JPS62258229A - 電磁クラツチ・ブレ−キ用励磁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁クラッチ・ブレーキ用の励磁装置に関する
。

〔従来の技術〕

ディスク型電磁クラッチ・ブレーキでは、ディスク型の
制動板を電磁石で吸引してブレーキ又はクラッチ作用を
させるものであるが、吸引動作を早くするために極めて
短時間励磁コイルに定格電圧より高い電圧（例えば、２
倍の電圧）を印加して過励磁する必要がある。このため
従来の励磁装置では、例えば、第２図に示すように２種
の交流電圧（例えば、３０Ｖと６０Ｖをそれぞれ出力す
る２個の２次巻線２１ａ、２１ｂをもつ電源トランス２
１と２組のブリッジ型全波整流器３１．３２を用い、こ
れらの余波整流器３１．３２から得られる２倍過励磁電
圧と定格励磁電圧を切替スイッチ４で切り替えて電磁ク
ラッチ・ブレーキの励磁コイル１に印加するもので、過
励磁を必要とする期間は切替スイッチ４の可動接点４ａ
を固定接点４ｂに接続させ、また定格励磁の場合は可動
接点４ａは固定接点４ｃへ接続するように切り替えられ
る。

従って、従来の励磁装置では、電源トランスの２個の２
次巻線と２組のブリッジ型全波整流器を含む２組の電源
が必要であり、構造が複雑で、また価格も高くなるとい
う欠点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、構造が簡単で安価な電磁クラッチ・ブレーキ
用励磁装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

２次側に中間タップをもつ電源トランスと、−組のブリ
ッジ型全波整流器と、１個の可動接点と２個の固定接点
をもつ切替スイッチを用い、全波整流器の一対の入力端
子を電源トランスの２次側の両端に接続し、一対の出力
端子の一方を直列に接続された励磁コイルを通って切替
スイッチの可動接点に接続し他方を切替スイッチの一方
の固定接点に接続し、電源トランスの中間タップを切替
スイッチの他方の固定接点に接続する。

〔作　用〕

切替スイッチの可動接点がブリッジ型全波整流器の出力
端子へ接続された固定接点へ接続されるとブリッジ型に
接続された全部の整流素子が作動してブリッジ型整流器
として作動し励磁コイルへは２倍過電圧を印加し、また
切替スイッチの可動接点を電源トランスの２次側の中間
タップに接続された固定接点の方へ切り替えるとブリッ
ジ型に接続された全整流素子のうち半数が作動してセン
タ・タップ型整流器として作動し励磁コイルへは定格電
圧を印加する。

〔実施例〕

第１図を参照して１本発明の電磁クラッチ・ブレーキ用
励磁装置の実施例を説明する。

電源トランス２は、交流電源から交流電力が入力される
１次側（１次巻線）と中間タップ２ａをもつ２次側（２
次巻線）からなり２次側の両端のそれぞれの端子と中間
タップ２ａの間では、例えば、それぞれ３０Ｖの交流電
圧が発生する。ブリッジ型全波整流器３は４個の整流素
子として整流ダイオードがブリッジ型に接続され、その
一対の入力端子３ａ、３ｂはそれぞれ電源トランス２の
２次側の両端に接続される。切替スイッチ４は１個の可
動接点４ａと２個の固定接点４ｂ、４ｃをもち、トラン
ジスタ、トチイアツク等の半導体スイッチング素子を用
いてもよい、可動接点４ａは、それに直列に接続された
電磁クラッチ番ブレーキの励磁コイルｌを通ってブリッ
ジ型全波整流回路 ３ｄに接続され、また２個の固定接点４ｂ、４ｃの一方
の固定接点４ｂは余波整流回路３の一方の出力端子３ｃ
に接続され、他方の固定接点４ｃは電源トランス２の２
次側の中間タップ２ａに接続される。

動作を説明すると、電磁クラッチ会ブレーキのディスタ
・クラッチ板等の制動板（図示なし）を吸引してブレー
キ又はクラッチ作用をさせるために、切替スイッチ４の
可動接点４ａを過励磁用の固定接点４ｂの方に接続する
と、可動接点４ａに直列に接続された励磁コイル１はブ
リッジ型全波整流器３の一対の出力端子３ｃと３ｄの間
に直列に接続される結果となり、定格電圧の２倍の過励
磁電圧が励磁コイル１に印加され、このため制動板は急
速に電磁石（図示なし）で吸引される。所定の極めて短
時間、この過励磁電圧を印加した後、定格電圧励磁に移
るため切替スイッチ４の可動接点４ａを定格励磁用の固
定接点４Ｃの方へ切り替えると、励磁コイル１は電源ト
ランス２の２次側の中間タップ２ａとブリッジ型全波整
流回路４の一対の出力端子３ｃ、３ｄの一方の端子３ｄ
の間に直列に接続されることになり、定格励磁電圧が励
磁コイルｌに印加され１、定格励磁が引続いて行われる
。なお、電磁クラッチ・ブレーキのブレーキ又はクラッ
チ作用を停止するには、切替スイッチ４の可動接点４ａ
を何れの固定接点４ｂ又は４ｃにも接続しない位置に置
けば、励磁電圧の印加は遮断され、制動板はスプリング
等の作用によって元の吸収されない位置に復帰する。

〔発明の効果〕

本発明においては、従来の励磁装置における２組のブリ
ッジ型全波整流器の代りにその１組な用い、また従来の
２個の別個の２次巻線をもつ電源トランスの代りに中間
タップ付の１個の２次巻線をもつ電源トランスを用い切
替スイッチにより２倍過励磁電圧又は定格励磁電圧を励
磁コイルに印加するようにしているので、従来のように
２組の電源を必要とせず構造が簡単で安価に製作できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電磁クラッチ・ブレーキ用励磁装置の
実施例の回路図、第２図は従来の励磁装置の回路図であ
る。 図において、 １−ｍ−励磁コイル ２−ｍ−電源トランス（中間タップ２ａをもつ）３−ｍ
−ブリッジ型全波整流回路 ４−ｍ−切替スイッチ 代理人　　弁理士　　後　藤　武　夫 代理人　　弁理士　　藤　本　　　礒 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　２次側に中間タップをもつ電源トランスと、１個の可
   動接点と２個の固定接点をもち、一方の固定接点が上記
   電源トランスの中間タップに接続される切替スイッチと
   、 一対の入力端子が上記電源トランスの２次側の両端にそ
   れぞれ接続され、一対の出力端子の一方が直列に接続さ
   れた電磁クラッチ・ブレーキの励磁コイルを通って上記
   切替スイッチの可動接点に接続され、上記一対の出力端
   子の他方が上記切換スイッチの他方の固定接点に接続さ
   れるブリッジ型全波整流器とからなり、上記切替スイッ
   チの切替動作により上記電磁クラッチ・ブレーキの励磁
   コイルには定格励磁電圧又は過励磁電圧が印加される電
   磁クラッチ・ブレーキ用励磁装置。