体を直接用いる場合
を示したが、菌墓類の菌体のエキスを熱水またはアルコ
ール抽出し、これをフィルタ材例えば天然繊維等に触媒
物質とともに含ませ、あるいは、菌体のエキスを顆粒上
になすとともにこれに触媒物質を含ませる等して、菌Ｈ
類の菌体のエキスと触媒物質をフィルタに共存するよう
にしてもよい。

なお、本発明について実施例を示したが、特に他の菌票
類と公知の種々の触媒物質を用いることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、菌菫頻の菌体と触媒物質を共に煙草フ
ィルタに含ませることにより、煙草の有害煙骨の除去を
効果的に行うとともに、触媒物質による香味の悪化と菌
菫類の菌体による後香味の変化をともに軽減することが
できるもので、これまで、煙草の香味を悪くするため使
い難かった触媒物質も使用可能となる等、実用上の効果
が大である。

Claims

【特許請求の範囲】

菌蕈類またはその抽出物と触媒物質が含まれてなること
を特徴とする煙草フィルタ。